JPWO2005022616A1 - 露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

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Abstract

露光装置EXは、投影光学系PLと基板Pとの間を液体1で満たし、投影光学系PLと液体1とを介して基板P上にパターンの像を投影することによって基板Pを露光するものあって、投影光学系PLの像面付近に配置され、液体1が付着している基準部材7や移動鏡55に対して断続的に気体を吹き付けてその液体を除去する液体除去機構40を備えている。このような構成により、投影光学系と液体とを介して基板にパターンを投影して露光する際、不要な液体を除去して所望のデバイスパターンを基板上に形成可能な露光装置を提供することができる。

Description

本発明は、投影光学系と液体とを介して基板にパターンを露光する露光装置及びデバイス製造方法に関するものである。
本願は、2003年8月29日に出願された特願2003−307025号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
半導体デバイスや液晶表示デバイスは、マスク上に形成されたパターンを感光性の基板上に転写する、いわゆるフォトリソグラフィの手法により製造される。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、マスクを支持するマスクステージと基板を支持する基板ステージとを有し、マスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながらマスクのパターンを投影光学系を介して基板に転写するものである。近年、デバイスパターンのより一層の高集積化に対応するために投影光学系の更なる高解像度化が望まれている。投影光学系の解像度は、使用する露光波長が短くなるほど、また投影光学系の開口数が大きいほど高くなる。そのため、露光装置で使用される露光波長は年々短波長化しており、投影光学系の開口数も増大している。そして、現在主流の露光波長は、KrFエキシマレーザの248nmであるが、更に短波長のArFエキシマレーザの193nmも実用化されつつある。また、露光を行う際には、解像度と同様に焦点深度(DOF)も重要となる。解像度R、及び焦点深度δはそれぞれ以下の式で表される。
R=k・λ/NA ... (1)
δ=±k・λ/NA ... (2)
ここで、λは露光波長、NAは投影光学系の開口数、k、kはプロセス係数である。(1)式、(2)式より、解像度Rを高めるために、露光波長λを短くして、開口数NAを大きくすると、焦点深度δが狭くなることが分かる。
焦点深度δが狭くなり過ぎると、投影光学系の像面に対して基板表面を合致させることが困難となり、露光動作時のマージンが不足する恐れがある。そこで、実質的に露光波長を短くして、且つ焦点深度を広くする方法として、例えば国際公開第99/49504号パンフレットに開示されている液浸法が提案されている。この液浸法は、投影光学系の下面と基板表面との間を水や有機溶媒等の液体で満たし、液体中での露光光の波長が、空気中の1/n(nは液体の屈折率で通常1.2〜1.6程度)になることを利用して解像度を向上するとともに、焦点深度を約n倍に拡大するというものである。本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記パンフレットにおける開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
ところで、上記従来技術には以下に述べる問題が存在する。
上記国際公開第99/49504号パンフレットに開示されている露光装置は液浸領域を基板上の一部に形成するように液体の供給及び回収を行う構成であるが、液浸露光終了後に、液浸領域の液体が十分に回収されない状態で、例えば基板ステージ上の基板をアンロードして新たな基板をロードするために基板ステージがロード・アンロード位置(基板交換位置)まで移動すると、投影光学系の先端や液体供給ノズルあるいは回収ノズルに残留(付着)していた液体が周囲の装置や部材、例えばステージのガイド面やステージの干渉計用の反射鏡等に落下する可能性がある。
また、投影光学系の先端の光学素子に液体が残留していると、この残留していた液体が気化した後に投影光学系の先端の光学素子に付着跡(所謂ウォーターマーク)を残し、次の露光処理の際に基板上に形成されるパターンに悪影響を及ぼす可能性がある。また、露光処理以外にも基板ステージ上の基板の周りに配置されている基準平面部材や基準マーク部材を使うときに液浸領域を形成することが考えられるが、それらの液浸領域の液体を十分に回収しきれず、それらの部材上に付着跡が残ったり、それらの部材上に残った液体が飛散する可能性がある。
更に、露光中に基板上の液浸領域より液体が周囲の装置や部材に飛散して付着する可能性も考えられる。露光中に基板上より飛散した液体が例えばステージの干渉計用の反射鏡に付着した場合、干渉計によるステージ位置計測精度を低下させるおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、投影光学系と液体とを介して基板にパターンを投影して露光する際、不要な液体を十分に除去及び/又は回収して所望のデバイスパターンを基板上に形成可能な露光装置、及びこの露光装置を用いるデバイス製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図22に対応付けした以下の構成を採用している。なお、本発明を分かり易く説明するために、一実施形態を示す図面の符号に対応付けて説明するが、本発明は実施形態に限定されるものではない。
本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)と基板(P)との間を液体(1)で満たし、投影光学系(PL)と液体(1)とを介して基板(P)上にパターンの像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、投影光学系(PL)の像面付近に配置され、液体(1)が付着している部品(2、7、8A、13、23、55、57、LSなど)に対して断続的に気体を吹き付けてその液体(1)を除去する液体除去機構(40、60、90)を備えたことを特徴とする。
また本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)と基板(P)との間を液体(1)で満たし、投影光学系(PL)と液体(1)とを介して基板(P)上にパターンの像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、投影光学系(PL)の像面付近に配置され、液体(1)が付着している部品(2、7、8A、13、23、55、57、LSなど)に対して気体を吹き付けてその液体(1)を除去する液体除去機構(40、60、90)を備え、液体除去機構(40、60、90)は、吹き付ける気体の流速を変化させながら気体を吹き付けることを特徴とする。
本発明によれば、投影光学系の像面付近に配置されている部品に対して気体を断続的、あるいはその流速を変化させつつ吹き付けることにより、部品の表面上で乱流を形成して、部品上に付着している不要な液体を良好に除去することができる。したがって、部品からの液体の落下や飛散、それら部品上の付着跡(ウォーターマーク)の発生を防止でき、所望のパターンを精度良く基板上に形成することができる。
本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)と基板(P)との間を液体(1)で満たし、投影光学系(PL)と液体(1)とを介して基板(P)上にパターンの像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、投影光学系(PL)の像面付近に配置された部品(2、7、8A、13、23、55、57、LSなど)に付着している液体(1)を除去するために該部品を加振する加振装置(8E、17、43B、92、151)を有する液体除去機構(40、60、90)を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、投影光学系の像面付近に配置されている部品を加振することにより、部品上に付着している液体の除去が促進され、不要な液体を良好に除去することができる。したがって、部品からの液体の落下や飛散、それら部品上の付着跡(ウォーターマーク)の発生を防止でき、所望のパターンを精度良く基板上に形成することができる。
本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)と基板(P)との間を液体(1)で満たし、投影光学系(PL)と液体(1)とを介して基板(P)上にパターンの像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、投影光学系(PL)の像面付近に配置された部品(55)上に、露光中の基板(P)上より飛散して付着した液体(1)を除去する液体除去機構(90)を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、液浸露光中に基板上から液体が周囲に飛散した場合でも、その飛散した液体を除去することにより、飛散した液体に起因する露光精度の低下といった不都合を防止することができ、所望のパターンを精度良く基板上に形成することができる。
本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)と基板(P)との間を液体(1)で満たし、投影光学系(PL)と液体(1)とを介して基板(P)上にパターンの像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、基板(P)に対する露光動作と並行して、投影光学系(PL)の像面付近に配置された部品(55)上に付着している液体(1)を除去する液体除去機構(90)を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、液浸露光中に基板上から液体が飛散して部品に付着しても、その露光動作と並行して部品に付着した液体の除去動作を行うことにより、露光処理全体のスループットを低下させることなく、液体を除去することができる。そして、部品に付着した液体を除去することで、付着した液体に起因する露光精度の低下といった不都合を防止することができ、所望のパターンを精度良く基板上に形成することができる。
本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)と基板(P)との間を液体(1)で満たし、投影光学系(PL)と液体(1)とを介して基板(P)上にパターンの像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、投影光学系(PL)の像面付近に配置された部品(55)の上側に、部品(55)に対する液体(1)の付着を防止するための庇部材(180)が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、基板の露光中及び露光終了後(あるいは前)のいずれにおいても、基板上から飛散した液体やノズル等の部品から落下した液体を庇部材で遮ることができ、その庇部材の下側にある部品に液体が付着する不都合を防止することができる。したがって、部品に付着した液体に起因する露光精度の低下といった不都合を防止することができ、所望のパターンを精度良く基板上に形成することができる。
本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)と基板(P)との間を液体(1)で満たし、投影光学系(PL)と液体(1)とを介して基板(P)上にパターンの像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、基板(P)を保持する保持面を有し、投影光学系(PL)に対して移動可能なステージ(52、PST)と、ステージ(52、PST)の周囲に配置され、液体を受ける面が保持面よりも下方に位置するように設定された液体受け部材(102)とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ステージの端部から落下した液体や、投影光学系の先端に配置された光学素子やこの光学素子を保持するレンズセルから落下した液体を、液体受け部材で受けることができるため、ステージの駆動部やベース等、液体の付着が望ましくない個所への液体の付着、飛散を防止することができる。そのため、基板の位置決め精度の低下を抑え、所望のパターンを精度良く基板上に形成することができる。
本発明の露光装置(EX)は、基板(P)に供給された液体(1)を介して基板(P)上に像を投影することによって基板(P)を露光する露光装置において、基板(P)を保持して移動可能なステージ(52、PST)と、ステージ(52、PST)の位置に関する情報を検出するためにステージ(52、PST)に設けられた位置検出部材(55)と、位置検出部材(55)に付着した液体(1)を除去する液体除去機構(90)とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ステージの位置に関する情報を検出する位置検出部材(例えば、レーザ干渉計からの計測光を反射する移動鏡)に付着した液体を除去することができるため、ステージの位置計測及び基板の位置決め精度への影響を抑えることができ、所望のパターンを精度良く基板上に形成することができる。
本発明の露光装置(EX)は、基板(P)に液体による液浸領域(AR2)を形成し、前記液浸領域(AR2)の液体(1)を介して基板(P)上に像を投影することで基板(P)を露光する露光装置であって、基板(P)を保持して移動可能なステージ装置(52、PST)と、ステージ装置(52、PST)の位置情報を検出する干渉計(56)と、ステージ装置(52、PST)に設けられて干渉計(56)からの計測光を反射する反射面(55)と、を備え、反射面(55)の上端が、液浸領域(AR2)よりも下方に位置することを特徴とする。
本発明の露光装置(EX)は、基板(P)に供給された液体(1)を介して基板(P)上に像を投影することで基板(P)を露光する露光装置であって、基板(P)を保持して移動可能な基板保持部材(52、PST)と、基板保持部材(52、PST)の位置情報を検出する干渉計(56)と、基板保持部材(52、PST)の上面に設置された撥液性を有する板状部材(180)と、板状部材(180)の下方で基板保持部材(52、PST)に設けられ、干渉計(56)からの計測光(56a)を反射する反射面(55)と、を備え、計測光(56a)が反射面(55)に入射する方向に関し、板状部材(140)の端部の少なくとも一部が反射面(55)よりも入射方向側に突出していることを特徴とする。
