JPWO2007125724A1 - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

基板側面と一方主面とのなす端縁から基板主面の内側に至っている電極パターンからの湿気の侵入等による腐食の進行が生じ難く、経時による特性の劣化が生じ難い電子部品を提供する。第1の主面2a上に電極が形成されており、該電極が、基板2の側面2cと第1の主面2aとの端縁から第1の主面内側に延ばされた第1の電極パターン3と、第1の電極パターン3の端部3aとギャップGを介して対向されている第2の電極パターン4と、ギャップGを覆い、かつ第1,第2の電極パターン3,4の上面に至るように第3の電極パターン5とを有し、第3の電極パターン5は、第1,第2の電極パターン3,4を構成している金属膜より耐食性に優れた金属膜からなる電子部品1。

Description

本発明は、例えば弾性表面波装置などの電子部品及びその製造方法に関し、より詳細には、電子部品機能部に連ねられた電極パターンの構造が改良されている電子部品及びその製造方法に関する。
従来、弾性表面波フィルタ装置などの電子部品の製造に際しては、複数の電子部品が構成されているウェハーを用意した後、該ウェハーを分割することにより、多数の電子部品が得られている。それによって、電子部品の量産性を高めることが可能とされている。
他方、電子部品の製造に際しては、得られた電子部品の特性を測定し、良品を選別する必要がある。あるいは、後工程における周波数調整などのために、特性を測定する必要があることもある。このような特性の測定を、個々の電子部品単位で行うのは煩雑であるため、上記ウェハー段階において多数の電子部品の特性を測定することが望まれる。下記の特許文献1には、ウェハー段階で、多数の弾性表面波装置の特性を測定することを可能とする製造方法の一例が開示されている。
図11は、特許文献1に記載の製造方法において、ウェハー上で電子部品としての弾性表面波フィルタ装置の特性を測定する方法を説明するための模式的部分平面図である。ウェハー501上に、格子状導電パターン502が形成されている。格子状導電パターン502で囲まれた1つの矩形の領域に、1つの弾性表面波装置503を形成するための電極構造が形成されている。
すなわち、圧電基板からなるウェハー501上において、図示の電極構造を格子状導電パターン502で囲まれた各領域内に形成することにより、ウェハー501上において、多数の弾性表面波装置503が形成されている。
ここでは、弾性表面波装置503は、ラダー型回路構成の弾性表面波フィルタであり、複数の1ポート型SAW共振子504〜508がラダー型回路構成を有するように導電パターンにより電気的に接続されている。そして、1ポート型SAW共振子504〜508の内、アース電位に接続されるSAW共振子504,508が、電極パターン509,510により格子状導電パターン502に電気的に接続されている。
特性の測定に際しては、弾性表面波フィルタ装置503の入力側に、ホット側プローブとアース側プローブとを接触させ、出力側にも、ホット側プローブとアース側プローブと接触させて特性を測定する。この場合、入力側において、アース側プローブが電極パターン509に、出力側においては、アース側プローブが電極パターン510に接触されて、特性が測定される。
ところで、弾性表面波装置503の製造に際しては、上記特性を測定した後、ウェハー501を分割する。この分割は、一点鎖線A及びBに沿ってウェハー501を切断することにより行われる。
特開平10−233642号公報
特許文献1に記載の製造方法では、弾性表面波フィルタ装置503の製造に際し、特性を測定した後に、ウェハー501の分割が行われる。従って、特性の測定による製品の選別を容易に図ることができ、かつ量産性を高めることができる。また、ウェハー状態で特性が測定されるが、より完成品に近い伝送特性を測定することができる。
しかしながら、得られた弾性表面波フィルタ装置では、一点鎖線Aに沿った部分に切断面が現れることになる。この場合、電極パターン509,510の一部が切断され、切断面に露出することになる。
従って、ウェハー501の切断により形成された切断面において、ウェハーを構成している圧電基板の側面と、上記電極パターン509,510の切断面との隙間から、湿気等が侵入しがちであるという問題があった。この湿気による電極の腐食が電極パターン509,510の内側端部に向かって進行し、経時により、SAW共振子を構成しているIDT電極などが腐食し、特性が劣化するおそれがあった。
