JP2008061407A - 電動モータ - Google Patents

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Noboru Niiguchi
昇 新口
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健 松原
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    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
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    • H02K1/14Stator cores with salient poles
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    • H02K1/148Sectional cores
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Abstract

【課題】出力トルクを高めることができてしかも安価な電動モータを提供する。
【解決手段】本電動モータ1は、ロータ6を取り囲むステータ7を有する。ステータ7は、磁性粉11mを含む環状のステータコア11を有する。ステータコア11は、環状のヨーク14と、このヨーク14の内周に突出形成された複数のティース15とを有する。ティース15は、スロット11cを挟んで相互に離隔している。ステータコア11の軸方向Sの端部11a,11bに、コイル収容溝19が形成されている。各溝19の外壁は、ヨーク片17の軸方向端部17eにより構成されている。各溝19の内壁は、ティース15の軸方向突出部15cにより構成されている。外壁の高さH1が、内壁の高さH2よりも短い。内壁の軸方向端部の厚みt1は、内壁の根本部の厚みt2よりも小さい。0<(H2/t2)≦0.5が満たされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動モータに関する。
電動モータのステータは、コイルと、このコイルが巻かれたステータコアとを有している。ステータコアは、例えば、環状のヨークと、このヨークの内周から径方向に突出する複数のティースとを有している。ティースに、上述のコイルが巻かれている(例えば、特許文献1,2,3参照。)。
特許文献1では、ステータの軸方向に関してのステータコアの端部に、コイルを巻くための溝が形成されている。この溝は、各ティースに形成されていて、軸方向の外方に開放されていて、径方向の内方に配置された内壁と、径方向の外方に配置された外壁とを有している。軸方向に関して、外壁と内壁とは、互いに等しい高さで形成されている。
特許文献2では、上述の溝の外壁が、内壁よりも高く形成されている。
特許文献3では、上述の溝の外壁に相当する部分が形成されていない。
特開2004−40948号公報 特開2006−67789号公報 特開2002−369418号公報
ところで、溝の内壁では、その先端部に近づくほどに、磁束密度が低い傾向にあるので、内壁の先端部は、トルクの向上にあまり寄与しない。その一方で、ステータの径方向に関する内壁の厚みは、軸方向に関しての内壁の先端部と、根本部とで、同寸法であったので、ステータコアの大型化や製造コストの増大の要因になっている。
そこで、本発明の目的は、出力トルクを高めることができてしかも安価な電動モータを提供することである。
本発明の電動モータは、周方向に離隔する複数の磁極を有するロータと、このロータを取り囲むステータとを備え、このステータは、磁性粉を含む環状のステータコアを含み、このステータコアは、環状のヨークと、このヨークの内周に突出形成され、ヨークの周方向にスロットを挟んで相互に離隔する複数のティースとを有し、各ティースは、ヨークの内周から径方向に延びるティース本体と、ティース本体からステータコアの対応する軸方向外方に突出する軸方向突出部とを有し、ステータコアの軸方向の端部に各ティースに対応してステータコアの軸方向外方に開放するコイル巻回用の溝が形成され、各溝の外壁は、ヨークの対応する軸方向端部により構成され、各溝の内壁は、ティースの軸方向突出部により構成され、ステータコアの径方向に関して、上記内壁の軸方向端部の厚みt1は、上記内壁の根本部の厚みt2よりも小さいことを特徴とする。本発明によれば、内壁において軸方向外方の部分であるほどに、磁束密度が低くなるので、根本部よりも端部の厚みを薄くして、磁束の通りやすさを維持しつつ、材料コストを低減でき、安価にできる。
また、本発明において、上記ステータコアの軸方向に関して、上記溝の外壁の高さH1が、上記溝の内壁の高さH2よりも短い場合がある。この場合、溝の外壁は、磁束を適度に通し易くできて、しかも、内壁よりも低いことにより、製造コストを安価にできる。
