JPS641290B2 - - Google Patents

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JPS641290B2
JPS641290B2 JP62092954A JP9295487A JPS641290B2 JP S641290 B2 JPS641290 B2 JP S641290B2 JP 62092954 A JP62092954 A JP 62092954A JP 9295487 A JP9295487 A JP 9295487A JP S641290 B2 JPS641290 B2 JP S641290B2
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JP
Japan
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cooling
punch
runner
mold
stamper
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JP62092954A
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Aaru Horumesu Jon
Jii Joodan Roi
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Discovision Associates
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Publication date
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Publication of JPS641290B2 publication Critical patent/JPS641290B2/ja
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/2701Details not specific to hot or cold runner channels
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/38Cutting-off equipment for sprues or ingates
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    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ビデオ・デイスクの様に、中心に
開口を持つと共に渦巻形のトラツクを持つ記録体
を射出成型する機械の冷却装置に関する。
射出成型によつて中心に開口を持つビデオ・デ
イスクを作る装置は米国特許第3989436号に記載
されている。
ビデオ・デイスクを正しく再生する為には、複
製された記録体の中心孔が渦巻形の溝の中心に対
して高度の精度を以つて同心であることが重要で
ある。
記録体の中心孔と記録体の渦巻形トラツクとの
間の同心性は、渦巻形トラツクがトラツクの中心
間で測つて1ミクロン未満、好ましくは0.5乃至
1ミクロン間隔である時、特に重要である。例え
ば、米国特許の第3829622号のビデオ・デイス
ク・プレイヤーに使うことが出来るビデオ・デイ
スク部材は、ビデオ・デイスク部材の情報担持面
上にトラツク状の形に配置された光反射部材及び
光散乱部材を持つている。これらの光反射又は光
散乱部材は、ビーム軸線に沿つて、入射光の波長
の1/4に等しい寸法であることが好ましい。更に
詳しく言うと、典型的な光散乱構造が、1976年12
月22日に出願された係属中の米国特許出願通し番
号第753185号に記載されている。
ビデオ・デイスクの情報トラツクを読取る為に
レーザ・ビーム反射系を用いる前掲米国特許の装
置では、ビデオ・デイスクは、入射するレーザ・
ビームに対して虚偽の光反射又は散乱効果を生ず
る様な不純物がプラスチツク材料内に含まれてい
ないという意味で、実質的に複屈折のないもので
なければならない。こういう不純物は前の射出サ
イクルで残された小さな物質の粒子が、現在のサ
イクルで必要とする新しい材料と混合したもので
あることがある。こういう不純物は射出成型サイ
クルの際、プラスチツク材料内に応力を誘起す
る。
成型によつて完成されたビデオ・デイスク部材
の同心性は、ビデオ情報の忠実な再生が出来るよ
うなものでなければならない。静的不平衡による
振動を制限する為に、重心はビデオ・デイスクの
回転中心から10ミル以内になければならない。情
報トラツクは、良好なトラツキングを得る為に
は、回転中心に対して1乃至2ミル以内で同心で
なければならないし、前掲米国特許のプレイヤー
に付設された電子回路の時間ベース補正能力に合
致するものでなければならない。射出成型された
プラスチツク材料に伴う熱に応じて、ビデオ・デ
イスク空所内で膨張出来る様にする手段を持つス
タンパ部材を設けることにより、回転中心に対す
る情報トラツクの同心性が部分的に達成される。
湯道放出工程又は開口穿孔工程の間、同心性が損
なわれることがある。開口穿孔工程は、横方向の
剪断力を生じて、それによつてビデオ・デイスク
の一部分が穿孔作業の間に、回転中心の方へ又は
それから遠ざかる様に動く様な事態を招かずに、
行わなければならない。
この発明の目的は、射出成形されたプラスチツ
ク材料並びにそれによつて生じた熱より前に、ス
タンパ構造が予定の限界内で自由に膨張出来る様
