JPWO2006067858A1 - 貨幣入出金機 - Google Patents

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Abstract

入金口と、前記入金口に投入された貨幣を繰り込んで識別する識別手段と、入金承認指示と前記識別手段における識別結果に基づい前記貨幣を所定の場所に収納する貨幣収納部と、出金指示に基づいて前記貨幣収納部から繰り出された貨幣を放出する出金口と、種々の動作モードを切換指定するモード指定手段とを備えた貨幣入出金機において、前記モード指定手段で指定される、前記貨幣入出金機の保守点検を行う保守モードを、前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが不可能な第1の保守モードと、前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが可能な第2の保守モードとの少なくとも2種類の保守モードで構成したことを特徴とする。

Description

本発明は貨幣入出金機に係り、特に入金口に投入された貨幣を繰り込んで識別し、入金承認指示に基づいて貨幣収納部へ収納する入金処理と、出金指示に基づいて貨幣収納部から貨幣を繰り出して出金口ヘ放出する出金処理とを行う貨幣入出金機において、この貨幣入出金機の保守点検を行う際の貨幣取扱いのセキュリティの向上に関する。
入金口に投入された貨幣を繰り込んで識別し、入金承認指示に基づいて貨幣収納部へ収納する入金処理と、出金指示に基づいて貨幣収納部から貨幣を繰り出して出金口ヘ放出する出金処理とを行う貨幣入出金機は、金融機関等において、テラーが取り扱う機械として広く用いられている。
この貨幣入出金機の典型的な従来例としては特開2004−145600公報に記載されたものが知られている。
この文献に記載された貨幣入出金機は、紙幣のみを取り扱う紙幣入出金機となっているが、一般的には硬貨も取り扱えるようになっている。
紙幣入出金機の場合、上部ユニットと下部ユニットに大別され、上部ユニットは入金される紙幣が投入される入金口、出金されるべき紙幣を投出する出金口、入金の際に識別計数された紙幣が一時的に保持される一時保留部、入金された紙幣の真偽、正損、金種等を識別する識別部等を有し、下部ユニットは金種別の紙幣収納部を複数有しており、入金が確定した紙幣および出金用の紙幣が金種別に収納される。
この下部ユニットは大容量の金庫にすることができ、安全性を高めるために、例えば、パスワード入力により前面扉の施錠および解錠を行うコンビネーションロックを配置することが可能である。
この様な貨幣入出金機では一般的に、保守点検を行う為のRAS(Reliability, Availability, Serviceability;信頼性、稼働性、保守性)機能を実行するRASプログラムを有しており、所定の操作を行うことによってRASモードに入ることができる。このRASモードでは、入金処理、出金処理、補充処理、回収処理、等の各紙幣取扱処理の動作確認や、各機構部を動作させるイニシャルリセット処理、各センサ類やモータ等の駆動部の動作状況を確認する動作確認処理、等を行えるようになっている。そして、この様なRASモードによる保守点検は、通常、機械の販売会社側の保守員により定期的に行われる。
一方、貨幣入出金機がRASモードに入ると、出金処理や回収処理によって誰でも紙幣収納部内の紙幣を自由に取り出すことができる無防備な状態となって、紙幣の紛失事故等が発生する危険性もある。
このため、RASモードに入ることのできる人間を制限するため、セキュリティプラグが開発されている。これは、図1に示すように、内部に回路を有する小さなボックス1から延出したコード2の先端に本体側のコネクタと係合するコネクタプラグ3(例えばUSBプラグ)を有するものである。このプラグ3を保守時に装置内の所定位置、例えば制御基板に連結することにより、ボックス1に内蔵された回路から発生される例えば特定のコードが許可対象コードと一致することが制御基板内で確認されない限りRASモードへの移行が行われないようになっている。このセキュリティプラグは金融機関等の管理者、保守員など、信頼の置ける一定の権限を有する係員のみに渡されるため、セキュリティを大きく向上させることができる。
このようなセキュリティプラグを使用した保守作業について図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、銀行員より借用した上部ユニット用鍵を挿入して上部ユニットを本体側に固定している錠を解錠する(ステップS101)。