本発明の露光装置(EX)は、投影光学系(PL)によって像を基板(P)に形成する露光装置であって、基板(P)を保持して少なくとも平面内での移動が可能な基板保持部材(52、PST)と、基板保持部材(52、PST)の前記平面内での位置情報を検出する干渉計(56)と、基板保持部材(52、PST)に設けられ、干渉計(56)からの計測光(56a)を反射する反射面(55)と、を備え、計測光(56a)が反射面(55)に入射する光路の少なくとも一部が、基板保持部材(52、PST)の少なくとも一部の下方を通過することを特徴とする。
本発明のデバイス製造方法は、上記記載の露光装置(EX)を用いることを特徴とする。本発明によれば、環境変化や投影光学系の像面付近の光学素子に対する付着跡の発生を抑えた状態で所望の性能を有するデバイスを製造することができる。
図1は、本発明の露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図2は、液浸領域を形成するための液体供給機構及び液体回収機構を示す概略構成図である。
図3は、基板ステージの平面図である。
図4は、ステージ液体回収装置の一例を示す図である。
図5Aおよび5Bは、液体除去機構である第1液体除去装置の一例を示す概略図である。
図6は、液体除去機構である第2液体除去装置の動作の一例を示す概略図である。
図7Aおよび7Bは、気体の吹き付け動作を説明するための模式図である。
図8は、液体除去機構である第2液体除去装置の動作の一例を示す概略図である。
図9は、加振装置の他の実施形態を示す図である。
図10は、液体除去機構である第2液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図11は、液体除去機構である第2液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図12は、加振装置の他の実施形態を示す図である。
図13は、液体除去機構である第1液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図14は、液体除去機構である第1液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図15は、液体除去機構である第1液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図16は、液体除去機構である第3液体除去装置の一例を示す概略図である。
図17は、液体除去機構である第3液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図18は、液体除去機構である第3液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図19は、液体除去機構である第3液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図20は、液体除去機構である第2液体除去装置の他の例を示す概略図である。
図21は、移動鏡の上側に庇部材が設けられている形態を示す概略図である。
図22は、半導体デバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の露光装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図1において、露光装置EXは、マスクMを支持するマスクステージMSTと、基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板ステージPSTに支持されている基板Pに投影露光する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を統括制御する制御装置CONTとを備えている。露光装置EX全体はチャンバ装置CH内に収容されている。
本実施形態の露光装置EXは、露光波長を実質的に短くして解像度を向上するとともに焦点深度を実質的に広くするために液浸法を適用した液浸露光装置であって、基板P上に液体1を供給する液体供給機構10と、基板P上の液体1を回収する液体回収機構20とを備えている。本実施形態において、液体1には純水が用いられる。露光装置EXは、少なくともマスクMのパターン像を基板P上に転写している間、液体供給機構10から供給した液体1により投影光学系PLの投影領域AR1を含む基板P上の少なくとも一部に液浸領域AR2を形成する。具体的には、露光装置EXは、投影光学系PLの先端部の光学素子2と基板Pの表面(露光面)との間を液体1で満たし、この投影光学系PLと基板Pとの間の液体1及び投影光学系PLを介してマスクMのパターンの像を基板P上に投影することによって基板Pを露光する。
ここで、本実施形態では、露光装置EXとしてマスクMと基板Pとを走査方向(所定方向)における互いに異なる向き(逆方向)に同期移動しつつマスクMに形成されたパターンを基板Pに露光する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)を使用する場合を例にして説明する。以下の説明において、水平面内においてマスクMと基板Pとの同期移動方向(走査方向)をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向(非走査方向)、X軸及びY軸方向に垂直で投影光学系PLの光軸AXと一致する方向をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。なお、ここでいう「基板」は半導体ウエハ上にレジストを塗布したものを含み、「マスク」は基板上に縮小投影されるデバイスパターンを形成されたレチクルを含む。
照明光学系ILは、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明するものであり、露光用光源、露光用光源から射出された光束の照度を均一化するオプティカルインテグレータ、オプティカルインテグレータからの露光光ELを集光するコンデンサレンズ、リレーレンズ系、露光光ELによるマスクM上の照明領域をスリット状に設定する可変視野絞り等を有している。マスクM上の所定の照明領域は照明光学系ILにより均一な照度分布の露光光ELで照明される。照明光学系ILから射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びFレーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられる。本実施形態では、ArFエキシマレーザ光が用いられる。上述したように、本実施形態における液体1は純水であって、露光光ELがArFエキシマレーザ光であっても透過可能である。また、純水は紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)も透過可能である。
マスクステージMSTは、マスクMを支持するものであって、投影光学系PLの光軸AXに垂直な平面内、すなわちXY平面内で2次元移動可能及びθZ方向に微小回転可能である。マスクステージMSTはリニアモータ等のマスクステージ駆動装置MSTDにより駆動される。マスクステージ駆動装置MSTDは制御装置CONTにより制御される。マスクステージMST上には移動鏡50が設けられている。また、移動鏡50に対向する位置にはレーザ干渉計51が設けられている。マスクステージMST上のマスクMの2次元方向の位置、及び回転角はレーザ干渉計51によりリアルタイムで計測され、計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTはレーザ干渉計51の計測結果に基づいてマスクステージ駆動装置MSTDを駆動することでマスクステージMSTに支持されているマスクMの位置決めを行う。
投影光学系PLは、マスクMのパターンを所定の投影倍率βで基板Pに投影露光するものであって、複数の光学素子で構成されている投影光学系本体MPLと、基板P側(投影光学系PLの像面側)の先端部に設けられた光学素子2とを備えている。投影光学系本体MPLを構成する複数の光学素子は鏡筒PKで保持されており、先端部の光学素子2はレンズセルLSで保持されている。そして、光学素子2を保持するレンズセルLSと鏡筒PKの先端部とは、複数のリンク部151を有する連結装置150により連結されている。
本実施形態において、投影光学系PLは、投影倍率βが例えば1/4あるいは1/5の縮小系である。なお、投影光学系PLは等倍系及び拡大系のいずれでもよい。先端部の光学素子2及びレンズセルLSは液浸領域AR2の液体1と接触する。
光学素子2は蛍石で形成されている。蛍石は純水との親和性が高いので、光学素子2の液体接触面2aのほぼ全面に液体1を密着させることができる。すなわち、本実施形態においては光学素子2の液体接触面2aとの親和性が高い液体(水)1を供給するようにしているので、光学素子2の液体接触面2aと液体1との密着性が高く、光学素子2は水との親和性が高い石英であってもよい。また光学素子2の液体接触面2aに親水化(親液化)処理を施して、液体1との親和性をより高めるようにしてもよい。
また、露光装置EXはフォーカス検出系4を有している。フォーカス検出系4は、発光部4aと受光部4bとを有し、発光部4aから液体1を介して基板P表面(露光面)に斜め方向から検出光を投射し、その反射光を受光部4bで受光する。制御装置CONTは、フォーカス検出系4の動作を制御するとともに、受光部4bの受光結果に基づいて、所定基準面に対する基板P表面のZ軸方向における位置(フォーカス位置)を検出する。また、基板P表面における複数の各点での各フォーカス位置を求めることにより、フォーカス検出系4は基板Pの傾斜方向の姿勢を求めることもできる。なお、フォーカス検出系4の構成としては、例えば特開平8−37149号公報及びこれに対応する米国特許6,327,025号に開示されているものを用いることができる。また、本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記公報及び対応する米国特許における開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
基板ステージPSTは、基板Pを支持するものであって、基板Pを基板ホルダを介して保持するZステージ52と、Zステージ52を支持するXYステージ53と、XYステージ53を支持するベース54とを備えている。基板ステージPSTはリニアモータ等の基板ステージ駆動装置PSTDにより駆動される。基板ステージ駆動装置PSTDは制御装置CONTにより制御される。なお、ZステージとXYステージとを一体的に設けてよいことは言うまでもない。基板ステージPSTのXYステージ53を駆動することにより、基板PのXY方向における位置(投影光学系PLの像面と実質的に平行な方向の位置)が制御される。
基板ステージPST(Zステージ52)の側部には移動鏡(反射鏡)55が設けられている。また、移動鏡55に対向する位置にはレーザ干渉計56が設けられている。基板ステージPST上の基板Pの2次元方向の位置、及び回転角はレーザ干渉計56によりリアルタイムで計測され、計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTはレーザ干渉計56の計測結果に基づいて基板ステージ駆動装置PSTDを介してXYステージ53を駆動することで基板ステージPSTに支持されている基板PのX軸方向及びY軸方向における位置決めを行う。
また、制御装置CONTは基板ステージ駆動装置PSTDを介して基板ステージPSTのZステージ52を駆動することにより、Zステージ52に保持されている基板PのZ軸方向における位置(フォーカス位置)、及びθX、θY方向における位置を制御する。すなわち、Zステージ52は、フォーカス検出系4の検出結果に基づく制御装置CONTからの指令に基づいて動作し、基板Pのフォーカス位置(Z位置)及び傾斜角を制御して基板Pの表面(露光面)を投影光学系PL及び液体1を介して形成される像面に合わせ込む。
基板ステージPST(Zステージ52)上には、基板Pを囲むように補助プレート57が設けられている。補助プレート57は基板ホルダに保持された基板Pの表面とほぼ同じ高さの平面を有している。ここで、基板Pのエッジと補助プレート57との間には0.1〜1mm程度の隙間があるが、液体1の表面張力によりその隙間に液体1が流れ込むことはほとんどなく、基板Pの周縁近傍を露光する場合にも、補助プレート57により投影光学系PLの下に液体1を保持することができる。
また、基板ステージPST(Zステージ52)上には、マスクM及び基板Pのアライメント処理に使う基準マークMFM、PFMを有する基準部材7が設けられている。そして、投影光学系PLの先端近傍には、基板P上のアライメントマークあるいは基準部材7に設けられた基準マークPFMを検出する基板アライメント系5が設けられている。また、マスクステージMSTの近傍には、マスクMと投影光学系PLとを介して基準部材7に設けられた基準マークMFMを検出するマスクアライメント系6が設けられている。なお、基板アライメント系5の構成としては、例えば特開平4−65603号公報及びこれに対応する米国特許5,493,403号に開示されているものを用いることができ、マスクアライメント系6の構成としては、特開平7−176468号公報及びこれに対応する米国特許5,646,413号に開示されているものを用いることができる。
なお、本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記各公報及び対応する各米国特許における開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
更に、基板ステージPST(Zステージ52)上には、投影光学系PLを介してその像面側(基板P側)に照射される光を受光する受光器8が設けられている。受光器8は、Zステージ52上に設けられたガラス板からなる光透過部材8Aと、Zステージ52に埋設され、光透過部材8Aを介した光を受光する受光素子8Bとを備えている。
基板アライメント系5の近傍には、Zステージ52に設けられている基準部材7に残留して付着している液体1を除去する第1液体除去装置(液体除去機構)40が設けられている。また、基板ステージPSTには、液体1の回収を行うステージ液体回収装置(液体除去機構)30が設けられている。
