JPH0226781Y2 - - Google Patents

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JPH0226781Y2
JPH0226781Y2 JP9315387U JP9315387U JPH0226781Y2 JP H0226781 Y2 JPH0226781 Y2 JP H0226781Y2 JP 9315387 U JP9315387 U JP 9315387U JP 9315387 U JP9315387 U JP 9315387U JP H0226781 Y2 JPH0226781 Y2 JP H0226781Y2
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JP
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rubber crawler
core
core metal
shoulder
inner peripheral
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JP9315387U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はゴムクローラ走行装置に関する。
(従来の技術) 従来、土木作業機械の足廻りとしては専ら鉄キ
ヤタピラ1が使用されており、これが走行回動手
段には第1図A,Bに示す如き中鍔転輪2及び外
鍔転輪3がある。
近年ゴムクローラ4が一部使用されるものとな
り、これには第2図A,Bに示す如き中鍔転輪2
と、外転輪5があり、図Aのものは鉄キヤタピラ
用の中鍔転輪2が使用できるため兼用タイプとな
つて生産工程上に大きなメリツトとされている。
これに対し、図Bのものは外転輪5の外輪5
a,5aが鉄キヤタピラに適さないため兼用する
ことができない。本図面で6は芯金、7はゴムク
ローラ本体内でその長さ方向に埋設してなるスチ
ールコードである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで土木作業機械でゴムクローラ4を使用
する場合、中鍔転輪(第2図A)は転輪走行面が
芯金6の角型上面mとなることから、隣り合う両
者間の不連続面で振動が生じるとか、或は石など
の凸起体を乗り越すとき中折れ現象を生じ、この
とき隣り合う芯金角部間が開いて転輪が落ち込
み、次に抜け出るさいに両角部が強く蹴られるこ
とから芯金自体の剥離が起る問題となつて耐久性
が損われるものとなる。
これを防止するには芯金角部をT字型として該
寸法長fを大とすることが考えられるが、これを
大とすると第3図に示す如くスプロケツト8との
巻回箇所ではクローラ内周面は圧縮されることか
ら前後間で突当り現象gが発生するのであり、従
つて或る限界以上は大きくすることができないこ
とから、振動の減少や中折れ現象の効果的な防止
には自と限界があるものとなつている。
これに対し外転輪(第2図B)のものは転輪走
行面がゴムクローラ内周面上であつて連続してい
るため、斯有る問題はなくて振動を小ならしめる
ことができるものゝ、鉄キヤタピラと兼用できな
いこと及び転輪が直接ゴムクローラ表面と接触す
ることから該接触面に「えぐれ現象(水虫現象)」
を生ずるものとなつて耐久性が低下するものとな
つている。
本考案は斯有る問題点を解決せんとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は第4図に示す如く芯金10の両肩段1
0b,10bを芯金翼部巾Sより長くなる特殊な
構造となし、これを第5図に示す如くゴムクロー
ラ4内周面とほゞ一致するように埋設し(A図参
照)、両肩段10b,10bが内周面側へ露出す
るようになさしめると共に、隣り合う芯金の肩段
部間のゴムクローラ4に凹溝11を形成した(B
図参照)構成となす。このさい、10a,10a
は中央角部、10c,10cは左右翼端部であ
る。
(作用) 第6図は走行状態に於ける断面図であつて、転
輪3の左右翼端部3a,3aが芯金10の両肩段
10b,10bと押圧接触して走行する。
上記は外鍔転輪3の走行状態を示すものである
が、第7図は外転輪5のものを示し、外輪5a,
5aが芯金10の両肩段10b,10bと押圧接
触して走行する。
(実施例) 本考案ではゴムクローラ本体4に埋設する芯金
10を第4図に示す如く芯金の両肩段10b,1
0bを中央角部10a,10aと左右両翼端部1
0c,10cとの中間位置で水平方向に芯金翼部
巾Sより長く形成し、これを第5図A(巾方向断
面図)、B(長さ方向断面図)に示す如くゴムクロ
ーラ4の内周面とほゞ一致するように埋設し、両
肩段10b,10bがゴムクローラ4の内周面側
へ露出するようになさしめると共に、隣り合う芯
金の肩段部間に芯金10と平行に凹溝11を介在
形成してなる。
しかして、その走行状態では第6図及び第7図
に示す如く各転輪の外鍔3a,3a或は外輪5
a,5aが芯金10の両肩段10b,10bと押
圧接触して走行するのである。このさい、両肩段
10b,10bの寸法長hは芯金全体の大きさか
ら任意に設計することができるが、一般的には凡
そ0.7cm〜4cmとなされる。
(考案の効果) 本考案は以上の如く構成せしめるものであつ
て、転輪が鉄キヤタピラ用とゴムクローラ用の双
方で簡便に兼用できるものとなるのであり、且つ
転輪走行面mとスチールコード7間の距離を従来
のものに比べ比較的小さくすることができる。即
ち、第8図A(従来例)B(本考案例)に示す如く
転輪走行面が低くd>d1であり、且つe>e1であ
つて走行の安定性(中折れ現象が防止され振動が
小)が図れると共にスプロケツトとの巻付圧縮率
を小ならしめ、しかも巻付時の衝突を防止して効
果的な駆動伝達の行われるものとなるのである。
このさい、凹溝11はゴムクローラ本体の内周面
側に向う圧縮歪を逃がす作用効果を奏せしめるも
のとなる。
なお、本考案によればえぐれ現象がなくて耐久
性に優れると共に、えぐれ現象がないため転輪3
の外鍔巾v(第6図参照)を小ならしめて鉄キヤ
タピラとの兼用を可能となし、また従来中鍔転輪
ではクローラの外れ防止のために外れ防止板を設
ける必要があつたが、本考案では外鍔転輪の使用
で外れ防止効果の優れたゴムクローラ装置となす
ことのできるものである。また、第7図のように
外転輪型となすことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B及び第2図A,Bは従来装置を示
すもの、第3図は従来装置のスプロケツト箇所に
於ける巻回状態を示すもの、第4図は本考案装置
で使用される芯金の斜視図、第5図は該芯金をゴ
ムクローラ本内に埋込んだ状態を示すものでAは
ゴムクローラ巾方向断面図、同Bは長さ方向断面
図、第6図及び第7図は各種転輪の走行状態を示
す同巾方向断面図、第8図A,Bはスプロケツト
箇所の巻回状態を示すものでAは従来のもの、B
は本考案のものを示す。 1……鉄キヤタピラ、2……中鍔型転輪、3…
…外鍔型転輪、4……ゴムクローラ、5……外転
輪、6……芯金、7……スチールコード、8……
スプロケツト、10……芯金、10b,10b…
…肩段、11……凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯金10の両肩段10b,10bを、中央角部
    10a,10aと左右両翼端部10c,10cと
    の中間位置で水平方向に芯金翌部巾Sより長く形
    成し、これをゴムクローラ4の内周面とほゞ一致
    するように埋設し、両肩段10b,10bがゴム
    クローラ4の内周面側へ露出するようになさしめ
    ると共に、隣り合う芯金の肩段部間に芯金と平行
    の凹溝11を介在形成したことを特徴とするゴム
    クローラ走行装置。
JP9315387U 1987-06-16 1987-06-16 Expired JPH0226781Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992002399A1 (en) * 1990-08-08 1992-02-20 Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha Core metal for rubber crawler and crawler device
WO1992006884A1 (en) * 1990-10-18 1992-04-30 Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha Core bar of rubber crawler and crawler

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2654620B2 (ja) * 1987-07-24 1997-09-17 株式会社ブリヂストン ゴムクローラ
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