WO2019230535A1 - ゴムクローラ - Google Patents

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WO2019230535A1
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/18Tracks
    • B62D55/24Tracks of continuously flexible type, e.g. rubber belts
    • B62D55/253Tracks of continuously flexible type, e.g. rubber belts having elements interconnected by one or more cables or like elements

Definitions

  • the “outer surface” of the frame portion 33, the side plate-like portion 331, and the top plate-like portion 332 refers to a surface that faces the outside of the protruding portion 3 among these surfaces.
  • the “inner surface” of the frame portion 33, the side plate-like portion 331, and the top plate-like portion 332 refers to a surface of these surfaces that faces the inside of the protruding portion 3.
  • the width W33w of the frame portion 33w is measured along the direction perpendicular to the extending direction of the frame portion 33w, that is, along the crawler circumferential direction.
  • the width W33w of the frame part 33w is constant along the extending direction of the frame part 33w, but may vary along the extending direction of the frame part 33w.
  • the frame portion 33 by arranging the frame portion 33 only on the side surface 31 d of the rubber protrusion 31 that is originally prone to wear and is at the same height as the metal portion Rm of the wheel R. Further, it is possible to sufficiently effectively suppress the wear of the rubber protrusion 31 and the side surface of the protrusion 3.
  • the distance D1 in the crawler thickness direction TD from the base 31e of the rubber protrusion 31 to the end portion on the crawler outer peripheral side of the frame portion 33 (end portion on the crawler outer peripheral side of the side surface plate-shaped portion 331) 331a is
  • the height of the rubber protrusion 31 (length in the crawler thickness direction) H is more preferably 0.05 to 0.3 times.

Abstract

ゴムクローラ1は、無端状のゴム弾性体からなるクローラ本体2と、クローラ本体の内周面からクローラ内周側へ突出した、ゴム突起31と、ゴム突起に埋設された、樹脂部材32と、を備え、樹脂部材は、複数のフレーム部33と、複数のフレーム部どうしを連結する、連結部34と、を有し、フレーム部は、ゴム突起の側面に沿って延在する、側面板状部331と、側面板状部から連続してゴム突起の頂面に沿って延在する、頂面板状部332と、を有する。

Description

ゴムクローラ
 本発明は、ゴムクローラに関する。 
 本願は、2018年5月29日に、日本に出願された特願2018-102117号に基づく優先権を主張するものであり、その内容の全文をここに援用する。