また、上記ステータコアの軸方向に関する上記溝の内壁の高さH2を、上記ステータコアの径方向に関する上記内壁の根本部の厚みt2で除した値(H2/t2)は、0<(H2/t2)≦0.5の範囲にある場合がある。この場合、内壁での磁束の通りやすさを確保しつつ、材料コストを低減できる効果を、顕著に得ることができる。
また、本発明において、上記ステータコアの軸方向に関して、ヨークの長さは、ティースの最大長さよりも短い場合がある。この場合、ヨークでの磁束の通りやすさを確保しつつ、材料コストを低減できる効果を、確実に得ることができる。
また、本発明において、上記スロットの数が、上記磁極の数よりも多いときには、下記式1、すなわち、(L1×W1)>(L2×W2×0.6)……式1、が満たされる場合がある。ただし、L1は、ステータコアの軸方向に関するヨークの長さである。W1は、ステータコアの径方向に関するヨークの最小幅である。L2は、ステータコアの軸方向に関するティースの最大長さである。W2は、ステータコアの周方向に関するティースの最小幅である。この場合、磁束の通りやすさを確保しつつ、材料コストを低減できる効果を、確実に得ることができる。
また、本発明において、上記スロットの数が、上記磁極の数よりも少ないときには、下記式2、すなわち、(L1×W1)>(L2×W2×0.4)……式2、が満たされる場合がある。ただし、L1は、ステータコアの軸方向に関するヨークの長さである。W1は、ステータコアの径方向に関するヨークの最小幅である。L2は、ステータコアの軸方向に関するティースの最大長さである。W2は、ステータコアの周方向に関するティースの最小幅である。この場合、磁束の通りやすさを確保しつつ、材料コストを低減できる効果を、確実に得ることができる。
以下では、本発明の実施形態の電動モータを、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の電動モータの概略構成を示す断面図である。
本電動モータ1は、フレームとしてのモータハウジング2と、このモータハウジング2に保持された軸受3,4と、これら軸受3,4により回動自在に支持されている出力軸5と、この出力軸5に一体回転するように設けられた筒状のロータ6と、ロータ6の外周面と径方向Rに対向してモータハウジング2内に固定される筒状のステータ7とを有している。また、電動モータ1は、ブラシレスモータである。
また、電動モータ1は、当該電動モータ1の内部における電気的な接続のためのバスバーと呼ばれる結線用基板8と、ロータ6の回転角度位置を検出する回転位置検出センサ(図示せず)とを有している。この回転位置検出センサとしては、例えば、レゾルバまたはロータリーエンコーダを利用することができる。
モータハウジング2は、筒形状をなすハウジング本体9と、一対の端部材10A,10Bとを有している。出力軸5の軸方向Sについてのハウジング本体9の両端部は、ともに開放されている。ハウジング本体9の両端部に、対応する端部材10A,10Bが取り付けられている。
なお、ハウジング本体9と、いずれか一方の端部材10A,10Bとが、単一の部材により一体に形成され、単一の部品を構成していてもよい。以下では、ハウジング本体9と、一対の端部材10A,10Bとの3つが、互いに別体の場合に則して説明する。
端部材10A,10Bは、板状をなしている。端部材10Aの中央部に貫通孔が形成されている。この貫通孔の周縁部に軸受3が支持されている。また、端部材10Bの中央部の凹部の周縁部に軸受4が支持されている。また、各端部材10A,10Bの外周縁部には、ハウジング本体9と連結するための連結部が設けられている。
ハウジング本体9は、内周面と外周面とを有している。また、出力軸5の軸方向Sについてのハウジング本体9の両端部は、対応する端部材10A,10Bの連結部に連結するための連結部を有している。ハウジング本体9の連結部と、対応する端部材10A,10Bの連結部とは、図示しないボルトにより互いに固定される。
モータハウジング2の内部に、ロータ6、ステータ7および結線用基板8が収容されている。ステータ7の外周面が、モータハウジング2のハウジング本体9の内周面に固定されている。ステータ7がロータ6を取り囲んでいる。モータハウジング2と出力軸5とロータ6とステータ7とが、ブラシレスモータを構成している。
また、モータハウジング2のハウジング本体9の内周面と、ロータ6の外周面と、ステータ7の内周面および外周面とは、出力軸5の中心軸線と互いに同心に配置されている。出力軸5と、ロータ6とは、出力軸5の中心軸線を回転中心軸線としてその回りに一体に回動する。
なお、図1および後述する各図には、出力軸5の軸方向S、径方向R、および周方向Tを必要に応じて図示している。これらの各方向は、モータハウジング2、ロータ6、ステータ7、後述するステータコア11、およびヨーク14の対応する各方向に一致している。
