JP2003063461A - ゴムクローラ - Google Patents

ゴムクローラ

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JP2003063461A
JP2003063461A JP2001260258A JP2001260258A JP2003063461A JP 2003063461 A JP2003063461 A JP 2003063461A JP 2001260258 A JP2001260258 A JP 2001260258A JP 2001260258 A JP2001260258 A JP 2001260258A JP 2003063461 A JP2003063461 A JP 2003063461A
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film
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Kenichi Sakai
謙一 酒井
Tomohisa Yoshida
知久 吉田
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無端状帯体に開設した駆動孔を通じての異物
侵入を防止するとともにスリップを抑える。 【解決手段】 無端状帯体2に開設した駆動孔5を閉塞
する膜体8を設け、この膜体8が振動するようにされて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムクローラ(弾
性クローラともいう)に係り、コンバイン等の農機、バ
ックホー等の建機における無限駆動走行装置に利用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】農機、建機の無限駆動走行装置のゴムク
ローラは、駆動スプロケット(駆動輪)と従動輪とに全
体が実質ゴムよりる無端状帯体を周回(巻装)して駆動
スプロケットの歯が、前記帯体の帯長手方向の間隔をお
いて列設した駆動孔に係脱することで循環回送するよう
に構成されている。図6は、当該走行位置の要部を示し
ており、Aは無端状帯体で、帯長手方向の間隔をおいて
横置芯体Bが列設埋入されており、帯長手方向で隣接す
る駆動孔Cに駆動スプロケットの歯が係脱することで矢
示Dで示すように圃場等の路面Eを走行するもので、図
6において、符号Fは走行ラグ、Gは脱輪防止突起、H
は転動輪を示している。
【0003】この走行装置で路面Eを走行するとき、駆
動孔Cを通じて矢示Iのように土、砂利、小石その他の
異物が帯体Aの内周側に侵入し、この侵入物が転動輪H
に踏み付けられて押固められて硬化し、これが繰返され
ると、転輪通過面のゴムが損傷し、所謂虫喰い現象によ
って横置芯体Bとの接着が破壊されて該芯体Bおよびこ
の芯体Bを外囲いしたスチールコード(図示省略)の発
錆を招き、延いては、全体の損傷に至るし、又は、牽引
力や駆動力の伝達が不充分で、脱輪現象を招く要因とな
っていた。
【0004】このため、特開昭56−86871号公報
で開示されているように、駆動孔をゴム薄肉層で閉塞
し、特に、該ゴム薄肉層を抗張体(引張補強芯材)の埋
設位置を等しいか又はこれよりも外周側にした技術が提
案されている(従来例の1)。また、実公昭61−14
944号公報には、前記ゴム薄肉層(当該公報では凹部
の底部)にスリットを形成した技術が提案されている
(従来例の2)。なお、実開昭62−200083、同
62−200084号公報には、前述の従来例の2と同
等の技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例の1・
2はいずれも駆動孔をゴム膜にて閉塞しているものであ
るから、ワラ屑、砂等の異物が駆動孔を通じて内部(内
周側)に侵入するのは防止可能である。しかしながら、
ゴム膜の外周面には泥土等の異物が付着したままであ
り、これが付着したままであると、駆動スプロケットの
歯とゴム膜内周面との間に隙を形成してこの接触を防止
してゴム膜の破れを防止していたとしても、前記外周面
に付着した異物の存在で歯とゴム膜との接触、特に歯に
