JP2010011706A - モータ - Google Patents

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Masashi Takahashi
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Abstract

【課題】ステータコアの外周側円弧部の周方向の両端部で外周側円弧部を薄くしなくても、駆動コイルの巻回スペースを拡大することのできるモータを提供すること。
【解決手段】分割コア50において、外周側円弧部53の内周面530は、外周側円弧部53の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁539を結んだ仮想基準線LAより外周側に位置し、駆動コイル6は、仮想基準線LAよりも半径方向外側まで巻回されている。このため、駆動コイル6の巻回数が多い。また、内周側円弧部52の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁529と外周側円弧部53の端縁539とを結んだ線上で駆動コイル6が巻回されている部分の半径方向の寸法LCは、駆動コイル6が突極51に巻回されている部分の半径方向の寸法LBと同等以下であり、分割コア50の外周側円弧部53の周方向の両端部に十分な厚さを確保してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステータコアにおいて周方向に並ぶ複数の突極の各々に対して駆動コイルが巻回されたモータに関するものである。
モータは、ステータコアにおいて周方向に並ぶ複数の突極の各々に対してコイルがインシュレータを介して巻き回されたステータと、ステータに対して空隙を介して配置されたロータとを有している。ここで、ステーアコアは、図5(a)に示すような分割コア50を複数、環状に配置して構成する場合がある。図5(a)に示す分割コアは、半径方向に突出する突極51の内周側端部および外周側端部の各々から周方向の両側に内周側円弧部52および外周側円弧部53が張り出した構造を有しており、インシュレータ70は分割コア50と概ね同様な形状を有している。
かかる分割コア50に駆動コイル6を巻回する場合、従来は、図5(b)に示すように、コイル線60を供給するノズルに対して分割コア50を回転させて、突極51の周りに駆動コイル6を巻回する。このため、コイル線60が引っ掛からないように、外周側円弧部53において半径方向内側に位置する内周面530は、外周側円弧部53の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁539を結んだ仮想基準線LAと重なるように形成されている(特許文献1参照)。
特開2007−215338号公報
このような構成のモータでは、駆動コイル6の巻回数によってトルクや効率が規定されるため、大きなトルクを得るとともに、コイル線60の占積率を高めて効率を向上するには、外周側円弧部53の内周面530、および仮想基準線LAを半径方向外側に配置すればよいが、その場合、外周側円弧部53の周方向の両端部において半径方向の厚さtが薄くなってしまい、磁束密度が上がって磁束が飽和しやすくなってしまう。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ステータコアの外周側円弧部の周方向の両端部で外周側円弧部を薄くしなくても、駆動コイルの巻回スペースを拡大することのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、半径方向に突出する複数の突極の内周側端部および外周側端部の各々から周方向の両側に延びた内周側円弧部および外周側円弧部を備えた分割コアが周方向に複数配置されてなるステータコア、および前記突極の周りにインシュレータを介して巻回された駆動コイルを備えたステータと、前記内周側円弧部に対して所定の隙間を介して対向するロータマグネットを備えたロータと、を有するモータにおいて、前記外周側円弧部において半径方向内側に位置する内周面は、当該外周側円弧部の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁を結んだ仮想基準線より外周側に位置し、前記駆動コイルは、前記仮想基準線よりも半径方向外側まで巻回され、前記内周側円弧部の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁と前記外周側円弧部の前記端縁とを結んだ線上で前記駆動コイルが巻回されている部分の半径方向の寸法は、前記駆動コイルが前記突極に巻回されている部分の半径方向の寸法と同等以下であることを特徴とする。
本発明において「円弧」とは、真円の一部に相当する完全な円弧を含む他、真円からずれた円の一部に相当する形状や、複数の直線などにより円弧状に形成されている形状も含む意味である。
