JPS61287539A

JPS61287539A - 缶様容器蓋

Info

Publication number: JPS61287539A
Application number: JP12516685A
Authority: JP
Inventors: 乙彦宮内; 今井　光男; 四ツ柳　淳二
Original assignee: Showa Denko KK
Current assignee: Resonac Holdings Corp
Priority date: 1985-06-11
Filing date: 1985-06-11
Publication date: 1986-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は皆様容器すなわち各種飲料缶や缶詰容器等の缶
容器やこれに類したものの、蓋に関する。

〔従来の技術〕

従来、ポリプロピレン／Ａ／箔／ポリプロピレン／紙よ
シ成る皆様容器や鋼材を用いた皆様容器（スチール缶）
等の皆様容器の蓋部において。

予じめ１缶内容物を外部に取り出すことのできる開口を
蓋部材に設けておき、該部材上のシール部材を剥がすこ
とによりイージーオープン可能としたものが開発されて
いる。

かかる開口を有する蓋部材を、内側材料ポリオレフィン
（ＰＯ）　／　Ａｊ箔／ｐｏ構成とし、その外層材をリ
ジン）ＰＯ層とする場合の当該開口を有する蓋部材の形
成方法として、一般に１次のような二通りの方法がある
。すなわち、その方法の一つは、内側材料（ＰＯ／　ｈ
ｚ箔／ＰＯ）　　と外層材とを、予じめそれぞれに開口
を設け、開口の端縁を正確に位置合せして、接着剤によ
る後貼りの方法により貼合せる方法である。

もう一方の方法は１両者を貼合せた後に、開口を打抜き
により形成して当該蓋部材を形成する方法である。

しかるに、前者は正確な位置合せが畦しく。

大量の不良品が発生し、商品化が難しいという難点があ
る。また、後者は、厚いプラスチック層を打抜くため生
産性が劣り、これ又商品化が難しいという難点がある。

さらに、いずれの場合も、開口断面が缶内容物と接触し
、その耐着等により食品衛生上好ましくなく、また、蓋
部材形成に使用された接着剤が缶内容物（食品）に付着
し、と７″ｌまた１食品衛生上好ましくないという難点
がある。またバリヤー性を欠如するというきらいもある
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、開口断面が缶内容物と接触することの
ない１食品衛生性の高い皆様容器蓋を提供することにあ
る。

本発明の他の目的は１局い生産性と精度の良い開口部を
もち、バリヤー性に優れた皆様容器蓋を提供することに
ある。

本発明のさらに他の目的は１缶切シ等の補助道具なくし
て開封できるようなイージーオープン可能な皆様容器蓋
を提供することを目的とする。

本発明のさらに他の目的は、以下の記述および鑑附図面
からも明らかになるであろう。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は熱ｍ融可能な樹脂層を両面又は片袖に有する酸
素、水蒸気尋不透過性の金Ｉｆ４箔、シート、フィルム
等の基材すなわち、多１−基材を射出成形金型内に固定
し、該多層基材−ｔに熱可ｆｆｉ性樹脂又は熱可塑性樹
脂組成物（射出成形材料）を射出して成る、缶様容器の
胴部に取り付ける蓋において、缶様容器内の内容物を当
該容器外に取り出すことができるとともとに、多層基材
の断面が前記内容物と接触しないよう当該断面を前記射
出成形材料により液種してなる開口を有し、かつ、前記
開口全シール部材により？Ｊ　ａして成るか、又は当該
シール部材に加えてキャップを取り付けして成ることを
特徴とする皆様容器蓋に存する。

〔実施例〕

次に、本発明を、実施例を示す図面に基づいて説明する
。

第１図は１本発明の実施例を示す皆様容器蓋の断面図を
示し、第１図に示すように、多層基材３の断面９を被覆
して、当該多層基材３上に射出成形材料よりなる樹脂層
２が核層され、開口４を被覆して、当該樹脂層２上にシ
ール部材１が取付けられている。

かかる皆様容器蓋８の製法例の一例について。

本発明考らが知見した方法を第２図及びｉ＠３図により
説明するに、予じめ、目的の開口よりも小さめの開口を
穿設した適当な大きさの多層基材３金準備し、当該多層
基材３の開口が金型５の凸部５０に位置するように、多
層基材５ｔ−金型５に、ロボットなどの手段により、第
２図に示すようにセットする。シール部材については、
後述するように。

