JPS6345014A

JPS6345014A - 缶様容器蓋構成部材のプリフォ−ム法

Info

Publication number: JPS6345014A
Application number: JP61188694A
Authority: JP
Inventors: Kiyokazu Ishiwatari; 喜代和石渡; Ryoji Hamada; 浜田　良次; Osamu Yamada; 修山田
Original assignee: Showa Denko KK
Current assignee: Resonac Holdings Corp
Priority date: 1986-08-13
Filing date: 1986-08-13
Publication date: 1988-02-26
Also published as: EP0256499A2; EP0256499B1; JPH0375018B2; US4965035A; EP0256499A3; DE3788017T2; CA1271605A; DE3788017D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、射出同時成形による、毎極容器すなわち各種
飲料缶や缶詰容器等の缶容器やこれに類したものの、合
成樹脂製蓋の構成部材の前記射出同時成形に先立つプリ
フォーム法に関する。

［従来の技術１上記母株容器類については従来プラスチフクスを主体と
した毎極容器が提案されている（特開昭５２−３９４８
９号公報）。

本発明者はこのプラスチックスを主体とした毎極官憲に
おける蓋を、両面にプラスチックス層奢有する金属箔に
、接着剤により、子じめ射出成形されたプラスチックシ
ートを貼着する従来の接着剤方式に変えて、射出成形方
式により射出成形機の金型内で一体成形する方法につい
て鋭意検討し、数多くの提案をなしてきた（特願昭５８
−９０７４９号、同５８−１２４７５６号、同５９−１
４６９４６号、同５９−１４６９４３号、同５９−１４
６９４４号、同５９−２４８０８２号など）。

当該射出成形方法の例について、第２５図〜第２７図に
従い説明すると、第２５図に示すように両面又は片面に
プラスチック層を有する基材（インサート材）４０をそ
の吸着板４１に吸着したロポー２トの移動シリンダー４
２を移動させて、当該イサート材４０をガイド部材（ス
トリッパープレート）４３内に挿入し、第２６図に示す
ようにメトリー２パープレート４３内にインサート材４
０を固定して位置ずれを防止しつつ、第２７図に示すよ
うに、型締めを行う。

この型締めにより、平板状（二次元形状）のインサート
材４０は第２７図に示すようにその端部が金型（コア型
、受を）４４内で折曲げされ、樹脂流入路４５及びゲー
ト４６を有する金ｆｆ１（キャビティ型、射出型）４７
の当該ゲート４６より溶融樹脂がコア型４４とキャビテ
ィ型４７とで形成されるキャビティ　（型内空間）４８
内に射出され、毎極容器の蓋が得られる。

このような同時成形（一体成形）によれば、■工程数が
短縮され、■成形品は密着強度が高いので、レトルト処
理等において剥離を起こすことがなく、■製品落下強度
が高く又０食品衛生性にも優れた毎極容器蓋を得ること
ができた。

ところで、このような射出成形において、フラットなイ
ンサート材４０を第２７図に示すように型締めし、曲げ
加工して立体形状とする場合、インサート材４０には歪
みを生じる。この歪みは主に謙であり、このように、イ
ンサート材４０をフラットなまま金型に装着するときに
は、不規則なかつ大きな壜が発生する。この場合、イン
サート材を比較的大きなものとすることにより、かかる
問題を若干解消することができるが、そうした場１合に
はパーティングラインでのインサート材の挟み込み等の
トラブルをこんどは生じてしまう。

そして、このようなインサート材に歪みを生じたたもの
について射出成形を行うと、この不均一な歪みの存在に
より成形品に不良を生じてしまう。

後述するように、第１１図はこのようにして射出成形に
より得られた毎極容器蓋（底蓋）の−側底面図を示すが
、同図に示すように、インサート材より成る側壁２３に
射出樹脂が流動してきて、当該側壁に射出樹脂１７０が
付着するという現象が起る。この樹脂周り現象１７０は
特に皺発生部に多く見られる。

