JP2009159714A - 電動機 - Google Patents

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善也 中村
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Abstract

【課題】コイルの磁力のバラツキを抑制する電動機を提供する。
【解決手段】本発明は、回転軸2を備えた回転子3と、回転子と軸方向に対向するように配置された固定子4と、回転子と固定子とを内装するケース5とを備えた電動機において、固定子は、ケースに固定されるヨーク12と、コイルが巻回されるティース11とからなるコア13を備え、ティースは、磁性材料のリボン材で構成される内芯11aと外芯11bからなり、内芯は、リボン材を積層して形成された複数の積層体11cを、ティースの形状に応じて接合して構成され、外芯は、内芯の外周に前記リボン材を巻回して形成されることを特徴とする電動機である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機に関するものである。
従来、低速高トルクを発揮する電動機として、回転軸方向に固定子と回転子とが対向して配置される軸方向空隙型電動機がある。この軸方向空隙型電動機は、コイルが巻回される固定子と、このコイルに回転軸方向に対向して配置され、複数対の永久磁石が周方向起磁力形に配置される回転子とからなり、固定子のコイルに電流を流して回転磁界を発生させ、これに伴い固定子と回転子との間の磁気的な吸引力および反発力によって、回転子を回転させるものである。
このような軸方向空隙型電動機の固定子のコアの構造として、リボン状の磁性鋼板を渦巻状に巻回してコアを形成し、このコアにコイルを巻回して固定子を形成するものがある(特許文献1参照)。
特開2007−104795号公報
しかしながら、これら従来のコア構造では、芯となる部分がなく、コア成形時に鋼板の巻回作業がしにくく、またコアの形状が一定しない。このため、コアに巻回されたコイルが生じる磁力が、コイルごとに不均一となりやすく、電動機の回転変動の原因となるおそれがある。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、コアをリボン状の板材を用いて形成する場合において、コアの形状が一定となる電動機を提供することを目的とする。
本発明は、回転軸を備えた回転子と、前記回転子と軸方向に対向するように配置された固定子と、前記回転子と前記固定子とを内装するケースとを備えた電動機において、前記固定子は、前記ケースに固定されるヨークと、前記コイルが巻回されるティースとからなるコアを備え、前記ティースは、磁性材料のリボン材で構成される内芯と外芯からなり、前記内芯は、前記リボン材を積層して形成された複数の積層体を、前記ティースの形状に応じて接合して構成され、前記外芯は、前記内芯の外周に前記リボン材を巻回して形成されることを特徴とする電動機である。
本発明では、ティースは、磁性材料のリボン材で構成される内芯と外芯からなり、内芯は、ティースの形状に応じて、リボン材を積層して形成された複数の積層体から構成され、外芯は、内芯の外周にリボン材を巻回して形成されるので、各ティースの形状が安定し、各ティースに巻回されるコイルの磁力が均一化し、電動機の回転変動を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の軸方向空隙型電動機1の断面図である。
軸方向空隙型電動機1は、不図示の被回転部材に接続する回転軸2と、回転軸2を回転する回転子3と、回転軸2と軸方向に所定の空隙をもって対向するように設けられた一対の固定子4とからなり、これらをケース5内に収納して構成される。
回転軸2は、ケース5の円筒形の支持壁5a、5bに支持された軸受6、7を介して回転自由にケース5に支持される。回転軸2の一端は、ケース5から突出し、不図示の被回転部材に結合する。回転軸2の他端に臨んで支持壁5aの内側に回転軸2の回転速度を検出するセンサ8が設置される。
回転子3は、円盤状に形成され、回転軸2の外周面に固定され、ケース5内の軸方向略中央に配置される。回転子3には、不図示の永久磁石が周方向に等間隔に配置され、この永久磁石に対面するように固定子4のティース11が配置される。
固定子4は、ケース5に固定されるコア13と、コア13に配置された複数のコイル10とから形成される。コア13は、絶縁材を介してコイル10が巻回される複数のティース11と、このティース11をケース5に固定する環状のヨーク12とからなり、回転子に軸方向両側から臨んで配置される。
コア13の各ティース11は、ヨーク12から回転子3に向かって突出し、回転子3と軸方向に所定の隙間を持って対峙する。
図2を参照すると、各ティース11は、周方向に所定間隔で配置され、ティース11には、コイル10が不図示の絶縁材を介して巻回される。コイル10がティース11に巻回された状態でモールド樹脂によりコア13とコイル10とが一体的に成形される。モールド成形後、ケース5の内面に形成された軸方向に開口する環状溝15、16に環状のヨーク12の外内周面を嵌合させることで、固定子4は、ケース5に固定される。なお、コア13を周方向に分割することも可能である。
回転子3と固定子4とを内装するケース5は、有底円筒形状の本体部5cと本体部5cの開口部を閉止する蓋部5dとから構成される。蓋部5dには、回転軸2が貫通する貫通孔14が形成される。本体部5cの底面と蓋部5dの内周面には、ヨーク12が嵌合する環状溝15、16が形成される。