液体供給機構10は、液浸領域AR2を形成するために基板P上に上方から所定の液体1を供給するものであって、液体1を送出可能な液体供給装置11と、液体供給装置11に流路を有する供給管12を介して接続され、この液体供給装置11から送出された液体1を基板P上に供給する供給口を有する供給ノズル13とを備えている。液体供給装置11は、液体1を収容するタンク、及び加圧ポンプ等を備えており、供給管12及び供給ノズル13介して基板P上に液体1を供給する。液体供給装置11の液体供給動作は制御装置CONTにより制御され、制御装置CONTは液体供給装置11による基板P上に対する単位時間あたりの液体供給量をそれぞれ独立して制御可能である。また、液体供給装置11は液体1の温度調整機構を有しており、装置が収容されるチャンバ装置CH内の温度とほぼ同じ温度(例えば23℃)の液体1を基板P上に供給するようになっている。供給ノズル13は基板Pに近接して配置されており、基板Pに対してその基板Pの上方より液体1を供給する。また、供給ノズル13は、液浸露光中において液浸領域AR2の液体1に接触する。
液体回収機構20は基板P上の液体1を上方より回収するものであって、基板Pの表面に近接して配置された回収口を有する回収ノズル23と、この回収ノズル23に流路を有する回収管22を介して接続された液体回収装置21とを備えている。液体回収装置21は例えば真空ポンプ等の真空系(吸引装置)、及び回収した液体1を収容するタンク等を備えており、基板P上の液体1を回収ノズル23、及び回収管22を介して回収する。液体回収装置21の液体回収動作は制御装置CONTにより制御され、制御装置CONTは液体回収装置21による単位時間あたりの液体回収量を制御可能である。回収ノズル23は液浸露光中において液浸領域AR2の液体1に接触し、液体回収機構20は回収ノズル23を介して基板Pの上方より基板P上の液体1を吸引回収する。
図2は、投影光学系PLの投影領域AR1と、液体1をX軸方向に供給する供給ノズル13(13A〜13C)と、液体1を回収する回収ノズル23(23A、23B)との位置関係を示す図である。図2において、投影光学系PLの投影領域AR1の形状はY軸方向に細長い矩形状となっており、その投影領域AR1にマスクMの一部のパターン像が投影される。この投影領域AR1をX軸方向に挟むように、+X方向側に3つの供給ノズル13A〜13Cが配置され、−X方向側に2つの回収ノズル23A、23Bが配置されている。そして、供給ノズル13A〜13Cは供給管12を介して液体供給装置11に接続され、回収ノズル23A、23Bは回収管22を介して液体回収装置21に接続されている。また、供給ノズル13A〜13Cと回収ノズル23A、23Bとをほぼ180°回転した配置に、供給ノズル15A〜15Cと、回収ノズル25A、25Bとが配置されている。供給ノズル13A〜13Cと回収ノズル25A、25BとはY軸方向に交互に配列され、供給ノズル15A〜15Cと回収ノズル23A、23BとはY軸方向に交互に配列され、供給ノズル15A〜15Cは供給管14を介して液体供給装置11に接続され、回収ノズル25A、25Bは回収管24を介して液体回収装置21に接続されている。
そして、投影光学系PLに対して、マスクMが−X方向(又は+X方向)に速度Vで移動するのに同期して、XYステージ53を介して基板Pが+X方向(又は−X方向)に速度β・V(βは投影倍率)で移動する。1つのショット領域への露光終了後に、基板Pのステッピングによって次のショット領域が走査開始位置に移動し、以下、ステップ・アンド・スキャン方式で各ショット領域に対する露光処理が順次行われる。
本実施形態では、制御装置CONTは、液体1を基板Pの移動方向に沿って流す。例えば、矢印Xaで示す走査方向(−X方向)に基板Pを移動させて走査露光を行う場合には、供給管12、供給ノズル13A〜13C、回収管22、及び回収ノズル23A、23Bを用いて、液体供給装置11及び液体回収装置21により液体1の供給及び回収が行われる。すなわち、基板Pが−X方向に移動する際には、供給管12及び供給ノズル13(13A〜13C)を介して液体供給装置11から液体1が投影光学系PLと基板Pとの間に供給されるとともに、回収ノズル23(23A、23B)、及び回収管22を介して液体1が液体回収装置21に回収され、光学素子2と基板Pとの間を満たすように−X方向に液体1が流れる。一方、矢印Xbで示す走査方向(+X方向)に基板Pを移動させて走査露光を行う場合には、供給管14、供給ノズル15A〜15C、回収管24、及び回収ノズル25A、25Bを用いて、液体供給装置11及び液体回収装置21により液体1の供給及び回収が行われる。すなわち、基板Pが+X方向に移動する際には、供給管14及び供給ノズル15(15A〜15C)を介して液体供給装置11から液体1が投影光学系PLと基板Pとの間に供給されるとともに、回収ノズル25(25A、25B)、及び回収管24を介して液体1が液体回収装置21に回収され、光学素子2と基板Pとの間を満たすように+X方向に液体1が流れる。このように、制御装置CONTは、液体供給装置11及び液体回収装置21を用いて、基板Pの移動方向に沿って基板Pの移動方向と同一方向へ液体1を流す。この場合、例えば液体供給装置11から供給ノズル13を介して供給される液体1は基板Pの−X方向への移動に伴って投影光学系PLと基板Pとの間の空間に引き込まれるようにして流れるので、液体供給装置11の供給エネルギーが小さくでも液体1を投影光学系PLと基板Pとの間の空間に容易に供給できる。そして、走査方向に応じて液体1を流す方向を切り替えることにより、+X方向、又は−X方向のどちらの方向に基板Pを走査する場合にも、投影光学系PLの先端部の光学素子2と基板Pとの間を液体1で満たすことができ、高い解像度及び広い焦点深度を得ることができる。
なお、上述したノズルの形状は特に限定されるものでなく、例えば投影領域AR1の長辺について2対のノズルで液体1の供給又は回収を行うようにしてもよい。なお、この場合には、+X方向、又は−X方向のどちらの方向からも液体1の供給及び回収を行うことができるようにするため、供給ノズルと回収ノズルと上下に並べて配置してもよい。また、液体1の供給及び回収を行うノズルを、投影光学系PLの光学素子2の周りに所定間隔で設け、基板Pが走査方向(+X方向、−X方向)以外の方向に移動する場合にも、基板Pの移動方向と平行に、基板Pの移動方向と同方向に液体1を流すようにすることもできる。
図3は、基板ステージPSTのZステージ52を上方から見た概略平面図である。矩形状のZステージ52の互いに垂直な2つの側面には移動鏡55(55X、55Y)が配置されている。具体的には、Zステージ52の+X側端部においてY軸方向に延在するように移動鏡55Xが設けられ、Zステージ52の+Y側端部においてX軸方向に延在するように移動鏡55Yが設けられている。そして、Zステージ52のほぼ中央に不図示のホルダを介して基板Pが保持されている。
移動鏡55(55X、55Y)のそれぞれに対向する位置には、移動鏡55に対してレーザ光(計測光)を照射するレーザ干渉計56(56X、56Y)が配置されている。そして、基板ステージPSTの外側であって、レーザ干渉計56それぞれの近傍には、移動鏡55に対して気体を吹き付けて移動鏡55に付着している液体1を除去する第2液体除去装置(液体除去機構)90の一部を構成する気体吹出口91Aを有する吹出ノズル91が設けられている。本実施形態において、吹出ノズル91は、レーザ干渉計56を挟んでその両側にそれぞれ設けられている。
移動鏡55の上部には、その移動鏡55の長手方向に沿う溝部(上部溝部)58が形成されている。移動鏡55のうち溝部58内側の複数の所定位置のそれぞれには、その移動鏡55を加振する加振装置92が設けられている。本実施形態において、加振装置92は圧電素子であるピエゾフィルムにより構成されており、移動鏡55の溝部58の長手方向中央部と両端部との3箇所に取り付けられている。なお、ピエゾフィルム92の設置位置及び数は任意に設定可能である。
基板Pの周囲には、上述したように、基板Pの表面とほぼ同じ高さの平面を有する補助プレート57が設けられている。そして、補助プレート57の周囲には、液体1の回収を行うステージ液体回収装置30の一部を構成する液体吸収部材31が設けられている。液体吸収部材31は所定幅を有する環状部材であって、Zステージ52上に環状に形成された溝部(回収口)33に配置されている。液体吸収部材31は、例えば多孔質セラミックス等の多孔性材料により構成されている。あるいは液体吸収部材31の形成材料として多孔性材料であるスポンジを用いてもよい。多孔性材料からなる液体吸収部材31は液体1を所定量保持可能である。
Zステージ52の1つのコーナーには基準部材7が設けられている。基準部材7には、基板アライメント系5により検出される基準マークPFMと、マスクアライメント系6により検出される基板マークMFMとが所定の位置関係で設けられている。また、基準部材7の表面はほぼ平坦となっており、フォーカス検出系4の基準面としての役割も果たす。
なお、フォーカス検出系4の基準面を基準部材7とは別にZステージ52上に設けてもよい。また、基準部材7と補助プレート57とを一体で設けてもよい。
そして、Zステージ52上において基準部材7の近傍には、第1液体除去装置40によって基準部材7より除去された液体1を回収する液体吸収部材42が設けられている。液体吸収部材42は、Zステージ52に形成された溝部44に配置されている。更に、Zステージ52の別のコーナーには、投影光学系PLの先端部の光学素子2やこの光学素子2を保持するレンズセルLSに残留して付着している液体1を除去する第3液体除去装置(液体除去機構)60の一部を構成するノズル部64の気体吹出口64Aが配置されており、その気体吹出口64Aの近傍には、光学素子2より除去された液体1を回収する液体吸収部材65が設けられている。液体吸収部材65は、Zステージ52に形成された溝部66に配置されている。
更に、Zステージ52の別のコーナーには、投影光学系PLを介してその像面側(基板P側)に照射される光を受光する受光器8の一部を構成する光透過部材8Aが設けられている。光透過部材8Aは、ガラス板の表面にクロム等の遮光性材料を含む膜をパターニングし、その中央部にY軸方向を長手方向とする光透過部であるスリット部8Sを設けたものである。投影光学系PLを介してその像面側に照射された光は、スリット8Sを通過した後、Zステージ52に埋設されている受光素子8Bに受光される。そして、Zステージ52上において光透過部材8Aの近傍には、光透過部材8Aより除去された液体1を回収する液体吸収部材142が設けられている。液体吸収部材142はZステージ52に形成された溝部144に配置されている。
図4は、ステージ液体回収装置30を示す断面図である。ステージ液体回収装置30は、Zステージ52上に環状に形成された溝部(回収口)33に配置された上述の液体吸収部材31と、Zステージ52内部に形成され、溝部33と連続する流路32と、Zステージ52外部に設けられ、その一端部を流路32に接続した管路36と、管路36の他端部に接続され、Zステージ52外部に設けられたタンク37と、このタンク37にバルブ38Aを有する管路38を介して接続された真空系(吸引装置)であるポンプ39とを備えている。タンク37には排出流路37Aが設けられており、液体1が所定量溜まったとき排出流路37Aより排出されるようになっている。そして、ステージ液体回収装置30は、ポンプ39を駆動し、液体吸収部材31で回収された液体1をタンク37に吸い込むようにして集める。
次に、上述した露光装置EXを用いてマスクMのパターンを基板Pに露光する手順について説明する。
液体供給機構10から液体1の供給を行う前に、基板P上に液体1が無い状態で、まず計測処理が行われる。制御装置CONTは、投影光学系PLの光軸AXが図3の波線矢印18に沿って進むようにレーザ干渉計56の出力をモニタしつつXYステージ53を移動する。その移動の途中で、基板アライメント系5は、ショット領域S1〜S11に応じて基板P上に形成されている複数のアライメントマーク(不図示)を液体1を介さずに検出する(ステップSA1)。なお、基板アライメント系5がアライメントマークの検出を行うときはXYステージ53は停止される。その結果、レーザ干渉計56によって規定される座標系内での各アライメントマークの位置情報が計測される。なお、基板アライメント系5によるアライメントマークの検出は、基板P上の全てのアライメントマークを検出してもよいし、その一部を検出するのみでもよい。
また、そのXYステージ53の移動中に、フォーカス検出系4により基板Pの表面情報が液体1を介さずに検出される(ステップSA2)。フォーカス検出系4による表面情報の検出は基板P上の全てのショット領域S1〜S11毎に行われ、検出結果は基板Pの走査方向(X軸方向)の位置を対応させて制御装置CONTに記憶される。なお、フォーカス検出系4による表面情報の検出は、一部のショット領域に対して行うだけでもよい。
基板Pのアライメントマークの検出、及び基板Pの表面情報の検出が終了すると、基板アライメント系5の検出領域が基準部材7上に位置決めされるように、制御装置CONTはXYステージ53を移動する。基板アライメント系5は基準部材7上の基準マークPFMを検出し、レーザ干渉計56によって規定される座標系内での基準マークPFMの位置情報を計測する(ステップSA3)。
この基準マークPFMの検出処理の完了により、基準マークPFMと基板P上の複数のアライメントマークとの位置関係、すなわち、基準マークPFMと基板P上の複数のショット領域S1〜S11との位置関係がそれぞれ求められたことになる。また、基準マークPFMと基準マークMFMとは所定の位置関係にあるので、XY平面内における基準マークMFMと基板P上の複数のショット領域S1〜S11との位置関係がそれぞれ決定されたことになる。
また、基板アライメント系5による基準マークPFMの検出の前または後に、制御装置CONTは基準部材7の表面(基準面)の表面情報をフォーカス検出系4により検出する(ステップSA4)。この基準部材7の表面の検出処理の完了により、基準部材7表面と基板P表面との関係が求められたことになる。
次に、マスクアライメント系6により基準部材7上の基準マークMFMを検出できるように、制御装置CONTはXYステージ53を移動する。当然のことながらこの状態では投影光学系PLの先端部と基準部材7とは対向している。ここで、制御装置CONTは液体供給機構10及び液体回収機構20による液体1の供給及び回収を開始し、投影光学系PLと基準部材7との間を液体1で満たして液浸領域を形成する。
次に、制御装置CONTは、マスクアライメント系6によりマスクM、投影光学系PL、及び液体1を介して基準マークMFMの検出を行う(ステップSA5)。これにより投影光学系PLと液体1とを介して、XY平面内におけるマスクMの位置、すなわちマスクMのパターンの像の投影位置情報が基準マークMFMを使って検出されたことになる。