 従来のゴムクローラとして、ゴムクローラの内周面側に設けられたゴム突起の摩耗や破損を抑制するために、ゴム突起に樹脂部材を埋設したものがある(例えば、特許文献1)。
日本国特開平10-53171号公報
 しかしながら、従来のゴムクローラにおいては、ゴム突起の摩耗や破損の抑制に関し、さらなる改善の余地があった。
 本発明は、ゴム突起の摩耗や破損を効果的に抑制できる、ゴムクローラを提供することを目的とする。
 本発明のゴムクローラは、
 無端状のゴム弾性体からなるクローラ本体と、
 前記クローラ本体の内周面からクローラ内周側へ突出した、ゴム突起と、
 前記ゴム突起に埋設された、樹脂部材と、
を備え、
 前記樹脂部材は、
  複数のフレーム部と、
  前記複数のフレーム部どうしを連結する、連結部と、
を有し、
 前記フレーム部は、
  前記ゴム突起の側面に沿って延在する、側面板状部と、
  前記側面板状部から連続して前記ゴム突起の頂面に沿って延在する、頂面板状部と、
を有する。
 本発明によれば、ゴム突起の摩耗や破損を効果的に抑制できる、ゴムクローラを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るゴムクローラを備えたゴムクローラ走行装置の一例を概略的に示す、側面図である。 図1のゴムクローラの一部を概略的に示す、斜視図である。 図2のゴムクローラの内周面を拡大して示す、平面図である。 図3のゴムクローラを、クローラ周方向に平行な図3のA-A線に沿う断面により示す、クローラ周方向断面図である。 図3のゴムクローラを、クローラ幅方向に平行な図3のB-B線に沿う断面により示す、クローラ幅方向断面図である。 図3の突起部を拡大して示す、斜視図である。 図6の突起部を、クローラ内周面に平行な図6のC-C線に沿う断面により示す、C-C断面図である。 図6の突起部のうち、樹脂部材のみを示す、斜視図である。 本発明の第1変形例に係るゴムクローラの突起部を拡大して示す、斜視図である。 図10(a)は、図9の例に係るゴムクローラを、クローラ周方向に平行な図9のD-D線に沿う断面により示す、クローラ周方向断面図であり、図11(b)は、図9のゴムクローラを、クローラ幅方向に平行な図9のE-E線に沿う断面により示す、クローラ幅方向断面図である。 図9の突起部のうち、樹脂部材のみを示す、斜視図である。 本発明の第2変形例に係るゴムクローラの突起部を拡大して示す、斜視図である。 本発明の第3変形例に係るゴムクローラの突起部を拡大して示す、斜視図である。
 本発明のゴムクローラは、芯金レスゴムクローラに適用されると好適なものであり、例えば農業機械(トラクター、コンバイン等)や建設機械(ミニショベル等)等に装着されて使用されると好適なものである。
 以下、本発明に係るゴムクローラの実施形態について、図面を参照しながら例示説明する。
 各図において共通する構成要素には同一の符号を付している。
 図1~図8は、本発明の一実施形態に係るゴムクローラの構成を説明するための図面である。図1は、本実施形態に係るゴムクローラ1を備えたゴムクローラ走行装置Aの一例を概略的に示す、側面図である。図2は、図1のゴムクローラ1の一部を概略的に示す、斜視図である。図3は、図2のゴムクローラ1の内周面を拡大して示す、平面図である。図4は、図3のゴムクローラ1を、クローラ周方向に平行な図3のA-A線に沿う断面により示す、クローラ周方向断面図である。図5は、図3のゴムクローラ1を、クローラ幅方向に平行な図3のB-B線に沿う断面により示す、クローラ幅方向断面図である。
 本実施形態のゴムクローラ1は、芯金レスゴムクローラとして構成されている。
 図1~図5に示すように、本実施形態のゴムクローラ1は、無端状のゴム弾性体からなるクローラ本体2と、クローラ本体2のクローラ内周側に設けられた複数の突起部3と、クローラ本体2のクローラ外周側に設けられた複数のラグ5と、クローラ本体2の内部に埋設されたスチールコード層6及び1層又は複数層(図の例では3層)の補強プライ7と、を備えている。
 本明細書において、「クローラ内周側」、「クローラ外周側」、「クローラ周方向」、「クローラ幅方向」、「クローラ厚さ方向」とは、クローラ本体2における内周側、外周側、周方向、幅方向、厚さ方向を、それぞれ指す。各図には、便宜のため、クローラ周方向をCD矢印により、クローラ幅方向をWD矢印により、クローラ厚さ方向をTD矢印により、それぞれ示している。
 図2に示すように、複数の突起部3は、それぞれクローラ本体2の内周面21からクローラ内周側へ突出しており、クローラ周方向に互いに一定の間隔を空けて配列されている。本例において、各突起部3は、それぞれクローラ本体2のクローラ幅方向中央に配置されている。クローラ本体2の内周面21と、各突起部3の表面とは、ゴムクローラ1の内周面11を構成する。
 複数のラグ5は、それぞれクローラ本体2の外周面22からクローラ外周側へ突出している。ラグ5の形状や配置は、各図に示すものに限られず、任意の形状や配置を採用してよい。クローラ本体2の外周面22と、各ラグ5の表面とは、ゴムクローラ1の外周面12を構成する。
 スチールコード層6は、それぞれクローラ周方向に平行に延びる複数本のスチールコード6aからなる。各補強プライ7は、スチールコード層6よりもクローラ外周側に配置され、例えばクローラ周方向に対して傾斜した複数本のコードを含む。補強プライ7は、無くてもよい。
