JP5808629B2 - クローラ用の芯金及び弾性クローラ - Google Patents
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しかし、上記のように、下側膨出部の幅を全体的に広くしているため、芯金の重量が増加している。
そして、芯金の軸部が駆動輪から駆動力を受けると、該軸部に引掛部を引掛けた隣り合う芯金に駆動力が伝達されてクローラベルトが駆動輪と従動輪の間を循環し、クローラベルトを用いるクローラが走行する。
なお、ここで言う「クローラベルトの幅方向内側」とは、軸部のクローラベルトの幅方向の中央に向う側を指し、「クローラベルトの幅方向外側」とは、軸部の上記中央から離れる側を指している。
また、隆起部を、クローラベルトの幅方向から見て延出部の軸部に対応した部分から該延出部のクローラベルトの外周側の縁部に沿って段付部まで連続して延ばしていることから、芯金に大荷重が作用した場合(例えば、駆動輪と芯金との間に木片や石などが挟まった場合)に、曲げモーメントによる引張応力が集中しやすい軸部側延出部の上記縁部側を効果的に補強することができる。これにより、芯金の耐久性を向上することができる。
なお、「クローラベルトの幅方向から見て延出部の軸部に対応した部分」とは、クローラベルトの幅方向から見て延出部の軸部の端部と重なっている部分、すなわち、延出部の軸部の端部に連結されている部分を指している。
さらに、軸部側延出部の隆起部に対応した部位を他の部位よりもクローラ幅方向外側に位置させることから、例えば、軸部側延出部全体を隣り合う芯金の隆起部を避けるようにクローラ幅方向外側にしたものと比べて、軸部と引掛部(凹部)とが互いに離間する方向の力(クローラ走行時の引張力)を受けた際の、段付部の変形がさらに抑制されて延出部のクローラベルトの周方向の延伸変形をさらに効果的に抑制することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係るクローラ用の芯金及び弾性クローラについて図1〜15を用いて説明する。
また、本実施形態では、スプロケット100、アイドラー102、及び転輪104に巻き掛けて環状となったゴムクローラ10の内外方向(矢印IN方向、矢印OUT方向)を「クローラ内外方向」と記載する。なお、クローラ内外方向の内側を図中の矢印INで示し、クローラ内外方向の外側を図中の矢印OUTで示している。また、クローラ内外方向は、ゴムクローラ10の厚み方向と言い換えてもよい。
また、本実施形態では、クローラベルト14の幅方向、周方向、内外方向が、それぞれクローラ幅方向、クローラ周方向、クローラ内外方向に対応している。
また、本実施形態では、ゴム体12の幅方向、周方向、内外方向が、それぞれクローラ幅方向、クローラ周方向、クローラ内外方向に対応している。
図2、図8に示すように、無端状のクローラベルト14を形成する芯金20は、クローラ周方向に隣り合う同士が互いに連結されている。
また、芯金20は、軸部24を挟んでクローラ幅方向両外側に配置され、後述するガイド壁部28の外壁面29(具体的には、連結部28Dに対応した外壁面29)からクローラ幅方向外側へ延出する一対の翼部26を有している。なお、本実施形態では、軸部24のクローラ幅方向の中央を通る中央線CL(図2参照)を基準として、該中央線CLに向う側をクローラ幅方向内側、該中央線CLから離れる側をクローラ幅方向外側としている。
なお、本実施形態では、芯金側面視で、連結部28Dから先端側壁部28Bまで連続して延びかつ引掛凹部30の凹面30Aの上記形状に沿って延びている。
芯金20の引掛凹部30をクローラ周方向に隣り合う芯金20の軸部24に引掛けることで、隣り合う芯金20同士が連結されて、無端状のクローラベルト14が形成される。
そして、芯金20の軸部24がスプロケット100の歯部100Bから駆動力を受けると、該軸部24に引掛凹部30を引掛けた隣り合う芯金20に駆動力が伝達されてクローラベルト14がスプロケット100、アイドラー102、及び転輪104の間を循環し、クローラベルト14を用いるゴムクローラ10が走行する。
