JP4423110B2 - 弾性クローラ - Google Patents
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かかる弾性クローラとしては、例えば図6〜図8に示すように、無端帯状に形成された弾性材料製のクローラ本体1と、その内周面(非接地面)に一体的に突設された複数のガイド突起2と、クローラ本体1の外周面(接地面)に一体的に突設された複数のラグ3とを備え、クローラ本体1の内部に、複数の幅方向補強体(芯金)4が帯長手方向に所定間隔おきに埋設され、さらに、その幅方向補強体4よりもクローラ内周面側に帯長手方向に延びた無端状の内周側抗張体5が、複数本、帯幅方向に並列して埋設されているとともに、前記幅方向補強体4よりもクローラ外周面側に帯長手方向に延びた無端状の外周側抗張体6とが、複数本、帯幅方向に並列して埋設されているものが知られている。この弾性クローラは、各種の無限走行装置の駆動輪、従動輪等の転輪Tに巻き掛けられて用いられ、当該転輪Tがガイド突起2より脱輪しないように構成されている。
さらに他の弾性クローラとしては、クローラ本体の内部に、幅方向補強体(芯金)の帯長手方向の前後に別体の幅方向補強体をさらに埋設させるとともに、それら幅方向補強体の内周面側及び外周面側のうちの少なくとも一方に位置するよう抗張体を埋設させたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
本実施形態に係る弾性クローラKは、各種の無限走行装置の駆動輪、従動輪等の転輪Tに巻きかけられて用いられる摩擦駆動式のクローラであり、ゴム、合成樹脂等の弾性材料を用いて無端帯状に形成されたクローラ本体10と、このクローラ本体10の内周面(非接地面側)に一体的に突設された複数の脱輪防止用のガイド突起11と、クローラ本体10の外周面(接地面側)に一体的に突設された複数の牽引力発生用のラグ13とを有している。
一方、ラグ13は、クローラ本体11と同じ弾性材料により形成されて帯幅方向に一直線に延びた形状をしており、帯長手方向に所定間隔おきに略一定のピッチ(例えば等間隔ピッチ)で、かつ、ガイド突起11と略同一のピッチで、クローラ本体11外周面に一体的に突設されて形成されている。
さらに、図2〜図5を参照して、クローラ本体10の内部には、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエステル、ケブラー等の有機繊維、スチールコードなどからなる抗張体21、31が複数本埋設されている。かかる抗張体のうち複数の内周側抗張体21はクローラ内周面側に埋設されており、複数の外周側抗張体31はクローラ外周面側に埋設されている。
さらに、図3に示すように、各内周側抗張体21bは、幅方向補強体12よりもクローラ内周面側において、帯長手方向に沿って一直線状に延びて埋設されており、ガイド突起11の形成部分以外の部分(帯幅方向中央)に対応した帯幅方向範囲W(図4、図5参照)に存在している。また、各外周側抗張体31bは、幅方向補強体12よりもクローラ外周面側において、幅方向補強体の下面に沿うように外周面側に膨出した部分を有して帯長手方向に延びて埋設されており、ガイド突起11の形成部分以外の部分(帯幅方向中央)に対応した帯幅方向範囲W(図4、図5参照)に存在している。
また、ラグ13のパターンは、直線状に限らず、千鳥状などの適宜のパターンを採用することができる。さらに、幅方向補強体12の形状は、上記形状に限らず、平板状などの適宜の形状に形成されてあってもよい。また、クローラ本体10の形状など、適宜に変更することができるのは勿論である。
さらに、本発明は、摩擦駆動式の弾性クローラに限らず、スプロケット駆動などの強制的に駆動させる噛合駆動式の弾性クローラにも適用することができる。
11 ガイド突起
12 幅方向補強体
13 ラグ
21a、21b 内周側抗張体
31a、31b 外周側抗張体
A ガイド突起の形成部分に対応した帯幅方向範囲に存在する抗張体のクローラ厚み方向中心位置
B ガイド突起の形成部分以外の部分に対応した帯幅方向範囲に存在する抗張体のクローラ厚み方向中心位置
K 弾性クローラ
S ガイド突起の形成部分に対応した帯幅方向範囲
W ガイド突起の形成部分以外の部分に対応した帯幅方向範囲
Claims (5)
- 無端帯状に形成された弾性材料製のクローラ本体と、前記クローラ本体内に帯長手方向に所定間隔おきに埋設された幅方向補強体と、前記クローラ本体内に帯長手方向に延びて埋設された抗張体と、前記クローラ本体の内周面に突設されたガイド突起と、前記クローラ本体の外周面に突設されたラグと、を備えた弾性クローラであって、
前記抗張体は、前記幅方向補強体よりもクローラ内周面側に位置する内周側抗張体と、前記幅方向補強体よりもクローラ外周面側に位置する外周側抗張体とを有しており、
かつ、隣接する幅方向補強体間の全帯幅方向範囲において、前記ガイド突起の形成部分に対応した帯幅方向範囲に存在する抗張体のクローラ厚み方向中心位置が、前記ガイド突起の形成部分以外の部分に対応した帯幅方向範囲に存在する抗張体のクローラ厚み方向中心位置よりも、クローラ外周面側に位置していることを特徴とする弾性クローラ。 - 前記ガイド突起の形成部分に対応した帯幅方向範囲に存在する内周側抗張体は、帯長手方向断面視において、略直線状に延びて埋設されており、
かつ、前記ガイド突起の形成部分に対応した帯幅方向範囲に存在する外周側抗張体は、帯長手方向断面視において、幅方向補強体に沿うように延びて埋設されている請求項1記載の弾性クローラ。 - 前記ガイド突起の形成部分以外の部分に対応した帯幅方向範囲に存在する内周側抗張体は、帯長手方向断面視において、略直線状に延びて埋設されており、
かつ、前記ガイド突起の形成部分以外の部分に対応した帯幅方向範囲に存在する外周側抗張体は、帯長手方向断面視において、幅方向補強体に沿うように延びて埋設されている請求項1または2記載の弾性クローラ。 - 前記ガイド突起の表面に、低摩擦係数部材が配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の弾性クローラ。
- 摩擦駆動式又は噛合駆動式である請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾性クローラ。
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