JPS5911468B2 - 無端帯履帯 - Google Patents

無端帯履帯

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JPS5911468B2
JPS5911468B2 JP15417081A JP15417081A JPS5911468B2 JP S5911468 B2 JPS5911468 B2 JP S5911468B2 JP 15417081 A JP15417081 A JP 15417081A JP 15417081 A JP15417081 A JP 15417081A JP S5911468 B2 JPS5911468 B2 JP S5911468B2
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JP
Japan
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endless band
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endless
core
recessed part
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JP15417081A
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JPS5795271A (en
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謙一 酒井
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OOTSU TAIYA KK
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OOTSU TAIYA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はクローラを初めとする無端走行駆動装置のた
めの無端帯履帯に関する。
周知のようにクローラ型式の無端帯は、ゴムその他の弾
性材による無端帯を、スプロケットホイルやドラムホイ
ル等によって噛合あるいは摩擦連動によって循環回送さ
せるのであるが、駆動輪と対応する遊動輪や中間遊転輪
と無端帯の保合が離脱し易く、脱輪傾向が犬であると共
に、また駆動輪との保合用の爪を有する埋入芯金を変形
させたり、折損させたりする等の問題点が多い。
これを、第8図を参照して説明すると、Aは無端帯本体
、Bは張力保持用コード層、Cは埋入芯金であるが、同
芯金Cは無端帯本体Aのコード層Bよりも上域において
、帯長手方向所定間隔毎に埋入され、かつ芯金Cの一対
の係合爪片りが接地面と反対側に向って突部されている
この第8図に示す従前例によると、駆動輪は一対の係合
爪片りと係合する噛合孔をドラム周面に形成するか又は
、爪片りと係合するパーを列設した中空ドラム形状等と
して噛合駆動され、遊動輪は符号Eで示す如く爪片り間
に入り込む輪周をもつ転輪で、又、符号Fで示す遊転輪
は爪片りにわたって係合す凹周溝Cを有するドラム形状
とされる。
従って、この例によると、駆動輪はともかく遊動輪E、
遊転輪Fは共に脱輪しやすく、係合爪片りの変形や芯金
Cの折損が犬であるし、爪片りの折損・変形は駆動船と
の保合不良を招いて実質的に走行不能をきたすおそれが
ある。
そこで、芯金C1特に、爪片りの耐用度を向上せしめる
と、重量過大を招くし、この芯金Cが複数個であるため
、その総和重量が犬となっているのである。
本発明者は斯る従前例の問題点を一掃すべく鋭意研究を
重ねた結果、無端帯本体の形状の改善を加え、かつ、芯
金との協働で脱輪を確実に抑止し、無端帯の軽量化、振
動抑止を約束し、更に駆動力に優れた無端帯の提供に成
功したのであり、従って本発明は無端帯の中央部が長手
方向に亘って無端帯接地側に向って断面樋形に凹入され
た中央凹入部とされ、該無端帯の長手方向に亘り定間隔
に列設埋入された芯金が、前記中央凹入部の内側面に嵌
め込み状に臨む補形凹入部を有し、かつ該芯金の凹入部
側壁より無端帯の幅員方向に延長して埋入された埋入部
を有し、同無端帯の前記中央凹入部における芯金底壁間
に噛合孔が列設され、前記無端帯本体の接地面と芯金底
壁の反接地面が略同一平面上に位置する一方、芯金底壁
の接地面側が無端帯本体の接地面より接地多面に突出す
ることを特徴とする。
以下図示の実施例について本発明を詳述すると、第1図
は本発明に係る無端帯の使用−例を示したもので、1は
無端帯、2は1駆動輪、3は遊動輪、4は中間遊転輪で
ある。
無端帯1はゴムその他の弾性材で形成されると共に、接
地面にはラグ5が形成され、又その内部には長手方向に
亘り張力保持用コード層6が埋設されている。
同無端帯1の中央部には長手方向に亘り、U字状等の断
面樋形の凹入部7が凹設されかつ無端帯1には帯長手方