本発明では、分割コアの外周側円弧部において半径方向内側に位置する内周面は、外周側円弧部の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁を結んだ仮想基準線より外周側に位置し、駆動コイルは、仮想基準線よりも半径方向外側まで巻回されている。このため、駆動コイルの巻回数が多いので、大きなトルクを得ることができるとともに、巻線の占積率を高めることができるため、効率を向上することができる。この場合でも、内周側円弧部の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁と前記外周側円弧部の前記端縁とを結んだ線上で駆動コイルが巻回されている部分の半径方向の寸法は、駆動コイルが突極に巻回されている部分の半径方向の寸法と同等以下であるため、分割コアの外周側円弧部の周方向の両端部で十分な厚さを確保することができる。それ故、本発明によれば、外周側円弧部の周方向の両端部で磁束密度が極度に上がらず、磁束の飽和が起こらない。
本発明において、前記外周側円弧部の内周面は、前記突極の外周端から前記仮想基準線と平行に延びた第1平面部と、該第1平面部の周方向の両端部からさらに周方向に延びた第2平面部とを備えている構成を採用することができる。
この場合、前記第2平面部は、前記仮想基準線に対して20〜40°の角度をなしていることが好ましい。かかる構成であれば、外周側円弧部の周方向の端部においても駆動コイルを密に巻回することができる。
本発明においては、前記外周側円弧部において半径方向外側に位置する外周面と、前記外周側円弧部の内周面は、同心円状の円弧面からなる構成を採用してもよい。
本発明では、前記インシュレータにおいて前記内周側円弧部の半径方向外側に位置する内周面を覆う部分は、周方向の両端部に前記仮想基準線と平行な面を備えていることが好ましい。このように構成すると、内周側円弧部の周方向の両端部を厚くしなくても、駆動コイルの巻き崩れを防止することができる。
本発明において、前記インシュレータにおいて前記内周側円弧部の半径方向外側に位置する内周面を覆う部分は、当該内周側円弧部の周方向の両端部よりもさらに周方向に張り出しており、前記駆動コイルは、前記内周側円弧部の周方向の両端部よりもさらに周方向に張り出す位置まで巻回されていることが好ましい。このように構成すると、駆動コイルの巻き崩れを起こすことなく、駆動コイルの巻回数を増大させることができる。
本発明では、分割コアの外周側円弧部において半径方向内側に位置する内周面は、外周側円弧部の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁を結んだ仮想基準線より外周側に位置し、駆動コイルは、仮想基準線よりも半径方向外側まで巻回されている。このため、駆動コイルの巻回数が多いので、大きなトルクを得ることができるとともに、巻線の占積率を高めることができるため、効率を向上することができる。この場合でも、内周側円弧部の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁と前記外周側円弧部の前記端縁とを結んだ線上で駆動コイルが巻回されている部分の半径方向の寸法は、駆動コイルが突極に巻回されている部分の半径方向の寸法と同等以下であるため、ステータコアの外周側円弧部の周方向の両端部で十分な厚さを確保することができる。それ故、本発明によれば、外周側円弧部の周方向の両端部で磁束密度が極度に上がらず、磁束の飽和が起こらない。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したモータとしてインナーロータ型のモータについて説明する。なお、以下の説明では、図5に示す構成との対応が分りやすいように、共通する機能を有する部分には同一の符号を付して説明する。
[実施の形態1]
(モータの全体構成)
図1(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係るモータの縦断面図および横断面図である。なお、図1(a)の左半部には、分割コアを通る位置で切断した様子を示してあり、図1(a)の右半部には、分割コアを避けた位置で切断した様子を示してある。
図1(a)、(b)において、本形態のモータ1は、3相のインナーロータ型DCブラシレスモータ1であり、モータ軸線方向Lの両端が開放端になっているモータケース2と、モータケース2の内側に固定された円環状のステータ4と、ステータ4の内側でモータ軸線方向Lに延びた回転軸80、およびこの回転軸80の外周面に固定されたロータマグネット85を備えたロータ8とを有していている。回転軸80は、第1の軸受36および第2の軸受37によって回転可能に支持されており、第1の軸受36および第2の軸受37は各々、モータケース2に保持された第1の軸受ホルダ31および第2の軸受ホルダ32に各々、保持されている。なお、モータケース2の反出力側の開放端側には、第2の軸受ホルダ32より外側にカップ状のカバー39が取り付けられており、カバー39の内側には、エンコーダ(図示せず)などが配置されている。