これにより、上部ユニットが引き出し可能となるため、上部ユニットが引き出される(ステップS102)。
この引き出された状態で現れた制御基板に設けられたコネクタにRASセキュリティプラグが装着される(ステップS103)。
同様に、上部ユニットが引き出された状態で現れた、操作部中のリモート/ローカルのモード切替スイッチがローカル側に切り替えられる(ステップS104)。
上部ユニットを本体中に戻してセットし、電源スイッチをONにする(ステップS105)。
次に、RAS操作部中のRAS起動コマンド「FF」および「START」を押下する(ステップS106)。
これにより下部の金庫扉のメカキーが作動可能状態になるため、キーを時計方向に回し、金庫扉開閉レバーを操作することにより、金庫扉が開放される(ステップS)。
以上でRASの起動が完了するため、以降は、RASコマンド全てを使用して保守作業を続行することが可能となる。
特開2004−145600公報
しかしながら、このような従来の貨幣入出金機においては次のような問題があった。
第1に、一旦RASモードに入ると、セキュリティプラグを持っている係員のみでなく、誰でも出金処理や回収処理によって紙幣収納部内の紙幣を取り出すことができる為、保守員が保守点検を行っている間、銀行等の管理者が監視しなければならないという問題があった。
第2に、セキュリティプラグを特定の係員のみに配備している関係上、そのセキュリティプラグの管理を厳重に行わなければならず管理面で面倒であった。
したがって、本発明は、セキュリティプラグを用いることなく、セキュリティを確保させた貨幣入出金機を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、入金口と、前記入金口に投入された貨幣を繰り込んで識別する識別手段と、入金承認指示と前記識別手段における識別結果に基づい前記貨幣を所定の場所に収納する貨幣収納部と、出金指示に基づいて前記貨幣収納部から繰り出された貨幣を放出する出金口と、種々の動作モードを切換指定するモード指定手段と、を備えた貨幣入出金機において、前記モード指定手段で指定される、前記貨幣入出金機の保守点検を行う保守モードを、前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが不可能な第1の保守モードと、前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが可能な第2の保守モードとの少なくとも2種類の保守モードで構成したことを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、入金口と、前記入金口に投入された貨幣を繰り込んで識別する識別手段と、入金承認指示と前記識別手段における識別結果に基づい前記貨幣を所定の場所に収納する貨幣収納部と、出金指示に基づいて前記貨幣収納部から繰り出された貨幣を放出する出金口と、を備えた貨幣入出金機において、複数の保守モードを有し、前記貨幣収納からの貨幣の繰り出しが不可能な第1の保守モードを指定する1の保守モード指定手段と、前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが可能な第2の保守モードを前記第1の保守モード指定手段よりセキュリティレベルの高い入力により指定する第2の保守モード指定手段と、前記第1の保守モード指定手段により第1の保守モードが指定された場合は前記貨幣収納部以外の保守点検を許容すると共に、少なくとも貨幣収納部から貨幣を繰り出す出金系の指令を禁止し、前記第2の保守モード指定手段により第2の保守モードが指定された場合は前記貨幣収納部を含む全ての保守点検を許容すると共に、貨幣収納部から貨幣を繰り出す出金系の指令も許容する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、現金管理者(銀行の行員等)がいなくても操作できるRASであって、装置内に紙幣が存在している場合、すなわち全てのカウンタが0でない場合に、出金処理や回収処理を指示する出金系コマンドとRAMクリアコマンドは使用できないセキュリティレベル0のRASと、現金管理者(銀行の行員等)によるコンビネーションロックの解除を行うことによりはじめてRASが起動でき、全てのコマンドを許容するセキュリティレベル1のRASとの2つのセキュリティレベルを有していることを特徴としているので、通常の保守は銀行員の時間を拘束することなく各機構部の動作確認や入金系の処理、つまりにゅうきん口から一時保留部に集積させるまでの処理、等の動作確認の保守作業ができ、装置金庫内に現金がある場合は現金管理者の立会、操作の元で保守作業を行うことで厳密な現金管理が可能となり、顧客も安心して保守作業を任せることができる
