JPWO2004038893A1 - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Abstract

断面円形のコイル線をボビンの巻胴部の外周に、各段の軸方向の列数を同じくして多段に巻回するにあたり、奇数段は、コイル線がボビンの第1フランジ部(18)の内周壁面に接して巻胴部回りを略1周した後、コイル線に互いに接するように軸方向に複数列巻回し、最終列のコイル線がボビンの第2フランジ部(19)の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成される一方、偶数段は、第1列が第2フランジ部の内周壁面に接するとともに、最終列が第1フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成された回転電機の回転子。また、隙間Sはコイル線の直径Dに対してD/4≦S≦D/2を満足する。

Description

この発明は、乗用車、トラック、電車等の車両に搭載される回転電機の回転子に関し、特にボビンの巻胴部に巻回される回転子コイルの巻回構造に関するものである。
図17は例えば特開平6−181139号公報に記載された従来の回転電機の回転子コイルの製造方法を説明する正面図である。
この従来の回転子コイルの製造方法においては、図17に示されるように、一対のフランジ1bが巻胴部1aの両端に形成されたボビン1がスピンドル2に取り付けられ、矢印の如く回転される。そして、線材4がノズル3から繰り出され、回転しているボビン1の巻胴部1aに巻き取られる。この時、ノズル3が矢印の方向に往復移動し、線材4が巻胴部1aに整列されて多段に巻回され、回転子コイルが得られる。
しかしながら、従来の回転子コイルの製造方法においては、巻胴部1aの軸方向寸法と線材4の径との関係、径方向に隣接する段間における線材4の位置関係等について何ら考慮されていなかった。そこで、線材4を巻胴部1aに巻回している途中で巻き乱れが発生する。そして、巻回完成後の巻回された線材4で構成されるコイルフィールドの外径が、この巻き乱れに起因してボビン1の軸方向に関して不揃いとなる。その結果、外径が大きくなったコイルフィールドの最外周に位置する線材4がポールの内周壁面と接触し、線材4の絶縁被膜が損傷して絶縁不良を引き起こしてしまうという不具合があった。また、巻き乱れに起因して線材4にかかる荷重のバランスが悪化し、巻回完成後に、コイルフィールドの崩れを引き起こしてしまうという不具合もあった。
本発明は、コイル線をボビンに各段の列数を同じくして多段に巻回してコイルフィールドを構成し、かつ、コイル線とボビンのフランジ部との隙間とコイル線の配列ピッチとの関係を規定して、コイル線の巻回工程における巻き乱れの発生を抑え、均一の外径を有した崩れにくいコイルフィールドを有する回転電機の回転子を得るものである。
本発明による回転電機の回転子では、回転子コイルのコイルフィールドが断面円形のコイル線をボビンの巻胴部の外周に、各段の軸方向の列数を同じくして多段に巻回して構成されている。このコイルフィールドの奇数段は、コイル線がボビンの第1フランジ部の内周壁面に接して巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を互いに接するように軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線がボビンの第2フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成され、コイルフィールドの偶数段は、コイル線が第2フランジ部の内周壁面に接して巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を互いに接するように軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線が第1フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成されている。そして、上記隙間Sが、コイル線の直径Dに対して、D/4≦S≦D/2を満足するようになっている。
また、本発明による回転電機の回転子では、回転子コイルのコイルフィールドが断面円形のコイル線をボビンの巻胴部の外周に、各段の軸方向の列数を同じくして多段に巻回して構成されている。このコイルフィールドの奇数段は、コイル線がボビンの第1フランジ部の内周壁面に接して巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を隙間Gをもって軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線がボビンの第2フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成され、コイルフィールドの偶数段は、コイル線が第2フランジ部の内周壁面に接して巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を隙間Gをもって軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線が第1フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成されている。そして、上記隙間Sが、コイル線の直径Dおよび隙間Gに対して、S=(D+G)/2を満足するようになっている。