特に、電極パターン509,510や、弾性表面波装置を構成しているIDT電極が、Cuなどの腐食しやすい電極材料により形成されている場合、経時による腐食が生じ易かった。
上記腐食を防止するには、ウェハーを切断する際の切断ライン、すなわちダイシングラインを耐湿性樹脂などによりコーティングする方法を用いることも考えられる。しかしながら、電極パターン509,510の切断部分を覆うように耐水性の樹脂をコーティングしたとしても、ダイシングに際しては、電極パターンの切断面が露出するため、やはり、経時による腐食の進行等が生じるおそれがあった。すなわち、腐食による劣化が生じるまでの時間は上記耐水性樹脂をコーティングしない場合に比べて長くされ得るものの、長期間経過する内に、特性が劣化するおそれがあった。
上記のような腐食は、弾性表面波装置だけでなく、ウェハー上において、多数の電子部品が構成された後、該ウェハーを分割する際に、切断面に電極パターンが露出する様々な電子部品においても問題となっていた。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、基板の主面と側面とを結ぶ端縁に引き出されている電極パターンと基板との間からの湿気の侵入等に基づく腐食進行が生じ難く、従って信頼性に優れた電子部品及びその製造方法を提供することにある。
本発明の電子部品は、対向し合う第1,第2の主面と、第1,第2の主面を結ぶ側面とを有する基板と、前記基板の第1の主面上に形成された電極とを備える電子部品において、前記電極が、前記基板の側面と第1の主面との端縁から第1の主面上で内側に延ばされた第1の電極パターンと、前記第1の電極パターンの第1の主面内における端部と所定の幅のギャップを隔てて設けられた第2の電極パターンと、前記第1の電極パターンの前記ギャップ側の端部と前記第2の電極パターンの前記ギャップ側の端部とを覆い、かつ前記ギャップを横切っている第3の電極パターンとを有し、前記第3の電極パターンが、前記第1,第2の電極パターンよりも耐食性に優れた金属膜からなることを特徴とする。
本発明に係る電子部品では、好ましくは、前記第1の電極パターンの前記ギャップ側の端部が、前記第2の電極パターンの前記ギャップ側の端部にギャップを隔てて対向しており、第3の電極パターンが直線状とされている。この場合には、湿気の侵入等に基づく腐食の進行をより確実に防止することができる。
また、本発明においては、好ましくは、前記第2の電極パターンの前記ギャップ側の端部が、前記第1の電極パターンの延長上からずれた位置に配置されており、前記第3の電極パターンが、前記第1の電極パターンの延長上に位置している電極パターン部分から第2の電極パターンに向かって伸びるように曲げられたコーナー部を有する。この場合には、第3の電極パターンが直線状の場合よりも、湿気等の侵入による腐食の進行をより確実に防止することができる。好ましくは、第3の電極パターンがクランク状である。第3の電極パターンがクランク状である場合には、湿気等の侵入による腐食の進行をより確実に防止することができる。
なお、第3の電極パターンが第1の電極パターンの延長上から曲げられている場合、その形状は特に限定されてないが、好ましくは、第1の直線状部分と第1の直線状部分と90°をなすように第1の直線状部分の端部に連ねられた第2の直線状部分と、第2の直線状部分の第1の直線状部分に連なっている側の端部と反対側の端部に接続されており、前記第1の直線状部分に平行に延ばされた第3の直線状部分とを有する形状とされ、その場合、湿気の侵入等による腐食の進行をより確実に防止することができる。
本発明に係る電子部品及び電子部品の製造方法において、上記電子部品としては、特に限定されるわけではないが、本発明は弾性表面波装置に好適に用いることができ、それによって、腐食の進行が生じ難く、経時による特性の劣化が生じ難い弾性表面波装置を提供することが可能となる。
特に限定されるわけではないが、本発明の他の特定の局面では、前記基板が圧電基板であり、前記圧電基板上に形成された前記電極として、前記第1〜第3の電極パターンに加えて、前記第2の電極パターンに接続されているアースパッドと、前記アースパッドに接続されているIDT電極とをさらに有し、それによって弾性表面波装置が構成されている。この場合には、本発明に従って、信頼性に優れた弾性表面波装置を得ることができる。
本発明に係る電子部品では、好ましくは、第1,第2の電極パターンが、Cu、Agまたはこれらの合金からなる群から選択した一種の電極層を主たる電極層として含む。Cu、Agまたはこれらの合金は、導電性に優れているため、導電性に優れた第1,第2の電極パターンを形成することができる。