向に亘り一定間隔を置いてかつ、無端帯1の中具方向と
して芯金8が埋入される。
同芯金8はその中央部に前記無端帯1の中央凹入部7の
内側面に嵌め込み状に臨む補形の凹入部8′が形成され
、その両側壁9,9より翼片状の埋入部18.18が延
在された形状で、埋入部18(以下、翼片部とい・う)
と側壁9の付根部には翼片部18より図では上方に突出
せる補強部18.aを有する。
そしてこの芯金8は好ましくは中央凹入部7において前
記凹入部どの両側壁9゜9の内面り、9′と底壁10が
凹入部7面に露出するようにされる。
即ち内面9’、9’は中央凹入部7の内側面γ、7′と
同一面に露出し、底壁10はブリッジ状に内側面γ、7
′間に渡って露出するようにされると共に、無端帯本体
1の接地面と芯金底壁10の上面(反接地面)が略同一
平面上に位置する。
尚ラグ5は凹入部7下面で2分されても、又金山に亘る
ものでもよいが、好ましくはこの各ラグ5は芯金8の投
影域内に少なくともその一部が第2図示の如く位置して
いる。
又本発明ではこの芯金8が定間隔に帯長手方向に亘り埋
入され、かつ凹入部8′が無端帯1の中央凹入部7に位
置し、底壁10が渡ることによって、各底壁10,10
間に噛合孔11が窓孔状に形成されるもので、これによ
り駆動輪2をスプロケットホイル状に形成し、そのスプ
ロケット即ち円周面に形成した各歯12を同噛合孔11
に噛合させることにより、この無端帯1が駆動されるよ
うにする0 更に前記芯金8における底壁10の位置は、前記無端帯
1のコード層6よりも接地側に向って、より低位に位置
し、かつ、実質的に底壁10の反接地面部1σが帯本体
の接地面部1′と概ね同一平面状に位置されている。
従って、芯金底壁10の接地面側は無端帯本体の接地面
部1′よりも接地方向に突出したものとされている。
一方前記駆動輪2に対応する他方の遊動輪3は前記無端
帯1の中央凹入部γ内に、前記凹入部7゛並び凹入部γ
内の芯金8の側壁9,9底壁10と遊隙を存する大きさ
の中央胴部13と、この中央胴部13,13の両側に胴
部13より小径に張り出し、かつその周面が無端帯1の
中央凹入部7の両側肩部、即ち、転輪通過部に接地側と
反対方向に突設された一対の突部15の各頂面15′に
接支される左右の側胴部14,14から形成され、又中
間遊転輪4も全く同様の構造で、ただその形状が遊動輪
に比し小径とされる。
中央凹入部7の両肩部即ち、転輪通過部は第5図、第6
図で示す実施例では突部形成された一対の突部15を有
するがその断面形状が台形状を呈して本実施例では帯長
手方向に沿って延び、ここに無端帯1の中央凹入部7の
凹入深さがこの突部15を形成しない第7図に示す実施
例のものに比べて犬とされている。
一対の上記突部15を突部形成した場合、この突部15
を補強する必要があるため、芯金8の両側壁9より中具
方向に延びる埋入翼片部18と側壁9の付根部に第3,
4図で示す基本例では台形状屈曲とされた補強部18a
で補強され、埋入翼片部18はコード層6の上域にて無
端帯1に埋入されている。
なお、第5図は重荷重用の場合で、芯金8の補強部18
aが彎曲形態である点が相異する具体例を示し、第6図
は重荷重用の場合で、補強部18aを肉厚とした点が相
異し、また、第7図は突部15を形成せず、従って、そ
の補強部18aを有しない点が相違し1.いずれにして
も、芯金底壁10の上面(反接地面)10′が本体1の
接地面1′と略同一平面上に位置しており、芯金底壁1
0の下面側(接地面側)が本体1の接地面1′よりも接
地方向に突出している。
本発明に係る無端帯履帯1を第1図に示す走行駆動装置
に掛張して使用すれば下記の利点を奏する。
即ち無端帯1の循環回走は、無端帯1の中央凹入部7の
底に形成された、埋入芯金8の凹入部8′の底壁io、
ioによって仕切られた噛合孔11に、駆動輪2の噛合
歯12が噛合することにより駆動され、遊動輪3及び遊
転輪4における各側胴部14.14が、無端帯1の中央
凹入部7の両肩部の転輪通過面との接支又は両肩部に形
成した一対の突部15の各頂面15′との接支による摩
擦によって行なわれるが、駆動輪2の歯12と噛合孔1
1との係合は常に確実であるし、その歯12は中央凹入
部7内に入り込んで係合するため、振動衝撃等で保合が
不確実になるおそれは全くない。
又脱輪の生じ易い遊動輪3は逆転輪4側においては、中
央凹入部γ内に遊隙を存して入り込む中央胴部13が、
摩擦伝動を行なう側胴部14.14の中心に位置し、突
部15を形成した実施例ではその突部15の突部高さだ
けは、中央凹入部7の深さが犬となる。
更に、芯金底壁10の反接地面10’と本体接地面1′
が概同一平面上に位置することから、凹入部ぎにおける
耐係合力を低下することなく、その深ざが犬となり、こ
こに完壁に脱輪を阻止する。
そして、このさい各突部15を形成した実施例では芯金
8の補強部18aにて増強されているので、突部15が
履帯と一体の弾性材料であっても耐用度が向上されるし
、かつ、その弾性特性にて振動吸収性能も優れるのであ
る。
