JP5098019B2 - 極端紫外光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置の光源として用いられる極端紫外(EUV:extreme ultra violet)光源装置において、EUV光と共に生成される飛散物が付着した光学素子を洗浄する光学素子洗浄方法及び光学素子洗浄装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って光リソグラフィにおける微細化が急速に進展しており、次世代においては、100nmから70nmの微細加工、更には50nm以下の微細加工が要求されるようになる。そのため、例えば、50nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光源と縮小投影反射光学系(catadioptric system)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光源としては、ターゲットにレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(laser produced plasma:レーザ励起プラズマ)光源(以下において、「LPP式EUV光源装置」ともいう)と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(discharge produced plasma:レーザ励起プラズマ)光源と、軌道放射光を用いたSR(synchrotoron radiation)光源の3種類がある。これらの内でも、LPP光源は、プラズマ密度をかなり大きくできるので黒体輻射に近い極めて高い輝度が得られ、ターゲット物質を選択することにより必要な波長帯のみの発光が可能であり、ほぼ等方的な角度分布を持つ点光源であるので光源の周囲に電極等の構造物がなく、2πsteradianという極めて大きな捕集立体角の確保が可能であること等の利点から、数十ワット以上のパワーが要求されるEUVリソグラフィ用の光源として有力であると考えられている。
ここで、LPP方式によるEUV光の生成原理について説明する。真空チャンバ内に供給されるターゲット物質に対してレーザビームを照射すると、ターゲット物質が励起してプラズマ化する。このプラズマから、EUV光を含む様々な波長成分が放射される。真空チャンバ内には所望の波長成分(例えば、13.5nmの波長を有する成分)を選択的に反射するEUVコレクタミラーが設置されており、このEUVコレクタミラーによってEUV光が反射集光され、露光器に出力される。ターゲット物質としては錫(Sn)、リチウム(Li)、キセノン(Xe)等が用いられるが、中でも高いEUV変換効率が得られる錫(Sn)が有望視されている。また、EUVコレクタミラーの反射面には、例えば、モリブデン(Mo)の薄膜とシリコン(Si)の薄膜とを交互に積層した多層膜(Mo/Si多層膜)が形成されている。
このようなLPP式EUV光源装置においては、特に固体のターゲットを用いる場合に、プラズマ及びターゲットから放出される中性粒子やイオンによる影響が問題となっている。EUVコレクタミラーはプラズマ近傍に設置されるので、プラズマ及びターゲットから放出される中性粒子は、EUVコレクタミラーの反射面に付着してミラーの反射率を低下させる。一方、プラズマから放出されるイオンは、EUVコレクタミラーの反射面に形成されている多層膜を削り取る(本願においては、このことを「スパッタリング」ともいう)。本願明細書では、こうした中性粒子やイオンが光学素子に及ぼす悪影響を汚染と称している。なお、中性粒子やイオンを含むプラズマからの飛散物やターゲット物質の残骸は、デブリ(debris)と呼ばれている。
EUVコレクタミラーは、高い反射率を維持するために、例えば0.2nm(rms)程度の高い表面平坦性が要求されており、非常に高価である。そのため、EUVコレクタミラーを頻繁に交換するとなると、メンテナンス時間が増加するだけでなく運転コストが上昇することになる。そこで、露光装置の運転コストの削減や、メンテナンス時間の低減等の観点から、EUVコレクタミラーの長寿命化が望まれている。露光用EUV光源装置におけるミラー寿命は、例えば、反射率が10%低下するまでの期間として定義され、少なくとも1年間の寿命が要求されている。
上述したように、EUVコレクタミラーの表面にはデブリが付着し金属膜を形成する。金属膜はEUV光を吸収するため、EUVコレクタミラーの反射率が低下する。仮に金属膜の光透過率が約95%であるとすると、EUVコレクタミラーの反射率は約90%となる。EUVコレクタミラーの寿命を1年以上にするには、13.5nmの波長を有するEUV光に対して、EUVコレクタミラーの反射率の低下を10%以内にしなければならない。このためには、EUVコレクタミラーの反射面における金属膜の付着量(厚さ)の許容値は、リチウムで約5nmであり、錫に至っては約0.75nmといった非常に僅かな値である。
デブリはEUVコレクタミラーだけでなく、チャンバ内のあらゆる部品に付着する。特に、レーザビームやEUV光の光路に設けられた光学素子にデブリが付着すると、EUV光源装置の出力低下を招く。また、センサ類などに設けられた光学素子にデブリが付着すると、センサ感度の低下を招く。こうした不具合を防止するためには、チャンバ内の各光学素子から定期的に金属膜を除去することが必要である。
しかし、金属膜を形成するデブリ粒子の付着力は大きいため、光学素子に付着するデブリに物理的な洗浄作用を付与しても光学素子からデブリを十分に除去できなかった。そこで、光学素子に付着するデブリに化学的な洗浄作用や加熱の洗浄作用を付与することによって、光学素子からデブリを除去する技術が下記特許文献で開示されている。
特許文献1には、チャンバのウインドウをフッ化カルシウムやフッ化マグネシウムのシールドで覆い、ウインドウにデブリが付着することを防止する技術が開示されている。この技術ではシールドを洗浄している。具体的には、ガスやプラズマを用いてシールド表面を化学的にエッチングする方法や、シールド自体を加熱してシールド表面に付着したデブリを液化あるいは蒸発させてシールド表面から離脱させる方法によって洗浄している。
米国特許出願公開第2007/0018122号明細書
上述したように、ターゲット物質としては、高いEUV変換効率が得られる錫(Sn)が有望視されている。