 図1の例のゴムクローラ走行装置Aは、トラクター用の走行装置として構成されており、駆動輪としてのスプロケットSと、1つ又は複数(図の例では2つ)の従動輪としてのアイドラIと、1つ又は複数(図の例では3つ)の転輪Rと、これらに巻き掛けられた本実施形態のゴムクローラ1と、を備えている。
 スプロケットSは、複数のピンPを有しており、図1及び図4に示すように、スプロケットSが回転する間、各ピンPがゴムクローラ1の各突起部3のクローラ周方向端面に順次係合する(当たる)ように構成されている。突起部3は、スプロケットSのピンPが突起部3のクローラ周方向端面と係合する際に、スプロケットSのピンPからの駆動力をクローラ本体2に伝達する機能を有する。図1及び図4の例では、ピンPは、クローラ幅方向に延在する円柱状に構成されているが、ピンPの構成は任意でよい。
 図5に示すように、転輪Rは、ゴムクローラ1の突起部3をクローラ幅方向に跨ぐように配設されており、突起部3のクローラ幅方向両側の転輪通過面11a(図3、図5)上を通過するように構成されている。突起部3は、そのクローラ幅方向両側の端面によって、転輪Rのクローラ幅方向の移動を規制することにより転輪Rをガイドする機能を有する。これにより、旋回時等に発生しやすい脱輪が抑制される。
 アイドラIも、転輪Rと同様に、ゴムクローラ1の突起部3をクローラ幅方向に跨ぐように配設されている。
 なお、本実施形態のゴムクローラ1は、図1に示すゴムクローラ走行装置Aとは異なる任意の構成のゴムクローラ走行装置に用いられてよい。
 図3~図5に示すように、クローラ本体2のクローラ内周側には、複数のゴム弾性体からなるゴム突起31が設けられており、これら複数のゴム突起31は、それぞれクローラ本体2の内周面21からクローラ内周側へ突出しており、クローラ周方向に互いに一定の間隔を空けて配列されている。各ゴム突起31には、それぞれ樹脂部材32が1つずつ埋設されている。突起部3は、ゴム突起31と、これに埋設された樹脂部材32とから、構成されている。
 本例において、樹脂部材32は、射出成形により、一部品として一体に形成されている。また、本例において、樹脂部材32は、その外表面がゴム突起31の表面に露出しており、残りの部分がゴム突起31の内部に埋設されている。樹脂部材32の外表面(具体的には、後述のフレーム部33の外表面)とゴム突起31の表面とは、突起部3の表面を構成している。
 本例において、樹脂部材32の外表面とゴム突起31の表面とは、両者間に段差が無く、突起部3の表面を滑らかに形成している。ただし、樹脂部材32の外表面とゴム突起31の表面との間に段差があってもよく、例えば、樹脂部材32の一部が、ゴム突起31の表面よりも、突起部3の外側に突出していてもよい。
 本例において、連結部34は、その全部が、ゴム突起31の内部に埋設されている。
 本明細書において、ゴム突起31の「頂面31a」とは、ゴム突起31のクローラ内周側の端面である。ゴム突起31の「側面31d」とは、ゴム突起31の表面のうち、頂面31a以外の表面を指しており、具体的には、クローラ幅方向端面31b、クローラ周方向端面31cである。ゴム突起31の「根元31e」とは、ゴム突起31のクローラ外周側の仮想端面であり、クローラ本体2の内周面21をゴム突起31側へ延長させてなる仮想面でもある。
 同様に、本明細書において、突起部3の「頂面」とは、突起部3のクローラ内周側の端面である。突起部3の「側面」とは、突起部3の表面のうち、頂面以外の表面を指しており、具体的には、クローラ幅方向端面、クローラ周方向端面である。突起部3の「根元」とは、突起部3のクローラ外周側の仮想端面であり、クローラ本体2の内周面を突起部3側へ延長させてなる仮想面でもある。
 樹脂部材32は、ゴム突起31を補強し、ゴム突起31の摩耗や破損を抑制するために、設けられている。
 図6は、図3の突起部3を拡大して示す、斜視図である。図7は、図6の突起部3を、クローラ内周面に平行な図6のC-C線に沿う断面により示す、C-C断面図である。図8は、図6の突起部3のうち、樹脂部材32のみを示す、斜視図である。図8では、便宜のため、樹脂部材32がゴムクローラ1のゴム突起31に埋設された状態におけるクローラ周方向(CD矢印)、クローラ幅方向(WD矢印)、クローラ厚さ方向(TD矢印)を、それぞれ示している。
 図3~図8に示すように、樹脂部材32は、複数(本例では4つ)のフレーム部33と、これら複数のフレーム部33どうしを連結する、連結部34と、を有している。本例において、各フレーム部33は、それぞれ、略L字状に曲がった板状に構成されている。より具体的に、各フレーム部33は、それぞれ、ゴム突起31の側面31dに沿って延在する、略平板状の側面板状部331と、この側面板状部331のクローラ内周側端部から連続してゴム突起31の頂面31aに沿って延在する、略平板状の頂面板状部332と、を有する。側面板状部331と頂面板状部332とは、互いに交差した方向に延在している。側面板状部331は、ゴム突起31の根元31eよりもクローラ内周側の位置から、ゴム突起31の頂面31aの外縁(頂面31aと側面31dとの間のエッジ)までにわたって、延在している。頂面板状部332は、ゴム突起31の頂面31aの外縁から、当該頂面31aの中心側に向かって延在し、当該頂面31aの中心に至る手前まで、延在している。側面板状部331と頂面板状部332との結合部分333(境界部分)は、ゴム突起31の頂面31aの外縁に対応する位置にあり、突起部3の頂面の外縁の一部を構成している。
