JPH05261767A - 光ディスク成形用金型装置 - Google Patents
光ディスク成形用金型装置Info
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- JPH05261767A JPH05261767A JP6532092A JP6532092A JPH05261767A JP H05261767 A JPH05261767 A JP H05261767A JP 6532092 A JP6532092 A JP 6532092A JP 6532092 A JP6532092 A JP 6532092A JP H05261767 A JPH05261767 A JP H05261767A
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- molding
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
- B29C2045/2651—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs using a plurality of mould cavities
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミニディスクを四個取りする。各キャビティ
毎の、固定型側と可動型側との芯合わせを正確かつ容易
にする。 【構成】 一つの成形機に対して、ミニディスクの形状
をしたキャビティ53を四つ形成する。固定型51および可
動型52をキャビティ53毎に分割する。これら複数組の固
定型51および可動型52は、固定盤11および可動盤12に互
いに独立に取付ける。
毎の、固定型側と可動型側との芯合わせを正確かつ容易
にする。 【構成】 一つの成形機に対して、ミニディスクの形状
をしたキャビティ53を四つ形成する。固定型51および可
動型52をキャビティ53毎に分割する。これら複数組の固
定型51および可動型52は、固定盤11および可動盤12に互
いに独立に取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状光学的記録
担体であるミニディスクなどの光ディスクを成形するた
めの光ディスク成形用金型装置に関する。
担体であるミニディスクなどの光ディスクを成形するた
めの光ディスク成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂製ディスク状光学的記録担体
であるコンパクトディスクなどの光ディスクを成形する
成形装置としては、例えば特公昭62-45809号公報に記載
されているようなものが知られている。この公報に記載
の成形装置では、一つの成形機に、一組の固定型および
可動型からなる金型を取付けて、一枚の光ディスクを成
形するようにしている。また、製品としての光ディスク
は、開口孔を中心部に有しているが、金型内では、当
初、開口孔が塞がった形状で光ディスクが成形される。
そして、開口孔は、可動型側に設けたポンチにより打ち
抜いて形成するようにしている。ポンチの駆動源には、
シリンダー装置を用いているが、このシリンダー装置
は、可動型側に設けている。また、ポンチによる打ち抜
き後、型開に伴い、可動型側に設けた突き出しピンおよ
び突き出しカラーにより、前記開口孔部分の樹脂および
成形された光ディスクを可動型側から段階的に突き出し
て離型させるようにしている。そして、前記突き出しピ
ンおよび突き出しカラーの駆動源は、成形機の型締シリ
ンダー装置である。
であるコンパクトディスクなどの光ディスクを成形する
成形装置としては、例えば特公昭62-45809号公報に記載
されているようなものが知られている。この公報に記載
の成形装置では、一つの成形機に、一組の固定型および
可動型からなる金型を取付けて、一枚の光ディスクを成
形するようにしている。また、製品としての光ディスク
は、開口孔を中心部に有しているが、金型内では、当
初、開口孔が塞がった形状で光ディスクが成形される。
そして、開口孔は、可動型側に設けたポンチにより打ち
抜いて形成するようにしている。ポンチの駆動源には、
シリンダー装置を用いているが、このシリンダー装置
は、可動型側に設けている。また、ポンチによる打ち抜
き後、型開に伴い、可動型側に設けた突き出しピンおよ
び突き出しカラーにより、前記開口孔部分の樹脂および
成形された光ディスクを可動型側から段階的に突き出し
て離型させるようにしている。そして、前記突き出しピ
ンおよび突き出しカラーの駆動源は、成形機の型締シリ
ンダー装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の成形装置では、一つの成形機により、一回につき一
枚の光ディスクを成形しているため、すなわち、一個取
りであるため、生産性が悪い。そこで、生産性を高める
ために、多数個取りにすることが考えられる。ところ
で、光ディスクは高精度を要求されるものであり、例え
ば、記録すべき情報を成形される光ディスクに転写する
ための板であるスタンパーも含めて、固定型側と可動型
側との芯合わせに高精度が要求される。ところが、多数
個取りのために、一組の固定型および可動型により光デ
ィスクの形状をした複数のキャビティを形成するとする
と、固定型および可動型の成形機への取付けに加えて、
固定型および可動型のそれぞれについても複数のキャビ
ティの位置関係の正確な設定が必要で、各キャビティに
ついての固定型側と可動型側との正確な芯合わせが面倒
になる。これとともに、スタンパーのメインテナンスも
面倒になる問題が生じる。
来の成形装置では、一つの成形機により、一回につき一
枚の光ディスクを成形しているため、すなわち、一個取
