JPWO2002092350A1 - プリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法、そのプログラム - Google Patents
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Abstract
媒体に印刷を行うプリンタエンジン(7)を制御するコントローラ(4)は、印字を行う際に、受信データに基づく識別番号を決定し、該識別番号を受診データに基づく印字データとともに媒体に印字する。同時に前記コントローラ(4)は、前記識別番号および前記印刷データをHD(6)に記憶する。上記構成を有することにより、次回以降に印刷を行う場合は、媒体に印字されている識別番号を入力することにより、前記コントローラ(4)が前記HD(6)内を検索し、印刷データを取りだして印字を行うことができるため、オリジナル文書と同品質の複製文書を得ることが出来る。
Description
技術分野
本発明は、印刷された文書の管理と検索とを行うプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法、そのプログラムに関し、特に、文書の再印刷を容易にするためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法、そのプログラムに関する。
背景技術
コンピュータの出力装置として、コンピュータの電子データを受信し、シートに印刷を行うプリンタが広く利用されている。このようなプリンタで印刷された印刷物を見て、手元にある印刷物を複製する場合がある。一般的には、コピー機によりその印刷物を複製する方法が利用される。しかし、印刷物を光学的に読み取り、複写する方法では、印刷物の品質が劣化する。この傾向は、同一印刷物の複写回数が増加するにつれて顕著となる。
このため、印刷物の元の電子データを入手して、再印刷する方法が利用されている。この方法では、電子データは劣化しないため、何回複製しても、印刷物の品質劣化が生じない。
従来は、この方法として、次の方法が知られている。
(1)文書作成者が自分自身であれば容易に電子データをプリンタで印刷できるが、文書作成者が他人である場合には、文書作成者に依頼してデータを入手するか、文書作成者に印刷を依頼する。
(2)又、スタンドアロンの装置では、文書の識別番号から文書を再印刷する機能を持ち、これを利用する。例えば、特開昭60−176168号公報では、作成文書のファイル番号を印刷物に印刷し、ファイル番号で文書を探し、再印刷することを開示している。
又、日本国特開平2−257762号公報では、デジタル複写機において、文書読み込みの際に、ファイル番号を自動付与し、文書ファイルするとともに、印刷物とは別に、ファイル番号の一覧リストを印刷することにより、リストから対応するファイル番号探し、文書ファイルを検索し、検索された文書を再印刷することを開示している。
(3)図14に示すように、サーバーで文書管理し、クライアントからアクセスして、文書を検索し、検索文書をプリンタで再印刷する。
しかしながら、(1)の方法では、データを入手する場合は、図14に示すように、オリジナル文書が作成されたアプリケーションと同じソフト,またはデータの読み込みと印刷が可能なソフトを必要とする。
又、文書作成者に印刷の依頼をする場合、場合によっては文書作成者が誰かを調べ,作成者に印刷を依頼する。依頼された文書作成者は、文書ファイルを検索して、アプリケーションを起動して文書ファイルを開き印刷をして、複製依頼者に渡すと言ったような、面倒な作業を必要とする。
(2)の方法では、文書をファイルする専用装置(ワードプロセッサ、電子ファイル用複写機)を使用するものであり、専用装置の使用にとどまるため、他の汎用の装置では、利用できない。例えば、文書作成者以外の複製依頼者が、汎用のパーソナルコンピュータを使用し、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して再印刷するのは困難である。
(3)の方法では、サーバーは、クライアントに共通利用されるため、文書管理者や作成者が重複しない番号等を管理したうえで、文書ファイルと印刷物を関連付ける作業を必要とする。又、図35に示すように、文書ファイル検索をする場合、自分のパソコン(クライアント)を起動し,サーバー内の文書ファイルを検索する必要がある。さらに、印刷を行う場合は、サーバー内のデータをクライアントにダウンロードして、アプリケーションを起動して文書ファイルを開き印刷するといった面倒な手間がかかる。特に、オリジナル文書の形式が自分のパソコンにインストールされていないアプリケーションの場合、アプリケーションの購入やインストール等、費用や手間がかかる。
つまり、手元にある印刷物とサーバー内に保存されている文書ファイルが、本当に同じ物であるかは、内容を確認する必要がある。
発明の開示
従って、本発明の目的は、汎用の装置で、印刷物の複製をえる面倒な作業を軽減するためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法、及びそのプログラムを提供するにある。
又、本発明の他の目的は、クライアントからの電子データを印刷するプリンタで容易に印刷物の文書管理及び検索を行うためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法及びそのプログラムを提供するにある。
更に、本発明の他の目的は、受信した電子データを文書管理し、文書検索を容易にするためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法及びそのプログラムを提供するにある。
この目的の達成のため、本発明では、プリンタは、媒体に印刷を行うプリンタエンジンと、受信データに基づく印刷データを識別番号とともに記憶する記憶ユニットと、前記受信データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するコントローラとを有する。そして、コントローラは、前記受信データに対する前記識別番号を決定し、前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶し、更に、前記識別番号の指定に応じて、前記識別番号の前記印刷データを前記記憶ユニットから検索し、前記検索した印刷データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御する。
本発明では、プリンタに印刷を指示した際に、自動的に識別番号を印刷物に印刷し、印刷データを格納するので、識別番号が印刷された印刷物であれば、文書作成者が不明でも,データがどこにあるかを意識することなく,且つパソコンやアプリケーションに依存せず、誰でも簡単に品質劣化のないオリジナル文書と同等の複製印刷をすることが可能となる。
又、プリンタのオペレータパネルやホストから識別番号を入力するだけの簡単操作で複製印刷できるため、コピーより簡単に短時間で、同等の作業を可能として、より奇麗な印刷物を提供できる。
更に、ホストから識別記号だけで印刷することを可能とするため、アプリケーションの起動,文書のオープン動作,ドライバによる印刷データの展開,データ転送の時間を短時間にして、作業効率を上げることができる。
又、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、外部から識別番号の付与を指定された受信データに対し、前記識別番号を決定し、前記前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶する。これにより、プリンタでの印刷依頼の際に、外部から文書の管理の要、不要を制御でき、プリンタでの文書管理を制御できる。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、前記識別番号を、装置の固有値とシリアル番号又は印刷時刻から決定することにより、識別番号の重複を文書及び装置間で防止できる。
更に、本発明では、前記識別番号を指定する指定手段を更に有することにより、プリンタ装置で文書の複製を指示できる。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、前記識別番号に対応する前記印刷データが前記記憶ユニットに記憶されていないことを検出して、ネットワークに接続された他の装置に前記識別番号に対応する印刷データを問い合わせ、且つ前記他の装置から前記印刷データを取得して、印刷を行う。これにより、ネットワーク接続されたプリンタシステムにおいて、指定したプリンタでシステムの保有する文書の複製が可能となる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例を第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態、第4の実施の形態、他の実施の形態の順で説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態のプリンタシステムの構成図、図2は、図1のプリンタのブロック図、図3は、図1のプリンタの文書管理の説明図、図4は、図1のプリンタの文書管理番号の説明図、図5は、図1のパソコンでプリンタの文書管理を指定するプリンタドライバの説明図、図6は、図1のプリンタのオペレータパネルの説明図である。
図1に示すように、LAN(Local Area Network)等のネットワーク3に、パーソナルコンピュータ(PC)1−Cとプリンタ2−A,2−B,2−Cとが接続されている。又、プリンタ2−A,2−Bに、パーソナルコンピュータ1−A,1−Bが接続されている。
パーソナルコンピュータ1−Cは、ネットワーク3を介し、3台のプリンタ2−A,2−B,2−Cのいずれも利用できる。パーソナルコンピュータ1−A,1−Bは、各々プリンタ2−A,2−Bを利用できる。又、プリンタ2−A,2−B,2−C間で、ネットワーク3を介し、通信できる。パーソナルコンピュータ1−A,1−B,1−Cは、プリンタドライバ10を備える。プリンタ2−A,2−B,2−Cは、大容量記憶装置HDを有する。
プリンタ2(2−A、2−B,2−C)は、パーソナルコンピュータの印刷コマンドに応じて、印刷データをシートに印刷する。このプリンタ2の構成を図2により説明する。図2に示すように、プリンタ2は、コントローラ4と、オペレータパネル5と、大容量記憶装置6と、プリンタエンジン7とから構成される。
コントローラ4は、単一又は複数のプロセッサと、メモリと、周辺回路とからなる。コントローラ4の機能をブロック40〜46で説明する。インタフェース制御部40は、パーソナルコンピュータ等のホストと通信する。コマンド解析部41は、対ホストインタフェースを通して受信したデータを解析し、印刷データとコマンドに分ける。コマンド解析部41は、印刷データであれば、描画処理部42、印刷処理部43を介して、印刷動作を行い,コマンドであれば、指定のコマンド処理を行う。
描画処理部42は、印刷データから画像データを生成し、ビットマップメモリ61に描画する。印刷処理部43は、プリンタエンジン7を制御し、プリンタエンジン7にビットマップメモリ61の画像データの印刷を行わせる。プリンタエンジン7は、電子写真機構等のページプリンタで構成されている。
オペレータが識別番号を取得して印刷したい場合には、図5に示すように、パーソナルコンピュータ1にインストールされたプリンタドライバ10のプリンタプロパティスクリーンから識別番号管理をオンにチエックして設定する。プリンタドライバ10は、識別番号管理がオンに設定されている場合、プリンタ2に対して、識別番号オンコマンドを送信し、その後、通常の印刷データを送信する。
図2に戻り、プリンタ2は、印刷文書に識別番号オンコマンドを受信すると、コマンド解析部41は、ナンバリング制御部45に対して、識別対象データであることを通知する。又、コマンド解析部41が印刷データを受信すると、ナンバリング制御部45に対して、印刷データの受信を通知し、描画処理部42には印刷データを渡す。
ナンバリング制御部45は、識別番号オンコマンドに応じて、不揮発性メモリのEEPROM60のナンバリング用領域にアクセスし、保存されているナンバリング値を取得する。図4に示すように、ナンバリング制御部45は、この値を、識別番号オンコマンドを受信するたびに、インクリメントし、その後受信した印刷データに対応する。即ち、EEPROM60から読み出された値を「+1」して、同じ領域に書き込む。
ナンバリング制御部45は、装置のシリアル番号を保存してあるEEPROM60の領域から装置固有値を読み出し、前記の取得したナンバリング値を付加して、新規に識別番号を決定する。
描画処理部42は、ナンバリング制御部45に対し識別番号を要求し、取得した識別番号を通常の印刷データに付加して、ビットマップメモリ61に展開し、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。例えば、図3に示すように、印刷文書aに、識別番号「001001」が印刷され、別の印刷文書bに、識別番号「001002」が印刷される。
同時に、ナンバリング制御部45の指示の元に、描画処理部42は、識別番号と印刷データをHD制御部46に送信する。HD制御部46は、ハードディスクドライブ(HD)で構成された大容量記憶装置6のリード/ライトを制御する。HD制御部46は、識別番号と印刷データ(ビットマップ展開前のデータ又はビットマップ展開後のデータ)をHD6内に保存する。例えば、図3に示すように、印刷文書Cに対し、HD6に、識別番号「002001」と印刷データとが格納される。ビットマップ展開前のデータの場合は、そのまま格納し、ビットマップデータの場合には、データ圧縮して、格納する。
オペレータパネル5は、オペレータが操作し、プリンタの状態等を表示するものであり、図6に示すように、表示部50と、各種スイッチ51とを有する。オペレータパネル制御部44は、オペレータパネル5の入出力を制御する。オペレータパネル5から識別番号が入力されると、オペパネ制御部44により、入力された番号をナンバリング制御部45に渡す。また、ホストからの印刷では、プリンタプロパティに番号を入力し、印刷開始を入力する。プリンタドライバ10は、入力された番号と保存文書印刷コマンドをプリンタ2に出力する。
プリンタ2は、I/F40を通して受信した番号をナンバリング制御部45に渡す。識別番号を受けたナンバリング制御部45では、入力された番号に対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内を検索し、対応文書があれば、印刷処理部43に印刷データを渡して印刷を行う。又、後述するように、装置2内のHD6内に文書が無ければ、文書情報問い合わせコマンドを他の装置に送信し、対応文書を入手する。
プリンタ2の各ブロック40〜46は、プログラムで実現することができるが、一部をハードウェアで実現しても良い。
次に、プリンタ制御処理を説明する。図7は、図2のプリンタの制御フロー図、図8は、図1のプリンタの検索動作の説明図、図9は、図8のプリンタ間のプロトコルの説明図、図10は、図9の問い合わせ処理フロー図、図11は、図9の要求元プリンタの受信処理フロー図、図12は、図9の要求先のプリンタの検索結果返信処理フロー図、図13は、図9の要求先のプリンタのデータ送信処理フロー図である。
図7により、プリンタ制御処理を説明する。
(S1)対ホストインタフェース40を通してデータを受信したかを判定する。
(S2)受信データがあると、コマンド解析部41は、受信データが印刷データか否かを判定する。
(S3)受信データが印刷データであれば、識別番号オンコマンドが含まれているかを判定する。図5で説明したように、オペレータが識別番号を取得して印刷したい場合、オペレータは、パーソナルコンピュータ1のプリンタプロパティから識別番号取得をオンに設定して、印刷開始を指示する。プリンタドライバ10は、識別番号がオンにチェックされている場合、プリンタ2に対して、識別番号オンコマンドを送信し、その後、通常の印刷データを送信する。
又、識別番号をオフに設定した場合は、プリンタドライバ10は、印刷データのみを送信する。更に、識別番号を入力し、印刷開始を指示した場合は、プリンタドライバ10は、保存文書印刷コマンドと、その入力された識別番号を送信する。
