JPS6349835B2 - - Google Patents

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JPS6349835B2
JPS6349835B2 JP15978882A JP15978882A JPS6349835B2 JP S6349835 B2 JPS6349835 B2 JP S6349835B2 JP 15978882 A JP15978882 A JP 15978882A JP 15978882 A JP15978882 A JP 15978882A JP S6349835 B2 JPS6349835 B2 JP S6349835B2
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JP
Japan
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banknotes
amount
bill
banknote
signal
Prior art date
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Application number
JP15978882A
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English (en)
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JPS5949687A (ja
Inventor
Toshinori Domen
Toshihisa Myagishi
Yoshio Ushijima
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP15978882A priority Critical patent/JPS5949687A/ja
Publication of JPS5949687A publication Critical patent/JPS5949687A/ja
Publication of JPS6349835B2 publication Critical patent/JPS6349835B2/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動販売機に使用されて特に1回の
販売に複数枚の紙幣の受入れが可能で、返却指令
を受けた場合には返却することができる機能(以
下一時保留機能又はエスクロ機能という)を有す
る紙幣識別機に投入される紙幣の受入および返却
を制御する紙幣受入返却制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の一時保留機能付の紙幣識別機には、複数
枚の紙幣を一時保留できるものはなく、紙幣1枚
を一時保留できるもののみであつた。このため高
額の商品を自動販売機で販売するのに不都合が生
じていた。そこで本出願人より先に第1図に示す
様な複数枚の紙幣を一時保留することができる紙
幣識別機が出願〔特願昭57−33336号(特開昭58
−150482号公報)〕された。
第1図において、1は紙幣識別機、2は紙幣の
投入ガイド口、3は紙幣の搬送通路、4,5は図
示しないモータで図示しない歯車を介して駆動さ
れるプーリ、6はプーリ4,5間に張架され紙幣
を搬送する搬送ベルト、7,8,9は搬送ベルト
6と共動して紙幣を搬送する押えローラ、10は
プーリ4,5と同じモータで図示しない歯車を介
して駆動され紙幣を搬送する搬送ローラ、11は
搬送ローラ10と共動して紙幣を搬送する押えロ
ーラ、12,13,14は発光ダイオードとフオ
トトランジスタ等で構成され紙幣の位置を検知す
る位置検知センサ、15,16は磁気ヘツド等で
紙幣の模様等を検出して紙幣を識別するための識