図2は、図1に示すステータ7の要部の断面図であり、図1のS2−S2断面を示す。図1および図2を参照して、ロータ6は、出力軸5および軸受3,4を介して、モータハウジング2に回動自在に支持されている。ロータ6は、ロータ本体6aと、ロータマグネット6bと、スペーサ6cと、筒状の保護部材6dとを有している。
ロータマグネット6bは、周方向Tに離隔する複数の磁極6e(ひとつのみ図示)を有する。ロータマグネット6bは、環状の永久磁石からなる。ロータマグネット6bの外周面にN極とS極との磁極6eが交互に周方向Tに並んで複数箇所に均等に形成されている。ロータマグネット6bは、ロータ本体6aとスペーサ6cとを介して、出力軸5に固定されている。
ロータ本体6aは、軸方向Sについてロータマグネット6bと同じ長さに形成された薄肉の環状部材であり、ロータマグネット6bを支持している。
ステータ7は、内周面と外周面とを有している。ステータ7の内周面は、ロータ6の外周面と径方向Rに所定間隔を開けて対向している。ステータ7は、環状をなす単一のステータコア11と、複数のインシュレータ12と、複数のコイル13とを有している。ステータコア11は、環状をなす単一のヨーク14と、複数のティース15とを有している。インシュレータ12およびコイル13は、各ティース15ごとに設けられている。インシュレータ12はコイル13を保護するための絶縁体である。各コイル13は絶縁被覆された電線をそれぞれ有している。
ステータコア11は、軸方向Sについての一端11aおよび他端11bを有している。ステータコア11の外周面が、ステータ7の外周面を形成している。また、各ティース15が、ヨーク14の内周面から径方向Rの内方へ突出している。各ティース15の突出した先端部が、ロータ6に近接して対向し、ステータ7の内周面を形成している。また、複数のティース15は、互いに同じ形状に形成されていて、周方向Tについて所定間隔のスロット11cを挟んで相互に離隔して均等に配置されている。
本実施形態では、ステータコア11は、周方向Tに分割された分割体としての複数の分割コア16を有している。また、ヨーク14は、複数の分割コア16に対応して周方向Tに分割された複数のヨーク片17を有している。
複数の分割コア16は、ステータコア11を縦割り分割されてなる。複数の分割コア16が環状に組み合わされることにより、環状のステータコア11が構成されている。例えば、複数の分割コア16が周方向Tに並べられた状態で、ハウジング本体9の内周面に嵌め入れられて、この内周面に、例えば圧入されることにより、または接着剤を介することにより固定されている。これにより、複数の分割コア16が互いに環状に連結される。
図3は、図1に示すステータ7の分割コアの斜視図である。図2および図3を参照して、各分割コア16は、単一のヨーク片17と、単一のティース15とを有している。これらティース15およびヨーク片17は、一体に形成されて単一の部品を構成している。各分割コア16の全体が、磁性粉11m(模式的に図示)を含み、磁性粉11mを用いて形成された焼結体からなる。
ヨーク片17は、内周部17aと、外周部17bと、対向面としての周方向Tについての一対の側面17cと、軸方向についての一対の端面17dとを有している。ヨーク片17の内周部17aに、対応するティース15が連結されている。
各ティース15は、主体部としてのティース本体15aと、突出部としての周方向突出部15bおよび軸方向突出部15cとを有している。
ティース本体15aは、ステータコア11の軸方向Sに沿って見たときに、ヨーク片17の内周部17aからステータ7の径方向Rに延びている。ティース本体15aは、ヨーク片17に比べて、ステータ7の周方向Tおよび軸方向Sについて、相対的に細く形成されていて、軸方向Sに平行に延びている。
周方向突出部15bおよび軸方向突出部15cは、ティース本体15aの延設端としての径方向Rの内方側の端部15dに設けられている。周方向突出部15bと軸方向突出部15cとは、互いに接続され、ティース本体15aを鍔状をなして取り囲んでいる。
周方向突出部15bは、周方向Tの両側へティース本体15aの端部15dから突出している。周方向突出部15bは、ステータ7の周方向Tについてティース本体15aから遠ざかるにしたがって、肉厚(径方向寸法)が薄くなるように形成されている。
図4は、分割コア16の断面図であり、ステータコア11の周方向に垂直な断面を示す。図3と図4を参照して、軸方向突出部15cは、ステータ7の軸方向Sの両側へティース本体15aの端部15dから突出している。軸方向突出部15cは、ステータ7の軸方向Sについてティース本体15aから遠ざかるにしたがって、肉厚(径方向寸法)が薄くなるように形成されている。
