JPWO2008142876A1 - 機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置 - Google Patents

機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008142876A1
JPWO2008142876A1 JP2009515100A JP2009515100A JPWO2008142876A1 JP WO2008142876 A1 JPWO2008142876 A1 JP WO2008142876A1 JP 2009515100 A JP2009515100 A JP 2009515100A JP 2009515100 A JP2009515100 A JP 2009515100A JP WO2008142876 A1 JPWO2008142876 A1 JP WO2008142876A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer peripheral
peripheral side
bush
side elastic
device fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009515100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5197585B2 (ja
Inventor
隆雄 黒木
隆雄 黒木
知 山本
知 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009515100A priority Critical patent/JP5197585B2/ja
Publication of JPWO2008142876A1 publication Critical patent/JPWO2008142876A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5197585B2 publication Critical patent/JP5197585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • F16F15/04Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means
    • F16F15/08Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means with rubber springs ; with springs made of rubber and metal
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/38Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
    • F16F1/387Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type comprising means for modifying the rigidity in particular directions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/54Flexible member is joint component

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

機器を他の部材に取り付ける際に用いるブッシュであって、タップスクリュー5により機器の筐体12に取り付けられる中央部分2aと、この中央部分2aとの間に隙間6をあけて一体となり、かつ撓み代Lを有する外周部分2cとからなるプラスチック材製の外周側弾性部品2と、この外周側弾性部品2の前記隙間6に組み合わせられ、前記外周側弾性部品2より硬度が低いゴム弾性材製の内周側弾性部品3とからなる。

Description

本発明は、機器を他の部材に取り付ける際に用いる機器固定用のブッシュ及びそれを用いた機器固定装置に関する。
機器を部材側に取り付ける際、取り付け部にはブッシュが介在されることが多い。例えば、車載機器等を車両側に取り付ける際には、車載機器等と車両側との間にブッシュが介在される。このブッシュとしては、構造の簡素化及び車両への取り付け時の簡易性確保のために、車載機器等の筐体の外周部に単一ゴム製ブッシュ又は単一プラスチック材製ブッシュを被せた構造のものが多く使われる。また、ブッシュ全体が金属製のものもある。
単一ゴム製ブッシュの場合、柔らかすぎて振動を吸収することができず、逆に振動加速度を増幅させる傾向にある。また、単一プラスチック製ブッシュ、金属製ブッシュの場合、硬すぎるため、振動伝達がほぼ直線的で振動を吸収することは期待できない。更に、金属製ブッシュの場合には金属特有の硬さで打音を発生させるおそれもある。このように、単一ゴム製ブッシュ、単一プラスチック製ブッシュ、金属製ブッシュのいずれを用いた場合でも、振動異音が発生するという問題があった。そこで、緩衝性を備えたブッシュとしては、例えば、自動車のサスペンションに用いられる緩衝ブッシュが特許文献1に開示されている。