さらに、先端側壁部28Bの隆起量T2を少なくすることで、軸部側壁部28Aの内側部分28Hと外側部分28Gとの間のクローラ幅方向のずれが小さくできるため、軸部側壁部28Aの根元近傍の強度を確保することができる。
前述の実施形態では、ガイド壁部28の外壁面29に該外壁面29からクローラ幅方向外側へ隆起する隆起部36を形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、ガイド壁部28の内壁面に該内壁面からクローラ幅方向内側へ隆起する隆起部36を形成してもよく、ガイド壁部28の外壁面29及び内壁面にそれぞれ隆起部36を形成してもよい。
また、ゴムクローラ一周分の長さの上記クローラユニットを形成し、連結方向一端側の芯金20の露出した軸部24に連結方向他端側の露出した引掛凹部30を引掛けて無端状のクローラベルト14を形成することで、クローラベルト14の外周側に1つの有端帯状のゴム体が配設される。
12 ゴム体(弾性体)
20 芯金(クローラ用の芯金)
24 軸部
28 ガイド壁部(延出部)
28A 軸部側壁部(軸部側延出部)
28B 先端側壁部(先端側延出部)
28C 段付壁部(段付部)
28F 縁部
30 引掛凹部(引掛部)
36 隆起部
36A 先端部
100 スプロケット(駆動輪)
CL 中央線
S クローラ周方向
W クローラ幅方向
IN クローラ内側方向
OUT クローラ外側方向
T1 隆起量
T2 隆起量
Claims (7)
- 駆動輪に巻き掛けられる無端状のクローラベルトの幅方向に延び、前記駆動輪から駆動力を受ける軸部と、
前記軸部の両端部にそれぞれ設けられ、該軸部の端部から前記クローラベルトの周方向に延出し、延出先端側が前記軸部の端部よりも前記幅方向内側に位置するように形成され、前記周方向に隣り合う芯金の前記軸部に引掛けられる引掛部が前記延出先端側に設けられた一対の延出部と、
前記延出部の前記軸部側に形成され、前記幅方向に隆起する隆起部と、
を有し、
前記延出部は、前記軸部側に位置する軸部側延出部と、前記延出先端側に位置すると共に前記周方向に隣り合う前記芯金の前記軸部側延出部に対して前記幅方向内側に重なるように配置される先端側延出部と、前記軸部側延出部と前記先端側延出部とを連結する段付部と、を備え、
前記隆起部は、前記幅方向から見て前記延出部の前記軸部に対応した部分から前記延出部の前記クローラベルトの外周側の縁部に沿って前記段付部まで連続して延びている、クローラ用の芯金。 - 前記隆起部は、前記幅方向外側に隆起している請求項1に記載のクローラ用の芯金。
- 前記隆起部は、前記幅方向から見て前記先端側延出部まで連続して延びている請求項1又は請求項2に記載のクローラ用の芯金。
- 前記引掛部は、前記先端側延出部の前記クローラベルトの外周側に形成され、前記周方向に隣り合う前記芯金の前記軸部が引掛けられる凹部であり、
前記隆起部は、前記幅方向から見て前記凹部の形状に沿って延びている請求項3に記載のクローラ用の芯金。 - 前記延出部は、前記クローラベルトの内周側に突出し、
前記軸部側延出部は、前記周方向に隣り合う前記芯金の前記隆起部に対応した部位が他の部位よりも前記幅方向外側に位置するように屈曲し、
前記一対の延出部の前記軸部側延出部の間に前記周方向に隣り合う前記芯金の前記隆起部の先端部が挿入される請求項4に記載のクローラ用の芯金。 - 前記隆起部の隆起量は、前記先端側延出部よりも前記軸部側延出部で多い請求項4または請求項5に記載のクローラ用の芯金。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のクローラ用の芯金と、
前記芯金の前記軸部に前記周方向に隣り合う前記芯金の前記引掛部を引掛けて前記周方向に隣り合う前記芯金同士を連結して無端状に形成される前記クローラベルトの外周側に配設された弾性体と、
を有する弾性クローラ。
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