以上のような計測処理が終了すると、制御装置CONTは、液体供給機構10による基準部材7上への液体1の供給動作を停止する。一方で、制御装置CONTは液体回収機構20による基準部材7上の液体1の回収動作を所定期間継続する。そして、前記所定期間が経過した後、制御装置CONTは、液体回収機構20による回収動作を停止するとともに、液体回収機構20で回収しきれずに基準部材7上に残留した液体1を除去するために、基板ステージPSTを移動する。
図5Aおよび5Bは、基板ステージPST(Zステージ52)上に設けられている基準部材7に残留した液体1を第1液体除去装置40が除去している様子を示す図であって、図5Aは概略斜視図、図5Bは断面図である。図5Aおよび5Bにおいて、第1液体除去装置40は、気体を基準部材7に対して吹き付ける吹き付け装置41と、基準部材7を加振する加振装置43Bとを備えている。図5Bに示すように、基準部材7は、Zステージ52に形成された凹部52Aに設置された支持部7Aに支持されており、基準部材7と凹部52Aとの間に空間7Sが形成されている。基準部材7は板状部材であって、支持部7Aは基準部材7の下面7Kの端部を支持している。そして、基準部材7の下面7Kの中央部に加振装置43Bが設けられている。加振装置43Bは圧電素子(ピエゾ素子)により構成されており、制御装置CONTは、圧電素子(加振装置)43Bに所定の電圧を印加することで、この圧電素子43Bを使って基準部材7を加振する。
吹き付け装置41は、気体を送出可能な気体供給部41Aと、気体供給部41Aに接続されたノズル部43とを備えている。ノズル部43の気体吹出口43Aはスリット状に形成されており、基準部材7に近接して配置されている。気体供給部41A及びノズル部43は投影光学系PLとは独立した不図示の支持部に支持されている。
Zステージ52上において、基準部材7に隣接する位置には、第1液体除去装置40によって基準部材7より除去された液体を回収(保持)する液体吸収部材42が設けられている。液体吸収部材42は、基準部材7を挟んでノズル部43の気体吹出口43Aと対向する位置に設けられている。液体吸収部材42は、Zステージ52に設けられた回収口である溝部44に配置されている。液体吸収部材42は、ステージ液体回収装置30の液体吸収部材31同様、例えば多孔質セラミックスやスポンジ等の多孔性材料により構成されており、液体1を所定量保持可能である。
気体供給部41Aより気体が送出されることにより、ノズル部43のスリット状の気体吹出口43Aを介して高速な気体が基準部材7に斜め方向から吹き付けられるようになっている。制御装置CONTは、第1液体除去装置40のノズル部43より基準部材7に対して気体を吹き付けることにより、基準部材7上に残留して付着している液体1を吹き飛ばして除去する。このとき制御装置CONTは、第1液体除去装置40のノズル部43(気体吹出口43A)に対して基板ステージPST(すなわち基準部材7)を移動しながらノズル部43より気体を基準部材7に吹き付けることにより、基準部材7の表面全体に満遍無く気体を吹き付けることができる。吹き飛ばされた液体1は、ノズル部43の気体吹出口43Aと対向する位置に配置されている液体吸収部材42に保持(回収)される。
本実施形態では、圧電素子43Bを使って基準部材7を加振しながら、その基準部材7に対してノズル部43の気体吹出口43Aより気体を吹き付ける。基準部材7を加振することにより、液体1の除去(はじき)が促進され、気体を吹き付けることで基準部材7上より液体1を良好に除去できる。
Zステージ52内部には、溝部44と連続する流路45が形成されており、溝部44に配置されている液体吸収部材42の底部は流路45に接続されている。液体吸収部材42を配置した溝部44に接続されている流路45は、Zステージ52外部に設けられている管路46の一端部に接続されている。一方、管路46の他端部は、Zステージ52外部に設けられたタンク47及びバルブ48Aを有する管路48を介して吸引装置であるポンプ49に接続されている。タンク47には排出流路47Aが設けられており、液体1が所定量溜まったとき排出流路47Aより排出されるようになっている。そして、制御装置CONTは、第1液体除去装置40の気体供給部41Aを駆動するとともに、ポンプ49を駆動し、液体吸収部材42で回収された液体1を、タンク47に吸い込むようにして集める。すなわちここでは、液体吸収部材42、タンク47、及びポンプ49等が、基準部材7より除去された液体1を回収する液体回収機構(第2液体回収機構)を構成している。
次いで、制御装置CONTは、基板P上の各ショット領域S1〜S11を露光するために、XYステージ53を移動して投影光学系PLと基板Pとを対向させる(ステップSA6)。投影光学系PLと基板Pとを対向させた後、制御装置CONTは、液体供給機構10を駆動して基板P上に対する液体供給動作を開始する。基板P上に液浸領域AR2を形成するために液体供給機構10の液体供給装置11から送出された液体1は、供給管12を流通した後、供給ノズル13を介して基板P上に供給され、投影光学系PLと基板Pとの間に液浸領域AR2を形成する。基板P上に供給された液体1は、少なくとも投影領域AR1より広い範囲の液浸領域AR2を基板P上に形成する。また、制御装置CONTは、液体回収機構20の液体回収装置21を制御し、液体供給機構10による液体1の供給動作と並行して、基板P上の液体回収動作を行う。つまり、制御装置CONTは、基板Pの露光中に液浸領域AR2を形成するために、液体供給機構10による液体供給と液体回収機構20による液体回収とを同時に行う。基板P上の液体1は、回収ノズル23の回収口より回収される(ステップSA7)。
そして、前述の計測処理中に求めた各情報を使って、基板P上の各ショット領域S1〜S11を走査露光する(ステップSA8)。すなわち、各ショット領域のそれぞれに対する走査露光中には、液体1の供給前に求めた基準マークPFMと各ショット領域S1〜S11との位置関係の情報、及び液体1の供給後に基準マークMFMを使って求めたマスクM4のパターンの像の投影位置情報に基づいて、基板P上の各ショット領域S1〜S11とマスクMとの位置合わせが行われる。
また、各ショット領域S1〜S11に対する走査露光中は、液体1の供給前に求めた基板Pの表面情報、及び走査露光中にフォーカス検出系4を使って検出される基板P表面の面情報に基づいて、フォーカス検出系4を使うことなしに、基板P表面と液体1を介して形成される像面との位置関係が調整される。
各ショット領域S1〜S11に対する走査露光中、基板P上に形成された液浸領域AR2からその基板Pの外側に液体1が飛散する場合がある。例えば、基板Pの露光中において基板P上より飛散した液体1が移動鏡55の反射面に付着した場合、レーザ干渉計56より移動鏡55に対して照射された計測光は、その移動鏡55に付着している液体1により散乱等し、レーザ干渉計56による基板ステージSPTの位置計測を精度良く行うことができなくなる可能性がある。そこで、制御装置CONTは、基板P上より飛散した液体1が移動鏡55に付着したと判断したとき、第2液体除去装置90により、移動鏡55の液体除去処理を開始する。
ここで、液体1が移動鏡55に付着した場合において、レーザ干渉計56が移動鏡55に計測光を照射したとき、その移動鏡55での反射光のレーザ干渉計56に受光される受光量は低下する。制御装置CONTは、レーザ干渉計56の計測結果(受光結果)、つまり移動鏡55からの反射光の受光量に基づいて、移動鏡55に液体1が付着したかどうかを判断することができる。
例えば、第6ショット領域S6の露光中に移動鏡55に液体1が付着したと判断した場合、制御装置CONTは、第6ショット領域S6に対する走査露光を終了した後、次の第7ショット領域S7に対する走査露光を開始する前の期間において、第2液体除去装置90による液体除去処理を行う。
図6は、第2液体除去装置90により移動鏡55(55X)に付着した液体1を除去する動作を示す側断面図である。なお以下では、Zステージ52の+X側端部に設けられた移動鏡55Xに付着している液体1を除去する場合について説明するが、Zステージ52の+Y側端部に設けられた移動鏡55Yに付着している液体1を除去する場合も同様の動作が実行される。
図6において、移動鏡55(55X)は、その上部に移動鏡55の長手方向(Y軸方向)に沿って切欠状に形成された上部溝部58と、その下部に移動鏡55の長手方向に沿って切欠状に形成された下部溝部59とを備えており、断面視略H型となっている。断面視H型に形成された移動鏡55のうち、ウェブ部55Cの一方の側に形成された内側フランジ部55AがZステージ52に接続し、ウェブ部55Cの他方の側に形成された外側フランジ部55Bの外側面55Sがレーザ干渉計56により照射された計測光の反射面となっている。そして、移動鏡55のうち外側フランジ部55Bは、その高さ方向(Z軸方向)中央部をウェブ部55Cで支持されており、上端部55Jは自由端となっている。レーザ干渉計56からの計測光は、外側フランジ部55Bの反射面(外側面)55Sの上端部55J近傍(すなわち自由端近傍)に照射されるようになっている。なお移動鏡55全体はセラミックスあるいは光学ガラス等により構成され、外側面55Sには金属等の光反射性を有する材料を蒸着して反射面が形成されている。
第2液体除去装置90は、レーザ干渉計56の近傍に設けられ、気体吹出口91Aを有する吹出ノズル91と、移動鏡55の溝部58内側に設けられ、移動鏡55を加振するピエゾフィルム(加振装置)92とを備えている。ピエゾフィルム92は、移動鏡55のうち反射面55Sを有する外側フランジ部55Bの溝部58に面する内側面55Dに貼付されている。更に具体的には、ピエゾフィルム92は、外側フランジ部55Bの内側面55Dのうち、振動の自由端である上端部55J近傍に貼付されている。ピエゾフィルム92は内側面55Dに貼付された状態で、図6中矢印z1で示すように、上下方向(Z軸方向)に伸縮するようになっており、このピエゾフィルム92の伸縮動作により、外側フランジ部55Bの上端部55J近傍が、ウェブ部(支持部)55Cを基端として矢印b1で示すようにθY方向に振動する。外側フランジ部55Bがピエゾフィルム92によって加振されることにより、その外側フランジ部55B(反射面55S)に付着している液体1の除去が促進される。特に、外側フランジ部55Bの自由端である上端部55J近傍を加振することで、反射面55Sのうちレーザ干渉計56からの計測光が照射される位置が特に加振されることになるので、反射面55Sのうち計測光が照射される位置(すなわち上端部55J近傍)に付着している液体1を良好に除去することができる。
吹出ノズル91は、レーザ干渉計56の両側にそれぞれ設けられており(図3参照)、気体吹出口91Aより移動鏡55に対して斜め上方から気体を吹き付ける。吹出ノズル91は不図示の駆動機構により上下方向(Z軸方向)に移動可能に設けられており、移動鏡55に対して満遍無く気体を吹き付けることができるようになっている。
基板ステージPSTの外側には、移動鏡55より除去された液体1を回収する第2液体回収機構100が設けられている。第2液体回収機構100は、基板ステージPSTの外側に設けられ、移動鏡55より除去されて落下した液体1を処理する処理機構101を有している。処理機構101は、基板ステージPSTの外側において吹出ノズル91の下方に設けられ、液体1を回収する樋部材102と、樋部材102で回収された液体1を排出する排出機構103とを備えている。排出機構103は、樋部材102に管路104を介して接続されたタンク105と、このタンク105に管路106を介して接続された真空系(吸引装置)であるポンプ107とを備えている。管路106の途中には、管路106の流路を開閉するバルブ106Aが設けられている。樋部材102はチャンバ装置CH内部に配置され、排出機構103はチャンバ装置CH外部に配置されている。タンク105には排出流路105Aが設けられており、樋部材102からの液体1が所定量溜まったとき排出流路105Aより排出されるようになっている。そして、排出機構103は、ポンプ107を駆動し、樋部材102で回収された液体1をタンク105に吸い込むようにして集める。
例えば、第6ショット領域S6の露光中に移動鏡55に液体1が付着したと判断した場合、制御装置CONTは、第6ショット領域S6に対する走査露光を終了した後、第6ショット領域S6に関する情報を記憶する。第6ショット領域S6に関する情報は、その第6ショット領域S6を露光したときの基板ステージPSTの位置情報(すなわち第6ショット領域S6の位置情報)を含む。このときの基板ステージPSTの位置情報はレーザ干渉計56の計測結果に基づいて求めることができる。そして、制御装置CONTは、第6ショット領域S6に関する情報を記憶した後、基板ステージPSTを移動して、移動鏡55を液体除去処理位置である吹出ノズル91近傍に近づける。
制御装置CONTは、基板ステージPSTを移動して、移動鏡55を液体除去処理位置である吹出ノズル91と第2液体回収機構100との間に移動した後、不図示の圧搾空気供給装置を駆動し、吹出ノズル91の気体吹出口91Aより移動鏡55の反射面55Sに対して斜め上方より気体を吹き付ける。更に、制御装置CONTは、吹出ノズル91からの気体吹き付け動作と並行して、ピエゾフィルム92を駆動し移動鏡55を加振する。移動鏡55を加振することにより液体1の除去(はじき)が促進され、吹出ノズル91の気体吹出口91Aより気体を吹き付けられた反射面55Sに付着していた液体1は、反射面55Sより除去されて落下する。ここで、吹出ノズル91を上下方向に移動するとともに、基板ステージPSTを水平方向(Y軸方向)に移動しつつ、吹出ノズル91より移動鏡55に対して気体を吹き付けることにより、移動鏡55に気体を満遍無く吹き付けることができる。そして、吹出ノズル91はレーザ干渉計56の両側にそれぞれ設けられているので、基板ステージPSTの移動範囲を抑えた状態で、移動鏡55に気体を満遍無く吹き付けることができる。
なお、吹出ノズル91より移動鏡55に対して気体を吹き付ける際、吹出ノズル91を水平方向(Y軸方向)にも移動可能に設けておき、基板ステージPSTを水平方向(Y軸方向)に移動させずに吹出ノズル91を水平方向(Y軸方向)に移動させてもよいし、基板ステージPST及び吹出ノズル91の双方を水平方向(Y軸方向)に移動させてもよい。同様に、吹出ノズル91を上下方向(Z軸方向)に移動させるかわりに、基板ステージPSTを上下方向に移動させてもよいし、基板ステージPST及び吹出ノズル91の双方を上下方向に移動させてもよい。
移動鏡55より除去されて落下した液体1は第2液体回収機構100の樋部材102に回収され、排出機構103によりチャンバ装置CH外部に排出される。こうすることにより、樋部材102には液体1が留まらないので、チャンバ装置CH内部の環境変動(湿度変動)を防止することができる。
