JP6592395B2 - ステータ構造およびモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコイルを保持する構造に特徴があるモータのステータ構造に関する。
モータのステータのティースにストレート形状のティースを採用することがある。ストレート形状のティースは、ティースの基端部から先端部にわたって直線状に形成されており、ティースの先端部において周方向に突出する形状を有していない。
ストレート形状のティースに空芯コイルを装着した場合、コイルの脱落を防止する構造が必要となる。この構造として、コイルと接する突出部を絶縁部材に設け、突出部によってコイルに張力を付与し、コイルの脱落、位置ずれ及びねじれを抑制する構成が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−259367号公報
特許文献1の構造はコイルと接する突出部を絶縁部材に設け、突出部によってコイルに張力を付与することによってコイルの脱落、位置ずれ及びねじれを抑制する構造であるが、突出部は単にコイルに張力を付与するだけのため、場合によってはコイルが抜ける虞がある。本発明は、上述の問題に鑑み、ストレート形のティースに空芯コイルを装着するモータにおいて、簡易な構成でコイルの脱落防止の向上を図ったモータのステータ構造を提供することを目的とする。
本発明は、複数のストレート形状のティースを有するステータコアにインシュレータが装着され、該インシュレータを介して前記ティースにコイルを装着したステータ構造であって、前記インシュレータの腕部が前記ティースを覆い、前記腕部には前記ティースの延在方向と略直交する方向に延在する凸部が、前記ティースの延在方向に沿って複数列、形成されており、前記凸部の前記ティースの延在方向に沿って切断した断面の形状は、前記ティースの先端の側が相対的になだらかで、前記ティースの前記先端と反対の側が相対的に急峻であるステータ構造である。
本発明において、前記複数列配置された前記凸部の間隔は、前記コイルを構成する線材の幅に対応した値に設定されている構造は好ましい。またこの構造において、前記コイルを構成する線材の間に前記凸部が食い込んでいる構造は好ましい。
前記インシュレータは、軸方向両側から前記ステータコアに装着された上側インシュレータと下側インシュレータとを備え、前記凸部は前記上側インシュレータ且つ/又は前記下側インシュレータに設けられている構造は好ましい。また、前記凸部は前記コイルの線材の間に食い込んでいる構造は好ましい。また、前記コイルの線材は丸線又は平角線である構造は好ましい。また、前記複数の凸部は、前記コイルの線材の幅寸法と略同じ寸法のピッチで形成されている構造は好ましい。また、前記コイルは、前記ティースの先端の側に動き難く、当該ティースの先端と反対の側に動き易い構造は好ましい。
本発明に係るモータは、上記本発明のステータ構造と、シャフトと、ロータと、を備えた構成である。
本発明によれば、ストレート形状のティースに空芯コイルを装着するモータにおいて、簡易な構成でコイルの脱落防止の向上を図ったモータのステータ構造が得られる。
実施形態のステータ構造で、ストレート形状のティースを有するモータのステータコアに、軸方向両端側からインシュレータを装着した状態を示した斜視図である。 図1に示す上側インシュレータの斜視図である。 図2に示す上側インシュレータの腕部の断面図である。 ティースに装着するコイルの斜視図である。 その他のステータ構造を示す斜視図である。
図1は、実施形態のステータ構造で、ストレート形状のティースを有するモータのステータコアに、軸方向両端側からインシュレータを装着した状態を示した斜視図である。図2は、図1に示す上側インシュレータの斜視図である。図3は、図2に示す上側インシュレータの腕部の断面図である。図4は、ティースに装着するコイルの斜視図である。
ステータ構造1は、ステータコア2とステータコア2の外側を覆ったインシュレータ3を有している。ステータコア2は、輪状を有し、軟磁性材料(例えば、ケイ素鋼板)からなる輪状の薄板形状のコアを所定枚数、軸方向に積層することで構成されている。ステータコア2は、環状部2aから径内方(回転中心の方向)に延在する複数(この場合は3個)のティース2bを備えている。ステータコア2には、軸方向両端側から上側インシュレータ4、下側インシュレータ5からなる樹脂製のインシュレータ3が装着されている。ここで、ティースの数は、3個に限定されず、4個以上であってもよい。
ティース2bの内側(内周)に、図示しないロータがステータ構造1に対して回転自在な状態で配置される。図示しないロータは、通常のインナーロータ型のモータにおけるものと同じである。例えば、図示しないロータは、円筒形状を有し、外周で周方向にSNSN・・と交互に磁極が反転する状態で着磁された永久磁石を備え、中心に回転軸となるシャフトが固定された構造を有している。
各ティース2bには、図4に示すコイル6がインシュレータ3を介して装着される。上側インシュレータ4を例に説明すると、図2に示すように、上側インシュレータ4は、環状部4aと、環状部4aから径内方に延在する3つの腕部4bを備えている。腕部4bはステータコア2のティース2bの上半分を覆う。
上側インシュレータ4の腕部4bの上面部4cには、複数の凸部4dが、ティース2bの延在する方向と略直交する方向に延在して、ティース2bの延在する方向に複数列(図2では5列)で形成されている。図4に示すように、コイル6は平角線で、予め、巻線機にて所定のターン数で巻回した空芯コイルである。