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。
図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子に適用されるボビンを示す斜視図である。
図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子におけるボビンの回転子コイルの巻装状態を示す斜視図である。
図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装方法を説明する斜視図である。
図5はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装方法を説明する工程図である。
図6はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装方法を説明する工程図である。
図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装方法を説明する工程図である。
図8はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装状態を示す断面図である。
図9はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装状態を示す断面図である。
図10はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装状態を示す断面図である。
図11はこの発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装状態を示す断面図である。
図12はこの発明の実施の形態3に係る回転電機におけるボビンの要部を示す平面図である。
図13はこの発明の実施の形態3に係る回転電機における回転子コイルの巻装状態を説明する断面図である。
図14はこの発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子におけるボビンを示す側面図である。
図15は図14のXV−XV矢視断面図である。
図16はこの発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。
図17は従来の回転電機の回転子コイルの製造方法を説明する正面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子に適用されるボビンを示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子におけるボビンの回転子コイルの巻装状態を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装方法を説明する斜視図、図5乃至図7はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装方法を説明する工程図である。図8乃至図10はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装状態を示す断面図であり、図8はS>D/2の場合を、図9はS=D/2の場合を、図10はS<D/4の場合を示している。なお、Sは各段におけるコイル線15と第1および第2フランジ部18、19の内周壁面との隙間、Dはコイル線15の直径である。
回転電機の回転子10は、図1に示されるように、電流を流して磁束を発生する回転子コイル11と、この回転子コイル11を覆うように設けられ、回転子コイル11で発生された磁束によって磁極が形成される一対のポールコア12とから構成される。
各ポールコア12は、鉄製で、先細り形状の爪状磁極13がそれぞれその先細り方向を軸心方向に一致させて、円柱状の基部14の外周縁部に周方向に等角ピッチで複数形成されている。そして、一対のポールコア12が、爪状磁極13をかみ合わせるように対向させて基部14の端面同士を当接してシャフト(図示せず)に固着されている。なお、図示されていないが、シャフト挿通孔が基部14の軸心位置に穿設されている。
ボビン16は、図2に示されるように、ナイロン66等の熱可塑性樹脂にガラス繊維を添加した材料を金型成型して作製され、第1および第2フランジ部18、19が巻胴部17の軸方向の両端部から径方向の外方に延設されて、断面コ字状の環状体に構成されている。そして、補強用のリブ20が、第1および第2フランジ部18、19の肉厚を厚くして形成されている。この場合、第1および第2フランジ部18、19には、リブ20が周方向に等角ピッチで6箇所に形成されている。また、絶縁用の舌片18a、19aが、第1および第2フランジ部18、19の外周端に周方向に等角ピッチで設けられ、ボビン16が一対のポールコア12に装着された際に、舌片18a、19aが爪状磁極13の内周壁面に沿うように曲げられ、回転子コイル11と爪状磁極13との直接的な接触を防止している。さらに、一対の係止部21a、21bが第1フランジ部18の外周端に立設され、後述する溝22が係止部21aの近傍の第1フランジ部18の外周端から巻胴部17に至るように第1フランジ部18の内周壁面に凹設されている。