また、埋入芯金8の凹入部8′の底壁10がコード層6
よりも接地側に向って低位に位置して具体例によると、
中央胴部13も当然コード層6よりも接地側に深く位置
し、従って第1図のように両輪2,3間に無端帯1を巻
掛けた場合、無端帯1の屈撓面における曲率中心である
コード層6は、中央胴部13の外周面よりも、両輪2,
3の中心側に位置するので、この無端帯1が脱輪するに
は、両輪2゜3間の軸間距離が小さくなるか、コード層
6が破断しない限り、脱輪しないことになる。
これは、従来の第8図のものでは遊動輪E及び遊転輪F
の何れでもその外周面にコード層Bよりも内側で、従っ
て両輪中心側に近くなるので、脱輪を生じ易いのに比べ
優れている。
しかも無端帯1の中具方向においても、中央胴部13は
中央凹入部7内に入り込ませることができるので、揺動
を生じてもその胴部の両外側面の凹入部7,8′の内側
面に当って阻止され、この阻止高さが一対の突部15を
形成した実施例ではその高さだけは付加されるので、脱
輪防止は完壁となる。
なお、この際芯金の両側壁9’、9’は露出状としてお
けば、中央胴部13の周面が乗上げても、すぐ滑り落ち
るので脱輪防止が確実であると共に、又胴部13の周面
及び周側面は凹入部7,8′と遊隙を有しているので、
正常の場合、噛合孔11と離間しているので振動等を防
止するにも有効である。
又無端帯1の中央凹入部7は芯金8の凹入部8′によっ
て補強整形されているので、この凹入部7の形状が変形
したりして、中央胴部13が浮び上ったり乗り越えたり
するおそれも全く生じないのである。
かつこれにより左右の側胴部14.14が無端帯1の接
地側と反対側の転輪通過面又は突部15の頂面との接触
伝動をより確実化できるものである。
又芯金8も従来のように爪片の突起等を全く必要としな
いので、構造の簡単と軽量化、従って無端帯1全般の軽
量化と低コストによる製作が容易である。
かつ駆動輪2以外は実施例にあっては走行面がフラット
な面を走るため、その乗り心地をきわめて良好であるし
、このさい遊動輪3遊転輪4と無端帯1の当り面を一対
の突部15゜15として高く形成した実施例においては
、排土性能も良好化されるし、乗り心地も更に良好にで
きるものであり、確実な走行、脱輪の完全な防止、乗り
心地の良好において優れる。
従って農機、作業車用を初めとして利用範囲大である。
本発明は以上のように構成した結果、上記の如く芯金と
の協働で脱輪を好適に防止し、無端帯の軽量化、振動抑
止を約束できると共に、更に駆動力に優れている等の効
果を奏する。
特に本発明では、芯金底壁の反接地面と帯本体の接地面
とを略同一平面上に位置せしめたので、上記補形凹入部
の強度を維持しなから該凹入部の深さを可及的大とする
ことが可能であり、脱輪防止効果に優れる。
一方、これに基づき芯金底壁の接地面側を帯本体の接地
面よりも接地方向に突出したものとしているので、履帯
走行時、殊に湿地走行に際し帯本体の接地面よりも前記
芯金底壁が地面に食込んで駆動補助ラグとして機能し、
これにより駆動力増強に寄与するものであり、湿地走行
或いは雪上走行用の履帯として使用する場合に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の全体側面図、第2図は同無端帯
の平面図、第3図は同要部断面図、第4図は回遊動輪、
遊転輪との保合状態の説明図、第5図乃至第7図は芯金
変形実施例の各断面図、第8図は従来例の説明図である
。 1・・・・・・無端帯、1′・・・・・・接地面、2・
・・・・・駆動輪、3・・・・・・遊動輪、4・・・・
・・遊転輪、5・・・・・・ラグ、6・・・・・・コー
ド層、7・・・・・・中央凹入部、8・・・・・・埋入
芯金、8′・・・・・・芯金凹入部、9・・・・・・側
壁、10・・・・・・底壁、1σ・・・・・・反接地面
、11・・・・・・噛合孔、15・・・・・・突部、1
8・・・・・・埋入翼片部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無端帯の中央部が長手方向に亘って無端帯接地側に
    向かって断面樋形に凹入された中央凹入部とされ、該無
    端帯の長手方向に亘り定間隔に列設埋入された芯金が、
    前記中央凹入部の内側面に嵌め込み状に臨む補形凹入部
    を有し、かつ該芯金の凹入部側壁より無端帯の幅員方向
    に延長して埋入された埋入部を有し、同無端帯の前記中
    央凹入部における芯金底壁に噛合孔が列設されて成り、
    前記無端帯本体の接地面と芯金底壁の反接地面が略同一
    平面上に位置する一方、芯金底壁の接地面側が無端帯本
    体の接地面より接地方向に突出して成ることを特徴とす
    る無端帯履帯。
JP15417081A 1981-09-28 1981-09-28 無端帯履帯 Expired JPS5911468B2 (ja)

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