特許文献1のエッチング方法では、錫のデブリを洗浄するために臭化水素(HBr)や塩素(Cl2)などのガスやそれらをプラズマ化したエッチャントが使用される。しかし、この方法をEUVコレクタミラーの洗浄に用いると次のような問題が生じる。EUVコレクタミラーの反射面にはMo/Si多層膜が形成されている。特許文献1のエッチング方法によってEUVコレクタミラーをエッチングすると、反射面の金属膜がエッチングされるだけでなく反射面自体すなわちMo/Si膜までエッチングされる。このためEUVコレクタミラーの平坦度が損なわれるだけでなく、EUVコレクタミラーの短命化を招く。
また、特許文献1のデブリを蒸発させる方法には次のような問題がある。例えば、錫のデブリを蒸発させるためには光学素子自体を300℃以上に加熱する必要がある。光学素子の反射面や透過面は種々のコーティング物質で被覆されているが、光学素子を300℃以上に加熱すると、コーティング物質の熱膨張率の差に起因する疲労破壊やコーティング物質間の熱拡散により、反射率や透過率が劣化する。
したがって、従来の洗浄方法では、長期間に渡って光学素子本来の反射率や透過率を維持し、EUVコレクタミラーの耐用期間を延ばすことは期待できなかった。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、チャンバ内のターゲットをレーザビームで励起することによって生成されるプラズマからEUV光と共に放出されるデブリを、チャンバ内に設けられた光学素子にダメージを与えることなくその表面から除去できるようにし、光学素子の耐用期間を延ばすことを解決課題とするものである。
第1発明は、
チャンバ内のターゲットをレーザビームで励起することによって生成されるプラズマから極端紫外光と共に放出された飛散物を、チャンバ内の光学素子から除去する極端紫外光源装置の光学素子洗浄方法において、
ターゲットを固体の錫とし且つこの固体の錫の励起源をCO2レーザにすることによって、プラズマから放出される飛散物の大きさをナノサイズ以下にし、
光学素子に付着するナノサイズ以下の飛散物に、当該飛散物の付着力を断ち切る作用を付与すること
を特徴とする。
第2発明は、
チャンバ内のターゲットをレーザビームで励起することによって生成されるプラズマから極端紫外光と共に放出された飛散物を、チャンバ内の光学素子から除去する極端紫外光源装置の光学素子洗浄装置において、
ターゲットを固体の錫とし、
固体の錫の励起源をCO2レーザとし、
固体の錫をCO2レーザで励起することによって生成されるプラズマから放出されて光学素子に付着したナノサイズの飛散物に、当該飛散物の付着力を断ち切る作用を付与する洗浄手段を備えたこと
を特徴とする。
第3発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子に付着したナノサイズの飛散物を払拭する払拭手段を有すること
を特徴とする。
第4発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子に付着したナノサイズの飛散物をスパッタリングによって除去するスパッタリング手段を有すること
を特徴とする。
第5発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子に付着したナノサイズの飛散物にレーザ光を照射して、当該飛散物をレーザ光の照射により発生する熱衝撃波で光学素子から離脱させるレーザ光照射手段を有すること
を特徴とする。
第6発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子に付着したナノサイズの飛散物に水分を供給する水分供給手段と、
水分を含んだ飛散物にレーザ光を照射して、当該飛散物を水分と共に蒸発させるレーザ光照射手段と、を有すること
を特徴とする。
第7発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子に付着したナノサイズの飛散物に不活性ガスを噴射して、当該飛散物を不活性ガスの噴射圧で光学素子から剥離させるガス噴射手段を有すること
を特徴とする。
第8発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子に付着したナノサイズの飛散物に粒子を噴射して、当該飛散物を粒子の噴射圧で光学素子から剥離させる粒子噴射手段を有すること
を特徴とする。
第9発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
前記チャンバ内に液体を満たし、光学素子に付着したナノサイズの飛散物を液体によって除去する液体充満手段を有すること
を特徴とする。
第10発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子に付着したナノサイズの飛散物に液体を噴射して、当該飛散物を液体の噴射圧又は洗浄力で光学素子から剥離させる液体噴射手段を有すること
を特徴とする。
第11発明は、第2発明において、
前記洗浄手段は、
光学素子を振動して、光学素子に付着したナノサイズの飛散物を光学素子から離脱させる振動手段を有すること
を特徴とする。
第12発明は、第2発明において、
前記光学素子は、
他の光学素子を覆うようにして当該他の光学素子とプラズマ発生領域との間に設けられ、当該他の光学素子に飛散物が付着することを防止する透過性の防護板を含むことを
特徴とする。さらに、付記的事項として、本願明細書には、チャンバ内の錫ターゲットを前記チャンバに設けられた光学素子の窓からCO2レーザービームで励起する極端紫外光源装置であって、
前記CO2レーザービームが前記錫ターゲットを励起するプラズマ発生領域と前記窓を有する側の前記チャンバの内壁との間に設けられた前記CO2レーザービームを透過するデブリ防護光学素子と、
前記デブリ防護光学素子の第1の領域は、前記窓と前記プラズマ発生領域との空間に位置し、前記デブリ防護光学素子の第2の領域は、前記チャンバの内壁と前記プラズマ発生領域との空間に位置し、
前記第2の領域を囲う洗浄室と、
前記デブリ防護光学素子の第1の領域を第2の領域を交代させる駆動手段と
前記洗浄室内であって、前記デブリ防護光学素子の第2の領域に接するブラシを有すること特徴とする発明を含む。さらに、本願明細書には、前記ブラシを前記デブリ防護光学素子との化学反応が許容できる程度まで希釈された洗浄液に浸潤させる手段を有することを特徴とする発明を含む。さらに本願明細書には、前記デブリ防護光学素子は回転軸を有し、この回転軸が前記駆動手段と連結していることを特徴とする発明を含む。
本発明は、EUV光源装置において、ターゲットを固体の錫(Sn)とし、ターゲットの励起源をCO2レーザとし、固体の錫をCO2レーザから出力されるレーザビームで励起することによってプラズマから放出するデブリの大きさをナノサイズ以下にしたうえで、光学素子に付着するナノサイズのデブリに対して、デブリの付着力を断ち切る作用を付与することとしている。