ステータ4は、分割コア50を複数、円環状に連結してなるステータコア5を有している。本形態では、分割コア50は9つであり、9つの分割コア50は各々、後述するように、半径方向Dの内側に向けて突出する突極51を備えている。また、分割コア50には、モータ軸線方向Lの両側に配置された第1インシュレータ71および第2インシュレータ72を介して駆動コイル6が巻回されている。第1インシュレータ71および第2インシュレータ72は、ポリブチレンテレフタレートやポリフェニレンスルフィドなどからなる合成樹脂性であり、必要に応じてガラス繊維が配合されることがある。
ロータ8は、回転軸80と、回転軸80の外周面に配置された円筒状のヨーク81と、ヨーク81の外周面に配置された環状のロータマグネット85とを備えており、ステータ4とロータマグネット85とは、所定の間隙を介して対向している。なお、ロータマグネット85の外周面には保護層83が形成されており、遠心力によりロータマグネット85が破損した場合、ロータマグネット85が飛散することを防止する。
(分割コア50およびインシュレータの構成)
図2(a)、(b)は各々、図1(b)に示す分割コア50などの斜視図、および分割コア50にインシュレータを取り付けた後、駆動コイル6を巻回する前の様子を示す斜視図である。
図2(a)、(b)に示すように、分割コア50は、複数枚の磁性板をモータ軸線方向Lに積層した積層コアからなり、半径方向Dに突出する突極51と、突極51の内周側端部から周方向の両側に延びた内周側円弧部52と、突極51の外周側端部から周方向の両側に延びた外周側円弧部53とを備えている。従って、分割コア50では、突極51に対して周方向の両側に、突極51、内周側円弧部52、および外周側円弧部53で囲まれたスロットが形成されており、かかるスロットに駆動コイル6が配置される。
かかる分割コア50に対しては、モータ軸線方向Lの一方側端部(出力側端部)に第1インシュレータ71が被さり、モータ軸線方向Lの他方側端部(反出力側端部)には第2インシュレータ72が被さった状態にある。
第1インシュレータ71および第2インシュレータ72は各々、同一の構造を有しており、突極51においてモータ軸線方向Lに位置する突極端面を覆う突極端面被覆部710、720と、突極端面被覆部710、720よりモータ軸線方向L外側で、内周側円弧部52においてモータ軸線方向Lに位置する内周側円弧部端面を覆う内周側鍔部711、721と、内周側鍔部711、721に対して半径方向Dの外側で対向する位置で、外周側円弧部53においてモータ軸線方向Lに位置する外周側円弧部端面を覆う外周側鍔部712、722とを備えている。このような突極端面被覆部710、720、内周側鍔部711、721および外周側鍔部712、722は各々、モータ軸線方向Lからみたとき、突極51の端面、内周側円弧部52の端面、および外周側円弧部53の端面と略同一形状を有している。すなわち、モータ軸線方向Lからみたとき、突極51および突極端面被覆部710、720は矩形であり、内周側円弧部52および内周側鍔部711、721は円弧状であり、外周側円弧部53および外周側鍔部712、722は円弧状である。
さらに、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72は各々、突極51において周方向に位置する突極側面510を覆うように突極端面被覆部710、720からモータ軸線方向Lに突出する突極側面被覆部715、725と、内周側円弧部52の内周面520を覆うように内周側鍔部711、721からモータ軸線方向Lに突出する内周側円弧部被覆部716、726と、外周側円弧部53の内周面530を覆うように外周側鍔部712、722からモータ軸線方向Lに突出する外周側円弧部被覆部717、727とを備えている。ここで、突極側面被覆部715、725、および外周側円弧部被覆部717、727はいずれも薄板状である。これに対して、内周側円弧部被覆部716、726は、モータ軸線方向Lからみたとき、周方向の両端部に底辺を向ける略三角形状になっている。
このように構成した第1インシュレータ71および第2インシュレータ72において、突極側面被覆部715、725と内周側円弧部被覆部716、726とは繋がっているとともに、突極側面被覆部715、725と外周側円弧部被覆部717、727とは繋がっている。このため、モータ軸線方向Lからみたとき、内周側円弧部被覆部716、726、突極側面被覆部715、725、および外周側円弧部被覆部717、727はコの字形状になっている。このような内周側円弧部被覆部716、726、突極側面被覆部715、725、および外周側円弧部被覆部717、727で囲まれた空間を通るように駆動コイル6が巻回される。