プリンタ2は、識別番号オンコマンドを受信すると、コマンド解析部41は、ナンバリング制御部45に対して、識別対象データであることを通知する。又、コマンド解析部41が印刷データを受信すると、ナンバリング制御部45に対して、印刷データの受信を通知し、描画処理部42には印刷データを渡す。ナンバリング制御部45は、前述のように、EEPROM60からナンバリング値を取得し、装置のシリアル番号を付加して、新規に識別番号を決定する。
描画処理部42は、ナンバリング制御部45に対し識別番号を要求し、取得した識別番号を通常の印刷データ(ビットマップデータ)に付加して、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。同時に、ナンバリング制御部45の指示の元、描画処理部42は、識別番号と印刷データをHD制御部46に送信し、HD制御部46はHD6内にこれを保存する。
一方、識別番号オンコマンドを認識しないと、コマンド解析部41は、描画処理部42に印刷データを渡す。描画処理部42は、ビットマップデータに展開し、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。そして、ステップS1に戻る。
(S4)ステップS1で受信データがないと判定すると、オペレータパネル5から識別番号の入力があるかを判定する。識別番号の入力がないと、ステップS1に戻る。識別番号の入力があると、ステップS5に進む。
(S5)識別番号は、オペレータパネル5及びプリンタドライバ10から入力される。ナンバリング制御部45は、入力された識別番号を保存した後、対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内から検索する。
(S6)HD6に、対応文書があれば、その文書の印刷データを読み出し、印刷制御部43に渡して印刷を行う。この場合、原則的に、識別番号の印刷は不要であるが、印刷しても良い。そして、ステップS1に戻る。
(S7)プリンタ2は、図9に示すように、あらかじめ決められた文書情報問い合わせコマンド,それに応答する文書有り無し応答コマンド,データ転送要求コマンド,それに応答するデータ転送コマンドを持つ。
ステップS5の検索で、装置内のHD6内に対応文書が無ければ、文書情報問い合わせコマンドのパラメータに識別番号を指定して、ネットワーク接続された他の装置を検索するために、データ送信処理部47,インタフェース制御部40を介し、ブロードキャストで文書情報問い合わせコマンドをネットワーク3に送信する。この問い合わせ処理は、図10で後に説明する。
(S8)ブロードキャストで受信したプリンタ2は、保存文書がある場合、文書有り無し応答コマンドのパラメータにありの場合、“1”を,無い場合“0”を指定して、依頼元の装置に返信する。依頼元プリンタ2は、文書有り無し応答コマンドのパラメータをチェックして、“1”であったなら、図11で後述するデータ受信処理を行う。
即ち、データ転送要求コマンドを文書ありの返答があった装置に対して送信する。データ転送要求コマンドを受信したプリンタは、依頼元の装置に対して、印刷する文書データを送信する。送信元のプリンタは、文書データを受信するタイムアウトを例えば10秒に設定し、その間に文書データを受信しない場合は、タイムアウトとし処理を終了する。同様に、文書有り無し応答コマンドのパラメータが”0”であれば、処理を終了する。この場合、オペレータパネルに対応印刷データ無しを表示し、ステップS1に戻る。
一方、文書データを正常に受信すると、ステップS6に進み、文書データを解析し印刷する。これらのシーケンスを、図8、図9に示す。図8では、プリンタ2−Bに要求された識別番号「001002」の文書データを、プリンタ2−Aから入手して、プリンタ2−Bで印刷する様子を示す。
(S9)ステップS2で、受信データが印刷データでないと判定すると、受信データが、保存文書印刷コマンド(図5参照)であるか否かを判定する。保存文書印刷コマンドであれば、ステップS5に進み、文書検索及び印刷を行う。即ち、図5に示したように、ホスト側となる例えばPC1に、プリンタプロパティに識別番号をプリンタに送信する項目を新たに設け、識別番号をプリンタに送信する。プリンタ2は受信した識別番号をコマンド解析部により解析し、ナンバリング制御部45,HD制御部46を介して、ありなしを判断して、上記と同様に指定文書を印刷する。これにより、PC1などの外部機器より、識別番号の入力だけで、プリンタ装置内の文書を印刷可能とするとともに、ネットワーク接続されたプリンタから文書データの取得,および印刷を可能とする。
(S10)受信データが、保存文書印刷コマンドでない場合は、保存文書検索を指示する問い合わせコマンドかを判定する。
(S11)保存文書検索を指示する問い合わせコマンドである場合は、先ず、検索フラグを”0”にセットし、ナンバリング制御部45は、問い合わせコマンドの識別番号で、対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内から検索する。
対応する保存文書があれば、検索フラグに”1”をセットする。そして、図12で後述するように、保存文書がある場合、文書有り無し応答コマンドのパラメータにありの場合、“1”を,無い場合“0”を指定して、依頼元の装置に返信する。そして、ステップS1に戻る。
(S12)受信データが、保存文書検索を指示する問い合わせコマンドでない場合には、受信コマンドがデータ転送要求コマンドであるかを判定する。即ち、依頼元プリンタ2は、文書有り無し応答コマンドのパラメータをチェックして、“1”であったなら、図11で後述するデータ受信処理により、データ転送要求コマンドを文書ありの返答があった装置に対して送信する。データ転送要求コマンドを受信したプリンタ2は、図13で後述するように、依頼元の装置2に対して、印刷する文書データを送信する。そして、ステップS1に戻る。受信コマンドがデータ転送要求コマンドでない場合には、そのコマンドに従い、印刷以外の通常のコマンドの処理を行い、ステップS1に戻る。
この動作を、図1、図3、図5、図6、図8、図9により、説明する。先ず、プリンタの文書の管理では、図5に示すように、オペレータが文書に識別番号を取得して印刷したい場合に、オペレータは、パーソナルコンピュータ1のプリンタプロパティから識別番号管理をオンにチエックして設定する。プリンタドライバ10は、識別番号がオンに設定されている場合、プリンタ2に対して、識別番号オンコマンドを送信し、その後、通常の印刷データを送信する。
プリンタ2は、識別番号オンコマンドを受信すると、ナンバリング制御部45は、前述のように、EEPROM60からナンバリング値を取得し、装置のシリアル番号を付加して、新規に識別番号を決定する。描画処理部42は、ナンバリング制御部45に対し識別番号を要求し、取得した識別番号を通常の印刷データ(ビットマップデータ)に付加して、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。同時に描画処理部42は、識別番号と印刷データをHD制御部46に送信し、HD制御部46はHD6内に識別番号と印刷データを保存する。
図3に示すように、印刷文書Cに識別番号「002001」が印刷されるとともに、HD6内に、印刷文書Cの識別番号と印刷データが格納される。この場合に、識別番号は、文書に対し、ユニークに自動設定されるため、識別番号の重複付与を防止できる。また、装置固有値とシリアル番号から識別番号を決定するため、図1のように、複数のプリンタが接続されたシステムでも、識別番号の重複付与を防止できる。
一方、この文書管理機能を使用しない印刷もできる。即ち、図5に示すように、オペレータが文書に識別番号を取得しないで印刷したい場合に、オペレータは、パーソナルコンピュータ1のプリンタプロパティから識別番号管理をオフにチエックして設定する。プリンタドライバ10は、識別番号がオフにされている場合、プリンタ2に対して、通常の印刷データを送信する。
プリンタ2は、識別番号オンコマンドを認識しないと、コマンド解析部41は、描画処理部42に印刷データを渡す。描画処理部42は、ビットマップデータに展開し、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。従って、識別番号の決定、印刷、及びHD6への格納は行われない。このため、例えば、他人に自由に印刷させたくない文書等を保護するのに有効である。
次に、プリンタで管理された文書の再印刷では、再印刷の指示は、オペレータパネル5及びプリンタドライバ10のいずれから入力される。図6に示すように、オペレータパネル5のスイッチ51を操作して、識別番号入力メニューを選択し、スイッチ51で所望の識別番号を入力する。又は、図5に示すように、ホスト側となる例えばPC1のプリンタプロパティに識別番号をプリンタに送信する項目を新たに設け、識別番号と保存文書印刷コマンドをプリンタに送信する。
プリンタ2では、ナンバリング制御部45は、入力された識別番号で、対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内から検索する。そのプリンタ2のHD6に、対応文書があれば、その文書の印刷データを読み出し、印刷制御部43に渡して印刷を行う。この場合、原則的に、識別番号の印刷は不要であるが、印刷しても良い。
一方、自己のプリンタ2のHD6の検索で、装置内のHD6内に対応文書が無ければ、他のプリンタ2の保存文書を検索する。即ち、図9に示すように、文書情報問い合わせコマンドのパラメータに識別番号を指定し、ネットワーク接続された他のプリンタを検索するために、ブロードキャストで文書情報問い合わせコマンドをネットワーク3に送信する。
ブロードキャストで受信したプリンタ2は、保存文書がある場合、文書有り無し応答コマンドのパラメータにありの場合、“1”を,無い場合“0”を指定して、依頼元の装置に返信する。依頼元プリンタ2は、文書有り無し応答コマンドのパラメータをチェックして、“1”であったなら、データ転送要求コマンドを文書ありの返答があった装置に対して送信する。データ転送要求コマンドを受信したプリンタは、依頼元の装置に対して、印刷する文書データを送信する。
依頼元プリンタ2は、文書データを正常に受信すると、文書データを解析し印刷する。図8では、プリンタ2−Bに要求された識別番号「001002」の文書データを、プリンタ2−Aから入手して、プリンタ2−Bで印刷する様子を示す。
このようにして、プリンタで印刷文書の管理と検索を行い、印刷するため、多数のホストで使用する汎用プリンタで、容易に印刷物の複製を得ることができる。
次に、図7の各処理の詳細を図10乃至図13で説明する。先ず、問い合わせ処理を図10で説明する。
(S20)プリンタ2内のコマンドテーブルから文書問い合わせコマンドを取得し、コマンドパラメータに識別番号をセットする。そして、ネットワークパケットに、ブロードキャストアドレスをセットする。
(S21)このコマンドを送信した後、タイムアウト値をセットし、文書フラグに”0”をセットし、応答を待つ。
(S22)応答があるかを判定する。
(S23)応答があると、タイムアウト値を再設定し、その応答コマンドを解析する。
(S24)応答コマンドの解析により、文書ありと判定すると、受信ネットワークパケットからMACアドレス(文書ありの装置アドレス)を保存し、文書フラグに”1”をセットし、終了する。
(S25)一方、ステップS22で応答なし、又はステップS24で、文書なしと判定すると、タイムアウトかを判定する。タイムアウトでないと、ステップS22に戻り、タイムアウトとなると、終了する。
次に、データ受信処理を、図11により説明する。
(S30)プリンタ2内のコマンドテーブルからデータ転送要求コマンドを取得し、コマンドパラメータに識別番号をセットする。そして、ネットワークパケットに、前述の文書ありを応答した装置のMACアドレスをセットする。
(S31)このコマンドを送信した後、タイムアウト値をセットし、タイムアウトフラグに”0”をセットし、受信を待つ。
(S32)受信があるかを判定する。
(S33)受信があると、パケット(印刷データ)を受信し、これを保存する。
(S34)受信終了かを判定し、受信終了なら、処理を終了する。受信終了でない場合は、タイムアウト値を再設定する。
(S35)一方、ステップS32で受信なし、又はステップS34で、受信終了でないと判定すると、タイムアウトかを判定する。タイムアウトでないと、ステップS32に戻り、タイムアウトとなると、タイムアウトフラグに”1”をセットし、終了する。
次に、検索結果返信処理を、図12により説明する。
(S40)プリンタ2内のコマンドテーブルから文書有り無し応答コマンドを取得し、検索結果である検索フラグ(図7参照)をセットする。そして、ネットワークパケットに、前述の要求元装置のMACアドレスをセットする。
(S41)このコマンドを送信し、終了する。
次に、データ送信処理を、図13により説明する。
(S50)プリンタ2内のコマンドテーブルからデータ転送コマンドを取得し、コマンドパラメータに識別番号をセットする。そして、ネットワークパケットに、依頼元装置のMACアドレスをセットする。
(S51)HD6内の文書データを取得し、このコマンドのデータ領域に印刷データをセットし、セットされたコマンドを送信する。
(S52)全印刷データを送信したかを判定し、全印刷データを送信していない場合には、ステップS51に戻り、残りの印刷データを送信する。全印刷データの送信を終了すると、処理を終了する。
このように、プリンタ2に、あらかじめ決められた文書情報問い合わせコマンド,それに応答する文書有り無し応答コマンド,データ転送要求コマンド,それに応答するデータ転送コマンドを持たせ、且つこれらの処理機能を持たせることにより、自己のプリンタに保存されていない文書をネットワーク接続された他のプリンタから入手して、自己のプリンタで印刷することができる。このため、ユーザーが保存文書のプリンタを検索することなく、又、そのプリンタに出向くことなく、複製を依頼したプリンタにおいて、複製印刷物をえることができる。特に、多数のプリンタがネットワーク接続されたシステムで有効である。
[第2の実施の形態]
次に、前述のネットワーク3に、WAN(Wide Area Network)を利用した実施の形態を説明する。図14は、本発明の第2の実施の形態のシステム構成図である。図15は、図14のインタフェイスの構成図である。図16は、図14のシステムの動作説明図である。図中、図1、図2で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
図14において、プリンタ2−A、2−Bは、WAN3−aを介しパーソナルコンピュータ1−C,Webクライアント端末1−Dに接続されている。このWAN3−aは、前述のLANを含むものである。
プリンタ2−A、2−Bは、WAN3−aを介し他の機器1−C,1−D,2−B等とネットワーク通信するネットワーク通信機能(処理)部4−aと、前述の文書管理を行う文書管理機能(処理)部4−Cと、WAN3−aのWebサーバーとして機能するWebサーバー機能(処理)部4−bと、印刷処理部4−dと、ハードデイスク6と、プリンタエンジン7とを有する。
ネットワーク通信処理部4−aは、図2のインタフェイス制御部40、コマンド解析部41、データ送信処理部47に相当する。文書管理部4−cは、オペパネ制御部44、ナンバリング制御部45、HD制御部46に相当する。印刷処理部4−dは、描画処理部42、ビットマップメモリ61、印刷処理部43に相当する。
Webサーバー処理部4−bは、図2のプリンタの構成に付加されたものであり、インターネット等のWANのホームページを有するWebサーバーで構成される。
このシステムのアクセス動作を図15により説明する。WAN3は、LAN3−a−1と、インターネット3−a−2で構成される。LAN3−a−1に接続されたパーソナルコンピュータ1−Cは、プリンタ2−Aのネットワーク通信機能4−aとLAN3−a−1を介しネットワーク通信を行う。
又、インターネット3−a−2に接続された他のプリンタ2−B,Webブラウザを有する端末1−Dは、プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bとインターネット3−a−2(ファイアウォールのポート80経由)を介し、Web通信を行う。ネットワーク機能4−aは、インターネット3−a−2を介し端末1−D,他のプリンタ2−Bとネットワーク通信する。
次に、図16及び図17により、まず、文書印刷処理を説明する。
(S60)パーソナルコンピュータ1−CからLAN3−aを介しプリンタ2−Aに文書印刷を依頼する。