りであるため、生産性が悪い。そこで、生産性を高める
ために、多数個取りにすることが考えられる。ところ
で、光ディスクは高精度を要求されるものであり、例え
ば、記録すべき情報を成形される光ディスクに転写する
ための板であるスタンパーも含めて、固定型側と可動型
側との芯合わせに高精度が要求される。ところが、多数
個取りのために、一組の固定型および可動型により光デ
ィスクの形状をした複数のキャビティを形成するとする
と、固定型および可動型の成形機への取付けに加えて、
固定型および可動型のそれぞれについても複数のキャビ
ティの位置関係の正確な設定が必要で、各キャビティに
ついての固定型側と可動型側との正確な芯合わせが面倒
になる。これとともに、スタンパーのメインテナンスも
面倒になる問題が生じる。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、光ディスクを多数個取りする場合に、各
キャビティについての固定型側と可動型側との芯合わせ
を正確かつ容易にできる光ディスク成形用金型装置を提
供することを目的とする。
とするもので、光ディスクを多数個取りする場合に、各
キャビティについての固定型側と可動型側との芯合わせ
を正確かつ容易にできる光ディスク成形用金型装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、成形機の固定盤に取付けられる固定型
と、成形機の可動盤に取付けられる可動型とを備え、互
いに開閉するこれら固定型と可動型との間に型締時光デ
ィスクの形状をしたキャビティを形成する光ディスク成
形用金型装置において、同一の固定盤および同一の可動
盤にそれぞれ取付けられる固定型および可動型を複数あ
るキャビティ毎に分割したものである。
成するために、成形機の固定盤に取付けられる固定型
と、成形機の可動盤に取付けられる可動型とを備え、互
いに開閉するこれら固定型と可動型との間に型締時光デ
ィスクの形状をしたキャビティを形成する光ディスク成
形用金型装置において、同一の固定盤および同一の可動
盤にそれぞれ取付けられる固定型および可動型を複数あ
るキャビティ毎に分割したものである。
【0006】
【作用】本発明の光ディスク成形用金型装置では、光デ
ィスクを成形するに際して、同一の成形機の固定盤に、
光ディスクの取り数分の固定型をそれぞれ取付けるとと
もに、同じ成形機の可動盤に、同数の可動型をそれぞれ
取付けておく。そして、固定盤および可動盤を互いに接
近させて、対応する固定型と可動型とを型締し、これら
複数組の固定型と可動型との間に光ディスクの形状をし
た一つのキャビティをそれぞれ形成する。その上で、こ
れらキャビティ内にそれぞれ樹脂を充填する。その後、
固定盤および可動盤を互いに離反させて、固定型と可動
型とを型開し、成形された光ディスクを取り出す。
ィスクを成形するに際して、同一の成形機の固定盤に、
光ディスクの取り数分の固定型をそれぞれ取付けるとと
もに、同じ成形機の可動盤に、同数の可動型をそれぞれ
取付けておく。そして、固定盤および可動盤を互いに接
近させて、対応する固定型と可動型とを型締し、これら
複数組の固定型と可動型との間に光ディスクの形状をし
た一つのキャビティをそれぞれ形成する。その上で、こ
れらキャビティ内にそれぞれ樹脂を充填する。その後、
固定盤および可動盤を互いに離反させて、固定型と可動
型とを型開し、成形された光ディスクを取り出す。
【0007】
【実施例】以下、本発明の光ディスク成形用金型装置の
一実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、以下の説明において、図1および図2における上下
を上下とする。図4に示してあるのは、成形される光デ
ィスクの一種であるミニディスク1である。このミニデ
ィスク1は、中心部に円形の開口孔2を有している。な
お、ミニディスク1の外径は、64mmである。
一実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、以下の説明において、図1および図2における上下
を上下とする。図4に示してあるのは、成形される光デ
ィスクの一種であるミニディスク1である。このミニデ
ィスク1は、中心部に円形の開口孔2を有している。な
お、ミニディスク1の外径は、64mmである。
【0008】成形機は、図1から図3に示すように、固
定盤11と可動盤12とを有している。例えば、この可動盤
12は、図示していない油圧シリンダー装置により駆動さ
れ、固定盤11に対して接近および離反するものである。
前記固定盤11は、固定盤本体13と、この固定盤本体13の
下側にスペーサーブロック14を介して固定された固定側
取付け基板15とを有しており、前記固定盤本体13内に
は、図示していないスクリューを内蔵した加熱シリンダ
ーの先端部に設けられ溶融樹脂を射出するノズル16があ
る。一方、前記可動盤12は、可動盤本体17と、この可動
盤本体17の上側に固定された可動側取付け基板18とを有
している。
定盤11と可動盤12とを有している。例えば、この可動盤
12は、図示していない油圧シリンダー装置により駆動さ
れ、固定盤11に対して接近および離反するものである。
前記固定盤11は、固定盤本体13と、この固定盤本体13の
下側にスペーサーブロック14を介して固定された固定側
取付け基板15とを有しており、前記固定盤本体13内に
は、図示していないスクリューを内蔵した加熱シリンダ
ーの先端部に設けられ溶融樹脂を射出するノズル16があ
る。一方、前記可動盤12は、可動盤本体17と、この可動
盤本体17の上側に固定された可動側取付け基板18とを有
している。
【0009】そして、前記固定盤11には、固定盤本体13
とスペーサーブロック14と固定側取付け基板15との間に