このように構成した分割コア50、第1インシュレータ71、および第2インシュレータ72を用いてステータ4を構成するには、分割コア50のモータ軸線方向Lの両側から第1インシュレータ71および第2インシュレータ72を被せる。そして、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72の上から突極51の周りに駆動コイル6を巻回する。このようにして駆動コイル6を巻回した分割コア50は、図1(b)に示すように、複数が周方向に環状に配置されて、ステータコア5およびステータ4が構成される。
ここで、第1インシュレータ71と第2インシュレータ72とは、双方の突極側面被覆部715、725の端部同士、双方の内周側円弧部被覆部716、726の端部同士、および双方の外周側円弧部被覆部717、727の端部同士がモータ軸線方向Lで接し、突極側面510などは、第1インシュレータ71と第2インシュレータ72とによって完全に覆われている。なお、第1インシュレータ71と第2インシュレータ72とは、双方の突極側面被覆部715、725の端部同士、双方の内周側円弧部被覆部716、726の端部同士、および双方の外周側円弧部被覆部717、727の端部同士がモータ軸線方向Lで離間している場合があり、このような場合、突極51の周りなどをシート状のスロット絶縁紙で覆い、かかるスロット絶縁紙の上に駆動コイル6を巻回した構成が採用される。
(駆動コイル6の巻回スペースの詳細構成)
図3は、本発明の実施の形態1に係るモータにおいて、分割コア1つ分の平面構造を示す説明図である。なお、図3では、コイル線の巻回スペースについては小さな丸を付した領域で模式的に示し、1つの丸がコイル線の断面に一致するものではない。
図1および図2を参照して説明したように、分割コア50は、半径方向Dに突出する突極51と、突極51の内周側端部から周方向の両側に延びた内周側円弧部52と、突極51の外周側端部から周方向の両側に延びた外周側円弧部53とを備え、それらの内面(突極側面510、内周側円弧部52の内周面520、外周側円弧部53の内周面530)を第1インシュレータ71および第2インシュレータ72の突極側面被覆部715、725、内周側円弧部被覆部716、726、および外周側円弧部被覆部717、727が覆った状態で駆動コイル6が巻回されている。
かかる分割コア50を構成するにあたって、本形態では、図3に示すように、外周側円弧部53の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁539を結んだ仮想基準線LAより外周側に位置している。具体的には、外周側円弧部53の外周面537は円弧状であるあるが、外周側円弧部53の内周面530は、突極51の外周端から仮想基準線LAと平行に延びた第1平面部530aと、第1平面部530aの周方向の両端部からさらに周方向に延びた第2平面部530bとを備えており、第2平面部530bは、仮想基準線LAに対して30°の角度θをなしている。ここで、第2平面部530bが仮想基準線LAに対してなす角度θは20°〜40°の範囲が好ましい。
かかる構成に倣って、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72の外周側円弧部被覆部717、727は、突極側面被覆部715、725の外周端から仮想基準線LAと平行に延びた第1平面部717a、727aと、第1平面部717a、727aの周方向の両端部からさらに周方向に延びた第2平面部717b、727bとを有している。
但し、本形態では、外周側円弧部53の周方向の両端部においては十分な厚さtが確保されている。すなわち、外周側円弧部53の両端部の厚さtは、突極51の幅によって決まるが、本形態ではその必要な厚さtを狭めることなく、十分な厚さを確保できている。より具体的には、マグネット4極−コア6極や、マグネット8極−コア6極等の場合、厚さtは突極51の幅寸法の1/2以上であることが望ましいが、本形態では、突極の幅の1/2以上を確保することができる。
また、駆動コイル6は、仮想基準線LAよりも半径方向外側まで巻回されているとともに、内周側円弧部52の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁529と外周側円弧部53の端縁539とを結んだ線上で駆動コイル6が巻回されている部分の半径方向の寸法LCは、駆動コイル6が突極51に巻回されている部分の半径方向の寸法LBと同等以下である。
また、本形態では、分割コア50の内周側円弧部52は周方向で薄くなっているが、内周側円弧部被覆部716、726は、モータ軸線方向Lからみたとき、周方向の両端部に底辺を向ける略三角形状になっており、仮想基準線LAと平行に延びた面716a、726aを備えている。