(S61)ネットワーク通信処理部4−aは、パーソナルコンピュータ1−Cから文書データを受信する。
(S62)文書管理機能部4−cは、文書データに文書識別コード(文書識別番号)を振る。この文書識別コードの作成処理を、図20及び図22で説明する。
プリンタ2−Aのネットワークアドレス(IPアドレス)から所定の変換式により、プリンタの特定値を作成する。次に、この文書の文書印刷時間(印刷処理の開始時刻)から所定の変換式により、文書データ特定値を作成する。プリンタ特定値と文書データ特定値を合成(例えば、プリンタ特定値に文書データ特定値を付加)して、文書識別コードを作成する。即ち、プリンタのアドレスと文書の印刷日時から一意に作成され、可逆的に検索が可能なものである。
(S63)文書管理機能部4−cは、HDD6に、文書データを格納するための空きがあるかを判定する。空きが無い時は、HDD6内の文書データのアクセス日時を調べる。HDD6は、文書のアクセス日時を格納しており、その文書をアクセスすると、その文書のアクセス日時が更新される。本実施例では、最後に印刷又は再印刷要求された日時である。そして、もっとも古いアクセス日時の文書データを削除する。これにより、新文書の格納スペースが確保されるとともに、アクセスの頻繁な文書を削除しないようにできる。
(S64)文書管理機能部4−cは、文書データを文書識別コードと共に、記憶装置(HDD)6に格納する。
(S65)文書管理部4−cは、文書データと文書識別コードを印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書の一部に文書識別コードを記載された文書を印刷する。これが、本システムの印刷プロセスである。
次に、文書の資料要求者又は所有者が文書識別コードを元に文書の再取得を行う処理を、図18、図19により説明する。
(S70)文書要求者は、このシステム内に対応するプリンタ(例えば、プリンタ2−B)を所有する。文書要求者は、Webクライアント1−Dから、所有するプリンタ2−BのWebサーバー機能4−bにアクセスする。プリンタ2−BのWebサーバー機能4−bは、Webクライアント1−Dに再取得文書の文書識別コード、印刷枚数等を要求し、取得する。
(S71)プリンタ2−BのWebサーバー機能4−dは、入力された文書識別コードをネットワーク通信機能4−aに送る。ネットワーク通信機能4−aは,取得した文書識別コードからプリンタ2−Aのネットワークアドレスを抽出する。即ち、図21及び図23のように、文書識別コードからプリンタ特定値を抽出し、プリンタ特定値を逆演算式でネットワークアドレスIPアドレスに変換する。
(S72)ネットワーク通信部4−aは、周知のネットワーク検索方法で、該当IPアドレスのWebサーバーを検索する。
(S73)ネットワーク通信部4−aは、検索結果から該当プリンタが存在しないと判定した場合、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。逆に、該当プリンタが存在する場合には、ネットワーク通信部4−aは、その該当プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bにアクセスし、文書識別コードを送信する。
(S74)図19の文書送信処理で説明するように、アクセスされたプリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書データをHDD6から検索し、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに送信する。プリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aは、アクセス開始から時間監視を行い、所定時間内に文書データを受信しない場合には、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。
(S75)プリンタ2−Bのネットワーク通信部4−aが、時間内に文書データを受信した場合には、印刷処理部4−dに文書データを送る。印刷処理部4−dは,文書データに基づき、印刷画像データを生成し、プリントエンジン7を制御して、要求された部数の文書を印刷する。そして、ネットワーク通信部4−aは、クライアント端末1−Dに印刷成功を通知する。
前述の文書送信処理を、図19により説明する。
(S76)プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、アクセス元からの文書データ要求を受け、更に、文書識別コードを受ける。
(S77)Webサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書識別コードに対応する文書をHDD6から検索する。
(S78)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在しないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S79)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在すると判定した場合、HDD6からその文書データを受け、ネットワーク通信部4−aを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データを送信する。そして、HDD6内の文書データのアクセス日時を更新する。
これが、本システムの文書再取得プロセスである。前述の説明では、アクセス元を、プリンタ2−B,アクセス先を、プリンタ2−Aで説明したが、アクセス元を、プリンタ2−A,アクセス先を、プリンタ2−Bとした場合も同様の動作である。又、パーソナルコンピュータ1−Cの印刷文書データを、クライアント端末1−Dで再印刷する例で説明したが、クライアント端末1−Dの印刷文書データをプリンタ2−Bに保存し、パーソナルコンピュータ1−Cを操作して、プリンタ2−Aで再印刷する場合も同様に実現できる。
[第3の実施の形態]
次に、第2の実施の形態の変形例として、プリンタがHDD6を備えていない場合の実施の形態を説明する。図24は、本発明の第3の実施の形態のシステム構成図である。図25は、図24の印刷処理フロー図、図26は、図24の再印刷処理フロー図、図27は、図24の文書送信処理フロー図である。図28は、図24のシステムの動作説明図である。図中、図1、図2、図14で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
図24において、プリンタ2−A、2−Bは、管理サーバー21に接続され、管理される。各管理サーバー21は、WAN3−aを介しパーソナルコンピュータ1−C,Webクライアント端末1−Dに接続されている。このWAN3−aは、前述のLANを含むものである。
管理サーバー21は、プリンタのサーバーとして動作し、WAN3−aを介し他の機器1−C,1−D,2−B等とネットワーク通信するネットワーク通信機能(処理)部4−aと、前述の文書管理を行う文書管理機能(処理)部4−Cと、WAN3−aのWebサーバーとして機能するWebサーバー機能(処理)部4−bを有するデータ処理ユニット22と、ハードデイスク(HDD)6とを有する。
管理サーバー21に接続されたプリンタ20は、印刷処理部4−dを有するコントローラ4と、プリンタエンジン7を有する。Webサーバー処理部4−bは、インターネット等のWANのホームページを有するWebサーバーで構成される。
管理サーバー21のネットワーク通信処理部4−aは、図2のインタフェイス制御部40、コマンド解析部41、データ送信処理部47に相当する。文書管理部4−cは、ナンバリング制御部45、HD制御部46に相当する。
プリンタ2−A,2−Bのコントローラ4は、図2のインタフェイス制御部40、コマンド解析部41、データ送信部47、描画処理部42、ビットマップメモリ61、印刷処理部43に相当する。
このシステムのアクセス動作は、前述の図15と同様に、WAN3は、LAN3−a−1と、インターネット3−a−2で構成される。LAN3−a−1に接続されたパーソナルコンピュータ1−Cは、プリンタ2−Aの管理サーバー21のネットワーク通信機能4−aとLAN3−a−1を介しネットワーク通信を行う。
又、インターネット3−a−2に接続された他のプリンタ2−Bの管理サーバー21,Webブラウザを有する端末1−Dは、プリンタ2−Aの管理サーバー21のWebサーバー機能4−bとインターネット3−a−2(ファイアウォールのポート80経由)を介し、Web通信を行う。ネットワーク機能4−aは、インターネット3−a−2を介し端末1−D,他のプリンタ2−Bの管理サーバー21とネットワーク通信する。
次に、図25及び図28により、まず、文書印刷処理を説明する。
(S80)パーソナルコンピュータ1−CからLAN3−aを介しプリンタ2−Aの管理サーバー21に文書印刷を依頼する。ネットワーク通信処理部4−aは、パーソナルコンピュータ1−Cから文書データを受信する。
(S81)文書管理機能部4−cは、文書データに文書識別コード(文書識別番号)を振る。この文書識別コードの作成処理を、図20及び図22で説明したと同様に、管理サーバー21のネットワークアドレス(IPアドレス)から所定の変換式により、プリントサーバーの特定値を作成する。次に、この文書の文書印刷時間(印刷処理の開始時刻)から所定の変換式により、文書データ特定値を作成する。プリントサーバー特定値と文書データ特定値を合成して、文書識別コードを作成する。即ち、プリントサーバーアドレスと文書の印刷日時から一意に作成され、可逆的に検索が可能なものである。
(S82)文書管理機能部4−cは、HDD6に、文書データを格納するための空きがあるかを判定する。空きが無い時は、HDD6内の文書データのアクセス日時を調べる。そして、もっとも古いアクセス日時の文書データを削除する。これにより、新文書の格納スペースが確保されるとともに、アクセスの頻繁な文書を削除しないようにできる。
(S83)文書管理機能部4−cは、文書データを文書識別コードと共に、プリントサーバー21の記憶装置(HDD)6に格納する。
(S84)文書管理部4−cは、文書データと文書識別コードを、プリンタ20の印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書の一部に文書識別コードを記載された文書を印刷する。これが、本システムの印刷プロセスである。
次に、文書の資料要求者又は所有者が文書識別コードを元に文書の再取得を行う処理を、図26、図27、図28により説明する。
(S90)文書要求者は、このシステム内に対応するプリントサーバー21、プリンタ(例えば、プリンタ2−B)を所有する。文書要求者は、Webクライアント1−Dから、所有するプリンタ2−Bのプリントサーバー21のWebサーバー機能4−bにアクセスする。プリンタ2−Bのプリントサーバー21のWebサーバー機能4−bは、Webクライアント1−Dに再取得文書の文書識別コード、印刷枚数等を要求し、取得する。
(S91)プリンタ2−Bのプリントサーバー21のWebサーバー機能4−dは、入力された文書識別コードをネットワーク通信機能4−aに送る。ネットワーク通信機能4−aは,取得した文書識別コードからプリンタ2−Aのネットワークアドレスを抽出する。即ち、図21及び図23に示したように、文書識別コードからプリントサーバー特定値を抽出し、プリントサーバー特定値を逆演算式でネットワークアドレスIPアドレスに変換する。
(S92)ネットワーク通信部4−aは、周知のネットワーク検索方法で、該当IPアドレスのWebサーバーを検索する。
(S93)ネットワーク通信部4−aは、検索結果から該当プリントサーバーが存在しないと判定した場合、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。逆に、該当プリントサーバーが存在する場合には、ネットワーク通信部4−aは、その該当プリントサーバーのWebサーバー機能4−bにアクセスし、文書識別コードを送信する。
(S94)図27の文書送信処理で説明するように、アクセスされたプリントサーバー21のWebサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書データをHDD6から検索し、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aに送信する。プリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aは、アクセス開始から時間監視を行い、所定時間内に文書データを受信しない場合には、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。
(S95)プリントサーバー21のネットワーク通信部4−aが、時間内に文書データを受信した場合には、プリンタ2−Bの印刷処理部4−dに文書データを送る。印刷処理部4−dは,文書データに基づき、印刷画像データを生成し、プリントエンジン7を制御して、要求された部数の文書を印刷する。そして、ネットワーク通信部4−aは、クライアント端末1−Dに印刷成功を通知する。
前述の文書送信処理を、図27により説明する。
(S96)プリントサーバー21のWebサーバー機能4−bは、アクセス元からの文書データ要求を受け、更に、文書識別コードを受ける。
(S97)Webサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書識別コードに対応する文書をHDD6から検索する。
(S98)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在しないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S99)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在すると判定した場合、HDD6からその文書データを受け、ネットワーク通信部4−aを通して、アクセス元のプリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aに該当文書データを送信する。そして、HDD6内の文書データのアクセス日時を更新する。
これが、本システムの文書再取得プロセスである。前述の説明では、アクセス元を、プリンタ2−Bのプリントサーバー21,アクセス先を、プリンタ2−Aのプリントサーバー21で説明したが、アクセス元を、プリンタ2−Aのプリントサーバー21,アクセス先を、プリンタ2−Bのプリントサーバー21とした場合も同様の動作である。又、パーソナルコンピュータ1−Cの印刷文書データを、クライアント端末1−Dで再印刷する例で説明したが、クライアント端末1−Dの印刷文書データをプリンタ2−Bのプリントサーバー21に保存し、パーソナルコンピュータ1−Cを操作して、プリンタ2−Aで再印刷する場合も同様に実現できる。
このように、大容量記憶装置を有しないプリンタでも、プリンタを管理するプリントサーバー21の機能を利用して実現できる。
[第4の実施の形態]
次に、前述の印刷文書にセキュリテイを施す実施の形態を説明する。図29は、本発明の第4の実施の形態の説明図、図30は、図29のシステムの文書印刷処理フロー図である。図31は、図29のシステムの再印刷文書処理フロー図、図32は、図29のシステムの文書送信処理フロー図である。図中、図1、図2、図14で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
図29において、図14と同様、プリンタ2−A、2−Bは、WAN3−aを介しパーソナルコンピュータ1−C,Webクライアント端末1−Dに接続されている。このWAN3−aは、前述のLANを含むものである。
プリンタ2−A、2−Bは、図14と同様、WAN3−aを介し他の機器1−C,1−D,2−B等とネットワーク通信するネットワーク通信機能(処理)部4−aと、前述の文書管理を行う文書管理機能(処理)部4−Cと、WAN3−aのWebサーバーとして機能するWebサーバー機能(処理)部4−bと、印刷処理部4−dと、ハードデイスク6と、プリンタエンジン7とを有する。