本実施形態において、吹出ノズル91は、移動鏡55に対し、常時、斜め上方から気体を吹き付けて移動鏡55に付着している液体1を除去したり、移動鏡55に液体1が付着しないようにしたりすることができる。また、常時気体を吹き付けるのではなく、前述のように、移動鏡55に対して断続的に気体を吹き付けるようにしてもよい。こうすることにより、移動鏡55に付着している液体1を更に良好に除去することができる。つまり、図7Aに示す模式図のように、移動鏡55に対して吹出ノズル91より気体を連続的に吹き付けた場合、移動鏡55の表面(反射面)において気体の層流領域が形成されやすくなり、例えば付着している液体1の液滴(水滴)が小さい場合等においては、この液体1を除去することが困難になる場合がある。しかしながら、図7Bに示す模式図のように、移動鏡55に対して気体を断続的に吹き付けることにより、移動鏡55の表面において乱流が形成され、その乱流領域によって移動鏡55に付着している液体1を円滑に除去することができる。
なお、移動鏡55に対して気体を断続的に吹き付けるかわりに、その吹き付ける気体の流速を高い周波数で変化させながら吹き付けるようにしても、移動鏡55の表面において乱流を形成することができ、これによっても移動鏡55に付着している液体1を円滑に除去することができる。
なお、図5Aおよび5Bを参照して説明した基準部材7に対してノズル部43より気体を吹き付ける場合にも、その気体を断続的にあるいは流速を変化させながら吹き付けることができる。
第2液体除去装置90による移動鏡55の液体除去処理が終了した後、制御装置CONTは、上記記憶した第6ショット領域S6に関する情報(第6ショット領域S6の位置情報)に基づいて、次の第7ショット領域S7に対して走査露光するための露光開始位置に第7ショット領域S7を配置するために、基板ステージPSTを移動する。そして、第7ショット領域S7が露光開始位置に配置された後、制御装置CONTは第7ショット領域S7に対する走査露光を開始し、以後、第8〜第11ショット領域に対する露光を順次行う。
基板P上の各ショット領域S1〜S11の走査露光が終了すると、制御装置CONTは、液体供給機構10による液体供給を停止するとともに、基板ステージPSTに設けられたステージ液体回収装置30の回収口33が投影光学系PLと対向するように基板ステージPSTを移動する。そして、制御装置CONTは、液体回収機構20とステージ液体回収装置30とを併用して、投影光学系PLの下にある液体1の回収を行う。このように、基板ステージPST(基板P)の上方に回収口が配置されている液体回収機構20と、基板ステージPST上に回収口が配置されているステージ液体回収装置30とで同時に液浸領域AR2の液体1を回収するようにしているので、投影光学系PLの先端や基板P上に液体1が残留するのを低減することができる。
また、ステージ液体回収装置30は、基板Pの露光終了後に液浸領域AR2の液体1を回収する他に、液浸露光中に基板P(補助プレート57)の外側に流出した液体1を回収することができる。また、ステージ液体回収装置30の回収口33は、基板Pの周りに輪帯(円環)状に設けられているが、基板Pの露光終了後の基板ステージPSTの移動方向を考慮して、基板P(補助プレート57)近傍の所定位置に部分的に設けるようにしてもよい。また、液浸露光の前後においては、回収動作に伴う振動が大きくなっても許容されるため、液体回収機構20の回収パワーを液浸露光中よりも大きくしてもよい。
また、液浸露光終了後、基板P上の液体1を回収しきれない場合、例えばこの基板Pを支持した基板ステージPSTを移動して基板Pを投影光学系PLから離れた位置、具体的には前記吹き付け装置41の下方に配置し、基板Pに気体を吹き付け、吹き飛ばされた液体1をステージ液体回収装置30で回収するようにしてもよい。もちろん、この気体吹き付け動作は、基板Pに対してのみならず、補助プレート57や補助プレート57外側のZステージ52表面に対して行うこともできる。この場合においても、気体を断続的に(あるいは流速を変化させながら)吹き付けることで、残留して付着している液体1を良好に除去することができる。
つまり、第1液体除去装置40は基準部材7上に残存している液体1を除去するものであるが、基板ステージPST上において基準部材7以外の部品に残留した液体1を除去することも可能である。例えば、液浸露光中に基板Pの外側に液体1が流出あるいは飛散し、基板ステージPST(Zステージ52)に液体1が配置された状態の場合、基板Pの露光終了後にこの基板ステージPST上の液体1を第1液体除去装置40で除去することができる。この場合、第1液体除去装置40の吹き付け装置41で吹き飛ばされた液体1をステージ液体回収装置30の溝部(回収口)33に配置された液体吸収部材31で回収してもよい。
また、吹き付け装置41のノズル部43を基板ステージPSTに対して移動可能に設けておき、基板Pの露光中や露光終了後において基板Pの外側に流出した液体1の回収を行うようにしてもよい。
以上説明したように、投影光学系PLの像面付近に配置されている移動鏡55(あるいは基準部材7)に対して気体を断続的、あるいはその流速を変化させつつ吹き付けることにより、移動鏡55の表面上で乱流を形成して、移動鏡55上に付着している不要な液体1を良好に除去することができる。そして、気体の吹き付け動作と並行して移動鏡55を加振することにより、移動鏡55上に付着している液体1の除去が促進され、その液体1を良好に除去することができる。
なお本実施形態では、制御装置CONTは、レーザ干渉計56の計測結果に基づいて、基板P上より飛散した液体1が移動鏡55に付着していると判断した場合、1枚の基板P上の全てのショット領域S1〜S11についての露光完了を待たずに、その露光の途中において(第6ショット領域S6の露光後であって第7ショット領域S7の露光開始までの期間において)、直ちに液体除去処理を行っている。一方で、移動鏡55に液体1が付着して移動鏡55からの反射光のレーザ干渉計56に受光される受光量が低下したとしても、レーザ干渉計56の性能等によって定められる所定値以上(しきい値以上)の受光量が確保されていれば、基板ステージPSTの位置計測は可能である。そのため、1枚の基板Pの露光中に、たとえ移動鏡55に液体1が付着し、たとしても、制御装置CONTは、その1枚の基板Pの全てのショット領域S1〜S11に対する露光終了後に、第2液体除去装置90による液体除去処理を行うようにしてもよい。つまり、制御装置CONTは、複数の基板Pを順次露光する際、ある1つの基板(第1の基板)P上の第11ショット領域S11の露光完了後であって、次の基板(第2の基板)P上の第1ショット領域S1の露光開始までの期間に、第2液体除去装置90を使って、移動鏡55に付着した液体1を除去するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、制御装置CONTは、レーザ干渉計56の計測結果(受光結果)に基づいて、移動鏡55に液体1が付着したかどうかを判断し、その判断結果に基づいて、液体除去処理を行うタイミングを決定している。一方で、上述したように、移動鏡55に付着した液体1の量がわずかであれば、基板ステージPSTの位置計測は可能である。したがって、制御装置CONTは、レーザ干渉計56の計測結果によらずに、第2液体除去装置90による液体除去処理を予め定められた所定時間間隔(あるいは所定処理基板枚数間隔)で定期的に行うようにしてもよい。
上述したように、移動鏡55に付着した液体1を除去するための液体除去動作は、1枚の基板Pに対する露光動作中に行うことができる。ここで、上記実施形態においては、液体除去動作は、第6ショット領域S6に対する露光と第7ショット領域S7に対する露光との間に行われ、その液体除去動作中においては、露光動作が一旦中断される。一方、図8に示すように、基板Pに対する露光動作を継続しながら(基板Pに対する露光動作と並行して)、吹出ノズル91(及び第2液体回収機構100)を基板ステージPSTの移動鏡55にアクセスし(X軸方向に関して接近し)、その移動鏡55に対して気体を吹き付けることで液体1を除去する構成も可能である。このとき、吹出ノズル91はレーザ干渉計56の両側にそれぞれ設けられた構成であるため、レーザ干渉計56の計測光の光路を妨げずに移動鏡55にアクセスしてその移動鏡55とX軸方向に関して同期移動しつつ気体を吹き付けることができる。なお、液体除去動作によって移動鏡55が振動してレーザ干渉計56による位置計測精度を低下させないように、加振装置の駆動は行わず、吹き付ける気体の流速等も位置計測精度を低下させない最適値に設定することが好ましい。また、露光動作と液体除去動作とを並行して行う場合、液体除去動作としては、上記気体吹き付け動作の他に、液体の吸引動作や乾燥気体の供給動作であってもよい。
なお、移動鏡55に液体1が付着したとき、制御装置CONTは、吹出ノズル91より移動鏡55の表面(反射面)の全部の領域に気体を吹き付けることも可能であるし、液体1が付着している一部の領域に気体を吹き付けることも可能である。液体1が移動鏡55の一部の領域に付着している場合、その一部の領域に計測光を照射したときの反射光の受光量のみが低下するので、制御装置CONTは、レーザ干渉計56より照射した計測光の移動鏡55での反射光の受光量に基づいて、移動鏡55のうち液体1が付着している領域を求めることができる。したがって移動鏡55の一部の領域のみに気体を吹き付けるようにしてもよい。こうすることにより、気体吹き付け作業時間を低減することができる。このように、制御装置CONTは、レーザ干渉計56の計測結果に基づいて、第2液体除去装置90による液体除去処理を行うタイミングを決定する他に、第2液体除去装置90による液体除去処理の領域も決定することができる。
なお上記実施形態において、移動鏡55に付着した液体1を除去するために、ピエゾフィルム92による加振動作と、気体吹出口91Aからの気体吹き付け動作とを並行して行っているが、加振動作及び気体吹き付け動作のうちのいずれか一方を行うことによっても、移動鏡55に付着した液体1を除去することができる。特に、移動鏡55の反射面55Sは水平面に対して垂直(あるいは略垂直)に設けられているので、加振動作及び気体吹き付け動作のうちのいずれか一方を行うことで、液体1の自重(重力作用)により液体1を良好に除去することができる。
なお、例えば移動鏡55を加振したとき、位置ずれ等が生じ、その移動鏡55に照射した計測光に基づく位置計測結果に基づいて基板ステージPSTを移動すると、例えばXY平面内での基準座標系に対する直交度に誤差が生じる可能性がある。そのため、直交度誤差を含む基板ステージ位置計測誤差を補正するキャリブレーション処理を定期的に行うことが好ましい。
上記実施形態においては、第6ショット領域S6を露光した後、液体除去処理を行うために、制御装置CONTは、基板ステージPSTを移動して移動鏡55を吹出ノズル91近傍(液体除去処理位置)にアクセスさせている。しかし、これに限定されるものではなく、吹出ノズル91及び樋部材102(第2液体除去機構100)に移動機構を設けておき、第6ショット領域S6を露光後、基板ステージPSTを移動させずに、吹出ノズル91及び樋部材102を移動鏡55にアクセスさせることも可能である。あるいは、基板ステージPSTと吹出ノズル91及び樋部材102との双方を移動してもよい。
上記実施形態において、移動鏡55を加振する加振装置92はピエゾフィルムからなり、移動鏡55に取り付けられた(貼付された)構成であるが、移動鏡55に取り付けない構成も可能である。例えば、図9に示すように、アーム機構120の先端部に圧電素子等の加振装置121を取り付け、液体1の除去のために移動鏡55を加振するときに、アーム機構120を駆動してその先端部に取り付けられた圧電素子121を移動鏡55に接触させ、移動鏡55に圧電素子121を接触させた状態で圧電素子121に電圧を印加して駆動することによっても、移動鏡55を加振することができる。液体除去動作終了後は、圧電素子121はアーム機構120によって退避される。そして、このアーム機構120及びその先端部に取り付けられた圧電素子121を、レーザ干渉計56の両側に配置する構成も可能である。
上記実施形態では、移動鏡55や基準部材7等の部品毎に加振装置(圧電素子)を取り付けて加振しているが、液体除去処理のときにこれら各部品を支持する基板ステージPST全体を加振装置で加振するようにしてもよいし、基板ステージ駆動装置PSTDを駆動して基板ステージPSTを微動(加振)するようにしてもよい。こうすることにより、移動鏡55や基準部材7ばかりか、補助プレート57上などに付着している液体1の除去も促進することができる。
上記実施形態では、移動鏡55に気体を吹き付けることによって移動鏡55に付着している液体を除去しているが、図10に示すような吸引装置130を使って移動鏡55に付着した液体1を除去することも可能である。図10において、吸引装置130は、タンク及びポンプを含む吸引部131と、吸引部131に接続された吸引ノズル132とを備えている。そして、吸引ノズル132の吸い込み口が移動鏡55に近接して配置される。移動鏡55に付着した液体1を除去する際には、制御装置CONTは吸引部131を駆動し、吸引ノズル132を介して移動鏡55上の液体1を吸引回収する。なお、吸引装置130を使って液体1を回収する場合においても、加振装置92による加振動作を併用してもいいし、吸引装置130による吸引動作のみを行ってもよい。
あるいは、図11に示すような乾燥装置160を使って移動鏡55に付着した液体1を除去することも可能である。図11において、乾燥装置160は、移動鏡55を覆うカバー部材161と、カバー部材161の内部空間に乾燥気体を供給する乾燥気体供給部162とを備えている。乾燥気体供給部162は管路163を介して、移動鏡55を覆うカバー部材161の内部空間に乾燥気体を供給する。こうすることにより、移動鏡55に付着している液体1の気化が促進され、液体1が除去される。
なお上記実施形態では、加振装置としてピエゾアクチュエータ等の圧電素子を例にして説明したが、加振装置としては、例えばボイスコイルモータ等の他のローレンツ力を使ったアクチュエータを用いることも可能である。
図12は、移動鏡55を加振する加振装置の他の実施形態を示す概略斜視図である。本実施形態において、移動鏡55は溝部を有しておらず、Zステージ52の端部に取り付けられている。図12において、Zステージ52の+X側端部には、側面視L字状の段部52DがY軸方向に延在するように形成されている。そして、移動鏡55のZステージ52と対向する面のうちの下部領域55GがZステージ52に接続されており、上部領域55HとZステージ52との間には離間部28が形成されている。すなわち、その下部をZステージ52に接続された移動鏡55の上部は振動の自由端となっている。