マニホールド21が設けられている。このマニホールド21
内には、ランナー22が形成されている。このランナー22
は、その一つの入口部22a から二度二分岐して四つの出
口部22b を有している。また、前記マニホールド21に
は、図示していないがヒーターが内蔵されている。そし
て、前記マニホールド21の入口部22a には、スプルーブ
ッシュ23が接続されている。このスプルーブッシュ23
は、前記ノズル16が接続されたものであり、内部が前記
入口部22a 内に連通するスプルー24となっている。な
お、前記スプルーブッシュ23の外周側には、バンドヒー
ター25が設けられている。また、前記固定側取付け基板
15の下側には、四つのゲートブッシュ26が設けられてい
る。これらゲートブッシュ26は、固定側取付け基板15か
ら下方へ突出した先端部にダイレクトゲートからなる一
次ゲート27を有している。また、前記固定側取付け基板
15内には、四つのバルブケーシング28が埋め込み固定さ
れている。これらバルブケーシング28は、それぞれ、下
部が前記ゲートブッシュ26内に嵌合しているとともに、
上面が前記マニホールド21に接続されており、このマニ
ホールド21のランナー22の各出口部22b に内部が連通し
ている。なお、前記バルブケーシング28には、バンドヒ
ーター29が内蔵されている。そして、前記各バルブケー
シング28内には、前記一次ゲート27を開閉するニードル
ピンからなるバルブ30が上下動自在に支持されている。
一方、前記固定盤本体13内には、前記バルブ30の駆動源
である四つの油圧シリンダー装置31が設けられている。
そして、これら油圧シリンダー装置31の上下動するピス
トン32に、前記マニホールド21を貫通した各バルブ30が
それぞれ連結されている。
とスペーサーブロック14と固定側取付け基板15との間に
マニホールド21が設けられている。このマニホールド21
内には、ランナー22が形成されている。このランナー22
は、その一つの入口部22a から二度二分岐して四つの出
口部22b を有している。また、前記マニホールド21に
は、図示していないがヒーターが内蔵されている。そし
て、前記マニホールド21の入口部22a には、スプルーブ
ッシュ23が接続されている。このスプルーブッシュ23
は、前記ノズル16が接続されたものであり、内部が前記
入口部22a 内に連通するスプルー24となっている。な
お、前記スプルーブッシュ23の外周側には、バンドヒー
ター25が設けられている。また、前記固定側取付け基板
15の下側には、四つのゲートブッシュ26が設けられてい
る。これらゲートブッシュ26は、固定側取付け基板15か
ら下方へ突出した先端部にダイレクトゲートからなる一
次ゲート27を有している。また、前記固定側取付け基板
15内には、四つのバルブケーシング28が埋め込み固定さ
れている。これらバルブケーシング28は、それぞれ、下
部が前記ゲートブッシュ26内に嵌合しているとともに、
上面が前記マニホールド21に接続されており、このマニ
ホールド21のランナー22の各出口部22b に内部が連通し
ている。なお、前記バルブケーシング28には、バンドヒ
ーター29が内蔵されている。そして、前記各バルブケー
シング28内には、前記一次ゲート27を開閉するニードル
ピンからなるバルブ30が上下動自在に支持されている。
一方、前記固定盤本体13内には、前記バルブ30の駆動源
である四つの油圧シリンダー装置31が設けられている。
そして、これら油圧シリンダー装置31の上下動するピス
トン32に、前記マニホールド21を貫通した各バルブ30が
それぞれ連結されている。
【0010】一方、前記可動盤本体17内には、前記各一
次ゲート27に対向する位置に、突き出し機構の駆動源で
ある四つの油圧シリンダー装置36がそれぞれ設けられて
いる。これら油圧シリンダー装置36は、それぞれ油圧に
より所定範囲内で上下動するピストン37を有している。
また、前記可動盤12の可動側取付け基板18内には、前記
油圧シリンダー装置36とそれぞれ同軸的に位置して、ゲ
ート切断機構の駆動源である四つの油圧シリンダー装置
41がそれぞれ設けられている。これら油圧シリンダー装
置41は、それぞれ油圧により所定範囲内で上下動するピ
ストン42を有している。これとともに、前記可動側取付
け基板18内には、各油圧シリンダー装置41の下側に筐体
43がそれぞれ設けられており、これら筐体43内に突き出
し伝達杆44の下部のフランジ部45が所定範囲内で上下摺
動自在にそれぞれ嵌合されている。また、これら突き出
し伝達杆44は、そのフランジ部45と筐体43内の上面との
間に装着されたばね46により下方へ付勢されており、こ
のばね46の付勢に抗して、前記油圧シリンダー装置36の
ピストン37により突き上げられるものである。これとと
もに、前記突き出し伝達杆44は、前記油圧シリンダー装
置41のピストン42を上下方向へ摺動自在に貫通してい
る。
次ゲート27に対向する位置に、突き出し機構の駆動源で
ある四つの油圧シリンダー装置36がそれぞれ設けられて
いる。これら油圧シリンダー装置36は、それぞれ油圧に
より所定範囲内で上下動するピストン37を有している。
また、前記可動盤12の可動側取付け基板18内には、前記
油圧シリンダー装置36とそれぞれ同軸的に位置して、ゲ
ート切断機構の駆動源である四つの油圧シリンダー装置
41がそれぞれ設けられている。これら油圧シリンダー装
置41は、それぞれ油圧により所定範囲内で上下動するピ
ストン42を有している。これとともに、前記可動側取付
け基板18内には、各油圧シリンダー装置41の下側に筐体
43がそれぞれ設けられており、これら筐体43内に突き出
し伝達杆44の下部のフランジ部45が所定範囲内で上下摺
動自在にそれぞれ嵌合されている。また、これら突き出
