JP2005333752A - モータのコアユニット及びコイルユニット - Google Patents

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JP2005333752A JP2004151132A JP2004151132A JP2005333752A JP 2005333752 A JP2005333752 A JP 2005333752A JP 2004151132 A JP2004151132 A JP 2004151132A JP 2004151132 A JP2004151132 A JP 2004151132A JP 2005333752 A JP2005333752 A JP 2005333752A
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Hiromasa Masuda
博雅 増田
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Abstract

【課題】突極と突極の間の隙間を有効利用してコイルの占積を増やし、高トルク、高応答性にしたモータのコアユニットを提供する。
【解決手段】内周側に配置される永久磁石より成る回転子に所定の隙間をもって対向する突極を周方向に複数有する固定子1と、前記突極と該突極に巻き回されるコイル3とを絶縁するための絶縁部材2とを有し、前記突極が、前記絶縁部材と一体に形成され、前記径方向と直交する方向に所定の幅をもつ壁2bによって、径方向に延びるコイル巻き回し部分が複数に分割され、かつ、分割された前記コイル巻き回し部分のうちの先端側よりも後端側のコイルの重ね巻き回数を多くすることができるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器の駆動源等に使用されるモータのコアユニット及びコイルユニットに関するものである。
複数の突極を周方向に配置されて成るモータは種々提案されている(特許文献1参照)。この種のモータは、搭載される機器の小型化に合わせて小型で高トルク、高応答性が求められている。
図4及び図5はこの種の従来のモータを示す図であり、詳しくは、図4はモータの断面図、図5(a)は図4のモータのコイルユニットのみを回転軸方向より見て示す図、図5(b)は図5(a)のC−C断面図である。
複数の突極を周方向に配置した形状の積層コア1をコイル3との絶縁を目的としたコイルカバー(インシュレータとも記す)2で挟み込む事でコアユニットが構成され、該コアユニットの突極にコイル3を巻き回すことでコイルユニットが構成される。コイルユニットの内側には、回転自在に支持された軸4と該軸4に固定されたローターマグネット5で構成されるローターユニット(永久磁石より成る回転子)が配置される。
上記構成のモータにおいて、高応答性に対応する為には、ローターユニットを小径化してローターイナーシャを低減する必要があり、また高トルクに対応する為には、コイルユニットのコイル占積を可能な限り大きくなるように設計する必要がある。
特開2003−153513号公報
ところが、図4及び図5に示す従来のモータのコイルユニット形状においては、以下のような課題があった。図6は上記従来例によるコアユニットの部分拡大図であり、突極1aに巻き回されるコイル3の占積はインシュレータ1の鍔部2a(コイル3の巻きほどけを防止するための壁)の幅Laで決まり、Aで示す範囲が限界となり、周方向において隣接する突極1aと突極1aの間にBで示す隙間が空いてしまっていた。上記のように高応答性に対応する為にローターユニットの外径を小さくしてローターイナーシャを低減することが行われるが、ローターユニットの外径を小さくする程、突極1aの長さLcは長くなり、鍔部2aの幅Laは狭くなるため、Bで示す隙間も大きくなり、無駄なスペースも増えていた。また、鍔部2aの幅La以上にコイル3を巻き回した場合は、コイル3を接着等で固定しない限りほどけてしまう問題が発生していた。したがって、高トルク、高応答性のモータを設計するには、Bで示す隙間を有効に使う必要があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、隣接する突極と突極の間の隙間を有効利用してコイルの占積を増やし、高トルク、高応答性にすることのできるモータのコアユニット及びコイルユニットを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、内周側に配置される永久磁石より成る回転子に所定の隙間をもって対向する突極を周方向に複数有する固定子と、前記突極と該突極に巻き回されるコイルとを絶縁するための絶縁部材とを有するモータのコアユニットであって、前記突極が、前記絶縁部材と一体に形成され、前記径方向と直交する方向に所定の幅をもつ壁によって、径方向に延びるコイル巻き回し部分が複数に分割され、かつ、分割された前記コイル巻き回し部分のうちの先端側よりも後端側のコイルの重ね巻き回数を多くすることができるようになっているモータのコアユニットとするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載のモータのコアユニットと、前記壁によって分割された前記コイル巻き回し部分の先端側よりも後端側の重ね巻き回数が多くなるように巻き回されているコイルとを有するモータのコイルユニットとするものである。
本発明によれば、隣接する突極と突極の間の隙間を有効利用してコイルの占積を増やし、高トルク、高応答性にすることができるモータのコアユニット又はコイルユニットを提供できるものである。
以下の実施例1及び実施例2に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係わるモータを示す図であり、詳しくは、図1(a)はモータのコイルユニットのみを回転軸方向より見て示す図、図1(b)は図1(a)のD−D断面図である。図4ないし図6と同一機能を有する部分は同一の符号を付してある。
固定子である積層コア1は、内周側に配置される図4と同様のローターマグネットに所定の隙間をもって対向する放射状に構成された突極1aを周方向に複数有している。この積層コア1をコイル3との絶縁を目的としたインシュレータ2で挟み込むことでコアユニットが構成され、該コアユニットの突極1aにコイル3を巻き回すことでコイルユニットが構成される。コアユニットの突極1aは、鍔部2aとともにインシュレータ2と一体に形成される壁2bによってコイル3を巻き回す部分(コイル巻き回し部分)が径方向(放射方向)において分割されている。この壁2bは径方向と直交する方向の幅Ldが鍔部2aの径方向と直交する方向の幅Laよりも広くなっている。よって、突極1aの分割されたうちの先端側のコイル巻き回し部分よりも後端側(根元側)のコイル巻き回し部分に、接着等で固定することなくコイル3を多く巻き回すことができる。別言すれば、コイル3の重ね巻き回数を多くすることが可能になっている。
図2は、図1のコアユニットの部分拡大図であり、従来例である図6に対応する図である。
図6では、コイル3の占積は鍔部2aの幅Laで決まるためにAで示す範囲が限界となり、Bで示す隙間が空いてしまっていた。これに対し本実施例1においては、図2に示すように、径方向と直交する方向に所定の幅(鍔部2aの幅Laよりも広い幅)Ldをもつ壁2bを設けることにより、突起1aを径方向において複数に分割しかつ後端側のコイル巻き回し部分の方が先端側のコイル巻き回し部分よりもコイル3の重ね巻き回数を多くすることを可能にしている。これにより、後端側のコイル巻き回し部分にはコイル3を寸法Ldまで重ね巻きすることが可能となる。よって、コイル3の占積は鍔部2aの幅Laと壁2bの幅Ldで決まり、トータルの占積はA1+A2となり、図6に示した隙間Bのかなりの部分を埋める事ができ、換言すれば隙間Bを有効利用することができ、従来例よりも占積を増やすことができることから、高トルク、高応答性に対応したコアユニット及びコイルユニットを有するモータとすることができる。なお、図1(a)において、壁2bの中央部分に示す斜めの線は、外側のコイル巻線スペースから内側のコイル巻線スペースへコイル3が渡っている様子を示したものである。
図3は本発明の実施例2に係わるモータのコアユニットの部分拡大図であり、図2や図6に対応する図である。図1及び図2と同じ機能を有する部分は同一の符号を付すとともに、同じ部分は省略してある。
ローターユニットの外径がより小さくなり、図3に示すように突極1aの長さがLcで示すように長くなった場合、幅Laをもつ壁2bと鍔部2aをもつ幅Laの鍔部2aの寸法差が大きくなるので、径方向と直交する方向の幅の異なる2つ以上の壁2bを形成することで、図6に示した隙間Bをより有効利用することができる。そこで、本実施例2では、コアユニットの突極1aを、インシュレータ2に一体に形成される後端側の幅Ldを持つ壁2bと先端側の幅Le(<Ld)をもつ壁2bによってコイル巻き回し部分を径方向において2分割し、2分割したうちの後端側のコイル巻き回し部分の方が先端側のコイル巻き回し部分よりもコイル3の重ね巻き回数を多くすることを可能にしている。
よって、コイル3の占積は、鍔部2aの幅Laと先端側の壁2bの幅Leと後端側の壁2bの幅Ldで決まるので、トータルの占積はA1+A3+A2となり、ローターユニットの外径をより小さくしつつ、図6に示した隙間Bのかなりの部分を埋めることができ、従来例よりも占積を大幅に増やすことができることから、より高トルク、高応答性に対応したコアユニット及びコイルユニットを有するモータとすることができる。
以上の実施例2によれば、コアユニットの突極1aを、インシュレータ2に一体に形成される2つの壁2bによってコイル3を巻き回すスペースを径方向において分割するとともに、それぞれの壁2bの幅の広さを、分割したうちの後端側のコイル巻き回し部分が先端側のコイル巻き回し部分よりもコイル3の重ね巻き回数を多くすることができるようにしている。よって、ローターユニットの外径がより小さくなり、鍔部2aの幅Laが短くなった場合でも、2つの周方向に隣接する突極1aと突極1aとの隙間を有効利用することによりコイル3を巻き回すスペースを増やすことができ、高トルク、高応答性に対応したコアユニット及びコイルユニットを有するモータとすることができる。
本発明の実施例1に係わるモータの構成図である。 図1のモータのコアユニットの部分拡大図である。 本発明の実施例2に係わるモータのコアユニットの部分拡大図である。 従来のモータの構成を示す断面図である。 図4のモータの構成図である。 図4のモータのコアユニットの部分拡大図である。
符号の説明
1 積層コア(固定鉄心)
1a 突極
2 インシュレータ(絶縁部材)
2a 鍔部
2b インシュレータに設けられた壁
3 コイル