特開2004−68827号公報
しかし、特許文献1に開示のものは、負荷をゴム材製の緩衝部が受けるので、単一ゴム製ブッシュを用いた場合と変わりはなく、車載機器等を車両側に取り付ける場合には適用できない。また、車両などのように振動発生源を有する部材(インストルメントパネルなど)側に機器を取り付ける際には、振動発生源からの振動との共振にも対応しなければならず、単一の緩衝材では対応しきれない場合が生ずる。
本発明は、このような技術的状況にかんがみてなされたもので、機器を他の部材に取り付ける際に用いるブッシュ及びそれを用いた固定装置構造であって、より広範な振動伝達を吸収して、振動の増幅を抑えることができるものを提供することを目的としてなされたものである。
この発明に係る機器固定用ブッシュは、機器を他の部材に取り付ける際に用いるブッシュであって、芯材により前記機器又は部材に取り付けられる中央部分と、この中央部分との間に隙間をあけて一体となり、かつ撓み代を有する外周部分とからなるプラスチック材製の外周側弾性部品と、前記外周側弾性部品の前記隙間に組み合わせられ、前記外周側弾性部品より硬度が低いゴム弾性材製の内周側弾性部品とからなるものである。
また、本発明に係る機器固定装置は、上記機器固定用ブッシュと、前記部材又は前記機器に取り付けられ、前記機器固定用ブッシュにおける前記外周側弾性部品の前記外周部分が圧入される支持部とからなるものである。
この発明に係る機器固定用ブッシュ及び機器固定装置によれば、弾力性の異なる外周側弾性部品と内周側弾性部品とを組み合わせてあるので、様々な弾性調整が可能であり、より広い範囲での振動(共振周波数域)の伝達を吸収して振動の増幅を抑えることができる。その結果、振動異音の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る機器固定用ブッシュを示し、(a)は縦断面図であり、(b)は横断面図であり、そのA−A矢視断面が(a)の縦断面図である。(c)は平面図である。 本発明の実施の形態1を適用した機器の一例であるオーディオ装置を示し、(a)は平面図、(b)(c)は側面図、(d)は正面図である。 実施の形態1に係る機器固定用ブッシュをオーディオ装置に取り付ける手順を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る機器固定用ブッシュをオーディオ装置に取り付ける状態の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る機器固定用ブッシュを示し、(a)は縦断面図であり、(b)は横断面図であり、そのB−B矢視断面が(a)の縦断面図である。(c)は平面図である。 実施の形態2に係る機器固定用ブッシュをオーディオ装置に取り付ける手順を示す分解斜視図である。 実施の形態2に係る機器固定用ブッシュをオーディオ装置に取り付ける状態の斜視図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1には、実施の形態1に係る機器固定用ブッシュを表してあり、同図(a)は縦断面を示し、同図(b)は横断面を示し、そのA−A矢視断面が同図(a)に相当する。同図(c)は平面を示す。なお、この実施の形態1は、本発明を、車載機器としてのオーディオ装置を車体側のインストルメントパネルに取り付ける場合に適用したものである。
図1(a),(b)に示すように、この機器固定用ブッシュ1は、中央部分2aと外周部分2bとからなり、プラスチック材で形成される外周側弾性部品2と、この外周側弾性部品2と組み合わせられるゴム弾性材で形成される内周側弾性部品3とからなる。外周側弾性部品2の中央部分2aの中心部分には貫通孔4が設けられており、ここに、芯材であるタップスクリュー(鉄芯)5が通される。外周側弾性部品2の中央部分2aの一方側(図1(b)に示す状態で左側)の側面と接続部2cで一体となり、かつ中央部分2aの外周との間に隙間6をあけて外周部分2bが形成されている。外周部分2bは、完全なリング状にはなっておらず、中央部分2aと一体となっている側面と反対側(図1(b)に示す状態では右側)において、隙間6を開放する如く不連続となっている。つまり、外周部分2bは、中央部分2aを挟むように円弧状となっており、それらの端部2d間に間隔Lがあり、この間隔Lがあることにより、2つの円弧状の外周部分2bは、容易に内側に撓むことができるようになっている。外周部分2bがばね材の如く機能し、かつ外周部分2bの端部2d間の間隔Lが撓み代となっているのである。
内周側弾性部品3は、外周側弾性部品2における接続部2cに相当する部分を切除した形状の切欠き円筒状となっており、外周側弾性部品2の隙間6に挿入されて組み付けられる。この内周側弾性部品3は、外周側弾性部品2のプラスチック材よりも柔らかいゴム弾性材で形成される。従って、外周部分2bは、内周側弾性部品3を弾力的に圧縮して撓むことができるようになっている。外周側弾性部品2のプラスチック材料と内周側弾性部品3のゴム材料とは、種々の弾力性をもつ材料を採用することができる。そのため、硬いプラスチック材料と柔らかいゴム材料との組み合わせにより、機器固定用ブッシュとして種々の弾性(減衰特性)を有するものを作ることができる。