移動鏡55のZステージ52と対向する面のうちの上部領域55Hの複数の所定位置のそれぞれには、加振装置としての圧電素子(ピエゾ素子)17(17A、17B)が取り付けられている。なお、加振装置としてはボイスコイルモータ等の他のアクチュエータを用いてもよい。本実施形態において、圧電素子17A、17Bは移動鏡55の上部領域55Hの長手方向両端部のそれぞれに取り付けられている。更に、この圧電素子17A、17Bのそれぞれには錘部材19A、19Bが接続されている。ここで、移動鏡55に取り付けられた圧電素子17及び錘部材19とZステージ52とは離間している。圧電素子17A、17Bが、図中、矢印x1、x2で示す方向に伸縮することにより、移動鏡55が加振される。ここで、圧電素子17A、17Bには錘部材19A、19Bが接続されているため、加振力(運動量)が増大される。
本実施形態では、制御装置CONTは、2つの圧電素子17A、17Bのそれぞれを使って移動鏡55の複数(2つ)の位置を加振することで、その移動鏡55に進行波を生成する。具体的には、2つの圧電素子17A、17Bそれぞれの取り付け位置においてそれぞれに同波長で位相がずれた高周波を発生させることにより、移動鏡55に進行波が生成される。
例えば、移動鏡55上のある一点で生成される定在波Uは、進行波と後退波との和で表すことができる。
数1
Figure 2005022616
進行波Uは、(1)式の定在波を2つ加え、且つ一方の位相をずらすことによって生成される。
数2
Figure 2005022616
制御装置CONTは、上記(2)式を満足するように、2つの圧電素子17A、17Bのそれぞれを使って移動鏡55を加振し、移動鏡55に進行波を生成する。こうすることにより、移動鏡55に付着している液体1を良好に除去することができる。
以下、液体除去装置の他の実施形態について説明する。以下の説明において上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
図13は第1液体除去装置40の他の実施形態を示す図である。図13において、第1液体除去装置40は、基準部材7上に付着している液体1を吸引する吸引装置81を備えている。吸引装置81は、タンク及びポンプを含む吸引部81Aと、吸引部81Aに接続された吸引ノズル82とを備えている。そしそ、吸引ノズル82の吸い込み口82Aが基準部材7に近接して配置されている。基準部材7上に残留した液体1を除去する際には、吹き付け装置41が基準部材7に対して気体を吹き付けるとともに、吸引装置81が基準部材7上の液体1を吸引する。
なお、図13を参照して説明した例では、第1液体除去装置40には、吹き付け装置41と吸引装置81とが併設されているが、吸引装置81のみが設けられている構成であってもよい。吸引装置81は吸い込み口82Aより基準部材7上に残留している液体1を吸引することで、この液体1を除去(回収)可能である。また、圧電素子43Bによる加振動作と吸引装置81による吸引動作とを並行して行うことはもちろん可能である。なお、吸引装置81のノズル部82を基板ステージPSTに対して移動可能に設け、基板Pの露光中や露光終了後に基板Pの外側に流出した液体1を回収するようにしてもよい。
図14は第1液体除去装置40の他の実施形態を示す断面図である。図14に示すように、第1液体除去装置40は、基準部材7を覆うカバー部材84と、カバー部材84の内部空間に乾燥気体を供給する乾燥気体供給部85とを備えている。乾燥気体供給部85は管路86を介して、基準部材7が配置されているカバー部材84の内部空間に乾燥気体を供給する。こうすることにより、基準部材7に残留した液体1の気化が促進され、液体1が除去される。
図15は、受光器8のうち基板ステージPST上に設けられている光透過部材8Aに付着した液体1を除去している様子を示す図である。本実施形態において、受光器8は、投影光学系PLを介してその像面側(基板P側)に照射される光(露光光)を受光し、投影光学系PLを介した計測マークの空間像を計測することによって投影光学系PLの結像特性変化を補正するための結像特性調整情報を計測するセンサ(AISセンサ)である。受光器8は、基板ステージPST(Zステージ52)上に設けられ、ガラス板の表面に遮光膜をパターニングしてその中央部に光透過部であるスリット部8Sを形成された光透過部材8Aと、Zステージ52に埋設され、光透過部材8Aのスリット部8Sを通過した光が照射される集光光学系8Cと、集光光学系8Cを通過した光を受光する受光素子8Bとを備えている。なお、例えば集光光学系8Cと受光素子8Bとの間にリレー光学系を設け、受光素子8BをZステージ52の外側に配置することもできる。
受光器8によって空間像計測を行う場合、投影光学系PLと受光器8の光透過部材8Aとを対向させた状態で、その投影光学系PLと光透過部材8Aとの間を液体1で満たし、投影光学系PL及び液体1を介して受光器8に光(露光光)を照射する動作を行うことが考えられる。制御装置CONTは、液体1を介した空間像計測の終了後、基板ステージPSTを移動して第1液体除去装置40のノズル部43の下に、光透過部材8A(受光器8)を配置する。光透過部材8Aは、Zステージ52に形成された開口部52Cに支持されており、その下面8Kのうちスリット部8S以外の所定位置には、加振装置8Eが設けられている。加振装置8Eは圧電素子(ピエゾ素子)により構成されており、制御装置CONTは、圧電素子(加振装置)8Eに所定の電圧を印加することで、この圧電素子8Eを使って光透過部材8Aを加振する。
Zステージ52上において、光透過部材8Aに隣接する位置には、第1液体除去装置40によって光透過部材8Aより除去された液体1を回収する液体吸収部材142が設けられている。液体吸収部材142は、光透過部材8Aを挟んでノズル部43の気体吹出口43Aと対向する位置に設けられている。液体吸収部材142は、Zステージ52に設けられた回収口である溝部144に配置されている。液体吸収部材142は、ステージ液体回収装置30の液体吸収部材31同様、例えば多孔質セラミックスやスポンジ等の多孔性材料により構成されており、液体1を所定量保持可能である。
制御装置CONTは、第1液体除去装置40のノズル部43より光透過部材8Aに対して気体を吹き付けることにより、光透過部材8A上に残留して付着している液体1を吹き飛ばして除去する。吹き飛ばされた液体1は、ノズル部43の吹き出し口43Aと対向する位置に配置されている液体吸収部材142に保持(回収)される。
そして、圧電素子8Eを使って光透過部材8Aを加振しながら、ノズル部43の気体吹出口43Aより気体をその光透過部材8Aに対して吹き付ける。光透過部材8Aを加振することにより、液体1の除去(はじき)が促進され、気体を吹き付けることで基準部材7上より液体1を良好に除去できる。またこの場合においても、光透過部材8Aに対して気体を断続的に吹き付けるようにしてもよい。
Zステージ52内部には、溝部144と連続する流路145が形成されており、溝部144に配置されている液体吸収部材142の底部は流路145に接続されている。液体吸収部材142を配置した溝部144に接続されている流路145は、Zステージ52外部に設けられている管路146の一端部に接続されている。一方、管路146の他端部は、Zステージ52外部に設けられたタンク147及びバルブ148Aを有する管路148を介して吸引装置であるポンプ149に接続されている。タンク147には排出流路147Aが設けられており、液体1が所定量溜まったとき排出流路147Aより排出されるようになっている。そして、制御装置CONTは、第1液体除去装置40の気体供給部41Aを駆動するとともに、ポンプ149を駆動し、液体吸収部材142で回収された液体1を、タンク147に吸い込むようにして集める。
なおここでは、受光器8として投影光学系PLの結像特性調整情報を計測するための空間像計測センサを例にして説明したが、受光器8としては、例えば投影光学系PLの像面側に照射された露光光ELの照度を検出する照度センサ、あるいは投影領域AR1の照度分布を計測するための照度むらセンサなどであってもよい。
次に、図16を参照しながら、投影光学系PLの先端の光学素子2やその光学素子2を保持するレンズセルLSに残留した液体1を除去する第3液体除去装置60について説明する。図16において、第2液体除去装置60は、投影光学系PLの先端の部品を構成する光学素子2やこれを保持するレンズセルLSに対して気体を吹き付ける吹き付け装置61を備えている。投影光学系PLの先端に残留し、吹き付け装置61による気体吹き付けにより吹き飛ばされて落下した液体は回収装置(第2液体回収機構)62により回収される。吹き付け装置61は、気体供給部63と、気体供給部63に接続され、Zステージ52の凹部64Bに設けられているノズル部64とを備えており、ノズル部64の気体吹出口64Aは上方に向けられて投影光学系PLの先端近傍に配置可能となっている。一方、回収装置62はZステージ52に設けられた回収口(溝部)65と、回収口65に配置された多孔性材料からなる液体吸収部材66と、Zステージ52内部に形成され、溝部66に連続する流路67と、Zステージ52外部に設けられ、その一端部を流路67に接続した管路68と、管路68の他端部に接続され、Zステージ52外部に設けられたタンク69と、このタンク69にバルブ70Aを有する管路70を介して接続された吸引装置であるポンプ71とを備えている。タンク69には排出流路69Aが設けられており、液体1が所定量溜まったとき排出流路69Aより排出されるようになっている。そして、回収装置62は、ポンプ71を駆動し、液体吸収部材66で回収された液体1を、タンク69に吸い込むようにして集める。
本実施形態において、吹き付け装置61のノズル部64の気体吹出口64AはY軸方向を長手方向とするスリット状であり(図3参照)、回収装置62の回収口65は気体吹出口64Aの+X側に隣接する位置に、Y軸方向を長手方向とする矩形状に形成されている。そして、第3液体除去装置60は、基板Pの露光終了後に、基板Pの露光中に液浸領域AR2の液体1に接触した投影光学系PLの先端のみならず、液体供給機構10の供給ノズル13、液体回収機構20の回収ノズル23に残留した液体1の除去も行う。
基板Pに対する液浸露光終了後(上記ステップSA8終了後)、制御装置CONTは、液体回収機構20を使って基板P上の液体1の回収を行う。そして、液体回収機構20による基板P上の液体1の回収が終了した後、制御装置CONTは基板ステージPSTを移動し、投影光学系PLの下に第3液体除去装置60を配置する。そして、第3液体除去装置60は、投影光学系PLの先端に対して吹き付け装置61のノズル部64より斜め方向から気体を吹き付け、この投影光学系PLの先端に残留した液体1を吹き飛ばして除去する。このとき、気体を断続的に吹き付けることにより、更に良好に液体1を除去できる。
吹き飛ばされた液体1は落下し、回収装置62の液体吸収部材66を配置した回収口65に回収される。ここで、制御装置CONTは、基板ステージPSTを例えば、気体吹出口64A及び回収口65の長手方向(Y軸方向)と直交するX軸方向に移動しつつ、第3液体除去装置60を駆動する。こうすることにより、投影光学系PLの先端はもちろん、その周囲に配置されている液体供給機構10の供給ノズル13や、液体回収機構20の回収ノズル23にも気体を吹き付け、これら供給ノズル13及び回収ノズル23に残留している液体1も除去することができる。
また、投影光学系PLの先端部の光学素子2を加振しつつ、気体を吹き付けるようにしてもよい。光学素子2はレンズセルLSに保持されており、レンズセルLSと投影光学系本体MPLの鏡筒PKとは、ボイスコイルモータや圧電素子等のアクチュエータ(加振装置)を有する複数(例えば6つ)のリンク部151によって連結されている。制御装置CONTは、リンク部151に内蔵された上記アクチュエータを駆動することにより、レンズセルLS及びこれに保持されている光学素子2を加振することができる。なお、上記アクチュエータを内蔵したリンク部151を複数設けてパラレルリンク機構を構成することにより、基板Pの液浸露光中において、液体1を介して光学素子2に伝わる振動を、上記パラレルリンク機構を駆動することで吸収(除振)することができる。
以上説明したように、露光中の液浸領域AR2の液体1に接触する投影光学系PLの先端、供給ノズル13及び回収ノズル23に残留した液体1を除去することにより、例えば基板ステージPSTが投影光学系PLの下(露光処理位置)から、基板Pをロード・アンロードする位置(基板交換位置)まで移動しても、前記投影光学系PLの先端等に残留していた液体1が落下して周辺装置に影響を与えたり環境変化をもたらしたりするといった不都合の発生を抑えることができる。特に、投影光学系PLの先端の光学素子2に液体1を残存させないことにより付着跡(ウォーターマーク)の発生を抑制できる。
そして、第3液体除去装置60を基板ステージPSTに設けたことにより、基板ステージPSTを移動しながら第3液体除去装置60を駆動すれば、新たなアクチュエータを設けなくても、投影光学系PLや供給ノズル、回収ノズルに対して第3液体除去装置60を走査しながら気体を吹き付けることができる。また、液浸露光終了後、露光処理位置から基板交換位置まで移動する間に、第3液体除去装置60による気体の吹き付け動作を行うようにすることにより、液体除去動作(気体吹き付け動作)とステージ移動動作とを同時に行うことができ、時間効率を向上できる。第3液体除去装置60は、基板ステージPSTが露光処理位置から基板交換位置まで移動する間に投影光学系PLの下を通過する位置に予め設けておくことができる。
なお、供給ノズル13や回収ノズル23に圧電素子などの加振装置を取り付け、液体除去のために供給ノズル13や回収ノズル23を加振することも可能である。
図17、図18は第3液体除去装置60の変形例である。図17に示すように、Zステージ52上に大きな溝部72を形成しておき、この溝部72内に、吹き付け装置61のノズル部64及び回収装置62の流路(回収口)67を配置してもよい。なお、図17に示す例において液体吸収部材66は設けられていない。このように、液体吸収部材66を設けない構成とすることも可能である。また、図18に示すように、溝部72内に、吹き付け装置61のノズル部64を複数(図18に示す例では2つ)設けてもよい。また、図17、図18に示した例のように、投影光学系PLの先端より大きい溝部72を設け、この中にノズル部64及び回収口67を配置したことにより、気体を吹き付けられた液体1の周囲への飛散を溝部72で抑制することができる。そしてこの場合においても、制御装置CONTは、気体を断続的に吹き付けることで、液体1を良好に除去することができる。