 本例において、各フレーム部33の厚みは、その全体にわたってほぼ均一である。ただし、フレーム部33の厚みは、非均一でもよい。
 側面板状部331の外表面は、ゴム突起31の側面31dに露出している。側面板状部331の外表面と、これに隣接するゴム突起31の側面31dとは、両者間に段差が無く、互いに面一である。側面板状部331の外表面とゴム突起31の側面31dとは、突起部3の側面を構成している。
 また、頂面板状部332の外表面は、ゴム突起31の頂面31aに露出している。頂面板状部332の外表面と、これに隣接するゴム突起31の頂面31aとは、両者間に段差が無く、互いに面一である。頂面板状部332の外表面とゴム突起31の頂面31aとは、突起部3の頂面を構成している。
 なお、本明細書において、フレーム部33、側面板状部331、頂面板状部332の「外表面」とは、これらの表面のうち、突起部3の外側を向く面を指す。一方、フレーム部33、側面板状部331、頂面板状部332の「内表面」とは、これらの表面のうち、突起部3の内側を向く面を指す。
 本例では、ゴム突起31の各側面31dに、フレーム部33が1つずつ設けられている。すなわち、樹脂部材32は、フレーム部33として、クローラ周方向両側の一対のフレーム部33cと、クローラ幅方向両側の一対のフレーム部33wと、を有している。
 具体的には、ゴム突起31のクローラ周方向両側の端面31c(側面31d)側には、フレーム部33cがそれぞれ1つずつ設けられている。これら一対のフレーム部33cは、クローラ周方向に互いに対向しており、それぞれ、ゴム突起31のクローラ幅方向中央に配置されているとともに、ゴムクローラ1の内周面を平面視したときに、それぞれクローラ周方向に延在している(図3)。図6に示すように、クローラ周方向両側のフレーム部33cの幅W33cは、それぞれ、ゴム突起31の頂面31aのクローラ幅方向の幅L2よりも、小さい(W33c<L2)。なお、このフレーム部33cの幅W33cは、当該フレーム部33cの延在方向に垂直な方向、すなわち、クローラ幅方向に沿って測るものとする。フレーム部33cの幅W33cは、本例では、フレーム部33cの延在方向に沿って一定であるが、フレーム部33cの延在方向に沿って変化してもよい。
 また、ゴム突起31のクローラ幅方向両側の端面31b(側面31d)側にも、フレーム部33wがそれぞれ1つずつ設けられている。これら一対のフレーム部33wは、クローラ幅方向に互いに対向しており、それぞれ、ゴム突起31のクローラ周方向中央に配置されているとともに、ゴムクローラ1の内周面を平面視したときに、それぞれクローラ幅方向に延在している(図3)。図6に示すように、クローラ幅方向両側のフレーム部33wの幅W33wは、それぞれ、ゴム突起31の頂面31aのクローラ周方向の幅L3よりも、小さい(W33w<L3)。なお、このフレーム部33wの幅W33wは、当該フレーム部33wの延在方向に垂直な方向、すなわち、クローラ周方向に沿って測るものとする。フレーム部33wの幅W33wは、本例では、フレーム部33wの延在方向に沿って一定であるが、フレーム部33wの延在方向に沿って変化してもよい。
 本例において、連結部34は、クローラ周方向両側のフレーム部33cどうしを連結する、周方向連結部34cと、クローラ幅方向両側のフレーム部33wどうしを連結する、幅方向連結部34wと、を有する。
 本例において、周方向連結部34cは、棒状に構成されており、クローラ周方向に延在しているとともに、その両端部が、クローラ周方向両側のフレーム部33cの側面板状部331の内表面にそれぞれ結合されている。
 また、幅方向連結部34wは、棒状に構成されており、クローラ幅方向に延在しているとともに、その両端部が、クローラ幅方向両側のフレーム部33wの側面板状部331の内表面にそれぞれ結合されている。
 周方向連結部34cと幅方向連結部34wとは、互いにほぼ直角に交差している。
 図の例において、周方向連結部34c、幅方向連結部34wは、それぞれの延在方向に垂直な断面の形状が、円形であるが、それぞれの延在方向に垂直な断面の形状は、楕円形や四角形等、任意の形状でよい。
 突起部3は、衝撃の入力を繰り返し受ける部分である。そのため、仮に突起部3が樹脂部材32を有さずにゴム突起31のみから構成される場合、ゴム突起31には、摩耗や破損が生じやすい。例えば、突起部3のクローラ幅方向両側を転輪Rが通過する際、ゴムクローラ1が旋回走行していると、転輪Rは突起部3のクローラ幅方向端面に衝突したり擦れたりする場合がある。その際、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31bには、転輪Rとの干渉によって、摩耗が生じやすい。なお、突起部3のクローラ幅方向両側をアイドラIが通過する際も、同様である。また、ゴムクローラ1が急に発進したり旋回したりすると、転輪Rは突起部3に乗り上げて、脱輪を起こすおそれがある。その際に、転輪Rが突起部3の頂面31a側の部分(特に、頂面31aの外縁の近傍部分)を潰し、そこで破損(ゴム欠け等)が生じるおそれがある。また、突起部3のクローラ周方向端面は、スプロケットSのピンPと繰り返し衝突する。そのため、ゴム突起31のクローラ周方向端面31cには、スプロケットSのピンPとの干渉によって、摩耗が生じやすい。