図3には、上側インシュレータ4の腕部4bの断面が示されている。図3には、腕部4bの上面部4cに形成した複数の凸部4dの断面形状が示されている。凸部4dは、コイル6の線材である平角線の幅寸法と略同じ寸法のピッチP1〜P4で形成されている。凸部4dの高さ寸法は特に限定するものではないが、後述するように、凸部4dがコイル6の線材の間に食い込み、コイル6の抜けが防止される状況で決定される。なお、凸部4dは上側シンシュレータ4の腕部4bの上面部4cに形成されているが、下側インシュレータ5の腕部に形成してもよく、上側インシュレータ4及び下側インシュレータ5の腕部の両方に形成してもよい。
インシュレータ3を装着したステータコア2のティース2bに図に示すコイル6をティース2bの先端より装着する。コイル6をティース2bに装着した際、コイル6の線材同士は当接しているのみであるため、コイル6の線材間が少し広がって上側インシュレータ4に形成した凸部4dがコイル6の線材間に食い込む。この構造では、コイル6の線材間に上側インシュレータ4に形成した凸部4dが食い込むため、コイル6の脱落が防止される。
図3に示すように、凸部4dの断面形状は、左右対称でなく、径内方側(モータの回転中心側)が相対的になだらかな形状で、径外方側(モータの回転中心から離れる方向)が相対的に急峻な形状となっている。すなわち、凸部4dをティース2bの延在方向に沿って切断した断面の形状は、ティース2bの先端の側が相対的になだらかで、ティース2bの先端と反対の側(ティース2bの根元の側)が相対的に急峻な構造に加工されている。この凸部4bの構造により、コイル6をティース2bに装着した状態において、コイル6が径外方の方向に動き易く、且つ、径内方の方向に動き難くなる。このため、コイル6がティース2bに装着し易く、またコイル6がティース2bから抜け落ち難い構造が得られる。
以上述べたように、ステータ構造1は、複数のストレート形状のティース2bを有するステータコア2にインシュレータ3が装着され、該インシュレータ3を介してティース2bにコイル6を装着した構造を有し、インシュレータ3の腕部4bがティース2bを覆い、腕部4bにはティース2bの延在方向と略直交する方向に延在する凸部4dが、ティース2bの延在方向に沿って複数列、形成されている。
<その他>
(1)コイル6の線材の寸法が異なる場合、コイル6の線材寸法に合わせて凸部4dを形成する。
(2)コイル6は平角線で巻回しているが、線材は丸線であっても勿論よい。
(3)インシュレータ3は、上側インシュレータ4、下側インシュレータ5、それぞれが別体で形成されているが、図5に示すように、コアを積層してなるステータコア2をインサートモールドしてインシュレータ3を一体成形してもよい。この際、凸部4dも同時に一体成形される。
(4)コイル6にはコイル6の巻き崩れを防止するために絶縁性の樹脂からなるテープ7を装着する場合がある。このテープ7を凸部4dと対向する位置に配置して凸部4dをテープ7に食い込ませてコイル6の脱落防止を図ることもできる。この場合、凸部4dのピッチはコイル6の線材寸法に合わせて形成する必要がなく、複数列の凸部4dが形成されていればよいため、汎用性が高くなる。
(5)凸部4dをティース2bの側面に設けることも可能である。
1…ステータ構造、2…ステータコア、2a…環状部、2b…ティース、3…インシュレータ、4…上側インシュレータ、4a…環状部、4b…腕部、4c…腕部の上面部、4d…凸部、5…下側インシュレータ、6…コイル、7…テープ。

Claims (9)

  1. 複数のストレート形状のティースを有するステータコアにインシュレータが装着され、該インシュレータを介して前記ティースにコイルを装着したステータ構造であって、
    前記インシュレータの腕部が前記ティースを覆い、前記腕部には前記ティースの延在方向と略直交する方向に延在する凸部が、前記ティースの延在方向に沿って複数列、形成されており、
    前記凸部の前記ティースの延在方向に沿って切断した断面の形状は、前記ティースの先端の側が相対的になだらかで、前記ティースの前記先端と反対の側が相対的に急峻であるステータ構造。
  2. 前記複数列配置された前記凸部の間隔は、前記コイルを構成する線材の幅に対応した値に設定されている請求項1のステータ構造。
  3. 前記コイルを構成する線材の間に前記凸部が食い込んでいる請求項2に記載のステータ構造。
  4. 前記インシュレータは、軸方向両側から前記ステータコアに装着された上側インシュレータと下側インシュレータとを備え、
    前記凸部は前記上側インシュレータ且つ/又は前記下側インシュレータに設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のステータ構造。
  5. 前記凸部は前記コイルの線材の間に食い込んでいる請求項1〜4のいずれかに記載のステータ構造。
  6. 前記コイルの線材は丸線又は平角線である請求項1〜5のいずれかに記載のステータ構造。
  7. 前記複数の凸部は、前記コイルの線材の幅寸法と略同じ寸法のピッチで形成されている請求項のいずれかに記載のステータ構造。
  8. 前記コイルは、前記ティースの先端の側に動き難く、当該ティースの先端と反対の側に動き易い請求項のいずれかに記載のステータ構造。
  9. 請求項1〜のいずれかのステータ構造と、
    シャフトと、
    ロータと、を備えるモータ。
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