この機器固定用ブッシュ1は、2つの弾性部品(外周側弾性部品2と内周側弾性部品3)を組み合わせてなり、しかもその直径方向の場所によって振動減衰特性等が異なるので、所定の減衰特性等を得るためには決まった状態で取り付けられる必要がある。そのため、外周側弾性部品2における機器にあてがわれる側の面2eには、位置決め用突起7が形成されている。この位置決め用突起7は、機器の筐体に設けられている位置決め孔に合わせられる。このように位置決め手段が設けられていることにより、取り付けられた状態の機器固定用ブッシュ1の姿勢は一定のものとなる。なお、これらの位置決め用突起7と位置決め孔とは相対的なものであるので、ブッシュ側に凹部を設け、機器側に突起を設けるようにすることもできる。
図2には、実施の形態1に係る機器固定用ブッシュ1を適用して取り付けを行う機器の1例である車載用のオーディオ装置11を示す。図2の(a)は平面図、(b)(c)は左右の側面図、(d)は正面図である。図3、図4には、オーディオ装置11に対し機器固定用ブッシュ1を装着する手順を示す。オーディオ装置11の筐体12の前面12aにはCDの挿入口13が設けられている。筐体12の両側面12bの前部には取り付けブラケット14が設けられている。筐体12の両側面12bの後部下部には、ブッシュ取り付け穴15が設けられている。ブッシュ取り付け穴15の近くには、機器固定用ブッシュ1の位置決め用突起7が挿入される位置決め穴16が設けられている。
この機器固定用ブッシュ1は、プラスチック材製である外周側弾性部品2と、ゴム材製である内周側弾性部品3とを別々に成形して、両者を組み合わせて構成されるが、いわゆる二色成形により形成してもよい。つまり、あらかじめ成形した内周側弾性部品3を外周側弾性部品2の成形型内にセットし、外周側弾性部品3の成形時に、内周側弾性部品3を一体に埋め込む如く成形するのである。
図示はしていないが、車両のインストルメントパネルには、オーディオ装置11を組み付けるための凹部が設けられており、その両内壁面には、図4に示すような支持ブラケット21が取り付けられている。支持ブラケット21は略U字状をなし、前側部分は上下方向に開く傾斜部21aとなっており、それに続く部分が支持部21bとなっている。支持部21bの間隔Sは、機器固定用ブッシュ1における外周側弾性部品2の外周部分2bの直径部分より小さく設定されている。
機器固定用ブッシュ1をオーディオ装置11に組み付けるには、先ず、図1及び図3に示すように外周側弾性部品2の隙間6に内周側弾性部品3を組み付けて一体とする。前述したように、外周側弾性部品2と内周側弾性部品3とを初めから一体に成形したものを採用する場合には、その一体物を用意する。次いで、外周側弾性部品2に形成してある位置決め用突起7を、筐体12の側面12bに設けられている位置決め用穴16に嵌め込み、次に外周側弾性部品2の中央部分2aに設けられている貫通孔4にタップスクリュー5を挿入し、更に筐体11の取り付け穴15にねじ込み締め付ける。タップスクリュー5を取り付け穴15にねじ込み締め付けることにより、機器固定用ブッシュ1は筐体12に固定される。機器固定用ブッシュ1は、その位置決め用突起7と筺体12側の位置決め用穴16とにより円周方向の位置決めがなされるので、所定の姿勢で筐体12の側面12bに取り付けられる。
次に、筐体12をインストルメントパネルの機器取り付け用の凹部に挿入して押し込む。機器固定用ブッシュ1の外周側弾性部品2の外周部分2bは、支持ブラケット21の前側部分21aから支持部21bに押し込まれて、支持部21bに圧入される。外周部分2bには撓み代Lが設けてあるので、この撓み代Lが、圧入の際の外周部分2bの弾性変形を許容する。機器固定用ブッシュ1を支持ブラケット21に圧入した後、筐体12の前部の取り付けブラケット14をインストルメントパネル側にねじ止め等することにより固定する。以上で、オーディオ装置11のインストルメントパネルへの装着は終了する。
この実施の形態1に係る機器固定用ブッシュ及び機器固定装置によれば、オーディオ装置11をインストルメントパネル側の凹部に挿入して押し込んでいくだけで、オーディオ装置11の後部はインストルメントパネル側に固定されるので、取り付け作業は極めて容易となる。オーディオ装置11は、二種類の弾性材(外周側弾性部品2と内周側弾性部品3)を組み合わせてなる2層弾性構造により支持されるので、車両側から受ける広範な振動を吸収して、その増幅を抑えることができ、オーディオ装置11の振動異音の発生を抑制することができる。また、外周側弾性部品2及び内周側弾性部品3の材料を選定することにより、つまり二種類の弾性部材の弾力性の具合を調整することにより、オーディオ装置11が受ける振動に最適な振動吸収特性を得ることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を、図面を参照しながら詳細に説明する。図5には、実施の形態2に係る機器固定用ブッシュを表してあり、同図(a)は縦断面を示し、同図(b)は横断面を示し、そのB−B矢視断面が同図(a)に相当する。同図(c)は平面を示す。なお、この実施の形態2も、実施の形態1と同様、本発明を、車載機器としてのオーディオ装置を車体側のインストルメントパネルに取り付ける場合に適用したものである。