本発明者らは、固体の錫をCO2レーザで励起すると、プラズマから放出されるデブリの多くがサブナノ〜ナノサイズの粒子(分子・原子レベル)になることを発見した。これは従来知られていなかった現象である。マイクロサイズのデブリの付着力を断ち切ることは困難であるが、サブナノ〜ナノサイズのデブリの付着力を断ち切ることは比較的容易である。
例えば、光学素子表面のデブリを払拭したり、光学素子表面のデブリをスパッタリングしたり、光学素子表面のデブリにレーザ光を照射して熱衝撃波を発生させたり、光学素子表面のデブリに水分を浸潤させて水分と共に蒸発させたり、光学素子表面のデブリをガス・流体・液体で吹き飛ばしたり、光学素子表面のデブリを洗浄液で洗浄したり、光学素子表面のデブリに振動をあたえたり、することでサブナノ〜ナノサイズのデブリの付着力を断ち切ることが可能である。
本発明によれば、固体の錫のターゲットをCO2レーザで励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、その付着力を断ち切るのは容易である。そこで、光学素子に付着するなナノサイズのデブリに対して付着力を断ち切るような力又はエネルギーを作用させることによって、光学素子からナノサイズのデブリを除去することができる。こうして光学素子の耐用期間を延ばすことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の各実施形態を説明する前に、本発明に係るEUV光源装置の基本的な構成について、図1を参照して説明する。なお、後述する全ての実施形態は、図1を用いて説明する構成を有するものとする。
図1は本発明に係るEUV光源装置の基本的な構成を示す図である。本発明に係るEUV光源装置は、レーザビームをターゲットに照射して励起させてEUV光を生成するレーザ励起プラズマ(LPP)方式を採用している。
図1に示すように、EUV光源装置は、EUV光4の生成が行われる真空チャンバ10と、Snターゲット1に照射される励起用レーザビーム2を生成するCO2レーザ13と、CO2レーザ13によって生成される励起用レーザビーム2を集光するレーザ集光光学系14と、Snターゲット1に励起用レーザビーム2が照射されることによって発生するプラズマ3から放出されるEUV光4を集光して出射するEUVコレクタミラー15と、一定の短波長側のEUV光を露光器側に透過させるSPF16(材質はZr、Si、Moのいずれか)と、EUV光源装置全体を制御する制御部30とを備えている。
真空チャンバ10には、励起用レーザビーム2を導入する導入窓18(材質はZnSe、BaF2、NaCl、Si、Ge、CsI、KRS−5のいずれか)が設けられている。また、EUVコレクタミラー15で反射されたEUV光4を露光器に導出する導出窓側にはゲートバルブ10aが設けられている。なお、露光器の内部も、真空チャンバ10の内部と同様に、真空又は減圧状態に保たれる。
Snターゲット1は固体の錫(Sn)である。固体の錫の形態としては、ワイヤー状、テープ状、プレート状、ロッド状、球状等様々な形態が可能である。また、除熱のために心材に錫をコーティイングしたものでも良い。心材としては、例えば熱伝導性に優れる銅(熱伝導率390W/mk)、タングステン(熱伝導率130W/mk)、モリブデン(熱伝導率145W/mk)等や、融点の高いタングステン(融点3382℃)、タンタル(融点2996℃)、モリブデン(融点2622℃)等を使用することができる。あるいは、多層構造を有する材料を使用しても良い。例えば、硬質材料を切断する際に使用されるステンレスの芯線に銅及びダイヤモンドの多層コーティングを施したワイヤーなどを使用することができる。また、熱伝導性に優れたヒートパイプを使用しても良い。
また、Snターゲット1は、図示しないターゲット供給装置によって真空チャンバ10内に供給され、同じく図示しないターゲット回収装置によって真空チャンバ10外に回収される。ターゲット位置検出器11(材質はBK7、SiO2のいずれか)は光学素子を備えた位置センサを有し、この位置センサでターゲット供給装置から真空チャンバ10の内部に供給されたSnターゲット1の位置を検出する。ターゲット位置検出器11の検出結果は制御部30に出力される。制御部30はターゲット供給装置を制御する。そして、ターゲット1が所望の位置に調整される。
CO2レーザ13は、高い繰り返し周波数(例えば、パルス幅が数n秒〜数十n秒程度、周波数が1kHz〜100kHz程度)でパルス発振可能なレーザビーム源である。レーザ集光光学系14は、少なくとも1つのレンズ及び/又は少なくとも1つのミラーで構成される。図1においては、レーザ集光光学系14(材質はCu、Si、Mo、Auのいずれか)として集光ミラーが示されているが、他のレンズやミラーで構成することも可能である。また、図1においては、レーザ集光光学系14が真空チャンバ10の内部に設けられているが、真空チャンバ10の外部に設けられる場合もある。レーザ集光光学系14は制御部30によって制御される駆動装置に取り付けられており、駆動装置の動作によって位置を調整する。CO2レーザ13から出射したレーザビーム2はレーザ集光光学系14に入射した後に、真空チャンバ10内の所定の位置に集光され、Snターゲット1に照射される。レーザビーム2が照射されたSnターゲット1は一部が励起してプラズマ化し、このプラズマ3から様々な波長成分が放射される。
EUVコレクタミラー15は、プラズマ3から放射される様々な波長成分の内から、所定の波長成分(例えば、13、5nm付近のEUV光)を選択的に反射することにより集光する集光光学系である。EUVコレクタミラー15は凹状の反射面を有しており、この反射面には、例えば、波長が13.5nm付近のEUV光を選択的に反射するためのモリブデン(Mo)及びシリコン(Si)の多層膜が形成されている。図1において、EUVコレクタミラー15によりEUV光が右方向に反射され、EUV中間集光点に集光された後、露光器に出力される。なお、EUV光の集光光学系は、図1に示すEUVコレクタミラー15に限定されず、複数の光学部品を用いて構成しても良いが、EUV光の吸収を抑えるために反射光学系とすることが必要である。
さらに、このEUV光源装置は、EUV光パワー検出器24を備える。EUV光パワー検出器24は、例えば、ジルコニウム(Zr)フィルタ及びフォトダイオードによって構成される。フィルタの材質はZr以外にSiまたはMoでもよい。ジルコニウムフィルタは、波長が20nm以上の光をカットする。フォトダイオードは、入射した光の強度又はエネルギーに応じた検出信号を制御部30に出力する。