よるゴム膜の突上げによって、当該ゴム膜が破れて前述
侵入を防止でき難いという課題があった。
【0006】更に、駆動スプロケットの歯とゴム膜との
間に隙を形成していることから、歯の係合力が不足し、
駆動力の伝達が不充分であるし、歯の係合力を確保する
ためゴム膜を外周面方向に突出させると、この突出した
ゴム膜の外周面に異物がかえって付着して、スリップす
るという課題があった。また、従来例の1・2には前記
ゴム膜にスリットを形成しているが、このスリットを形
成したとしてもゴム膜の外周面で付着硬化した異物を剥
離できず、ゴム膜を破り、特に、スリットによってその
破れを促すという不都合があった。
【0007】本発明は、駆動孔をゴム膜(膜体)で閉塞
して駆動孔を通じての異物侵入を防止するとともに、膜
体の内・外面に付着した異物を当該膜体から剥離するこ
とによって、膜体の早期破れを防止して駆動孔の膜体に
よる閉塞を長期に亘って維持できながら、駆動力の伝達
が損なわれることがないようにしたゴムクローラを提供
することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、全体が実質ゴ
ムよりなる無端状帯体2に、駆動スプロケット4の歯4
Aが係脱する駆動孔5を帯長手方向の間隔をおいて列設
しているゴムクローラ1において、前述の目的を達成す
るために、次の技術的手段を講じている。すなわち、請
求項1に係るゴムクローラは、実質ゴムよりなる膜体8
を無端状帯体2と一体に形成して前記駆動孔5を閉塞し
ており、該膜体8は前記スプロケット4における歯4A
の接触と接触解除によって内外に弾性的に振幅運動する
ように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】このような構成としたことにより、駆動孔
5は膜体8によって閉塞されているので、駆動孔5を通
じての異物侵入は防止する。膜体8の内・外面には異物
が付着し、これが成長して硬化しようとするが、ゴムク
ローラ1の巻回部において駆動スプロケット4の歯4A
が膜体8に接触して該膜体8を径外方向に押付け、歯4
Aの接触解除で該膜体8は弾性復元力で径内方向に戻さ
れ、ここに、膜体8が弾性的に振幅運動し、付着成長し
ようとする異物を剥離することになるし、歯4Aの係合
深さ(高さ)は充分で駆動力の伝達を損なうことがない
のである。
【0010】なお、帯体2の内周面においては、駆動孔
5を通じての異物の侵入は膜体8で防止しているが帯体
2の幅方向側縁から侵入することがあり、この侵入異物
を膜体8の振幅運動で剥離するのである。前述した請求
項1において、無端状帯体2はこの外周側が低硬度で伸
びが大きな第1の実質ゴム層2Aで構成され、内周側が
高硬度で伸びが小さな第2の実質ゴム層2Bで構成さ
れ、前記膜体8は第1の実質ゴム層2Aと同等乃至同質
のゴムであることが推奨される(請求項2)。
【0011】このように低硬度で伸びが大きな第1の実
質ゴム層2Aと同等乃至同質のゴムによって膜体8を構
成することで、該膜体8の破れは確実に防止しながら振
幅運動を促すのである。前述した請求項1又は2におい
て、無端状帯体2の厚みをT、膜体8の厚みをT1とし
たとき、0.07×T≦T1≦0.20×Tとされてい
ることが推奨される(請求項3)。また、前述した請求
項1〜3において、前記膜体8には、くびれ凹み8Aが
形成されていることが推奨される(請求項4)。
【0012】これによって、くびれ凹み8Aによって膜
体8の弾性的な振幅運動が増進できるのである。更に、
前述した請求項1〜4において、駆動孔5の左右におけ
る無端状帯体8には抗張体6が帯長手方向に沿って埋設
されており、この左右の抗張体6の埋設面と同一乃至略
同一の延長面上に、膜体8が位置していることが推奨さ
れる(請求項5)。このように構成することによって、
膜体8は巻掛部において圧縮又は引張が差程作用しない
中立面に位置することとなり、駆動スプロケット4の歯
4Aで膜体8を突き上げても当該膜体8の破れ等が防止
できるのである。
【0013】また、本発明は、全体が実質ゴムよりなる
無端状帯体2に、帯長手方向の間隔をおいて横置芯体3
が列設して埋入され、帯長手方向で隣り合う横置芯体3