当該底蓋は、そのフラップ部とち該側壁との間に、毎極
容器の胴部が嵌合され、当該底蓋が当該胴部に取付られ
、さらに、当該胴部に上蓋を取付けして、毎極容器が構
成される。上蓋も底蓋と同様の構成より成り、また、同
様に射出時成形により製せられる。これら蓋におけるフ
ラー、プ部は前記射出樹脂より成り、毎極容器の胴部も
その表面に熱溶融回部な樹脂層を有する。

これら蓋の胴部への取付けは、一般に、高周波誘導加熱
により樹脂を溶融させるごとにより行われ、インサート
材のＡ立消を発熱させ、当該インサート材の樹脂層をそ
の伝熱により溶融させ胴部に溶着させることにより行わ
れる。

前記のごとく、底蓋の裏面側面に樹脂周りにより樹脂が
付着されている（上蓋も同様のものが起こる）と、上記
のように、Ａ立消を発熱させ、当該側壁の樹脂層を溶融
させるときに、熱量をそれだけ多く必要とするばかりで
なく、高周波加熱時の発熱状態を不規則なものとし、上
記のごとき蓋と胴部との取付においてシールムラを生じ
たり、局部加熱によりＡ立消に切断を生じたりする原因
ともなり、また、胴部内に充填された内容物のリーク（
漏水）不良ともなる。

［発明が解決しようとする問題点１本発明の目的は、かかる従来技術の有する欠をを解消し
た毎極容器蓋を得ることにあり、樹１１￥″１周りを防
止して、高周波誘導加熱時のシーミングトラブルを防止
し、良好なシーミング状態を確保し１食品衛生性が高く
、射出成形性の良い毎極容器蓋を提供することを目的と
する。

本発明の他の目的及び新規な特徴は本明細書の記述及び
添付図面からも明らかになるであろう。

本発明は、熱溶融、可能な樹脂層を両面又は片面に有す
るへリヤー性すなわち酸素、水蒸気等不透過性の基材（
多層基材）を、射出成形金型内にセットし、該多層基材
に熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂組成物を射出して射出
成形によるバリヤー性を備えた合成樹脂製缶様容器蓋を
得るに先立ち、円形の凹部を有する一のプリフォーム金
型（侠暉雌金型群ミ＃）の上面に、該雌金型凹部の直径
よりも大なる直径をもつ平扱状の前記多層基材を載置し
、後述する出語雌金型凹部内への当該多層基材の滑り込
りに際し実質的に当該多層基材を延伸しない程度に当該
多層基材の周端部を当該雌金型の凹部外部に押付けし、
前記雌金型の四部の直径よりも小さな直径の円柱状の他
のプリフォーム金型（耕暉雄金型芒ミ＝呻−）を当該多
層基材に載首して、該雄金型により、出語多層基材を前
記雌金型の凹部内に滑り込ませて、ち該多層基材を実質
的に延伸することなく、射出成形金型に対応したフラッ
プ部を有する立体形状に構成されたプリフォームされた
蓋構成部材を得ることを特徴とする毎極容器蓋構成部材
のプリフォーム法に存する０次に、本発明の方法の一例
を、図面を併用しつつ説明する。

第２図に示すような構成断面を有する多層基材１を第１
ＵＡ中に示紳すように円形に適宜の大きさに打抜する。

この多層基材ｌを、第１図に示≠すような、円形の中空
部（凹部）２を有し、その内周壁面３が平滑な、雌金型
４の上に＠、置した多層基材ｌの周端部を、治具（図示
せず）により、当該雌金型４の凹部２の外部に押付けす
る。

次いで、第１に示すような、円柱状の雄金型５（上面に
　仝Ｖ状平板が取付けられているが図示は省略されてい
る。）により、多層基材ｌを雌金型４の凹部２内にスラ
イドさせる。雄金型５の同壁面６は平滑な面よりなる。

また、雄金型５の直径は、雌金型４の凹部２の直径より
も小さく構成されている。

多層基材ｌの周端部の雌金型４への押付けに又際し丸は、上記スライド（滑り込み）により、当該多層
基材１の特にその中間バリヤー性基材１１を実質的に延
伸しない程度に軽く押圧する。