ネットワーク通信処理部4−a、文書管理部4−c、印刷処理部4−d、Webサーバー処理部4−bは、図14と同一の構成である。又、WAN3は、LAN3−a−1と、インターネット3−a−2で構成される。LAN3−a−1に接続されたパーソナルコンピュータ1−Cは、プリンタ2−Aのネットワーク通信機能4−aとLAN3−a−1を介しネットワーク通信を行う。
又、インターネット3−a−2に接続された他のプリンタ2−B,Webブラウザを有する端末1−Dは、プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bとインターネット3−a−2(ファイアウォールのポート80経由)を介し、Web通信を行う。ネットワーク機能4−aは、インターネット3−a−2を介し端末1−D,他のプリンタ2−Bとネットワーク通信する。
次に、図30により、まず、文書印刷処理を説明する。
(S100)パーソナルコンピュータ1−CからLAN3−aを介しプリンタ2−Aに文書印刷を依頼する。ネットワーク通信処理部4−aは、パーソナルコンピュータ1−Cから文書データを受信する。
(S101)文書管理機能部4−cは、文書データに文書識別コード(文書識別番号)を振る。この文書識別コードの作成処理は、図20及び図22で説明したように、プリンタ2−Aのネットワークアドレス(IPアドレス)から所定の変換式により、プリンタの特定値を作成する。次に、この文書の文書印刷時間(印刷処理の開始時刻)から所定の変換式により、文書データ特定値を作成する。プリンタ特定値と文書データ特定値を合成(例えば、プリンタ特定値に文書データ特定値を付加)して、文書識別コードを作成する。即ち、プリンタのアドレスと文書の印刷日時から一意に作成され、可逆的に検索が可能なものである。
(S102)同様に、文書管理機能部4−cは、文書データにランダムにパスワードを生成する。
(S103)文書管理機能部4−cは、HDD6に、文書データを格納するための空きがあるかを判定する。空きが無い時は、HDD6内の文書データのアクセス日時を調べる。そして、もっとも古いアクセス日時の文書データを削除する。これにより、新文書の格納スペースが確保されるとともに、アクセスの頻繁な文書を削除しないようにできる。
(S104)文書管理機能部4−cは、文書データを文書識別コード、パスワードと共に、記憶装置(HDD)6に格納する。
(S105)文書管理部4−cは、文書データと文書識別コードを印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書の一部に文書識別コードを記載された文書を印刷する。更に、文書管理部4−cは、文書ファイル名と文書識別コード、パスワードを印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書ファイル名、文書識別コード、パスワードを記載された文書を別に印刷する。
次に、文書の資料要求者又は所有者が文書識別コードを元に文書の再取得を行う処理を、図31、図32により説明する。
(S110)文書要求者は、このシステム内に対応するプリンタ(例えば、プリンタ2−B)を所有する。文書要求者は、Webクライアント1−Dから、所有するプリンタ2−BのWebサーバー機能4−bにアクセスする。プリンタ2−BのWebサーバー機能4−bは、Webクライアント1−Dに再取得文書の文書識別コード、パスワード、印刷枚数等を要求し、取得する。図33は、クライアント端末1−Dでの再印刷(取得文書の印刷)要求画面の説明図であり、シリアル番号が、文書識別コードの入力欄である。
(S111)プリンタ2−BのWebサーバー機能4−dは、入力された文書識別コードをネットワーク通信機能4−aに送る。ネットワーク通信機能4−aは,取得した文書識別コードからプリンタ2−Aのネットワークアドレスを抽出する。即ち、図21及び図23に示したように、文書識別コードからプリンタ特定値を抽出し、プリンタ特定値を逆演算式でネットワークアドレスIPアドレスに変換する。
(S112)ネットワーク通信部4−aは、周知のネットワーク検索方法で、該当IPアドレスのWebサーバーを検索する。
(S113)ネットワーク通信部4−aは、検索結果から該当プリンタが存在しないと判定した場合、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。逆に、該当プリンタが存在する場合には、ネットワーク通信部4−aは、その該当プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bにアクセスし、文書識別コードとパスワードを送信する。
(S114)図32の文書送信処理で説明するように、アクセスされたプリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書データをHDD6から検索し、パスワードを照合した後、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに送信する。プリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aは、アクセス開始から時間監視を行い、所定時間内に文書データを受信しない場合には、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。
(S115)プリンタ2−Bのネットワーク通信部4−aが、時間内に文書データを受信した場合には、印刷処理部4−dに文書データを送る。印刷処理部4−dは,文書データに基づき、印刷画像データを生成し、プリントエンジン7を制御して、要求された部数の文書を印刷する。そして、ネットワーク通信部4−aは、クライアント端末1−Dに印刷成功を通知する。
前述の文書送信処理を、図32により説明する。
(S116)プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、アクセス元からの文書データ要求を受け、更に、文書識別コード、パスワードを受ける。
(S117)Webサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書識別コードに対応する文書をHDD6から検索する。
(S118)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在しないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S119)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在すると判定した場合、当該文書のパスワードと送信されたパスワードとを照合して、送信されたパスワードが正しいかを判定する。パスワードが正しくないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S120)逆に、パスワードが正しいと判定した場合には、HDD6からその文書データを受け、ネットワーク通信部4−aを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データを送信する。そして、HDD6内の文書データのアクセス日時を更新する。
これが、本システムの文書再取得プロセスである。前述の説明では、アクセス元を、プリンタ2−B,アクセス先を、プリンタ2−Aで説明したが、アクセス元を、プリンタ2−A,アクセス先を、プリンタ2−Bとした場合も同様の動作である。又、パーソナルコンピュータ1−Cの印刷文書データを、クライアント端末1−Dで再印刷する例で説明したが、クライアント端末1−Dの印刷文書データをプリンタ2−Bに保存し、パーソナルコンピュータ1−Cを操作して、プリンタ2−Aで再印刷する場合も同様に実現できる。
このように、文書の取得をパスワードによって管理し、パスワードを知らないものは文書の再印刷を防止できる。又、プリンタの文書管理機能が、文書データに文書識別コードを振る際、同時にパスワードを振り、文書データは文書識別コードとパスワードと共に格納され、印刷機能の文書印刷終了時に、別紙にてパスワードが印刷される。
文書再取得の際、プリンタのWebサーバー機能はパスワードも要求する。パスワードは文書識別コードと共に、プリンタのネットワーク通信機能に送られ、文書管理機能に送られる。この際、文書管理機能において検索した文書データと、パスワードが一致しない場合、処理は中断される。従って、オープン環境でも、文書のセキュリテイを維持できる。
[他の実施の形態]
前述のシステムにおいて、文書の版数管理をするために、文書がファイルの段階で文書識別コードを付加する機能を持つ対応アプリケーションをパーソナルコンピュータで使用する。パーソナルコンピュータで、文書は作成段階で、文書識別コードを付与される。プリンタでは、識別コードの作成を行わず、この付与された識別コードを文書識別コードに利用する。再印刷の要求の際は、プリンタ上から同文書識別コードの文書を検索し、ファイル更新日又は印刷日のいずれかから、最新版の文書を見つけ出し、印刷する。これにより、プリンタが各版の文書を格納しても、最新版の文書を再印刷できる。
又、前述のシステムにおいて、プリンタは、印刷時にファイル名、文書データ、文書識別コードをともに記憶する。そして、ユーザがWEBブラウザ等から、文書一覧をプリンタに要求した場合、プリンタは、HDD6からファイル名、文書識別コード、パスワード、印刷日の一覧を抽出し、一覧にしたものを印刷する。図34は、この印刷書類一覧の印刷物の説明図である。ユーザは、この一覧を所持することにより、どこにいても、対応プリンタから文書を印刷することが出来る。
前述の実施の形態では、大容量記憶装置をハードデイスクドライブで説明したが、光、光磁気デイスクドライブ、半導体メモリ等の他の不揮発性記憶装置を利用できる。
又、プリンタとして、電子写真機構のエンジンで説明したが、他の印刷機構のエンジンを利用できる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の技術的趣旨の範囲内において、本発明は種々の変形が可能であり、これらを本発明の技術的範囲から排除するものではない。
産業上の利用可能性
以上、説明したように、本発明によれば、プリンタに印刷を指示した際に、自動的に識別番号を印刷物に印刷し、印刷データを格納するので、識別番号が印刷された印刷物であれば、文書作成者が不明でも,データがどこにあるかを意識することなく,且つパソコンやアプリケーションに依存せず、誰でも簡単に品質劣化のないオリジナル文書と同等の複製印刷をすることが可能となる。
又、プリンタのオペレータパネルやホスト、クライアントから識別番号を入力するだけの簡単操作で複製印刷できるため、コピーより簡単に短時間で、同等の作業を可能として、より奇麗な印刷物を提供できる。
更に、ホストやクライアントから識別記号だけで印刷することを可能とするため、アプリケーションの起動,文書のオープン動作,ドライバによる印刷データの展開,データ転送の時間を短時間にして、作業効率を上げることができる。
以上のように、本発明の効果は、無駄な作業時間を最大限に短縮し、かつ印刷品質の劣化のない印刷物をどこでも提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施の形態のシステム構成図である。
図2は、図1のプリンタのブロック図である。
図3は、図1のプリンタの文書管理の説明図である。
図4は、図1のプリンタの文書管理番号の説明図である。
図5は、図1のパソコンでプリンタの文書管理を指定するプリンタドライバの説明図である。
図6は、図1のプリンタのオペレータパネルの説明図である。
図7は、図2のプリンタの制御フロー図である。
図8は、図1のプリンタの検索動作の説明図である。
図9は、図8のプリンタ間のプロトコルの説明図である。
図10は、図9の問い合わせ処理フロー図である。
図11は、図9の要求元プリンタの受信処理フロー図である。
図12は、図9の要求先のプリンタの検索結果返信処理フロー図である。
図13は、図9の要求先のプリンタのデータ送信処理フロー図である。
図14は、本発明の第2の実施の形態のシステム構成図である。
図15は、図14のインタフェイスの構成図である。
図16は、図14のシステムの動作説明図である。
図17は、図14の文書管理機能の印刷処理フロー図である。
図18は、図14の文書管理機能の再印刷処理フロー図である。
図19は、図14の文書管理機能の文書送信処理フロー図である。
図20は、図17の文書識別コード作成処理フロー図である。
図21は、図18のIPアドレス解析処理フロー図である。
図22は、図20の文書識別コード作成処理の説明図である。
図23は、図20のIPアドレス解析処理の説明図である。
図24は、本発明の第3の実施の形態のシステム構成図である。
図25は、図24の文書管理機能の印刷処理フロー図である。
図26は、図24の文書管理機能の再印刷処理フロー図である。
図27は、図24の文書管理機能の文書送信処理フロー図である。
図28は、図24のシステムの動作説明図である。
図29は、本発明の第4の実施の形態の説明図である。
図30は、図29の文書管理機能の印刷処理フロー図である。
図31は、図29の文書管理機能の再印刷処理フロー図である。
図32は、図29の文書管理機能の文書送信処理フロー図である。
図33は、図29の文書再印刷要求画面の説明図である。
図34は、本発明の第5の実施の形態の説明図である。
図35は、従来技術の説明図である。
本発明は、印刷された文書の管理と検索とを行うプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法、そのプログラムに関し、特に、文書の再印刷を容易にするためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法、そのプログラムに関する。
背景技術
コンピュータの出力装置として、コンピュータの電子データを受信し、シートに印刷を行うプリンタが広く利用されている。このようなプリンタで印刷された印刷物を見て、手元にある印刷物を複製する場合がある。一般的には、コピー機によりその印刷物を複製する方法が利用される。しかし、印刷物を光学的に読み取り、複写する方法では、印刷物の品質が劣化する。この傾向は、同一印刷物の複写回数が増加するにつれて顕著となる。
このため、印刷物の元の電子データを入手して、再印刷する方法が利用されている。この方法では、電子データは劣化しないため、何回複製しても、印刷物の品質劣化が生じない。
従来は、この方法として、次の方法が知られている。
(1)文書作成者が自分自身であれば容易に電子データをプリンタで印刷できるが、文書作成者が他人である場合には、文書作成者に依頼してデータを入手するか、文書作成者に印刷を依頼する。
(2)又、スタンドアロンの装置では、文書の識別番号から文書を再印刷する機能を持ち、これを利用する。例えば、特開昭60−176168号公報では、作成文書のファイル番号を印刷物に印刷し、ファイル番号で文書を探し、再印刷することを開示している。
又、日本国特開平2−257762号公報では、デジタル複写機において、文書読み込みの際に、ファイル番号を自動付与し、文書ファイルするとともに、印刷物とは別に、ファイル番号の一覧リストを印刷することにより、リストから対応するファイル番号探し、文書ファイルを検索し、検索された文書を再印刷することを開示している。
(3)図14に示すように、サーバーで文書管理し、クライアントからアクセスして、文書を検索し、検索文書をプリンタで再印刷する。
しかしながら、(1)の方法では、データを入手する場合は、図14に示すように、オリジナル文書が作成されたアプリケーションと同じソフト,またはデータの読み込みと印刷が可能なソフトを必要とする。
又、文書作成者に印刷の依頼をする場合、場合によっては文書作成者が誰かを調べ,作成者に印刷を依頼する。依頼された文書作成者は、文書ファイルを検索して、アプリケーションを起動して文書ファイルを開き印刷をして、複製依頼者に渡すと言ったような、面倒な作業を必要とする。
(2)の方法では、文書をファイルする専用装置(ワードプロセッサ、電子ファイル用複写機)を使用するものであり、専用装置の使用にとどまるため、他の汎用の装置では、利用できない。例えば、文書作成者以外の複製依頼者が、汎用のパーソナルコンピュータを使用し、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して再印刷するのは困難である。