し伝達杆44は、そのフランジ部45と筐体43内の上面との
間に装着されたばね46により下方へ付勢されており、こ
のばね46の付勢に抗して、前記油圧シリンダー装置36の
ピストン37により突き上げられるものである。これとと
もに、前記突き出し伝達杆44は、前記油圧シリンダー装
置41のピストン42を上下方向へ摺動自在に貫通してい
る。
【0011】つぎに、前記成形機に取付けられて使用さ
れる金型について説明する。すなわち、前記固定側取付
け基板15には、四つの固定型51が下面側に互いに独立に
取付けられ、一方、前記可動側取付け基板18には、四つ
の可動型52が上面側に互いに独立に取付けられるもので
ある。これら四組の固定型51および可動型52は、それぞ
れ、互いに開閉し型締時にミニディスク1の形状をした
一つのキャビティ53を内部に形成するものである。前記
各固定型51は、図3に示すように、テーパーピンなどの
ガイドピン54により可動型52と位置決めされつつ、ボル
ト55により固定側取付け基板15に固定されるものであ
る。図示していないが、前記各可動型52の可動側取付け
基板18への取付けも同様である。
れる金型について説明する。すなわち、前記固定側取付
け基板15には、四つの固定型51が下面側に互いに独立に
取付けられ、一方、前記可動側取付け基板18には、四つ
の可動型52が上面側に互いに独立に取付けられるもので
ある。これら四組の固定型51および可動型52は、それぞ
れ、互いに開閉し型締時にミニディスク1の形状をした
一つのキャビティ53を内部に形成するものである。前記
各固定型51は、図3に示すように、テーパーピンなどの
ガイドピン54により可動型52と位置決めされつつ、ボル
ト55により固定側取付け基板15に固定されるものであ
る。図示していないが、前記各可動型52の可動側取付け
基板18への取付けも同様である。
【0012】そして、前記各固定型51は、型締時に前記
可動型52に突き当たる第一の固定型部材56a と、この第
一の固定型部材56a の上側に固定された第二の固定型部
材56b とからなっている。前記第一の固定型部材56a の
中心部に外周ブッシュ57が上下に貫通固定されており、
さらに、この外周ブッシュ57内に内周ブッシュ58が貫通
してある。この内周ブッシュ58の内部が前記固定盤11の
一次ゲート27に連通するスプルー59になっている。そし
て、型締時に前記ブッシュ57,58と可動型52との間に、
前記スプルー59をキャビティ53に連通させるディスクゲ
ートからなる二次ゲート60が形成されるようになってい
る。また、前記外周ブッシュ57の外周下部に位置して、
第一の固定型部材56a 内に内周スタンパー押え61が着脱
可能に固定されている。一方、前記第一の固定型部材56
a の下面外周部には、外周スタンパー押え62が着脱可能
に固定されている。これらスタンパー押え61,62は、第
一の固定型部材56a の下面にキャビティ53に臨むスタン
パーを着脱可能に固定するものである。なお、前記第一
の固定型部材56a 内には、冷却用水路63やエアベント通
路64も形成されている。
可動型52に突き当たる第一の固定型部材56a と、この第
一の固定型部材56a の上側に固定された第二の固定型部
材56b とからなっている。前記第一の固定型部材56a の
中心部に外周ブッシュ57が上下に貫通固定されており、
さらに、この外周ブッシュ57内に内周ブッシュ58が貫通
してある。この内周ブッシュ58の内部が前記固定盤11の
一次ゲート27に連通するスプルー59になっている。そし
て、型締時に前記ブッシュ57,58と可動型52との間に、
前記スプルー59をキャビティ53に連通させるディスクゲ
ートからなる二次ゲート60が形成されるようになってい
る。また、前記外周ブッシュ57の外周下部に位置して、
第一の固定型部材56a 内に内周スタンパー押え61が着脱
可能に固定されている。一方、前記第一の固定型部材56
a の下面外周部には、外周スタンパー押え62が着脱可能
に固定されている。これらスタンパー押え61,62は、第
一の固定型部材56a の下面にキャビティ53に臨むスタン
パーを着脱可能に固定するものである。なお、前記第一
の固定型部材56a 内には、冷却用水路63やエアベント通
路64も形成されている。
【0013】一方、前記可動型52は、型締時に前記固定
型51に突き当たる第一の可動型部材71と、この第一の可
動型部材71の下側に固定された第二の可動型部材72と、
この第二の可動型部材72の下側に固定された第三の可動
型部材73と、この第三の可動型部材73の下側に固定され
た第四の可動型部材74とを備えている。前記第一の可動
型部材71の中心部には、ブッシュ75が上下に貫通してあ
る。また、第一の可動型部材71内には、冷却用水路76が
形成されている。そして、前記第三の可動型部材73、第
二の可動型部材72および第一の可動型部材71のブッシュ
75内には、突き出しスリーブピン81が上下方向へ摺動自
在に貫通してある。この突き出しスリーブピン81は、成
形されたミニディスク1の開口孔2の周辺部を突いて、
このミニディスク1を可動型52側から離型させるもので
ある。そして、突き出しスリーブピン81は、その下部に
形成されたフランジ部82が第四の可動型部材74の上面に
突き当たる位置と、第三の可動型部材73内に形成された
下向き段差面83に突き当たる位置との間で上下動可能な
ものである。これとともに、突き出しスリーブピン81
は、そのフランジ部82と第二の可動型部材72との間に装
着されたばね84により下方へ付勢されている。また、前
記第四の可動型部材74および突き出しスリーブピン81内
には、第一のゲート切断スリーブピン86とこの第一のゲ
ート切断スリーブピン86の外周側上部に嵌合された第二