別センサ、17,18はそれぞれ搬送される紙幣
を識別センサ15,16に押圧するピンチロー
ラ、19は紙幣を複数枚一時保留するためのスパ
イラル、20はスパイラルを駆動するモータ及び
歯車で構成される駆動部、21,22,23は一
時保留されている紙幣、24は収納されている紙
幣である。
この様な構成の紙幣識別機1において、紙幣が
ガイド口2から投入されて位置検知センサ12で
検知されると搬送ローラ10およびプーリ4,5
が図示しないモータにより駆動されて矢印方向に
回転し、投入された紙幣は搬送ローラ10、搬送
ベルト6によつて搬送通路3内を搬送される。こ
のとき、識別センサ15,16によつて紙幣の模
様等を検出して紙幣の真偽を識別し、偽札であれ
ば、図示しないモータが逆転されプーリ4,5お
よび搬送ローラ10を矢印と逆方向に回転し、紙
幣をガイド口2に返却する。又、真札であれば、
紙幣の後端が位置検知センサ13を通過した時点
でモータの駆動を停止し、外部の自動販売機等の
制御装置に真券信号を約100ms送出する。この
とき、紙幣は紙幣21の位置(端が押えローラ9
ではさまれ位置検知センサ14で検知されている
位置)に一時保留される。次に、2枚目の紙幣が
投入されると、1枚目と同様に搬送され真偽が識
別されて真札であれば真券信号を送出して紙幣2
1の位置に一時保留される。このとき1枚目の紙
幣も同時に搬送され、位置検知センサ14を通過
した時点で駆動部20によりスパイラル19が1
回転されることによつて、1枚目の紙幣は1ピツ
チ右に移動され紙幣22の位置に一時保留され
る。3枚目の紙幣が投入されたときも2枚目と同
様の動作が行なわれ、1枚目は紙幣23の位置
に、2枚目は紙幣22の位置に、3枚目は紙幣2
1の位置にそれぞれ一時保留される。また、4枚
目が投入されると、2枚目と3枚目と同様に一時
保留されている紙幣は右に1ピツチずつ移動し、
1枚目の紙幣は紙幣24の位置に収納されてしま
つて返却できない状態となる。即ち、この紙幣識
別機1は返却可能な紙幣は紙幣21,22,23
の位置にある最高3枚の紙幣だけである。この3
枚の返却動作について説明すると、まず、外部よ
り、返金信号によつて1枚目の返却を指令される
と、図示しないモータを逆転して紙幣21の位置
にある紙幣をガイド口21に返却し、次に外部よ
り2枚目の返却を指令されると、駆動部20にて
スパイラル19を受入時とは逆に1回転して紙幣
22の位置にある紙幣を左に1ピツチ移動させた
後、図示しないモータを逆転してガイド口2に返
却する。3枚目も2枚目と同様である。また、自
動販売機において販売がなされた後には、残額が
投入された紙幣で払出し可能であれば、外部より
返却の場合と同様に返却指令がなされるので、返
却の場合と同様に1枚ずつ返金する。その後、ま
だ一時保留している紙幣があれば、外部からの収
金信号で収金を指令されるので、位置検知センサ
14に紙幣が検知されていれば、図示しないモー
タを駆動してプーリ4,5等を矢印方向に回転さ
せ、位置検知センサ14で紙幣が検知されなくな
るまで紙幣を搬送した後、駆動部20によりスパ
イラルを3回転以上させて一時保留されている紙
幣をすべて紙幣24の位置に収納する。尚、以上
の制御は紙幣識別機1内の図示しない制御部によ
つて行われる。また、第1図に示した紙幣識別機
1の紙幣一時保留可能枚数は3枚であるが、スパ
イラル19のピツチ数を多くすることによつて一
時保留可能枚数を増加することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このような紙幣識別機を自動販売機
に用いて商品の販売を行う場合、紙幣投入後の返
却に備え、一時保留可能枚数までの紙幣の受入れ
は許可し、それ以上の受入れは禁止する必要があ
る。
しかしながら、このように一時保留可能枚数ま
で紙幣を受入れた後に紙幣の受入れを禁止する制
御を行うだけでは、商品の販売により投入金額の