このため、突極51、内周側円弧部52および外周側円弧部53で囲まれたコイル巻回スペース(スロット)は、間口部分の開口幅(寸法LC)が奥部分の幅寸法(寸法LB)と同等以下になっている。かかる形態は、分割コア50を回転させて、突極51の周りに駆動コイル6を巻回する方法では多大な手間がかかるが、コイル線を供給するノズルを突極51、内周側円弧部52および外周側円弧部53で囲まれたコイル巻回スペース(スロット)に入り込ませ、かかる状態で、ノズルを回転させてコイル線を巻回すれば容易に実現することができる。
また、本形態では、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72において、内周側円弧部被覆部716、726(特に仮想基準線LAと平行に延びた面716a、726a)は、内周側円弧部52の周方向の端部よりもさらに周方向に張り出しており、駆動コイル6は、内周側円弧部52の周方向の両端部よりもさらに周方向に張り出す位置まで巻回されている。このため、駆動コイル6の巻回数が多いので、大きなトルクを得ることができるとともに、コイル線の占積率が高いので、高効率化を実現することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1では、分割コア50の外周側円弧部53において半径方向内側に位置する内周面530は、外周側円弧部53の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁539を結んだ仮想基準線LAより外周側に位置し、駆動コイル6は、仮想基準線LAよりも半径方向外側まで巻回されている。このため、図5において点線Sを付した空間も駆動コイル6の巻回スペースとして利用している分、駆動コイル6の巻回数が多いので、大きなトルクを得ることができるとともに、コイル線の占積率が高いので、高効率化を実現することができる。すなわち、コイル線の巻回数が多いので、モータ1での損失のうち、(電流I)2×抵抗Rで表される銅損を低減でき、効率を向上することができる。
この場合でも、内周側円弧部52の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁529と外周側円弧部53の端縁539とを結んだ線上で駆動コイル6が巻回されている部分の半径方向の寸法LCは、駆動コイル6が突極51に巻回されている部分の半径方向の寸法LBと同等以下であり、分割コア50の外周側円弧部53の周方向の両端部に十分な厚さが確保されている。このため、ステータコア5の外周側円弧部53において、磁束密度が極度に上がらず、それ故、磁束の飽和が起こらない。
また、内周側円弧部52の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁529と外周側円弧部53の端縁539とを結んだ線上で駆動コイル6が巻回されている部分の半径方向の寸法LCは、駆動コイル6が突極51に巻回されている部分の半径方向の寸法LBと同等以下であり、多くの駆動コイル6を巻回しても駆動コイル6を確実に保持することができる。
また、外周側円弧部53の内周面530は、突極51の外周端から仮想基準線LAと平行に延びた第1平面部530aと、第1平面部530aの周方向の両端部からさらに周方向に延びた第2平面部530bとを備えており、第2平面部530bは、仮想基準線LAに対して20〜40°の角度θをなしている。このため、外周側円弧部53の周方向の端部付近においても駆動コイル6を密に巻回することができる。ここで、第2平面部530bと仮想基準線LAとが成す角度θが20°未満であると、分割コア50の外周側円弧部53の周方向の両端部に十分な厚さを確保することができず、角度θが40°を超えると、駆動コイル6を密に巻回するのが困難になる。特に本形態では、第2平面部530bと仮想基準線LAとが成す角度θを30°に設定してあるため、コイル線の並びが30°になるので、巻線スペースの隙間が小さくて済む。従って、コイル線を巻いている途中で巻き崩れが発生しにくく、綺麗な整列巻を実現することができる。
さらに、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72において内周側円弧部52の内周面520を覆う内周側円弧部被覆部716、726は、仮想基準線LAと平行に延びた面716a、726aを備えている。このため、内周側円弧部52の周方向の両端部を厚くしなくても、突極51、内周側円弧部52および外周側円弧部53で囲まれたコイル巻回スペース(スロット)の間口部分の開口幅を狭めることができるので、駆動コイル6の巻き崩れを防止することができる。