 一方、本実施形態のゴムクローラ1は、ゴム突起31に樹脂部材32が埋設されており、樹脂部材32のフレーム部33が、側面板状部331と頂面板状部332とを有しており、それにより、概略的にいえば、ゴム突起31の表面側を覆っている。樹脂部材32を構成する樹脂材料は、ゴム突起31を構成するゴム弾性体に比べ、剛性が高く、摩擦係数が低い。そのため、同じ衝撃の入力に対し、樹脂部材32は、ゴム突起31に比べて、損傷を受けにくく、衝撃に耐えることができる。よって、ゴム突起31ひいては突起部3の摩耗や破損を効果的に抑制でき、ゴム突起31ひいては突起部3の耐久性を向上できる。
 具体的に、本例においては、樹脂部材32のフレーム部33wが、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31b側に配置されているので、転輪Rが突起部3のクローラ幅方向端面に干渉する際、フレーム部33wの側面板状部331は、転輪Rからの衝撃の大部分を受け負い、これに耐えることができる。よって、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31b(ひいては突起部3のクローラ幅方向端面)の摩耗を抑制できる。なお、突起部3のクローラ幅方向両側をアイドラIが通過する際も、同様である。
 また、本例においては、樹脂部材32のフレーム部33cが、ゴム突起31のクローラ周方向端面31c側に配置されているので、スプロケットSのピンPが突起部3のクローラ周方向端面に干渉する際、フレーム部33cの側面板状部331は、ピンPからの衝撃の大部分を受け負い、これに耐えることができる。よって、ゴム突起31のクローラ周方向端面31c(ひいては突起部3のクローラ周方向端面)の摩耗を抑制できる。
 また、樹脂部材32のフレーム部33w、33cは、頂面板状部332を有することにより、転輪Rが突起部3に乗り上げる際、フレーム部33w、33cの頂面板状部332は、転輪Rからの衝撃の大部分を受け負い、これに耐えることができる。よって、ゴム突起31の頂面31a側の部分(特に、頂面31aの外縁の近傍部分)の破損(ゴム欠け等)を抑制でき、ひいては、突起部3の頂面側の部分(特に、頂面の外縁の近傍部分)の破損(ゴム欠け等)を抑制できる。
 これにより、突起部3の耐久性を向上できる。
 また、樹脂部材32は、ゴム突起31に比べて、摩擦係数が低いので、いったん突起部3に乗り上げた転輪Rは、すぐに、樹脂部材32のフレーム部33w、33cの外表面上で滑り落ちて、元の位置に戻ることができる。よって、脱輪が生じにくくなる。
 また、本実施形態によれば、ゴム突起31に樹脂部材32が埋設されており、樹脂部材32が、ゴム突起31の表面側を覆うように設けられた複数のフレーム部33と、これらのフレーム部33どうしをゴム突起31の内部で連結する連結部34とを、有しているので、仮に突起部3がゴム突起31のみから構成された場合に比べて、突起部3の全体的な剛性を向上でき、突起部3が衝撃の入力に対して変形し難くなる。そのため、スプロケットSのピンPとの係合時に、突起部3が倒れるように変形するのを抑制でき、よりしっかりと駆動力を伝達することができる。また、転輪Rが通過する際に、突起部3は、ガイドとしての機能を、より効果的に発揮できる。
 なお、突起部3に繰り返し衝撃が入力されるのに応じて、樹脂部材32とゴム突起31との間では、徐々に剥離が生じていきやすい。仮に、樹脂部材32を、特許文献1に記載されたように、一方向に延びる丸棒状又は平板状に構成した場合、突起部3に繰り返し衝撃が入力されることにより、剥離が生じた後に、樹脂部材32がゴム突起31から抜けるおそれがある。
 その点、本実施形態では、樹脂部材32が、ゴム突起31の表面側を覆うように設けられた複数の略L字状のフレーム部33と、これらのフレーム部33どうしをゴム突起31の内部で連結する連結部34とを、有しているので、樹脂部材32とゴム突起31との接着面積が増える結果、剥離が生じにくくなるとともに、連結部34によって互いに連結されたフレーム部33どうしが互いにストッパーとして機能するため、仮に剥離が生じたとしても、樹脂部材32がゴム突起32から抜けるのを確実に防止できる。これにより、突起部3の耐久性を向上できる。
 また、本例における樹脂部材32は、例えば特許文献1に記載された丸棒状の樹脂部材に比べて、薄肉であるので、その分、樹脂部材32を射出成形する際の成形サイクルの短縮やコストの低減が可能であるとともに、射出成形時において樹脂部材32の内部に気泡が生じにくくなる。
 このような観点から、フレーム部33の厚みは、3~10mmであると、好適である。
 また、図7に示すように、周方向連結部34cのクローラ幅方向の幅W34cは、ゴム突起31のクローラ周方向端面31c側に配置されたフレーム部33cの幅W33cよりも、小さい(W34c<W33c)と、好適である。同様の観点から、周方向連結部34cのクローラ幅方向の断面積は、ゴム突起31のクローラ周方向端面31c側に配置されたフレーム部33cの幅方向の断面積よりも、小さいと、好適である。