真空チャンバ10には真空ポンプ35が接続されている。真空ポンプ35は、真空チャンバ10を真空引きしており、後述する各実施形態にて光学素子から除去されたデブリを回収している。
本発明で固体の錫とCO2レーザを用いるのは、固体の錫とCO2レーザを組み合わせることによって、プラズマから放出されるデブリの多くがサブナノ〜ナノサイズの粒子(分子・原子レベル)になるためである。これは従来知られていなかった現象であり、本発明者らが行った下記実験によって新たに発見されたものである。
図2は本発明者らが行った実験の装置構成を示す図である。
この装置は、プレート状の錫1′と、錫1′の表面に対する鉛直方向に配置されたTEA−CO2レーザ13′と、錫1′の表面に対する鉛直方向から約30度傾いた方向であって錫から約120mmだけ離間した位置に配置された分析用のMo/Siサンプルミラー15′とを備える。本発明者らは、TEA−CO2レーザ13′のエネルギーを約15〜25mJ程度、パルス時間半値幅10ns、集光スポットサイズ約100μm程度において、EUV発光が十分可能な条件のレーザビームを15万ショット以上照射して、Mo/Siサンプルミラー15′に付着したデブリを観察した。
図3は本発明者らが行った実験によって得られた金属膜の断面写真である。図4は真空蒸着によって得られた金属膜の断面写真であり、本実験の比較例である。
図3からは、Mo/Siサンプルミラー15′の表面に金属膜が形成されていることを確認できる。しかしながら、図3からは、Mo/Siサンプルミラー15′の表面に粒子が付着していることは確認できない。一方、真空蒸着によってサンプル表面にマイクロサイズの錫を付着させた場合は、図4に示すように、サンプル表面にマイクロサイズの粒子が付着していることを確認できる。これらの結果から、Mo/Siサンプルミラー15′の表面に形成される金属膜は、マイクロサイズより小さいサブナノ〜ナノサイズ程度の粒子によって構成されていると推測される。すなわち、固体の錫をCO2レーザで励起した場合に、プラズマから放出されるデブリの多くはサブナノ〜ナノサイズ程度であると推測される。
粒径が小さいデブリは粒径が大きいデブリよりも付着力が小さい。デブリがマイクロサイズ程度であると、その付着力は物理的な洗浄作用によって十分に断ち切ることができないが、デブリがナノサイズ程度であれば、その付着力は物理的な洗浄作用によって十分に断ち切ることが可能であると推測される。つまり、固体の錫をCO2レーザで励起することによってデブリをナノサイズにしたうえで、デブリの付着力を断ち切る作用を付与するようにすれば、物理的な洗浄作用程度の小さな力で光学素子からデブリを除去できるようになる。以下で、ナノサイズのデブリの付着力を断ち切る作用について、具体的な実施形態を説明する。
図5は第1実施形態の構成を示す図である。なお、図5において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、導入窓18の出力側表面を払拭することによって導入窓18に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10の内部であって、導入窓18の近傍にはスクラバー41が設けられる。スクラバー41は、円柱状の軸部41aの周囲にナイロンやモヘアやPVA(ポリビニルアルコール)やPP(ポリエチレン)などの材質のブラシ部41bを備えた回転式のブラシである。図示しない駆動装置は、スクラバー41を軸中心に回転させつつ導入窓18に沿って摺動させる。スクラバー41は回転式のブラシではなく、固定式のブラシでも良い。
スクラバー41のブラシ部41bに洗浄液、例えば、純水、RCA洗浄液に使用される弱アルカリ性水又は弱酸性水、電界イオン水、オゾン水など、を浸潤させて、弱い化学的洗浄作用を付与しても良い。洗浄液を使用すれば、スクラバー41による洗浄効果がさらに向上する。但し、洗浄液は光学素子との化学反応が許容できる程度まで希釈されている必要がある。こうした洗浄液は光学素子との化学的反応が非常に弱いため、コーティング物質や光学基板の本来の反射率や透過率を劣化させることはない。
導入窓18の表面上でスクラバー41を回転させつつ摺動させると、導入窓18に付着するナノサイズのデブリはブラシ部41bによって除去される。本実施形態の洗浄作業はレーザ照射の停止中に行うようにする。洗浄作業を繰り返し行うとスクラバー41自体にデブリが蓄積されるので、スクラバー41自体を定期的に交換又は洗浄することが望ましい。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、スクラバー41の拭き取り作用によって断ち切ることができる。したがって、導入窓18からデブリを除去することが可能である。
本実施形態は導入窓18の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やレーザ集光光学系14やEUVコレクタミラー15やSPF16やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
図6は第2実施形態の構成を示す図である。なお、図6において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、導入窓18の出力側に設けられたデブリ防護板46の表面を払拭することによってデブリ防護板46(材質はZnSe、BaF2、NaCl、Si、Ge、CsI、KRS−5のいずれか)に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10の内部であって、導入窓18の近傍にはレーザビーム2を妨げない形態にて洗浄室45が画設されている。洗浄室45の内部には、円板状のデブリ防護板46が軸支されている。デブリ防護板46は、例えば、ジンクセレン(ZnSe)やフッ化バリウム(BaF2)などで形成された透過性の光学素子である。デブリ防護板46の一部は、洗浄室45の外部であって導入窓18とプラズマ3の発生領域との間に設けられる。デブリ防護板46は回転軸48を中心にして回転し、一部が導入窓18とプラズマ3の発生領域との間に送出される。デブリ防護板45は回転式でなくスライド式であっても良い。
洗浄室45の内部には、デブリ防護板46の表面に接するようにしてスクラバー47が設けられる。スクラバー47は、円柱状の軸部47aの周囲にナイロンやモヘアやPVA(ポリビニルアルコール)やPP(ポリエチレン)などの材質のブラシ部47bを備えた回転式のブラシである。図示しない駆動装置は、スクラバー47を軸中心に回転させる。スクラバー47は回転式のブラシではなく、固定式のブラシでも良い。また、第1実施形態と同様に、ブラシ部47bに洗浄液を浸潤させて、弱い化学的洗浄作用を付与しても良い。