図5(a),(b)に示すように、この機器固定用ブッシュ101は、中央部分102aと外周部分102bとからなり、プラスチック材で形成される外周側弾性部品102と、この外周側弾性部品102と組み合わせられるゴム弾性材で形成される内周側弾性部品103とからなる。外周側弾性部品102の中央部分102aの中心部分には貫通孔104が設けられており、ここに、芯材であるタップスクリュー(鉄芯)105が通される。外周側弾性部品102の中央部分102aの一方側(図5(b)に示す状態で左側)の側面と接続部102cで一体となりかつ中央部分102aの外周との間に隙間106をあけて外周部分102bが形成されている。外周部分102bは、完全なリング状にはなっておらず、中央部分102aと一体となっている側面と反対側(図5(b)に示す状態で右側)において、隙間106を開放する如く不連続となっている。つまり、外周部分102bは、中央部分102aを挟むように円弧状となっており、それらの端部102d間に間隔L1があり、この間隔L1があることにより、2つの円弧状の外周部分102bは、容易に内側に撓むことができるようになっている。外周部分102bがばね材の如く機能し、かつ端部102d間の間隔L1が撓み代となっているのである。
外周側弾性部品102の接続部102cと外周部分102bとは一体となって更に側方に延び、漸次細くなってガイド部102eを構成している。ガイド部102eは、この機器固定用ブッシュ101を、実施の形態1で説明したインストルメントパネル側の支持ブラケット21に圧入する際のガイドとなる。なお、外周側弾性部品102が一方側に延びていることから、中央部分102aと外周部分102bとの間に設けられている隙間106もガイド部102e側に延びている。
内周側弾性部品103は、外周側弾性部品102における接続部102cに相当する部分を切除した形状の切欠き円筒状(馬蹄形)となっており、外周側弾性部品102の隙間106に挿入されて組み付けられる。この内周側弾性部品103は、外周側弾性部品102のプラスチック材よりも柔らかいゴム材料で形成される。従って、外周部分102bは、内周側弾性部品102を弾力的に圧縮して撓むことができるようになっている。外周側弾性部品102のプラスチック材料と内周側弾性部品103のゴム材料とはその弾力性としては種々のものを採用することができ、硬いプラスチック材料と柔らかいゴム材料との組み合わせにより、機器固定用ブッシュとして種々の弾性(減衰特性)を有するものを作ることができる。
この機器固定用ブッシュ101は、2つの弾性部品(外周側弾性部品102と内周側弾性部品103)を組み合わせてなり、しかもその直径方向の場所によって振動減衰特性等が異なるので、所定の減衰特性等を得るためには決まった状態で取り付けられる必要がある。そのため、外周側弾性部品102における機器にあてがわれる側の面102fには、位置決め用の突起107が形成されている。この位置決め用突起107は、オーディオ装置11の筐体12の側面12bに設けられている位置決め孔16(図6参照)に嵌め込まれる。このように位置決め手段が設けられていることにより、取り付けられた状態の機器固定用ブッシュ101の姿勢は一定のものとなる。
この機器固定用ブッシュ101は、プラスチック材製である外周側弾性部品102と、ゴム材製である内周側弾性部品103とを別々に成形して、両者を組み合わせて構成されるが、いわゆる二色成形により形成してもよい。つまり、あらかじめ成形した内周側弾性部品103を外周側弾性部品102の成形型内にセットし、外周側弾性部品102のプラスチック成形時に、内周側弾性部品103を一体に埋め込む如く成形するのである。
この機器固定用ブッシュ101を適用するオーディオ装置11は車両のインストルメントパネルに設けられている。オーディオ装置11を組み付けるための凹部は、実施の形態1のものと同様の構造をなし、凹部の奥には、図7に示すように支持ブラケット21が設けられている。支持ブラケット21の構造は、図4に示したものと同じであり、入口側の傾斜部21aとそれに続く支持部21bとからなっている。
次に、図6、7に基づいて、この機器固定用ブッシュ101を用いてオーディオ装置11をインストルメントパネルに取り付ける手順について説明する。
図5及び図6に示すように外周側弾性部品102の隙間106に内周側弾性部品103を組み付けて一体とする。前述したように、外周側弾性部品102と内周側弾性部品103とを初めから一体に成形したものを使用するのであれば、その一体物を用意する。次いで、外周側弾性部品102に形成してある位置決め用突起107を、筐体12の側面に設けられている位置決め用穴16に嵌め込み、次に外周側弾性部品102の中央部分102aに設けられている貫通孔104にタップスクリュー105を挿入し、更に筐体11の取り付け穴15にねじ込み締め付ける。タップスクリュー105を取り付け穴15にねじ込み締め付けることにより、機器固定用ブッシュ101は筐体12に固定される。機器固定用ブッシュ101は、位置決め用突起107と位置決め用穴16とにより円周方向の位置決めがなされるので、所定の姿勢で筐体12の側面に取り付けられる。