にする手段を持つプラテン集成体に対する冷却手
段を持つ射出成型工具を提供することである。
射出成型された材料によつて生ずる熱が加わつ
たことによつて、ビデオ・デイスク・スタンパ部
材が膨張出来る様にする保持手段を用い、主湯道
通路とビデオ・デイスク空所との中間に環状湯道
通路を用いて、射出された材料に応力勾配が生じ
ない様な形で、溶融材料をデイスク空所内に流れ
込ませることにより、ビデオ・デイスク部材の情
報担持面全体にわたつて略一様な値の複屈折を持
つビデオ・デイスク記録体の製造が部分的に達成
される。この発明で使う冷却措置は、溶融プラス
チツクを湯道通路及びビデオ・デイスク空所に射
出したことによつて生じた熱を成型機から除去す
る様に計算されている。この冷却により、完成さ
れたビデオ・デイスク記録体の応力欠陥が防止さ
れる。応力欠陥がないことにより、完成されたビ
デオ・デイスク記録体の複屈折特性が改善され
る。
第1の型半分及び第2の型半分を工具内に往復
動自在に取付ける。射出ノズルと連通する開口を
持つ湯道ブツシングをプラテンに固定する。湯道
ブツシングと整合する端部を持つポンチを第2の
型半分に対して往復動自在に取付ける。第2の型
半分が閉鎖位置にある時、(1)ポンチの端部及び湯
道ブツシングの開口が湯道通路を構成し、(2)第1
及び第2の型半分が湯道通路を取巻く環状空所を
限定する。環状空所及び湯道通路が、加熱材料が
その中に射出された時、夫々中心に開口を持つ部
品及び湯道を形成する。加熱された射出材料が或
る程度冷却された後、第1及び第2の型半分が閉
鎖位置から、閉鎖位置と開放位置との中間の位置
まで移動し、その間、ポンチは所定位置に固定
し、湯道をポンチの端部の周面に沿つて部品から
切断する。ポンチ端部が入る、第1の型半分の中
心合せダイス位置ぎめ及び固定中心のスタンパ締
付け部分がダイスとして作用する。その後、型半
分を分離し、湯道がポンチの端部の上にのつてい
る間、且つ部品がポンチの端部の周面と接触して
いる間、環状空所を開く。型半分を分離した後、
湯道放出部材及び部品取出し部材を作動して、
夫々湯道及び部品をポンチの端部から取出す。
スタンパを中心合せすると共に、スタンパをプ
ラテンの面に接する所定位置に保持する解放自在
の手段を持つプラテン集成体を説明する。保持手
段は、加熱された射出プラスチツク材料の温度勾
配によつて、スタンパが膨張出来る様にする手段
をも含む。スタンパは、加熱された射出材料がビ
デオ・デイスク空所を埋める時、射出材料の前側
で一様に膨張する。更にプラテン集成体が、プラ
テンの表面にわたつてプラテンを一様な温度に保
つ複数個の別々の冷却流路を含む。
射出成型されたビデオ・デイスク部材の中心に
孔を正確にあけるセンターポンチを説明する。こ
のセンターポンチは、固定型半分膨張基板及び移
動型半分が、ポンチ行程制限器によつて定められ
た中間位置までポンチ行程にわたつて移動する
間、不動状態に保持される。
第1及び第2の型半分部材を閉じることによ
り、それとポンチの端部とによつて環状湯道通路
が形成される。この湯道通路は、湯道ブツシング
自体によつて限定された第1の部分と、湯道ブツ
シングの一部分、ポンチの端部並びに内側中心合
せ及び締付け部材の一部分を含む部材の組合せに
よつて限定された第2の部分とを有する。以下こ
の発明に関連する射出成型機の全体を述べ、次い
で冷却装置を説明する。
第1図及び第2図には、ペンウオルト・マヌフ
アクチヤリング・カンパニのストークス・デイヴ
イジヨンによつて製造される375トン形の様な、
標準型の射出成型機に組合せて用いられる工具1
0が示されている。工具10は中心に開口を持つ
ビデオ・デイスク記録体の複数の為に使われるも
ので、固定の型半分(第1の型半分)12と、移
動する型半分(第2の型半分)14とを有する。
固定の型半分12は、標準的な成型機(図に示し
てない)の固定枠部材に取付けられた固定型固定
基板16と固定型半分膨張基板18とを有する。
基板16に複数個の主案内及び支持ピンが一体に
取付けられており、その1つを20に示す。固定
型半分主案内及び支持ピン・ブツシングが、22
に示されており、ポンチ工程の間、基板16と共
に基板18を往復動自在に取付ける。ポンチ工程
は、部分的には固定板16に対する膨張基板18
の往復動によつて行われる。
移動する型半分14が、移動型半分支持板3
0、移動型半分離隔板32及び移動型半分固定基
板34を有する。移動型半分固定基板34が標準
的な射出成形機(図に示してない)の枠に取付け
られる。離隔板32が、その1つを36に示した
複数個の移動型半分離隔板ボルトにより、固定基
板34に取付けられる。ボルト36は離隔板32
の中に埋込まれ、離隔板32の周縁に沿つて一様
な間隔で設けられ、それを固定基板34にしつか
りと取付ける。
基板34が、その1つを38に示した複数個の
移動型半分締付けボルトにより、支持板30にも
取付けられる。各々の締付けボルト38が、破線
40で示す様に、離隔板32を通抜け、破線42
で示す様に、支持板30にねじ係合によつて取付
けられる。締付けボルト38は基板の周縁に沿つ
て一様な間隔で設けられ、支持板30、離隔板3
2及び基板34をしつかりと固着する。各々のボ
ルト38は基板34の中に埋込みになり、板34
に滑らかな接触面43を持たせる。
移動型半分主支持ピン・ブツシングが44に示
されていて、支持板30に支持される。支持ピン
20がブツシング40内に配置され、ポンチ作業
の際、固定型半分固定基板16と支持板30との
間で往復動を行なわせる。支持ピン20はポンチ
作業の際、固定型半分膨張基板18と移動型半分
支持板30とを連動もさせる。ポンチ作動が完了