図1および図2を参照して、ステータコア11の各分割コア16のティース15に、インシュレータ12を介してコイル13が巻回されている。また、各ティース15には、巻回されたコイル13を収容するためのコイル収容溝18,19が形成されている。すなわち、ステータ7の周方向Tに関して、各ティース15は、当該ティース15を挟んだ両側に、コイル巻回用の一対のコイル収容溝18を有している(図3参照)。また、ステータ7の軸方向Sに関して、各ティース15の両端部は、当該ティース15を挟んだ両側に、コイル巻回用の一対のコイル収容溝19を有している。これらのコイル収容溝18,19は、ティース15を取り囲んで環状をなし、互いに連通している。
一対のコイル収容溝18は、ステータ7の周方向Tについて、互いに逆向きに開放されている。各コイル収容溝18が、スロット11cの一部をなしている。コイル収容溝18は、内面としての以下の各部、すなわち、内壁面18aと、外壁面18bと、溝底面18cとを有している。内壁面18aは、相対的に径方向Rの内方側に配置されていて、対応するティース15の周方向突出部15bに形成されている。外壁面18bは、相対的に径方向Rの外方に配置されていて、ヨーク片17の対応する周方向端部に形成されている。内壁面18aおよび外壁面18bは、ステータ7の径方向Rに互いに対向している。溝底面18cは、ティース本体15aに形成されている。また、ティース本体15aからのティース15の周方向突出部15bの突出量は、軸方向Sに関しての任意の位置で同じ値とされている。
一対のコイル収容溝19は、ステータ7の軸方向Sの外方に向けて、互いに逆向きに開放されている。コイル収容溝19は、相対的に径方向Rの内方に配置された内壁と、相対的に径方向Rの外方に配置された外壁と、内壁および外壁を接続する溝底とを有している。内壁および外壁は、径方向Rに互いに対向している。また、コイル収容溝19は、内面としての以下の各部、すなわち、内壁面19aと、外壁面19bと、溝底面19cとを有している。
図3と図4を参照して、コイル収容溝19の内壁は、対応する軸方向Sの外方に突出するティース15の軸方向突出部15cにより構成されている。コイル収容溝19の外壁は、ヨーク片17の対応する軸方向端部17eにより構成されている。コイル収容溝19の溝底は、ティース本体15aの軸方向端部により構成されている。
内壁面19aは、ティース15の軸方向突出部15cにおいてコイル収容溝19の内側に臨む表面であり、ステータコア11の軸方向Sに対して傾斜して延びていて軸方向外方に向いている。外壁面19bは、ヨーク片17の軸方向端部17eにおいてコイル収容溝19の内側に臨む表面であり、ステータコア11の軸方向Sに平行に延びている。溝底面19cは、軸方向Sについてのティース本体15aの端部の表面からなる。
軸方向Sに関しての分割コア16の両端部は、軸方向Sについての向きが逆であることを除いて、互いに同様に形成されている。また、これと同様に、一対のコイル収容溝19も互いに同様に形成されている。
本実施形態では、ステータコア11は、以下の構成A,B,C,D,Eを有している。なお、本実施形態では、分割コア16の角陵部および隅部に、面取り、すなわち、C面取りまたは湾曲状のアール面取りが形成されていない場合に則して説明するが、面取りが形成される場合に適用してもよい。
構成A。図4を参照して、本実施形態では、ステータコア11の軸方向Sに関して、コイル収容溝19の外壁の高さH1が、コイル収容溝19の内壁の高さH2よりも短い所定値に設定されている(0<H1<H2)。
ここで、外壁の高さH1は、ステータコア11の周方向Tに直角に交差する断面であってティース15の重心位置を通る断面において、ステータコア11の軸方向Sに関する距離であって、溝底面19cにおいて最も軸方向内方にある点P1と、外壁において最も軸方向外方にある点P2との間の距離である。
また、内壁の高さH2は、ステータコア11の周方向Tに直角に交差する断面であってティース15の重心位置を通る断面において、ステータコア11の軸方向Sに関する距離であって、溝底面19cにおいて最も軸方向内方にある上記点P1と、内壁において最も軸方向外方にある点P3との間の距離である。
構成B。本実施形態では、ステータコア11の軸方向Sに関して、ヨーク14の長さL1は、ティース15の最大長さL2よりも短くされている(L1<L2)。
ここで、ヨーク14の長さL1としては、ステータコア11の一端11aにありヨーク14において最も軸方向外方にある点P2と、ステータコア11の他端11bにありヨーク14において最も軸方向外方にある点P2との間の、軸方向Sに関しての距離であり、軸方向Sに関してのヨーク14の最大長さである。
ティース15の最大長さL2としては、ステータコア11の一端11aのティース15の軸方向突出部15cにおいて最も軸方向外方にある点P3と、ステータコア11の他端11bのティース15の軸方向突出部15cにおいて最も軸方向外方にある点P3との間の、軸方向Sに関しての距離である。
構成C。本実施形態では、ステータコア11の径方向Rに関する内壁としての軸方向突出部15cの軸方向端部15c1の厚みt1は、軸方向突出部15cの根本部15c2の厚みt2よりも小さくされている(t1<t2)。