他方、本発明に係る電子部品の他の特定の局面では、上記第3の電極パターンが、AlまたはAl合金を主たる電極層として含む。この場合には、AlまたはAl合金が、耐食性に優れているため、第3の電極パターンより内側の腐食の進行を効果的に抑制できる。
本発明に係る電子部品の製造方法は、マザー基板と、前記マザー基板の一方主面上に、本発明の電子部品を複数形成するために形成される電極構造とを有するウェハーを用意する工程と、前記第1の電極パターンが分割により得られた各電子部品の前記基板の前記第1の主面と前記側面との端縁に至るように前記ウェハーを前記第1の電極パターンの途中で切断して個々の電子部品を得る工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電子部品の製造方法のある特定の局面では、前記ウェハーにおいて、格子状電極パターンが形成されており、該格子状電極パターンで囲まれた各領域に1つの電子部品が構成されており、前記第1の電極パターンが前記格子状電極パターンに連ねられており、前記格子状電極パターンで囲まれた領域の内側において、前記第1の電極パターンを途中で切断するようにして前記ウェハーの切断が行われる。この場合には、格子状電極パターンにより各領域内に構成された第1の電極パターンが電気的に接続されているので、第1の電極パターンを、各電子部品のアース電位に接続される部分に電気的に接続することにより、ウェハー段階での特性測定に対し、プローブをアース電位に接続する部分に当接して、特性の測定を容易に行うことができる。しかも、ウェハーの切断に際し、第1の電極パターンを途中で切断したとしても、第3の電極パターンにより腐食の進行が抑制されるので、信頼性を高めることができる。従って、ウェハーから多数の電子部品を切断して効率良く多数の電子部品を得ることができる。
本発明に係る電子部品の製造方法の他の特定の局面では、前記格子状電極パターンに囲まれた各領域内において、前記電極としての複数のIDT電極と、複数のアースパッドとが形成されており、第2の電極パターンが、アースパッドに電気的に接続されている。
(発明の効果)
本発明に係る電子部品では、基板の側面と第1の主面との端縁から第1の主面内側に第1の電極パターンが延ばされており、第1の電極パターンの前記第1の主面内における端部と所定のギャップを隔てて対向するように第2の電極パターンが設けられており、第3の電極パターンが、第1,第2の電極パターンが対向している部分を覆いかつ第1,第2の電極パターン上に至るように設けられており、第3の電極パターンが、耐食性に優れた金属膜からなるので、第1の電極パターンから腐食が進行したとしても、第3の電極パターンにおいて腐食の進行が抑制される。従って、第3の電極パターンより内側に位置する第2の電極パターンへ腐食が進行し難いため、経時による特性の劣化が生じ難い、信頼性に優れた電子部品を提供することができる。
本発明に係る製造方法によれば、上記第1〜第3の電極パターンを有する電子部品が多数設けられているウェハーを用意した後に、上記第1の電極パターンの途中でウェハーを切断して、多数の電子部品が得られている。従って、得られた電子部品においては、第1の電極パターンより内側に、第1,第2の電極パターンが対向している部分を覆うように耐食性に優れた金属膜からなる第3の電極パターンが設けられているので、第1の電極パターンから腐食が内側に進行したとしても、第3の電極パターンが設けられている部分において腐食の進行が抑制される。従って、より内側の第2の電極パターンへの腐食の進行が生じ難い。よって、経時による特性の劣化が生じ難い、信頼性に優れた電子部品を提供することが可能となる。
図1(a),(b)は、本発明の第1の実施形態に係る電子部品の電極構造の要部を説明するための模式的部分切欠平面図及び部分切欠正面断面図。 図2(a)〜(g)は、本発明の第2の実施形態の電子部品としての弾性表面波装置を製造する各工程を説明するための模式的正面断面図。 図3は、第2の実施形態の製造方法において、図2(c)に示した工程における、マザー基板の上面に形成されている電極構造を示す模式的部分拡大平面図、(b)はその1ポート型SAW共振子の電極構造を模式的に示す平面図。 図4は、第2の実施形態の製造方法において、図2(e)に示す工程後の電極構造を模式的に説明するための部分拡大平面図。 図5は、第2の実施形態の製造方法において、図2(f)に示す工程後の電極構造を模式的に説明するための部分拡大平面図。 図6は、第2の実施形態で得られる弾性表面波装置としてのラダー型フィルタの回路構成を示す回路図。 図7は、従来の弾性表面波装置の耐湿試験前後の周波数特性を示す図。 図8は、第2の実施形態に従って得られた弾性表面波装置の耐湿試験前後の周波数特性を示す図。 図9は、第1の実施形態の電子部品の変形例を説明するための模式的部分切欠平面図。 図10(a)〜(c)は、第1の実施形態の変形例における第3の電極パターンの形状の例を説明するための各模式的部分切欠平面図。 図11は、従来の弾性表面波フィルタ装置の特性測定方法を説明するための模式的部分切欠拡大平面図。
