JP2604295Y2 - ゴムクローラ - Google Patents

ゴムクローラ

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JP2604295Y2
JP2604295Y2 JP1993022443U JP2244393U JP2604295Y2 JP 2604295 Y2 JP2604295 Y2 JP 2604295Y2 JP 1993022443 U JP1993022443 U JP 1993022443U JP 2244393 U JP2244393 U JP 2244393U JP 2604295 Y2 JP2604295 Y2 JP 2604295Y2
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祐作 加藤
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Fukuyama Rubber Industry Co Ltd
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は移動式建設機械用ゴムク
ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のゴムクローラ用芯金の1例
の斜視図であり、図に於いて11は芯金、11aは係合
部、11bは角部、11cは肩段部、11C,11c
は肩段部11cの前後の張出部、11dは翼部であ
る。
【0003】図9A及びBは前図の芯金11を埋設した
ゴムクローラ12を示すものであって、Aは内周側平面
図、Bは巾方向断面図であり、図に示すようにクローラ
本体12aの内部に芯金11が一定間隔置きに埋設され
ると共に、翼部11dの外周側に多数のスチールコード
Sが周方向に引き揃えて埋設してあり、内周面に脱輪防
止用の角部11b,11bが突出してその両外側に肩段
部11c,11cの上面が配列して転輪Tの側輪部T’
が転動する構成としてある。(Hは係合孔)
【0004】同図に於いて12uは前後の肩段部11
c,11c間の内周面に設けた凹溝であって、駆動スプ
ロケット等への捲回部に於いて前後の肩段部間隔が圧縮
されるために予めこの部分のゴム質を除いたものであ
り、またKはクローラ本体に於ける芯金埋設域、K’は
芯金間域であって、芯金埋設域Kが極めて剛性が高いた
めに曲がらないのに対して芯金間域K’は上記捲回部に
於いて少し曲がるものとしてある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところでゴムクローラ
が不整地作業等に於いて段差を越えて走行旋回した場合
に、ゴムクローラの一部に荷重が集中すると共に機体の
旋回による横巾方向の外力が作用してこの箇所の芯金間
域に捩れが生じることがあり、この場合には前後の芯金
の脱輪防止用の角部が横巾方向にずれるために(横ずれ
現象)、転輪や遊動輪が脱輪するものとなるのである。
本考案者は先に実開平2−40683号に於いてこの問
題の解決手段を開示したのであるが、本考案はこれに記
載のない新たな解決手段を開示するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のゴムクローラの
特徴は、巾方向中央の係合部の両外側へ順にそれぞれ一
対の角部、前後方向に張出部を有する軌道部、及び翼部
を備えた芯金を、該軌道部がクローラ本体の内周面に露
出するようにして周方向へ一定間隔で横置きに埋設する
と共に、該翼部の外周側にスチールコードの多数を周方
向に揃えて埋設したゴムクローラに於いて、各芯金は両
側の軌道部のそれぞれに於ける前後方向の何れか一方の
張出部の内側に該張出部よりも長く張り出す内側張出部
角部の前方箇所へ連接すると共に、該内側張出部の両
外側間隔Lを内側張出部の反対側の張出部の内側間隔
L’よりも狭いものとした構成となし、而して周方向前
後に隣接する芯金間に於いて一方の芯金の内側張出部の
外側となる張出部と他方の芯金の内側張出部の反対側の
張出部が相対する配置となし、且つクローラ巾方向視に
於いて該内側張出部と張出部とのそれぞれ端部が重なり
合う埋設間隔としたことにある。
【0007】
【作用】上記構成によれば、走行旋回中にゴムクローラ
の一部に横ずれ現象を生じさせるような外力が作用した
場合に於いても、この部分の芯金間域に於いて一方の芯
金の張出部と他方の芯金の内側張出部が当接して芯金の
横ずれ現象を生じないものとする。