なお、上述の厚みt1,t2は、ステータコア11の周方向Tに直角に交差する断面であってティース15の重心位置を通る断面における、対応する軸方向位置での内壁面19aと、軸方向突出部15cの表面であって径方向Rに沿ってロータ6に対向する対向面15c3との間の径方向Rに関しての距離である。
また、分割コア16の角陵部および隅部に面取りが形成される場合には、上述の厚みt1,t2を決めるときの内壁面19aおよび対向面15c3としては、当該面の縁部に形成された面取り部を含んでもよいし、この面取り部を除いてもよい。
構成D。本実施形態では、内壁は、以下のように設定されている。先ず、ステータコア11の軸方向Sに関するコイル収容溝19の内壁の高さH2を、ステータコア11の径方向Rに関する内壁の根本部15c2の上記厚みt2で除した値(H2/t2)(以下、値HTともいう。)を考える。この値HTは、0<HT≦0.5により定められる範囲内に設定されている。これにより、コギングトルクを低減できて好ましい。
図5は、電磁解析結果における、上述の値HTと、コギングトルクとの関係を示すグラフである。横軸に値HTを示し、縦軸にコギングトルクの大きさ(N・m)を示す。図5は、予め定める解析モデルにおいて、上述の値HTを異ならせてコギングトルクを求め、各値HTとこれに対応するコギングトルクの大きさをプロットしたものである。
図5を参照して、値HTが1.5を超えて大きくなると、値HTに対するコギングトルクの増加率(グラフの傾き)が、大きくなっている。値HTが1.5以下の場合には、値HTが1の場合に比べて、コギングトルクが同レベルである。従って、値HTは、1.5以下の値とするのが好ましい。
図6は、電磁解析結果における、上述の値HT=(H2/t2)と、後述する磁束密度比JTとの関係を示すグラフである。横軸に、値HTを示し、縦軸に磁束密度比JTを示す。ここで、磁束密度比JTは、ティース15の径方向内側の端部における軸方向中央部の磁束密度J1に対する、ティース15の径方向内側の端部における軸方向突出部15cの根本部15c2の磁束密度J2の比JT、すなわち、JT=J2/J1である。
図6は、予め定める解析モデルにおいて、上述の値HTを異ならせて磁束密度比JTを求め、各値HTとこれに対応する磁束密度比JTの大きさをプロットしたものである。
図6を参照して、値HTが0.5を超えて大きくなると、値HTに対する磁束密度比JTの増加率(グラフの傾き)が、大きくなっている。値HTが0.5以下の場合には、値HTが1の場合に比べて、磁束密度比JTが1.1以下であり、同レベルである。従って、値HTは、0よりも大きく且つ0.5以下の値とするのが好ましい。
構成E。図2と図4を参照して、本実施形態では、スロット11cが12個であり、磁極6eが8個であり、スロット11cの数が磁極6eの数よりも多くされている。この場合、ステータコア11の軸方向Sに関するヨーク14の長さL1、ステータコア11の径方向Rに関するヨーク14の最小幅W1、ステータコア11の軸方向Sに関するティース15の最大長さL2、およびステータコア11の周方向Tに関するティース15の最小幅W2が、下記式1を満たすように設定されている。これにより、出力トルクの低下を抑制しつつ、ヨーク14の小型化を図ることができる。
(L1×W1)>(L2×W2×0.6)……式1。
この式1の関係は、ロータ6の磁極6eの数およびステータ7のスロット11cの数が、本実施形態で説明した数の以外の、他の数の組み合わせの場合にも適用できる。式1の関係は、スロット11cの数が、磁極6eの数よりも多い場合に好ましく適用される。
また、スロット11cの数が、磁極6eの数よりも少ない場合には、以下の式2が好ましく適用される。
(L1×W1)>(L2×W2×0.4)……式2。
図7および図8は、電磁解析結果における、ステータコア11の形状を変化させたときの出力トルクの変化を示すグラフである。図7および図8において、横軸に、ステータコア11の形状を示す値として、後述する形状に関する比LW(%)を示す。縦軸に、出力トルクを示す値として、後述するトルク比率PLW(%)を示す。
ここで、形状に関する比LW(%)は、以下のようにして求められる。すなわち、ヨーク14の大きさを示す値としての上述の値L1,W1の積(L1×W1)と、ティース15の大きさを示す値としての上述の値L2,W2の積(L2×W2)とを考える。上述の積(L1×W1)の、積(L2×W2)に対する比LW(%)を求め、これを、形状に関する比LW(%)とする。
LW(%)=(L1×W1)/(L2×W2)……式3
また、トルク比率PLW(%)は、以下のようにして求められる。すなわち、形状に関する比LWが所定値のときに得られる出力トルクをPXとし、形状に関する比LWが100%のときに得られる出力トルクをP100としたときに、出力トルクPXの、出力トルクP100に対する比PLW(%)=PX/P100を求め、これをトルク比率PLW(%)とする。
