JP5539167B2 - 弾性クローラ - Google Patents
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Description
また、上記弾性クローラでは、一の連結部が駆動輪の周上に位置するときに、別の連結部と隣接する他の連結部が従動輪の周上に位置するように複数のクローラユニットが連結されている。
ここで、クローラユニット連結体の一の連結部が駆動輪の周上に位置し、別の連結部と隣接する他の連結部(すなわち、複数の連結部)が従動輪の周上に位置することから、クローラユニット連結体が駆動輪及び従動輪に沿って曲がりやすく、巻き掛けに必要な力を抑えることができる。すなわち、巻き掛けに係る作業(組立作業)を容易に行なうことができる。
そして、駆動輪及び従動輪に巻き掛けたクローラユニット連結体の一端部の係合軸部と他端部の係合部とを連結することで、無端状の上記弾性クローラが組立てられると共に車両へ装着される。
以上、上記弾性クローラによれば、組立てと共に車両への装着を容易に行なうことができる。
上記弾性クローラの組立時には、まず、駆動輪の周上に一の連結部と隣接する他の連結部、従動輪の周上に別の連結部と隣接する他の連結部がそれぞれ位置するように複数のクローラユニットを一列に並べると共に隣接するクローラユニット同士を連結してクローラユニット連結体を構成する。次に、クローラユニット連結体を、駆動輪の周上に一の連結部と隣接する他の連結部、従動輪の周上に別の連結部と隣接する他の連結部がそれぞれ位置するように駆動輪及び従動輪に巻き掛ける。
ここで、クローラユニット連結体の一の連結部と隣接する他の連結部(すなわち、複数の連結部)が駆動輪の周上に位置し、別の連結部と隣接する他の連結部(すなわち、複数の連結部)が従動輪の周上に位置することから、クローラユニット連結体が駆動輪及び従動輪に沿って曲がりやすく、巻き掛けに必要な力を更に抑えることができる。すなわち、巻き掛けに係る作業(組立作業)を更に容易に行なうことができる。
これにより、請求項2の弾性クローラは、組立てと共に車両への装着を更に容易に行なうことができる。
以下、本発明の弾性クローラについて図1〜図12を用いて説明する。
図1に示すように、第1実施形態のゴムクローラ10(弾性クローラの一例)は、無端状とされ、クローラ車(例えば、トラクターやブルドーザなど)の駆動輪の一例としてのスプロケット100及び従動輪の一例としてのアイドラー102に巻き掛けられて用いられるものである。なお、本実施形態のスプロケット100とアイドラー102の大きさ(外径)は、略同じとされている。
なお、低剛性部15には、隣接する同士が互いに連結されたクローラユニット14と、クローラユニット14とこれに隣接するクローラユニット12との後述する連結部60とが含まれる。
図7に示すように、クローラユニット12は、長尺な帯状とされ、長手方向の一端部に係合軸部の一例であるピン部22R(詳細は後述)が設けられ、長手方向の他端部に係合部の一例である引掛部34R(詳細は後述)が設けられている(図8〜10参照)。
図4に示すように、芯金群40を構成する芯金20は、幅方向に沿って延びる略円柱状のピン部22を有している。このピン部22は、幅方向に対向配置された一対のガイド壁部26の各々の内面(幅方向内側の面)に設けられ両端支持されている。このガイド壁部26は、側面視(幅方向から見て)で略台形状とされている。
また、図5及び図6に示すように、芯金群40は、複数の芯金20を長手方向に一列に並べ、一の芯金20のピン部22に隣接する他の芯金20の引掛部34を引掛けて構成されている。なお、一の芯金20のピン部22に隣接する他の芯金20の引掛部34を引掛けた状態において、一の芯金20と隣接する他の芯金20は相対回転可能となっている。
図7に示すように、芯金群40は、長手方向の一端部に位置するピン部22及び長手方向の他端部に位置する引掛部34がそれぞれ露出するように長尺な帯状のゴム弾性体42内に埋設されている。このゴム弾性体42から露出したピン部22が上述した係合軸部の一例としてのピン部22Rであり、ゴム弾性体42から露出した引掛部34が上述した係合部の一例としての引掛部34Rである。
次に、ゴムクローラ10の組立手順について説明する。
なお、組立手順については、以下に説明するものに限定されない。最終的にゴムクローラ10が組立てられれば、どのような手順を用いても構わない。
次に、図10及び図11に示すように一のクローラユニット12のピン部22Rに他のクローラユニット12の引掛部34Rを引掛けて、隣接するクローラユニット12同士を連結する。同様にして、隣接するクローラユニット14同士を連結すると共に、隣接するクローラユニット12とクローラユニット14を連結する。この連結により、長尺なクローラユニット連結体62が形成される。このとき、クローラユニット連結体62には、長手方向に交互に高剛性部13と低剛性部15とが形成される。
なお、その他の手順として、予め無端状のゴムクローラ10を組立ててから、該ゴムクローラ10をスプロケット100及びアイドラー102に巻掛けて車両に装着してもよい。この場合には、一の低剛性部15の中の一の連結部60と隣接する他の連結部60とがスプロケット100の周上に位置し、別の低剛性部15の中の一の連結部60と隣接する他の連結部60とがアイドラー102の周上に位置するように巻き掛けるとよい。
ゴムクローラ10は、組立て時において、クローラユニット連結体62を、スプロケット100の周上に一の低剛性部15の中の一の連結部60と隣接する他の連結部60と、アイドラー102の周上に別の低剛性部15の中の一の連結部60と隣接する他の連結部60とがそれぞれ位置するようにスプロケット100及びアイドラー102に巻き掛けることで、クローラユニット連結体62がスプロケット100及びアイドラー102に沿って曲がりやすくなり、巻き掛けに必要な力を抑えることができる。