のゲート切断スリーブピン87とが上下方向へ摺動自在に
貫通してある。これらゲート切断スリーブピン86,87
は、第一のゲート切断スリーブピン86が前記可動盤12に
ある油圧シリンダー装置41のピストン42により突き上げ
られることにより、前記二次ゲート60で成形されたミニ
ディスク1と開口孔2部分の樹脂とを切断するものであ
る。そして、ゲート切断スリーブピン86,87は、ばね88
により突き出しスリーブピン81に対して下方へ付勢され
ているが、第一のゲート切断スリーブピン86の下部に形
成されたフランジ部89が第四の可動型部材74内に形成さ
れた上向き段差面90に突き当たることにより、下方への
移動が規制されるようになっている。さらに、前記第一
のゲート切断スリーブピン86内には、突き出しピン91が
上下方向へ摺動自在に貫通してある。この突き出しピン
91は、前記可動盤12にある突き出し伝達杆44により突き
上げられることにより、成形されたミニディスク1から
切断された開口孔2部分の樹脂を突いて、これを可動型
52側から離型させるものである。そして、突き出しピン
91は、ばね92により下方へ付勢されているが、下部に形
成されたフランジ部93が前記第四の可動型部材74内の上
向き段差面90に突き当たることにより、下方への移動が
規制されるようになっている。
型51に突き当たる第一の可動型部材71と、この第一の可
動型部材71の下側に固定された第二の可動型部材72と、
この第二の可動型部材72の下側に固定された第三の可動
型部材73と、この第三の可動型部材73の下側に固定され
た第四の可動型部材74とを備えている。前記第一の可動
型部材71の中心部には、ブッシュ75が上下に貫通してあ
る。また、第一の可動型部材71内には、冷却用水路76が
形成されている。そして、前記第三の可動型部材73、第
二の可動型部材72および第一の可動型部材71のブッシュ
75内には、突き出しスリーブピン81が上下方向へ摺動自
在に貫通してある。この突き出しスリーブピン81は、成
形されたミニディスク1の開口孔2の周辺部を突いて、
このミニディスク1を可動型52側から離型させるもので
ある。そして、突き出しスリーブピン81は、その下部に
形成されたフランジ部82が第四の可動型部材74の上面に
突き当たる位置と、第三の可動型部材73内に形成された
下向き段差面83に突き当たる位置との間で上下動可能な
ものである。これとともに、突き出しスリーブピン81
は、そのフランジ部82と第二の可動型部材72との間に装
着されたばね84により下方へ付勢されている。また、前
記第四の可動型部材74および突き出しスリーブピン81内
には、第一のゲート切断スリーブピン86とこの第一のゲ
ート切断スリーブピン86の外周側上部に嵌合された第二
のゲート切断スリーブピン87とが上下方向へ摺動自在に
貫通してある。これらゲート切断スリーブピン86,87
は、第一のゲート切断スリーブピン86が前記可動盤12に
ある油圧シリンダー装置41のピストン42により突き上げ
られることにより、前記二次ゲート60で成形されたミニ
ディスク1と開口孔2部分の樹脂とを切断するものであ
る。そして、ゲート切断スリーブピン86,87は、ばね88
により突き出しスリーブピン81に対して下方へ付勢され
ているが、第一のゲート切断スリーブピン86の下部に形
成されたフランジ部89が第四の可動型部材74内に形成さ
れた上向き段差面90に突き当たることにより、下方への
移動が規制されるようになっている。さらに、前記第一
のゲート切断スリーブピン86内には、突き出しピン91が
上下方向へ摺動自在に貫通してある。この突き出しピン
91は、前記可動盤12にある突き出し伝達杆44により突き
上げられることにより、成形されたミニディスク1から
切断された開口孔2部分の樹脂を突いて、これを可動型
52側から離型させるものである。そして、突き出しピン
91は、ばね92により下方へ付勢されているが、下部に形
成されたフランジ部93が前記第四の可動型部材74内の上
向き段差面90に突き当たることにより、下方への移動が
規制されるようになっている。
【0014】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。ミニディスク1を成形するにあたっては、成
形機の固定盤11に四つの固定型51をそれぞれ取付けると
ともに、同じ成形機の可動盤12に四つの可動型52をそれ
ぞれ取付けておく。これら四組の固定型51および可動型
52は、互いに独立に固定盤11および可動盤12に取付けら
れる。その上で、固定盤11に可動盤12を接近させて、各
組の固定型51と可動型52とをそれぞれ型締する。この状
態で、各組の固定型51と可動型52との間にそれぞれ一つ
のキャビティ53が形成される。そして、油圧シリンダー
装置31の駆動によりバルブ30を上昇させて、一次ゲート
27を開放した上で、固定盤11側にあるノズル16から溶融
樹脂を射出させる。このノズル16から射出された溶融樹
脂は、スプルー24、マニホールド21内のランナー22、バ
ルブケーシング28内、一次ゲート27および固定型51内の
スプルー59を順次通って、二次ゲート60からキャビティ
53内に流れ込む。その際、溶融樹脂の流れは、固定盤11
側にあるマニホールド21内のランナー22により、一つの
ノズル16から四つあるキャビティ53のそれぞれへと分岐
することになる。キャビティ53内への樹脂の充填が完了
した後、油圧シリンダー装置31の駆動によりバルブ30を
下降させて、このバルブ30により一次ゲート27を閉塞す
る。その後、可動側取付け基板18内の油圧シリンダー装
置41に加圧して、そのピストン42を上昇させる。このよ
うにピストン42が上昇すると、このピストン42により可
動型52にあるゲート切断スリーブピン86,87が突き上げ