スクラバー41を回転させつつデブリ防護板46を回転させると、デブリ防護板46に付着するナノサイズのデブリはブラシ部41bによって除去される。本実施形態の洗浄作業はレーザ照射中でも行うことができ、レーザを停止させる必要がないため、効率面で優れている。また、真空チャンバ10内の他の光学素子とは別空間の洗浄室45で洗浄が行われるため、デブリ防護板46から除去したデブリが他の光学素子に再度付着することを防止できる。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、スクラバー47の拭き取り作用によって断ち切ることができる。したがって、デブリ防護板46からデブリを除去することが可能である。
本実施形態は導入窓18の洗浄だけでなく、図1に示すターゲット位置検出器11やレーザ集光光学系14などに適用可能である。なお、レーザ集光光学系14であるレンズの材質はZnSe、BaF2、NaCl、Si、Ge、CsI、KRS−5のいずれかを用いる。一方、図1に示すEUVコレクタミラー15やSPF16やEUV光パワー検出器24をデブリ防護板で覆う場合は高い透過率が必要であるが、現状では所望の透過率を満たす材料がないため、本実施形態はこれらの光学素子に適用するには不向きである。
図7は第3実施形態の構成を示す図である。なお、図7において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、プラズマにバイアスをかけるスパッタリング(プラズマエッチング)によってEUVコレクタミラー15の反射面に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10の内部には、導電体基板からなるEUVコレクタミラー15の背後に接続された平面電極51と、プラズマ3の発生領域を挟みEUVコレクトミラー15の反射面に対向するグリッド電極52とが設けられている。平面電極51はブロッキングコンデンサ53を介して13.56MHzのRF電源54に接続され、グリッド電極52はアースに接続される。この構成において、平面電極51をカソード(陰極)とし、グリッド電極52をアノード(陽極)とする。
真空チャンバ10にはガス供給装置55が接続される。ガス供給装置55は、真空チャンバ10の内部に所望の量のエッチャントガス(Arガス)を供給する。また、ガス供給装置55は、マスフローなどの流量制御部を備えており、この流量制御部は、真空チャンバ10の内部を所望の真空度に保つようにエッチャントガスの流量を制御する。真空チャンバ10の内部は数Pa程度以下に保持される。
平面電極51とグリッド電極52との間にRFが印加されると、ガス供給装置55から電極51、52間に流入したArガスがイオン化され、Arプラズマ56が発生する。カソードに到達した電子は、ブロッキングコンデンサ53で回路が遮断されているため、平面電極51を負に帯電させる。Arイオンは、陰極効果で発生した垂直な電界に沿ってEUVコレクタミラー15の反射面に入射する。すると、ArイオンによってEUVコレクタミラー15の物理的なエッチングがなされ、EUVコレクタミラー15の反射面に付着するナノサイズのデブリが除去される。
グリッド電極52はEUV中間集光点へのEUV光の集光を妨げることが少ない。このため、本実施形態の洗浄作業はレーザ照射中でも行うことができ、レーザを停止させる必要がないため、効率面で優れている。アノード側をグリッド電極52に代えて平板状の電極にすることも可能である。その場合は、平板状の電極をスライドさせる駆動装置を設ける。駆動装置は、EUV光源装置の稼働停止中に平板状の電極をEUVコレクタミラー15の対向位置に移動させ、EUV光源装置の稼働中に平板状の電極をEUV光を遮らない位置に退避させる。
本実施形態ではArプラズマ56をCCP(capacitively coupled plasma:容量結合型プラズマ)方式で発生させているが、他の方式でプラズマを発生させても良い。例えば、ECR(electron cyclotron resonance plasma:電子サイクロトロン共鳴プラズマ)、HWP(helicon wave plasma:ヘリコン波励起プラズマ)、ICP(inductively coupled plasma:誘導結合型プラズマ)、SWP(surface wave plasma:マイクロ波励起表面波プラズマ)等の方式を採用することも可能である。
また、本実施形態ではエッチャントガスとしてArガスを用いて物理的なエッチングを行うようにしているが、ArガスにH2、HBr、Br2、Cl2、HClなどの化学反応ガス種を加えて化学的なエッチングも合わせて行うようにしても良い。但し、化学反応ガス種は光学素子との化学反応が許容できる程度まで希釈されている必要がある。こうした化学反応ガス種は光学素子との化学的反応が非常に弱いため、コーティング物質や光学基板の本来の反射率や透過率を劣化させることはない。Arガスに加えて化学反応ガス種を加えることで、エッチャントプラズマイオンの物理的なエッチング作用を主体とした洗浄に化学的なエッチング作用が加わることになり、より高い洗浄効果を得ることができる。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、弱いArイオンのスパッタリング作用によって断ち切ることができる。したがって、EUVコレクタミラー15からデブリを除去することが可能である。Arイオンのエッチング作用は弱いので、基板表面を直接エッチングして本来の反射率・透過率を劣化させることは殆どない。
本実施形態はEUVコレクタミラー15の洗浄だけでなく、例えば図1に示すレーザ集光光学系14やSPF16などに適用可能である。
図8は第4実施形態の構成を示す図である。なお、図8において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、イオンを加速するスパッタリング(イオンミリング)によってEUVコレクタミラー15の反射面に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10の内部には、EUVコレクタミラー15の反射面にビーム出射口を向けたイオンガン58が設けられる。イオンガン58はArイオンを加速したイオンビームを所定角度をもってEUVコレクタミラー15の反射面に照射する。イオンビームがEUVコレクタミラー15の反射面にまんべんなく照射されるように、イオンガン58は真空チャンバ10内を移動する。
