JP2505764Y2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置

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JP2505764Y2
JP2505764Y2 JP1988144050U JP14405088U JP2505764Y2 JP 2505764 Y2 JP2505764 Y2 JP 2505764Y2 JP 1988144050 U JP1988144050 U JP 1988144050U JP 14405088 U JP14405088 U JP 14405088U JP 2505764 Y2 JP2505764 Y2 JP 2505764Y2
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之延 一関
守 中島
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株式会社高見沢サイバネティックス
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は様々な物品を販売する自動販売機に関する。
〔従来の技術〕
通常の自動販売機における硬貨処理装置では、一定額
の準備金を販売開始前に装置にセットしておく事により
この準備金を利用者などの物品購入により必要となる釣
銭に充当するようにし、また利用者による投入硬貨をも
他の利用者への釣銭として活用できるように蓄積し、こ
の両方の機能により装置内の硬貨を常に一定額以上蓄積
することによるいわゆる循環方式をとっている。
また様々な自動販売機の中でも鉄道線の駅などに設置
される切符自動販売機(自動券売機)においては、様々
な行き先に応じた様々な金額の切符をその路線の利用者
に応じて大量にかつ迅速に販売する機能が要請される。
また利用者が使用可能とすべき硬貨金種は国内において
通常流通しているものの内ほぼ全部の金種であることが
要求される。このような理由のため釣銭金としての準備
額は大量に必要となるが、多種類にわたる使用可能硬貨
のすべてを多量にセットできるようにするのは装置内の
容積的問題により困難であることから、最も需要の多い
硬貨金種を一種から二種選択しその金種のみ大量一括補
給が可能となるように形成されている。
さらに近年の切符自動販売機においては、売上額とこ
うした準備金との区別を明確化するためこのような一括
補給部位に計数手段を付加し、どの硬貨が何枚セットさ
れたかが算出出来るように形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この特定金種のみしか補給出来ない構
造の装置は次のような問題を有する。即ち例えば当該切
符自動販売機が千円紙幣の使用が可能なものであって、
大量一括補給が可能な金種が10円硬貨および100円硬貨
であった場合、利用者が千円紙幣を投入し310円の切符
を購入すると、釣銭は690円となるが、この690円という
放出額を構成する金種として最も適切な例は、500円硬
貨1枚・100円硬貨1枚・50円硬貨1枚及び10円硬貨4
枚である。しかしここで500円・50円の両硬貨が利用者
による投入分のみで賄われている場合、装置内のこれら
の硬貨の備蓄がなくなる事がある。その場合100円硬貨
を6枚と10円硬貨を9枚都合15枚の硬貨を放出すること
となる。この15枚もの硬貨を装置が販売機の受け皿に放
出する時間、そして利用者が受け皿からかき集め拾いだ
す手間と時間はまぎれもなくサービスの低下につなが
り、その交通機関全体レベルからみても広義の所要時間
の長期化につながる。また例えば50円硬貨を10円硬貨
で、500円硬貨を100円でというように、放出を行うとい
うことは必然的に10円100円の両金種の備蓄両の減少を
急速に速める事につながるので係員の大量補給を行う回
数を増やさなければならないことにもなる。
しかしここでこうした大量補給部位が設けられていな
い金種をも補給できるようにするにはさらに次のような
課題があった。
それは即ち装置内の硬貨枚数の把握を常に行うという
現在の切符自動販売機では通常実施されている機能を損
なわないためにはすべての硬貨投入補充経路について計
数可能に形成する必要がある。そのためただ単に通路を
設けることは出来ない。また補充タイミングについて
も、利用者の硬貨の処理と混同することなく処理できな
くてはならない。
本考案の目的は、釣銭の放出を出来るだけ適切な金種
によって行える様に、釣銭放出量が比較的少量である金
種の硬貨についても補給を可能とし、更に売上金と準備
金の区別を損なう事のない硬貨処理装置を提供すること
にある。
〔課題を解決する手段〕
そこで、本考案では、この様な大量一括補給金種以外
についての準備金についても補給可能とするための補給
路を設けると共に、補給路に対してシャッタを設けるこ
とにより、利用者の購入動作中にこうした補給が行われ
て利用者に投入金と準備金とが混入することを未然に防
ぐと共に、手補給による準備金としての投入額を明確に