 また、幅方向連結部34wのクローラ周方向の幅W34wは、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31w側に配置されたフレーム部33wの幅W33wよりも、小さい(W34w<W33w)と、好適である。同様の観点から、幅方向連結部34wのクローラ周方向の断面積は、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31w側に配置されたフレーム部33wの幅方向の断面積よりも、小さいと、好適である。
 また、樹脂部材32は、軽量であるので、例えば樹脂部材32の代わりにゴム突起31に金属を埋設した場合に比べて、ゴムクローラ1の重量を軽量化できる。このことは、ゴムクローラ1が本例のように芯金レスゴムクローラである場合に、特に有利である。また、コストの低減も可能である。
 また、ゴム突起31に樹脂部材32を埋設している分、仮に突起部3がゴム突起31のみから構成された場合に比べて、突起部3の発熱を低減でき、それによっても突起部3の耐久性を向上できる。
 本例において、各フレーム部33は、側面板状部331の外表面が、ゴム突起31の側面31dに露出しており、また、頂面板状部332の外表面が、ゴム突起31の頂面31aに露出しているので、仮にこれらの外表面がゴム突起31の内部に位置していてゴム突起31の一部により覆われている場合に比べて、上述したゴム突起31の摩耗や破損をより効果的に抑制できる。
 ただし、フレーム部33の外表面が、ゴム突起31の内部に位置してゴム突起31の一部を構成するゴム膜(例えば、厚さ5mm以下のゴム膜)により覆われていてもよい。その場合、例えば、ゴムクローラ1の使用を開始して間もない間は、フレーム部33の外表面を覆うゴム膜に対して摩耗等が生じやすいが、すぐに当該ゴム膜は無くなって、フレーム部33の外表面がゴム突起31の表面に露出した状態となって、本例と同等の効果が得られるようになる。
 樹脂部材32は、任意の樹脂材料から構成されてよい。
 ゴム突起31を補強する観点からは、樹脂部材32を構成する樹脂材料は、クローラ本体2及びゴム突起31を構成するゴム弾性体よりも、剛性が高く、摩擦係数が低いものであると、好適である。
 樹脂部材32を構成する樹脂材料の摩擦係数は、0.01~0.8であると好適であり、0.04~0.4であるとより好適である。
 ここで、「摩擦係数」とは、JIS K7125に準拠して測定されるものとする。
 ゴム突起31を補強する観点からは、樹脂部材32を構成する樹脂材料は、例えば、6ナイロン、6-6ナイロン、ポリエチレン、超高分子ポリエチレン等であると好適である。
 図6を参照し、ゴム突起31を補強する観点からは、ゴム突起31のクローラ周方向端面31c側に配置されたフレーム部33cの幅W33cは、ゴム突起31の頂面31aのクローラ幅方向の幅L2の0.50~1.0倍であると好適である。
 また、同様の観点から、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31w側に配置されたフレーム部33wの幅W33wは、ゴム突起31の頂面31aのクローラ周方向の幅L3の0.50~1.0倍であると好適である。
 なお、上述した図3~図8の例では、樹脂部材32のフレーム部33が、ゴム突起31の側面31dどうしの間のエッジ部や、頂面31aの中央部には配置されていない。ゴム突起31のクローラ周方向端面31c側に配置されたフレーム部33cの幅W33cは、ゴム突起31の頂面31aのクローラ幅方向の幅L2よりも小さく、すなわち、幅L2の1.0倍未満である。また、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31w側に配置されたフレーム部33wの幅W33wは、ゴム突起31の頂面31aのクローラ周方向の幅L3よりも小さく、すなわち、幅L3の1.0倍未満である。ゴム突起31の側面31dどうしの間のエッジ部や、頂面31aの中央部は、もともと転輪RやスプロケットSのピンP等との干渉が比較的少なく、そこにフレーム部33を配置する必要性は少ない。また、そこにフレーム部33を配置しないことにより、樹脂部材32のボリュームを低減し、それにより、射出成形時において樹脂部材32の内部での気泡の発生を抑制でき、また、コストを低減できる。
 ただし、ゴム突起31の側面31dどうしの間のエッジ部、及び/又は、頂面31aの中央部に、フレーム部33を配置してもよい。例えば、図6の例において、ゴム突起31のクローラ幅方向端面31b側に設けられたフレーム部33wと、ゴム突起31のクローラ周方向端面31c側に設けられたフレーム部33cとを、連結させて、1つのフレーム部33を構成し、それにより、ゴム突起31の側面31dどうしの間のエッジ部を当該フレーム部33で覆うようにしてもよい。また、図6の例において、クローラ幅方向両側のフレーム部33wの頂面板状部332どうし、及び/又は、クローラ周方向両側のフレーム部33cの頂面板状部332どうしを、連結させて、1つのフレーム部33を構成し、それにより、ゴム突起31の頂面31aの中央部を当該フレーム部33で覆うようにしてもよい。