かかるプリフォーム成形により、実質的に多層基材１を
延伸することなく、第３図に示すような、フラップ部７
と胴壁部８と底部９とを有するコンテナ様のプリフォー
ムされた多層基材（蓋構成部材）１０を得る。

上記フラップ部７は前記図示省略された雄金型上面の平
面板により形成される。

本発明に使用される多層基材ｌを構成するバリヤー性基
材１１の例としては、金属箔、シート、フィルムなどが
挙げられる。

金属箔の代表例としてはアルミニウム箔（以下単にアル
ミ箔という）が挙げられ、本発明は、特に、このアルミ
箔をガスバリヤ−性基材として成る毎極容器蓋に係るも
のである。その他ガスバリヤー性基材の例としては、エ
チレン酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等のシート、
フィルム等が挙げられる。

上記のごとき、コンテナ様の多層基材１０を製造する場
合、多層基材１の周端部を支持台にクランプしておき、
当該多層基材１に上方向から圧を加え該基材ｌを下方向
に延伸（引伸）することにより、第３図に示すようなコ
ンテナ様の多層基材１０を形成することは可能である。

しかし、この方法では多層フィルムを延伸することから
、当該基材中のＡｎ箔の厚味が不均一となるばかりでな
く、ピンホールやクラブキングが生じ易い。

本発明者らは毎極容器蓋の形成に際し、第２５図〜第２
７図しこ示すようなフラットインサートにおける不規則
な大きなシワの発生を防止し、シーミング性を向上させ
るなどを意図して、予じめ、多層基材をプリフォームす
ることを検討したが、上記絞り加工による方法では、７
〜６０μ程度の薄肉金属箔をガスバリヤ−性基材とした
場合、延伸倍率が１．８倍程度以上で既にクラッキング
が発生してしまい、これでは毎極容器としてのバリヤー
性を低下させ、高周波誘導加熱による発熱状態を不均一
なものとし、シーミングトラブルの因ともなる事が判っ
た。一方、当該金属箔の厚みを７０ｇ以上とした場合、
延伸倍率は向上するが、コストが大巾にかかり、本発明
の対象とするような毎極容器の上蓋の開口において問題
を生じる。

本発明のごとき、上記プリフォーム成形によれば、７〜
６０．程度のガス／ヘリャー性基材（Ａ文治）の使用も
可能であり、また、絞り加工と異なり、実質的に延伸す
ることなくプリフォーム物を得ることができ、厚味も均
一なものとすることができる。

当該延伸倍率は、１．０〜１．８倍の低咥伸倍率でよい
。

このようにガスバリヤ−性基材を薄肉のものとすること
により、開封性も容易で、完全焼却が可能となり、また
、焼却カロリーも５０００〜６０００ＫＣａ文／ｋｇに
低下させ、缶公害の問題に対処できる。

多層基材ｌは、このガスバリヤ−性基材１１の両面また
は片面に熱溶融接合可使な樹脂層（以下第１の樹脂層と
いう）１２．１３を有する。第２図に示す実施例では両
面にこの第１の樹脂層が形成された例を示しである。

本発明に係る毎極容器蓋は、前述したように、毎極容器
の胴部に取付けられる。この胴部も前述のように同様の
樹脂層表面を有するようなものが使用される。

蓋の胴部に対する取付側の第１の樹脂層を内層１２とし
、一方、後述するように、当該プリフォームされた多層
基材１０に射出成形などにより積層される樹脂層（以下
第２の樹脂層という）と熱融着される側の第１の樹脂層
を外層１３とすると、本発明に係る多層基材ｌとしては
、上記実施例に示すように、内外層１２゜１３が形成さ
れていることが好ましい、この外層１３の存在により、
上記第２の樹脂層（射出樹脂層）との熱融着によって、
密着性の高い蓋を形成することができる。もっとも、外
層１３を省略することもできる。