また、図7には、ステータ7のスロット11cが12個の場合において、ロータ6の磁極6eが8個の場合のグラフ(ダイヤ形を結ぶ実線X1で図示。)と、磁極6eが10個の場合のグラフ(正方形を結ぶ一点鎖線X2で図示。)と、磁極6eが14個の場合のグラフ(三角形を結ぶ二点鎖線X3で図示。)とが図示されている。
また、図8には、ステータ7のスロット11cが9個の場合において、ロータ6の磁極6eが6個の場合のグラフ(ダイヤ形を結ぶ実線X4で図示。)と、磁極6eが8個の場合のグラフ(正方形を結ぶ一点鎖線X5で図示。)と、磁極6eが10個の場合のグラフ(三角形を結ぶ二点鎖線X6で図示。)とが図示されている。
図7および図8を参照して、スロット11cの数が磁極6eの数よりも多い場合(X1,X2,X4,X5)には、形状に関する比LWが50%を下回ると、グラフの傾きが大きくなっていて、出力トルクの低下が顕著になっている。また、トルク比率PLWの低下量(出力トルクの低下率に相当する。)を1%未満に小さく抑制するには、形状に関する比LWが60%以上を確保すればよいことがわかる。
また、スロット11cの数が磁極6eの数よりも少ない場合(X3,X6)には、スロット11cの数が磁極6eの数よりも多い場合(X1,X2,X4,X5)と比較して、形状に関する比LWの変化に対して出力トルクの減少傾向が抑制されている。また、形状に関する比LWが40%を下回って小さくなると、グラフの傾きが大きくなり、出力トルクの低下が顕著になっている。また、出力トルクの低下率を1%未満に小さく抑制するには、形状に関する比LWが40%以上を確保すればよいことがわかる。
また、式1,2からヨーク14の幅の最小値W1を求めることも可能である。この最小値W1を採用する場合には、ヨーク14の材料コストを低減するのに寄与する。
従って、スロット11cの数が磁極6eの数よりも多い場合には、式1を満たすことで、出力トルクの低下を抑制しつつ、式1に基づいて、形状に関する比LWを小さく、換言すれば、ヨーク14を小型化することができる。
また、スロット11cの数が磁極6eの数よりも少ない場合には、式2を満たすことで、出力トルクの低下を抑制しつつ、式2に基づいて、形状に関する比LWを小さく、換言すれば、ヨーク14を小型化することができる。
本実施形態では、ステータコア11の径方向Rに関して、内壁としての軸方向突出部15cの軸方向端部15c1の厚みt1は、上記軸方向突出部15cの根本部15c2の厚みt2よりも小さくされている。これにより、内壁において軸方向外方の部分であるほどに、磁束密度が低くなることから、根本部15c2の厚みt2よりも軸方向端部15c1の厚みt1を薄くすることで、磁束の通りやすさを維持しつつ、材料コストを低減でき、安価にできる。
また、本実施形態では、ステータコア11の軸方向Sに関して、コイル収容溝19の外壁の高さH1が、コイル収容溝19の内壁の高さH2よりも短くされている。この場合、コイル収容溝19の外壁は、磁束を適度に通し易くできて、しかも、内壁よりも低いことにより、製造コストを安価にできる。
また、本実施形態において、ステータコア11の軸方向Sに関するコイル収容溝19の内壁としての軸方向突出部15cの高さH2を、ステータコア11の径方向Rに関する軸方向突出部15cの根本部15c2の厚みt2で除した値(H2/t2)は、0<(H2/t2)≦0.5の範囲にあるようにされている。この場合、軸方向突出部15cでの磁束の通りやすさを確保しつつ、軸方向突出部15cの材料コストを低減できる効果を、顕著に得ることができる。
また、本実施形態において、ステータコア11の軸方向Sに関して、ヨーク14の長さL1は、ティース15の最大長さL2よりも短くされている。この場合、ヨーク14での磁束の通りやすさを確保しつつ、ヨーク14の材料コストを低減できる効果を、確実に得ることができる。
また、スロット11cの数が、ロータ6の磁極6eの数よりも多いときには、上述の式1が満たされるようにしている。この場合、磁束の通りやすさを確保しつつ、材料コストを低減できる効果を、確実に得ることができる。
また、スロット11cの数が、磁極6eの数よりも少なくなる場合には、式1に代えて、上述の式2が満たされるようにしてもよい。この場合、磁束の通りやすさを確保しつつ、材料コストを低減できる効果を、確実に得ることができる。
構成A〜Eのうちの少なくとも一つ、より好ましくは全ては、以下の構成(1) 〜(3) の少なくとも一つが、より好ましくは全てが該当する場合に、好適である。
構成(1) :ロータマグネット6bの永久磁石は、ネオジウム磁石からなる。なお、ネオジウム磁石は、ネオジウム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石である。
構成(2) :ステータ7の内周面とロータ6の保護部材6dの外周面との間における径方向Rに関しての間隔は、0.5mm以下とされている。