Claims (2)

  1. 内周側に配置される永久磁石より成る回転子に所定の隙間をもって対向する突極を周方向に複数有する固定子と、前記突極と該突極に巻き回されるコイルとを絶縁するための絶縁部材とを有するモータのコアユニットであって、
    前記突極は、前記絶縁部材と一体に形成され、前記径方向と直交する方向に所定の幅をもつ壁によって、径方向に延びるコイル巻き回し部分が複数に分割され、かつ、分割された前記コイル巻き回し部分のうちの先端側よりも後端側のコイルの重ね巻き回数を多くすることができるようになっていることを特徴とするモータのコアユニット。
  2. 請求項1に記載のモータのコアユニットと、前記壁によって分割された前記コイル巻き回し部分の先端側よりも後端側の重ね巻き回数が多くなるように巻き回されているコイルとを有することを特徴とするモータのコイルユニット。
JP2004151132A 2004-05-21 2004-05-21 モータのコアユニット及びコイルユニット Pending JP2005333752A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100447A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Shinano Kenshi Co Ltd 電動機の固定子巻線方法
JP2014121218A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Mitsuba Corp 電機子及び電動モータ
KR101859528B1 (ko) * 2017-05-18 2018-05-23 계양전기 주식회사 모터의 이중 권선구조를 가지는 스테이터 조립체
US10734858B2 (en) 2012-08-30 2020-08-04 Mitsuba Corporation Electric motor

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