イオンガン58から出射されたArイオンは、EUVコレクタミラー15の反射面に入射する。すると、ArイオンによってEUVコレクタミラー15の物理的なエッチングがなされ、EUVコレクタミラー15の反射面に付着するナノサイズのデブリが除去される。本実施形態の洗浄作業はレーザ照射中でも行うことができ、レーザを停止させる必要がないため、効率面で優れている。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、弱いArイオンのイオンミリング作用によって断ち切ることができる。したがって、EUVコレクタミラー15からデブリを除去することが可能である。Arイオンのイオンミリング作用は弱いので、基板表面を直接エッチングして本来の反射率・透過率を劣化させることは殆どない。
本実施形態はEUVコレクタミラー15の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やレーザ集光光学系14やSPF16や導入窓18やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
図9は第5実施形態の構成を示す図である。なお、図9において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、パルスレーザ光の照射に応じて発生する熱衝撃波によって導入窓18及びレーザ集光光学系14に付着するナノサイズのデブリの付着力(van der Waals 力など)を断ち切っている。
真空チャンバ10の外部には、導入窓18を介してレーザ集光光学系14にレーザビーム63を照射するパルスレーザ61と、パルスレーザ61から出射されるレーザビーム63をCO2レーザ13から出射されるレーザビーム2と併合して真空チャンバ10の内部に導入するビームコンバイナ62とが設けられている。
パルスレーザ61は、例えばNd:YAGレーザ(波長1064nm、512nm)、エキシマレーザ(波長248nm、193nm)など、波長が短いものが適している。また、本実施形態ではレーザビーム2、63が透過する導入窓18にBaF2が用いられる。
パルスレーザ61から出射されたレーザビーム63は、ビームコンバイナ62で反射し、導入窓18を透過し、レーザ集光光学系14に入射する。レーザビーム63が導入窓18の出射面とレーザ集光光学系14の反射面に照射されると、それらの光学素子18、14に熱衝撃波が発生する。すると、それらの光学素子18、14に付着していたナノサイズのデブリの付着力が断ち切られる。
本実施形態では導入窓18を介してレーザ集光光学素子14にレーザビーム63が入射されており、導入窓18とレーザ集光光学素子14とを同時に洗浄できるという点で優れている。しかし、他の導入窓を設けて、その導入窓を介してレーザ集光光学素子14にレーザビーム63が入射されるようにしても良い。その場合は、ビームコンバイナ62は必要無い。さらに、洗浄効果を最適にするためには、レーザビーム63のエネルギー密度が所望の密度になるように、レーザビーム63を拡大あるいは縮小する光学系を設けることが望ましい。また、レーザビーム63の断面面積が導入窓18やレーザ集光光学素子14の洗浄面積よりも小さい場合は、レーザビーム63をスキャンできるような駆動装置を設けても良い。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、パルスレーザ光の熱衝撃波作用によって断ち切ることができる。したがって、導入窓18やレーザ集光光学系14からデブリを除去することが可能である。
本実施形態は導入窓18やレーザ集光光学系14の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やEUVコレクタミラー15やSPF16やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
図10は第6実施形態の構成を示す図である。なお、図10において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、水分の蒸発に伴い発生する力によってレーザ集光光学系14に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10には、チャンバ内外に光を透過自在にする導入窓65が設けられ、真空チャンバ10の外部には、導入窓65を介してレーザ集光光学系14にレーザビーム66を照射するパルスレーザ67と、真空チャンバ10内に配置された噴出口68aからレーザ集光光学系14に純水を吹き付ける水分供給装置68が設けられる。また、パルスレーザ67と導入窓65との間には、レーザ集光光学系14にレーザビーム66を集光するレンズ69が設けられる。
最初に、真空チャンバ10がゲートバルブ10b、10cで閉鎖され、レーザ集光光学系14の周辺が隔離されて洗浄室10′が形成される。次に、水分供給装置68の噴出口68aからレーザ集光光学系14に純水が吹き付けられる。または、水分供給装置68の噴出口68aから洗浄室10′の内部に水蒸気が噴霧され、洗浄室10′の内部が水蒸気で満たされる。このとき、レーザ集光光学系14の表面に形成された金属膜に水分が浸潤し、ナノサイズの各デブリ間に水分が入り込む。この状態で、パルスレーザ67からレーザ集光光学系14にレーザビーム66が照射される。すると、レーザ集光光学系14の表面上の水分が瞬間的に蒸発し、その蒸発に伴い発生する力によってナノサイズのデブリの付着力が断ち切られる。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、水分の蒸発に伴い発生する力の作用によって断ち切ることができる。したがって、レーザ集光光学系14からデブリを除去することが可能である。
本実施形態はレーザ集光光学系14の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やEUVコレクタミラー15やSPF16や導入窓18やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