構成(3) :磁性粉11mの成形品(例えば、本実施形態では焼結体に相当。)の密度が、7.5g/cm3 以上である。
(1) 〜(3) の場合には、ステータコア11において磁束密度が高くなる傾向にある。従って、上記構成A〜Eのうちの少なくとも一つが、より好ましくは全てが適用されることにより、ステータコア11において磁束をより通しやすくできるので、出力トルクを高めつつ安価な電動モータを実現できる。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図9は、本発明の第2の実施形態の分割コアの斜視図である。図9を参照して、分割コア16のティース15は、径方向内方にある先端部にのみスキューを付与されている。すなわち、ティース15は、先端部として、径方向内方にあるティース本体15aの端部15dと、周方向突出部15bと、軸方向突出部15cとを有している。これらがステータコア11の軸方向Sに平行に延びている。ティース本体15aからの周方向突出部15bの突出量は、軸方向Sの位置に応じて異なっている。例えば、周方向Tの一方の側へ突出する周方向突出部15bの突出量は、軸方向Sに関しての一方の端部に向かうに従って大きくされていて、周方向Tの他方の側へ突出する周方向突出部15bの突出量は、軸方向Sに関しての他方の端部に向かうに従って大きくされている。周方向に関しての周方向突出部15bの先端にある縁部15b1は、軸方向Sに対して斜めに傾斜して直線状に延びている。周方向Tについてのティース15の周方向突出部15bの一対の先端の縁部15b1同士の間隔は、軸方向Sの任意の位置において一定とされている。
この場合、ティース本体15aは、軸方向Sに対して平行であるので、ティース本体15aが軸方向Sに対して斜めに傾斜する場合に比べて、巻線は容易である。また、スキューを、ロータ6のロータマグネット6bの磁石の配置の工夫により実現する場合に比べて、スキューを容易に実現でき、しかもコギングトルクを効果的に低減できる。また、ティース15を形成するときに、スキューを高精度なプレス成形により付与できるので、ステータ7の個体ごとのスキューのばらつきを小さく抑制できる。
なお、図9に示す分割コア16を、コイル収容溝19が形成されずに磁性粉11mを含むステータコア11に適用することもでき、さらに、ブラシレスモータだけでなく、ブラシ付きの電動モータにも適用することもできる。
また、上述の各実施形態において、式1または式2が満たされていない場合や、ヨーク14の長さがティース15の最大長さと等しいかこれよりも長い場合や、(H2/t2)>0.5の場合や、t1≧t2の場合のうちの少なくとも一つに該当する場合も考えられる。
また、上述の各実施形態においては、軸方向Sの両端部11a,11bのコイル収容溝19において、内壁が外壁よりも高く形成されていたが、これには限定されず、軸方向Sのいずれか一方の端部11a,11bのコイル収容溝19の内壁が外壁よりも高い場合も考えられる。この場合にも、出力トルクを安価に高める効果を部分的に得ることが可能となる。
また、上述の各実施形態において、分割コア16は、磁性粉11mを成形して構成された材料としての、磁性粉11mを含む焼結体からなっていた。この焼結体は、磁性粉11mを含み、成形型を用いて成形されてなる成形品からなる。このような磁性粉11mにより形成されたステータコア11としては、上述の焼結体の他、磁性粉11mが高圧力で圧縮成形されてなる成形品としての圧粉磁心でもよいし、樹脂成形品でもよい。この樹脂成形品は、磁性粉11mとしての鉄粉と、絶縁部材としての合成樹脂とを含む複合材料により形成されている。
また、上述の各実施形態では、各分割コア16が互いに別体とされていたが、これには限定されない。例えば、上述の複数の分割コア16が一体に形成されて単一部品をなし、これによりステータコア11が構成されていてもよい。
また、上述の各実施形態では、各分割コア16の全体が、ひいてはステータコア11の全体が、磁性粉11mにより形成されていたが、これには限定されず、各分割コア16の一部のみが磁性粉11mにより形成されていてもよいし、ステータコア11の一部のみが磁性粉11mにより形成されていてもよい。例えば、図示しないが、各分割コア16またはステータコア11が、磁性粉11mにより形成された部分と、積層鋼板により形成された部分とを含んでいてもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の第1の実施形態の電動モータの概略構成を示す断面図である。 図1に示すステータの要部の断面図であり、図1のS2−S2断面を示す。 図1に示す分割コアの斜視図である。 図1の分割コアの断面図であり、ステータコアの周方向に垂直な断面を示す。 電磁解析結果における、コイル収容溝の内壁の高さH2を、径方向に関する内壁の根本部の厚みt2で除した値HT=(H2/t2)と、コギングトルクとの関係を示すグラフである。