【0008】
【実施例】図1A〜Cは本考案で使用されるゴムクロー
ラ用芯金の第1実施例を示すものであって、Aは平面
図、B及びCはそれぞれAの長さ方向及び巾方向の側面
図であり、図中1は芯金、1aは係合部、1bは角部、
1cは軌道部であって1c,1cは前後の張出部、
1dは翼部、1eは内側張出部、Jは張出部の張出し
長さ、Jは内側張出部の張出し長さ、Lは内側張出部
1e,1eの外側間隔、L’は内側張出部の反対側の張
出部1C,1Cの内側間隔であり、図に示すように
内側張出部1e,1eは片側の張出部1C,1C
それぞれ内側(芯金長さ方向中央側)に連接し、且つ角
部1bの前方箇所へ上記張出部1C ,1C より長く
張り出すようになすのであり(J<J)、また内側
張出部1e,1eの外側間隔Lは内側張出部の反対側の
張出部1C,1Cの内側間隔L’よりも狭いものと
なしてある。
【0009】図2A〜Cは上記の芯金1を埋設したゴム
クローラ2を示すものであって、Aは内周側平面図、B
及びCはそれぞれAのX−X線及びY−Y線断面図であ
り、図中2aはクローラ本体、2bはラグであって、図
に示すように各芯金1,1,…は軌道部1c及び内側張
出部1eの上面がクローラ本体2aの内周面に一致する
ように埋設してあり、また一方の芯金の内側張出部1
e,1eの外側となる張出部1c,1c及び他方の
芯金の張出部1c,1cが相対する配置とし、且つ
クローラ巾方向視に於いて1つの芯金の内側張出部1
e,1eと他側芯金の張出部1c,1cのそれぞれ
端部が少し重なり合う埋設間隔としてある(重複巾
V)。なお2uは内周面に於ける芯金間の小間隔に設け
た凹溝であって、前後に相対する張出部1c及び1c
間より内側張出部1eの先端外側に至る範囲に、図の
ように折れ曲がって連続するものとしてある。
【0010】図3A及びBは上記ゴムクローラ2の走行
時に於ける上記芯金間の作用説明図であって、走行中に
クローラ本体2aに対して矢印方向F,F或は
,Gの捩れが生ずるような力が働いても、張出部
1cと内側張出部1eが当接(m)するために、捩れ
が防止されて脱輪が生じないのである。
【0011】図4は本考案で使用されるゴムクローラ用
芯金の第2実施例の平面図(上面図)であって、図に示
すように芯金3は左右の軌道部3c、3c’に於ける反
対側の張出部3c,3c’のそれぞれ内側で角部1
bの前方箇所へ内側張出部3e,3eを連設したもので
あり、また内側張出部3e及び3e’の外側間隔L
張出部3c’及び、3cの内側間隔L’よりも狭
いものとしてある。図5は上記芯金3を埋設したゴムク
ローラ4の本体内に於ける各芯金3,3,・・・の配置
を示すものである。(4uは凹溝)
【0012】図6A及びBは上記芯金を備えたゴムクロ
ーラ4の走行時に於ける芯金間の作用説明図であって、
図Aに示すように矢印方向G,Gの捩れを生ずるよ
うな力に対しては、図のように隣接する芯金間で張出部
3c,3c’及び内側張出部3e,3e’がそれぞ
れ当接(m,m)するものとなるのであり、一方、図B
に於ける如く芯金3,3間に矢印方向F,F
捩れを生ずるような力に対しては、芯金3,3間に
於いては張出部3c,3c’及び内側張出部3e,
3e’がそれぞれ離間(m’,m’)する方向へ向かう
ものとなるが、芯金3,3間及び同3,3間に
於いてはそれぞれ当接(m,m)するものとなるため
に、図Bの場合に於いても捩れが防止されるものとなる
のである。
【0013】図7Aは本考案の別の実施例の芯金5を示
す斜視図であって、図に示すように角部1bの前方箇所
軌道部5c及び内側張出部5eを共に翼部5dと同じ高
さとしたものであり、同図Bは図Aの芯金5を埋設した
ゴムクローラ6の巾方向断面図であって、図に示すよう
に翼部5dはクローラ本体6aの内部に埋設するが、軌
道部5cの上面はゴム被覆しないものとして輪転Tの側
輪部T’の転動面とするのである。
【0014】このほか本考案のゴムクローラは上記実施
例に限定されるものではなく、上記内側張出部及び張出
部のそれぞれの上面の高さは少し相異させても良いので
あり、但しこの場合には該内側張出部及びこれに当接す
る位置の張出部のそれぞれの端部が充分に重なり合う厚
さとしてあることが必要となる。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上のように構成するものであ
って、隣接する芯金間に捩れを生じさせるような外力に
対して、該芯金間でそれぞれ張出部及び内側張出部とが