図11は第7実施形態の構成を示す図である。なお、図11において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、EUVコレクタミラー15の反射面にガスを噴射することによってEUVコレクタミラー15に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10の内部には、EUVコレクタミラー15の反射面に噴射口を向けたガスノズルヘッド71が設けられる。ガスノズルヘッド71は可撓性を有する配管72を介して圧縮器73に接続される。圧縮器73はN2、Ar、Heなどの不活性ガスを圧縮し、圧縮した不活性ガスをガスノズルヘッド71からEUVコレクタミラー15の反射面に高速で噴射する。不活性ガスがEUVコレクタミラー15の反射面にまんべんなく噴射されるように、ガスノズルヘッド71は真空チャンバ10内を移動する。また、複数のガスノズルヘッド71によって、不活性ガスがEUVコレクタミラー15の反射面にまんべんなく噴射されるようにしても良い。さらに、複数のガスノズルヘッド71が移動するようにしても良い。
ガスノズルヘッド71から噴射された不活性ガスは、EUVコレクタミラー15の反射面に高速で吹き付けられる。すると、不活性ガスの噴射圧によってEUVコレクタミラー15の反射面に付着するナノサイズのデブリが除去される。本実施形態の洗浄作業はレーザ照射中でも行うことができ、レーザを停止させる必要がないため、効率面で優れている。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、不活性ガスの噴射作用によって断ち切ることができる。したがって、EUVコレクタミラー15からデブリを除去することが可能である。
本実施形態はEUVコレクタミラー15の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やレーザ集光光学系14やSPF16や導入窓18やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
図12は第8実施形態の構成を示す図である。なお、図12において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、EUVコレクタミラー15の反射面に粒子を噴射することによってEUVコレクタミラー15に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10の内部には、EUVコレクタミラー15の反射面に噴射口を向けたドライアイスノズルヘッド76が設けられる。ドライアイスノズルヘッド76は可撓性を有する配管77を介して圧縮器78に接続される。圧縮器78はCO2、N2、Arなどの気体を低温圧縮し、低温圧縮した気体をドライアイスノズルヘッド76からEUVコレクタミラー15の反射面に高速で排出する。排出された気体は断熱膨張の作用でドライアイスのジェットとなる。粒子がEUVコレクタミラー15の反射面にまんべんなく噴射されるように、ドライアイスノズルヘッド76は真空チャンバ10内を移動する。また、複数のドライアイスノズルヘッド76によって、粒子がEUVコレクタミラー15の反射面にまんべんなく噴射されるようにしても良い。さらに、複数のドライアイスノズルヘッド76が移動するようにしても良い。また、圧縮器78を低温液体加圧器にしてCO2、N2、Arなどの液体を使用しても良い。
ドライアイスノズルヘッド76から噴射されたドライアイスは、EUVコレクタミラー15の反射面に高速で吹き付けられる。すると、ドライアイス粒子の衝突によってEUVコレクタミラー15の反射面に付着するナノサイズのデブリが除去される。本実施形態の洗浄作業はレーザ照射中でも行うことができ、レーザを停止させる必要がないため、効率面で優れている。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、粒子の噴射作用によって断ち切ることができる。したがって、EUVコレクタミラー15からデブリを除去することが可能である。
本実施形態はEUVコレクタミラー15の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やレーザ集光光学系14やSPF16や導入窓18やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
図13は第9実施形態の構成を示す図である。なお、図13において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、真空チャンバ10内に洗浄液を充満させることによって真空チャンバ10内のあらゆる光学素子に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10には、チャンバ内に洗浄液を供給する洗浄液供給装置81と、チャンバ内から洗浄液を排出する洗浄液排出装置82とが設けられている。洗浄液としては、例えば、純水、RCA洗浄液に使用されるアルカリ性水又は酸性水、電界イオン水、オゾン水などが用いられる。また、流体ファンなどで真空チャンバ10の内部で洗浄液の流れが形成されるようにすることも可能である。また、各光学素子表面にスクラバーを設けて、表面を払拭するようにすることも可能である。また、真空チャンバ10の内部に超音波発生装置を設けて、超音波洗浄することも可能である。
最初に、真空チャンバ10の各種導入・排出口がゲートバルブ10a、10bで閉鎖され、真空チャンバ10内が隔離される。次に、洗浄液供給装置81によって真空チャンバ10の内部に洗浄液が供給され、チャンバ内部が洗浄液で満たされる。各光学素子からナノサイズのデブリが除去される程度の時間が経過すると、洗浄液排出装置82によって真空チャンバ10の内部から洗浄液が排出される。洗浄液の排出が終了すると、ゲートバルブ10a、10bが開放され、真空チャンバ10内が乾燥される。なお、洗浄液の蒸発を促進するために、真空チャンバ10の内部をベーキング用ヒータで加熱しても良い。
本実施形態では、真空チャンバ10内の各光学素子の他に、真空チャンバ10内の各構造物や壁面も合わせて洗浄できる。このため、光学素子の二次汚染、すなわち真空チャンバ10内の各構造物や壁面に付着したデブリが剥離して洗浄後の光学素子に付着することを防止できる。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、洗浄液の作用によって断ち切ることができる。したがって、各光学素子からデブリを除去することが可能である。
図14は第10実施形態の構成を示す図である。なお、図14において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、EUVコレクタミラー15の反射面に洗浄液を噴射することによってEUVコレクタミラー15に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