符号の説明
1…電子部品
2…基板
2a,2b…第1,第2の主面
2c…側面
3…第1の電極パターン
3a…端部
4,4A…第2の電極パターン
4a,4b…端部
5…第3の電極パターン
5a,5b…電極パターン部分
5c…コーナー部
5d,5e…コーナー部
5f〜5h…第1〜第3の直線状部分
11…マザー基板
12…SiO
13…ネガ型フォトレジストパターン
14…Cu膜
15…IDT電極
16,17…反射器
19…保護膜
21…格子状電極パターン
22〜29…SAW共振子
30…電極パターン
31…ウェハー
32…金属バンプ
G…ギャップ
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a),(b)は、本発明の第1の実施形態に係る電子部品において、電極を経由した腐食が抑制される原理を説明するための模式的部分切欠平面図及び模式的部分切欠正面断面図である。
本実施形態では、電子部品1は基板2を有する。基板2は、対向し合う第1の主面2aと、第2の主面2bとを有する。基板2は、第1,第2の主面を結ぶ側面2cを有する。
基板2の第1の主面2a上に、図1(a)に示す電極が形成される。すなわち、電極として、基板2の側面2cと、第1の主面2aとの端縁から第1の主面2aの内側に延ばされた第1の電極パターン3が形成されている。そして、第1の電極パターン3の第1の主面2a内における端部3aと、所定のギャップGを隔てて対向するように、第2の電極パターン4が設けられている。第1,第2の電極パターン3,4が対向している部分を覆い、かつ第1,第2の電極パターン3,4上に至るように、第3の電極パターン5が設けられている。
第3の電極パターン5は、第1,第2の電極パターンを構成している金属膜よりも耐食性に優れた金属膜からなる。
図1では、電子部品1の基板2の側面2c近傍において第1〜第3の電極パターン3〜5が形成されている部分のみを模式的に示しているが、電子部品1では、基板2内において、第2の電極パターン4に接続されるように、電子部品として機能するための様々な電子部品機能部が接続されている。この電子部品機能部としては、IDT電極や、容量電極などの様々な電極、あるいは電極パターン4に電気的に接続されるように設けられた抵抗体、圧電体または誘電体などが挙げられ、特に限定されるものではない。
電子部品1では、第1,第2の電極パターン3,4に比べて、第3の電極パターン5が耐食性に優れている。このような耐食性に優れた金属膜としては、特に限定されないが、AlまたはAuなどが挙げられ、安価であり、耐湿性及び耐食性に優れているため、Alが好ましく用いられる。なお、第3の電極パターン5は、単一の金属膜からなる必要は必ずしもなく、Alなどの耐食性に優れた金属膜を主たる電極層として含む積層金属膜により形成されていてもよく、またAlを主体とする合金により形成されていてもよい。
第1,第2の電極パターン3,4は、第3の電極パターン5よりも耐食性は劣るが、Cu,Agまたはこれらの合金などの導電性に優れた適宜の金属材料により形成され得る。第1,第2の電極パターンについても、単一の金属膜により形成される必要は必ずしもなく、Cu、Agまたはこれらの合金を主体とする電極層を有する限り、単一の金属膜あるいは積層金属膜のいずれで形成されていてもよい。
本実施形態の電子部品1では、第1の電極パターン3が側面2cと、第1の主面2aとの端縁に露出している。このような構造は、電子部品1を大量生産する際に、ウェハーから多数の電子部品1をダイシングにより切断することにより得られるのが普通である。側面2cが、ダイシングにより切断されて露出される面とした場合、第1の電極パターン3と側面2cとの界面において外部の湿気等が侵入しやすくなるおそれがある。しかしながら、第1の電極パターン3に沿って、湿気が侵入し腐食が進行したとしても、腐食は、第1の電極パターン3の端部3aまでで留まることとなる。
すなわち、第3の電極パターン5は、耐食性に優れているため、腐食の進行は、端部3aで留まり、それよりも内側には進行し難い。
従って、第2の電極パターン4の腐食が生じ難いため、電子部品1では、経時により腐食が内側へ進行し難く、特性の劣化が生じ難い。