すると、支持ピン20が、開放工程の残りの部分
の間、ブツシング44から完全に引出される。完
全に開いた位置では、支持ピンが移動スタンパ1
44から隔たつているが、その距離は、第5図で
主ポンチ板集成体行程制限器90が膨張基板18
から隔たる距離と同じである。
ポンチ板集成体50はポンチ板集成体締付け板
52と、ポンチ板集成体支持板54とで構成され
るポンチ板集成体50が移動型半分固定基板34
内に支持されていて、基板34に一体に取付けら
れた複数個のポンチ板集成体案内ピンにより、そ
れに対して往復動自在に装着されている。1つの
ポンチ板集成体案内ピンを55に示す。ポンチ板
集成体締付け板ブツシングが56に示されてお
り、ポンチ板集成体支持板ブツシングが58に示
されている。案内ピン55が板52,54を通抜
ける。板52,54は、夫々ブツシング56,5
8により、ピン55に往復動自在に装着される。
案内ピン55が、破線60で示す様に、移動型
半分支持板30に入り込む。
複数個の移動型半分支持棒64が、その1つを
66に示す個々のボルトにより、基板34に取付
けられる。支持棒64が、夫々破線72,74で
示す様に、板52,54内の開口を通抜ける。
溶融材料をビデオ・デイスク空所に射出する
際、支持棒64が支持板30の後面76を付加的
に支持する。
第2図について説明すると、ポンチ板ストツパ
棒77が、ポンチ板集成体支持板54と固定基板
34との中間に配置される。このストツパ棒は、
その1つを78に示した複数個のポンチ板ストツ
パ棒ボルトによつて基板34に取付けられる。ス
トツパ棒77は円形断面である。この棒の一部分
が第2図の左側及び右側に示してある。ストツパ
棒77は工具の堅牢性を強め、工具が射出成型機
に付設された主ラムの閉鎖力の一杯の力に耐える
ことが出来る様にする。こういう点で、これは固
定基板34の側面部材34aと協働して、成型作
業の閉鎖部分並びに閉じた状態の間、ラムの圧力
に耐える。ストツパ棒77は円形断面であると述
べたが、一枚の板であつてもよい。一枚の板にす
る場合、この様な板を多数、基板34の周縁に沿
つて配置し、部材77の全体の効果により、支持
板54を基板34から一様に隔てる様にする。
ポンチ板集成体支持板54が、その1つを80
に示した複数個の支持板締付け板ボルトにより、
ポンチ板集成体締付け板52に一体に取付けられ
る。支持板54から締付け板52を分解すると、
複数個の主ポンチ板集成体行程制限器(その1つ
を90に示す)の集成体を、締付け板52に設け
た開口92内で位置ぎめすることが出来る。各々
の主行程制限器が支持板54の界面94にのつて
いる。工程制限器90が支持板30及び基板18
に設けられた開口96,98を通抜ける。工程制
限器が界面100で、基板16と係合する。
複数個の2次ポンチ板集成体行程制限器がポン
チ板集成体締付け板52に支持されている。1つ
の行程制限器を102に示してあり、ボルト10
4によつて板52に取付けられる。第1図では、
2次ポンチ板集成体102の端面106が、線1
08で示す距離だけ、支持板30の下面107か
ら隔たることが示されている。この距離108
は、後で第4図及び第5図について詳しく説明す
るが、支持板30が開放位置から中間位置まで移
動する距離を表わす。
固定型半分固定基板16が湯道ブツシング11
0を持ち、これが湯道ブツシング固定リンク11
2によつて所定位置に保持される。湯道ブツシン
グ110が開口114を持ち、それが1端115
で射出成型機の射出ノズル116に連通すると共
に、他端117でビデオ・デイスク空所と連通す
る。
固定型半分膨張基板18には、その1つを12
2で示した多数のボルトにより、固定プラテン1
20が取付けられている。固定プラテン120が
固定スタンパ124を支持し、これは、その内側
の半径の所で、中心合せダイス位置ぎめ及び固定
中心スタンパ締付け部材126によつて固定プラ
テン120に押付けられると共に、その外側の半
径の所で固定外側スタンパ・リング締付け部材1
28によつて保持されている。締付け部材126
は、固定型半分膨張基板18及び固定プラテン1
20を通抜ける中心締付け部材保持ボルト130
によつて、所定位置に保持される。固定外側スタ
ンパ・リング締付け部材は第10図に詳しく示さ
れている。固定中心スタンパ締付け部材126及
び固定スタンパ124の間の関係が、第9図に詳
しく示されている。
移動型半分支持板30には、その1つを142
に示した多数のボルトにより、可動プラテン14
0が取付けられている。可動プラテン140が移
動スタンパ144を持ち、これはその内側半径の
所で、中心合せポンチ位置ぎめ及び移動中心スタ
ンパ締付け部材146によつてプラテン140に
押付けられると共に、その外側の半径の所で移動
外側スタンパ・リング締付け部材148によつて
保持されている。
外側リング締付け部材128,148はいずれ
も、夫々のプラテン120,140に埋設されて
これらのプラテンを通抜けてリング128,14
8に入り込むボルトにより、有効に所定位置に保
持することが出来る。これらのボルトは固定接続
部になるが、プラテン120,140の左側の縁
に概略的に示した形成にすると、解放自在の接続
部になる。
可動プラテン140が、中心締付け部材固定集
成体150により、移動型半分支持板30に解放
自在に取付けられる。集成体150は集成体15
0と同じ様に、締付け部材146をプラテン14
0に留める多数のボルトを持つていてもよい。集
成体150に代るボルトは、ボルト142の配置
と同様に、支持板30内に埋設される。
湯道放出ピン156が湯通放出ピン基部ナツト
158を持ち、これが空気シリンダ160のピス