上記第１の樹脂層を構成する樹脂としては、熱により溶
融する樹脂、代表的には熱可塑性合成樹脂が使用される
。

内外層１２．１３とも同一の樹脂により構成されていて
もよいし、異なった樹脂により構成されていてもよい。

第１の樹脂層１２．１３をガスバリヤ−性基材１１に形
成する場合、接着剤あるいはフィルム状のホットメルト
接着剤などの接着剤樹脂層を介して又は介さずに形成す
ることができる。

第１の樹脂層の厚みは、片面で１００ＩＬ以下であるこ
とが好ましい。

本発明に係るプリフォームされた蓋構成部材１０は、第
１図に示すような二次元（フラット）形状の多層基材ｌ
から、蓋の落し深さに対応して、第３６に示すような三
次元（立体）形状にプリフォームされる。

なお、上記プリフォームに際し、第１図で例示したよう
な、同盟状の打抜き多層基材１１、プリフォーム型４に
スライドさせる方法であれば、機械又は油圧プレス装置
などにより行ってもよい。

次に、射出成形工程について説明する。

第４図に示すように、プリフォームされた蓋構成部１０
を、射出成形金車の雌モールド１４部分に取り付け、ゲ
ート１５を有する金型１６をｍ５図に示すように型締め
し、当該金型１６のゲート１５から射出成形材料１７を
射出すると、当該成形材料１７と当該蓋構成部材１０の
相対する面が溶着され、第６図に示すような、構成断面
を有する毎極容器蓋１８が形成される。

上記のように、蓋構成部材を１をプリフォームし、フラ
ップ部７をもたせると、金型１６の壁面［第５図参照］
に衝突し、大部分の射出成形材料１７が第７図に示すよ
うに当該蓋構改部材１０の胴壁部８方向にモ行に論動し
て、樹脂周りの防止された蓋が形成される。

第８図は当該蓋の底面図であり、樹脂周りがなく、底側
側面１９には樹脂付着がない。

これに対し、第９Ａ図は、予じめプリフォームをしてい
ない第２５図〜第２７図に示すようなフラットインサー
ト成形方法による毎極容器蓋２０の断面図で、第９Ｂ図
に示すように、多層基材２１にフラップ部を有していな
いので、射出成形材料１７が、同図矢標２２で示すよう
に側壁２３に周り込み、当該側壁２３に射出成形材料１
７を付着させる。

当該フラットイサート成形では、型締め時、多層基材２
１に第１０図に示すような不規則なかつ大きな皺が発生
し、特に、かかる雄部２４において、樹脂周りが起こり
易い。

第１１図は、かかるフラットインサート成形による毎極
容器蓋２０の底面図で、側壁２３に、樹脂周りによる射
出成形材料１７０の付着が起こり易い、底蓋でも上蓋で
も同様である。

また、このフラットインサート成形では、ストリッパー
プレートにインサート材を固定し、インサート成形する
ので、当該インサート材のスプリング・パックが起こり
易いのに対し、予じめプリフォームしておくことにより
、かかるスプリング・バッグが防止され、保形性の改良
により、射出成形金型への装着も良くなる。

本発明において、より一暦、金型への装着性を向上させ
るには、第４図および第５図に示すように、一方の金型
から、真空吸引２５することがよく、かかるプリフォー
ムにより、より一層バキューム固定が容易となる。

次に、第１２図は、本発明による第８図に示すような毎
極当該容器蓋の引神図を示し、このものは毎極容器の底
蓋２６を示し、上蓋と同様に毎極容器の胴部に取付けら
れる。

第１３図は、同様の上蓋の例を示す平面図、第１４図は
第１３図Ｉ−Ｉ線断面図、第１５図は蓋開口のためのリ
ブを取除いた平面図、また、第１６図は第１５図ＩＩ　
−ＩＩ線断面図である。該上蓋１８は、プリフォームさ
れた蓋構成部材１０上に、射出樹脂１７が第１層されて
いる。当該蓋１８のフランジ部２７内側の蓋本体部２８
には、多層基材の露出した部分である切欠部２９が設け
られている。