本発明は、上記のように、基板2の側面2cと第1の主面2aとの端縁から電極が内側に至るように設けられている構造において、電極を経由した腐食の進行による特性の劣化を防止したことに特徴を有するものであり、適用される電子部品については特に限定されるものではないが、以下、図2〜図8を参照して弾性表面波装置に適用した第2の実施形態の電子部品及び電子部品の製造方法を説明する。
第2の実施形態では、まず、複数の弾性表面波装置を形成するためのウェハーを用意する。このウェハーの製造方法を、図2(a)〜(g)及び図3〜図5を参照して説明する。
図2(a)に示すように、LiTaOなどの圧電単結晶あるいは圧電セラミックスからなるマザー基板11を用意する。マザー基板11上に、全面に、スパッタリングにより、SiO膜12を形成する。しかる後、SiO膜上に、全面にネガ型のフォトレジスト層を形成した後、感光処理することにより、フォトレジストパターン13を形成する。このフォトレジストパターン13は、後述の電極構造が形成される領域を除いた領域に付与されている。
次に、図2(b)に示すように、矢印で示すようにエッチャントを用い、SiO膜12をエッチングする。このエッチャントは、フォトレジストパターン13を溶解しないが、SiO膜を溶解するエッチャント、例えばClまたはCFなどを用いて行われる。従って、図2(b)に示すように、電極構造が形成される領域において、SiO膜12が除去される。
次に、全面にCu膜をスパッタリングまたは蒸着などの薄膜形成方法により形成する。しかる後、アセトンなどの溶剤を用いたリフトオフ法により、フォトレジストパターン13と、フォトレジストパターン13上に形成されているCu膜をリフトオフ法により除去する。このようにして、図2(c)に示すように、電極形成領域にCu膜14が形成されることになる。
図3(a)は、このようにして設けられたCu膜14からなる電極構造を模式的に示す部分平面図である。図3(a)に示すように、格子状電極パターン21が形成されている。格子状電極パターン21で囲まれた各領域に、図3(a)に示す電極構造が形成されている。この格子状電極パターン21で囲まれた1つの矩形領域において、1つの弾性表面波装置が構成される。図3(a)では、1つの弾性表面波装置が構成される領域のみが図示されているが、マトリックス状に、弾性表面波装置が構成される複数の領域が整列配置されることになる。
格子状電極パターン21で囲まれた矩形領域内においては、第1の電極パターン3,3,3,3と第2の電極パターン4,4,4,4と、1ポート型SAW共振子22〜29を形成するための電極膜並びに1ポート型SAW共振子22〜29を接続する電極パターン30を形成するようにCu膜14が成膜されている。なお、1ポート型SAW共振子22〜29は、図3(b)で示す電極構造を最終的に有する。すなわち、図3(b)に示すように、IDT電極15と、IDT電極15の表面波伝搬方向両側に配置された反射器16,17とを有する。
図3(a)においては、1ポート型SAW共振子22〜29が設けられている部分は、矩形枠の内部に×を挿入したシンボルで略図的に示されているが、これは、IDT電極及び反射器の図示が煩雑となるため、このようなシンボルで略図的に示したものである。実際には、図3(b)に示すように、IDT電極15と、反射器16,17とを有するように、各1ポート型SAW共振子22〜29の電極構造が形成されている。なお、本実施形態では、図6に示すラダー型フィルタ18を構成するように、1ポート型SAW共振子22〜29が設けられている。
図3(a)に示す状態では、図2(c)に示すように、Cu膜14により上記電極構造が、SiO膜12が設けられている領域外に形成されている。
次に、図2(d)に示すように、上記Cu膜14及びSiO膜12を覆うように全面にSiOから保護膜19を形成する。しかる後、図2(e)に示すように、保護膜19及び下方のSiO膜12の一部を、エッチング等により除去する。この場合、前述したSAW共振子22〜29の主要部分上には、保護膜19が残存するように、すなわち電極指が交叉している領域等は保護膜19で覆われるように、他方、外部と電気的に接続するのに用いられる電極パッドや、電気的接続部分では、Cu膜14を露出するように、保護膜19を除去しておく。
図2(e)において矢印Cで示す部分は、このように、外部と電気的に接続される電極パッド部分を示す。
図4は、図2(e)に示すように、保護膜19の一部を除去した状態を示す模式的平面図である。ここでは、破線Dで囲まれた領域において、上記保護膜19が残存しており、他の領域においては、保護膜19が除去されている。言い換えれば、SAW共振子22〜29が形成されている部分の要部においては、保護膜19が残存しており、残りの部分において保護膜が除去されている。