把握できる様にしたものである。そのために、通常の動
作状態(利用者が物品を購入できる状態はこれに含まれ
る)においてシャッタが閉鎖状態にあり、かかる少額補
給金種の補給に当たっては、硬貨処理装置の固定が解か
れ更に所定のスイッチを押下する事によってのみ補給が
可能となるように判断制御手段を設けた。また、さらに
このように手補給された枚数を計数できるように通路の
利用者による投入金の計数部位に導くようにした。
〔作用〕
以上のように構成することにより、大量補給金種以外
についても少量の補給が可能となるため適切な硬貨にて
釣銭を処理できるほか、販売中については硬貨の補給は
為しえないので装置内部に於いて利用者による売上金額
と準備金額が明確に区別される。
〔実施例〕
第7図は鉄道駅などに設置される切符自動販売機(自
動券売機)の一例である。1は筐体で2は利用者が現金
やカードを投入し切符を受け取る接客部である。このな
かに、切符印刷機3、カード処理装置4、紙幣処理装置
5などと共に硬貨処理装置6が備えられている。8は係
員操作部である。第8図は切符自動販売機の側面透視図
で、上方を前記係員操作部8、下方を硬貨金庫14に挟ま
れて前記硬貨処理装置6が引き出し可能に固定されてい
る。(二点鎖線は硬貨処理装置がひきだされた状態を示
す。)9は投入口部、10は利用者によって投入された硬
貨を鑑別する検銭部で、11は鑑別され正硬貨とされた硬
貨を金種毎に分別する選別部、12はこうして投入された
正規硬貨を一時保留する保留部である。13は各硬貨毎に
設けられた釣銭部で、利用者へ適宜釣銭を放出する機能
をもつ。硬貨処理装置はまた引き出しレール15上に固定
されているので引き出し可能で引き出されると引き出し
検知スイッチ18がオフとなる。
第1図は第8図に示した硬貨処理装置のうちの選別部
11付近の詳細図、また第2図は第1図におけるI−I断
面に於ける断面図、第3図は第1図に示した選別部の上
面図である。19は選別板で、各受入硬貨の大きさに基づ
いて上流側(即ち鑑別部10の方向)より小さい順に選別
穴20a・20b・20c……が設けられる。選別板は前述した
如く、若干斜めに取付けられているので選別穴よりも小
径の硬貨が進入してくると前記選別板後方の計数シュー
ト21a・21b・21c……に落下するように形成されてい
る。例えば現在の日本国内に流通する硬貨を対象とした
装置である場合には、前記選別穴20a・20b・20c・20dを
それぞれ50円・100円・10円、500円の順に対応させる。
22a・22b・22c……は選別され計数シュートに落下して
くる硬貨を計数する計数センサである。
以上のべた構造による方式は従来より用いられてお
り、周知技術に属するものである。本考案ではこの選別
部上方につぎのような要素を付加している。
第3図に於いて23a・23dは手補給口で、手補給が必要
な硬貨の種類に応じて設けられる。手補給口23aは選別
穴20aの上方に、手補給口23dは選別穴20dの上方にそれ
ぞれ設け、23aから補給された硬貨は計数シュート21a
へ、23dから補給された硬貨は計数シュート21aへ導かれ
るように形成される。前記手補給口23a・23dの後面には
角孔が設けられここには手補給口シャッタ24a・24dが進
退自在に形成される。即ち、前記手補給口シャッタ24a
・24dは支点軸28a・28dにより軸止されているとともに
ソレノイドリンク26に、連結軸25a・25dを介して連結さ
れている。更に前記ソレノイドリンク26はソレノイド27
に連結されているためこのソレノイド27の励磁によって
前記シャッタ24a・24dは、第4図に示すように前記手補
給口23a・23dを解放するように、また励磁が解かれるこ
とによって復帰スプリング29(第1図に示す)により再
び閉鎖するように形成されている。
第5図は本考案のうち請求項(2)に関する制御ブロ
ック図でSW1は装置引き出し検知スイッチ(即ち18)、S
W3は硬貨処理装置の後部に設けられたシャッタ解除スイ
ッチ(即ち30)、SW2はキップ自動販売機の係員操作部
に設けられた発売中スイッチ(即ち31)である。N1はイ
ンバータ回路、OR・Aはそれぞれオア回路およびアンド
回路である。SOLは第3図におけるソレノイド27を示
す。
以上の構成に基づき、第5図及び第9図の動作フロー
チャート図を参照しながら本考案の動作を順を追って説
明する。
通常時即ち発売中である時は、自動販売機の投入口は
開放されているので利用者が硬貨を投入すると該硬貨は
まず投入口より検銭部10に達し、受入る金種の正貨であ
るかどうかが判定され、そうでない場合は受け皿に返却
される。正貨と判定された硬貨は選別部11に送られ、各
硬貨毎に設けられている選別穴20a・20b・20c……によ
って各計数シュート21a・21b・21c……に導かれる。こ
うして金種毎に分けられた硬貨はセンサ22a・22b・22c
……によって計数された後保留部12に於いて一時保留さ
れる。この状態において、係員により硬貨処理装置が引
き出されると、引き出し検知スイッチ18がオフとなって
発売中止となる。発売中止状態においては投入口は閉鎖
される。また発売中止にならない場合であっても、硬貨