あるいは、図19に示すように、ノズル部64の気体吹出口64A及び回収口65のまわりに、気体を吹き付けられた液体1の周囲への飛散を防止するためのカバー部材73を設けることもできる。図19に示すカバー部材73は投影光学系PLの先端を配置可能な平面視U字状に形成されており、U字状開口側から投影光学系PLの先端がカバー部材73内部に対して出入りするようになっている。そして、このカバー部材73の長手方向を基板ステージPSTの移動方向(X軸方向)に一致させ、このカバー部材73内部にY軸方向を長手方向とする気体吹出口64A及び回収口65を設けておくことにより、一回の走査移動で液体1の飛散を防止しつつ効率良く液体除去を行うことができる。
なお、第3液体除去装置60の回収装置62の回収口65を介して、基板Pの露光中に基板Pの外側に流出した液体1の回収を行うこともできる。このとき、回収装置62の回収口65を、基板Pの周囲に所定間隔で複数設けておくことが好ましい。
図20は、基板交換位置(ロード・アンロード位置)に設けられた液体除去機構を構成する吹出ノズルを示す模式図である。図20において、基板ステージPSTは、露光処理位置Aと基板交換位置Bとの間を移動する。露光処理位置Aにおいて基板Pに対する露光処理終了後、制御装置CONTは露光処理後の基板Pを保持した基板ステージPSTを基板交換位置Bに移動する。そして、制御装置CONTは、基板交換位置Bに移動された基板ステージPSTの移動鏡55に対して吹出ノズル171より断続的に気体を吹き付ける。こうすることにより、露光中の基板P上などから飛散し移動鏡55に付着している液体1を基板交換位置Bで除去することができる。なお、基板交換位置Bにも、図6を参照して説明したような樋部材を有する液体回収機構が設けられており、移動鏡55より除去された液体1は液体回収機構に回収される。そして、移動鏡55に付着している液体1の除去作業を行った後(あるいは前)、不図示の基板搬送装置により、基板ステージPST上の露光処理済みの基板Pが基板ステージPSTより搬出されるとともに未露光の基板Pが基板ステージPSTに搬入される。
図21は、移動鏡55の上側にその移動鏡55に対する液体1の付着を防止するための庇部材180を設けた実施形態を示す側面図である。図21において、移動鏡55は、Zステージ52(基板ステージPST)の側部に取り付けられている。そして、庇部材180はZステージ52の上面においてZステージ52の外側にその一部を突き出すようにして取り付けられている。庇部材180を設けたことにより、例えば露光中の基板P上から基板Pの外側に液体1が飛散したとしても、庇部材180に遮られて移動鏡55に液体1が付着することはない。
庇部材180の上面は、補助プレート57の表面とほぼ同じ高さになっている。庇部材180と補助プレート57との間には0.1〜1mm程度の隙間があるが、液体1の表面張力によりその隙間に液体1が流れ込むことはほとんどない。庇部材180の下方に移動鏡55(反射面55a)が設けられるので、干渉計56からの計測光56aは、基板ステージPSTと共に移動する庇部材180の下方を通って移動鏡55の反射面55aに入射する。移動鏡55(反射面55a)の上端は液浸領域AR2の下方に位置することになるが、庇部材180の突出部に遮られて移動鏡55の反射面55aに液体1が付着することはない。
庇部材180は板状部材であって、少なくともその上面は撥液性を有している。本実施形態において、庇部材180は例えばポリ四フッ化エチレン等の撥液性を有する材料により構成されている。なお、屁部材180として例えば所定の金属材料あるいは合成樹脂材料からなる板状部材の表面(上面)に、フッ素化合物等の撥液性を有する材料をコーティングするなどの表面処理を施してもよい。庇部材180の上面を撥液性にすることにより、飛散した液体1が庇部材180の上面に付着してもはじかれ、庇部材180上(基板ステージPST)上に留まらずに、その下方に配置された樋部材102を有する処理機構100に容易に回収される。
庇部材180は、その上面だけでなく、端面や下面にも撥液性を施す処理をしておくことができる。また、庇部材180の端部近傍の下面において、移動鏡55の反射面の全体または一部にわたってその長手方向に溝180aを設けてもよい。この溝180aによって端部から回りこんだ液体1が移動鏡55に付着するのを防ぐことができる。
本実施形態において、第2液体除去機構100を構成する樋部材102の大きさは、庇部材180の大きさ、庇部材180と樋部材102との距離H、及び庇部材160を支持する基板ステージPSTの移動速度Vに応じて設定されている。更に具体的には、例えば、基板ステージPSTが+X方向に速度Vで移動し、液体除去処理位置SHにおいて停止したときおいて、庇部材180の先端部と樋部材102の+X側端部との距離L1が、基板ステージPSTの移動速度Vと、庇部材180と樋部材102との間のZ軸方向に関する距離Hとに応じて設定されている。すなわち、図21に示すように、庇部材180の上面先端部に液体1の液滴が配置されている場合において、基板ステージPSTが+X方向に速度Vで移動し、液体除去処理位置SHにおいて停止したとする。その停止した時を基準とすると、時間t後の液滴のX軸方向における位置xは、x=Vt、Z軸方向における位置zは、z=H−(gt)/2となる(但し、gは重力加速度)。したがって、これら2つの式より、庇部材180から落下した液体1の液滴が樋部材102に回収可能な樋部材102の大きさL1の最小値を求めることができる。このとき、庇部材180の上面は撥液性であるので、上面に付着している液体1はその上面より円滑に離れ、樋部材102に対して落下する。
また、図21に示すように、庇部材180に圧電素子などによって構成される加振装置182を取り付けることができる。圧電素子(加振装置)182で庇部材180を加振することにより、庇部材180から液体1の除去が促進される。また、圧電素子182を複数の所定位置のそれぞれに設け、庇部材180に進行波を生成するようにしてもよい。
なお、本実施形態で用いた樋部材102は、移動鏡55の下部のみでなく、Zステージ52の周囲全周にわたってこのZステージ52下部に配置されるようにしてもよい。例えば、図6で説明した第2液体除去機構100を、Zステージ52を支持しているXYステージ53上に設けるとともに、この第2液体除去機構100の樋部材102を、Zステージ52の周囲を囲むように配置してもよい。この場合、図に示すように、樋部材102が液体を受ける面は、Zステージ52が基板Pを保持する保持面(例えば、基板ホルダにおける支持面)や、補助プレート57の上面及びZステージ52に形成された液体回収装置30の一部を構成する溝部(回収口)33の開口面よりも下方(−Z方向)に位置するように設定される。また、Zステージ52の保持面の端部(移動鏡55の端部も含む)が、樋部材102の液体を受ける部分の上方に位置するようにしておく。このような構成によれば、液体回収装置30で回収しきれずにZステージ52端部から落下したような液体を、樋部材102で受け、その液体を液体除去機構100によって除去又は回収することができる。また、投影光学系PLの先端の光学素子2やこの光学素子2を保持するレンズセルLSから落下した液体を、この樋部材102で受けて除去又は回収することもできる。
更に、樋部材102によって、XYステージ53に液体が落下、付着するのを防ぐこともできる。そのため、Zステージ52、XYステージ53の駆動部やベース54の表面等、液体の付着が望ましくない個所への液体の飛散を防止することができる。したがって、基板の位置決め精度の低下を抑え、所望のパターンを精度良く基板P上に形成することができる。なお、樋部材102は、XYステージ53の上面(Zステージ52との対向面側)に設けてもよいし、Zステージ52の下面(XYステージとの対向面側)や端面の側部に庇のように設けてもよい。
上述したように、本実施形態における液体1は純水により構成されている。純水は、半導体製造工場等で容易に大量に入手できるとともに、基板P上のフォトレジストや光学素子(レンズ)等に対する悪影響がない利点がある。また、純水は環境に対する悪影響がないとともに、不純物の含有量が極めて低いため、基板Pの表面、及び投影光学系PLの先端面に設けられている光学素子の表面を洗浄する作用も期待できる。
そして、波長が193nm程度の露光光ELに対する純水(水)の屈折率nはほぼ1.44と言われており、露光光ELの光源としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)を用いた場合、基板P上では1/n、すなわち約134nmに短波長化されて高い解像度が得られる。更に、焦点深度は空気中に比べて約n倍、すなわち約1.44倍に拡大されるため、空気中で使用する場合と同程度の焦点深度が確保できればよい場合には、投影光学系PLの開口数をより増加させることができ、この点でも解像度が向上する。
本実施形態では、投影光学系PLの先端に光学素子2が取り付けられており、このレンズにより投影光学系PLの光学特性、例えば収差(球面収差、コマ収差等)の調整を行うことができる。なお、投影光学系PLの先端に取り付ける光学素子としては、投影光学系PLの光学特性の調整に用いる光学プレートであってもよい。あるいは露光光ELを透過可能な平行平面板であってもよい。
なお、液体1の流れによって生じる投影光学系PLの先端の光学素子と基板Pとの間の圧力が大きい場合には、その光学素子を交換可能とするのではなく、その圧力によって光学素子が動かないように堅固に固定してもよい。
なお、本実施形態では、投影光学系PLと基板P表面との間は液体1で満たされている構成であるが、例えば基板Pの表面に平行平面板からなるカバーガラスを取り付けた状態で液体1を満たす構成であってもよい。
なお、本実施形態の液体1は水であるが、水以外の液体であってもよい、例えば、露光光ELの光源がFレーザである場合、このFレーザ光は水を透過しないので、液体1としてはFレーザ光を透過可能な例えば、過フッ化ポリエーテル(PFPE)やフッ素系オイル等のフッ素系流体であってもよい。この場合、液体1と接触する部分には、例えばフッ素を含む極性の小さい分子構造の物質で薄膜を形成することで親液化処理する。また、液体1としては、その他にも、露光光ELに対する透過性があってできるだけ屈折率が高く、投影光学系PLや基板P表面に塗布されているフォトレジストに対して安定なもの(例えばセダー油)を用いることも可能である。この場合も表面処理は用いる液体1の極性に応じて行われる。
なお、上記各実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。また、本発明は基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、特開平10−163099号公報及びこれに対応する米国特許6,341,007号、特開平10−214783号公報及びこれに対応する米国特許6,341,007号、特表2000−505958号公報及びこれに対応する米国特許5,969,441号などに開示されているツインステージ型の露光装置にも適用できる。
なお、本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記各公報及び対応する各米国特許における開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
また、上述の実施形態においては、投影光学系PLと基板Pとの間に局所的に液体を満たす露光装置を採用しているが、本発明は、特開平6−124873号公報に開示されているような露光対象の基板を保持したステージを液槽の中で移動させる液浸露光装置にも適用可能である。
また、本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記公報における開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
基板ステージPSTやマスクステージMSTに米国特許5,623,853号や米国特許5,528,118号に開示されているようなリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージPST、MSTは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記各米国特許における開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
各ステージPST、MSTの駆動機構としては、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力により各ステージPST、MSTを駆動する平面モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットとのいずれか一方をステージPST、MSTに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方をステージPST、MSTの移動面側に設ければよい。
基板ステージPSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−166475号公報及びこれに対応する米国特許5,528,118号に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記公報及び対応する米国特許における開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
マスクステージMSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−330224号公報及びこれに対応する米国特許5,874,820号に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
本国際出願で指定した指定国(又は選択した選択国)の国内法令で許される限りにおいて、上記公報及び対応する米国特許における開示を援用して本明細書の記載の一部とする。
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図22に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に露光する基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、露光後に残留して付着した不要な液体あるいは露光中に飛散して付着した不要な液体を除去することにより、この不要な液体による露光精度の劣化を防止することができ、所望のパターンを精度良く基板上に形成することが可能となる。

Claims (55)