切欠部２９は楕円形状に帯状に形成されている例が図示
されている０円形など曲線形状を有することが好ましい
。

この切欠部２９に沿って、後述のごとく蓋は開口される
。

該切欠部２９の内側にはリブ３０を取付するリブ取付部
３１を有する。リブ３０の取付けは、例えば、リブ取付
部３１の端部に、第１６゛図に示すように、ポス３２を
立設して行うことができる。

第１７図は当該リブ３０の平面図の一例で、リブ３０の
端部には同図に示すように孔３３が穿設されている。

第１８図および第１９図はポス３２・＼のリブ３０の取
付図で、リブ３０をその孔３３を利用してポス３２に取
付する。第１９図はリブ３０の孔３３より突出したポス
３２のヘッド部３４を、高周波加熱により溶融させ、も
ってリブ３０をリブ取付部３１に取付する例を示す、し
かし、この場合、リブ３０の孔３３の部分にポス３２の
へ一、ド部３４が盛り上り、外観を悪くしたりするので
、第１８図に示すように、ポス３２の径やリブ３０の孔
径を調節して、リブ３０の孔３３内にポス３２のへ−２
ド部３４が充填され、リブ３０の上面とボス３２玉面と
が同一平面上に位置するようにするとよい。

当該７ｉ１８１こは、当該リブ３０の取付部３１内側に
、切欠部２９と多層基材の露出した部分３５を設ける。

次に、本発明の毎極容器上の蓋の他の例を説明する。

第２０図は当該上蓋の他の例を示す平面図、第２１図は
第２０図ＩＶＩＶ線断面図である。

本発明はかかる上蓋１８にも適用することができる。

この蓋１８’においては、前記実施例と異なり、射出樹
脂よりなるリブ３６が多層基材ｌＯ上に印刷インキ層３
７を介して積層されている。

すなわち、この上蓋１８′は、前記と同様に多層系村上
に射出成形により射出樹脂１７が積層される。

このＭ１８′では溝３８に指先を入れ、昌該リブ３６を
持上げし、切欠部２９′に沿って蓋を！５ＩｌＯするよ
うになっている。

この場合、前記射出成形によるので、多層基材１０と射
出樹脂よりなるリブ３６とが強固にに着してしまい′Ａ
雌が難しくなることがある。

そこで、上記印刷インキ層のごとき、当該多層基材１０
とリブ３６との易剥離性を目的とした処理層３７を設け
たりしている。

しかし、かかる印刷インキの塗布は煩雑で　　。

あったりする。

この点適１３〜１６図に示すように、当該処理層３７を
設けないで、多層基材の露出した部分３５とすることに
より、かかる印刷インキなどによる易剥離処理を省略で
きるし、また、かかる多層基材の露出した部分３５を設
けることにより、毎極容器を構成した場合の落缶強度を
向上させることができる。

次に、前記第１３〜第１６図に示す昌該蓋１８の開口例
を説明すると、リブ３０の取付側に対する反対側一端部
を指で持上げすると、切欠部２９に沿って当該毎極容器
Ｍ１８の開口が行われるようになっている。

第２２図は開口後の当該蓋１８の平面図で、第２３図は
第２２図■−Ｖ線断面図であり、同図に示すように、切
欠部２９に沿って蓋１８がり８０され、取付部３１、そ
の下部の多層基材部分および取付部３１内側の多層基材
の露出した部分（多層基材）３５も当該開口により除去
されていることがわかる。

取付部３１はリブ３０を取付する他、このような開口に
際し、取付られたリブ３０の持上げに伴ない当該取付部
３１に密着したその下部の多層基材部分を持上げし、蓋
開口に必要な多層基材の切断をはたすことができる。

本発明に使用される上記射出樹脂には各種のものが使用
できるが、合成樹脂例えばレトルト殺閏時の高温に対し
、秀れた耐熱性を有するポリプロピレン、エチレンポリ
プロピレン共重合体等のポリオレフィン系合成樹脂が例
示される。