間に、駆動スプロケット4の歯4Aが係脱する駆動孔5
が形成されているゴムクローラ1において、前述の目的
を達成するために、次の技術的手段を講じている。すな
わち、請求項6に係るゴムクローラは、横置芯体3は駆
動スプロケット4の歯4Aが係合する被係合部3Aを有
し、この被係合部3Aを外囲いするとともに駆動孔5を
閉塞する無端状閉塞体9が備えられていることを特徴と
するものである。
【0014】このような構成を採用したことにより、駆
動孔5は無端状閉塞体9によって閉塞されて該孔5を通
じての異物の侵入は防止できるし、該無端状閉塞体9を
無端状帯体2と帯長手方向に滑動させることによって、
該閉塞体9に異物等の付着は抑えられるし、付着しても
容易に剥離されるのである。なお、無端状閉塞体9は実
質ゴムで作成することが望ましいが布帛テープ(ゴム引
き編織テープ)、金属板、樹脂板等で作成することも可
能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
ゴムクローラの実施の形態について説明する。図1はゴ
ムクローラ1の断面図であり、図2はその要部の平面図
であり、図1および図2においてゴムクローラ1は実質
ゴムよりなる無端状帯体2と、この帯体2に帯長手方向
の間隔を有して列設埋入されている横置芯体3を備えて
主構成されており、無端状帯体2は駆動スプロケット
(図4参照)4と図示省略した従動輪(アイドラー)と
に亘って巻掛けられている。
【0016】横置芯体3は、駆動スプロケット4の歯4
Aが係脱する被係合部3Aを有し、この被係合部3Aの
両側に角部3Bを介して翼部3Cを延設してなり、例え
ば鋳物、プレス等による金属製又は硬質樹脂製で作成さ
れている。横置芯体3を無端状帯体2の帯長手方向の間
隔を有して列設埋入することにより、帯長手方向で隣り
合う被係合部3A間には駆動スプロケット4の歯部4A
が係脱する駆動孔5が列設されている。駆動孔5の左右
における無端状帯体2にはスチールコード、繊維コード
等を引揃えてゴムラッピング等して構成した無端状の抗
張体6が左右翼部3Cをそれぞれ外囲いして帯長手方向
に沿って埋設されており、該左右の抗張体6は図4で示
す駆動スプロケット4の巻掛部において圧縮(帯体2の
内周面側に作用する)と引張(帯体2の外周面側に作用
する)とが実質的に作用しない中立面に埋設されてい
る。
【0017】更に、無端状帯体2の内周面には横置芯体
3の左右翼部3C間において該翼部3Cに沿って溝乃至
凹み2Dが列設されており、巻掛部での屈曲容易性を確
保しており、また、帯体2の外周面には横置芯体3の左
右翼部3Cと対応して走行ラグが突隆形成されている。
また、横置芯体3に突隆形成した左右の角部3Bは図示
省略した転輪の脱輪防止用であり、また、該角部3Bが
転輪の通過面を形成しているときは図2で示すように角
部3Bの頂面が通過面を構成し、該角部3Bは左右千鳥
状に配列されて振動軽減を図っている。
【0018】このように構成されたゴムクローラ1は、
その無端状帯体2が駆動スプロケット4とアイドラーと
に亘って巻掛けられ、該プロケット4の歯(爪)4Aが
駆動孔5に係脱して被係合部3Aに次々と係合すること
によって当該帯体2が帯長手方向に循環回走し、走行ラ
グによる牽引力を得ることで路面を走行するのであり、
ここに、コンバイン等の農機、バックホー等の建機にお
ける無限駆動走行装置を構成している。この走行装置に
より走行しているとき、無端状帯体2の外周面において
踏み固められた稲ワラ、小石、砂利等が駆動孔5を通じ
て侵入し、これが脱輪要因、帯体の虫喰い現象等による
耐久性の低下要因等になるのは前述した通りである。
【0019】そこで本発明は、駆動孔5を閉塞する膜体
8を設けたものである。この膜体8を設けて駆動孔5を
閉塞することで駆動孔5を通じての異物の侵入を防止で
き、この点については、前述した従来例の1・2と同様
である。本発明では、膜体8を実質ゴムより構成し、無
端状帯体2と一体に形成し、駆動スプロケット4の歯4
Aの接触と接触解除によって当該膜体8が内外に弾性的
に振幅運動するように構成されているのである。すなわ
ち、図4で示すように駆動スプロケット4が矢示X方向
に回転駆動するとき、膜体8の外周面に付着した異物Y