は従来のRASモードを実行するために用いられるRASセキュリティプラグを示す斜視図である。 は従来の貨幣入出金機における保守作業の手順を示すフローチャートである。 は本発明が適用される貨幣入出金機の一例としての紙幣入出金機の外観を示す斜視図である。 は図3に示した紙幣入出金機の概略構成を示す断面図である。 は図3に示した紙幣入出金機の概略構成を示すブロック構成図である。 は本発明におけるRASモードでの保守作業の手順を示すフローチャートである。 は保守モードにおいて、上部を引き出した様子を示す斜視図である。 は本発明のRASモードにおける表示部での表示例を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例につき詳細に説明する。
図3は、本発明が適用される貨幣入出金機の全体の概略構成を示す斜視図、図4はその断面図である。ここでは紙幣のみを扱う紙幣入出金機を例にとって説明する。
紙幣入出金機10は、上部ユニット20と下部ユニット30から構成されており、上部ユニット20は、処理すべき紙幣が投入される入金口21、出金指示に基づいて紙幣が放出される出金口22、装置の状態やデータを表示する表示部23、装置に対する指令を与えるための操作ボタン等からなる操作部24を上面に備えており、内部には各構成要素間で紙幣を搬送する搬送路と駆動機構からなる搬送手段25、入金された紙幣の真偽、正損、金種等を識別する識別部26、入金の際に識別計数された紙幣が一時的に保持される一時保留部27等を有している。
下部ユニット30は全体が引き出し可能な金庫の形態をなしており、その中には金種別の紙幣収納部32を複数有しており、入金が確定した紙幣および出金用の紙幣が金種別に収納される。
下部ユニット30の前面の扉33は必要に応じて開くことができ、そのための取っ手34や後述する扉を開くためのコンビネーションロック35が扉33に設けられている。
このような紙幣入出金機10では入金口21に投入された紙幣は識別部26により識別され、正券は一時保留部27に集積され、正券と判別されなかった紙幣はリジェクト紙幣として出金口22に集積された後、オペレータの手によって再度入金口に投入され再識別が行われる。そして、全ての紙幣が一時保留部に集積された時点でオペレータが入金承認指示を行えば一時保留部の紙幣が繰り出されてそれぞれの金種の収納部32に搬送されて収納される。また、出金の際にはそれぞれの紙幣収納部から繰り出された紙幣が入金のときとは逆方向に搬送され、識別部26で確認された後出金口22から投出される。以上の動作は良く知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。なお、図4中の矢印は出金時の紙幣の流れを示している。
また、図5に示されるように、以上説明した各要素はマイクロプロセッサ等でなる制御手段40にバス41で接続されており、さらにこのバスにはホストコンピュータ等との間で情報を送受信するための通信部36、および記憶手段37が接続されている。記憶手段37は装置内の各種のデータ、例えば各収納部における在高量、を記憶する。
次に、本発明の特徴をなす、RASモードによる保守作業について図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、銀行員より借用した上部ユニット用鍵を挿入して上部ユニットを本体側に固定している錠を解錠する(ステップS201)。
これにより、上部ユニットが引き出し可能となるため、上部ユニットが引き出される(ステップS202)。
図7は保守作業を行うために上部ユニット20を引き出した様子を示す斜視図であり、リモート/ローカルモード切替スイッチ29が現れている。
このリモート/ローカルのモード切替スイッチがローカル側に切り替えられる(ステップS203)。
上部ユニット20を本体中に戻してセットし、電源スイッチをONにする(ステップS204)。
これ以降セキュリティレベルを考慮した処理が行われる。本発明においてはセキュリティレベルを複数有しており、保守作業の内容に応じてこれらを切り換えるようにしているためである。これは保守員が装置を保守する際に現金に触れる必要がないコマンドも多数あることを考慮したものである。
すなわち、この実施の形態では、セキュリティレベルは2つとなっており、現金管理者(銀行の行員等)がいなくても操作できるRASレベルであるセキュリティレベル0と、現金管理者(銀行の行員等)がいないと操作できないRASレベルであるセキュリティレベル1を有している。このセキュリティレベル1では出金系のコマンドとRAM内容をクリアするコマンドを使用することが可能である。
