JPH06329059A - クローラ式走行装置のクローラベルト - Google Patents
クローラ式走行装置のクローラベルトInfo
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- JPH06329059A JPH06329059A JP12287393A JP12287393A JPH06329059A JP H06329059 A JPH06329059 A JP H06329059A JP 12287393 A JP12287393 A JP 12287393A JP 12287393 A JP12287393 A JP 12287393A JP H06329059 A JPH06329059 A JP H06329059A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クローラ式走行装置において、駆動バーの係
合突起への噛み合いを良好に行い得るようにすると共
に、駆動バーの脱輪を防止し、さらに、係合突起の欠け
或いは亀裂を防止する。 【構成】 無端帯状に形成された本体部２Ａと、この本
体部２Ａの内周面の幅方向中央側に周方向に亘って間隔
をおいて設けた幅方向一対の係合突起７とを弾性体によ
って一体形成してクローラベルト２を主構成し、本体部
２Ａの内周側の係合突起７間に配置される駆動輪３を回
転駆動して、該駆動輪３の外周側に設けた駆動バー１１
を係合突起７に接当させて噛み合わせることでクローラ
ベルト２を循環回走させるように構成し、前記係合突起
７の駆動バー１１との接当部分を、係合突起７と駆動バ
ー１１との間の摩擦力を低減させる被覆体８で覆う。
合突起への噛み合いを良好に行い得るようにすると共
に、駆動バーの脱輪を防止し、さらに、係合突起の欠け
或いは亀裂を防止する。 【構成】 無端帯状に形成された本体部２Ａと、この本
体部２Ａの内周面の幅方向中央側に周方向に亘って間隔
をおいて設けた幅方向一対の係合突起７とを弾性体によ
って一体形成してクローラベルト２を主構成し、本体部
２Ａの内周側の係合突起７間に配置される駆動輪３を回
転駆動して、該駆動輪３の外周側に設けた駆動バー１１
を係合突起７に接当させて噛み合わせることでクローラ
ベルト２を循環回走させるように構成し、前記係合突起
７の駆動バー１１との接当部分を、係合突起７と駆動バ
ー１１との間の摩擦力を低減させる被覆体８で覆う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン、ハーベス
タ又は雪上車等の走行車両に採用されるクローラ式走行
装置のクローラベルトに関するものである。
タ又は雪上車等の走行車両に採用されるクローラ式走行
装置のクローラベルトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】クローラ式走行装置は、クローラベルト
を駆動輪，従動輪及びこれらの間に配置される転輪に亘
って掛装してなる。クローラベルトはゴム様弾性材料か
ら形成され、無端帯状に形成された本体部の内周面の幅
方向中央側に、幅方向一対の係合突起を周方向に亘って
間隔をおいて一体形成すると共に、本体部の外周面に、
ラグを周方向に亘って間隔をおいて一体形成してなる。
を駆動輪，従動輪及びこれらの間に配置される転輪に亘
って掛装してなる。クローラベルトはゴム様弾性材料か
ら形成され、無端帯状に形成された本体部の内周面の幅
方向中央側に、幅方向一対の係合突起を周方向に亘って
間隔をおいて一体形成すると共に、本体部の外周面に、
ラグを周方向に亘って間隔をおいて一体形成してなる。
【０００３】図１１に示すように、前記駆動輪２１は、
ホイール２２の外周部に、クローラベルト幅方向両側に
突出する駆動バー２３を周方向全周に亘って間隔をおい
て設けてなる。駆動バー２３はクローラベルト２４の係
合突起２５と略同ピッチとされていて、駆動輪２１を回
転駆動させ、駆動バー２３を一対の係合突起２５に接当
させて噛み合わせることで、クローラベルトを周方向に
循環回走させるようになっている。
ホイール２２の外周部に、クローラベルト幅方向両側に
突出する駆動バー２３を周方向全周に亘って間隔をおい
て設けてなる。駆動バー２３はクローラベルト２４の係
合突起２５と略同ピッチとされていて、駆動輪２１を回
転駆動させ、駆動バー２３を一対の係合突起２５に接当
させて噛み合わせることで、クローラベルトを周方向に
循環回走させるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、駆動輪２１を図１１矢印Ｅ方向に回転させて駆動
バー２３を係合突起２５に噛み合わせる際、駆動バー２
３は係合突起２５の頂部側から根元側にかけて滑り込ん
で噛み合うのであるが、係合突起２５はゴム様弾性体か