真空チャンバ10の内部には、EUVコレクタミラー15の反射面に噴射口を向けたウォータノズルヘッド86が設けられる。また、真空チャンバ10の内部から洗浄液を排出する洗浄液排出装置82が設けられている。ウォータノズルヘッド86は可撓性を有する配管87を介して圧縮器88に接続される。圧縮器88は洗浄液、例えば、純水、RCA洗浄液に使用されるアルカリ性水又は酸性水、電界イオン水、オゾン水など、をウォータノズルヘッド86からEUVコレクタミラー15の反射面に高速で噴射する。洗浄液がEUVコレクタミラー15の反射面にまんべんなく噴射されるように、ウォータノズルヘッド86は真空チャンバ10内を移動する。また、複数のウォータノズルヘッド86によって、洗浄液がEUVコレクタミラー15の反射面にまんべんなく噴射されるようにしても良い。さらに、複数のウォータノズルヘッド86が移動するようにしても良い。また、洗浄対象の光学素子周辺の空間を他の光学素子周辺の空間から隔離するバルブ10dを設けても良い。
最初に、真空チャンバ10の各種導入・排出口がゲートバルブ10b、10dで閉鎖され、真空チャンバ10内が隔離される。次に、ウォータノズルヘッド86から噴射された洗浄液が、EUVコレクタミラー15の反射面に高速で吹き付けられる。すると、洗浄液の噴射圧によってEUVコレクタミラー15の反射面に付着するナノサイズのデブリが除去される。洗浄液の噴射が終了すると、洗浄液排出装置82によって真空チャンバ10の内部から洗浄液が排出される。洗浄液の排出が終了すると、ゲートバルブ10a、10dが開放され、真空チャンバ10内が乾燥される。なお、洗浄液の蒸発を促進するために、真空チャンバ10の内部をベーキング用ヒータで加熱しても良い。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、洗浄液の噴射作用によって断ち切ることができる。したがって、EUVコレクタミラー15からデブリを除去することが可能である。
本実施形態はEUVコレクタミラー15の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やレーザ集光光学系14やSPF16や導入窓18やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
図15は第11実施形態の構成を示す図である。なお、図15において、図1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、超音波振動によってEUVコレクトミラー15に付着するナノサイズのデブリの付着力を断ち切っている。
EUVコレクタミラー15の背面にはピエゾ振動子91が取り付けられている。ピエゾ振動子91は交流電源92に接続される。ピエゾ振動子91は交流電源92から供給される電気エネルギーを超音波振動に変換してEUVコレクタミラー15に付与する。
本実施形態によると、固体のSnターゲット1をCO2レーザ13で励起することによってプラズマから放出されるデブリをナノサイズにしている。ナノサイズのデブリの付着力は非常に弱く、超音波振動作用によって断ち切ることができる。したがって、EUVコレクタミラー15からデブリを除去することが可能である。
本実施形態はEUVコレクタミラー15の洗浄だけでなく、真空チャンバ10内のあらゆる光学素子、例えば図1に示すターゲット位置検出器11やレーザ集光光学系14やSPF16や導入窓18やEUV光パワー検出器24などに適用可能である。
以上説明した第1〜第11実施形態を適宜組み合わせることによって、洗浄効果をより強く得られるようにすることも可能である。また、第2実施形態で説明したようなデブリ防護板を設け、デブリ防護板の洗浄に第3〜第11実施形態を適用することも可能である。
本発明に係るEUV光源装置の基本的な構成を示す図。 本発明者らが行った実験の装置構成を示す図。 本発明者らが行った実験によって得られた金属膜の断面写真。 真空蒸着によって得られた金属膜の断面写真。 第1実施形態の構成を示す図。 第2実施形態の構成を示す図。 第3実施形態の構成を示す図。 第4実施形態の構成を示す図。 第5実施形態の構成を示す図。 第6実施形態の構成を示す図。 第7実施形態の構成を示す図。 第8実施形態の構成を示す図。 第9実施形態の構成を示す図。 第10実施形態の構成を示す図。 第11実施形態の構成を示す図。
符号の説明
1…Snターゲット、2…レーザビーム、3…プラズマ、4…EUV光、
10…真空チャンバ、11…ターゲット位置検出器、13…CO2レーザ、
14…レーザ集光光学系、15…EUVコレクタミラー、
18…導入窓、24…EUV光パワー検出器

Claims (4)

  1. チャンバ内の錫ターゲットを前記チャンバに設けられた光学素子の窓からCO2レーザービームで励起し、発生した光をコレクタミラーで反射集光する極端紫外光源装置であって、
    前記チャンバ内にエッチャントガスを供給するガス供給手段と、
    前記コレクタミラーの裏面に接続されたカソードと
    前記CO2レーザービームが前記錫ターゲットを励起するプラズマ発生領域を挟んで前記コレクターミラーに対抗する位置に設けられたグリッド形状のアノードと、
    前記カソードと前記アノード間に接続される電源を有することを特徴とする極端紫外光源装置。
  2. 前記ガス供給手段が、前記コレクタミラーとの化学反応が許容できる程度まで希釈された化学的反応ガス種を加える手段を有することを特徴とする請求項1記載の極端紫外光源装置
  3. チャンバ内の錫ターゲットを前記チャンバに設けられた光学素子の窓からCO2レーザー装置から出射するレーザビームで励起する極端紫外光源装置であって、
    パルスレーザー装置であって、前記チャンバ内の光学素子に付着したデブリにパルスレーザービームを照射して、前記デブリを前記パルスレーザービームの照射により発生する熱衝撃波で前記光学素子から離脱させるパルスレーザー装置と、
    前記CO2レーザー装置と前記窓との間に、前記パルスレーザー装置から出射されるパルスレーザービームと、前記CO2レーザー装置から出射されるレーザービームを併合するように配置されたビームコンバイナを有することを特徴とする極端紫外光源装置。
  4. チャンバ内の錫ターゲットを前記チャンバに設けられた光学素子の窓からCO2レーザービームで励起する極端紫外光源装置であって、
    前記チャンバの内壁の最上部に設けられた第1の開口部と、
    前記開口部に接続され、前記チャンバの外部に設けられた洗浄液供給手段と、
    前記チャンバの内壁の最下部に設けられた第2の開口部と、
    前記第2の開口部を開閉するバルブを有することを特徴とする極端紫外光源装置。
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