射出樹脂に無機質充填材を混合してもよい。

無機質充填材を混合することにより、次のごとき利点が
ある。

■　毎極容器の寸法安定性が向上し、収縮率が低下し有
利となる。

・粉　′Ｍ熱性が向上し、熱変形温度が上昇し、レトル
ト上有利となる。

ｔ■　燃焼カロリーが低下し、焼却炉などをいためず、
公害防止上有利となる。

■　剛性をもたせることができ、商品の流通上有利とな
る。

■　熱伝導が良好となり、レトルト上有利となる・、Φ
　コストを低減できる。

無機質充填材としては、一般に合成樹脂およびゴムの分
野において広く使われているものであればよい、これら
の無機質充填剤としては、食品衛生性が良く、酸素およ
び水と厘応しない無機化合物であり、混練時および成形
時において分解しないものが好んで用いられる。該無機
質充填剤の例としては、金属の酸化物、その水和物（水
酸化物）、硫酸塩、炭酸、ケイ酸塩のごとき化合物、こ
れらの複塩ならびにこれらの混合物に大別される。該無
機質充填剤の代表例としては、酸化アルミニウム（アル
ミナ）、その水和物、水酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム（マグネシア）、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛（
亜鉛華）、鉛丹および鉛白のごとき鉛の酸化物、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム
、ホワイトカーボン、アスベスト、マイカ、タルク、ガ
ラス繊維、ガラス粉末、ガラスピーズ、クレー、ケイソ
ウ土、シリカ、ワラストナイト、酸化鉄、酸化アンチモ
ン、酸化チタン（チタニア）、リトポン、軽石粉、硫酸
アルミニウム（石骨など）、ケイサンジルコニウム、酸
化ジルコニウム、炭酸バリウム、ドロブイト、二硫化モ
リブデンおよび砂鉄があげられる。これらの無機質充填
剤のうち、粉末状のものはその径が２０ミクロン以下（
好適にはｌ（ｌクロン以下）のものが好ましい。

また繊維状のものでは、径が１〜５００ミクロン（好適
には１〜３００ミクロン）であり、長さが０．１〜６ｍ
ｍ（好適にはｏ、ｔ　〜５　ｍｍ）のものが望ましい、
さらに、平板状のものは径が３０ミクロン以下（好適に
は１０ミクロン以下）のものが好ましい、これらの無機
充填剤のうち、特に平板状（フレーク状）のものおよび
粉末状のものが好適である。

その他射出樹脂に顔料など各種添加剤を添加してもよい
。

第２４図は、上蓋１８および底Ｍ２６をＩｒｉ部３９に
取付けし毎極容器を構成して成る一例斜視図で、当該胴
部３９内には缶内容物が充填後、要すればレトルト処理
を行なって、商品の物流過程に乗せられる。

毎極容器の主な用途はスープ缶、各種飲料缶などがある
。

［発明の効果１（１）本発明によれば、蓋の胴部への高周波誘導加熱な
どによる取付けにおいて、そのシーミングトラブルの原
因となる樹脂周りや多轡基材中の金属箔などのガスバリ
ヤ−性基材の切断を防止し、周方向に均一な加熱状態を
保持できるので、安定なシーミング作業が行うことがで
きた。

（２）本発明によれば、ガスバリヤ−性基材の切断がな
く、安定なシーミングが行なえるので、食品衛生性の高
い毎極容器を得ることができた。

また、樹脂周りがないことから、食品内容物がそれと接
触することがなく、この面からも食品衛生性の高いもの
とすることができた。特に、射出樹脂に顔料や充填剤な
どを混入する時に有利である。

（３）本発明によれば、予じめ、多層基材をプリフォー
ムすることにより、射出成形金型への装着が安定し、射
出成形工程での歩留が向上した。

（４）本発明によれば、低延伸倍率でのプリフォームが
可撓で、結果として薄肉金属箔の使用が可能となり、経
済的コスト面で有利となった他、蓋のイージーオープン
性という面においても有利となった。