トン159に接する。中心孔ポンチ162が垂直
中心孔形成ポンチ部材164と、ポンチ端周面1
67を持つ水平中心孔形成ポンチ部材166とを
有する。中心孔ポンチ調節ナツト168が垂直ポ
ンチ部材164の下端170に取付けられ、ポン
チ板集成体支持板54の面94に接する。中心孔
ポンチ162の水平ポンチ部材166が、湯道領
域の一部分を形成する内面174上に、第5図に
見られる様なアンダカツト173を有する。溶融
プラスチツク材料を射出する際、若干の湯道材料
がアンダカツト領域を埋める。固定型半分膨張基
板18を移動型半分支持板30から離す際、アン
ダカツト領域のプラスチツクが湯道175をポン
チ162に保持する。中心に開口を設けられた部
品を175aに示してある。
空気シリンダ160が、ボルト182によつて
集成体支持板54の面180にボルト留めされて
いる。設計上の考慮として、シリンダ160が、
基板34に設けられた面184に形成された開口
内にはまる。シリンダ160に対する空気取入れ
通路を186に概略的に示してあり、排気ポート
を188に概略的に示してある。
第3図乃至第6図について、射出成型装置の動
作を説明する。工具10の他の要素と協働してこ
の発明の成型装置を構成する標準型射出成型機の
基本的な動作が略図で示されている。これらの基
本的な工程は、この発明の方法の一部分を形成
し、これらの動作を行なう機械の基本的な要素
も、この発明の射出成型装置の一部分を形成す
る。これらの基本的な動作並びに標準型射出成型
機に含まれる装置が第3図に概略的に示されてい
る。
第3図では、射出成型装置が閉鎖位置で示され
ている。この閉鎖位置は、主ポンチ板集成体行程
制限器90の端面100が固定型半分固定基板1
6と接触することによつて、部分的に限定され
る。2次ポンチ板集成体行程制限器102が移動
型半分支持板30の面76から距離108だけ隔
たつている。放出ピン156は後退位置にある。
ポンチ集成体162の水平部分166が後退位置
にある。ポンチ集成体162の端面189及び湯
道ブツシング110の開口114が湯道を構成す
る。第1及び第2の型半分が湯道通路を取巻く環
状空所を構成する。この環状空所及び湯道通路
が、加熱材料がその中に射出された時、夫々中心
に開口を持つ部品175a及び湯道175を構成
する。
第1の選択的作動手段190が、第2の型半分
14を閉鎖位置(第1図及び第3図)と開放位置
(第5図及び第6図)との間で移動させる。第1
の選択的作動手段は、シリンダ192に入つたピ
ストン191(第3図)を有する。連接棒193
がピストン191を基板34に接続する。加圧流
体が流体弁194を介してシリンダ192に送込
まれ、第2型半分14を閉鎖位置(第1図及び第
3図)から開放位置(第5図及び第6図)まで移
動させる。加圧流体が流体弁195を介してシリ
ンダ192に送込まれ、第2の型半分14を開放
位置(第5図及び第6図)から閉鎖位置(第1図
及び第3図)まで移動させる。
第1及び第2の型半分12,14が閉鎖位置
(第1図及び第3図)にある時、(イ)ポンチ162
の端部189及び湯道ブツシングの開口114が
湯道通路を構成し、(ロ)第1及び第2の型半分が湯
道通路を取巻く環状空所を構成する。環状空所及
び湯道通路は、加熱された材料がその中に射出さ
れた時、中心に開口を持つ部品175a及び湯通
175を夫々形成する。
第2の選択的作動手段が、第2の型半分が閉鎖
位置(第1図及び第3図)から、閉鎖位置及び開
放位置(第5図及び第6図)の中間の位置(第4
図)まで移動したことに応答して、第2の型半分
14と共に第1の型半分12を移動させる。この
為、第1及び第2の型半分が閉鎖位置から中間位
置まで移動する間、環状空所は閉じたまゝでい
る。第2の選択的作動手段は掛金手段197を有
する。この掛金手段は、複数個のボルト218に
よつて固定型半分膨張基板18に取付けられた固
定基板216を有する。第1の掛金部材220が
複数個のボルト222によつて固定型半分固定基
板16にボルト留めされる。第2の掛金部材22
4が複数個のボルト226によつて移動型半分支
持板30にボルト留めされる。この掛金は標準型
の掛金であるが、その動作様式を特に説明したの
は、それがこの発明の構成の中で一体の作動機構
だからである。この掛金機構はデトロイト・モー
ルド・アンド・エンジニアリング・カンパニによ
つて製造されるLL−201型「ジフイ・ラツチ」と
呼ばれる市販の標準的な掛金である。
簡単に云うと、掛金の動作の中心は、枢軸ピン
232を持つ水平配置の旋回掛金部材230であ
り、この枢軸ピンの面234が、各々の掛金部材
220,224に設けられた係止面と係合する。
図面では、面234、部材220,224の係止
面がいずれも線234で示されているが、これは
これら全ての部材を平面図で示したからである。
線234の長さで表わした枢軸ピンの長さは、掛
金が係止状態にとゞまつたまゝ、第1の掛金部材
220が第2の掛金部材224に対して、それか
ら遠ざかることが出来る範囲を表わす。この距離
が第4図に示す線235の長さによつて表わされ
ている。掛金手段197は、固定型半分膨張基板
18及び移動型半分支持板30が第4図に示す線
235の長さで表わす距離だけ移動する間、固定
型半分膨張基板18を移動型半分支持板30に押
えつける様に作用する。
第4図は、第1の掛金部材220が第2の掛金
部材224に対して一杯の距離だけ移動した時点
に於ける、一杯に伸出した位置にある枢軸ピン2
32を示している。掛金機構197は、第1及び
第2の型半分が閉鎖位置から中間位置まで移動す
る間、環状空所を閉じた状態に保つ。