まず、装置内のすべての紙幣在高値が00であるかどうかが記憶手段37に記憶された在高値を参照することにより判断され(ステップS205)、すべて0であるときにはステップS222にジャンプし、RAS操作部でRAS起動コマンド「FF」「START」が押下されると、RASセキュリティレベル1の起動が完了する。この場合には、装置内のどこにも紙幣が存在していないため、盗難等の心配をする必要がないからである。
このセキュリティレベル1ではすべての命令を使用することができる。装置内の紙幣の有無は記憶手段中の在高値でしか判断できないため、在高値を0にすることが可能なRAMクリアコマンドはセキュリティレベル1でしか使用できないが、この場合のようにもともと0になっている場合にはこの命令を使用可能としても実害は生じない。
一方、装置内の紙幣カウンタのいずれかが0でない場合、金庫内の紙幣にアクセスが必要かどうかを判断される(ステップS206)。
金庫内の紙幣にアクセスする必要がない場合にはステップS211に移行し、RAS操作部でRAS起動コマンド「FF」「START」が押下される。これにより、RASセキュリティレベル0の起動が完了する。
このセキュリティレベル0では金庫を開けることはできず、また出金系コマンドと記憶手段中の在高クリアコマンドなどは使用できない。すなわち、入金口21から紙幣を入金して一時保留部27に集積させたり、一時保留部27の紙幣を返却させたりする入金系コマンドは使用できるが、金庫内の紙幣を出金口22へ投出する出金コマンドや回収コマンドは受け付けないようになっている。
一方、金庫内の紙幣にアクセスする必要があるときには、行員によりコンビネーションロックにパスワードを入力することよりその解除を行い、下部ユニットの金庫扉を開閉可能な状態とする(ステップS221)。そして、RAS操作部でRAS起動コマンド「FF」「START」が押下されると(ステップS222)、RASセキュリティレベル1の起動が完了し、このレベルでは、入金/出金を含め金庫内の紙幣を出し入れするコマンドを含め、全てのRASコマンドを使用することができる。
このRASセキュリティレベル1においては、紙幣の紛失等が発生しないよう、コンビネーションロックの解除を行った行員には引き続き作業の継続中は立ち会うことになる。
なお、一旦RASセキュリティレベル1に移行した後に電源をオフさせ、電源を再投入して再度RASセキュリティレベル1に移行するには前述したのと同様なコンビネーションロックの解除が再度必要となる。
図8は操作部24の操作による表示部23の表示内容の変化を説明する説明図である。
表示部23は図8に示すように、装置の状態を表示する状態表示部23a、コマンド表示部23b、RASデータ表示部23c、RASモード時の押しボタンの機能表示部23dを有している。
状態表示部23aは模式的な装置の各部における紙幣量を黒部分の量で表現している。各収納部のみでなく、入金口、出金口、一時保留部等に紙幣が存在する時も同様に黒く表示される。例えば図8Aと8Cでは収納部のみに紙幣が存在していることが示されているが、図8Bでは出金口にも紙幣が存在していることが示されている。
コマンド表示部23bはコマンドの番号を表示する。RASコマンドの例としては次のようなものがある。
11:出金
12:回収
13:在高クリア
また、入金系コマンドとしては、次のようなものがある。
21:入金
22:補充
23:一時保留部の紙幣の収納
これらのコマンドを指定するには表示部23の下にある押しボタンを操作する。この押しボタンの機能はモードによって変化するようになっているが、RASモード時には左から右へ順にスタートボタン24a、キャンセルボタン24b、10の位を上げるための10UPボタン24c、1の位を上げるための1UPボタン24dとなっているので、10UPボタン24cを押すことにより図8Aのようにコマンド表示部23bにはコマンド10が表示され、さらに1UPボタン24dを押すと図8Bのようにコマンド11が表示される。
図8BはRASセキュリティレベル1の状態でコマンド11を実行させるべくスタートボタン24aを押した様子を示す。
このRASセキュリティレベル1では出金コマンドを受け付けるため、各金種について、所定枚数出金して、払い出しが終了したこと、および払い出し金額がRASデータ表示部23cに表示される。この例の場合には18000 USドルを払い出して終了したことが示されている。
これに対し、図8CはRASセキュリティレベル0のモードにおいて出金指令(コマンド11)についてスタートボタン24aが押された場合を示している。