(3)の方法では、サーバーは、クライアントに共通利用されるため、文書管理者や作成者が重複しない番号等を管理したうえで、文書ファイルと印刷物を関連付ける作業を必要とする。又、図35に示すように、文書ファイル検索をする場合、自分のパソコン(クライアント)を起動し,サーバー内の文書ファイルを検索する必要がある。さらに、印刷を行う場合は、サーバー内のデータをクライアントにダウンロードして、アプリケーションを起動して文書ファイルを開き印刷するといった面倒な手間がかかる。特に、オリジナル文書の形式が自分のパソコンにインストールされていないアプリケーションの場合、アプリケーションの購入やインストール等、費用や手間がかかる。
つまり、手元にある印刷物とサーバー内に保存されている文書ファイルが、本当に同じ物であるかは、内容を確認する必要がある。
発明の開示
従って、本発明の目的は、汎用の装置で、印刷物の複製をえる面倒な作業を軽減するためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法、及びそのプログラムを提供するにある。
又、本発明の他の目的は、クライアントからの電子データを印刷するプリンタで容易に印刷物の文書管理及び検索を行うためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法及びそのプログラムを提供するにある。
更に、本発明の他の目的は、受信した電子データを文書管理し、文書検索を容易にするためのプリンタ、プリンタシステム、プリンタ制御方法及びそのプログラムを提供するにある。
この目的の達成のため、本発明では、プリンタは、媒体に印刷を行うプリンタエンジンと、受信データに基づく印刷データを識別番号とともに記憶する記憶ユニットと、前記受信データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するコントローラとを有する。そして、コントローラは、前記受信データに対する前記識別番号を決定し、前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶し、更に、前記識別番号の指定に応じて、前記識別番号の前記印刷データを前記記憶ユニットから検索し、前記検索した印刷データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御する。
本発明では、プリンタに印刷を指示した際に、自動的に識別番号を印刷物に印刷し、印刷データを格納するので、識別番号が印刷された印刷物であれば、文書作成者が不明でも,データがどこにあるかを意識することなく,且つパソコンやアプリケーションに依存せず、誰でも簡単に品質劣化のないオリジナル文書と同等の複製印刷をすることが可能となる。
又、プリンタのオペレータパネルやホストから識別番号を入力するだけの簡単操作で複製印刷できるため、コピーより簡単に短時間で、同等の作業を可能として、より奇麗な印刷物を提供できる。
更に、ホストから識別記号だけで印刷することを可能とするため、アプリケーションの起動,文書のオープン動作,ドライバによる印刷データの展開,データ転送の時間を短時間にして、作業効率を上げることができる。
又、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、外部から識別番号の付与を指定された受信データに対し、前記識別番号を決定し、前記前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶する。これにより、プリンタでの印刷依頼の際に、外部から文書の管理の要、不要を制御でき、プリンタでの文書管理を制御できる。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、前記識別番号を、装置の固有値とシリアル番号又は印刷時刻から決定することにより、識別番号の重複を文書及び装置間で防止できる。
更に、本発明では、前記識別番号を指定する指定手段を更に有することにより、プリンタ装置で文書の複製を指示できる。
更に、本発明では、好ましくは、前記コントローラは、前記識別番号に対応する前記印刷データが前記記憶ユニットに記憶されていないことを検出して、ネットワークに接続された他の装置に前記識別番号に対応する印刷データを問い合わせ、且つ前記他の装置から前記印刷データを取得して、印刷を行う。これにより、ネットワーク接続されたプリンタシステムにおいて、指定したプリンタでシステムの保有する文書の複製が可能となる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例を第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態、第4の実施の形態、他の実施の形態の順で説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態のプリンタシステムの構成図、図2は、図1のプリンタのブロック図、図3は、図1のプリンタの文書管理の説明図、図4は、図1のプリンタの文書管理番号の説明図、図5は、図1のパソコンでプリンタの文書管理を指定するプリンタドライバの説明図、図6は、図1のプリンタのオペレータパネルの説明図である。
図1に示すように、LAN(Local Area Network)等のネットワーク3に、パーソナルコンピュータ(PC)1−Cとプリンタ2−A,2−B,2−Cとが接続されている。又、プリンタ2−A,2−Bに、パーソナルコンピュータ1−A,1−Bが接続されている。
パーソナルコンピュータ1−Cは、ネットワーク3を介し、3台のプリンタ2−A,2−B,2−Cのいずれも利用できる。パーソナルコンピュータ1−A,1−Bは、各々プリンタ2−A,2−Bを利用できる。又、プリンタ2−A,2−B,2−C間で、ネットワーク3を介し、通信できる。パーソナルコンピュータ1−A,1−B,1−Cは、プリンタドライバ10を備える。プリンタ2−A,2−B,2−Cは、大容量記憶装置HDを有する。
プリンタ2(2−A、2−B,2−C)は、パーソナルコンピュータの印刷コマンドに応じて、印刷データをシートに印刷する。このプリンタ2の構成を図2により説明する。図2に示すように、プリンタ2は、コントローラ4と、オペレータパネル5と、大容量記憶装置6と、プリンタエンジン7とから構成される。
コントローラ4は、単一又は複数のプロセッサと、メモリと、周辺回路とからなる。コントローラ4の機能をブロック40〜46で説明する。インタフェース制御部40は、パーソナルコンピュータ等のホストと通信する。コマンド解析部41は、対ホストインタフェースを通して受信したデータを解析し、印刷データとコマンドに分ける。コマンド解析部41は、印刷データであれば、描画処理部42、印刷処理部43を介して、印刷動作を行い,コマンドであれば、指定のコマンド処理を行う。
描画処理部42は、印刷データから画像データを生成し、ビットマップメモリ61に描画する。印刷処理部43は、プリンタエンジン7を制御し、プリンタエンジン7にビットマップメモリ61の画像データの印刷を行わせる。プリンタエンジン7は、電子写真機構等のページプリンタで構成されている。
オペレータが識別番号を取得して印刷したい場合には、図5に示すように、パーソナルコンピュータ1にインストールされたプリンタドライバ10のプリンタプロパティスクリーンから識別番号管理をオンにチエックして設定する。プリンタドライバ10は、識別番号管理がオンに設定されている場合、プリンタ2に対して、識別番号オンコマンドを送信し、その後、通常の印刷データを送信する。
図2に戻り、プリンタ2は、印刷文書に識別番号オンコマンドを受信すると、コマンド解析部41は、ナンバリング制御部45に対して、識別対象データであることを通知する。又、コマンド解析部41が印刷データを受信すると、ナンバリング制御部45に対して、印刷データの受信を通知し、描画処理部42には印刷データを渡す。
ナンバリング制御部45は、識別番号オンコマンドに応じて、不揮発性メモリのEEPROM60のナンバリング用領域にアクセスし、保存されているナンバリング値を取得する。図4に示すように、ナンバリング制御部45は、この値を、識別番号オンコマンドを受信するたびに、インクリメントし、その後受信した印刷データに対応する。即ち、EEPROM60から読み出された値を「+1」して、同じ領域に書き込む。
ナンバリング制御部45は、装置のシリアル番号を保存してあるEEPROM60の領域から装置固有値を読み出し、前記の取得したナンバリング値を付加して、新規に識別番号を決定する。
描画処理部42は、ナンバリング制御部45に対し識別番号を要求し、取得した識別番号を通常の印刷データに付加して、ビットマップメモリ61に展開し、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。例えば、図3に示すように、印刷文書aに、識別番号「001001」が印刷され、別の印刷文書bに、識別番号「001002」が印刷される。
同時に、ナンバリング制御部45の指示の元に、描画処理部42は、識別番号と印刷データをHD制御部46に送信する。HD制御部46は、ハードディスクドライブ(HD)で構成された大容量記憶装置6のリード/ライトを制御する。HD制御部46は、識別番号と印刷データ(ビットマップ展開前のデータ又はビットマップ展開後のデータ)をHD6内に保存する。例えば、図3に示すように、印刷文書Cに対し、HD6に、識別番号「002001」と印刷データとが格納される。ビットマップ展開前のデータの場合は、そのまま格納し、ビットマップデータの場合には、データ圧縮して、格納する。
オペレータパネル5は、オペレータが操作し、プリンタの状態等を表示するものであり、図6に示すように、表示部50と、各種スイッチ51とを有する。オペレータパネル制御部44は、オペレータパネル5の入出力を制御する。オペレータパネル5から識別番号が入力されると、オペパネ制御部44により、入力された番号をナンバリング制御部45に渡す。また、ホストからの印刷では、プリンタプロパティに番号を入力し、印刷開始を入力する。プリンタドライバ10は、入力された番号と保存文書印刷コマンドをプリンタ2に出力する。
プリンタ2は、I/F40を通して受信した番号をナンバリング制御部45に渡す。識別番号を受けたナンバリング制御部45では、入力された番号に対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内を検索し、対応文書があれば、印刷処理部43に印刷データを渡して印刷を行う。又、後述するように、装置2内のHD6内に文書が無ければ、文書情報問い合わせコマンドを他の装置に送信し、対応文書を入手する。
プリンタ2の各ブロック40〜46は、プログラムで実現することができるが、一部をハードウェアで実現しても良い。
次に、プリンタ制御処理を説明する。図7は、図2のプリンタの制御フロー図、図8は、図1のプリンタの検索動作の説明図、図9は、図8のプリンタ間のプロトコルの説明図、図10は、図9の問い合わせ処理フロー図、図11は、図9の要求元プリンタの受信処理フロー図、図12は、図9の要求先のプリンタの検索結果返信処理フロー図、図13は、図9の要求先のプリンタのデータ送信処理フロー図である。
図7により、プリンタ制御処理を説明する。
(S1)対ホストインタフェース40を通してデータを受信したかを判定する。
(S2)受信データがあると、コマンド解析部41は、受信データが印刷データか否かを判定する。
(S3)受信データが印刷データであれば、識別番号オンコマンドが含まれているかを判定する。図5で説明したように、オペレータが識別番号を取得して印刷したい場合、オペレータは、パーソナルコンピュータ1のプリンタプロパティから識別番号取得をオンに設定して、印刷開始を指示する。プリンタドライバ10は、識別番号がオンにチェックされている場合、プリンタ2に対して、識別番号オンコマンドを送信し、その後、通常の印刷データを送信する。
又、識別番号をオフに設定した場合は、プリンタドライバ10は、印刷データのみを送信する。更に、識別番号を入力し、印刷開始を指示した場合は、プリンタドライバ10は、保存文書印刷コマンドと、その入力された識別番号を送信する。
プリンタ2は、識別番号オンコマンドを受信すると、コマンド解析部41は、ナンバリング制御部45に対して、識別対象データであることを通知する。又、コマンド解析部41が印刷データを受信すると、ナンバリング制御部45に対して、印刷データの受信を通知し、描画処理部42には印刷データを渡す。ナンバリング制御部45は、前述のように、EEPROM60からナンバリング値を取得し、装置のシリアル番号を付加して、新規に識別番号を決定する。
描画処理部42は、ナンバリング制御部45に対し識別番号を要求し、取得した識別番号を通常の印刷データ(ビットマップデータ)に付加して、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。同時に、ナンバリング制御部45の指示の元、描画処理部42は、識別番号と印刷データをHD制御部46に送信し、HD制御部46はHD6内にこれを保存する。
一方、識別番号オンコマンドを認識しないと、コマンド解析部41は、描画処理部42に印刷データを渡す。描画処理部42は、ビットマップデータに展開し、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。そして、ステップS1に戻る。
(S4)ステップS1で受信データがないと判定すると、オペレータパネル5から識別番号の入力があるかを判定する。識別番号の入力がないと、ステップS1に戻る。識別番号の入力があると、ステップS5に進む。
(S5)識別番号は、オペレータパネル5及びプリンタドライバ10から入力される。ナンバリング制御部45は、入力された識別番号を保存した後、対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内から検索する。
(S6)HD6に、対応文書があれば、その文書の印刷データを読み出し、印刷制御部43に渡して印刷を行う。この場合、原則的に、識別番号の印刷は不要であるが、印刷しても良い。そして、ステップS1に戻る。
(S7)プリンタ2は、図9に示すように、あらかじめ決められた文書情報問い合わせコマンド,それに応答する文書有り無し応答コマンド,データ転送要求コマンド,それに応答するデータ転送コマンドを持つ。
ステップS5の検索で、装置内のHD6内に対応文書が無ければ、文書情報問い合わせコマンドのパラメータに識別番号を指定して、ネットワーク接続された他の装置を検索するために、データ送信処理部47,インタフェース制御部40を介し、ブロードキャストで文書情報問い合わせコマンドをネットワーク3に送信する。この問い合わせ処理は、図10で後に説明する。
(S8)ブロードキャストで受信したプリンタ2は、保存文書がある場合、文書有り無し応答コマンドのパラメータにありの場合、“1”を,無い場合“0”を指定して、依頼元の装置に返信する。依頼元プリンタ2は、文書有り無し応答コマンドのパラメータをチェックして、“1”であったなら、図11で後述するデータ受信処理を行う。
即ち、データ転送要求コマンドを文書ありの返答があった装置に対して送信する。データ転送要求コマンドを受信したプリンタは、依頼元の装置に対して、印刷する文書データを送信する。送信元のプリンタは、文書データを受信するタイムアウトを例えば10秒に設定し、その間に文書データを受信しない場合は、タイムアウトとし処理を終了する。同様に、文書有り無し応答コマンドのパラメータが”0”であれば、処理を終了する。この場合、オペレータパネルに対応印刷データ無しを表示し、ステップS1に戻る。
一方、文書データを正常に受信すると、ステップS6に進み、文書データを解析し印刷する。これらのシーケンスを、図8、図9に示す。図8では、プリンタ2−Bに要求された識別番号「001002」の文書データを、プリンタ2−Aから入手して、プリンタ2−Bで印刷する様子を示す。
(S9)ステップS2で、受信データが印刷データでないと判定すると、受信データが、保存文書印刷コマンド(図5参照)であるか否かを判定する。保存文書印刷コマンドであれば、ステップS5に進み、文書検索及び印刷を行う。即ち、図5に示したように、ホスト側となる例えばPC1に、プリンタプロパティに識別番号をプリンタに送信する項目を新たに設け、識別番号をプリンタに送信する。プリンタ2は受信した識別番号をコマンド解析部により解析し、ナンバリング制御部45,HD制御部46を介して、ありなしを判断して、上記と同様に指定文書を印刷する。これにより、PC1などの外部機器より、識別番号の入力だけで、プリンタ装置内の文書を印刷可能とするとともに、ネットワーク接続されたプリンタから文書データの取得,および印刷を可能とする。