ら形成されていて、駆動バー２３との間の摩擦力が大
で、駆動バー２３が係合突起２５の根元側に良好に滑り
込まず、途中で止まり、嵌まり込まないことがある。
ては、駆動輪２１を図１１矢印Ｅ方向に回転させて駆動
バー２３を係合突起２５に噛み合わせる際、駆動バー２
３は係合突起２５の頂部側から根元側にかけて滑り込ん
で噛み合うのであるが、係合突起２５はゴム様弾性体か
ら形成されていて、駆動バー２３との間の摩擦力が大
で、駆動バー２３が係合突起２５の根元側に良好に滑り
込まず、途中で止まり、嵌まり込まないことがある。
【０００５】また、駆動バー２３が係合突起２５の根元
側に嵌まり込んでも、図１２に示すように、駆動バー２
３が係合突起２５の根元側から頂部側へとかけ上がるこ
ともある。その他、クローラベルト２４のテンション不
良や、凹凸の大なる路上の走行時において、駆動バー２
３と係合突起２５との噛み合いがずれることもある。
側に嵌まり込んでも、図１２に示すように、駆動バー２
３が係合突起２５の根元側から頂部側へとかけ上がるこ
ともある。その他、クローラベルト２４のテンション不
良や、凹凸の大なる路上の走行時において、駆動バー２
３と係合突起２５との噛み合いがずれることもある。
【０００６】そして、前記したように、駆動バー２３と
係合突起２５との噛み合いがずれると、脱輪に至る場合
がある。また、係合突起２５に金属或いは樹脂等からな
る補強芯材が埋設されていない場合、係合突起２５の剛
性不足，強度不足が生じ、駆動バー２３から係合突起２
５に大きな力が作用すると、係合突起２５が弾性変形し
て駆動輪２１が脱輪する恐れがあると共に、係合突起２
５に欠け或いは亀裂が生じたりする。
係合突起２５との噛み合いがずれると、脱輪に至る場合
がある。また、係合突起２５に金属或いは樹脂等からな
る補強芯材が埋設されていない場合、係合突起２５の剛
性不足，強度不足が生じ、駆動バー２３から係合突起２
５に大きな力が作用すると、係合突起２５が弾性変形し
て駆動輪２１が脱輪する恐れがあると共に、係合突起２
５に欠け或いは亀裂が生じたりする。
【０００７】そこで、本発明は前記問題点を解消するこ
とを目的とする。
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明が、前記目的を達
成するために講じた技術的手段は、無端帯状に形成され
た本体部２Ａと、この本体部２Ａの内周面の幅方向中央
側に周方向に亘って間隔をおいて設けた幅方向一対の係
合突起７とを弾性体によって一体形成し、本体部２Ａの
内周側の係合突起７間に配置される駆動輪３を回転駆動
して、該駆動輪３の外周側に設けた駆動バー１１を係合
突起７に接当させて噛み合わせることで循環回走させる
ようにしたクローラ式走行装置のクローラベルトにおい
て、前記係合突起７の駆動バー１１との接当部分を、係
合突起７と駆動バー１１との間の摩擦力を低減させる被
覆体８で覆った点にある。
成するために講じた技術的手段は、無端帯状に形成され
た本体部２Ａと、この本体部２Ａの内周面の幅方向中央
側に周方向に亘って間隔をおいて設けた幅方向一対の係
合突起７とを弾性体によって一体形成し、本体部２Ａの
内周側の係合突起７間に配置される駆動輪３を回転駆動
して、該駆動輪３の外周側に設けた駆動バー１１を係合
突起７に接当させて噛み合わせることで循環回走させる
ようにしたクローラ式走行装置のクローラベルトにおい
て、前記係合突起７の駆動バー１１との接当部分を、係
合突起７と駆動バー１１との間の摩擦力を低減させる被
覆体８で覆った点にある。
【０００９】
【作用】被覆体によって係合突起と駆動バーとの間の摩
擦力を低減されていることから、駆動バーが係合突起に
噛み合う際、駆動バー２３は係合突起２５の頂部側から
根元側にかけて良好に滑り込んで噛み合うと共に、駆動
バー２３と係合突起２５との噛み合いがずれた場合であ
っても、駆動バーが係合突起の根元側へと滑り込んで、
脱輪に至ることはない。
擦力を低減されていることから、駆動バーが係合突起に
噛み合う際、駆動バー２３は係合突起２５の頂部側から
根元側にかけて良好に滑り込んで噛み合うと共に、駆動
バー２３と係合突起２５との噛み合いがずれた場合であ
っても、駆動バーが係合突起の根元側へと滑り込んで、
脱輪に至ることはない。
【００１０】また、被覆体によって、係合突起の剛性が
アップされる。
アップされる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１乃至図７は第１実施例を示し、図２におい
て、１はクローラ式走行装置で、ゴム等の弾性材料から
無端帯状に形成されたクローラベルト２を、駆動輪３、
従動輪４及びそれらの間の転輪５に掛装して成る。
する。図１乃至図７は第１実施例を示し、図２におい
て、１はクローラ式走行装置で、ゴム等の弾性材料から
無端帯状に形成されたクローラベルト２を、駆動輪３、