特に本形態では、分割コア50の形状に倣って、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72において、外周側円弧部被覆部717、727および内周側円弧部被覆部716、726は、いずれも仮想基準線LAと平行な面(第1平面部717a、727aおよび面716a、726a)を備え、これらの面は平行に対向している。このため、駆動コイル6を平行な2つの面で挟んだ状態にあるので、コイル線を確実に保持することができる。さらに、第1平面部717a、727aの周方向の両端に第2平面部717b、727bが形成されているので、コイル線は3つの平面で保持された状態にある。そのため、分割コア50の外周側円弧部53の周方向の両端部に十分な厚さtを確保しつつ、コイル線の巻回量の増大、およびかかるコイル線の確実な保持の双方を実現することができる。
さらにまた、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72において、内周側円弧部被覆部716、726は、内周側円弧部52の周方向の端部よりもさらに周方向に張り出しており、駆動コイル6は、内周側円弧部52の周方向の両端部よりもさらに周方向に張り出す位置まで巻回されている。このため、駆動コイル6の巻き崩れを起こすことなく、駆動コイル6の巻回数を増大させることができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係るモータにおいて、分割コア1つ分の平面構造を示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図1および図2を参照して説明したように、分割コア50は、半径方向Dに突出する突極51と、突極51の内周側端部から周方向の両側に延びた内周側円弧部52と、突極51の外周側端部から周方向の両側に延びた外周側円弧部53とを備え、それらの内面(突極側面510、内周側円弧部52の内周面520、外周側円弧部53の内周面530)を第1インシュレータ71および第2インシュレータ72の突極側面被覆部715、725、内周側円弧部被覆部716、726、および外周側円弧部被覆部717、727が覆った状態で駆動コイル6が巻回されている。
かかる分割コア50を構成するにあたって、本形態では、図4に示すように、外周側円弧部53において半径方向内側に位置する内周面530は、外周側円弧部53の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁539を結んだ仮想基準線LAより外周側に位置している。具体的には、外周側円弧部53の内周面530と、外周側円弧部53の外周面537とは、同心円状の円弧面からなる。かかる構成に倣って、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72の外周側円弧部被覆部717、727も円弧面になっている。なお、本形態では、外周側円弧部53の内周面530、および外周側円弧部被覆部717、727は複数の直線が繋がって略円弧状に形成されている。
従って、本形態でも、外周側円弧部53の周方向の両端部においては十分な厚さtが確保されている。このため、駆動コイル6は、仮想基準線LAよりも半径方向外側まで巻回されているとともに、内周側円弧部52の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁529と外周側円弧部53の端縁539とを結んだ線上で駆動コイル6が巻回されている部分の半径方向の寸法LCは、駆動コイル6が突極51に巻回されている部分の半径方向の寸法LBと同等以下である。
また、本形態では、分割コア50の内周側円弧部52は周方向で薄くなっているが、内周側円弧部被覆部716、726は、モータ軸線方向Lからみたとき、周方向の両端部に底辺を向ける略三角形状になっており、仮想基準線LAと平行に延びた面716a、726aを備えている。このため、突極51、内周側円弧部52および外周側円弧部53で囲まれたコイル巻回スペース(スロット)は、間口部分の開口幅が奥部分の幅寸法以下になっている、かかる形態は、コイル線を供給するノズルを固定する一方、分割コア50を回転させて、突極51の周りに駆動コイル6を巻回する方法では実現できないが、コイル線を供給するノズルを突極51、内周側円弧部52および外周側円弧部53で囲まれたコイル巻回スペース(スロット)に入り込ませ、かかるノズルを移動させれば実現することができる。
また、本形態では、第1インシュレータ71および第2インシュレータ72において、内周側円弧部被覆部716、726は、内周側円弧部52の周方向の端部よりもさらに周方向に張り出しており、駆動コイル6は、内周側円弧部52の周方向の両端部よりもさらに周方向に張り出す位置まで巻回されている。