られ、ばね88の付勢に抗して上昇するこのゲート切断ス
リーブピン86,87により、二次ゲート60において、成形
されたミニディスク1とその開口孔2部分の樹脂とが切
断される。ついで、固定盤11から可動盤12を離反させ
て、固定型51と可動型52とを型開する。この型開がある
程度進行したら、可動盤本体17内にある油圧シリンダー
装置36に加圧して、そのピストン37を上昇させる。この
ようにピストン37が上昇すると、このピストン37により
可動側取付け基板18内の突き出し伝達杆44が突き上げら
れ、この突き出し伝達杆44がばね46の付勢に抗して上昇
する。このように突き出し伝達杆44が上昇すると、この
突き出し伝達杆44により突き出しピン91が突き上げら
れ、ばね92の付勢に抗して上昇するこの突き出しピン91
により、まず前記開口孔2部分の樹脂が突き出されて可
動型52側から離れる。ついで、突き出しピン91がある程
度上昇すると、この突き出しピン91のフランジ部93が突
き出しスリーブピン81を突き上げるようになり、ばね88
の付勢に抗して上昇するこの突き出しスリーブピン81に
より、成形されたミニディスク1が突き出されて可動型
52側から離れる。
説明する。ミニディスク1を成形するにあたっては、成
形機の固定盤11に四つの固定型51をそれぞれ取付けると
ともに、同じ成形機の可動盤12に四つの可動型52をそれ
ぞれ取付けておく。これら四組の固定型51および可動型
52は、互いに独立に固定盤11および可動盤12に取付けら
れる。その上で、固定盤11に可動盤12を接近させて、各
組の固定型51と可動型52とをそれぞれ型締する。この状
態で、各組の固定型51と可動型52との間にそれぞれ一つ
のキャビティ53が形成される。そして、油圧シリンダー
装置31の駆動によりバルブ30を上昇させて、一次ゲート
27を開放した上で、固定盤11側にあるノズル16から溶融
樹脂を射出させる。このノズル16から射出された溶融樹
脂は、スプルー24、マニホールド21内のランナー22、バ
ルブケーシング28内、一次ゲート27および固定型51内の
スプルー59を順次通って、二次ゲート60からキャビティ
53内に流れ込む。その際、溶融樹脂の流れは、固定盤11
側にあるマニホールド21内のランナー22により、一つの
ノズル16から四つあるキャビティ53のそれぞれへと分岐
することになる。キャビティ53内への樹脂の充填が完了
した後、油圧シリンダー装置31の駆動によりバルブ30を
下降させて、このバルブ30により一次ゲート27を閉塞す
る。その後、可動側取付け基板18内の油圧シリンダー装
置41に加圧して、そのピストン42を上昇させる。このよ
うにピストン42が上昇すると、このピストン42により可
動型52にあるゲート切断スリーブピン86,87が突き上げ
られ、ばね88の付勢に抗して上昇するこのゲート切断ス
リーブピン86,87により、二次ゲート60において、成形
されたミニディスク1とその開口孔2部分の樹脂とが切
断される。ついで、固定盤11から可動盤12を離反させ
て、固定型51と可動型52とを型開する。この型開がある
程度進行したら、可動盤本体17内にある油圧シリンダー
装置36に加圧して、そのピストン37を上昇させる。この
ようにピストン37が上昇すると、このピストン37により
可動側取付け基板18内の突き出し伝達杆44が突き上げら
れ、この突き出し伝達杆44がばね46の付勢に抗して上昇
する。このように突き出し伝達杆44が上昇すると、この
突き出し伝達杆44により突き出しピン91が突き上げら
れ、ばね92の付勢に抗して上昇するこの突き出しピン91
により、まず前記開口孔2部分の樹脂が突き出されて可
動型52側から離れる。ついで、突き出しピン91がある程
度上昇すると、この突き出しピン91のフランジ部93が突
き出しスリーブピン81を突き上げるようになり、ばね88
の付勢に抗して上昇するこの突き出しスリーブピン81に
より、成形されたミニディスク1が突き出されて可動型
52側から離れる。
【0015】そして、成形されたミニディスク1および
開口孔2部分の樹脂が取り出された後、油圧シリンダー
装置36,41への加圧が切り換えられるとともに、ばね4
6,84,88,92の付勢により、突き出し伝達杆44、ゲー
ト切断スリーブピン86,87および突き出しピン91および
突き出しスリーブピン81などは下降して初期位置に戻
る。これとともに、再び型締が行われ、以上の成形サイ
クルが繰り返される。その間、ヒーター25,29の加熱に
より、スプルー24、マニホールド21のランナー22および
バルブケーシング28内の樹脂は常時溶融状態に保たれ
る。なお、スタンパーは、例えば数万回の成形毎に交換
する。
開口孔2部分の樹脂が取り出された後、油圧シリンダー
装置36,41への加圧が切り換えられるとともに、ばね4
6,84,88,92の付勢により、突き出し伝達杆44、ゲー
ト切断スリーブピン86,87および突き出しピン91および
突き出しスリーブピン81などは下降して初期位置に戻
る。これとともに、再び型締が行われ、以上の成形サイ
クルが繰り返される。その間、ヒーター25,29の加熱に
より、スプルー24、マニホールド21のランナー22および
バルブケーシング28内の樹脂は常時溶融状態に保たれ
る。なお、スタンパーは、例えば数万回の成形毎に交換
する。
【0016】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、一つの成形機による一回の成形において、四つのミ
ニディスク1を同時に成形でき、生産性が高まる。な
お、ミニディスク1は小さいので、例えば、コンパクト
ディスクの一個取り用の成形機に比べて、より大きな型
締力は必要ない。したがって、コンパクトディスクの一
個取り用の成形機をミニディスク1の四個取り用の成形