このボビン16は、巻胴部17を基部14に装着し、両側(図1の左右)から爪状磁極13の根元部13aにより挟持されて、一対のポールコア12の爪状磁極13と基部14とから構成される空間内に収納されている。そして、回転子コイル11は、コイル線15を巻胴部17の外周に、各段の軸方向の列数を同じくして多段に巻回して構成されている。ここでは、コイル線15は7列4段に巻回されている。
ここで、回転子コイル11の巻装方法について説明する。
コイル線15は、断面円形の銅等の芯材の表面にポリイミド樹脂等の絶縁被膜を被覆して作製されている。このコイル線15は、ノズル23から繰り出され、その先端をスピンドル(図示せず)等に装着されたボビン16の係止部21aに巻き付け、溝22内を通って巻胴部17に導かれる。
そして、図4に示されるように、ノズル23からコイル線15を繰り出しつつ、ボビン16を回転させて、コイル線15を巻胴部17に巻き付ける。この時、ノズル23をボビン16の軸方向に移動させ、コイル線15の1段目が巻胴部17に巻回される。この1段目のコイル線15は、図5に示されるように、溝23から巻胴部17に延出した後、第1フランジ部18の内周壁面に接しながら巻胴部17周りに略1周し、ついでコイル線15の1本分第2フランジ部19側にシフトして1周目のコイル線15に接しながら巻胴部17周りに略1周し、同様にして巻胴部17周りに全7周している。この時、1段目の7周目のコイル線15と第2フランジ部19の内周壁面との間には、隙間Sが形成されている。
続いて、コイル線15の2段目が1段目のコイル線15上に巻回される。まず、コイル線15は、図6に示されるように、7周目のコイル線15上に乗り上げて、第2フランジ部19の内周壁面に接するように略1周する。そして、図7に示されるように、コイル線15の1本分第1フランジ部18側にシフトして1段目の1周目のコイル線15に接しながら、かつ、1段目の6周目と7周目のコイル線15に接しながら巻胴部17周りに略1周し、同様にして巻胴部17周りに全7周している。
このコイル線15の巻回工程を繰り返し行い、コイル線15が巻胴部17に爪状磁極13の根元部13a高さと同等の高さまで巻回され、コイルフィールドAを構成している。この実施の形態1では、コイルフィールドAは、コイル線15を7列4段に巻回して構成されている。そして、ノズル23から延出するコイル線15を切断し、コイル線15の切断側を係止部21bに巻き付け、図3に示される回転子コイル11が得られる。
このように作製された回転子コイル11においては、図1に示されるように、ボビン16の巻胴部17に7列4段に巻装されている。そして、奇数段では、コイル線15は、1周目が第1フランジ部18の内周壁面に接して巻回され、以降互いに接するように全7周し、7周目のコイル線15と第2フランジ部19内周壁面との間に隙間Sを持つように巻回されている。一方、偶数段では、コイル線15は、1周目が第2フランジ部19の内周壁面に接して巻回され、以降互いに接するように全7周し、7周目のコイル線15と第1フランジ部18内周壁面との間に隙間Sを持つように巻回されている。そして、例えば、2段目の1周目のコイル線15が、第2フランジ部19の内周壁面に接して巻回されているので、2段目の1周目のコイル線15は、1段目の7周目のコイル線15を第1フランジ部18側に押圧し、1段目の7周のコイル線15を互いに密接させるように作用する。そこで、2段目に、コイル線15を2周目、3周目と順次巻回しても、1段目に巻回されているコイル線15の密着状態が確保される。なお、3段目および4段目にコイル線15を巻回する場合でも、同様に、下段に巻回されているコイル線15の密着状態が確保される。つまり、コイルフィールドAにおける各段のコイル線15の整列状態が確保される。
このように、回転子コイル11のコイルフィールドAは、各段の列数を同数とし、奇数段では、コイル線15を第1フランジ部18の内周壁面に接し、第2フランジ部19の内周壁面に対して隙間Sを有し、かつ、互いに接するようにして第1フランジ側18から第2フランジ部19側に配列ピッチP(=D)で7列配列され、奇数段では、コイル線15を第2フランジ部19の内周壁面に接し、第1フランジ部18の内周壁面に対して隙間Sを有し、かつ、互いに接するようにして第2フランジ側19から第1フランジ部18側に配列ピッチP(=D)で7列配列されて構成されているので、コイルフィールドAの外径がボビン16の軸方向に関して不揃いとなることもない。その結果、回転子コイル11をポールコア12に装着して回転子10を作製した場合、コイルフィールドAの最外径部に位置するコイル線15が爪状磁極13の内周壁面と接触することに起因するコイル線15の絶縁被膜の損傷の発生を抑制でき、絶縁性を向上できる。また、コイル線15にかかる荷重のバランスの悪化も抑制でき、コイルフィールドAが巻回完了後に崩れるようなことが防止される。
また、ボビン16がナイロン66等の熱可塑性樹脂にガラス繊維を添加した材料を金型成型して作製されているので、ボビン16の強度が大きくなり、コイル線15の巻回工程で、第1および第2フランジ部18、19がコイル線15に押されて外側に倒れ込むことが抑えられる。さらに、リブ20が第1および第2フランジ部18、19に形成されているので、ボビン16の強度がさらに大きくなり、第1および第2フランジ部18、19の外側への倒れ込みが確実に防止される。
なお、第1および第2フランジ部18、19の外側への倒れ込みは隙間Sの拡大をもたらし、コイル線15の巻回途中で巻き乱れが発生し、コイル線15が整列状態に巻回されなくなる。その結果、コイルフィールドAの外径が軸方向に関して不揃いとなり、コイル線15にかかる荷重のバランスが悪化することになる。