(S10)受信データが、保存文書印刷コマンドでない場合は、保存文書検索を指示する問い合わせコマンドかを判定する。
(S11)保存文書検索を指示する問い合わせコマンドである場合は、先ず、検索フラグを”0”にセットし、ナンバリング制御部45は、問い合わせコマンドの識別番号で、対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内から検索する。
対応する保存文書があれば、検索フラグに”1”をセットする。そして、図12で後述するように、保存文書がある場合、文書有り無し応答コマンドのパラメータにありの場合、“1”を,無い場合“0”を指定して、依頼元の装置に返信する。そして、ステップS1に戻る。
(S12)受信データが、保存文書検索を指示する問い合わせコマンドでない場合には、受信コマンドがデータ転送要求コマンドであるかを判定する。即ち、依頼元プリンタ2は、文書有り無し応答コマンドのパラメータをチェックして、“1”であったなら、図11で後述するデータ受信処理により、データ転送要求コマンドを文書ありの返答があった装置に対して送信する。データ転送要求コマンドを受信したプリンタ2は、図13で後述するように、依頼元の装置2に対して、印刷する文書データを送信する。そして、ステップS1に戻る。受信コマンドがデータ転送要求コマンドでない場合には、そのコマンドに従い、印刷以外の通常のコマンドの処理を行い、ステップS1に戻る。
この動作を、図1、図3、図5、図6、図8、図9により、説明する。先ず、プリンタの文書の管理では、図5に示すように、オペレータが文書に識別番号を取得して印刷したい場合に、オペレータは、パーソナルコンピュータ1のプリンタプロパティから識別番号管理をオンにチエックして設定する。プリンタドライバ10は、識別番号がオンに設定されている場合、プリンタ2に対して、識別番号オンコマンドを送信し、その後、通常の印刷データを送信する。
プリンタ2は、識別番号オンコマンドを受信すると、ナンバリング制御部45は、前述のように、EEPROM60からナンバリング値を取得し、装置のシリアル番号を付加して、新規に識別番号を決定する。描画処理部42は、ナンバリング制御部45に対し識別番号を要求し、取得した識別番号を通常の印刷データ(ビットマップデータ)に付加して、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。同時に描画処理部42は、識別番号と印刷データをHD制御部46に送信し、HD制御部46はHD6内に識別番号と印刷データを保存する。
図3に示すように、印刷文書Cに識別番号「002001」が印刷されるとともに、HD6内に、印刷文書Cの識別番号と印刷データが格納される。この場合に、識別番号は、文書に対し、ユニークに自動設定されるため、識別番号の重複付与を防止できる。また、装置固有値とシリアル番号から識別番号を決定するため、図1のように、複数のプリンタが接続されたシステムでも、識別番号の重複付与を防止できる。
一方、この文書管理機能を使用しない印刷もできる。即ち、図5に示すように、オペレータが文書に識別番号を取得しないで印刷したい場合に、オペレータは、パーソナルコンピュータ1のプリンタプロパティから識別番号管理をオフにチエックして設定する。プリンタドライバ10は、識別番号がオフにされている場合、プリンタ2に対して、通常の印刷データを送信する。
プリンタ2は、識別番号オンコマンドを認識しないと、コマンド解析部41は、描画処理部42に印刷データを渡す。描画処理部42は、ビットマップデータに展開し、印刷制御部43に渡し、印刷を行う。従って、識別番号の決定、印刷、及びHD6への格納は行われない。このため、例えば、他人に自由に印刷させたくない文書等を保護するのに有効である。
次に、プリンタで管理された文書の再印刷では、再印刷の指示は、オペレータパネル5及びプリンタドライバ10のいずれから入力される。図6に示すように、オペレータパネル5のスイッチ51を操作して、識別番号入力メニューを選択し、スイッチ51で所望の識別番号を入力する。又は、図5に示すように、ホスト側となる例えばPC1のプリンタプロパティに識別番号をプリンタに送信する項目を新たに設け、識別番号と保存文書印刷コマンドをプリンタに送信する。
プリンタ2では、ナンバリング制御部45は、入力された識別番号で、対応する文書を、HD制御部46を介してHD6内から検索する。そのプリンタ2のHD6に、対応文書があれば、その文書の印刷データを読み出し、印刷制御部43に渡して印刷を行う。この場合、原則的に、識別番号の印刷は不要であるが、印刷しても良い。
一方、自己のプリンタ2のHD6の検索で、装置内のHD6内に対応文書が無ければ、他のプリンタ2の保存文書を検索する。即ち、図9に示すように、文書情報問い合わせコマンドのパラメータに識別番号を指定し、ネットワーク接続された他のプリンタを検索するために、ブロードキャストで文書情報問い合わせコマンドをネットワーク3に送信する。
ブロードキャストで受信したプリンタ2は、保存文書がある場合、文書有り無し応答コマンドのパラメータにありの場合、“1”を,無い場合“0”を指定して、依頼元の装置に返信する。依頼元プリンタ2は、文書有り無し応答コマンドのパラメータをチェックして、“1”であったなら、データ転送要求コマンドを文書ありの返答があった装置に対して送信する。データ転送要求コマンドを受信したプリンタは、依頼元の装置に対して、印刷する文書データを送信する。
依頼元プリンタ2は、文書データを正常に受信すると、文書データを解析し印刷する。図8では、プリンタ2−Bに要求された識別番号「001002」の文書データを、プリンタ2−Aから入手して、プリンタ2−Bで印刷する様子を示す。
このようにして、プリンタで印刷文書の管理と検索を行い、印刷するため、多数のホストで使用する汎用プリンタで、容易に印刷物の複製を得ることができる。
次に、図7の各処理の詳細を図10乃至図13で説明する。先ず、問い合わせ処理を図10で説明する。
(S20)プリンタ2内のコマンドテーブルから文書問い合わせコマンドを取得し、コマンドパラメータに識別番号をセットする。そして、ネットワークパケットに、ブロードキャストアドレスをセットする。
(S21)このコマンドを送信した後、タイムアウト値をセットし、文書フラグに”0”をセットし、応答を待つ。
(S22)応答があるかを判定する。
(S23)応答があると、タイムアウト値を再設定し、その応答コマンドを解析する。
(S24)応答コマンドの解析により、文書ありと判定すると、受信ネットワークパケットからMACアドレス(文書ありの装置アドレス)を保存し、文書フラグに”1”をセットし、終了する。
(S25)一方、ステップS22で応答なし、又はステップS24で、文書なしと判定すると、タイムアウトかを判定する。タイムアウトでないと、ステップS22に戻り、タイムアウトとなると、終了する。
次に、データ受信処理を、図11により説明する。
(S30)プリンタ2内のコマンドテーブルからデータ転送要求コマンドを取得し、コマンドパラメータに識別番号をセットする。そして、ネットワークパケットに、前述の文書ありを応答した装置のMACアドレスをセットする。
(S31)このコマンドを送信した後、タイムアウト値をセットし、タイムアウトフラグに”0”をセットし、受信を待つ。
(S32)受信があるかを判定する。
(S33)受信があると、パケット(印刷データ)を受信し、これを保存する。
(S34)受信終了かを判定し、受信終了なら、処理を終了する。受信終了でない場合は、タイムアウト値を再設定する。
(S35)一方、ステップS32で受信なし、又はステップS34で、受信終了でないと判定すると、タイムアウトかを判定する。タイムアウトでないと、ステップS32に戻り、タイムアウトとなると、タイムアウトフラグに”1”をセットし、終了する。
次に、検索結果返信処理を、図12により説明する。
(S40)プリンタ2内のコマンドテーブルから文書有り無し応答コマンドを取得し、検索結果である検索フラグ(図7参照)をセットする。そして、ネットワークパケットに、前述の要求元装置のMACアドレスをセットする。
(S41)このコマンドを送信し、終了する。
次に、データ送信処理を、図13により説明する。
(S50)プリンタ2内のコマンドテーブルからデータ転送コマンドを取得し、コマンドパラメータに識別番号をセットする。そして、ネットワークパケットに、依頼元装置のMACアドレスをセットする。
(S51)HD6内の文書データを取得し、このコマンドのデータ領域に印刷データをセットし、セットされたコマンドを送信する。
(S52)全印刷データを送信したかを判定し、全印刷データを送信していない場合には、ステップS51に戻り、残りの印刷データを送信する。全印刷データの送信を終了すると、処理を終了する。
このように、プリンタ2に、あらかじめ決められた文書情報問い合わせコマンド,それに応答する文書有り無し応答コマンド,データ転送要求コマンド,それに応答するデータ転送コマンドを持たせ、且つこれらの処理機能を持たせることにより、自己のプリンタに保存されていない文書をネットワーク接続された他のプリンタから入手して、自己のプリンタで印刷することができる。このため、ユーザーが保存文書のプリンタを検索することなく、又、そのプリンタに出向くことなく、複製を依頼したプリンタにおいて、複製印刷物をえることができる。特に、多数のプリンタがネットワーク接続されたシステムで有効である。
[第2の実施の形態]
次に、前述のネットワーク3に、WAN(Wide Area Network)を利用した実施の形態を説明する。図14は、本発明の第2の実施の形態のシステム構成図である。図15は、図14のインタフェイスの構成図である。図16は、図14のシステムの動作説明図である。図中、図1、図2で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
図14において、プリンタ2−A、2−Bは、WAN3−aを介しパーソナルコンピュータ1−C,Webクライアント端末1−Dに接続されている。このWAN3−aは、前述のLANを含むものである。
プリンタ2−A、2−Bは、WAN3−aを介し他の機器1−C,1−D,2−B等とネットワーク通信するネットワーク通信機能(処理)部4−aと、前述の文書管理を行う文書管理機能(処理)部4−Cと、WAN3−aのWebサーバーとして機能するWebサーバー機能(処理)部4−bと、印刷処理部4−dと、ハードデイスク6と、プリンタエンジン7とを有する。
ネットワーク通信処理部4−aは、図2のインタフェイス制御部40、コマンド解析部41、データ送信処理部47に相当する。文書管理部4−cは、オペパネ制御部44、ナンバリング制御部45、HD制御部46に相当する。印刷処理部4−dは、描画処理部42、ビットマップメモリ61、印刷処理部43に相当する。
Webサーバー処理部4−bは、図2のプリンタの構成に付加されたものであり、インターネット等のWANのホームページを有するWebサーバーで構成される。
このシステムのアクセス動作を図15により説明する。WAN3は、LAN3−a−1と、インターネット3−a−2で構成される。LAN3−a−1に接続されたパーソナルコンピュータ1−Cは、プリンタ2−Aのネットワーク通信機能4−aとLAN3−a−1を介しネットワーク通信を行う。
又、インターネット3−a−2に接続された他のプリンタ2−B,Webブラウザを有する端末1−Dは、プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bとインターネット3−a−2(ファイアウォールのポート80経由)を介し、Web通信を行う。ネットワーク機能4−aは、インターネット3−a−2を介し端末1−D,他のプリンタ2−Bとネットワーク通信する。
次に、図16及び図17により、まず、文書印刷処理を説明する。
(S60)パーソナルコンピュータ1−CからLAN3−aを介しプリンタ2−Aに文書印刷を依頼する。
(S61)ネットワーク通信処理部4−aは、パーソナルコンピュータ1−Cから文書データを受信する。
(S62)文書管理機能部4−cは、文書データに文書識別コード(文書識別番号)を振る。この文書識別コードの作成処理を、図20及び図22で説明する。
プリンタ2−Aのネットワークアドレス(IPアドレス)から所定の変換式により、プリンタの特定値を作成する。次に、この文書の文書印刷時間(印刷処理の開始時刻)から所定の変換式により、文書データ特定値を作成する。プリンタ特定値と文書データ特定値を合成(例えば、プリンタ特定値に文書データ特定値を付加)して、文書識別コードを作成する。即ち、プリンタのアドレスと文書の印刷日時から一意に作成され、可逆的に検索が可能なものである。
(S63)文書管理機能部4−cは、HDD6に、文書データを格納するための空きがあるかを判定する。空きが無い時は、HDD6内の文書データのアクセス日時を調べる。HDD6は、文書のアクセス日時を格納しており、その文書をアクセスすると、その文書のアクセス日時が更新される。本実施例では、最後に印刷又は再印刷要求された日時である。そして、もっとも古いアクセス日時の文書データを削除する。これにより、新文書の格納スペースが確保されるとともに、アクセスの頻繁な文書を削除しないようにできる。
(S64)文書管理機能部4−cは、文書データを文書識別コードと共に、記憶装置(HDD)6に格納する。
(S65)文書管理部4−cは、文書データと文書識別コードを印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書の一部に文書識別コードを記載された文書を印刷する。これが、本システムの印刷プロセスである。
次に、文書の資料要求者又は所有者が文書識別コードを元に文書の再取得を行う処理を、図18、図19により説明する。
(S70)文書要求者は、このシステム内に対応するプリンタ(例えば、プリンタ2−B)を所有する。文書要求者は、Webクライアント1−Dから、所有するプリンタ2−BのWebサーバー機能4−bにアクセスする。プリンタ2−BのWebサーバー機能4−bは、Webクライアント1−Dに再取得文書の文書識別コード、印刷枚数等を要求し、取得する。
(S71)プリンタ2−BのWebサーバー機能4−dは、入力された文書識別コードをネットワーク通信機能4−aに送る。ネットワーク通信機能4−aは,取得した文書識別コードからプリンタ2−Aのネットワークアドレスを抽出する。即ち、図21及び図23のように、文書識別コードからプリンタ特定値を抽出し、プリンタ特定値を逆演算式でネットワークアドレスIPアドレスに変換する。
(S72)ネットワーク通信部4−aは、周知のネットワーク検索方法で、該当IPアドレスのWebサーバーを検索する。
(S73)ネットワーク通信部4−aは、検索結果から該当プリンタが存在しないと判定した場合、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。逆に、該当プリンタが存在する場合には、ネットワーク通信部4−aは、その該当プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bにアクセスし、文書識別コードを送信する。
(S74)図19の文書送信処理で説明するように、アクセスされたプリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書データをHDD6から検索し、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに送信する。プリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aは、アクセス開始から時間監視を行い、所定時間内に文書データを受信しない場合には、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。
(S75)プリンタ2−Bのネットワーク通信部4−aが、時間内に文書データを受信した場合には、印刷処理部4−dに文書データを送る。印刷処理部4−dは,文書データに基づき、印刷画像データを生成し、プリントエンジン7を制御して、要求された部数の文書を印刷する。そして、ネットワーク通信部4−aは、クライアント端末1−Dに印刷成功を通知する。
前述の文書送信処理を、図19により説明する。