次に、筐体12をインストルメントパネルの機器取り付け用の凹部に挿入して押し込む。機器固定用ブッシュ101の外周側弾性部品102のガイド102eが、支持ブラケット21の傾斜部21aに案内されて外周部分102bが支持部21bに入り込み、支持部21bに圧入される。外周部分102bにガイド部102eが一体となっていることにより、外周部分102bの支持ブラケット21への圧入はより容易になされる。外周部分102aには撓み代L1を設けてあるので、この撓み代L1が、圧入の際の外周部分102aの弾性変形を許容する。機器固定用ブッシュ101を支持ブラケット21に圧入した後、筐体12前部の取り付けブラケット14を車体側にねじ止め等することにより固定する。以上で、オーディオ装置11のインストルメントパネルへの装着は終了する。
この実施の形態2に係る機器固定用ブッシュ及び機器固定装置によれば、オーディオ装置11をインストルメントパネル側の凹部に挿入して押し込んでいくだけで、筐体12の後部に設けた機器固定用ブッシュ101が自動的にインストルメントパネル側の支持ブラケット21に圧入され、固定されるので、取り付け作業が極めて容易となる。機器固定用ブッシュ101の支持ブラケット21への圧入は、外周側弾性部品102にガイド部102eが設けてあるので、確実になされる。筐体12は、二種類の弾性部材(外周側弾性部品102及び内周側弾性部品103)を組み合わせてなる2層弾性構造により支持されるので、車両側から受ける広範な振動を吸収して、その増幅を抑えることができ、オーディオ装置11の振動異音の発生を抑制することができる。外周側弾性部品102及び内周側弾性部品103の材料を選定することにより、つまり二種類の弾性部材の弾力性の具合を調整することにより、オーディオ装置11が受ける振動に最適の振動吸収特性を得ることができる。
実施の形態1、2における機器固定用ブッシュ1,101の外周側弾性部品2,102,内周側弾性部品3,103の弾性を種々設定することにより、ブッシュとして所望の弾性を得ることができる。更に外周側弾性部品2,102、内周側弾性部品3,103の形状(隙間6,106の形状を含む)を適宜設定することにより、ブッシュとしての弾性を変えることができる。
なお、本発明は、車載機器に限らず、機器を、振動発生源を有する部材側に取り付ける場合一般に適用できる。また、実施の形態1、2では、いずれも機器固定用ブッシュを機器側に取り付けた例であるが、振動発生源を有する部材側に機器固定用ブッシュを設けることもできる。
以上のように、この発明に係る機器固定用ブッシュは、弾力性の異なる外周側弾性部材と内周側弾性部材とを組み合わせることにより、より広い範囲での振動の伝達を吸収して振動の増幅を抑えることができるので、車両に車載用オーディオ装置を取り付ける機器固定装置などに用いるのに適している。

Claims (4)

  1. 中央部分と外周部分とからなり、かつ外周部分には撓み代を有するプラスチック材製の外周側弾性部品と、前記中央部分と前記外周部分との間に組み合わせられ、前記外周側弾性部品より硬度が低いゴム弾性材製の内周側弾性部品とからなることを特徴とする機器固定用ブッシュ。
  2. 前記外周側弾性部品に円周方向の位置を規制する位置決め手段を設けてあることを特徴とする請求項1記載の機器固定用ブッシュ。
  3. 前記外周側弾性部品に、組み付けの際の案内となるガイド部を形成してあることを特徴とする請求項1記載の機器固定用ブッシュ。
  4. 請求項1記載の機器固定用ブッシュと、
    振動源を有する部材側の機器取り付け部に設けられ、前記機器固定用ブッシュの外周側弾性部品が圧入される支持部とからなることを特徴とする機器固定装置。
JP2009515100A 2007-05-17 2008-01-28 機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置 Active JP5197585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009515100A JP5197585B2 (ja) 2007-05-17 2008-01-28 機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007131873 2007-05-17
JP2007131873 2007-05-17
PCT/JP2008/051211 WO2008142876A1 (ja) 2007-05-17 2008-01-28 機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置
JP2009515100A JP5197585B2 (ja) 2007-05-17 2008-01-28 機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008142876A1 true JPWO2008142876A1 (ja) 2010-08-05