ついで、隙間Sについて図8乃至図10を参照しつつ説明する。
図8乃至図10から、2段目の1周目のコイル線15と1段目の7周目のコイル線15との接触点の巻胴部17からの高さは、隙間Sが大きくなるほど低くなることがわかる。
図9では、コイルフィールドAの各段が、コイル線15を配列ピッチP(=D)で7列配列し、7周目のコイル線15と第1フランジ部18(或いは第2フランジ部19)との隙間SをD/2とするように構成されている巻回構造を示している。この巻回構造においては、中間段(1段および最上段を除く)の中間周(1周目および最終周目を除く)のコイル線15は、周方向に関して6つのコイル線15と接している。つまり、コイル線15の外周面が等角ピッチの6点で隣接するコイル線15に接していることになり、各コイル線15にかかる荷重のバランスがよく、極めて安定した状態に巻回されている。また、各段の1周目のコイル線15が第1フランジ部18或いは第2フランジ部19に接しているので、例えば、2段目の1周目にコイル線15を巻回したときに、1段目の巻回されているコイル線15は第1フランジ部18側に押圧されるが、この押圧力は1周目のコイル線15を介して第1フランジ部18で受けられ、1段目のコイル線15の整列状態が崩れることがない。そこで、コイル線15を安定した状態に巻回できるので、巻回工程での巻き乱れの発生が確実に抑制され、コイル線15を整列状態に巻回できる。その結果、外径が軸方向に関して揃ったコイルフィールドAを簡易に作製できるとともに、崩れの発生しにくいコイルフィールドAを実現できる。また、ボビン16の巻回スペースにコイル線15を無駄なく巻回できるので、コイル線15の巻回数を多くすることができる。さらに、コイル線15が周方向に関して隣接する6つのコイル線15に接しているので、回転子コイル11に通電したときにコイル線15で発生する熱が隣接するコイル線15を介して周囲に拡散され、回転子コイル11の放熱性が向上され、回転子コイル11の温度上昇が抑えられる。
また、図8では、コイルフィールドAの各段が、コイル線15を配列ピッチP(=D)で7列配列し、1段目の7周目のコイル線15と第1フランジ部18との隙間SをD/2より大きく(S>D/2)するように構成されている巻回構造を示している。この巻回構造においては、隙間S>D/2となっているので、2段目の1周目のコイル線15の巻胴部17からの高さが、2段目の他のコイル線15に対して低くなり、2周目のコイル線15から離反する。そして、大きい段数ほど、同一段内で高さが低くなるコイル線15の数が多くなる。その結果、図8中斜線で示すように、コイル線15の巻回工程の途中で巻き乱れが発生し、ボビン16の軸方向に関するコイルフィールドの外径の不揃いが激しくなるとともに、コイル線15にかかる荷重のバランスの悪化も大きくなってしまう。また、例えば、3段目の1周目に巻かれたコイル線15は2段目の7周目のコイル線15を第2フランジ部19側に押圧する。この時、2段目の1周目と2周目のコイル線15が離間し、かつ、2段目の1周目のコイル線15が2段目の2周目のコイル線15より下方に位置しているので、2段目の7周目のコイル線15を第2フランジ部19側に押圧する力は2段目の1周目のコイル線15を介して第2フランジ部19で受けられない。そこで、2段目の7周目のコイル線15は、該押圧力により1段目の2周目のコイル線15を乗り越えてしまい、コイル線15を整列状態に巻回することができなくなる。さらに、巻き乱れの発生部近傍では、コイル線15の周方向における接触箇所が上記図9に示される巻回構造に比べて少なくなる。そこで、回転子コイル11に通電したときにコイル線15で発生する熱が隣接するコイル線15を介して周囲に拡散されにくくなり、回転子コイル11の放熱性が悪化し、回転子コイル11の温度上昇をもたらしてしまう。
また、図10では、コイルフィールドAの各段が、コイル線15を配列ピッチP(=D)で7列配列し、7周目のコイル線15と第1フランジ部18(或いは第2フランジ部19)との隙間SをD/2より小さく(S<D/4)するように構成されている巻回構造を示している。この巻回構造においては、隙間S<D/4となっているので、各段のコイル線15は、下段のコイル線15の頂部近傍に接することになる。その結果、コイルフィールドAの段数が少なくなり、コイル線15の巻回数が減り、回転子コイル11で発生する起磁力が小さくなってしまう。また、コイル線15が小さな力で下段のコイル線15を乗り越えるようになり、コイル線15の巻回工程の途中での巻き乱れの発生の危険性が増大してしまうとともに、コイルフィールドAの崩れの発生の危険性が増大してしまう。さらに、中間段の中間周のコイル線15は周方向に関して隣接する4つのコイル線15にしか接していないので、回転子コイル11に通電したときにコイル線15で発生する熱が隣接するコイル線15を介して周囲に拡散されにくく、回転子コイル11の放熱性が悪化し、回転子コイル11の温度上昇をもたらしてしまう。
このように、隙間Sは、D/4以上、かつ、D/2以下に設定することが望ましい。
特に、隙間SをD/2と設定すれば、コイル線15を安定した状態に巻回できるので、巻回工程での巻き乱れの発生が抑制され、コイル線15を整列状態に巻回できる。その結果、外径が軸方向に関して揃ったコイルフィールドAを簡易に作製できるとともに、崩れの発生しにくいコイルフィールドAを実現できる。さらに、コイル線15の巻回数が多くなり、回転子コイル11で発生する起磁力を大きくすることができる。
実施の形態2.
