JP5612498B2 - 低音再生装置 - Google Patents
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Description
また、エキサイターの振動による振動板の振幅の反動がエキサイターに戻されて、エキサイター自身が振幅できる以上に振幅してしまい、歪感の多い音質で音が再生されてしまうという問題があった。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、簡単な構造で、エキサイターを使用して重低音を再生することができる低音再生装置を提供することを目的とする。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1(A)は本発明を適用した実施形態に係る低音再生装置1を備えた車両2の外観視図であり、図1(B)は、図1(A)に示した車両2のa―aでの断面図である。なお、車両2の前後方向は、図1(A)に示した車両2の前後に基づくものであり、この前後に対する左右を車両2の車幅方向とする。
図1(B)に示すように、低音再生装置1は、エキサイター3と、2次振動部(振動板)5とから構成される。エキサイター3は、2次振動部5の両端点からの等距離付近に取り付けられている。
エキサイター3に音声信号が入力されると、ポール31内に、マグネット32とプレート33とによって形成された磁気回路37と、ダンパー35によって保持されたボイスコイルボビンとが相互に作用し、入力された音域成分に応じた振動が生成される。
2次振動部5は、また、車両フレーム6に固定された両端部5a以外の部分は、固定しない構成とすることが望ましいが、強く抑制を受けないように両端部5a以外の部分を保持する構造を車両2側に設ける構成としても良い。
図4はエキサイター3と、エキサイター3を2次振動部5に取り付けるための取付部材10とを示した部分断面図である。取付部材10は、ブラケット11と、緩衝材12と、から構成される。エキサイター3は、取付部材10に接着等によって貼り付けられて固定される。ブラケット11、及び、緩衝材12は、略矩形に形成され、長手方向の両端側中央付近には、取付孔13が設けられている。ブラケット11に固定されたエキサイター3は、この取付孔13に挿入される取付ビス13Aで、2次振動部5に緩衝材12を介して螺合されて取付られる。
これらの構成によれば、ブラケット11と2次振動部5の間に緩衝材12を挟み込んでエキサイター3を取り付けたため、エキサイター3に入力された音声信号の高音域の成分に応じた振動が緩衝材12で吸収されて減衰する。しかしながら、取付ビス13Aから高音域成分に応じた振動が2次振動部5へ伝わるため、低音域の音だけではなく、高音域の音を再生させたい場合にも有効的である。
第1実施形態の取付部材10では、エキサイター3が固定されたブラケット11を、ブラケット11と2次振動部5の間に緩衝材12を挟み込んで、取付ビス13Aでブラケット11を2次振動部5に螺合して取付ける構成としたが、取付ビス13Aを介して、高音域成分に応じた振動が2次振動部5に伝わるため、高音域成分に応じた振動の減衰効果が少ない。また、取付ビス13Aで緩衝材12が固定されることで、緩衝材12の動きに規制がかかり、低音域成分に応じた振動に緩衝材12自身の振動が抑制されるため、緩衝材12を使用した事による低音域の音の伸びが感じられなくなる。また、緩衝材12の厚みを厚くすると、2次振動部5への取り付け部付近の緩衝材12がつぶれてブラケット11が変形してしまうおそれがあるため、緩衝材12の厚さに対する自由度がない。
この、第二実施形態では、緩衝材12の厚さに自由度が取れるエキサイター3の取付部材10Aを提供する。なお、2次振動部5の車両2への取付構造、及び、エキサイター3の構成については、第1実施形態と同一であり、その説明を省略する。
第2実施形態の取付部材10Aでは、緩衝材12Aに固定されたエキサイター3をブラケット11を介して2次振動部5に取り付けている為、緩衝材12Aのみを介して2次振動部5にエキサイター3を取り付けた場合と比較すると、低音域の2次振動部5への伝わりが間接的となってしまいう。
この第3実施形態では、緩衝材を直接的に2次振動部5に取り付けることができる取付構造を提供する。なお、2次振動部5の車両2への取付構造、及び、エキサイター3の構成については、第1実施形態と同一であり、その説明を省略する。
これらの構成によれば、エキサイター3が固定された緩衝材12Bを直接的に2次振動部5へ取り付けることができるため、エキサイター3が生成する高音域成分に応じた振動を緩衝材12Bで吸収して減衰させることができ、更に、低音域成分に応じた振動を直接的に2次振動部5へ伝えることができ、伸びのある低音域の音を再生することができる。
第3実施形態の取付部材10Bでは、緩衝材12B、及び、ブラケット11に設けられた取付孔13B、及び、孔18を介して挿入した取付ビス15で、緩衝材12Bを介してエキサイター3を2次振動部5に取り付ける構成としたが、ビス固定では、取り付け作業性があまり良くない。
