JPS6365299B2 - - Google Patents

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JPS6365299B2
JPS6365299B2 JP55113052A JP11305280A JPS6365299B2 JP S6365299 B2 JPS6365299 B2 JP S6365299B2 JP 55113052 A JP55113052 A JP 55113052A JP 11305280 A JP11305280 A JP 11305280A JP S6365299 B2 JPS6365299 B2 JP S6365299B2
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JP
Japan
Prior art keywords
glucomannan
particles
water
freeze
crude
Prior art date
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Application number
JP55113052A
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English (en)
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JPS5739754A (en
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、即溶性グルコマンナンの製造法に関
する。
従来、こんにやく芋から得られたこんにやく粉
は、「こんにやく」として、田楽、煮しめ、おで
んなどに用いられてきた。最近になり、その成分
のグルコマンナンが、胃腸内でゼリー状に固化
し、満腹感を与えるとともに、腸管内の老廃物や
コレステロールの除去を行い、栄養価がほとんど
ないことと相まつて、肥満防止や高血圧の予防に
注目を集めてきている。
しかし、現在使用されているグルコマンナン粒
子には、人体に有害な亜硫酸根の残存、水和性の
欠除および味、匂いの悪さという欠点がある。例
えば、最近採用されているこんにやく芋の乾燥法
では、燃料に基因する悪硫酸の残存が顕著であり
(50〜200ppm)、そのまま服用することは危険で
ある。また、粗グルコマンナン粒子は膨潤して
徐々に溶解し、完全に溶解するのに約20分以上要
する。そのためグルコマンナン粒子を服用する場
合、水に加えて直ちに飲むと、上澄の水のみを飲
んでしまうことになる。また、粗グルコマンナン
粒子には独特の匂い、えぐさなどがあり、この点
からも服用に障害となることが多い。
本発明者は、これら欠点のないグルコマンナン
の製造について検討した結果、本発明を見い出し
た。
即ち、本発明は粗グルコマンナン粒子をアルカ
リ性の水中で撹拌しつつ水洗し、中和後沈澱した
グルコマンナン粒子を凍結乾燥することを特徴と
する即溶性グルコマンナンの製造法に関する。
本発明では、先ず粗グルコマンナン粒子をアル
カリ性の水中で撹拌しつつ水洗する。使用する水
のアルカリ度は、操作のし易さ及び粗グルコマン
ナン中に含まれるたん白などの点から、弱アルカ
リ性、例えばPH7.5〜9が好ましい。アルカリ性
にするには、食用に適したアルカリなら何でも良
い。また使用する水の量は、少くな過ぎると効果
がなくしかも膨潤して取扱いが困難となり、逆に
多過ぎると処理が面倒になるが、粗グルコマンナ
ン粒子当り3〜10倍量、好ましくは4〜8倍量が
良い。撹拌は、レオニーダーやミキサーなどを用
い、激しく行う方が好ましい。次に、中和を行う
が、中和には希塩酸など食用に不都合でない酸を
用い、PH7程度とする。次に、水洗したものから
デカントなどにより上澄の水を除くと、この水に
は粗グルコマンナン粒子中の不純物を亜硫酸イオ
ンが含まれて除かれる。沈澱したグルコマンナン
粒子を凍結乾燥する。
この際、グルコマンナン粒子は、充分に膨潤し
ているが、完全に溶解して糊化する前に行うのが
好ましい。また凍結乾燥には、グルコマンナン粒
子をアルミなど金属のトレイに入れ、通常のやり
方で行う。
本発明方法により得られたグルコマンナンは、
粗グルコマンナン粒子に比べて多孔質であり、約
50〜100倍量の水に懸濁させると直ちに全体に均
一に分散し沈澱を生ずることがない。その上、処
理前のものの亜硫酸量が1/150〜1/500と大巾に低
下し、或る場合には検出されない。しかも、本発
明方法により製造されたものはほとんど無味無臭
であり、色も白色に近く、大変飲み易く、フルー
ツパウダーなどの添加物を加えて、人々に喜ばれ
る味のものとすることができる。
次に実施例を示す。
実施例 1 こんにやく精粉(グルコマンナン含量96.5%)
100KgをPH8.2の水道水600とともにレオニーダ
ー中で激しく2分間撹拌した。次に、PH6.8に中
和し、静置してグルコマンナン粒子を沈澱させた
後、上澄の水をデカントした。レオニーダー中に
残留したグルコマンナンは吸水して膨潤し、ペー
スト状になつているので、これを0.6m2のアルミ
トレイに約6Kgずつ均一な厚さになるように入
れ、凍結乾燥した。凍結乾燥後、粉砕し、20〜40
メツシユの粒子とした。
得られた粒子は、灰白色であり、その1.0gを
約100mlの水に懸濁した所、均一に分散し沈澱を
生ずることがなかつた。また、この粒子は無味無
臭であつて、その亜硫酸根は、1.2ppmであつた。
これに対し、原料は茶褐色で、舌をさす味があ
り、その亜硫酸根は235ppmであつた。
実施例 2 純度98%のグルコマンナン100Kgを、PH8.0の水
道水500(PHは希か性ソーダにより調節)によ
り連続型ミキサーで撹拌しつつ充分に懸濁させ
た。連続的に水洗されたグルコマンナン粒子は、
膨潤しつつすみやかに沈澱水槽に送られ、希塩酸
によりPH6.8に中和した後、静置して5分後に上
澄の水をオーバーフローにより分離した。
グルコマンナン粒子が完全に溶解して糊化する
前に、0.6m2のアルミトレイに約6Kgずつ均一な
厚さになるように投入し、凍結乾燥した。得られ
た生成物を粉砕して80〜100メツシユの粒子91Kg
を得た。
この粒子は、即溶性で、他のフルーツパウダー
などと混合したり、また顆粒にしても、すみやか
に溶解した。また、原料の亜硫酸は、120ppmで
あつたが、得られた粒子のそれは検出されなかつ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粗グルコマンナン粒子をアルカリ性の水中で
    撹拌しつつ水洗し、中和後沈澱したグルコマンナ
    ン粒子を凍結乾燥することを特徴とする即溶性グ
    ルコマンナンの製造法。
JP55113052A 1980-08-19 1980-08-19 Production of immediately soluble glucomannan Granted JPS5739754A (en)

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Publication Number Publication Date
JPS5739754A JPS5739754A (en) 1982-03-05
JPS6365299B2 true JPS6365299B2 (ja) 1988-12-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02256299A (ja) * 1989-03-29 1990-10-17 Far East Eng Kk 電子部品の基板への挿入方法及び装置

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