第3図に戻つて説明すると、膨張基板行程制限
器は、その1つを240に示した複数個のボルト
で構成される。ボルト240の軸部242が、固
定型半分固定基板16に設けられた開口244に
はまる。肩246を持つ頭部材245が軸部24
2に一体に接続されている。行程制限器240
が、248に示す様に、膨張基板18とねじ係合
する。基板16の周縁に沿つてこの様な行程制限
器240が複数個設けられていて、工具が第3図
に示す閉鎖位置から第4図に示す中間位置へ移動
する際、旋回掛金部材232が回転する間の膨張
基板18に対する固定基板16の移動を制限する
様に作用する。
第3の選択的作動手段250が、第1及び第2
の型半分12,14が閉鎖位置(第1図及び第3
図)から中間位置(第4図)まで移動する間、ポ
ンチ集成体50を所定位置に固定する。中間位置
では、湯道175がポンチの端部166の周面1
67により、部品175aから完全に切断され
る。ポンチ・ブツシングの内、ポンチの端部16
6が入る部分がダイスとして作用する。第3の選
択的作動手段250は、シリンダ254にはまる
ピストン252で構成される。連接棒256が、
面257によつて構成された基板34内の開口を
介して、ピストン252をポンチ板集成体支持板
54に接続する。加圧した流体又は空気が弁25
8を介してシリンダ254に送り込まれ、第1及
び第2の型半分12,14が閉鎖位置(第1図及
び第3図)から中間位置(第4図)まで移動する
間、ポンチ板集成体支持板54を界面100で基
板16と接触する状態に固定する。第2の型半分
14が中間位置(第4図)に達した後、ポンチ板
集成体支持板54が第2の型半分14と共に中間
位置(第4図)から開放位置(第5図及び第6
図)へ移動する。この為、弁258を開き、ピス
トン252をポンチ板集成体支持板54に押えつ
ける圧力を軽減することを単独に行なうか、又は
それと共に加圧した流体又は空気を弁260を介
して送込み、ピストン252をその後退位置へ駆
動する。
第4図では、工具10が中間位置にある。中間
位置は、部分的には、膨張基板行程制限器240
の肩246が界面246で固定型半分固定基板1
6と接触する位置と定義する。第1の掛金部材2
20は、線235で表わす距離だけ、第2の掛金
部材224から後退しており、枢軸ピン232は
矢印270で示す向きに、開く直前の最大係止位
置まで回転している。第3の選択的作動手段25
0の連接棒256がポンチ板集成体支持板54の
面180に接し、1次ポンチ板集成体行程制限器
90を界面100で固定型半分固定基板16と接
触した状態に保つ。第3の選択的作動手段250
が制限器90を基板16と接触した状態に保つと
共に、ポンチ集成体162を湯道ブツシング11
0に対して動かない様に保持している時、固定型
半分膨張基板18及び移動型半分支持板30が、
弁194を介して第1の作動手段190のシリン
ダ192に流体を送込んだ時、矢印272で示す
向きに移動する。ポンチ162の水平部分166
と中心合せダイス位置ぎめ及び固定中心スタンパ
締付け部材126との間でポンチ作用が行なわ
れ、湯道175を部品175aから切断する。部
品175aの環状部分274は湯道175にくつ
ついたまゝである。部分274は、ポンチ162
の端面189との間にあつて、それと接触してい
る部分である。湯道175はそのアンダカツト部
173により、ポンチの端面189に保持され、
部品175aはポンチの端の周面167にのつか
つている。こゝで、膨張基板18と支持板30と
の間に示した主分割線278は、第2の選択的作
動手段197によつて2つの板が依然としてしつ
かりと固着されていることを例示していることに
注意されたい。
膨張基板18と支持板30の一緒の移動は、支
持板30の面76が2次ポンチ板行程制限器10
2の面106に接触し、行程制限器240の面2
46が固定基板16に接触した時、掛金手段19
7が開く様になつている。膨張基板行程制限器2
40が基板16の移動を停止する。作動手段は、
ポンチ集成体50を含む第2の型半分14の、第
5図に示した開放位置までの移動を継続すること
により、引続いて空所を開く。
第5図は型射出工具10の開放位置を示す。開
放位置にある時、膨張基板行程制限器240の肩
246が、界面246で固定型半分固定基板16
と接触する。1次ポンチ板行程制限器90は基板
18から完全に引込められている。掛金部材23
0が矢印270で示す向きに完全に回転し、枢軸
ピン232が上側の掛金部材220及び下側の掛
金部材224の両方から離脱している。第1の掛
金部材220の係止面280が、枢軸ピン232
から離脱した位置を示してある。第2の掛金部材
224の係止面282が、掛金手段197の係止
面232から離脱した位置が示してある。湯道1
75は放出ピン156の端に取付けられており、
アンダカツト部173に対応する環状突起284
を持つている。溶融材料を湯道通路及び環状空所
に射出する間、突起284がアンダカツト部17
3に形成されている。
空気シリンダ160のピストン159は、伸出
した位置を示してあり、この為放出ピンが押出さ
れ、湯道175及びその環状部分274をポンチ
162の端189から離す。弁186を介して加
圧流体を送込むことにより、ピストン159をそ
の前側位置へ移動させる。
湯道175が部品175aから分離されたら、
次に行なうべき動作は、放出ピン156の端から
湯道を取出すことである。
第6図には、工具10の完全開放位置が示して
あり、放出ピン156の後退位置が示されてい
る。この後退位置は、弁188に流体を送込み、
ピストンを第6図に示す第2の後退位置まで移動