図11はこの発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子における回転子コイルの巻装状態を示す断面図である。なお、図11はコイル線15を4段目に巻回した際に発生するクロスポイントCを通る縦断面図である。
この実施の形態2では、回転子コイル11のコイルフィールドAは、図11に示されるように、コイル線15がボビン16の巻胴部17に7列4段に巻装され、かつ、クロスポイントCが径方向に関して重ならないように構成されている。
コイルフィールドAの奇数段では、コイル線15は、1周目が第1フランジ部18の内周壁面に接して巻回され、以降互いに接するように配列ピッチP(=D)で全7周し、7周目のコイル線15と第2フランジ部19内周壁面との間に隙間S(=D/2)を持つように巻回されている。一方、コイルフィールドAの偶数段では、コイル線15は、1周目が第2フランジ部19の内周壁面に接して巻回され、以降互いに接するように配列ピッチP(=D)で全7周し、7周目のコイル線15と第1フランジ部18内周壁面との間に隙間S(=D/2)を持つように巻回されている。そして、コイル線15を軸方向に配列ピッチP分移行させる移行開始位置が各段毎に周方向にずらされている。つまり、コイル線15を2段目、3段目および4段目に巻回する際に発生したクロスポイントCは周方向に分散され、径方向に関しては互いに重なっていない。
なお、各段(1段目を除く)にコイル線15を巻回する場合、コイル線15は、n周目から配列ピッチP分軸方向に移行して(n+1)周目に巻回される際に、下段のコイル線15の頂部を乗り越えることになる。このクロスポイントCとは、コイル線15が下段のコイル線15の頂部を乗り越える点である。
回転子コイルにおいては、クロスポイントCが径方向に重なるようにコイルフィールドAを構成すると、クロスポイントCの重なり部分におけるコイルフィールドAの外径が大きくなってしまう。そして、クロスポイントCの重なりが多くなるほど、クロスポイントCの重なり部分におけるコイルフィールドAの外径が大きくなる。その結果、回転子コイルをポールコア12に装着して回転子を作製した場合、クロスポイントCの重なり部分におけるコイルフィールドAの最外径部に位置するコイル線15が爪状磁極13の内周壁面と接触し、コイル線15の絶縁被膜を損傷させてしまう。また、クロスポイントCの重なり部分におけるコイルフィールドAの最外径部に位置するコイル線15と爪状磁極13の内周壁面との接触を回避させるには、コイルフィールドAの段数を少なくする必要があり、コイル線15の巻回数が少なくなってしまう。
しかしながら、この実施の形態2では、クロスポイントCが径方向に関して重なっていないので、コイルフィールドAの外径を増大させるクロスポイントCが周方向に分散され、均一な外径を有するコイルフィールドAが得られる。その結果、コイル線15と爪状磁極13の内周壁面との接触を回避できるコイルフィールドAの段数を増やすことができるので、コイル線15の絶縁被膜の損傷の発生を抑制して、コイル線15の巻回数の多い回転電機が得られる。
なお、図11では、コイル線15を4段目に巻回した際に発生するクロスポイントCが軸方向に重なっているが、クロスポイントCの軸方向の重なりはコイルフィールドAの外径増大に関与しない。
実施の形態3.
図12はこの発明の実施の形態3に係る回転電機におけるボビンの要部を示す平面図、図13はこの発明の実施の形態3に係る回転電機における回転子コイルの巻装状態を説明する断面図である。
この実施の形態3では、図12に示されるように、ボビン16Aは、巻胴部17Aを略1周する畝部25aが巻胴部17Aの外周壁面に(D+G)の配列ピッチで軸方向に配設されている。これにより、畝部15aにより区画されたコイル線案内用の案内溝25が巻胴部17Aに(D+G)の配列ピッチで軸方向に6つ並設されている。そして、各案内溝25の内形形状はコイル線15の外形形状と同等に形成されている。また、各畝部25aは巻胴部17Aの周方向の所定範囲に渡って予め形成されておらず、隣接する案内溝25間が連通されている。そして、係止部21aが畝部25aの非形成領域の径方向外方に位置している。ここで、Gは各段に巻回されるコイル線15間の隙間である。なお、ボビン16Aは案内溝25が巻胴部17Aに形成されている点を除いて、上記実施の形態1のボビン16と同様に構成されている。
ついで、この実施の形態3による回転子コイルの巻回構造について図13を参照しつつ説明する。
まず、コイル線15は、溝23から巻胴部17Aに延出した後、1番目の案内溝25内に導かれ、第1フランジ部18の内周壁面に接しながら巻胴部17A周りに略1周する。ついで、コイル線15は、畝部25aが形成されていない領域で、(D+G)だけ第2フランジ部19側にシフトして2番目の案内溝25内に導かれ、巻胴部17A周りに略1周する。そして、コイル線15は同様にして巻胴部17A周りに全6周している。この時、コイル線15は配列ピッチP(=D+G)で配列され、6周目のコイル線15と第2フランジ部19の内周壁面との間には、隙間S(=(D+G)/2)が形成されている。
続いて、コイル線15の2段目が1段目のコイル線15上に巻回される。まず、コイル線15は、1段目の6周目のコイル線15上に乗り上げて、第2フランジ部19の内周壁面に接するように略1周する。そして、(D+G)だけ第1フランジ部18側にシフトして、1段目の6周目と5周目1周目のコイル線15に接しながら巻胴部17A周りに略1周し、同様にして巻胴部17A周りに全6周している。この時、コイル線15は配列ピッチP(=D+G)で配列され、6周目のコイル線15と第1フランジ部18の内周壁面との間には、隙間S(=(D+G)/2)が形成されている。