JP5197585B2 JP5197585B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=40031595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009515100A Active JP5197585B2 (ja) 2007-05-17 2008-01-28 機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20100226712A1 (ja)
JP (1) JP5197585B2 (ja)
CN (1) CN101680503B (ja)
DE (1) DE112008001247T5 (ja)
WO (1) WO2008142876A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5916502B2 (ja) * 2012-04-27 2016-05-11 住友理工株式会社 防振支持構造体
DE102012018259A1 (de) * 2012-09-17 2014-03-20 GM Global Technology Operations, LLC (n.d. Ges. d. Staates Delaware) Scheibeneinheit, Blendeneinheit, Anzeigeninstrument, Anzeigeneinrichtung, Kraftfahrzeug und Verfahren hierzu
WO2014103057A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 Necディスプレイソリューションズ株式会社 投写型表示装置
KR102253154B1 (ko) * 2015-01-29 2021-05-18 삼성전자주식회사 웨어러블 전자 장치
KR101845418B1 (ko) 2015-12-11 2018-05-18 현대자동차주식회사 마운팅 브라켓의 구조

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL88909C (ja) * 1953-09-28
GB1130808A (en) * 1966-03-03 1968-10-16 Keller & Knappich Gmbh Improvements in or relating to gun turrets
US3391764A (en) * 1966-03-17 1968-07-09 Clevite Corp Brake assembly suspension system for railway car wheels
US3861815A (en) * 1972-12-04 1975-01-21 Kjell Gustav Landaeus Arrangement for releasably mounting of a hub or a wheel on a shaft
US4306708A (en) * 1979-05-14 1981-12-22 Tennessee Bolt And Screw Co., Inc. Means for establishing a support post for a grommet
JPS5813153Y2 (ja) * 1979-11-30 1983-03-14 東洋ゴム工業株式会社 外筒の弾性変形式防振ゴム
JPS58214459A (ja) * 1982-06-09 1983-12-13 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd インシユレ−タ
JPS5968833U (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 マツダ株式会社 サスペンシヨンラバ−ブツシユ
US4744677A (en) * 1984-11-27 1988-05-17 Tokai Rubber Industries, Ltd. Bush assemblage
JPH077639Y2 (ja) * 1988-09-20 1995-02-22 山川工業株式会社 車両用ダイナミックダンパー
JP3383324B2 (ja) * 1992-04-15 2003-03-04 東洋ゴム工業株式会社 防振ブッシュ
US5540420A (en) * 1994-06-07 1996-07-30 Clevite Elastomers Method of making a bearing structure and bearing so made
JP3980668B2 (ja) * 1995-07-13 2007-09-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー マウント装置およびその製造方法
US5996981A (en) * 1996-08-28 1999-12-07 The Boler Company Reduced size bushing for beam-type axle suspension system
JP2000002279A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴムブッシュ
US6116807A (en) * 1999-02-02 2000-09-12 Delphi Technologies, Inc. Rod end retainer socket
CN2408275Y (zh) * 1999-12-16 2000-11-29 中国建筑科学研究院建筑机械化研究分院 单螺杆泵
JP3712625B2 (ja) * 2000-03-17 2005-11-02 リンナイ株式会社 振動源を有する機器の防振取付構造
DE10043048C2 (de) * 2000-09-01 2002-10-31 Zf Boge Gmbh Vordere Lageranordnung für ein kippbares Fahrerhaus eines Lastkraftwagens
JP2002213510A (ja) * 2001-01-15 2002-07-31 Honda Motor Co Ltd 防振装置
DE10116053A1 (de) * 2001-03-30 2002-10-10 Zf Boge Gmbh Gummilager für Fahrwerksteile in Kraftfahrzeugen
JP2004068827A (ja) 2002-08-01 2004-03-04 Yunimatekku Kk 緩衝ブッシュ
US7104533B2 (en) * 2002-11-26 2006-09-12 Tokai Rubber Industries, Ltd. Cylindrical vibration damping device
JP2004301252A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Yamashita Rubber Co Ltd 防振装置
JP4118257B2 (ja) * 2004-06-23 2008-07-16 東海ゴム工業株式会社 スタビライザバーの弾性支持装置
JP4471909B2 (ja) * 2005-09-13 2010-06-02 倉敷化工株式会社 防振装置
CN2854202Y (zh) * 2005-12-16 2007-01-03 李忠富 轿车弹性悬臂用橡胶缓冲套
JP2009002279A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008142876A1 (ja) 2008-11-27
DE112008001247T5 (de) 2010-03-04
US20100226712A1 (en) 2010-09-09
CN101680503B (zh) 2011-08-17
CN101680503A (zh) 2010-03-24
JP5197585B2 (ja) 2013-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5197585B2 (ja) 機器固定用ブッシュ及びそれを用いた機器固定装置
US20050067548A1 (en) Bracket for fluid transport tube
US20050254682A1 (en) Damper for speaker device, speaker device using the damper and manufacturing method therefor
EP1847755A2 (en) Piping fixing structure
US20050098374A1 (en) Mount assembly for automotive power plant
US11118647B2 (en) Vibration damper
JP2009115136A (ja) 防振装置
KR101818344B1 (ko) 차량의 트랜스미션 케이블을 위한 그로멧 어셈블리
JP2009016946A (ja) スピーカユニットの取付け構造、及びスピーカ
JP4624494B2 (ja) 筒状ダイナミックダンパ及びその製造方法
JP4399723B2 (ja) 制振装置
JP2005188575A (ja) 防振支持装置及び防振支持装置の取付構造
JP5612498B2 (ja) 低音再生装置
JP2005147226A (ja) 減衰機能付き締結部材およびその締結部材を用いた防振装置
JP2002089623A (ja) 防振ブッシュ
JP2004211791A (ja) 防振装置
JP4157060B2 (ja) 筒状ダイナミックダンパ
JP7374754B2 (ja) 防振装置
JP2021005791A (ja) 車載用スピーカ、スピーカシステム、および車両
JP4799360B2 (ja) 車載用スピーカの取付構造
JP2015025540A (ja) 防振装置
EP1252447B1 (en) Fan mount
KR20090034451A (ko) 조립성이 향상된 차량의 엔진 마운트 구조
JP2008267535A (ja) 防振ブッシュ
JP2006312983A (ja) ダイナミックダンパ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5197585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250