なお、図4では、上記SiOからなる保護膜19の図示は省略してあり、保護膜が残存している部分のみを、破線で囲んで示すこととする。
次に、図2(f)に示すように、第3の電極パターン5を形成する。第3の電極パターン5は、Alを主たる電極層として有し、本実施形態では、スパッタリングまたは蒸着等により形成される。この第3の電極パターン5のパターニングは周知のフォトリソグラフィ−エッチング法により行われ得るが、ここでは、第3の電極パターン5が形成されている領域を、図5に模式的平面図で示す。
すなわち、第3の電極パターン5は、前述した図3(a)に示している第1,第2の電極パターン3,4間のギャップを覆うように、かつ第1の電極パターン3及び第2の電極パターン4上に至るように形成されている。
図5から明らかなように、格子状電極パターン21に、第1の電極パターン3の一方端部が連ねられている。そして、第1の電極パターン3は、格子状電極パターン21から格子状電極パターン21で囲まれた矩形領域内に延ばされており、内側の端部3aが第2の電極パターン4とギャップを隔てて対向されている。このようにして、図2(f)及び図5に示すウェハー31が得られる。しかる後、ウェハー31において、図2(g)に示すように、上記第3の電極パターン5の一部に、Auなどからなる金属バンプ32を形成する。金属バンプ32は、最終的に得られた弾性表面波装置を外部と電気的に接続するために設けられる。
もっとも、本発明においては、金属バンプ32は必ずとも設けられずともよい。
次に、上記ウェハー31を、個々の弾性表面波装置単位にダイシングにより切断する。この切断は、図5の一点鎖線E1,E2,Fに沿って切断することにより行われる。すなわち、第1の電極パターン3の途中において、より具体的には、格子状電極パターン21に連ねられており、第3の電極パターン5により覆われていない電極パターン部分で切断が行われる。従って、得られた弾性表面波装置の上記切断により得られた側面には、第1の電極パターン3の一部が図1に示したように露出されることになる。そして、側面に露出している第1の電極パターン3から経時により湿気等により腐食が進行したとしても、第1の電極パターン3の端部3aが、ギャップを隔てて第2の電極パターン4に対向されており、第3の電極パターン5は耐食性に優れた金属膜からなるため、第2の電極パターン4は腐食しない。よって、経時による腐食に伴う特性の劣化等が生じ難い、信頼性に優れた弾性表面波装置を提供することができる。
上記の切断では、格子状電極パターン21より大きい幅寸法のブレードを用いて、格子状電極パターン21の除去と、隣接する弾性表面波装置の図5の一点鎖線E1,E2,Fに沿ったそれぞれの切断をそれぞれ1回の切断で行うことが好ましい。
このようにして得られた実施形態の弾性表面波装置と、第3の電極パターン5が形成されず、第1,第2の電極パターン3,4がギャップで対向されずに連ねられて一体化されてCu膜により形成されていることを除いては、上記実施形態と同様にして構成された従来例の弾性表面波装置を作製し、耐湿試験を行った。
なお、実験に際しては、弾性表面波装置の側面から内側に延びる第1の電極パターン3の幅方向寸法は10μmとし、第1の電極パターン3が第3の電極パターンにより被覆されている部分の長さ方向寸法は50μm、第1の電極パターン3の内側の端部3aと、第2の電極パターン4との間のギャップの距離は30μmとした。そして、第1の電極パターンの露出している部分の長さ方向寸法、すなわち弾性表面波装置の基板の側面から第3の電極パターン5により覆われている部分までの距離は、70μmとした。耐湿試験は、弾性表面波装置を、85℃の温度及び相対湿度85%の環境に100時間放置することにより行った。
図7は、上記のようにして得られた従来の弾性表面波装置について、耐湿試験前後の周波数特性を示す図であり、破線が試験前の状態を、実線が試験後の特性を示す。
また、図8は、上記実施形態の弾性表面波装置の耐湿試験前後の周波数特性を示し、同様に、破線が試験前の周波数特性を、実線が試験後の周波数特性を示す。
図7から明らかなように、従来の弾性表面波装置では、耐湿試験後に通過帯域側端部近傍における周波数特性が変化し、通過帯域幅が狭くなっていた。これは、アースラインに近い並列腕共振子の特性が腐食により劣化したためと考えられる。これに対して、図8から明らかなように、上記実施形態の弾性表面波装置では、試験前後における周波数特性の変化がほとんどないことがわかる。