機に利用できる。また、ホットランナー方式を採ってい
るので、四個取りのためにランナー22の全長が長くなっ
ているにもかかわらず、樹脂の無駄を少なくできるとと
もに、成形能率も高まる。一方、固定盤11から固定型51
への一次ゲート27をバルブゲートとしているのに対し
て、固定型51および可動型52のキャビティ53への二次ゲ
ート60は、ミニディスク1の開口孔2の全周に渡るディ
スクゲートとしているので、成形されるミニディスク1
の光学的特性をよくできる。そして、キャビティ53を形
成する固定型51および可動型52をキャビティ53毎に分割
して、四つのキャビティ53に対して四組の固定型51およ
び可動型52を設け、これら四組の固定型51および可動型
52を互いに独立に固定盤11および可動盤12に取付け
可能としたので、ミニディスク1を四個取りするにもか
かわらず、各キャビティ53についての固定型51側と可動
型52側との芯合わせを正確かつ容易に行えるとともに、
スタンパーのメインテナンスも容易になる。これによ
り、高精度のミニディスク1が得られることにもなる。
さらに、固定型51および可動型52をキャビティ53毎に分
割することは、ランナー22を有するマニホールド21を成
形機の固定盤11側に設けることにより可能になったもの
でもあるが、このようにマニホールド21を成形機の固定
盤11側に設け、また、突き出し機構の駆動源である油圧
シリンダー装置36に加えて、ゲート切断機構の駆動源で
ある油圧シリンダー装置41を成形機の可動盤12側に設け
たことにより、マニホールド21やゲート切断機構などの
設置も容易にできるようになる。これとともに、固定型
51および可動型52を軽量化できる。
ば、一つの成形機による一回の成形において、四つのミ
ニディスク1を同時に成形でき、生産性が高まる。な
お、ミニディスク1は小さいので、例えば、コンパクト
ディスクの一個取り用の成形機に比べて、より大きな型
締力は必要ない。したがって、コンパクトディスクの一
個取り用の成形機をミニディスク1の四個取り用の成形
機に利用できる。また、ホットランナー方式を採ってい
るので、四個取りのためにランナー22の全長が長くなっ
ているにもかかわらず、樹脂の無駄を少なくできるとと
もに、成形能率も高まる。一方、固定盤11から固定型51
への一次ゲート27をバルブゲートとしているのに対し
て、固定型51および可動型52のキャビティ53への二次ゲ
ート60は、ミニディスク1の開口孔2の全周に渡るディ
スクゲートとしているので、成形されるミニディスク1
の光学的特性をよくできる。そして、キャビティ53を形
成する固定型51および可動型52をキャビティ53毎に分割
して、四つのキャビティ53に対して四組の固定型51およ
び可動型52を設け、これら四組の固定型51および可動型
52を互いに独立に固定盤11および可動盤12に取付け
可能としたので、ミニディスク1を四個取りするにもか
かわらず、各キャビティ53についての固定型51側と可動
型52側との芯合わせを正確かつ容易に行えるとともに、
スタンパーのメインテナンスも容易になる。これによ
り、高精度のミニディスク1が得られることにもなる。
さらに、固定型51および可動型52をキャビティ53毎に分
割することは、ランナー22を有するマニホールド21を成
形機の固定盤11側に設けることにより可能になったもの
でもあるが、このようにマニホールド21を成形機の固定
盤11側に設け、また、突き出し機構の駆動源である油圧
シリンダー装置36に加えて、ゲート切断機構の駆動源で
ある油圧シリンダー装置41を成形機の可動盤12側に設け
たことにより、マニホールド21やゲート切断機構などの
設置も容易にできるようになる。これとともに、固定型
51および可動型52を軽量化できる。
【0017】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、四組の固定型51および可動型52をそれ
ぞれ成形機の固定盤11および可動盤12に直接取付けるよ
うにしたが、各キャビティをそれぞれ形成する分割され
た部材を共通の一枚の取付け板に取付け、この取付け板
を固定盤や可動盤に取付けるようにしてもよい。また、
ミニディスク1の取り数は、四に限るものではない。さ
らに、前記実施例の光ディスクはミニディスクであった
が、本発明は、ミニディスク以外の光ディスクにももち
ろん適用できる。
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、四組の固定型51および可動型52をそれ
ぞれ成形機の固定盤11および可動盤12に直接取付けるよ
うにしたが、各キャビティをそれぞれ形成する分割され
た部材を共通の一枚の取付け板に取付け、この取付け板
を固定盤や可動盤に取付けるようにしてもよい。また、
ミニディスク1の取り数は、四に限るものではない。さ
らに、前記実施例の光ディスクはミニディスクであった
が、本発明は、ミニディスク以外の光ディスクにももち
ろん適用できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、型締された固定型と可
動型との間に光ディスクの形状をしたキャビティを形成
する光ディスク成形用金型装置において、同一の成形機
の固定盤および可動盤にそれぞれ取付けられる固定型お
よび可動型を複数あるキャビティ毎に分割したので、光
ディスクを多数個取りするにもかかわらず、各キャビテ
ィについての固定型側と可動型側との芯合わせを正確か
つ容易にできるとともに、スタンパーのメインテナンス
も容易になる。
動型との間に光ディスクの形状をしたキャビティを形成
する光ディスク成形用金型装置において、同一の成形機
の固定盤および可動盤にそれぞれ取付けられる固定型お
よび可動型を複数あるキャビティ毎に分割したので、光