以上説明したように、本形態のモータ1でも、実施の形態1と同様、駆動コイル6は、仮想基準線LAよりも半径方向外側まで巻回されているため、大きなトルクを得ることができるとともに、コイル線の占積率が高いので、高効率化を実現することができる。また、内周側円弧部52の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁529と外周側円弧部53の端縁539とを結んだ線上で駆動コイル6が巻回されている部分の半径方向の寸法LCは、駆動コイル6が突極51に巻回されている部分の半径方向の寸法LBと同等以下であり、分割コア50の外周側円弧部53の周方向の両端部に十分な厚さを確保してある。このため、ステータコア5の磁気抵抗が増大することがないなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[その他の実施の形態]
上記形態においては、インナーロータ型のモータ1に対して本発明を適用したが、アウターロータ型のモータ1に対しても本発明を適用することができ、この場合、分割コア50の内周側円弧部52が繋がるように分割コア50を配置してステータコア5を構成すればよい。
上記形態では、分割コア50の外周面は円弧形状になっているが、突極51の幅に対応する部分が、冷媒を通すための凹部として半径方向に凹んでいる構や、分割コア50の外周面に、分割コア50をケース2の内周面に固定するための平面部分が形成されている構成を採用してもよい。
(a)、(b)は、本発明を適用したモータの縦断面図および横断面図である。 (a)、(b)は各々、図1(b)に示す分割コアなど斜視図、および分割コアにインシュレータを取り付けた後、駆動コイルを巻回する前の様子を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るモータにおいて、分割コア1つ分の平面構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るモータにおいて、分割コア1つ分の平面構造を示す説明図である。 (a)、(b)は各々、従来のモータにおいて、分割コア1つ分の平面構造を示す説明図、および駆動コイルを巻回する様子を示す説明図である。
符号の説明
1 モータ
5 ステータコア
6 駆動コイル
8 ロータ
50 分割コア
51 突極
52 内周側円弧部
53 外周側円弧部
71 第1インシュレータ
72 第2インシュレータ
715、725 突極側面被覆部
716、726 内周側円弧部被覆部
717、727 外周側円弧部被覆部

Claims (6)

  1. 半径方向に突出する複数の突極の内周側端部および外周側端部の各々から周方向の両側に延びた内周側円弧部および外周側円弧部を備えた分割コアが周方向に複数配置されてなるステータコア、および前記突極の周りにインシュレータを介して巻回された駆動コイルを備えたステータと、
    前記内周側円弧部に対して所定の隙間を介して対向するロータマグネットを備えたロータと、
    を有するモータにおいて、
    前記外周側円弧部において半径方向内側に位置する内周面は、当該外周側円弧部の周方向の両端部で半径方向内側に位置する端縁を結んだ仮想基準線より外周側に位置し、
    前記駆動コイルは、前記仮想基準線よりも半径方向外側まで巻回され、
    前記内周側円弧部の周方向の両端部で半径方向外側に位置する端縁と前記外周側円弧部の前記端縁とを結んだ線上で前記駆動コイルが巻回されている部分の半径方向の寸法は、前記駆動コイルが前記突極に巻回されている部分の半径方向の寸法と同等以下であることを特徴とするモータ。
  2. 前記外周側円弧部の内周面は、前記突極の外周端から前記仮想基準線と平行に延びた第1平面部と、該第1平面部の周方向の両端部からさらに周方向に延びた第2平面部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第2平面部は、前記仮想基準線に対して20〜40°の角度をなしていることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記外周側円弧部において半径方向外側に位置する外周面と、前記外周側円弧部の内周面は、同心円状の円弧面からなることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  5. 前記インシュレータにおいて前記内周側円弧部の半径方向外側に位置する内周面を覆う部分は、周方向の両端部に前記仮想基準線と平行な面を備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のモータ。
  6. 前記インシュレータにおいて前記内周側円弧部の半径方向外側に位置する内周面を覆う部分は、当該内周側円弧部の周方向の両端部よりもさらに周方向に張り出しており、
    前記駆動コイルは、前記内周側円弧部の周方向の両端部よりもさらに周方向に張り出す位置まで巻回されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のモータ。
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