させることによつて達する。放出ピン156が矢
印286で示す向きに後退位置まで戻る際、突起
284がポンチの面189に係合し、第6図に示
す様に、湯道を放出ピン156から分離する。
第9図には、第1図で円9の中に示した部分の
拡大図が示されている。固定プラテン120に
は、中心合せダイス及び固定中心スタンパ締付け
部材126のフインガ126aにより、固定スタ
ンパ124が取付けられている。
可動プラテン140には、中心合せポンチ位置
ぎめ及び移動中心スタンパ締付け部材146のフ
インガ146aにより、移動スタンパ144が取
付けられている。湯道フツシング110の下端1
17が放出ピン156の近くに配置されている。
水平ポンチ部材166のアンダカツト部173が
内面174に設けられている。今述べた部材によ
つて構成される空所が、射出成型機の射出サイク
ルの間に注入された硬化プラスチツク材料で埋ま
つていると仮定すると、湯道は175に示す様に
出来、環状部分174は湯道175と一体に形成
される。突起284が湯道175と一体に形成さ
れることも示されている。
湯道の孔114とスタンパ124,144の間
に形成されるビデオ・デイスク空所306との中
間に配置された環状湯口通路298を含む湯道通
路の設計は、射出材料が一様な速度でスタンパ面
を横切つて前進する様な形を持つべきであること
が判つた。この所望の効果を達成する為、環状湯
口通路298は独特な形を持ち、これは、複数個
の環状通路部分で構成されていて、各部分が入口
領域及び出口領域を有する。1つの部分の出口領
域が次に続く部分の入口通路に対応する。
括弧300で示す様に、最初の環状部分が湯道
ブツシング110の端面299とポンチ166の
端面189との間に形成される。各々の面29
9,189は水平に対して3%の角度である。面
299は水平より3%上側にあり、線189は水
平より3%下にある。この最初の部分300の入
口領域が110aである。出口領域は110bで
ある。出口領域に於ける面299,189の間の
距離が空所306の厚さに等しい。この図を見れ
ば、110a及び166aの間の入口部分が、点
110b,166bの間の出口領域より厚いこと
が判る。つまり、領域110a及び110bの間
に差圧が存在する。
2番目の環状部分が、固定中心スタンパ締付け
部材126及び移動中心スタンパ締付け部材14
6の、夫々面126bの一部分及び面146cの
一部分によつて形成される。この2番目の領域を
括弧302で示す。面126b,146cは、ビ
デオ・デイスク空所306の厚さに等しい距離だ
け隔たつており、その全長にわたつて同じ寸法で
ある。
環状湯口通路298の3番目の環状部分は、括
弧304で示す様に、夫々固定中心スタンパ締付
け部材126及び移動中心スタンパ締付け部材1
46の比較的短い部分126c,146bで構成
される。3番目の環状部分の入口領域はビデオ・
デイスク空所306の厚さに等しく、出口領域は
入口領域よりずつと小さい。
環状湯口通路298の4番目の環状部分が、括
弧305で示す様に、夫々固定中心スタンパ締付
け部材126及び移動中心スタンパ締付け部材1
46の一部分126d,146dによつて形成さ
れる。4番目の環状部分の出口部分は、ビデオ・
デイスク空所306に対する入口ノズルである。
動作について説明すると、ビデオ・デイスク記
録体を形成する為にビデオ・デイスク空所に射出
すべき高温材料が、高温溶融体として湯道通路1
14に入り、次に湯道通路114に沿つて円周方
向に拡がつて、環状湯口通路298に入り、最後
にビデオ・デイスク空所306に入つて、空所の
外側寸法に達する。これは第10図について更に
詳しく説明する。溶融プラスチツクが、後で第7
図及び第8図について詳しく説明する様に、或る
温度に凝固するまで、射出成型機は休止位置に保
持する。前に述べた射出サイクルの間、高温溶融
体が括弧305で示した部分を介して同じ通路を
出て行く時よりも、一層速い速度で通路298の
入口領域に入る。これは、4番目の環状部分30
5の出口開口が、1番目の環状部分300の入口
部分に較べて狭くなつているからである。3番目
の環状部分304が、溶融材料の流れに対して部
分的な制限部材として作用する。1番目及び2番
目の部分300,302は、材料の流れに対する
圧力貯蔵部及び分配ヘツダとして作用し、材料の
流れの乱れを最小限に抑えて、溶融プラスチツク
が均一にビデオ・デイスク空所306に流れ込む
様に保証する。制限部分304を通る溶融材料を
この様に制御すると、ビデオ・デイスク記録体上
に完全な円にごく近い情報トラツクを持つ非常に
丸いビデオ・デイスク記録体が作れるという利点
がある。丸いビデオ・デイスク記録体と、完全な
円にごく近いトラツクの両方を形成する場合のこ
の制御作用は、環状湯口通路を使わなければ得ら
れないものである。
第13図には、許容し得るビデオ・デイスクの
厚さと湯道通路の中心からの或る半径に於ける複
屈折との間の関係を示すグラフが示されている。
第13図の曲線Aはビデオ・デイスク面の情報担
持面にわたり、44/1000吋の公称値から±2/1000
吋の厚さ変動を示す。曲線Bは、デイスク面の同
じ領域に於ける複屈折の変化を示す。複屈折の変
化は2乃至7ナノメータである。
第14図では、曲線Aが、ビデオ・デイスク面
の情報担持面にわたり、44/1000吋の公称値から、
+2乃至−5/1000吋の範囲内の厚さを持つ許容し
難いビデオ・デイスク部材の複屈折を示す。曲線
Bはデイスク面の同じ領域に於ける複屈折の変化
を示す。複屈折のこの変化は、最大22ナノメータ
から最小2ナノメータまで変化する。ビデオ・デ
イスクの複屈折が演奏面にわたつて略一様である