適宜当接することにより、大きな捩れ作用が起成される
ものとならないことから、脱輪を生じたりすることのな
いものであって作業性能の向上に寄与せしめることの大
なるものである。
【0016】また前記実開平2−40683号に記載し
た芯金手段は角部が比較的大となるものであるのに対し
て、本考案による芯金の内側張出部は転輪軌道部の張出
部の内側に薄肉として設けるものであるため、芯金の重
量及び製造コストの点に於いて大いに有利なものであ
る。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案で使用されるゴムクローラ用芯金の第1
実施例を示すものであって、Aは平面図、B及びCはそ
れぞれAの長さ方向及び巾方向の側面図である。
【図2】図1の芯金を埋設したゴムクローラを示すもの
であって、Aは内周側平面図、B及びCはそれぞれAの
X−X線及びY−Y線断面図である。
【図3】図2のゴムクローラの走行時に於ける芯金間の
作用説明図である。
【図4】本考案で使用されるゴムクローラ用芯金の第2
実施例の平面図である。
【図5】図4の芯金を埋設したゴムクローラ内に於ける
各芯金の配置を示すものである。
【図6】図4の芯金を備えたゴムクローラの走行時に於
ける芯金間の作用説明図である。
【図7】本考案の別の実施例を示すものであって、Aは
芯金の斜視図、Bは図Aの芯金埋設したゴムクローラの
巾方向断面図である。
【図8】従来のゴムクローラ用芯金の1例の斜視図であ
る。
【図9】図8の芯金を埋設したゴムクローラを示すもの
であって、Aは内周側平面図、Bは巾方向断面図であ
る。
【符号の説明】
1,3,3,3,3,3,5 芯金 1a 係合部 1b 角部 1c,3c,3c,,5c 軌道部 1c,1c,3c,3c,3c’,3c
張出部 1d 翼部 1e,3e,3e’,5e 内側張出部 2,4,6 ゴムクローラ 2a,6a クローラ本体 2b ラグ 2u,4u 凹溝 11 従来の芯金 11c 肩段部 11c,11c 張出部 12 従来のゴムクローラ 12u 凹溝 S スチールコード T 転輪 T’ 側輪部 H 係合孔 K 芯金埋設域 K’ 芯金間域 J,J 張出し長さ L,L 内側張出部の外側間隔 L’,L’ 張出部の内側間隔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−87473(JP,A) 特開 平5−345581(JP,A) 特開 平2−267084(JP,A) 実開 平4−67585(JP,U) 実開 平4−46992(JP,U) 実開 平1−154980(JP,U) 実開 平2−40683(JP,U) 実開 平1−173091(JP,U) 特公 昭63−41353(JP,B2) 実公 昭63−18555(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/253

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯金巾方向中央の係合部の両外側へ順
    に、それぞれ一対の角部、前後方向に張出部を有する軌
    道部、及び翼部を備えた芯金を、該軌道部がクローラ本
    体の内周面に露出するようにして周方向へ一定間隔で横
    置きに埋設すると共に、該翼部の外周側にスチールコー
    ドの多数を周方向に揃えて埋設したゴムクローラに於い
    て、各芯金は両側の軌道部のそれぞれに於ける前後方向
    の何れか一方の張出部の内側に該張出部よりも長く張り
    出す内側張出部を角部の前方箇所へ連接すると共に、該
    内側張出部の両外側間隔Lを内側張出部の反対側の張出
    部の内側間隔L’よりも狭いものとした構成となし、而
    して周方向前後に隣接する芯金間に於いて一方の芯金の
    内側張出部の外側となる張出部と他方の芯金の内側張出
    部の反対側の張出部が相対する配置となし、且つクロー
    ラ巾方向視に於いて該内側張出部と張出部とのそれぞれ
    端部が重なり合う埋設間隔としたことを特徴とするゴム
    クローラ。
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CN114670944B (zh) * 2022-04-11 2023-02-03 浙江永鼎机械科技股份有限公司 一种高稳定性铁齿

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