残額が少なくなつた場合にも紙幣の受入れが禁止
されることになり、顧客は紙幣の追加投入ができ
ないという不都合がある。
本発明は、上述の点に鑑み、一時保留可能枚数
まで紙幣が投入された場合であつても、商品販売
後には紙幣の受入れが許可されるようにすること
により、紙幣の追加投入を可能とした紙幣受入返
却制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するため、第7図
の機能ブロツク図に示すように、投入された紙幣
を所定枚数まで返却可能に一時保留可能な紙幣識
別機1の紙幣受入返却制御装置において、投入さ
れた硬貨および前記紙幣の投入合計金額並びに該
合計金額による商品販売後の残額を記憶する金額
記憶手段311と、前記紙幣の投入枚数を記憶す
る枚数記憶手段312と、前記紙幣識別機1の一
時保留可能枚数を設定する一時保留可能枚数設定
手段370と、前記投入枚数と前記一時保留可能
枚数とを比較する枚数比較手段313と、前記金
額記憶手段311の記憶金額と前記一時保留可能
枚数分の紙幣の金額とを比較する金額比較手段3
14と、前記枚数比較手段313および金額比較
手段314の比較結果に基づいて、投入枚数が一
時保留可能枚数以上であることおよび金額記憶手
段311の記憶金額が一時保留可能枚数分の紙幣
の金額以上であることの両方が成立したときに前
記紙幣の受入れを禁止し、少なくとも一方が成立
しないときに前記紙幣の受入れを許可する紙幣受
入制御手段315とを備えることを特徴としてい
る。
〔作用〕
本発明においては、最初は枚数記憶手段312
に投入枚数の記憶がないので、硬貨の投入の有無
に関係なく一時保留可能枚数まで紙幣の受入れが
許可され、この枚数まで紙幣が投入されると、投
入枚数が一時保留可能枚数以上であることおよび
金額記憶手段311の記憶金額が一時保留可能枚
数分の紙幣の金額以上であることの両方が成立す
るので紙幣の受入れは禁止されるが、その後商品
の販売が行われると、金額記憶手段311の記憶
金額から販売価格が減算されて金額記憶手段31
1にはその残額が記憶されるので、この残額が一
時保留可能枚数分の紙幣の金額以上でなくなる
と、紙幣の受入れが許可される。そして、この受
入れの許可は、金額記憶手段311の記憶金額が
一時保留可能枚数分の紙幣の金額未満である範囲
内で行われるので、紙幣の追加投入がなされて
も、残額が返金不能になることはない。
〔実施例〕
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第2図は紙幣識別機1とこの紙幣識別機1が取
付けられている自動販売機本体30との信号を伝
達する信号線を示したたブロツク図、第3図は本
発明の実施例で第2図に示された自動販売機本体
30のブロツク図、第4図及び第5図は実施例の
動作を示すフローチヤート、第6図は実施例の動
作を示すタイムチヤートである。
第2図において、返金信号Aは、自動販売機本
体30が紙幣の返却を指令するときに、約200m
s送出され、紙幣識別機1ではこの信号で一時保
留している紙幣を1枚返却する。収金信号Bは、
自動販売機本体30が販売終了時等に投入された
紙幣を返却する必要がなくなつたときに、約200
ms送出され、紙幣識別機1ではこの信号で一時
保留している紙幣を全て収納して返却できない状
態とする。禁止信号Cは自動販売機本体30から
送出される信号で、紙幣識別機1はこの信号が送
出されているときには紙幣を受入れない。真券信
号Dは紙幣識別機1で投入された紙幣が真札であ
ると判定したときに約100ms送出され、自動販
売機本体30ではこの信号を受けて投入金額及び
投入された紙幣の投入枚数を演算する。異常信号
Eは紙幣識別機1で紙幣のジヤム等の異常が発生
した場合に送出され、自動販売機本体30ではこ
の信号を受けて異常の表示を行う。エスクロ中信
号Fは紙幣識別機1において紙幣が1枚でも一時