射出成形材料を射出後に貼着してもよいが、当該射出前
に予じめ金型にセットしておくと、後にシール部材を貼
着する作業が省略され１作業時間の短縮等になり好まし
い。シール部材は。

第２図にて、金型５の凸部５０表面に付着させておいて
もよいが、第２図に示すように金型６の凹部６′内表面
にロボット等の手段によりセットしておくと、その位置
が正確になり好ましい。

次に、金型６を移動させ、第３図に示すように、型締め
し、金型６のゲート７からキャビティ内に射出成形材料
２を射出成形する主要工程を経て、第１図に示すような
皆様容器蓋８が得られる。

上記において、金型６の表面に第２図に示すように、突
起６０を突設すると良い。かかる突起６０の存在により
、多層基材５の表面に沿い。

射出成形材料２が多層基材開口側に向けて良好にかつ均
一に流動し、また、多層基材５の開口側端部が当該材料
２流動の際に１メクレ１、そのＦｒ面が当該材料２よシ
内側に露出すること全防止し、バリヤー性を向上し得る
ことが判った。

その際、同様の理由から、当該突起６０は。

第５図にも示すように、金型６の凸部５０の側面に当接
Ｅ−ている多層基材６の断面９よシも低い位置にくるよ
うに突設し、かつ、多層基材６の開口近傍に位置するよ
うに設けると良いことも判った。

尚第２図及び第３図では、一点ゲートにより射出する例
を示したが、多点ゲートによることが好ましい。

次に、第４図に示す１本発明缶様谷器蓋の他の例を欧明
する＠この皆様容器蓋は、シール部材１により、開口４を被覆
した上で、さらに、筒状部１０の外表面に鍔（図示せず
）を切り、該筒状部１０に。

その内周面に溝（凹状）が刻設されたキャップ１１を取
付けて成る。

同様に、第５図及び第６図は本発明の他の実施例を示す
皆様容器蓋を図示したもので、第５図は当該蓋の平面図
、第６図は第５図１−１線断面図である。ここに図示し
た蓋は、シール部材１を粘着剤１２により貼着した例を
示す。

次に、第７図及び第８図に示す本発明の他の実施例につ
いて説明する。第７図は当該蓋の平面図、第８図は第７
図１−１線に粘り断面図を示す。この蓋は、第４図に示
すようなキャップ１１を取付けてなるものにおいて、当
該キャップ１１にブリッジｉｔ　１０！ｃ延在させ、こ
のブリッジ部１１０の端部を樹脂層２上に固層しておき
、キャップ１１を取脱したときに、キャップ１１がなく
ならないようにした例を示す。

本発明母株容器蓋は、第１図に示すように。

母株容器の胴部１３に取付ちれ１例えば、第９図に示す
ように、丸缶蓋として構成される。尚第９図にて、１４
は当該容器の底部金示し、胴部１Ｓ内には缶詰やスープ
等の食料品や清涼飲料などがレトルト殺菌等を経て、充
填収納され商品の物流過程に乗せられる。

本発明に使用される多層基材３を構成する基材１５（第
６図）の例としては、雀属箔、シート、フィルム等が挙
げられる。これら基材１５は、酸素、水等不透過性（以
下ガスノ（リヤー性という）であることが必要である。

金属箔の代表例としてはアルイニウム陥（以下単にアル
ミ箔という）が挙けられ、本発明は、特に、このアルミ
箔をガスバリヤ−性基材として成る皆様容器蓋に係るも
のである。その他ガスノ（リヤー性基材の例としては、
エチレン酢酸ビニル共重合体のクン化物、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等のシート
、フィルム等が挙げられる。

本発明に使用される多層基材３は上記ガスノ（リヤー性
基材の両面若しくは片面に樹脂層（以下第１の樹ＢＦｆ
層という）、即ち熱溶融可能な樹脂層１６．１７（第６
図）が形成されたものである。

第１の樹脂層１６．１７はガスツクリヤー性基材１５の
両面に形成すればよいが、多層基Ｉ３上に積層される射
出成形材料による層（以下、第２の樹脂層という）２と
溶着される側の第１の樹脂層（外層）１６を省略するこ
ともできる・ガスバリヤ−性基材１５両面に第１の樹脂
層１６．１７が形成された場合の第１の樹脂層は、その
外層１６が第２の樹脂層２と熱融着し、密着性の高い蓋
を形成し、他方の第１の樹脂層（内層）１７が容器の胴
部１３と熱融着し、蓋を胴部に冠着する。