この第4実施形態では、取付作業性を考慮して、緩衝材に2次振動部5への取付部(ゴムブッシュ)を一体に形成し、取付作業性を向上させた。なお、2次振動部5の車両2への取付構造、及び、エキサイター3の構成については、第1実施形態と同一であり、その説明を省略する。
また、エキサイター3が固定された緩衝材12Cを緩衝材12Cと一体に形成されたブッシュ部20で2次振動部5へ固定することができるため、エキサイター3が生成する高音域成分に応じた振動を緩衝材12Cで吸収して減衰させることができ、更に、低音域成分に応じた振動を緩衝材12C、及び、ブッシュ部20を介して直接的に2次振動部5へ伝えることができるため、伸びのある低音域の音を再生することができる。
第3実施形態の取付部材10B、及び、第4実施形態の取付部材10Cでは、ブラケット11は、エキサイター3が振動した際に緩衝材12Bが湾曲して振動を2次振動部5へ十分に伝えることができなくなってしまうのを防止するために備える構成としたため、ブラケット11には、所定の強度が必要であり、鉄板や、強度が確保できる板厚の樹脂材を使用する必要があり、エキサイター3の取付部材10B,10Cの軽量化、或いは、薄型化を図るのが困難であった。この第5実施形態は、補強のためのブラケット11を無くすことで、取付部材の軽量化、或いは、薄型化を図るものである。なお、2次振動部5の車両2への取付構造、及び、エキサイター3の構成については、第1実施形態と同一であり、その説明を省略する。
また、2次振動部5のスライド部44の幅W4は、取付部材10Dのスライド溝42の幅W2と略同じか、若干小さく形成される。取付部材10Dのスライド固定部41は、図8中の矢印方向から、挿入部43を介して切抜孔36の上方に挿入される。取付部材10Dは、スライド溝42で切抜孔36の両辺を挟み込んだ状態でストッパー45までスライド挿入される。これによって、図8(C)に示すように、取付部材10Dは、スライド固定部41とベース部40との間に2次振動部5を挟み込んだ状態で、2次振動部5に取付られる。
第4実施形態では、緩衝材12Cに、2つのブッシュ部20を一体に形成して、ブッシュ部20を2次振動部5に形成したブッシュ挿入孔25に圧入し、エキサイター3を2次振動部5に固定する構成とした。第6実施形態は、ブッシュ部を1つにすることで、取付部材の小型化を図るものである。なお、2次振動部5の車両2への取付構造、及び、エキサイター3の構成については、第1実施形態と同一であり、その説明を省略する。
2次振動部5には、ブッシュ部20Dを挿入し、緩衝材12Dを間に挟み込んでエキサイター3を2次振動部5に取り付けるための不図示のブッシュ挿入孔が形成されている。エキサイター3を2次振動部5に取り付ける際には、図9中の点Xでブラケット11Dを持って、ブッシュ頭部21Dを、ブッシュ挿入孔に押し込んで貫通させる。ブッシュ頭部21Dがブッシュ挿入孔を貫通すると、ブッシュ挿入孔にブッシュ軸部22Dが嵌合され、2次振動部5にブッシュ部20Dの首部23Dが引っ掛った状態で保持される。
第4実施形態、第5実施形態、第6実施形態では、2次振動部5の奥側、つまり、天井パネル4側に取付部材を挿入して、エキサイター3を2次振動部5に取り付ける構成としたが、車両のスペース的に取付部材を2次振動部5より奥側に設けることができない場合がある。第7実施形態では、取付部材を2次振動部5より天井パネル4側に設けることができない場合のエキサイター3の取付構造を提供するものである。なお、2次振動部5の車両2への取付構造、及び、エキサイター3の構成については、第1実施形態と同一であり、その説明を省略する。
図11(B)に示すように、2次振動部5には、エキサイター3の取付位置に応じて、取付部材10Fの取付孔47に対応する位置に、ダボ48が形成されている。ダボ48は、2次振動部5と一体に形成されている構成であっても良い。
また、ダボ48を車両2の内装材9に設けることで、内装材9に同様の固定方法でエキサイター3を取り付け、内装材9を振動板として用いて、内装材9を振動させることで所望する音域成分の音を再生することも可能である。
2 車両
3 エキサイター
5 2次振動部(振動板)
6 車両フレーム
10D 取付部材(取付手段)
11 ブラケット
12 緩衝材
20、20D ブッシュ部(取付手段)
Claims (2)
- 音声信号の音域成分に応じた振動を生成するエキサイターと、
前記エキサイターの振動によって振動し、前記エキサイターの振動を共鳴させる振動板と、
前記エキサイターが固定され、前記エキサイターが生成する低音域成分の振動を前記振動板に伝えつつ、不要な音域成分の振動を減衰する緩衝材と、を備え、
前記緩衝材に、前記エキサイターを、前記緩衝材を間に挟みこんで前記振動板に取り付ける取付手段を一体に形成し、
前記取付手段を前記振動板に形成された孔に挿入して、前記緩衝材の動きに規制をかけることなく前記エキサイターを前記振動板に取り付け、前記エキサイターの振動を前記緩衝材、及び、前記取付手段を介して前記振動板に直接的に伝える
ことを特徴とする低音再生装置。 - 前記エキサイターの振動による前記緩衝材の湾曲を抑制するブラケットを備えたことを特徴とする請求項1に記載の低音再生装置。
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