このコイル線15の巻回工程を繰り返し行い、コイル線15が巻胴部17Aに爪状磁極13の根元部13a高さと同等の高さまで巻回され、コイルフィールドAを構成している。
このように作製された回転子コイルのコイルフィールドAにおいては、図13に示されるように、奇数段では、コイル線15は、1周目が第1フランジ部18の内周壁面に接して巻回され、以降配列ピッチP(=D+G)で全6周し、6周目のコイル線15と第2フランジ部19内周壁面との間に隙間S(=(D+G)/2)を持つように巻回され、偶数段では、コイル線15は、1周目が第2フランジ部19の内周壁面に接して巻回され、配列ピッチP(=D+G)で全6周し、6周目のコイル線15と第1フランジ部18内周壁面との間に隙間S(=(D+G)/2)を持つように巻回されている。そして、各段において、コイル線15は隙間Gを持って配列されている。
この実施の形態3によれば、1段目(最下段)のコイル線15はコイル線15の外形形状と同等の内形形状を有する案内溝25内に収納されて巻胴部17Aに巻回されているので、コイル線15の軸方向の移動が案内溝25により阻止され、整列状態が確保される。また、各段のコイル線15が配列ピッチP(=D+G)で配列され、奇数段では、1周目のコイル線15が第1フランジ部18の内周壁面に接し、かつ、6周目(最終周)のコイル線15が第2フランジ部19の内周壁面に隙間S(=(D+G)/2)を持って離間し、偶数段では、1周目のコイル線15が第2フランジ部19の内周壁面に接し、かつ、6周目(最終周)のコイル線15が第1フランジ部18の内周壁面に隙間S(=(D+G)/2)を持って離間しているので、各段のコイル線15は巻胴部17Aから同一高さに位置し、中間段の中間周の各コイル線15は、コイル線15の軸心に断面において、コイル線15の軸心と巻胴部17Aの軸心とを通る線に対して対称な位置関係で上下段の4つのコイル線15に接し、各コイル線15にかかる荷重のバランスがよい。そこで、巻き乱れを生じることなくコイル線15を安定した状態で巻胴部17Aに巻回できる。その結果、外径が軸方向に関して揃ったコイルフィールドAを簡易に作製できるとともに、崩れの発生しにくいコイルフィールドAを実現できる。さらに、ボビン16Aの巻回スペースにコイル線15を無駄なく巻回できるので、コイル線15の巻回数を多くすることができる。
ここで、コイル巻線機のコイル線張力のバラツキ等によるコイル線径のバラツキを考慮すると、案内溝25の配列ピッチPをコイル線径の1〜1.04倍(1≦P≦1.04D)にすることが望ましい。
なお、実施の形態3による案内溝25aを上記実施の形態1、2の回転子に適用してもよいことはいうまでもないことである。この場合、案内溝25aの配列ピッチはDとなる。
実施の形態4.
図14はこの発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子におけるボビンを示す側面図、図15は図14のXV−XV矢視断面図である。
この実施の形態4におけるボビン16Bの巻胴部17Bは、半径r1の大径部26と、半径r2(<r1)の小径部27と、小径部27の接線方向に延びて大径部26に滑らかに接続される連結部28とから構成されている。そして、大径部26の外周壁面には、案内溝25が形成され、小径部27には、案内溝25は形成されていない。また、小径部27は、巻胴部17Bの周方向に関して60度範囲に渡って形成され、係止部21aが小径部27の形成領域内の径方向外方に位置している。さらに、図示していないが、コイルフィールドの各段におけるクロスポイントCは、小径部27の径方向外方の領域に、上記実施の形態2と同様に径方向で互いに重ならないように形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態3と同様に構成されている。
この実施の形態4によれば、コイルフィールドの各段のクロスポイントCが小径部27の径方向外方の領域に形成されているので、クロスポイントCの形成に伴うコイルフィールドの外径の増大分が巻胴部17Bの小径部27により相殺され、コイルフィールドの外径が全体的に均一化される。その結果、コイル線15と爪状磁極13の内周壁面との接触を回避できるコイルフィールドの段数を増やすことができるので、コイル線15の絶縁被膜の損傷の発生を抑制して、コイル線15の巻回数の多い回転電機が得られる。
一般に、巻胴部16Bの内径を一定としたとき、小径部27の半径r2を過度に小さくできない。そして、クロスポイントCの形成に伴うコイルフィールドの外径の増大分が大きければ、その外径の増大分を相殺するには、(r1−r2)を大きくする必要がある。そこで、大径部26の半径r1を大きくして、クロスポイントCの形成に伴うコイルフィールドの外径の増大分を相殺できる(r1−r2)を確保することになる。しかしながら、ポールコア12の大きさを変えることなく、大径部26の半径r1を大きくすることは、コイル線15の巻回スペースの低減につながり、回転子コイルの起磁力を低下させることになる。
しかし、この実施の形態4では、コイルフィールドの各段におけるクロスポイントCが、小径部27の径方向外方の領域で、周方向に分散されているので、クロスポイントCの形成に伴うコイルフィールドの外径の増大分が少なくなる。そこで、小径部27の半径r2を過度に小さくする必要がないので、大径部26を大径にすることなく、クロスポイントCの形成に伴うコイルフィールドの外径の増大分を相殺することができる。その結果、コイル線15の巻回スペースが確保され、回転子コイルの起磁力の低下が抑制される。