従動輪４及びそれらの間の転輪５に掛装して成る。
【００１２】図１、図４及び図５に示すように、クロー
ラベルト２は、無端帯状の本体部２Ａの外周面（接地
面）に第１のラグ６Ａと第２のラグ６Ｂとを周方向に亘
って交互に一体形成すると共に、内周面の左右方向（ク
ローラベルト幅方向）中央側に左右一対の係合突起７を
周方向に亘って等間隔をおいて一体形成してなる。ま
た、クローラベルト２の内周面には被覆体８が設けられ
ており、クローラベルト２内部には長手方向に配設され
たスチールコード９が多数本埋設されている。
ラベルト２は、無端帯状の本体部２Ａの外周面（接地
面）に第１のラグ６Ａと第２のラグ６Ｂとを周方向に亘
って交互に一体形成すると共に、内周面の左右方向（ク
ローラベルト幅方向）中央側に左右一対の係合突起７を
周方向に亘って等間隔をおいて一体形成してなる。ま
た、クローラベルト２の内周面には被覆体８が設けられ
ており、クローラベルト２内部には長手方向に配設され
たスチールコード９が多数本埋設されている。
【００１３】なお、係合突起７には補強芯材は埋設され
ていない。駆動輪３は、図２及び図５に示すように、ホ
イール１０の外周に左右両側に突出する駆動バー１１を
周方向等間隔をおいて設けて成る。また、前記係合突起
７のクローラベルト周方向両側の面が駆動バー接当面７
Ａとされていて、駆動輪３を回転させ、駆動バー１１を
一対の係合突起７の駆動バー接当面７Ａに接当させて係
合突起７に噛み合わせることで、クローラベルト２を周
方向に正逆転自在に循環回走させるようになっている。
ていない。駆動輪３は、図２及び図５に示すように、ホ
イール１０の外周に左右両側に突出する駆動バー１１を
周方向等間隔をおいて設けて成る。また、前記係合突起
７のクローラベルト周方向両側の面が駆動バー接当面７
Ａとされていて、駆動輪３を回転させ、駆動バー１１を
一対の係合突起７の駆動バー接当面７Ａに接当させて係
合突起７に噛み合わせることで、クローラベルト２を周
方向に正逆転自在に循環回走させるようになっている。
【００１４】従動輪４及び転輪５は、図６に示すよう
に、本体部２Ａの内周面の、一対の係合突起７の左右両
側上を相対的に転動する跨ぎ転輪とされるか、又は、図
７に示すように、本体部２Ａの内周面の、一対の係合突
起７間上を相対的に転動する中転輪とされる。前記被覆
体８は帆布その他の布織物からなり、これによって本体
部２Ａの左右方向中央側が全周に亘って被覆されてい
て、係合突起７の駆動バー接当面７Ａを覆っており、従
って、駆動バー１１は係合突起７の駆動バー接当面７Ａ
に直接接当するのではなく被覆体８を介して接当するこ
ととなり、駆動バー１１と駆動バー接当面７Ａとの間の
摩擦力が低減される。
に、本体部２Ａの内周面の、一対の係合突起７の左右両
側上を相対的に転動する跨ぎ転輪とされるか、又は、図
７に示すように、本体部２Ａの内周面の、一対の係合突
起７間上を相対的に転動する中転輪とされる。前記被覆
体８は帆布その他の布織物からなり、これによって本体
部２Ａの左右方向中央側が全周に亘って被覆されてい
て、係合突起７の駆動バー接当面７Ａを覆っており、従
って、駆動バー１１は係合突起７の駆動バー接当面７Ａ
に直接接当するのではなく被覆体８を介して接当するこ
ととなり、駆動バー１１と駆動バー接当面７Ａとの間の
摩擦力が低減される。
【００１５】これによって、駆動バー１１は係合突起７
にスムースに噛合すると共に、駆動バー１１と係合突起
７との噛み合いにずれが生じた場合であっても、駆動バ
ー１１が係合突起７の根元側に滑り込んで、前記ずれが
解消される。また、被覆体８によって係合突起７が補強
され、これによって剛性アップが図られている。
にスムースに噛合すると共に、駆動バー１１と係合突起
７との噛み合いにずれが生じた場合であっても、駆動バ
ー１１が係合突起７の根元側に滑り込んで、前記ずれが
解消される。また、被覆体８によって係合突起７が補強
され、これによって剛性アップが図られている。
【００１６】また、被覆体８の左右側縁は、波状に形成
されていて、クローラベルト周方向の係合突起７間の被
覆体８の左右幅Ｂが、係合突起７を覆う部分の被覆体８
の左右幅Ｃよりも幅広とされている。これは、本体部２
Ａの左右係合突起７間或いは左右一対の係合突起７の左
右方向外側が従動輪４又は転輪５の転動面とされ、この
転動面はクローラベルト周方向の係合突起７間では剛性
が低く、係合突起７形成部分では剛性が高く、この剛性
差によって振動が発生するのであるが、クローラベルト
周方向の係合突起７間の被覆体８の左右幅Ｂを広くする
ことで、前記転動面の剛性差を少なくして、振動に対す
る改善を図ったものである。
されていて、クローラベルト周方向の係合突起７間の被
覆体８の左右幅Ｂが、係合突起７を覆う部分の被覆体８
の左右幅Ｃよりも幅広とされている。これは、本体部２