は歯4Aによって膜体8を突上げることによって付着力
を低下させ、巻掛部において歯4Aが接触解除されると
図4にて示すように異物Y1として剥離されていくので
ある。
【0020】このように、駆動孔5を閉塞している膜体
8が巻掛部において弾性的に振幅運動することにより、
膜体8の外周面に付着する異物Yを剥離し、該異物Yが
走行ラグ7間に詰り込むことがなく、ここに、スリップ
の要因がなくなるし、また、歯4Aはこれが膜体8を押
上げることから、歯4Aと被係合部3Aとの係合高さは
充分に確保されて駆動スプロケット4による駆動力の伝
達をロスなく行い得るのである。すなわち、前述した従
来例の1・2は、歯と膜体(ゴム膜)との間に隙があ
り、これ故、歯と被係合部との係合高さが不充分となっ
て駆動力の伝達ロスがあるし、また、ゴム膜の外周に異
物が詰まってスリップの要因となるのを本発明では解消
しているのである。
【0021】膜体8は実質ゴムで作成して巻掛部におい
て弾性的に振幅運動し、しかも、歯4Aの突上げによっ
て破れない限り(経時的な破れは含まない)、その材料
および厚みは任意であるが、次のように構成することが
望ましい。無端状帯体2はその内周面側において圧縮力
が作用し、外周面側においては引張力が作用する。これ
故、帯体2の内周面側は圧縮荷重に強く高硬度で伸びが
小さな実質ゴム層2B(第2の実質ゴム層という)で構
成し、外周面側は比較的低硬度で伸びが大きな実質ゴム
層2A(第1の実質ゴム層という)で構成し、前記膜体
8をこの第1の実質ゴム層2Aと同等乃至同質のゴムと
することで該膜体8の伸展を向上し、かつ破れを防止で
きるのである。
【0022】なお、第1・2の実質ゴム層2A、2Bの
界面2Cについては、加硫成形時に一体化されて層間剥
離を防止している。また、図1(1)で示すように帯体
2の厚みをT、膜体8の厚みをT1としたとき、0.0
7×T≦T1≦0.20×Tとすることによって、膜体
8の弾性的な振幅運動を確実にできながら、当該膜体8
の歯4Aによる突き上げを受けても破れを防止できる。
更に、図1(2)(3)で示すように、膜体8にはくび
れ凹み8Aを形成することによって膜体8を伸び易くす
るとともに付着異物の隔離を確実に遂行できる。
【0023】くびれ凹み8Aは、帯長手方向に延びる溝
でも帯長手方向と交差する方向に延びる溝のいずれであ
ってもよく、膜体8の外周面中央部(図1(3))又は
膜体8の外周面左右縁部(図1(2))であってもよ
く、図1(3)のときは、膜体8が伸びるときくびれ凹
み8Aが口開きすることから外周面付着異物の剥離は良
好となって有効となる。但し、図3(1)(2)で示す
ようにくびれ凹み8Aを膜体8の内周面に形成しても良
い。
【0024】また、膜体8は前述した左右の抗張体6の
埋設面と同一乃至略同一の延長面上に位置させることに
よって巻掛部においての振幅運動が極端になることもな
く、疲労も少なくなって有利となる。図5(1)(2)
(3)は請求項6に係る発明の実施の形態を示してい
る。すなわち、列設された横置芯体3の被係合部3Aを
外囲いして該被係合部3A間の駆動孔5を閉塞する無端
状閉塞体9を巻掛装着したものであり、その他の構成に
ついては前述例と共通するので共通部分は共通符号を援
用している。
【0025】無端状閉塞体9は、左右の走行ラグ間にお
ける凹部7Aに嵌入されて左右方向の位置決めがなされ
ているとともに凹部7A内において帯体2との間で相対
的に帯長手方向に摺動(滑動)するように巻掛装着する
ことで、付着異物の剥離性が向上できて有利となる(但
し、無端状閉塞体9は帯長手方向に摺動しなくとも良
い)。この無端状閉塞体9は、金属製帯板(テープ)、
樹脂製帯板、実質ゴムよりなる弾性帯板、編織製帯板等
その構成材料は任意であり、弾性帯板とすることで凹部
7Aへの装着容易性(交換容易性)が図れるし、スプロ
ケットの歯4Aの突き上げ等によって振動運動ができて
有利となり、また、図5(2)で示すように一枚物でも
図5(3)で示すように分割物であっても良い。更に、
閉塞体9は抗張体6と同一平面乃至略同一平面の延長面
上に配置することが望ましい。
【0026】本発明の実施の形態は以上の通りである
が、種々の設計変更は自由である。例えば、横置芯体3