ここで、小径部27の形成される周方向範囲θについて説明する。
周方向範囲θが小さくなると、クロスポイントCが周方向に分散される範囲も小さくなる。そして、周方向範囲θが40度未満となると、クロスポイントCが周方向の狭い範囲に集中してしまい、クロスポイントC間の周方向距離が極端に短くなる。そこで、仮にクロスポイントCが径方向で重なっていなくとも、下段に位置するクロスポイントCの影響で、上段にクロスポイントCを形成することに伴うコイルフィールドの外径の増大分が著しく大きくなってしまう。
また、周方向範囲θが大きすぎると、案内溝25の非形成領域が拡大してしまう。そして、1段目(最下段)に巻回されるコイル線15の軸方向の移動が周方向に80度を超える範囲で規制されなくなると、コイル線15を2段目に巻回する際に、案内溝25の非形成領域に位置する1段目のコイル線15が軸方向に移動してしまい、巻き乱れを発生してしまう。
このように、周方向範囲θを40度以上、80度以下に、好ましくは60度に設定すれば、クロスポイントCに起因するコイルフィールドの外径の増大を抑え、かつ、コイル線15の巻回工程での巻き乱れの発生を抑えることができる。
実施の形態5.
図16はこの発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。
この実施の形態5では、図16に示されるように、コイル線15をボビン16に7列4段に巻回してコイルフィールドAを構成した後、さらに4列1段巻回し、その上に1周巻回してコイルフィールド山巻き部29を構成している。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態5による回転子10Aでは、コイルフィールドAの上部に、コイル線15を4列に巻回し、その上に1周巻回してコイルフィールド山巻き部29を形成しているので、コイルフィールドAとポールコア12の爪状磁極13との間の空きスペースを利用してコイル線15の巻回数を増やすことができる。これにより、回転子コイルの起磁力が大きくなり、回転電機の出力を向上させることができる。
また、コイルフィールド山巻き部29は、コイルフィールドAの各段の列数より少ない列数で構成されているので、爪状磁極13との接触を避けてコイルフィールドAとポールコア12の爪状磁極13との間の空きスペースに配設することができる。
ここで、コイルフィールド山巻き部29は、コイルフィールドAの各段の列数より少ない列数で複数段に構成すればよい。そして、コイルフィールド山巻き部29の各段の列数は、コイルフィールドAとポールコア12の爪状磁極13との間の空きスペース形状に合わせ、上段方向に漸次減少するようにすることが望ましい。
なお、この発明による回転子は、例えば乗用車、トラック、電車等の車両に搭載される交流発電機、交流電動機、交流発電電動機等の回転電機に適用できる。
また、上記実施の形態3、4では、案内溝25を設けて、1段目(最下段)に巻回されるコイル線15の軸方向の移動を規制するものとしているが、コイル線15の軸方向の移動を規制する手段は案内溝25に限定されるものではなく、例えばコイル線15の巻回する前工程で、巻胴部の外周面に粘着材、接着剤などを形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、説明の便宜上、コイルフィールドAが7列4段あるいは6列4段に形成されているものとしているが、コイルフィールドAの列数・段数はこれに限定されるものではない。
以上のように、本発明に係る回転子は、回転子コイルのコイルフィールドがコイル線を整列状態に巻回して均一の外径を有するように構成されているので、コイルフィールドが爪状磁極とコイル線との接触を避けて高密度に、かつ、崩れにくく構成でき、自動車等の車両に搭載される車両用交流発電機等の回転電機の回転子として有用である。

Claims (17)

  1. それぞれ先細り形状の爪状磁極がその先細り方向を軸方向に一致させて円柱状の基部の外周縁部に周方向に等角ピッチで複数形成されてなり、該爪状磁極をかみ合わせるように該基部の端面同士を当接させて構成された一対のポールコアと、
    第1および第2フランジ部が円筒状の巻胴部の軸方向の両端部から径方向の外側に延設されて断面コ字状の環状に構成され、上記一対のポールコアの上記爪状磁極の根元部で挟持されて上記基部に装着されたボビンと、
    断面円形のコイル線を上記ボビンの巻胴部の外周に、各段の軸方向の列数を同じくして多段に巻回して構成されたコイルフィールドを有する回転子コイルとを備え、
    上記コイルフィールドの奇数段は、上記コイル線が上記第1フランジ部の内周壁面に接して上記巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を互いに接するように軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線が上記第2フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成され、