Ａの左右係合突起７間或いは左右一対の係合突起７の左
右方向外側が従動輪４又は転輪５の転動面とされ、この
転動面はクローラベルト周方向の係合突起７間では剛性
が低く、係合突起７形成部分では剛性が高く、この剛性
差によって振動が発生するのであるが、クローラベルト
周方向の係合突起７間の被覆体８の左右幅Ｂを広くする
ことで、前記転動面の剛性差を少なくして、振動に対す
る改善を図ったものである。
【００１７】また、本体部２Ａの周方向の係合突起７間
の剛性が向上されることから、捻じれに対する剛性もア
ップされ、クローラベルト２の捻じれによる脱輪をも防
止している。さらに、従動輪４，転輪５が中転輪の場
合、これらは係合突起７の左右方向内側面７Ｂでガイド
されるが、係合突起７は被覆体８によって内側面７Ｂを
も被覆されているので、転輪５等のガイド力が高まると
共に、転輪５等が係合突起７に乗り上がろうとした時で
も滑り落ち易く、転輪５等が外れ難くなると云う効果を
奏する。
の剛性が向上されることから、捻じれに対する剛性もア
ップされ、クローラベルト２の捻じれによる脱輪をも防
止している。さらに、従動輪４，転輪５が中転輪の場
合、これらは係合突起７の左右方向内側面７Ｂでガイド
されるが、係合突起７は被覆体８によって内側面７Ｂを
も被覆されているので、転輪５等のガイド力が高まると
共に、転輪５等が係合突起７に乗り上がろうとした時で
も滑り落ち易く、転輪５等が外れ難くなると云う効果を
奏する。
【００１８】なお、前記被覆体８は帆布等の布織物に限
られることはなく、ナイロン，ポリエステル，テフロ
ン，その他の樹脂材料或いは金属材料からシート状に形
成されたもの等、駆動バー１１と係合突起７との間の摩
擦力を低減させるものであれば、どのような材料で形成
されていてもよい。図８及び図９は第２実施例を示し、
前記実施例における被覆体８が、係合突起７の左右方向
外側面７Ｃをも覆うようにしたものであり、このものに
あっても、クローラベルト周方向の係合突起７間の被覆
体８の左右幅Ｂが、係合突起７を覆う部分の被覆体８の
左右幅Ｃよりも幅広とされている。
られることはなく、ナイロン，ポリエステル，テフロ
ン，その他の樹脂材料或いは金属材料からシート状に形
成されたもの等、駆動バー１１と係合突起７との間の摩
擦力を低減させるものであれば、どのような材料で形成
されていてもよい。図８及び図９は第２実施例を示し、
前記実施例における被覆体８が、係合突起７の左右方向
外側面７Ｃをも覆うようにしたものであり、このものに
あっても、クローラベルト周方向の係合突起７間の被覆
体８の左右幅Ｂが、係合突起７を覆う部分の被覆体８の
左右幅Ｃよりも幅広とされている。
【００１９】この実施例のものにあっては、従動輪４，
転輪５が跨ぎ転輪とされた場合であっても、前記と同
様、転輪５等が外れ難くなると云う効果を奏する。図１
０は第３実施例を示し、被覆体８が左右に分割されてお
り、本体部２Ａ内周面の左右係合突起７間が全周に亘っ
て被覆されていないものである。また、係合突起７の内
側面７Ｂも被覆されていない。
転輪５が跨ぎ転輪とされた場合であっても、前記と同
様、転輪５等が外れ難くなると云う効果を奏する。図１
０は第３実施例を示し、被覆体８が左右に分割されてお
り、本体部２Ａ内周面の左右係合突起７間が全周に亘っ
て被覆されていないものである。また、係合突起７の内
側面７Ｂも被覆されていない。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、係合突起の駆動バーと
の接当部分を、係合突起と駆動バーとの間の摩擦力を低
減させる被覆体で覆ったことから、駆動バーが係合突起
にスムースに噛み合うと共に、駆動バー２３と係合突起
２５との噛み合いがずれた場合であっても、駆動バーが
係合突起の根元側へと滑り込んで、脱輪に至ることはな
い。
の接当部分を、係合突起と駆動バーとの間の摩擦力を低
減させる被覆体で覆ったことから、駆動バーが係合突起
にスムースに噛み合うと共に、駆動バー２３と係合突起
２５との噛み合いがずれた場合であっても、駆動バーが
係合突起の根元側へと滑り込んで、脱輪に至ることはな
い。
【００２１】また、係合突起に補強芯材が埋設されてい
ない場合であっても、被覆体によって係合突起の剛性ア
ップが図れ、駆動バーから係合突起に大きな力が作用し
た場合に、係合突起の剛性不足ために係合突起が大きく
弾性変形して駆動輪が脱輪するということも解消できる
と共に、係合突起の欠け或いは亀裂の発生を防止でき
る。
ない場合であっても、被覆体によって係合突起の剛性ア
ップが図れ、駆動バーから係合突起に大きな力が作用し
た場合に、係合突起の剛性不足ために係合突起が大きく
弾性変形して駆動輪が脱輪するということも解消できる
と共に、係合突起の欠け或いは亀裂の発生を防止でき
る。