保留されているときに送出され、返却時には紙幣
1枚の返却が終了すると(第1図では紙幣が位置
検知センサー12を通過し終ると)約50msで消
滅する信号で、自動販売機本体30ではこの信号
が送出されていることを確認して返金信号Aを送
出し、この信号の消滅で紙幣1枚の返却を確認し
て減算を行う。
第3図において、31は自動販売機本体30を
制御するマイクロコンピユータ、32は販売する
商品の価格を設定する価格設定スイツチ、33は
客が購入する商品を選択するための選択押釦、3
4は客が選択した商品を搬出する商品搬出装置、
36は投入金額と客が選択した商品の価格との差
額を釣銭として¥10、¥50、¥100、¥500等の硬
貨で払出す釣銭払出装置、35は客が投入した
¥10、¥50、¥100、¥500等の硬貨の真偽を判別
し、正貨であれば金種別のコイン信号をマイクロ
コンピユータ31に送出し、正貨を金種別に振分
けて釣銭払出装置36に収納する硬貨選別装置、
37は1ケタのデジタルスイツチ(0〜9の設定
可)を用い紙幣識別機の紙幣一時保留可能枚数を
設定する枚数設定スイツチ、38は紙幣1枚分の
釣銭用硬貨が釣銭払出装置36にある場合に紙幣
識別機1の一時保留可能枚数+1枚まで受入可能
とし、返却時には紙幣1枚分は硬貨で釣銭払出装
置36から返却するようにすること(以下変則エ
スクロという)を設定するための1ビツトの変則
エスクロ設定スイツチ、39はマイクロコンピユ
ータ31と紙幣識別機1との信号伝達をコネクタ
40を介して行うためのインターフエース回路
で、信号のレベル変換等を行う。このコネクタ4
0を介して伝達される信号は第2図に示したもの
である。
次に動作について説明する。まず、客が硬貨を
投入すると硬貨選別装置35で真偽が判別され、
正貨であればコイン信号が送出されるので、マイ
クロコンピユータ31ではこの信号を検出するこ
とによつて、投入金額及び投入枚数を演算してマ
イクロコンピユータ31内に設けられたRAM内
の投入金額メモリ及び金種別の投入枚数メモリに
記憶する。紙幣の場合も同様で、紙幣識別機1か
ら真券信号Dが送出されるので、マイクロコンピ
ユータ31ではこれに基いて紙幣の額は硬貨の投
入金額と合計し、そして紙幣の投入枚数は硬貨と
は別にそれぞれ投入金額メモリおよび投入枚数メ
モリに記憶する。その後、客によつて選択押釦3
3が押圧されると、マイクロコンピユータ31
は、これを検知して、価格設定スイツチ32に設
定されている価格の選択された商品が販売可能で
あるか否かを、投入金額メモリ、投入枚数メモ
リ、及び釣銭払出装置30内に設けた釣銭筒内に
所定枚数以上の釣銭があるか否かを検出するため
のスイツチの貨幣が投入される直前の状態(投入
金額メモリの内容が零のときの状態)を金種別に
記憶した釣銭有無メモリの内容を参照して投入金
額と選択価格との差額が釣銭として払出し(返
却)可能であれば、選択された商品を商品搬出装
置34から搬出し、投入金額メモリに記憶されて
いる金額から選択された商品の価格を減算して残
額を投入金額メモリに記憶する。さらに、客が再
度選択押釦33を押圧すると同様の動作をくりか
えす。客が残額で購入する意志がない場合には、
硬貨選別装置35に設けた図示しない返却レバー
を操作すると返却信号がマイクロコンピユータ3
1に入力されるので、マイクロコンピユータ31
ではこの信号を検出して、残額を紙幣識別機1お
よび釣銭払出装置36から高額貨幣を優先して返
却する。また、貨幣投入後販売前に返却レバーが
操作されたときも同様である。
ところで、紙幣識別機1の紙幣一時保留枚数に
は限りがあるので、紙幣を無制限に受入れたので
は返却時に返却できなくなつてしまう。そこで、
返却可能な範囲で最大限受入れ可能とし、返却時
には投入金額(残額)を確実に返却するための本
発明の実施例の動作を第4図、第5図及び第6図
に従つて説明する。
第4図は自動販売機本体30の待機状態(販売