 なお、本実施形態のゴムクローラ1を製造する方法の一例を説明する。まず、予め樹脂部材32を射出成形により製造し、その後、ゴムクローラ1の加硫成形金型の成形面に備えられた、突起部3を成形するための凹部に、樹脂部材32をセットし、その後、樹脂部材32以外のゴムクローラ1の各構成部材(未加硫ゴム、スチールコード6a、補強プライ7等)を、加硫成形金型の内部に順次配置する。その後、加硫成形金型を閉型し、加硫成形を行う。その間、未加硫ゴムの一部は、凹部内に流れ込み、ゴム突起31を形成するとともに、樹脂部材32がゴム突起31と固着される。
 なお、樹脂部材32を凹部内にセットする前に、樹脂部材32の表面に接着剤を塗布すると好適である。
 図6に示すように、本例において、ゴム突起31の頂面31a側の各角部31fは、面取り(具体的には、R面取り)されており、これにより、角張りのない湾曲面形状を有している。これにより、転輪やスプロケット等との干渉時に入力される衝撃に対し、ゴム突起31の頂面31a側の各角部31fでの摩耗や破損を、より効果的に抑制できる。
 また、図6に示すように、本例において、突起部3の頂面の外縁(側面と頂面との間のエッジ)も、面取り(具体的には、R面取り)されており、これにより、角張りのない湾曲面形状を有している。各フレーム部33は、側面板状部331と頂面板状部332との結合部分333で、滑らかに湾曲している。これにより、転輪やスプロケット等との干渉時に入力される衝撃に対し、突起部3の頂面の外縁の近傍部分での摩耗や破損を、より効果的に抑制でき、ゴム突起31及びフレーム部33の耐久性、ひいては突起部3の耐久性を、向上できる。
 図6~図8に示すように、本例において、各フレーム部33は、フレーム部33の表面のうち、当該フレーム部33の厚み方向両側の面を除く各面(フレーム部33の延在方向両側の端面33fa、33fbと、フレーム部33の幅方向両側の端面33fc)は、それぞれ、当該フレーム部33の外側に突出した湾曲面となるように、R付けされている。これにより、仮にフレーム部33の厚み方向両側の面を除く各面(端面33fa、33fb、33fc)が平坦面であり、その両側に角張りのあるエッジが外側に突出している場合に比べて、フレーム部33の当該各面とゴム突起31との界面における応力の集中を抑制し、そこでの剥離の発生を抑制できる。
 同様に、図7に示すように、本例において、フレーム部33と連結部34との結合部分35における外縁部35aが、フレーム部33の内側に窪んだ湾曲面となるように、R付けされている。これにより、仮にフレーム部33と連結部34との結合部分35における外縁部35aが、フレーム部33の内側に窪んだ角張りのあるエッジである場合に比べて、樹脂部材32の当該結合部分35とゴム突起31との界面における応力の集中を抑制し、そこでの剥離の発生を抑制できる。
 なお、図7の例では、連結部34における、周方向連結部34cと幅方向連結部34wとの交差部分34pに形成された、連結部34の内側に窪んだエッジ34paが、角張りを有しているが、当該エッジ34paも、連結部34の内側に窪んだ湾曲面となるように、R付けされていてもよい。
 図5において、ゴム突起31を補強する観点からは、ゴム突起31の根元31eからフレーム部33のクローラ外周側の端部(側面板状部331のクローラ外周側の端部)331aまでの、クローラ厚さ方向TDの距離D1は、ゴム突起31の高さ(クローラ厚さ方向の長さ)Hの0~0.3倍であると好適である。
 図5に示すように、本例においては、フレーム部33のクローラ外周側の端部(ひいては、側面板状部331のクローラ外周側の端部)331aは、ゴム突起31の根元31eよりも、クローラ内周側に位置している。
 これにより、仮に、側面板状部331のクローラ外周側の端部331aがゴム突起31の根元31eに位置している場合に比べて、ゴム突起31の根元31eにおける剛性段差を低減できる。これにより、突起部3に衝撃が入力される際にゴム突起31の根元31eに集中しやすい歪みを低減でき、ひいては、ゴム突起31の根元31eにおけるクラックの発生を抑制できる。
 また、この構成は、図5に示す例のように、転輪Rにおけるクローラ幅方向両側の大径部が、金属製の金属部Rmと、金属部Rmの外周側を被覆するゴム製のゴム部Rrとを、有する場合に、特に有利である。仮に突起部3がゴム突起31のみからなる場合、ゴム突起31の側面31dのうち、転輪Rの金属部Rmと同じ高さにある部分は、金属部Rmとの干渉によって摩耗が生じやすいのに対し、それよりクローラ外周側にある、転輪Rのゴム部Rrと同じ高さにある部分は、ゴム部Rrと干渉しても摩耗が生じにくい。そのため、図5の例のように、ゴム突起31の側面31dのうち、もともと摩耗が生じやすい、転輪Rの金属部Rmと同じ高さにある部分のみに、フレーム部33を配置することにより、ゴム突起31ひいては突起部3の側面の摩耗を十分効果的に抑制できる。
 これらの観点から、ゴム突起31の根元31eからフレーム部33のクローラ外周側の端部(側面板状部331のクローラ外周側の端部)331aまでの、クローラ厚さ方向TDの距離D1は、ゴム突起31の高さ(クローラ厚さ方向の長さ)Hの0.05~0.3倍であるとより好適である。また、この構成により、フレーム部33とゴム突起31との境界部分での早期割れや割れの成長を抑制できる。