【図１】第１実施例に係るクローラベルトの内周面を示
す図である。
す図である。
【図２】クローラ式走行装置の簡略図である。
【図３】駆動輪巻掛け部分の拡大側面図である。
【図４】クローラベルトの外周面を示す図である。
【図５】図１のＡ−Ａ線矢示断面図である。
【図６】従動輪又は転輪の正面図である。
【図７】他の従動輪又は転輪の正面図である。
【図８】第２実施例に係るクローラベルトの内周面を示
す図である。
す図である。
【図９】図８のＤ−Ｄ線矢示断面図である。
【図１０】第２実施例に係るクローラベルトの内周面を
示す図である。
示す図である。
【図１１】従来例に係る駆動輪巻掛け部分の側面図であ
る。
る。
【図１２】従来例に係る駆動輪巻掛け部分の側面図であ
る。
る。
２ クローラベルト ２Ａ 本体部 ３ 駆動輪 ７ 係合突起 ７Ａ 駆動バー接当面 ８ 被覆体 １１ 駆動バー
Claims (1)
- 【請求項１】 無端帯状に形成された本体部（２Ａ）
と、この本体部（２Ａ）の内周面の幅方向中央側に周方
向に亘って間隔をおいて設けた幅方向一対の係合突起
（７）とを弾性材料によって一体形成し、本体部（２
Ａ）の内周側の係合突起（７）間に配置される駆動輪
（３）を回転駆動して、該駆動輪（３）の外周側に設け
た駆動バー（１１）を係合突起（７）に接当させて噛み
合わせることで循環回走させるようにしたクローラ式走
行装置のクローラベルトにおいて、 前記係合突起（７）の駆動バー（１１）との接当部分
を、係合突起（７）と駆動バー（１１）との間の摩擦力
を低減させる被覆体（８）で覆ったことを特徴とするク
ローラ式走行装置のクローラベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12287393A JP3192273B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | クローラ式走行装置のクローラベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12287393A JP3192273B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | クローラ式走行装置のクローラベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06329059A true JPH06329059A (ja) | 1994-11-29 |
| JP3192273B2 JP3192273B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=14846743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12287393A Expired - Fee Related JP3192273B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | クローラ式走行装置のクローラベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3192273B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002145135A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-05-22 | Komatsu Ltd | ゴム履帯 |
| EP1437292A1 (en) | 2003-01-10 | 2004-07-14 | Kubota Corporation | Crawler traveling apparatus |
| JP2004216991A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Kubota Corp | クローラ走行装置 |
| WO2021075386A1 (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | 株式会社ブリヂストン | 弾性クローラ |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12287393A patent/JP3192273B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US6890042B2 (en) | 2003-01-10 | 2005-05-10 | Kubota Corporation | Crawler traveling apparatus |
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