動作時又は返却動作時でない状態)において紙幣
の受入れ即ち禁止信号Cを制御する動作のフロー
を示したもので、端子41から始まり端子50で
終る構成である。ここで、紙幣識別機1は¥1000
の紙幣を識別するものとし、まずステツプ42にお
いて、マイクロコンピユータ31内のROMに記
憶されている最高投入金額たとえば¥10000(ここ
で最高投入金額とは投入金額がこの金額以上にな
つた場合に、これ以上の貨幣の投入を禁止するた
めの金額で、マイクロコンピユータ31内の投入
金額メモリの容量および釣銭払出装置36の釣銭
貯留容量等によつて決定される金額である)と
RAM内の投入金額メモリに記憶されている金額
とを比較して投入金額(残額)が最高投入金額以
上でなければステツプ43に進み、投入金額が最高
投入金額以上であればステツプ49に進む。ステツ
プ43では、第3図に示した変則エスクロ設定スイ
ツチ38で変則エスクロが設定されているか否か
をチエツクして、変則エスクロが設定されていれ
ばステツプ44に進み、設定されていなければステ
ツプ45に進む。ステツプ44では、釣銭払出装置3
6内の¥100釣銭筒に10枚以上の釣銭があるか否
かを検出するスイツチの状態を貨幣が投入される
直前に記憶した¥100釣銭有無メモリの状態で
¥100の釣銭が10枚以上あるか否かを判定し、
¥100の釣銭があればステツプ46に進み、¥100の
釣銭がなければステツプ45に進む。ステツプ45で
は、投入枚数メモリに記憶されている紙幣の投入
枚数が枚数設定スイツチ37により設定されてい
る紙幣一時保留可能設定枚数(第1図に示した紙
幣識別機1を使用する場合には3枚)以上である
か否かを判定し、投入枚数が設定枚数以上であれ
ばステツプ47に進み、投入枚数が設定枚数以上で
なければステツプ48に進む。ステツプ46では、投
入枚数メモリに記憶されている紙幣の投入枚数が
枚数設定スイツチ37により設定されている設定
枚数+1枚以上であるか否かを判定し、投入枚数
が設定枚数+1枚以上であればステツプ47に進
み、投入枚数が設定枚数+1枚以上でなければス
テツプ48に進む。ステツプ47では、投入金額メモ
リに記憶されている投入金額(残額)が枚数設定
スイツチ37に設定されている設定枚数分の紙幣
の金額(第1図に示した紙幣識別機であれば
¥1000×3枚=¥3000)以上であるか否かを判定
し、以上であればステツプ49に進み、以上でなけ
ればステツプ48に進む。ステツプ48では第2図に
示した禁止信号Cを紙幣受入許可状態として端子
50で終る。ステツプ49では禁止信号Cを紙幣受
入禁止状態として端子50で終る。
ここで、ステツプ44、45においては、変則エス
クロが設定されているときに¥100の釣銭有無に
より、¥100釣銭有時には紙幣一時保留可能枚数
+¥100硬貨10枚で返却できる紙幣1枚分まで受
入れ可能としたので、安価な一時保留可能枚数の
少ない紙幣識別機でより多数枚の紙幣の受入れを
可能としている。この機能は特に従来から使用さ
れている一時保留可能枚数が1枚の紙幣識別機で
受入枚数を増す(1枚が2枚になる)のに有効で
ある。尚、返却時の動作は後述する。また、ステ
ツプ47においては投入金額(残額)が設定枚数分
の金額以上であるか否かを判定し、以上でなけれ
ばステツプ48で紙幣の受入を許可している。これ
は、1度紙幣が設定枚数まで投入されて投入金額
が設定枚数分の金額以上になつてステツプ49で紙
幣の受入れが禁止されても、販売が行われて残額
が設定枚数分の金額以上でなくなれば再度紙幣の
受入れを可能として紙幣の受入れ枚数を増大した
ものである。この様にして設定枚数分即ち紙幣一
時保留可能枚数分の紙幣は紙幣識別機に一時保留
されているので残額が返却できなくなることはな
い。また、紙幣の投入枚数の計数は全て累積する
必要はなく設定枚数+1枚もしくはこれより多い
所定枚数で停止しておいて投入金額メモリの内容