ところが、RASセキュリティレベル0のモードの場合には、前述したように出金系のコマンドを禁止しているため、データ表示部23cには「Input Error」と表示され、以降の指令を受付けない。この場合、セキュリティを維持するため、エラーの原因については表示されない。
以上のように、この実施の形態では、銀行員の時間を拘束せずに装置の保守ができるレベルと、装置の金庫内に格納されている紙幣にアクセスする場合は銀行員が立ち会っていなければ起動できないレベルの2つのRASセキュリティレベルを具備しているので、通常の保守は銀行員の時間を拘束することなく保守作業ができ、装置金庫内に現金がある場合は現金管理者の立会、操作の元で保守作業を行うことで厳密な現金管理が可能となり、銀行側も安心して保守作業を任せることができる。
以上、実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明の精神に沿って、請求の範囲により定義される範囲内で本発明を種々に変形することができる。
例えば、セキュリティレベルは実施例では2つであったが、3以上のレベルとしても良い。

Claims (6)

  1. 入金口と、
    前記入金口に投入された貨幣を繰り込んで識別する識別手段と、
    入金承認指示と前記識別手段における識別結果に基づい前記貨幣を所定の場所に収納する貨幣収納部と、
    出金指示に基づいて前記貨幣収納部から繰り出された貨幣を放出する出金口と、
    種々の動作モードを切換指定するモード指定手段と、
    を備えた貨幣入出金機において、
    前記モード指定手段で指定される、前記貨幣入出金機の保守点検を行う保守モードを、前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが不可能な第1の保守モードと、前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが可能な第2の保守モードとの少なくとも2種類の保守モードで構成したことを特徴とする貨幣入出金機。
  2. 入金口と、
    前記入金口に投入された貨幣を繰り込んで識別する識別手段と、
    入金承認指示と前記識別手段における識別結果に基づい前記貨幣を所定の場所に収納する貨幣収納部と、
    出金指示に基づいて前記貨幣収納部から繰り出された貨幣を放出する出金口と、
    を備えた貨幣入出金機において、
    複数の保守モードを有し、
    前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが不可能な第1の保守モードを指定する1の保守モード指定手段と、
    前記貨幣収納部からの貨幣の繰り出しが可能な第2の保守モードを前記第1の保守モード指定手段よりセキュリティレベルの高い入力により指定する第2の保守モード指定手段と、
    前記第1の保守モード指定手段により第1の保守モードが指定された場合は前記貨幣収納部以外の保守点検を許容すると共に、少なくとも貨幣収納部から貨幣を繰り出す出金系の指令を禁止し、前記第2の保守モード指定手段により第2の保守モードが指定された場合は前記貨幣収納部を含む全ての保守点検を許容すると共に、貨幣収納部から貨幣を繰り出す出金系の指令も許容する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする貨幣入出金機。
  3. 前記貨幣収納庫を操作可能状態に開放する扉部にパスワード入力により施錠・解錠を行うコンビネーションロックを更に有し、
    第2の保守モード指定手段は前記コンビネーションロックヘのパスワード入力であることを特徴とする請求項2記載の貨幣入出金機。
  4. 前記貨幣収納部内の貨幣在高を記憶管理する在高記憶部を更に有し、
    前記制御手段は第1の保守モードが指定された場合は前記在高記憶部の在高の消去を禁止し、第2の保守モードが指定された場合には前記在高記憶部の在高の消去を許容することを特徴とする請求項3記載の貨幣入出金機。
  5. 前記制御部は第1の保守モードが指定された場合であっても、前記在高記憶部の全ての在高がゼロの場合は、第2の保守モードが指定それた場合と同様に貨幣収納部から貨幣を繰り出す出金系の指令も許容することを特徴とする請求項4記載の貨幣入出金機。
  6. 第2の保守モードにあるときに、一旦電源をオフしたときには、再度第2の保守モードに移行するには、前記第1および第2の保守モードの指定を必要とすることを特徴とする請求項3に記載の貨幣入出金機。
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