(S76)プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、アクセス元からの文書データ要求を受け、更に、文書識別コードを受ける。
(S77)Webサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書識別コードに対応する文書をHDD6から検索する。
(S78)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在しないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S79)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在すると判定した場合、HDD6からその文書データを受け、ネットワーク通信部4−aを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データを送信する。そして、HDD6内の文書データのアクセス日時を更新する。
これが、本システムの文書再取得プロセスである。前述の説明では、アクセス元を、プリンタ2−B,アクセス先を、プリンタ2−Aで説明したが、アクセス元を、プリンタ2−A,アクセス先を、プリンタ2−Bとした場合も同様の動作である。又、パーソナルコンピュータ1−Cの印刷文書データを、クライアント端末1−Dで再印刷する例で説明したが、クライアント端末1−Dの印刷文書データをプリンタ2−Bに保存し、パーソナルコンピュータ1−Cを操作して、プリンタ2−Aで再印刷する場合も同様に実現できる。
[第3の実施の形態]
次に、第2の実施の形態の変形例として、プリンタがHDD6を備えていない場合の実施の形態を説明する。図24は、本発明の第3の実施の形態のシステム構成図である。図25は、図24の印刷処理フロー図、図26は、図24の再印刷処理フロー図、図27は、図24の文書送信処理フロー図である。図28は、図24のシステムの動作説明図である。図中、図1、図2、図14で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
図24において、プリンタ2−A、2−Bは、管理サーバー21に接続され、管理される。各管理サーバー21は、WAN3−aを介しパーソナルコンピュータ1−C,Webクライアント端末1−Dに接続されている。このWAN3−aは、前述のLANを含むものである。
管理サーバー21は、プリンタのサーバーとして動作し、WAN3−aを介し他の機器1−C,1−D,2−B等とネットワーク通信するネットワーク通信機能(処理)部4−aと、前述の文書管理を行う文書管理機能(処理)部4−Cと、WAN3−aのWebサーバーとして機能するWebサーバー機能(処理)部4−bを有するデータ処理ユニット22と、ハードデイスク(HDD)6とを有する。
管理サーバー21に接続されたプリンタ20は、印刷処理部4−dを有するコントローラ4と、プリンタエンジン7を有する。Webサーバー処理部4−bは、インターネット等のWANのホームページを有するWebサーバーで構成される。
管理サーバー21のネットワーク通信処理部4−aは、図2のインタフェイス制御部40、コマンド解析部41、データ送信処理部47に相当する。文書管理部4−cは、ナンバリング制御部45、HD制御部46に相当する。
プリンタ2−A,2−Bのコントローラ4は、図2のインタフェイス制御部40、コマンド解析部41、データ送信部47、描画処理部42、ビットマップメモリ61、印刷処理部43に相当する。
このシステムのアクセス動作は、前述の図15と同様に、WAN3は、LAN3−a−1と、インターネット3−a−2で構成される。LAN3−a−1に接続されたパーソナルコンピュータ1−Cは、プリンタ2−Aの管理サーバー21のネットワーク通信機能4−aとLAN3−a−1を介しネットワーク通信を行う。
又、インターネット3−a−2に接続された他のプリンタ2−Bの管理サーバー21,Webブラウザを有する端末1−Dは、プリンタ2−Aの管理サーバー21のWebサーバー機能4−bとインターネット3−a−2(ファイアウォールのポート80経由)を介し、Web通信を行う。ネットワーク機能4−aは、インターネット3−a−2を介し端末1−D,他のプリンタ2−Bの管理サーバー21とネットワーク通信する。
次に、図25及び図28により、まず、文書印刷処理を説明する。
(S80)パーソナルコンピュータ1−CからLAN3−aを介しプリンタ2−Aの管理サーバー21に文書印刷を依頼する。ネットワーク通信処理部4−aは、パーソナルコンピュータ1−Cから文書データを受信する。
(S81)文書管理機能部4−cは、文書データに文書識別コード(文書識別番号)を振る。この文書識別コードの作成処理を、図20及び図22で説明したと同様に、管理サーバー21のネットワークアドレス(IPアドレス)から所定の変換式により、プリントサーバーの特定値を作成する。次に、この文書の文書印刷時間(印刷処理の開始時刻)から所定の変換式により、文書データ特定値を作成する。プリントサーバー特定値と文書データ特定値を合成して、文書識別コードを作成する。即ち、プリントサーバーアドレスと文書の印刷日時から一意に作成され、可逆的に検索が可能なものである。
(S82)文書管理機能部4−cは、HDD6に、文書データを格納するための空きがあるかを判定する。空きが無い時は、HDD6内の文書データのアクセス日時を調べる。そして、もっとも古いアクセス日時の文書データを削除する。これにより、新文書の格納スペースが確保されるとともに、アクセスの頻繁な文書を削除しないようにできる。
(S83)文書管理機能部4−cは、文書データを文書識別コードと共に、プリントサーバー21の記憶装置(HDD)6に格納する。
(S84)文書管理部4−cは、文書データと文書識別コードを、プリンタ20の印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書の一部に文書識別コードを記載された文書を印刷する。これが、本システムの印刷プロセスである。
次に、文書の資料要求者又は所有者が文書識別コードを元に文書の再取得を行う処理を、図26、図27、図28により説明する。
(S90)文書要求者は、このシステム内に対応するプリントサーバー21、プリンタ(例えば、プリンタ2−B)を所有する。文書要求者は、Webクライアント1−Dから、所有するプリンタ2−Bのプリントサーバー21のWebサーバー機能4−bにアクセスする。プリンタ2−Bのプリントサーバー21のWebサーバー機能4−bは、Webクライアント1−Dに再取得文書の文書識別コード、印刷枚数等を要求し、取得する。
(S91)プリンタ2−Bのプリントサーバー21のWebサーバー機能4−dは、入力された文書識別コードをネットワーク通信機能4−aに送る。ネットワーク通信機能4−aは,取得した文書識別コードからプリンタ2−Aのネットワークアドレスを抽出する。即ち、図21及び図23に示したように、文書識別コードからプリントサーバー特定値を抽出し、プリントサーバー特定値を逆演算式でネットワークアドレスIPアドレスに変換する。
(S92)ネットワーク通信部4−aは、周知のネットワーク検索方法で、該当IPアドレスのWebサーバーを検索する。
(S93)ネットワーク通信部4−aは、検索結果から該当プリントサーバーが存在しないと判定した場合、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。逆に、該当プリントサーバーが存在する場合には、ネットワーク通信部4−aは、その該当プリントサーバーのWebサーバー機能4−bにアクセスし、文書識別コードを送信する。
(S94)図27の文書送信処理で説明するように、アクセスされたプリントサーバー21のWebサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書データをHDD6から検索し、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aに送信する。プリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aは、アクセス開始から時間監視を行い、所定時間内に文書データを受信しない場合には、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。
(S95)プリントサーバー21のネットワーク通信部4−aが、時間内に文書データを受信した場合には、プリンタ2−Bの印刷処理部4−dに文書データを送る。印刷処理部4−dは,文書データに基づき、印刷画像データを生成し、プリントエンジン7を制御して、要求された部数の文書を印刷する。そして、ネットワーク通信部4−aは、クライアント端末1−Dに印刷成功を通知する。
前述の文書送信処理を、図27により説明する。
(S96)プリントサーバー21のWebサーバー機能4−bは、アクセス元からの文書データ要求を受け、更に、文書識別コードを受ける。
(S97)Webサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書識別コードに対応する文書をHDD6から検索する。
(S98)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在しないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S99)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在すると判定した場合、HDD6からその文書データを受け、ネットワーク通信部4−aを通して、アクセス元のプリントサーバー21のネットワーク通信機能4−aに該当文書データを送信する。そして、HDD6内の文書データのアクセス日時を更新する。
これが、本システムの文書再取得プロセスである。前述の説明では、アクセス元を、プリンタ2−Bのプリントサーバー21,アクセス先を、プリンタ2−Aのプリントサーバー21で説明したが、アクセス元を、プリンタ2−Aのプリントサーバー21,アクセス先を、プリンタ2−Bのプリントサーバー21とした場合も同様の動作である。又、パーソナルコンピュータ1−Cの印刷文書データを、クライアント端末1−Dで再印刷する例で説明したが、クライアント端末1−Dの印刷文書データをプリンタ2−Bのプリントサーバー21に保存し、パーソナルコンピュータ1−Cを操作して、プリンタ2−Aで再印刷する場合も同様に実現できる。
このように、大容量記憶装置を有しないプリンタでも、プリンタを管理するプリントサーバー21の機能を利用して実現できる。
[第4の実施の形態]
次に、前述の印刷文書にセキュリテイを施す実施の形態を説明する。図29は、本発明の第4の実施の形態の説明図、図30は、図29のシステムの文書印刷処理フロー図である。図31は、図29のシステムの再印刷文書処理フロー図、図32は、図29のシステムの文書送信処理フロー図である。図中、図1、図2、図14で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。
図29において、図14と同様、プリンタ2−A、2−Bは、WAN3−aを介しパーソナルコンピュータ1−C,Webクライアント端末1−Dに接続されている。このWAN3−aは、前述のLANを含むものである。
プリンタ2−A、2−Bは、図14と同様、WAN3−aを介し他の機器1−C,1−D,2−B等とネットワーク通信するネットワーク通信機能(処理)部4−aと、前述の文書管理を行う文書管理機能(処理)部4−Cと、WAN3−aのWebサーバーとして機能するWebサーバー機能(処理)部4−bと、印刷処理部4−dと、ハードデイスク6と、プリンタエンジン7とを有する。
ネットワーク通信処理部4−a、文書管理部4−c、印刷処理部4−d、Webサーバー処理部4−bは、図14と同一の構成である。又、WAN3は、LAN3−a−1と、インターネット3−a−2で構成される。LAN3−a−1に接続されたパーソナルコンピュータ1−Cは、プリンタ2−Aのネットワーク通信機能4−aとLAN3−a−1を介しネットワーク通信を行う。
又、インターネット3−a−2に接続された他のプリンタ2−B,Webブラウザを有する端末1−Dは、プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bとインターネット3−a−2(ファイアウォールのポート80経由)を介し、Web通信を行う。ネットワーク機能4−aは、インターネット3−a−2を介し端末1−D,他のプリンタ2−Bとネットワーク通信する。
次に、図30により、まず、文書印刷処理を説明する。
(S100)パーソナルコンピュータ1−CからLAN3−aを介しプリンタ2−Aに文書印刷を依頼する。ネットワーク通信処理部4−aは、パーソナルコンピュータ1−Cから文書データを受信する。
(S101)文書管理機能部4−cは、文書データに文書識別コード(文書識別番号)を振る。この文書識別コードの作成処理は、図20及び図22で説明したように、プリンタ2−Aのネットワークアドレス(IPアドレス)から所定の変換式により、プリンタの特定値を作成する。次に、この文書の文書印刷時間(印刷処理の開始時刻)から所定の変換式により、文書データ特定値を作成する。プリンタ特定値と文書データ特定値を合成(例えば、プリンタ特定値に文書データ特定値を付加)して、文書識別コードを作成する。即ち、プリンタのアドレスと文書の印刷日時から一意に作成され、可逆的に検索が可能なものである。
(S102)同様に、文書管理機能部4−cは、文書データにランダムにパスワードを生成する。
(S103)文書管理機能部4−cは、HDD6に、文書データを格納するための空きがあるかを判定する。空きが無い時は、HDD6内の文書データのアクセス日時を調べる。そして、もっとも古いアクセス日時の文書データを削除する。これにより、新文書の格納スペースが確保されるとともに、アクセスの頻繁な文書を削除しないようにできる。
(S104)文書管理機能部4−cは、文書データを文書識別コード、パスワードと共に、記憶装置(HDD)6に格納する。
(S105)文書管理部4−cは、文書データと文書識別コードを印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書の一部に文書識別コードを記載された文書を印刷する。更に、文書管理部4−cは、文書ファイル名と文書識別コード、パスワードを印刷処理部4−dに送る。図2と同様に、描画処理、ビットマップ展開され、プリントエンジン7は、文書ファイル名、文書識別コード、パスワードを記載された文書を別に印刷する。
次に、文書の資料要求者又は所有者が文書識別コードを元に文書の再取得を行う処理を、図31、図32により説明する。
(S110)文書要求者は、このシステム内に対応するプリンタ(例えば、プリンタ2−B)を所有する。文書要求者は、Webクライアント1−Dから、所有するプリンタ2−BのWebサーバー機能4−bにアクセスする。プリンタ2−BのWebサーバー機能4−bは、Webクライアント1−Dに再取得文書の文書識別コード、パスワード、印刷枚数等を要求し、取得する。図33は、クライアント端末1−Dでの再印刷(取得文書の印刷)要求画面の説明図であり、シリアル番号が、文書識別コードの入力欄である。
(S111)プリンタ2−BのWebサーバー機能4−dは、入力された文書識別コードをネットワーク通信機能4−aに送る。ネットワーク通信機能4−aは,取得した文書識別コードからプリンタ2−Aのネットワークアドレスを抽出する。即ち、図21及び図23に示したように、文書識別コードからプリンタ特定値を抽出し、プリンタ特定値を逆演算式でネットワークアドレスIPアドレスに変換する。
(S112)ネットワーク通信部4−aは、周知のネットワーク検索方法で、該当IPアドレスのWebサーバーを検索する。
(S113)ネットワーク通信部4−aは、検索結果から該当プリンタが存在しないと判定した場合、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。逆に、該当プリンタが存在する場合には、ネットワーク通信部4−aは、その該当プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bにアクセスし、文書識別コードとパスワードを送信する。