 また、同様の観点から、図5の例のように、フレーム部33のクローラ外周側の端部(側面板状部331のクローラ外周側の端部)331aが、転輪Rのゴム部Rrのクローラ内周側の端部と同じ高さに位置しているか、又は、転輪Rのゴム部Rrのクローラ内周側の端部よりもクローラ内周側に位置していると、好適である。
 なお、図4を参照し、本例のようにスプロケットSのピンPがクローラ幅方向に延在する円柱状に構成される場合、フレーム部33のクローラ厚さ方向TDの長さ(フレーム部33のクローラ外周側の端部331aからフレーム部33のクローラ内周側の端部までのクローラ厚さ方向TDの長さ)L1は、スプロケットSのピンPの半径rよりも小さいと好適である。これにより、フレーム部33とゴム突起31との境界部分での早期割れや割れの成長を抑制できる。ここで、ピンPの半径r(図4)は、ピンPのなす円柱形状の半径を指す。
 なお、本発明のゴムクローラは、上述した実施形態に限定されず、様々な変形例が可能である。
 例えば、図9~図11に示す第1変形例のように、連結部34における周方向連結部34c、幅方向連結部34wは、それぞれ板状に構成されてもよい。この場合、図8の例のように周方向連結部34c、幅方向連結部34wがそれぞれ棒状に構成される場合よりも、樹脂部材32の射出成形の型抜きがし易くなる。
 なお、連結部34の形状は、これに限られず、任意の形状を有していてよい。
 また、図12に示す第2変形例のように、樹脂部材32は、クローラ幅方向両側のフレーム部33wと幅方向連結部34wとを有さずに、クローラ周方向両側のフレーム部33cと、これらを連結する周方向連結部34cと、から構成されてもよい。
 あるいは、図13に示す第3変形例のように、樹脂部材32は、クローラ周方向両側のフレーム部33cと周方向連結部34cとを有さずに、クローラ幅方向両側のフレーム部33wと、これらを連結する幅方向連結部34wと、から構成されてもよい。
 上述した各例では、ゴムクローラ1が備える各ゴム突起31のそれぞれに樹脂部材32が設けられているが、一部のゴム突起31のみに樹脂部材32が設けられてもよい。
 本発明のゴムクローラは、芯金レスゴムクローラに適用されると好適なものであり、例えば農業機械(トラクター、コンバイン等)や建設機械(ミニショベル等)等に装着されて使用されると好適なものである。
1:ゴムクローラ、 2:クローラ本体、 3:突起部、 5:ラグ、 6:スチールコード層、 6a:スチールコード、 7:補強プライ、 11:ゴムクローラの内周面、 11a:転輪通過面、 12:ゴムクローラの外周面、 21:クローラ本体の内周面、 22:クローラ本体の外周面、 31:ゴム突起、 31a:頂面、 31b:クローラ幅方向端面(側面)、 31c:クローラ周方向端面(側面)、 31d:側面、 31e:根元、 31f:角部、 32:樹脂部材、 33、33c、33w:フレーム部、 33fa、33fb、33fc:フレーム部の面(表面)、 34:連結部、 34c:周方向連結部、 34p:交差部分、 34pa:エッジ、 34w:幅方向連結部、 35:フレーム部と連結部との結合部分、 35a:エッジ、 331:側面板状部、 331a:クローラ外周側の端部、 332 頂面板状部、 333:側面板状部と頂面板状部との結合部分、 A:ゴムクローラ走行装置、 I:アイドラ、 P:ピン、 R:転輪、 Rm:金属部、 Rr:ゴム部、 S:スプロケット 
 

Claims (7)

  1.  無端状のゴム弾性体からなるクローラ本体と、
     前記クローラ本体の内周面からクローラ内周側へ突出した、ゴム突起と、
     前記ゴム突起に埋設された、樹脂部材と、
    を備え、
     前記樹脂部材は、
      複数のフレーム部と、
      前記複数のフレーム部どうしを連結する、連結部と、
    を有し、
     前記フレーム部は、
      前記ゴム突起の側面に沿って延在する、側面板状部と、
      前記側面板状部から連続して前記ゴム突起の頂面に沿って延在する、頂面板状部と、
    を有する、ゴムクローラ。
  2.  前記フレーム部は、
      前記側面板状部が、前記ゴム突起の側面に露出しており、
      前記頂面板状部が、前記ゴム突起の頂面に露出している、請求項1に記載のゴムクローラ。
  3.  前記ゴム突起のクローラ周方向両側の側面側に、前記フレーム部がそれぞれ設けられている、請求項1又は2に記載のゴムクローラ。 
  4.  前記ゴム突起のクローラ幅方向両側の側面側に、前記フレーム部がそれぞれ設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載のゴムクローラ。 
  5.  前記ゴム突起の頂面側の各角部は、面取りされている、請求項1~4のいずれか一項に記載のゴムクローラ。 
  6.  前記フレーム部の表面のうち、当該フレームの厚み方向両側の面を除く各面は、それぞれ、当該フレーム部の外側に突出した湾曲面である、請求項1~5のいずれか一項に記載のゴムクローラ。 
  7.  前記フレーム部は、前記側面板状部と前記頂面板状部との結合部分で滑らかに湾曲している、請求項1~6のいずれか一項に記載のゴムクローラ。
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