横軸に、値HTを示し、縦軸にコギングトルクの大きさ(N・m)を示す。 電磁解析結果における、コイル収容溝の内壁の高さH2を、径方向に関する内壁の根本部の厚みt2で除した値HT=(H2/t2)と、磁束密度比との関係を示すグラフである。横軸に、値HTを示し、縦軸に磁束密度比を示す。 電磁解析結果における、ステータコアの形状に関する比LWと、出力トルクに関するトルク比率PLWとの関係を示すグラフである。横軸に、形状に関する比LW(%)を示す。縦軸に、トルク比率PLW(%)を示し、ステータのスロットが12個の場合において、ロータの磁極が8,10,14個の場合のそれぞれのグラフ(X1,X2,X3)が図示されている。 電磁解析結果における、ステータコアの形状に関する比LWと、出力トルクに関するトルク比率PLWとの関係を示すグラフである。横軸に、形状に関する比LW(%)を示す。縦軸に、トルク比率PLW(%)を示し、ステータのスロットが9個の場合において、ロータの磁極が6,8,10個の場合のそれぞれのグラフ(X4,X5,X6)が図示されている。 本発明の第2の実施形態の分割コアの斜視図である。
符号の説明
1…電動モータ、6…ロータ、6e…磁極、7…ステータ、11…ステータコア、11a,11b…端部、11c…スロット、11m…磁性粉、14…ヨーク、15…ティース、15a…ティース本体、15c…軸方向突出部(内壁)、15c1…軸方向端部(内壁の軸方向端部)、15c2…根本部、17a…内周部(ヨークの内周)、17e…軸方向端部(外壁)、19…コイル収容溝(コイル巻回用の溝)、H1…溝の外壁の高さ、H2…溝の内壁の高さ、L1…ヨークの長さ、L2…軸方向に関するティースの最大長さ、R…径方向、T…周方向、t1…内壁の軸方向端部の厚み、t2…根本部の厚み、W1…径方向に関するヨークの最小幅、W2…周方向に関するティースの最小幅

Claims (6)

  1. 周方向に離隔する複数の磁極を有するロータと、
    このロータを取り囲むステータとを備え、
    このステータは、磁性粉を含む環状のステータコアを含み、
    このステータコアは、環状のヨークと、このヨークの内周に突出形成され、ヨークの周方向にスロットを挟んで相互に離隔する複数のティースとを有し、
    各ティースは、ヨークの内周から径方向に延びるティース本体と、ティース本体からステータコアの対応する軸方向外方に突出する軸方向突出部とを有し、
    ステータコアの軸方向の端部に各ティースに対応してステータコアの軸方向外方に開放するコイル巻回用の溝が形成され、
    各溝の外壁は、ヨークの対応する軸方向端部により構成され、
    各溝の内壁は、ティースの軸方向突出部により構成され、
    ステータコアの径方向に関して、上記内壁の軸方向端部の厚みt1は、上記内壁の根本部の厚みt2よりも小さいことを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1において、上記ステータコアの軸方向に関して、上記溝の外壁の高さH1が、上記溝の内壁の高さH2よりも短いことを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項2において、
    上記ステータコアの軸方向に関する上記溝の内壁の高さH2を、上記ステータコアの径方向に関する上記内壁の根本部の厚みt2で除した値(H2/t2)は、
    0<(H2/t2)≦0.5
    の範囲にあることを特徴とする電動モータ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、上記ステータコアの軸方向に関して、ヨークの長さは、ティースの最大長さよりも短いことを特徴とする電動モータ。
  5. 請求項4において、上記スロットの数が、上記磁極の数よりも多いときには、下記式1が満たされることを特徴とする電動モータ。
    (L1×W1)>(L2×W2×0.6)……式1。
    ただし、L1は、ステータコアの軸方向に関するヨークの長さである。W1は、ステータコアの径方向に関するヨークの最小幅である。L2は、ステータコアの軸方向に関するティースの最大長さである。W2は、ステータコアの周方向に関するティースの最小幅である。
  6. 請求項4において、上記スロットの数が、上記磁極の数よりも少ないときには、下記式2が満たされることを特徴とする電動モータ。
    (L1×W1)>(L2×W2×0.4)……式2。
    ただし、L1は、ステータコアの軸方向に関するヨークの長さである。W1は、ステータコアの径方向に関するヨークの最小幅である。L2は、ステータコアの軸方向に関するティースの最大長さである。W2は、ステータコアの周方向に関するティースの最小幅である。
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