が零になつた(釣銭払出しが終了した)時点でク
リアすればよい。さらに、紙幣識別機の一時保留
可能な紙幣の枚数分の金額が最高投入金額以上で
ある場合には枚数の設定は不要となる。たとえ
ば、最高投入金額が¥5000であつた場合には枚数
設定スイツチ37で設定される5〜9は第4図で
はどこに設定されていても同じ動作をする。そこ
で、5を無制限設定として6〜9を他の設定項目
の設定に用いることもできる。尚、設定枚数0は
一時保留機能のない紙幣識別機に適用され、変則
エスクロが設定され¥100の釣銭がある場合のみ
1枚の紙幣受入れが可能となる。また、第4図に
示した動作は待機状態において繰り返し実行さ
れ、販売又は返却動作時には第4図の動作に関係
なく紙幣の受入れは禁止される。
次に返却時の動作を第5図に従つて説明する。
第5図は販売後の残額である釣銭の払出し及び販
売が行われないで投入された金額を払出す返金の
動作を示したもので、端子51から始まり端子6
4で終る構成である。まず、ステツプ52におい
て、投入枚数メモリに記憶されている紙幣の投入
枚数が零であるか否か判定し、零であればステツ
プ63に、零でなければステツプ53に進む。ステツ
プ53では投入金額メモリに記憶されている投入金
額(残額)が¥1000以上であるか否かを判定し、
¥1000以上であればステツプ54に、¥1000以上で
なければステツプ62に進む。ステツプ54では紙幣
識別機に紙幣が一時保留されていることを確認す
るために第2図に示したエスクロ中信号Fが送出
されているか否かを判定して、送出されていれば
ステツプ55に、送出されていなければステツプ59
に進む。ステツプ55では第2図に示した返金信号
Aを約200ms送出して紙幣1枚の返却を指令し
ステツプ56に進む。ステツプ56ではエスクロ中信
号Fが消滅したか否かを判定してステツプ55で返
却を指令した紙幣1枚の返却終了を確認してステ
ツプ57に進む。ステツプ57では投入金額(残額)
から紙幣1枚分の¥1000を減算し、減算後の金額
を投入金額メモリに記憶してステツプ58に進む。
ステツプ58では紙幣の投入枚数から1枚を減算
し、減算後の枚数を投入枚数メモリに記憶してス
テツプ52に戻る。ステツプ59ではマイクロコンピ
ユータ31内に設けたタイマをスタートさせステ
ツプ60に進む。ステツプ60では、紙幣1枚返却終
了後まだ一時保留している紙幣がある場合にはエ
スクロ中信号Fは約50ms消滅後再送出されるの
でこの時間より長い所定時間(ここでは約200m
sとしている)が経過したか否かをステツプ59で
スタートしたタイマで判定し、所定時間が経過し
ていればステツプ61に進み、経過していなければ
ステツプ54に戻る。尚、このタイマは最初にステ
ツプ59でスタートさせられた時点から計時を開始
し、以後ステツプ59で再びスタートさせられても
計時内容はクリアされずに累積して計時するもの
である。次に、ステツプ61ではタイマを停止及び
計時内容をクリアしてステツプ62に進む。ステツ
プ62では紙幣識別機に一時保留されている紙幣を
全て返却可能でない状態に収納させるために収金
信号Bを送出してステツプ63に進む。ステツプ63
では投入金額メモリに記憶されている投入金額
(残額)を釣銭払出装置36から払出して端子6
4で終る。
ここで、ステツプ54でエスクロ中信号Fを確認
後ステツプ55で返金信号Aを送出しているのは、
変則エスクロ設定スイツチ37で変則エスクロが
設定されたときに特に必要となるもので、変則エ
スクロの場合には投入された紙幣の全てを一時保
留しているとは限らないので、エスクロ中信号F
で一時保留されている紙幣があることを確認後返
金信号Aを送出している。また、ステツプ60で所
定時間後までエスクロ中信号Fが送出されない場
合には保留されている紙幣がないと判断して、残
額をステツプ63において硬貨で払出している。た
とえば、第1図に示した紙幣識別機1のように一