次に図3、図4を参照して、本発明の特徴的な構成を備えたコア13について説明する。コア13は、前述したように複数のティース11とヨーク12とから構成される。
図3を参照すると、各ティース11は、内芯11aと、この内芯11aを取り囲む外芯11bとからなり、略扇形の平面形状に形成される。固定子4は、ティース11の外芯11bの外周部に、不図示の絶縁材を介してコイル10が巻回されて構成される。
内芯11aと外芯11bは、電磁鋼板や電磁鋼板より薄いアモルファス金属材からなる所定幅のリボン材から形成される。内芯11aは、ティース11の形状に応じて、リボン材から形成される積層体11cを複数接合して形成される。内芯11aを構成する各積層体11cは、図3(a)に示すようにリボン材を長手方向で所定の長さにて折り返し、積層して構成される。各積層体11cの長さや積層数は、構成するティース11の形状に応じて設定される。なお、積層体11cは、リボン材を折り返さず、所定長さに切断して積層して形成してもよく、また図3(b)に示すように渦巻状に巻回して積層に形成することも可能である。
外芯11bは、内芯11aの外縁に沿ってリボン材を所定長さだけ巻回して形成する。
コア13は、形成された各ティース11をヨーク12に一体化して、構成される。なお、内芯11aをヨーク12上に固定し、その後、リボン材を内芯11aに巻回して外芯11を形成してもよい。
コイル10は、各ティース11に不図示の絶縁材を介して巻回され、コイル10とコア13とがモールド樹脂により一体的に成形することで、固定子4が完成する。
次に作用を説明する。
本発明の軸方向空隙型電動機1は、例えば、ケース5を固定し、回転子3に固定された回転軸2を被回転部材に接続した状態で固定子4のコイル10に通電される。固定子4のコイル10に通電されると、回転磁界が発生し、これに伴い固定子4と回転子3との間の磁気的な吸引力および反発力によって、回転子3が所定方向に回転する。この回転により回転軸2も回転する。
固定子4を構成するコア13の各ティース11は、磁性材料のリボン材で構成される。各ティース11は、リボン材の積層体11cからなる内芯11aと、内芯11aの外縁に沿ってリボン材を巻回して形成され、コイル10が絶縁材を介して巻回される外芯11bとで構成される。このような構成により、ティース11の形状が安定し、ティース11のコイル巻回時のティース11の変形が抑制される。したがって、ティース11に巻回されるコイル10の形状が安定し、コイル10の磁力は均一となり、結果として電動機1の回転変動が抑制される。
各ティース11の内芯11aと外芯11bは、電磁鋼板やアモルファス金属材のリボン材から形成され、内芯11aは、リボン材を長手方向に所定長さで所定回数だけ折り返し、または渦巻状に巻回して形成された積層体11cから構成される。積層体11cは、リボン材の長手方向の長さ違い及び積層数違いで複数個形成され、内芯11aは、ティース11の形状に応じて、形状の異なる複数の積層体11cを並べて接着し、形成される。寸法の異なる積層体11cを用いて内芯11aを形成することで、ティース形状の自由度を高めることができる。また、リボン材を積層して構成した積層体11cを用いてティース11を形成することで、金型やプレス機械を用いる必要がない。また形状が固定した内芯11a、外芯11bにコイル10を巻回するため、コイル巻回時のティース11の変形が抑制される。
また、芯材としての内芯11a、外芯11bをアモルファス金属で形成することにより、電磁鋼板で形成する場合に比して、リボン材の厚みをより薄くすることが可能となり、鉄損を減少させることができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の軸方向空隙型電動機1の構成を説明する断面図である。 図1の断面A−Aの断面図である。 ティースの構成を説明する図である。 図3の断面B−Bの断面図である。
符号の説明
1 軸方向空隙型電動機
2 回転軸
3 回転子
4 固定子
5 ケース
5c 本体部
5d 蓋部
6 軸受
8 センサ
10 コイル
11 ティース
11a 内芯
11b 外芯
11c 積層体
12 ヨーク
13 コア

Claims (5)

  1. 回転軸を備える回転子と、
    前記回転子と軸方向に対向するように配置された固定子と、
    前記回転子と前記固定子とを内装するケースとを備えた電動機において、
    前記固定子は、前記ケースに固定されるヨークと、前記コイルが巻回されるティースとからなるコアを備え、
    前記ティースは、磁性材料のリボン材で構成される内芯と外芯からなり、
    前記内芯は、前記リボン材を積層して形成された複数の積層体を、前記ティースの形状に応じて接合して構成され、
    前記外芯は、前記内芯の外周に前記リボン材を巻回して形成されることを特徴とする電動機。
  2. 前記各積層体は、前記ティースの形状に応じて、長さ及び積層回数が設定されることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記積層体は、前記リボン材を長手方向に所定長さで折り返して積層することを特徴とする請求項1または2に記載の電動機。
  4. 前記積層体は、前記リボン材を渦巻状に巻回して積層することを特徴とする請求項1または2に記載の電動機。
  5. 前記リボン材は、アモルファス金属材からなることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
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