(S114)図32の文書送信処理で説明するように、アクセスされたプリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書データをHDD6から検索し、パスワードを照合した後、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに送信する。プリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aは、アクセス開始から時間監視を行い、所定時間内に文書データを受信しない場合には、クライアント端末1−Dに、印刷失敗と失敗の内容を通知する。
(S115)プリンタ2−Bのネットワーク通信部4−aが、時間内に文書データを受信した場合には、印刷処理部4−dに文書データを送る。印刷処理部4−dは,文書データに基づき、印刷画像データを生成し、プリントエンジン7を制御して、要求された部数の文書を印刷する。そして、ネットワーク通信部4−aは、クライアント端末1−Dに印刷成功を通知する。
前述の文書送信処理を、図32により説明する。
(S116)プリンタ2−AのWebサーバー機能4−bは、アクセス元からの文書データ要求を受け、更に、文書識別コード、パスワードを受ける。
(S117)Webサーバー機能4−bは、文書管理機能4−cに文書識別コードを送信し、文書管理機能4−cは、該当文書識別コードに対応する文書をHDD6から検索する。
(S118)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在しないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S119)文書管理機能4−cは、検索結果から該当文書データが存在すると判定した場合、当該文書のパスワードと送信されたパスワードとを照合して、送信されたパスワードが正しいかを判定する。パスワードが正しくないと判定した場合、Webサーバー機能4−bを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データが存在しないことを送信する。
(S120)逆に、パスワードが正しいと判定した場合には、HDD6からその文書データを受け、ネットワーク通信部4−aを通して、アクセス元のプリンタ2−Bのネットワーク通信機能4−aに該当文書データを送信する。そして、HDD6内の文書データのアクセス日時を更新する。
これが、本システムの文書再取得プロセスである。前述の説明では、アクセス元を、プリンタ2−B,アクセス先を、プリンタ2−Aで説明したが、アクセス元を、プリンタ2−A,アクセス先を、プリンタ2−Bとした場合も同様の動作である。又、パーソナルコンピュータ1−Cの印刷文書データを、クライアント端末1−Dで再印刷する例で説明したが、クライアント端末1−Dの印刷文書データをプリンタ2−Bに保存し、パーソナルコンピュータ1−Cを操作して、プリンタ2−Aで再印刷する場合も同様に実現できる。
このように、文書の取得をパスワードによって管理し、パスワードを知らないものは文書の再印刷を防止できる。又、プリンタの文書管理機能が、文書データに文書識別コードを振る際、同時にパスワードを振り、文書データは文書識別コードとパスワードと共に格納され、印刷機能の文書印刷終了時に、別紙にてパスワードが印刷される。
文書再取得の際、プリンタのWebサーバー機能はパスワードも要求する。パスワードは文書識別コードと共に、プリンタのネットワーク通信機能に送られ、文書管理機能に送られる。この際、文書管理機能において検索した文書データと、パスワードが一致しない場合、処理は中断される。従って、オープン環境でも、文書のセキュリテイを維持できる。
[他の実施の形態]
前述のシステムにおいて、文書の版数管理をするために、文書がファイルの段階で文書識別コードを付加する機能を持つ対応アプリケーションをパーソナルコンピュータで使用する。パーソナルコンピュータで、文書は作成段階で、文書識別コードを付与される。プリンタでは、識別コードの作成を行わず、この付与された識別コードを文書識別コードに利用する。再印刷の要求の際は、プリンタ上から同文書識別コードの文書を検索し、ファイル更新日又は印刷日のいずれかから、最新版の文書を見つけ出し、印刷する。これにより、プリンタが各版の文書を格納しても、最新版の文書を再印刷できる。
又、前述のシステムにおいて、プリンタは、印刷時にファイル名、文書データ、文書識別コードをともに記憶する。そして、ユーザがWEBブラウザ等から、文書一覧をプリンタに要求した場合、プリンタは、HDD6からファイル名、文書識別コード、パスワード、印刷日の一覧を抽出し、一覧にしたものを印刷する。図34は、この印刷書類一覧の印刷物の説明図である。ユーザは、この一覧を所持することにより、どこにいても、対応プリンタから文書を印刷することが出来る。
前述の実施の形態では、大容量記憶装置をハードデイスクドライブで説明したが、光、光磁気デイスクドライブ、半導体メモリ等の他の不揮発性記憶装置を利用できる。
又、プリンタとして、電子写真機構のエンジンで説明したが、他の印刷機構のエンジンを利用できる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の技術的趣旨の範囲内において、本発明は種々の変形が可能であり、これらを本発明の技術的範囲から排除するものではない。
産業上の利用可能性
以上、説明したように、本発明によれば、プリンタに印刷を指示した際に、自動的に識別番号を印刷物に印刷し、印刷データを格納するので、識別番号が印刷された印刷物であれば、文書作成者が不明でも,データがどこにあるかを意識することなく,且つパソコンやアプリケーションに依存せず、誰でも簡単に品質劣化のないオリジナル文書と同等の複製印刷をすることが可能となる。
又、プリンタのオペレータパネルやホスト、クライアントから識別番号を入力するだけの簡単操作で複製印刷できるため、コピーより簡単に短時間で、同等の作業を可能として、より奇麗な印刷物を提供できる。
更に、ホストやクライアントから識別記号だけで印刷することを可能とするため、アプリケーションの起動,文書のオープン動作,ドライバによる印刷データの展開,データ転送の時間を短時間にして、作業効率を上げることができる。
以上のように、本発明の効果は、無駄な作業時間を最大限に短縮し、かつ印刷品質の劣化のない印刷物をどこでも提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施の形態のシステム構成図である。
図2は、図1のプリンタのブロック図である。
図3は、図1のプリンタの文書管理の説明図である。
図4は、図1のプリンタの文書管理番号の説明図である。
図5は、図1のパソコンでプリンタの文書管理を指定するプリンタドライバの説明図である。
図6は、図1のプリンタのオペレータパネルの説明図である。
図7は、図2のプリンタの制御フロー図である。
図8は、図1のプリンタの検索動作の説明図である。
図9は、図8のプリンタ間のプロトコルの説明図である。
図10は、図9の問い合わせ処理フロー図である。
図11は、図9の要求元プリンタの受信処理フロー図である。
図12は、図9の要求先のプリンタの検索結果返信処理フロー図である。
図13は、図9の要求先のプリンタのデータ送信処理フロー図である。
図14は、本発明の第2の実施の形態のシステム構成図である。
図15は、図14のインタフェイスの構成図である。
図16は、図14のシステムの動作説明図である。
図17は、図14の文書管理機能の印刷処理フロー図である。
図18は、図14の文書管理機能の再印刷処理フロー図である。
図19は、図14の文書管理機能の文書送信処理フロー図である。
図20は、図17の文書識別コード作成処理フロー図である。
図21は、図18のIPアドレス解析処理フロー図である。
図22は、図20の文書識別コード作成処理の説明図である。
図23は、図20のIPアドレス解析処理の説明図である。
図24は、本発明の第3の実施の形態のシステム構成図である。
図25は、図24の文書管理機能の印刷処理フロー図である。
図26は、図24の文書管理機能の再印刷処理フロー図である。
図27は、図24の文書管理機能の文書送信処理フロー図である。
図28は、図24のシステムの動作説明図である。
図29は、本発明の第4の実施の形態の説明図である。
図30は、図29の文書管理機能の印刷処理フロー図である。
図31は、図29の文書管理機能の再印刷処理フロー図である。
図32は、図29の文書管理機能の文書送信処理フロー図である。
図33は、図29の文書再印刷要求画面の説明図である。
図34は、本発明の第5の実施の形態の説明図である。
図35は、従来技術の説明図である。
Claims (20)
- 印刷すべきデータを受信し、媒体に印刷を行うプリンタにおいて、
前記媒体に印刷を行うプリンタエンジンと、
前記受信データに基づく印刷データを識別番号とともに記憶する記憶ユニットと、
前記受信データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するコントローラとを有し、
前記コントローラは、前記受信データに対する前記識別番号を決定し、前記前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶し、
且つ前記識別番号の指定に応じて、前記識別番号の前記印刷データを前記記憶ユニットから検索し、前記検索した印刷データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御することを
特徴とするプリンタ。 - 請求の範囲1のプリンタにおいて、
前記コントローラは、外部から識別番号の付与を指定された受信データに対し、前記識別番号を決定し、前記前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶することを
特徴とするプリンタ。 - 請求の範囲1のプリンタにおいて、
前記コントローラは、前記識別番号を、装置の固有値とシリアル番号から決定することを
特徴とするプリンタ。 - 請求の範囲1のプリンタにおいて、
前記コントローラは、前記識別番号を、装置の固有値と印刷日から決定することを
特徴とするプリンタ。 - 請求の範囲1のプリンタにおいて、
前記コントローラは、前記識別番号に対応する前記印刷データが前記記憶ユニットに記憶されていないことを検出して、ネットワークに接続された他の装置に前記識別番号に対応する印刷データを問い合わせ、且つ前記他の装置から前記印刷データを取得して、印刷を行うことを
特徴とするプリンタ。 - 請求の範囲5のプリンタにおいて、
前記コントローラは、前記ネットワーク接続するためのWebサーバー処理部を有することを
特徴とするプリンタ。 - 印刷すべきデータを送信するホストと、
前記ホストに接続され、前記データを受信し、媒体に印刷を行うプリンタとを有し、
前記プリンタは、
前記媒体に印刷を行うプリンタエンジンと、
前記受信データに基づく印刷データを識別番号とともに記憶する記憶ユニットと、
前記受信データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するコントローラとを有し、
前記コントローラは、前記ホストの指示に応じて、前記受信データに対する前記識別番号を決定し、前記前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶し、
且つ前記識別番号の指定に応じて、前記識別番号の前記印刷データを前記記憶ユニットから検索し、前記検索した印刷データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御することを
特徴とするプリンタシステム。 - 請求の範囲7のプリンタシステムにおいて、
前記ホストは、前記識別番号の付与を指定するプリンタドライバを備えることを
特徴とするプリンタシステム。 - 請求の範囲7のプリンタシステムにおいて、
前記コントローラは、前記識別番号を、装置の固有値とシリアル番号から決定することを
特徴とするプリンタシステム。 - 請求の範囲7のプリンタシステムにおいて、
前記コントローラは、前記識別番号を、前記装置の固有値と印刷日から決定することを
特徴とするプリンタシステム。 - 請求の範囲7のプリンタシステムにおいて、
前記プリンタの前記コントローラは、前記識別番号に対応する前記印刷データが前記記憶ユニットに記憶されていないことを検出して、ネットワークに接続された他の装置に前記識別番号に対応する印刷データを問い合わせ、且つ前記他の装置から前記印刷データを取得して、印刷を行うことを
特徴とするプリンタシステム。 - 請求の範囲11のプリンタシステムにおいて、
前記コントローラは、前記ネットワーク接続するためのWebサーバー処理部を有することを
特徴とするプリンタシステム。 - 印刷すべきデータを受信し、媒体に印刷を行うプリンタ制御方法において、
前記受信データに対する前記識別番号を決定し、前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、プリンタエンジンを制御するとともに、記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶するステップと、
前記識別番号の指定に応じて、前記識別番号の前記印刷データを前記記憶ユニットから検索し、前記検索した印刷データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するステップとを有することを
特徴とするプリンタ制御方法。 - 請求の範囲13のプリンタ制御方法において、
前記記憶ステップは、外部から識別番号の付与を指定された受信データに対し、前記識別番号を決定し、前記前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するとともに、前記記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶することを
特徴とするプリンタ制御方法。 - 請求の範囲13のプリンタ制御方法において、
前記記憶ステップは、前記識別番号を、装置の固有値とシリアル番号から決定するステップを有することを
特徴とするプリンタ制御方法。 - 請求の範囲7のプリンタ制御方法において、
前記記憶ステップは、前記識別番号を、前記装置の固有値と印刷日から決定するステップを有することを
特徴とするプリンタ制御方法。 - 請求の範囲13のプリンタ制御方法において、
前記識別番号に対応する前記印刷データが前記記憶ユニットに記憶されていないことを検出して、ネットワークに接続された他の装置に前記識別番号に対応する印刷データを問い合わせ、且つ前記他の装置から前記印刷データを取得して、印刷を行うステップを更に有することを
特徴とするプリンタ制御方法。 - 請求の範囲17のプリンタ制御方法において、
前記ネットワーク接続するためのWebサーバー処理ステップを更に有することを
特徴とするプリンタ制御方法。 - 印刷すべきデータを受信し、媒体に印刷を行うプリンタ制御プログラムを格納した記憶媒体において、
前記受信データに対する前記識別番号を決定し、前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、プリンタエンジンを制御するとともに、記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶するプログラムデータと、
前記識別番号の指定に応じて、前記識別番号の前記印刷データを前記記憶ユニットから検索し、前記検索した印刷データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するプログラムデータとを格納したことを
特徴とする記憶媒体。 - 印刷すべきデータを受信し、媒体に印刷を行うプログラムにおいて、
前記受信データに対する前記識別番号を決定し、前記受信データと前記識別番号の印刷を行うように、プリンタエンジンを制御するとともに、記憶ユニットに、前記受信データに基づく印刷データを前記識別番号とともに記憶するプログラムデータと、
前記識別番号の指定に応じて、前記識別番号の前記印刷データを前記記憶ユニットから検索し、前記検索した印刷データの印刷を行うように、前記プリンタエンジンを制御するプログラムデータとを有することを
特徴とするプログラム。
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