時にだけ、ビデオ・デイスクが使いものになるこ
とが判つた。第13図に戻つて説明すると、ビデ
オ・デイスクの情報担持面は55ミリメータと150
ミリメータの間にあり、複屈折の値は最大7から
最小2まで変化する。実験的な研究により、第1
3図に示した特性を持つビデオ・デイスクは、米
国特許第3829622号に記載される様なビデオ・デ
イスク・プレイヤーで演奏するのに適している
が、第14図に示す様な特性を持つデイスクは同
じプレイヤーで満足に働かないことが判つた。
第10図には第1図の円10の中にある部分の
拡大図が示されている。固定外側スタンパ・リン
グ締付け部材が128に示されており、移動外側
スタンパ・リング締付け部材が148に示されて
いる。固定スタンパ124を保持する固定プラテ
ンが120に示されている。固定スタンパ124
は、括弧305の長さによつて示す様に、移動固
定外側スタンパ・リング締付け部材128から或
る距離の所で終端する。この為、スタンパ124
はリング締付け部材128と接触するまで、外向
きに膨張することが出来る。固定スタンパ124
のこの膨張区域があることにより、加熱材料がビ
デオ・デイスク空所に射出された時、スタンパが
膨張することが出来る。
移動スタンパ144は、移動外側スタンパ・リ
ング締付け部材148によつて可動プラテン14
0に保持される。固定スタンパ144は、括弧3
08によつて示す距離だけ、リング締付け部材1
48から離れた点で終端する。固定外側スタン
パ・リング締付け部材128の脚部310が、移
動スタンパ144を所定位置に保持しながら、射
出された溶融材料からの熱に応じて、括弧308
で示す距離だけ、スタンパ144が膨張出来る様
にする。
溶融プラスチツクをビデオ・デイスク空所に射
出した時、ビデオ・デイスクが、第13図に示す
様に、ビデオ・デイスクの演奏区域にわたつて略
一様な厚さを持つことが重要である。ビデオ・デ
イスクの厚さが6/1000吋変わると、第14図に示
す様に、演奏出来ないデイスクになる。ビデオ・
デイスクの厚さを第13図に示す様に2/1000吋以
内に保つと、演奏出来るデイスクが得られる。上
側スタンパ及び下側スタンパが、括弧307,3
08で示す様に、水平方向に膨張出来る様にする
ことにより、演奏出来るデイスクが得られる。こ
れは、スタンパが膨張してこれらの区域を埋め、
射出された溶融プラスチツク材料の熱にさらされ
た時に座屈してビデオ・デイスク部材の厚さ変動
を招くことがないからである。通路312は、射
出サイクルの間、ビデオ・デイスク空所の通気を
可能にする。
この発明で使う冷却装置は、溶融プラスチツク
を湯道通路及びビデオ・デイスク空所に射出した
ことによつて生じた熱を工具10から除去する様
に計算されている。この冷却により、完成された
ビデオ・デイスク記録体の応力欠陥が防止され
る。応力欠陥がないことにより、完成されたビデ
オ・デイスク記録体の複屈折特性が改善される。
次に第1図、第2図、第7図及び第8図につい
て冷却溝路を説明する。第1図及び第8図を併せ
て参照すると、湯道ブツシング冷却流路が350
に示されており、入口弁352と出口弁354を
有する。第1図に見られる様に、冷却流路350
は渦巻形であり、1吋あたり4つのねじ山を持
ち、湯道通路114の端115に近い位置から、
湯道通路114の端117に向つて下向きに伸び
る。その後渦巻形が反転して湯道ブツシングを上
向きに通り、出口弁354から出て行く。Oリン
グ356が湯道ブツシング冷却流路350と湯道
ブツシング固定リング112との間に流密な接続
部を構成する。
第8図で、固定プラテン湯道領域冷却流路35
7が入口弁358及び出口弁359を持つてい
る。冷却流路357の複数個の渦巻形ターンを第
8図ではその中心の1本のターン357aで表わ
してある。固定プラテン内側領域冷却流路360
が入口弁362及び出口弁364を持つている。
入口箇所は一層内側の半径の所にあり、渦巻形に
複数個のターンを描いてから、出口弁364を出
て行き、固定プラテンに対する内側冷却区域を構
成する。固定プラテン中間冷却流路370が入口
弁372及び出口弁374を持つている。中間領
域冷却流路は固定プラテンの第2の冷却区域とな
る。
固定プラテン外側領域冷却流路380が入口弁
382及び出口弁384を持つている。固定プラ
テン外側領域冷却流路は固定プラテンの更に別の
冷却区域となる。
第2図及び第7図に移動型半分14に付設され
た複数個の冷却区域が示されている。可動プラテ
ン・ポンチ領域冷却流路390が入口弁392及
び出口弁394を持つている。このポンチ領域冷
却流路は第2図で390aに示す様に、ポンチ領
域の周りで1ターンを描き、その後出口弁394
から出て行く。工具10の一番高温の部分は、溶
融材料が射出成型機から入る湯道及びポンチ領域
である。
可動プラテン内側領域冷却流路400が入口弁
402及び出口弁404を持つている。可動プラ
テン内側領域冷却流路はプラテンに沿つて多数の
ターンを描いてから、出口弁404から出て行
く。可動プラテン内側領域冷却区域が可動プラテ
ンの別の冷却区域となる。可動プラテン中間領域
冷却流路410が入口弁412及び出口弁414
を有する。可動プラテン中間領域冷却流路は可動
プラテンに対する更に別の冷却区域となる。可動
プラテン外側領域冷却区域420が入口弁422
及び出口弁424を持つている。可動プラテン外
側領域冷却流路は可動プラテンに対する冷却区域
である。水を含めて、任意の適当な冷却流体を任
意の1つ又は全部の冷却区域に用いることが出来
る。
可動プラテン140も固定プラテン120も、