処理装置は投入口より切り離されるのでこの状態では利
用者の投入金が機器内に新たに進入してくる事はない。
この状態において硬貨処理部後面に位置するシャッタ解
除スイッチ30が係員により押下されると、ソレノイド27
が励磁される。
第5図の制御ブロック図を参照して説明すると、装置
の引き出しによりSW1がオフとなるか、若しくは発売中
スイッチSW2がオフされる事によりオアゲートORが出力
されると、この出力はアンドゲートAに達する。この状
態においてシャッタ解除スイッチSW3が押下されオンと
なった場合アンドゲートAには双方の出力が出揃うこと
となりこの状態で初めてソレノイド27に励磁のための出
力が供給される。
これによって前述の構造が作用し手補給口23a・23dが
開放される。係員は開放された手補給口から所定の硬貨
を投入する。このように補給された硬貨は選別穴20a・2
0dを経て計数シュート21a・21dに至り、センサ22a・22d
によって計数される。こうして利用者による投入金と駅
務係員による手補給金とは同一のセンサによって計数さ
れるが、これらを混同してしまうおそれはない。
尚、この実施例では引き出し検知スイッチもしくは発
売中止スイッチのいずれかが押下された場合シャッタ解
除スイッチの押下を有効としているが、必ずしも硬貨処
理装置を引き出さなくても手補給の可能な自動販売機の
例もあり、その場合はシャッタ解除スイッチの有効条件
としては第6図に示すように発売中止状態に移行するス
イッチが押下された場合のみを考えればよく、また逆に
このような発売中止状態に移行するスイッチを有しない
自動販売機の場合は引き出し検知スイッチのみをその条
件とすればよいことはいうまでない。またその場合の目
的・効果は上記の例と同一である。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたような構成および機能を有するの
で自動販売機の利用者に対して釣銭の放出を出来るだけ
適切な金種によって行うことができる。また手補給金額
についても計数による把握が確実に行われるので、自動
販売機内の硬貨枚数を売上金と準備金の両面から把握可
能であるという利点を損なうこともない。さらに手補給
計数の為に用いるセンサを通常時に利用者による投入金
を計数するセンサと兼用している事により機械装置自体
の簡素化と省スペース化が為される。
【図面の簡単な説明】
各図面は本考案の一実施例を示す図であり、第1図は硬
貨処理装置の選別部付近の詳細図、第2図は第1図に於
けるI−I断面に於ける断面図、第3図は選別部の上方
に設けたシャッタ部分を示す上面図、第4図は同シャッ
タ部分の動作状態を示す動作状態説明図、第5図は請求
項(1)の内容に基づく制御ブロック図、第6図は請求
項(2)の内容に基づく制御ブロック図、第7図は、切
符自動販売機の外観図、第8図は切符自動販売機の側面
透視図、第9図は動作のフローチャート図である。 18……引き出し検知スイッチ 19……選別板 20……選別穴 23a,23d……手補給口 24a,24d……手補給口シャッタ 27……ソレノイド 30……シャッタ解除スイッチ 31……発売中スイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機の筐体内に引き出し可能に固定
    され、複数種の硬貨を受入可能であり、利用者によって
    投入された硬貨が、検銭部位・選別部位を経て計数され
    る構造の硬貨処理装置において、 硬貨選別部位上方に位置し、更に上方の外部より所定の
    大きさの硬貨を前記選別部位へ投入可能な硬貨通路と、
    前記硬貨通路の入口に位置するシャッタと、 前記シャッタを解放するシャッタ解除機構と、前記シャ
    ッタ解除機構を動作させる駆動手段と、装置を固定状態
    から引き出し可能とするために装置の固定を解除する固
    定解除機構と、前記固定解除機構が操作され装置が引き
    出された事を検知する装置引き出し検知手段と、シャッ
    タ解除スイッチと、前記装置引き出し検知手段の状態と
    前記シャッタ解除スイッチの状態を比較し装置が引き出
    されている場合にのみシャッタ解除スイッチの押下を有
    効し、前記硬貨通路に投入された硬貨を計数する判断制
    御手段とからなることを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 【請求項2】自動販売機を発売中止とするスイッチが押
    下された場合をも、シャッタ解除スイッチの押下を有効
    にすることを特徴とする請求項(1)記載の硬貨処理装
    置。
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JPH0267474U JPH0267474U (ja) 1990-05-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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