ディスクを多数個取りするにもかかわらず、各キャビテ
ィについての固定型側と可動型側との芯合わせを正確か
つ容易にできるとともに、スタンパーのメインテナンス
も容易になる。
【図1】本発明のディスク用成形機の一実施例を示す一
部の断面図である。
部の断面図である。
【図2】同上全体の側面図であり、一部を断面にしてあ
る。
る。
【図3】同上固定盤側の正面図である。
【図4】成形される光ディスクであるミニディスクの斜
視図である。
視図である。
1 ミニディスク(光ディスク) 11 固定盤 12 可動盤 51 固定型 52 可動型 53 キャビティ
Claims (1)
- 【請求項1】 成形機の固定盤に取付けられる固定型
と、成形機の可動盤に取付けられる可動型とを備え、互
いに開閉するこれら固定型と可動型との間に型締時光デ
ィスクの形状をしたキャビティを形成する光ディスク成
形用金型装置において、同一の固定盤および同一の可動
盤にそれぞれ取付けられる固定型および可動型を複数あ
るキャビティ毎に分割したことを特徴とする光ディスク
成形用金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6532092A JP3008393B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 光ディスク成形用金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6532092A JP3008393B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 光ディスク成形用金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261767A true JPH05261767A (ja) | 1993-10-12 |
JP3008393B2 JP3008393B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=13283506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6532092A Expired - Fee Related JP3008393B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 光ディスク成形用金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008393B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039496A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Sony Corp | 射出成形装置および射出成形方法 |
JP2008100449A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Mitsubishi Kagaku Media Co Ltd | ディスク成形用金型及び鏡面盤 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6057315B2 (ja) * | 2012-02-17 | 2017-01-11 | 株式会社貝印刃物開発センター | ヘアカーラー |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP6532092A patent/JP3008393B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039496A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Sony Corp | 射出成形装置および射出成形方法 |
JP2008100449A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Mitsubishi Kagaku Media Co Ltd | ディスク成形用金型及び鏡面盤 |
WO2008050652A1 (en) | 2006-10-20 | 2008-05-02 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Disk-molding mold and mirror surface disk |
EP2085206A1 (en) * | 2006-10-20 | 2009-08-05 | Sumitomo Heavy Industries, LTD. | Disk-molding mold and mirror surface disk |
EP2085206A4 (en) * | 2006-10-20 | 2012-11-21 | Sumitomo Heavy Industries | PLATE SHAPING TOOL AND MIRROR PLATE |
TWI386937B (zh) * | 2006-10-20 | 2013-02-21 | Sumitomo Heavy Industries | Disc forming mold and mirror plate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3008393B2 (ja) | 2000-02-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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