なお、上記実施形態では、第1の電極パターン3の内側端部3aと、1つのギャップを介して、第2の電極パターン4が配置されていたが、本発明においては、さらに第2,第3のギャップが内側に設けられていてもよい。図9は、このような変形例を示す模式的平面図であり、図1(a)に相当する図である。ここでは、基板2の側面2cから内側に向かって、基板2の一方主面2a上において、第1の電極パターン3が形成されており、第1の電極パターン3の内側端部3aとギャップを隔てて第2の電極パターン4が形成されている。そして、第3の電極パターン5は、第1,第2の電極パターン3,4が対向しているギャップを覆い、第1,第2の電極パターン3,4上に至るように形成されている。
ここまでは、本変形例は、第1の実施形態と同様である。本変形例では、さらに、第2の電極パターン4が、第1の電極パターン3側の端部4aと反対側に、内側端部4bを有する。そして、第2の電極パターン4が第2のギャップを隔てて、さらにもう1つの第2の電極パターン4Aと対向されており、第3の電極パターン5は、もう1つの電極パターン4Aと、第2の電極パターン4とが対向しているギャップをも覆うように形成されており、かつ第2の電極パターン4A上にも至るように形成されている。電極パターン4Aは、第1,第2の電極パターン3,4と同じ材料、例えばCu膜により形成される。
このように、第1の電極パターン3よりも内側に、複数のギャップを介して複数の第2の電極パターン4,4Aを配置してもよい。この場合には、第1の電極パターン3側から腐食が進行ししきたとしても、基板2の内側への腐食の進行をより確実に防止することができる。
図10(a),(b)は、第1の実施形態の電子部品のさらに他の変形例を説明するための各模式的部分切欠平面図である。図10(a)に示す変形例では、第1の電極パターン3のギャップ側の端部3aと、第2の電極パターン4のギャップ側の端部4aとが、ずらされて配置されている。すなわち、第2の電極パターン4のギャップ側端部4aは、第1の電極パターン3の延長上からずらされて配置されている。この場合には、第3の電極パターン5は、第1の電極パターン3の延長上に位置している電極パターン部分5aと、電極パターン部分5aの第1の電極パターン4と反対側の端部から電極パターン部分5aと交叉する方向に延ばされた第2の電極パターン部分5bとを有し、電極パターン部分5a,5b間の接続部分がコーナー部5cを構成している。この場合には、第3の電極パターン5がコーナー部5cを有する形状とされているので、湿気等の侵入による腐食の進行をより確実に防止することができる。
また、上記コーナー部5cを有する第3の電極パターンの形状は様々に変形することができ、例えば図10(b)に示す変形例では、第3の電極パターン5は、2つのコーナー部5d,5eを有する。すなわち、図10(b)では、第1の電極パターン3の端部3aと、第2の電極パターン4の端部4aとは対向されている。ここで、第3の電極パターン5は、第1の電極パターン4の端部4aに接続されており、かつ第1の電極パターンの延長上から90°の角度をなす方向に延ばされた第1の直線状部分5fと、第1の直線状部分5fの端部に位置しているコーナー部5dから第1の直線状部分5fと90°の角度をなすように、かつ第1の電極パターン3とは遠ざかる方向に延ばされた第2の直線状部分5gと、第2の直線状部分5gの端部に設けられたコーナー部5eに接続されるように、かつ第2の直線状部分5gと90°の角度をなすように第2の電極パターン4側に延ばされた第3の直線状部分5hとを有する。第3の直線状部分5hが第2の電極パターン4の端部4aに接続されている。第3の直線状部分5hは、第1の直線状部分5fと平行に延ばされており、かつ第2の直線状部分5gに対して、第1の直線状部分5fと同じ側に位置している。このような形状の場合、ギャップへの湿気等の侵入による腐食の進行をより一層確実に防止することができる。
なお、このようなコーナー部を有するように折り曲げられた形状を有する第3の電極パターンの形状としては、図10(c)に示すようなクランク状の形状の第3の電極パターン5を用いてもよい。
なお、上記実施形態では、電子部品の一例として弾性表面波装置を示したが、弾性表面波装置に限らず、側面と第1の主面に第1の電極パターンが引き出されている構造を有する様々な電子部品、例えば半導体装置、圧電共振子、圧電体と誘電体との界面に弾性表面波装置と同様の電極構造を形成してなる、弾性境界波装置または様々な電子部品に本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、格子状電極パターン21が設けられていたが、格子状電極パターンは設けられなくてもよい。