時保留可能枚数が3枚のもので変則エスクロが設
定され¥100釣銭ありの場合、¥1000紙幣4枚投
入後の返金は¥1000円紙幣3枚と¥100硬貨10枚
で行われる。また、¥1000紙幣3枚投入後の返金
はそのまま¥1000紙幣3枚で行われる。さらに
¥1000紙幣3枚投入後もう1枚の紙幣を投入した
がこの紙幣が偽札と判定されて返却された後、先
に投入した¥1000紙幣3枚分の返金は¥1000紙幣
2枚と¥100硬貨10枚で行われる。これは、一時
保留可能枚数は3枚であるので、4枚目の紙幣が
投入されると、この紙幣の識別を行い、一時保留
するために、1枚目に投入された紙幣は収納され
てしまつて返却できないからである。
次に、以上の一連の動作を第6図のタイムチヤ
ートで説明する。第6図は第2図に示した信号の
タイムチヤートである。ここで紙幣識別機1には
第1図に示したものを用いており変則エスクロは
設定されていないものとする。区分〔〕におい
て¥1000紙幣1枚目が投入されて真札と判定さ
れ、紙幣が位置検知センサー13を通過すると、
真券信号Dが約100ms送出され、エスクロ中信
号Fも送出される。次に、区分〔〕で2枚目の
紙幣が投入されたときも同様に真券信号Dが約
100ms送出される。区分〔〕でも同様に3枚
目の真券信号Dが送出される。このとき、第4図
のステツプ47で投入金額(3枚投入で¥3000)設
定枚数分の金額(設定枚数3枚で¥3000)以上で
あると判定されステツプ49で禁止信号Cを紙幣受
入禁止状態としている。次に区分〔〕で¥500
の商品が販売されたとすると投入金額(残額)は
¥2500となつて第4図のステツプ47で投入金額
(¥2500)は設定枚数分の金額(¥3000)以上で
ないと判定されステツプ48で再び禁止信号Cを紙
幣受入許可状態としている。区分〔〕では客が
返却レバーを操作して残額の返金を要求すると返
却動作に入るため禁止信号Cを紙幣受入禁止状態
としている。区分〔〕から第5図の動作に入
る。区分〔〕では投入金額(残額)が¥2500で
エスクロ中信号Fも送出されているので第5図の
ステツプ55で返金信号Aを約200ms送出して紙
幣1枚の返却を指令し、ステツプ56でエスクロ中
信号Fの消滅により紙幣1枚の返却を確認後減算
(投入金額¥2500→¥1500、投入枚数3枚→2枚)
する。区分〔〕では同様に2枚目の紙幣を返却
し、投入金額、枚数をそれぞれ、¥500、1枚と
して、第5図のステツプ62で収金信号Bを約200
ms送出して、一時保留している残りの1枚の紙
幣の収納を指令し、残額の¥500をステツプ63で
釣銭払出装置36から硬貨で払出して待機状態に
もどり、禁止信号Cを紙幣受入許可状態としてい
る。
尚、上述の実施例においては、変則エスクロ設
定スイツチ38と枚数設定スイツチ37を別々に
設けているが、変則エスクロの機能は一時保留可
能枚数が1枚のものに特に必要とされているの
で、枚数設定スイツチ37の設定値0を一時保留
可能枚数が1枚のものの変則エスクロの設定、1
〜9を変則エスクロでないものの枚数の設定に用
いて変則エスクロ設定スイツチ38を省略しても
よい。
また、第4図において、変則エスクロの場合に
¥100の釣銭の有無により受入枚数を判断してい
るが、釣銭払出装置36に¥500の払出し機能が
あれば、¥500の釣銭の有無を考慮して受入枚数
の判断を行つてもよい。
さらに、紙幣の一時保留可能枚数を設定する枚
数設定スイツチ37は自動販売機本体30に設け
てあるが、紙幣の一時保留可能枚数はどれか1台
の紙幣識別機についてみれば決つた値であるの
で、紙幣識別機からコネクタ等を介して自動販売
機本体30に紙幣一時保留可能枚数信号として入
力させてもよい。このようにすれば自動販売機本
体30に紙幣識別機を接続したときに自動的に枚
数が設定されて誤設定の心配がなくなる。
また、第4図の制御は硬貨についても適用でき
るのはもちろんである。
〔発明の効果〕