    上記コイルフィールドの偶数段は、上記コイル線が上記第2フランジ部の内周壁面に接して上記巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を互いに接するように軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線が上記第1フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成され、
    上記隙間Sが、上記コイル線の直径Dに対して、D/4≦S≦D/2を満足するようになっていることを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 上記コイルフィールドは、径方向に隣接する段の上記コイル線により形成されるクロスポイントが径方向に関して重ならないように構成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  3. 溝方向を周方向とするコイル線案内溝が、上記巻胴部の外周面に軸方向にDの配列ピッチで形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  4. 上記巻胴部は、周方向の所定範囲に渡って該巻胴部の肉厚を薄くして形成された小径部を有し、該小径部が上記コイル線案内溝の非形成領域を構成し、
    径方向に隣接する段の上記コイル線により形成される全てのクロスポイントが径方向に互いに重なることなく上記小径部の径方向外方に位置していることを特徴とする請求項3記載の回転電機の回転子。
  5. 上記小径部が、周方向の40度以上、80度以下の範囲に渡って形成されていることを特徴とする請求項4記載の回転電機の回転子。
  6. 厚肉のリブが上記ボビンの第1および第2フランジ部に複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  7. 上記ボビンがガラス繊維入りのナイロン66で作製されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  8. 上記コイル線が上記コイルフィールドの上部に該コイルフィールドの各段の列数より少ない列で複数段巻回されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  9. それぞれ先細り形状の爪状磁極がその先細り方向を軸方向に一致させて円柱状の基部の外周縁部に周方向に等角ピッチで複数形成されてなり、該爪状磁極をかみ合わせるように該基部の端面同士を当接させて構成された一対のポールコアと、
    第1および第2フランジ部が円筒状の巻胴部の軸方向の両端部から径方向の外側に延設されて断面コ字状の環状に構成され、上記一対のポールコアの上記爪状磁極の根元部で挟持されて上記基部に装着されたボビンと、
    断面円形のコイル線を上記ボビンの巻胴部の外周に、各段の軸方向の列数を同じくして多段に巻回して構成されたコイルフィールドを有する回転子コイルとを備え、
    上記コイルフィールドの奇数段は、上記コイル線が上記第1フランジ部の内周壁面に接して上記巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を隙間Gをもって軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線が上記第2フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成され、
    上記コイルフィールドの偶数段は、上記コイル線が上記第2フランジ部の内周壁面に接して上記巻胴部周りを略1周した後、該コイル線を隙間Gをもって軸方向に複数列巻回し、最終列の該コイル線が上記第1フランジ部の内周壁面に対して隙間Sを有するように構成され、
    上記隙間Sが、上記コイル線の直径Dおよび上記隙間Gに対して、S=(D+G)/2を満足するようになっていることを特徴とする回転電機の回転子。
  10. 上記コイルフィールドは、径方向に隣接する段の上記コイル線により形成されるクロスポイントが径方向に関して重ならないように構成されていることを特徴とする請求項9記載の回転電機の回転子。
  11. 溝方向を周方向とするコイル線案内溝が、上記巻胴部の外周面に軸方向に(D+G)の配列ピッチで形成されていることを特徴とする請求項9記載の回転電機の回転子。
  12. 隙間Gが、0≦G≦0.04Dを満足するように構成されていることを特徴とする請求項11記載の回転電機の回転子。
  13. 上記巻胴部は、周方向の所定範囲に渡って該巻胴部の肉厚を薄くして形成された小径部を有し、該小径部が上記コイル線案内溝の非形成領域を構成し、
    径方向に隣接する段の上記コイル線により形成される全てのクロスポイントが径方向に互いに重なることなく上記小径部の径方向外方に位置していることを特徴とする請求項11記載の回転電機の回転子。
  14. 上記小径部が、周方向の40度以上、80度以下の範囲に渡って形成されていることを特徴とする請求項13記載の回転電機の回転子。
  15. 厚肉のリブが上記ボビンの第1および第2フランジ部に複数形成されていることを特徴とする請求項9記載の回転電機の回転子。
  16. 上記ボビンがガラス繊維入りのナイロン66で作製されていることを特徴とする請求項9記載の回転電機の回転子。
  17. 上記コイル線が上記コイルフィールドの上部に該コイルフィールドの各段の列数より少ない列で複数段巻回されていることを特徴とする請求項9記載の回転電機の回転子。
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