Claims (13)

  1. 対向し合う第1,第2の主面と、第1,第2の主面を結ぶ側面とを有する基板と、
    前記基板の第1の主面上に形成された電極とを備える電子部品において、
    前記電極が、前記基板の側面と第1の主面との端縁から第1の主面上で内側に延ばされた第1の電極パターンと、
    前記第1の電極パターンの第1の主面内における端部と所定の幅のギャップを隔てて設けられた第2の電極パターンと、
    前記第1の電極パターンの前記ギャップ側の端部と、前記第2の電極パターンの前記ギャップ側の端部とを覆い、かつ前記ギャップを横切っている第3の電極パターンとを有し、
    前記第3の電極パターンが、前記第1,第2の電極パターンよりも耐食性に優れた金属膜からなることを特徴とする、電子部品。
  2. 前記第1の電極パターンの前記ギャップ側の端部が、前記第2の電極パターンの前記ギャップ側の端部にギャップを隔てて対向しており、第3の電極パターンが直線状である、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記第2の電極パターンの前記ギャップ側の端部が、前記第1の電極パターンの延長上からずれた位置に配置されており、前記第3の電極パターンが、前記第1の電極パターンの延長上に位置している電極パターン部分から第2の電極パターンに向かって伸びるように曲げられたコーナー部を有する、請求項1に記載の電子部品。
  4. 前記第3の電極パターンがクランク状である、請求項3に記載の電子部品。
  5. 前記第3の電極パターンが、第1の直線状部分と、第1の直線状部分の端部に接続されており、第1の直線状部分と90°の角度をなして延ばされている第2の直線状部分と、第2の直線状部分の第1の直線状部分に接続されている側の端部とは反対側の端部に接続されており、かつ前記第1の直線状部分と平行に延ばされた第3の直線状部分とを有し、第2の直線状部分に対し、第1,第3の直線状部分が同じ側に配置されている、請求項3に記載の電子部品。
  6. 前記基板が圧電基板であり、前記圧電基板上に形成された前記電極として、前記第1〜第3の電極パターンに加えて、前記第2の電極パターンに接続されているアースパッドと、前記アースパッドに接続されているIDT電極とをさらに有し、それによって弾性表面波装置が構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子部品。
  7. 前記第1の電極パターン及び第2の電極パターンが、Cu、Agまたはこれらの合金からなる群から選択した一種の電極層を主たる電極層として含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子部品。
  8. 前記第3の電極パターンが、AlまたはAl合金を主たる電極層として含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子部品。
  9. 前記電子部品が弾性表面波装置であることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子部品。
  10. マザー基板と、前記マザー基板の一方主面上に、請求項1に記載の電子部品を複数形成するために形成される電極構造とを有するウェハーを用意する工程と、
    前記第1の電極パターンが分割により得られた各電子部品の前記基板の前記第1の主面と前記側面との端縁に至るように前記ウェハーを前記第1の電極パターンの途中で切断して個々の電子部品を得る工程とを備えることを特徴とする、電子部品の製造方法。
  11. 前記ウェハーに設けられた電極構造が、格子状電極パターンを有し、該格子状電極パターンで囲まれた各領域に1つの電子部品が構成されており、
    前記第1の電極パターンが前記格子状電極パターンに連ねられており、
    前記格子状電極パターンで囲まれた領域の内側において、前記第1の電極パターンの途中で切断するようにして前記ウェハーの切断が行われる、請求項10に記載の電子部品の製造方法。
  12. 前記格子状電極パターンに囲まれた各領域内において、前記電極としての複数のIDT電極と、複数のアースパッドとが形成されており、前記第2の電極パターンが、前記アースパッドに電気的に接続されている、請求項11に記載の電子部品の製造方法。
  13. 前記電子部品が弾性表面波装置であることを特徴とする、請求項10ないし12のいずれか1項に記載の電子部品の製造方法。
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