以上のような本発明によれば、一時保留可能枚
数まで紙幣が投入された場合であつても、商品販
売後に残額が少なくなつた場合には紙幣の受入れ
が許可されるようにしたので、紙幣の追加投入が
可能となり、いわゆる連続販売が可能な自動販売
機における顧客の使い勝手の向上を図り、販売を
促進することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は3枚の紙幣を一時保留することができ
本発明の実施例に用いる紙幣識別機の構成図、第
2図は本発明の実施例に使用され紙幣識別機とこ
の紙幣識別機が取付けられている自動販売機本体
との信号を伝達する信号線を示したブロツク図、
第3図は本発明の実施例の構成を示すブロツク
図、第4図および第5図は実施例の動作を示すフ
ローチヤート、第6図は実施例の動作を示すタイ
ムチヤート、第7図は本発明の構成を示す機能ブ
ロツク図である。 1……紙幣識別機、2……投入ガイド口、3…
…搬送通路、4,5……プーリ、6……搬送ベル
ト、7,8,9,11……押えローラ、10……
搬送ローラ、12,13,14……位置検知セン
サ、15,16……識別センサ、17,18……
ピンチローラ、19……スパイラル、20……駆
動部、21,22,23……一時保留紙幣、24
……収納紙幣、30……自動販売機本体、31…
…マイクロコンピユータ、32……価格設定スイ
ツチ、33……選択押釦、34……商品搬出装
置、35……硬貨選別装置、36……釣銭払出装
置、37……枚数設定スイツチ、38……変則エ
スクロ設定スイツチ、39……インターフエース
回路、40……コネクタ、311……金額記憶手
段、312……枚数記憶手段、313……枚数比
較手段、314……金額比較手段、315……紙
幣受入制御手段、370……一時保留可能枚数設
定手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 投入された紙幣を所定枚数まで返却可能に一
    時保留可能な紙幣識別機の紙幣受入返却制御装置
    において、投入された硬貨および前記紙幣の投入
    合計金額並びに該合計金額による商品販売後の残
    額を記憶する金額記憶手段と、前記紙幣の投入枚
    数を記憶する枚数記憶手段と、前記紙幣識別機の
    一時保留可能枚数を設定する一時保留可能枚数設
    定手段と、前記投入枚数と前記一時保留可能枚数
    とを比較する枚数比較手段と、前記金額記憶手段
    の記憶金額と前記一時保留可能枚数分の紙幣の金
    額とを比較する金額比較手段と、前記枚数比較手
    段および金額比較手段の比較結果に基づいて、投
    入枚数が一時保留可能枚数以上であることおよび
    金額記憶手段の記憶金額が一時保留可能枚数分の
    紙幣の金額以上であることの両方が成立したとき
    に前記紙幣の受入れを禁止し、少なくとも一方が
    成立しないときに前記紙幣の受入れを許可する紙
    幣受入制御手段とを備えることを特徴とする紙幣
    受入返却制御装置。
JP15978882A 1982-09-14 1982-09-14 紙幣受入返却制御装置 Granted JPS5949687A (ja)

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JPS61109188A (ja) * 1984-10-31 1986-05-27 三洋電機株式会社 紙幣処理装置の制御方式
JP2943354B2 (ja) * 1991-03-05 1999-08-30 富士電機株式会社 紙幣識別機の制御装置
JP4497033B2 (ja) * 2005-06-21 2010-07-07 富士電機リテイルシステムズ株式会社 自動販売機

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