第1図及び第2図に示す様に心を持ち、前述の複
数個の冷却流路を構成する。1対のOリング36
6,368を設けて、固定型半分12の固定プラ
テン湯道領域冷却流路357に対して流密な接続
が出来る様にする。第2の1対のOリング39
0,392を設けて、固定プラテン120に形成
された複数個の冷却区域360,370,380
に対して流密な接続が出来る様にする。別の一組
のOリング394,396を設けて、可動プラテ
ン140に形成された複数個の冷却区域400,
410,420に対する流密な接続が出来る様に
する。別の一組のOリング430,432を設け
て、可動プラテン・ポンチ領域冷却流路390に
対して流密な接続が出来る様にする。
第7図について説明すると、可動プラテン14
0が複数個の横方向冷却流路を含む。第1の可動
プラテン横方向冷却流路440が入口弁442及
び出口弁444を持つている。第2の可動プラテ
ン横方向冷却流路446が入口弁448及び出口
弁450を持つている。
第8図について説明すると、固定プラテン12
0が複数個の横方向冷却流路を持つている。第1
の固定プラテン横方向冷却流路452が入口弁4
54及び出口弁456を持つている。第2の固定
プラテン横方向冷却流路458が入口弁460及
び出口弁462を持つている。
渦巻形のトラツクを持つ記録体の形成と、記録
体の中心孔を構成する湯道のポンチ作業の両方の
作業が1回の設定で行なわれる為に、記録体の渦
巻形トラツクと記録体の中心孔との間に高度の同
心性が得られることに注意されたい。この設定
で、スタンパの内面が型のそれと合さる対応する
面と協働して、スタンパを鋳型上に非常に正確に
位置ぎめする。スタンパの外面は前に第10図に
ついて述べた様に浮いたまゝにすることができ
る。同様に、記録体の中心孔を限定するポンチの
周面は固定中心スタンパ締付け部材126のそれ
と合さる面に対して非常に精密に位置ぎめされ
る。記録体の渦巻形トラツクを形成するスタンパ
と記録体の中心孔を限定するポンチの周面との両
方が、型に対して非常に慎重に整合させられるの
で、記録体の渦巻形トラツクと記録体の中心孔と
の間に高度の同心性が達成される。
又、上述したように、本発明における射出成形
装置の冷却構造は、第1、第2の金型部分の成形
部材の内面に、入口及び出口を有する冷却溝を設
け、更にこれとは別に、上記第1、第2の金型部
分の各々に入口及び出口を有する横方向の冷却溝
を設け、この横方向の冷却溝は環状成形空所の半
径方向の外方に配置して上記横方向の冷却溝を通
して冷却流体を搬送して上記金型部分を冷却する
ようにしたから、これにより成形空所から半径方
向外方への熱の伝達を最小限に抑えることがで
き、成形機から熱を適切に除去し、デイスク記録
体の応力欠陥を防止し、特性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に従つて中心孔を持ち且つ渦
巻形のトラツクを持つ記録体を複製する射出成型
装置を第7図の線1−1で切つた断面図、第2図
はこの発明に従つて、中心開口を持つと共に渦巻
形のトラツクを持つ記録体を複製する射出成型装
置を第7図の線2−2で切つた第1図と同様な断
面図、第3図乃至第6図は第1図及び第2図に示
した射出成型装置によつて行なわれる一連の動作
を示す略図、第7図は第1図に示した移動型半分
の平面図、第8図は第1図に示した型集成体の固
定半分の倒立平面図、第9図は第1図の円9の内
部を拡大した断面図、第10図は第1図の円10
の内部を拡大した断面図、第11図は第1図の円
11の内部を拡大した断面図、第12図は第1図
の線12−12で切つた拡大断面図、第13図は
許容し得るビデオ・デイスクの変化に伴う複屈折
の値の変化を示すグラフ、第14図は許容し難い
ビデオ・デイスクの厚さ変化に伴う複屈折の値の
関係を示すグラフである。 主な符号の説明、114:湯道通路、156:
湯道放ピン、162:ポンチ、175a:部品、
190:選択的作動手段、306:ビデオ・デイ
スク空所。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1、第2の金型部分を有し、これらの金型
    部分が間に熔融材料を受ける薄い環状の成形空所
    を形成する閉鎖位置と成形空所から成形済みの部
    品を取り出すことのできる開放位置との間を往復
    動することができ、前記金型部分の各々が成形空
    所の片側を形成する外面と成形部材の反対側の内
    面とを有する前記成形部材を包含する形式の射出
    成形装置で用いる冷却装置であつて、前記第1、
    第2の金型部分の各々の成形部材の内面に、各々
    入口および出口を有する冷却溝を構成する手段
    と、前記溝に冷却流体を搬送し、前記第1、第2
    の金型部分を冷却する手段と、前記冷却溝を通過
    した冷却流体を運び去る手段と、前記第1、第2
    の金型部分の各々に横方向の冷却溝を構成する手
    段とを包含し、これら横方向冷却溝の各々が入口
    および出口を有し、前記横方向冷却溝の各々は、
    環状成形空所の半径方向の外方に位置しており、
    前記横方向溝を通して冷却流体を搬送して前記金
    型部分を冷却する手段を有し、それによつて、成
    形空所から半径方向外方への熱の伝達を最小限に
    抑えることを特徴とする冷却装置。
JP62092954A 1977-10-31 1987-04-15 射出成形機の冷却装置 Granted JPS62275729A (ja)

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