については、左右の角部3Bを突隆形成しなくとも良
く、該角部3Bを帯体2と同様に実質ゴムとすることも
できる。また、図1〜図3に示した実施の形態において
膜体8は全ての駆動孔5を閉塞するように設ける必要は
ない。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、駆動孔を通
じての異物の侵入が防止できてこれにより脱輪要因、虫
喰い現象の要因を抑えることができながら、膜体又は閉
塞体の外周面に異物付着するのを防止できて、スリップ
が少なくなるし、歯の係合力が不足することもなく、駆
動力の伝達ロスを招くことも少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴムクローラを示し、(1)は断
面図、(2)(3)は要部2例の拡大断面図である。
【図2】ゴムクローラの平面図である。
【図3】要部の他の2例を示す拡大断面図である。
【図4】本発明のゴムクローラの巻掛部の作用を併せて
示す側面図である。
【図5】本発明に係るゴムクローラの他例を示し、
(1)は断面図、(2)(3)は要部2例の拡大断面図
である。
【図6】従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
1 ゴムクローラ 2 無端状帯体 3 横置芯体 4 駆動スプロケット 4A 歯 5 駆動孔 6 抗張体 8 膜体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が実質ゴムよりなる無端状帯体
    (2)に、駆動スプロケット(4)の歯(4A)が係脱
    する駆動孔(5)を帯長手方向の間隔をおいて列設して
    いるゴムクローラ(1)において、 実質ゴムよりなる膜体(8)を無端状帯体(2)と一体
    に形成して前記駆動孔(5)を閉塞しており、該膜体
    (8)は前記スプロケット(4)における歯(4A)の
    接触と接触解除によって内外に弾性的に振幅運動するよ
    うに構成されていることを特徴とするゴムクローラ。
  2. 【請求項2】 無端状帯体(2)はこの外周側が低硬度
    で伸びが大きな第1の実質ゴム層(2A)で構成され、
    内周側が高硬度で伸びが小さな第2の実質ゴム層(2
    B)で構成され、前記膜体(8)は第1の実質ゴム層
    (2A)と同等乃至同質のゴムであることを特徴とする
    請求項1に記載のゴムクローラ。
  3. 【請求項3】 無端状帯体(2)の厚みを(T)、膜体
    (8)の厚みを(T1)としたとき、0.07×T≦T
    1≦0.20×Tとされていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のゴムクローラ。
  4. 【請求項4】 前記膜体(8)には、くびれ凹み(8
    A)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のゴムクローラ。
  5. 【請求項5】 駆動孔(5)の左右における無端状帯体
    (8)には抗張体(6)が帯長手方向に沿って埋設され
    ており、この左右の抗張体(6)の埋設面と同一乃至略
    同一の延長面上に、膜体(8)が位置していることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゴムクロー
    ラ。
  6. 【請求項6】 全体が実質ゴムよりなる無端状帯体
    (2)に、帯長手方向の間隔をおいて横置芯体(3)が
    列設して埋入され、帯長手方向で隣り合う横置芯体
    (3)間に、駆動スプロケット(4)の歯(4A)が係
    脱する駆動孔(5)が形成されているゴムクローラ
    (1)において、 横置芯体(3)は駆動スプロケット(4)の歯(4A)
    が係合する被係合部(3A)を有し、この被係合部(3
    A)を外囲いするとともに駆動孔(5)を閉塞する無端
    状閉塞体(9)が備えられていることを特徴とするゴム
    クローラ。
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