（５）本発明では与しめプリフォームし、フラップ部を
もった形状としているので、フランジ部の天面において
も胴部との溶着が行われ、シール性の向上した、長期間
の保存に耐え得る毎極容器とすることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプリフォーム工程の説明図で、第２図
は本発明に使用される多層基材の一例断面図、第３図は
プリフォーム工程後のプリフォーム物の斜視図、第４図
〜第６図は本発明に係る毎極容器の蓋の製造工程の説明
図で、第４図は型締め前工程、第５図は型締め工程、第
６図は成形品の断面図、第７図は本発明の実施例を示す
蓋の要部断面図、第８図は本発明による蓋の底面図、第
９Ａ図は従来例を示す蓋の断底面図、第１２図は底蓋の
一例斜視図、第１３図は本発明のによる蓋の一例を示す
平面図、第１４図は第１３図Ｉ−Ｉ線断面図、第１５図
は第１３図において蓋のリブを取去った平面図、第１６
図は第１５図ＩＩ　−ＩＩ線断面図、第１７図はリブの
平面図、第１８図および第１９図はそれぞれ第１７図［
Ｉ−［線に沿うリブの取付説明断面図、第２０図は本発
明による蓋の他の実施例を示す平面図、第２１図は第２
０図ＴＶ−ＩＶ線断面図、第２２図は蓋の開口後平面図
、第２３図は第２２図Ｖ−Ｖ線断面図、第２４図は毎極
容器の一例斜視図、第２５図〜第２７図は従来工程の説
明図で、第２５図はインサート工程、第２６図は型締め
前工程、第２７図は覆締め工程を示す。１・・多層基材２・・プリフォーム金型（雌金型）の凹部３　＠　＃　
　　／／　　　　／／　　　　／／　　　の内周壁面４
・φプリフォーム金型（雌金型）５　　＊　　　＋＋　　　　　　　　／／　　　　　　
　　　　／／　　　　　（Ｚ譲ｒ冷〜）６・φ　　ｌ〆
　　　／ｌ　　　　／／　　　の周壁７・φフラップ部８・・胴壁部９１底部１０−・プリフォームされた蓋構成部材１１・拳バリヤ
ー性基材１２・・熱溶融回部な樹脂層１３・ｅ　　　／／　　　　ｔｔ１４・・射出成型金型１６＊＊　　／／　　　／／１７・・射出成形材料（熱可塑性樹脂およびその組成物
）１８・・合成樹脂製缶様容器蓋特許出願人　　昭和電工株式会社代理人弁理士　　佐　藤　良　博第１図第７図第８図第９Ａ図　　　　　　　　　　　　第９８図第１０ｉ第１１図第１２図第１３図第１４図第１５図第１６図第１７図ｍ− 第２０図第２１図第２２図第２３図第２４図第２５図第２６図９゜第２７図 ’＋５

Claims

【特許請求の範囲】

熱接着可能な合成樹脂層を両面又は片面に有するガス不
透過性（以下バリヤー性という）の基材（以下多層基材
という）を、射出成形金型内にセットして、該多層基材
に熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂組成物を射出して射出
成形によるバリヤー性を備えた合成樹脂製缶様容器蓋を
得るに先立ち、円形の凹部を有する一のプリフォーム金
型（以下雌金型という）の上面に、該雌金型凹部の直径
よりも大なる直径をもつ平板状の前記多層基材を載置し
、後述する当該雌金型凹部内への当該多層基材の滑り込
りに際し実質的に当該多層基材を延伸しない程度に当該
多層基材の周端部を当該雌金型の凹部外部に押付けし、
前記雌金型の凹部の直径よりも小さな直径の円柱状の他
のプリフォーム金型（以下雄金型という）を当該多層基
材に載置して、該雄金型により、当該多層基材を前記雌
金型の凹部内に滑り込ませて、当該多層基材を実質的に
延伸することなく、射出成形金型に対応したフラップ部
を有する立体形状に構成されたプリフォームされた蓋構
成部材を得ることを特徴とする缶様容器蓋構成部材のプ
リフォーム法。