つまり、クローラユニット連結体62は、ピン部22Rと該ピン部22Rに引掛けられた引掛部34Rとで構成されて他の部分(ゴム弾性体42がある部分)よりも曲がりやすい連結部60が複数形成された低剛性部15を、スプロケット100の周上及びアイドラー102の周上にそれぞれ位置するようにして巻き掛けることで、巻き掛けに必要な力を抑えることができる。
このようにクローラユニット連結体62を巻き掛けることで、巻き掛けに係る作業(組立作業)を容易に行なうことができる。
以上、ゴムクローラ10によれば、組立てと共に車両への装着を容易に行なうことができる。
さらに、ゴムクローラ10では、低剛性部15がクローラ周方向に半周ずれた位置に形成されていることから、クローラ走行時における回転バランスの悪化を効果的に抑制することができる。
第1実施形態のゴムクローラ10では、図1に示すように、スプロケット100の周上に6つの連結部60が位置するときに、アイドラー102の周上に6つの連結部が位置する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、図13に示すゴムクローラ110のように、スプロケット100の周上に2つの連結部60が位置するときに、アイドラー102の周上に2つの連結部60が位置する構成としてもよい。具体的には、図13に示すように、ゴムクローラ110は、クローラ周方向に半周ずれた位置にクローラユニット14が配置され、残りの部分がクローラユニット14よりもサイズが大きいクローラユニット12によって形成されている。
また、図14に示すゴムクローラ120のように、スプロケット100の周上に2つの連結部60が位置するときに、アイドラー102の周上に3つの連結部60が位置する構成としてもよい。つまり、スプロケット100の周上に位置する連結部60の数と、アイドラー102の周上に位置する連結部60の数は、異なっていてもよい。
また、図15に示すゴムクローラ130のように、スプロケット100の周上に3つの連結部60が位置するときに、アイドラー102の周上に3つの連結部60が位置し、このスプロケット100の周上に位置する複数の連結部60に対して、アイドラー102の周上に位置する複数の連結部60がクローラ周方向に半周よりも若干ずれていてもよい。 また、図16に示すゴムクローラ140のように、クローラユニット14がスプロケット100又はアイドラー102の片方の周上のみに位置する、つまり、スプロケット100又はアイドラー102のどちから一方の周上に一つの連結部60が位置し、他方の周上に複数の連結部60が位置する構成でも、車両への装着を容易にする効果がある。このような構成とすることで、連結部60の数を減らして組立作業を簡単にすることができる。
特に、ゴムクローラ140のように、スプロケット100の周上に1つの連結部60が位置するときに、アイドラー102の周上に複数(図16では2つ)の連結部60が位置する構成とした場合、例えば、スプロケット100の周上に複数の連結部60が位置する構成とした場合と比べて、車両への装着を容易にすることができる。これは、アイドラー102側からクローラユニット連結体62を巻き掛けた場合、スプロケット100の歯部100Aが引っ掛かってクローラユニット連結体62の端部同士を連結しにくいが、スプロケット100側からクローラユニット連結体62を巻き掛けた場合、上記のように歯部100Aが引っ掛かることがないため、クローラユニット連結体62の端部同士を連結しやすいためである。
12 クローラユニット
14 クローラユニット
20 芯金
22 ピン部(軸部)
22R ピン部(露出した軸部(係合軸部))
34 引掛部
34R 引掛部(露出した引掛部(係合部))
40 芯金群
41 芯金群
42 ゴム弾性体(弾性体)
43 ゴム弾性体(弾性体)
60 連結部
100 スプロケット(駆動輪)
102 アイドラー(従動輪)
110 ゴムクローラ
120 ゴムクローラ
S クローラ周方向、長手方向
W クローラ幅方向、幅方向
IN クローラ内周側、反接地面側
OUT クローラ外周側、接地面側
Claims (5)
- 駆動輪と従動輪とに巻き掛けられる無端状の弾性クローラであって、
一端部にクローラ幅方向に延びる係合軸部が設けられ他端部に前記係合軸部に回転自在に係合可能な係合部が設けられた複数のクローラユニットがクローラ周方向に並べられ、
一の前記クローラユニットの係合軸部に隣接する他の前記クローラユニットの係合部が係合されて隣接する前記クローラユニット同士を連結する連結部が複数構成され、
一の前記連結部が前記駆動輪の周上に位置するときに、別の前記連結部と隣接する他の前記連結部とが前記従動輪の周上に位置する弾性クローラ。 - 一の前記連結部と隣接する他の前記連結部とが前記駆動輪の周上に位置するときに、別の前記連結部と隣接する他の前記連結部とが前記従動輪の周上に位置する請求項1に記載の弾性クローラ。
- 前記クローラユニットは、クローラ幅方向に延びる軸部及び該軸部に引掛け可能な引掛部を有する芯金がクローラ周方向に並べられ、一の前記芯金の軸部に隣接する他の前記芯金の引掛部が引掛けられて構成された芯金群と、前記芯金群の一端部に位置する前記軸部及び他端部に位置する前記引掛部が露出するように前記芯金群を埋設した弾性体と、を有し、
前記係合軸部は、前記弾性体から露出した前記軸部であり、
前記係合部は、前記弾性体から露出した前記引掛部である、請求項1又は請求項2に記載の弾性クローラ。 - 一の前記連結部の位置からクローラ周方向に半周ずれた位置に別の前記連結部が配置されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の弾性クローラ。
- 前記クローラユニットは、前記駆動輪に対する巻き掛け角度が90度を超えた第1のクローラユニットと、前記駆動輪に対する巻き掛け角度が90度以下の第2のクローラユニットと、で構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性クローラ。
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