  1. 投影光学系と基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と液体とを介して前記基板上にパターンの像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記投影光学系の像面付近に配置され、液体が付着している部品に対して断続的に気体を吹き付けてその液体を除去する液体除去機構を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 投影光学系と基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と液体とを介して前記基板上にパターンの像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記投影光学系の像面付近に配置され、液体が付着している部品に対して気体を吹き付けてその液体を除去する液体除去機構を備え、
    前記液体除去機構は、吹き付ける気体の流速を変化させながら気体を吹き付けることを特徴とする露光装置。
  3. 前記液体除去機構は気体吹出口を有し、前記気体吹出口は前記部品に対して相対的に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 前記液体除去機構は、前記液体が付着している部品を加振する加振装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  5. 投影光学系と基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と液体とを介して前記基板上にパターンの像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記投影光学系の像面付近に配置された部品に付着している液体を除去するために該部品を加振する加振装置を有する液体除去機構を備えたことを特徴とする露光装置。
  6. 前記部品はその一部を支持されており、前記加振装置は、前記一部を支持された部品の自由端を加振することを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  7. 前記加振装置は、圧電素子を含むことを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  8. 前記加振装置は、前記部品の複数位置を加振して、その部品に進行波を生成することを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  9. 前記部品に付着している液体は、残留した液体及び露光中の基板上より飛散した液体のうちの少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  10. 前記液体除去機構による液体除去動作は、前記基板に対する露光動作と並行して行われることを特徴とする請求項1〜9に記載の露光装置。
  11. 投影光学系と基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と液体とを介して前記基板上にパターンの像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記投影光学系の像面付近に配置された部品上に、露光中の基板上より飛散して付着した液体を除去する液体除去機構を備えたことを特徴とする露光装置。
  12. 投影光学系と基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と液体とを介して前記基板上にパターンの像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記基板に対する露光動作と並行して、前記投影光学系の像面付近に配置された部品上に付着している液体を除去する液体除去機構を備えたことを特徴とする露光装置。
  13. 前記液体除去機構は、前記部品に対して気体を吹き付ける気体吹出口を有することを特徴とする請求項12記載の露光装置。
  14. 前記液体除去機構は、前記部品に付着した液体を吸引する吸引装置を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  15. 前記液体除去機構は、乾燥気体を供給する乾燥装置を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  16. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材に設けられていることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  17. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材の少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  18. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材上に設けられ、光が照射される受光部を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  19. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材の位置情報を計測するための干渉計からの光が照射される反射鏡を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  20. 前記液体除去機構は、前記干渉計近傍に設けられていることを特徴とする請求項19記載の露光装置。
  21. 前記液体除去機構は、前記干渉計を挟んで両側に設けられていることを特徴とする請求項19記載の露光装置。
  22. 前記液体除去機構による液体除去処理は、前記干渉計の計測結果に基づいて行われることを特徴とする請求項19に記載の露光装置。
  23. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材上に設けられ、前記投影光学系を介してその像面側に照射される光を受光する受光器を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  24. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材上に設けられた光透過部材と、前記光透過部材を介した光を受光する受光素子とを備え、前記部品は前記光透過部材を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  25. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材に設けられている基準部材を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  26. 前記部品は、前記基板の露光中に液体に接触することを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  27. 前記部品は、前記投影光学系の先端の部品を含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  28. 液体の供給を行う供給ノズルを有する液体供給機構を備え、
    前記部品は、前記供給ノズルを含むことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  29. 液体の回収を行う回収ノズルを有する液体回収機構を備え、
    前記部品は、前記回収ノズルを含むことを特徴とする請求項に12記載の露光装置。
  30. 前記液体除去機構は、基板交換位置に設けられていることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  31. 前記部品より除去された液体を回収する第2液体回収機構を備えたことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  32. 前記第2液体回収機構は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材の外側に設けられていることを特徴とする請求項31記載の露光装置。
  33. 前記第2液体回収機構は、前記基板保持部材の外側に設けられ、前記部品より除去された液体を処理する処理機構を有することを特徴とする請求項32記載の露光装置。
  34. 前記処理機構は、前記基板保持部材の外側に設けられ、液体を回収する樋部材と、前記樋部材で回収された液体を排出する排出機構とを備えることを特徴とする請求項33記載の露光装置。
  35. 前記基板上に複数設定されたショット領域を順次露光し、
    前記液体除去機構による液体除去処理は、第1のショット領域の露光完了後であって次の第2のショット領域の露光開始までの少なくとも一部の期間において行われることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  36. 前記第1のショット領域と第2のショット領域とは1つの基板上に設定されていることを特徴とする請求項35記載の露光装置。
  37. 前記第1のショット領域は第1の基板上に設定され、前記第2のショット領域は前記第1の基板の次の第2の基板上に設定されていることを特徴とする請求項35記載の露光装置。
  38. 前記第1のショット領域と第2のショット領域との間の期間で液体除去処理を行う際、前記第1のショット領域のショット情報が記憶され、液体除去処理後、前記記憶情報に基づいて第2のショット領域に対する露光処理が開始されることを特徴とする請求項35に記載の露光装置。
  39. 前記液体除去機構による液体除去処理は、定期的に行われることを特徴とする請求項11〜38に記載の露光装置。
  40. 前記部品の上側に、前記部品に対する液体の付着を防止するための庇部材が設けられたことを特徴とする請求項39に記載の露光装置。
  41. 投影光学系と基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と液体とを介して前記基板上にパターンの像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記投影光学系の像面付近に配置された部品の上側に、前記部品に対する液体の付着を防止するための庇部材が設けられたことを特徴とする露光装置。
  42. 前記部品は、前記基板を保持して移動可能な基板保持部材の側部に取り付けられていることを特徴とする請求項41に記載の露光装置。
  43. 前記部品は、前記基板保持部材の位置情報を計測するための干渉計からの光が照射される反射鏡を含むことを特徴とする請求項42記載の露光装置。
  44. 前記庇部材の少なくとも上面は撥液性であることを特徴とする請求項40〜43に記載の露光装置。
  45. 前記庇部材の下方に配置された樋部材を有することを特徴とする請求項40〜44に記載の露光装置。
  46. 前記樋部材の大きさは、前記庇部材の大きさ、庇部材と樋部材との距離、及び庇部材を支持し前記基板を保持して移動可能な基板保持部材の移動速度に応じて設定されていることを特徴とする請求項45記載の露光装置。
  47. 前記庇部材を加振する加振装置を有することを特徴とする請求項41に記載の露光装置。
  48. 投影光学系と基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と液体とを介して前記基板上にパターンの像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記基板を保持する保持面を有し、前記投影光学系に対して移動可能なステージと、
    前記ステージの周囲に配置され、液体を受ける面が前記保持面よりも下方に位置するように設定された液体受け部材とを備えたことを特徴とする露光装置。
  49. 基板に供給された液体を介して前記基板上に像を投影することによって前記基板を露光する露光装置において、
    前記基板を保持して移動可能なステージと、
    前記ステージの位置に関する情報を検出するために該ステージに設けられた位置検出部材と、
    前記位置検出部材に付着した液体を除去する液体除去機構とを備えたことを特徴とする露光装置。
  50. 請求項40〜請求項49に記載の露光装置を用いることを特徴とするデバイス製造方法。
  51. 基板に液体による液浸領域を形成し、前記液浸領域の液体を介して前記基板上に像を投影することで前記基板を露光する露光装置であって、
    前記基板を保持して移動可能なステージ装置と、
    前記ステージ装置の位置情報を検出する干渉計と、
    前記ステージ装置に設けられて前記干渉計からの計測光を反射する反射面と、を備え、
    前記反射面の上端が、前記液浸領域よりも下方に位置することを特徴とする露光装置。
  52. 基板に供給された液体を介して前記基板上に像を投影することで前記基板を露光する露光装置であって、
    前記基板を保持して移動可能な基板保持部材と、
    前記基板保持部材の位置情報を検出する干渉計と、
    前記基板保持部材の上面に設置された撥液性を有する板状部材と、
    前記板状部材の下方で前記基板保持部材に設けられ、前記干渉計からの計測光を反射する反射面と、を備え、
    前記計測光が前記反射面に入射する方向に関し、前記板状部材の端部の少なくとも一部が前記反射面よりも前記入射方向側に突出していることを特徴とする露光装置。
  53. 投影光学系によって像を基板に形成する露光装置であって、
    前記基板を保持して少なくとも平面内での移動が可能な基板保持部材と、
    前記基板保持部材の前記平面内での位置情報を検出する干渉計と、
    前記基板保持部材に設けられ、前記干渉計からの計測光を反射する反射面と、を備え、
    前記計測光が前記反射面に入射する光路の少なくとも一部が、前記基板保持部材の少なくとも一部の下方を通過することを特徴とする露光装置。
  54. 前記基板保持部材は、前記平面と直交する軸と平行な方向に対しても移動可能であることを特徴とする請求項53に記載の露光装置。
  55. 前記露光装置は、前記投影光学系と前記基板との間を液体で満たし、前記投影光学系と前記液体とを介して前記基板上に像を投影することで前記基板を露光する露光装置であって、前記基板保持部材の少なくとも一部は、前記反射面に対する前記液体の付着を防止するための部材であることを特徴とする請求項53に記載の露光装置
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