一方、片面（内側）にのみ第１の樹脂層が形成されたガ
スバリヤ−性基材１５の場合は、尚該基材上（外面）に
直接第２の樹脂層２が積層され、下面（内面）に第１の
樹脂層１７が熱溶着され、蓋が胴部に冠着される。

上記第１の樹脂層１６．１７を構成する樹脂としては、
熱により溶融する樹脂、代表的には熱可塑性合成樹脂が
使用される。第１の樹脂層をガスバリヤ−基材に形成（
積層）する場合、接着剤あるいはフィルム状のホットメ
ルト接着剤等の接着樹脂層を介して又は介感ずに積層す
ることができる。

本発明においては、易開封性、製品とした場合の落下強
度、破缶強度、インサート成形時の破断強度との関連で
上記多層基材を構成する第１の樹脂層厚は片面で１００
μ以下であること、アルミ箔などのガスバリヤ−性基・
劇は５０μ以下、好ましくは９〜３０μであることが望
ましい。欠本発明においては多層基材の厚味特に金属箔
例えばアルｔｍの厚味を選択することにより完全に焼却
することができる。近年缶公害の問題が提起されている
が、アルミ箔の厚味や多層基材の樹脂材料等を検討する
ことにより完全焼却が可能となシ缶公害の問題に対処で
きる。

又燃焼カロリーも５０００〜８０００　Ｋｃｈｌ／ｋｇ
に低下させ缶公害の問題を解決することもできる。

本発明に使用される第２の樹脂層（射出成形材料）とし
ては、熱可塑性樹脂が使用される。

また、無機質充填剤などの添加剤を混合して熱可塑性樹
脂組成物として使用してもよい。

無機質充填剤を混合することにより、次のごとき利点が
ある。

■　母機容器（母株容器蓋）の寸法安定性が向止し、収
縮率が低下し、蓋を容器に取付ける場合に有利となる。

■　耐熱性が向止し、熱変形温度が上昇し、レトルト上
有利となる。

■　燃焼カロリーが低下し、燃焼炉などをいためす、公
害防止上有利とＡる。

■　剛性をもたせることができ、商品の流通上有利とな
る。

■　熱伝導が良好となシ、レトルト上有利となる。

■　コストを低減できる。

無機質充填剤としては、一般に合成樹脂およびゴムの分
野において広く使われているものであればよい。これら
の無機質充填剤としては、食品衛生性が艮く、酸素およ
び水と反応しない無機化合物であシ、混練時および成形
時において分解し表いものが好んで用いられる。紋無機
質充填剤の例としては、金属の酸化物、その水和物（水
酸化物）、［Ｗ＃塩、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき化合物
、これらの複塩ならびにこれらの混合物に大別される。

＃無機質充填剤の代表例としては、酸化アルミニウム（
アルンナ）、その水和物、水酸化カルシウム、酸化マグ
ネシウム（マグネシア）、水酸化マグネシウム、酸化亜
鉛（亜鉛華）、鉛丹および鉛白のごとき鉛の酸化物、炭
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシ
ウム、ホワイトカーボン、７ｘベスト、マイカ、メルク
、ガラス繊維、ガラス粉末、ガラスピーズ、クレー、ケ
イソウ士、シリカ、ワラストナイト、酸化鉄、酸化アン
チモン、酸化チタン（チタニア）、リトポン、軽石粉、
硫酸アルミニウム（石膏など）、ケイサンジルコニウム
、酸化ジルコニウム、脚酸バリウム、ドロマイト、二硫
化モリブデンおよび砂鉄がめげられる。これらの無機質
充填剤のうち、粉末状のものはその径が２０ミクロン以
下（好適には１０ミクロン以下）のものが好ましい。

また繊維状のものでは、径が１〜５００ンク四ン（好適
には１〜３００ミクロン）であ）、長さが０．１〜６闘
（好適には０．１〜５關）のものが望ましい。さらに、
平板状のものは径が５０Ｚクロン以下（好適には１０ミ
クロン以下）のものが好ましい。これらの無機質充填剤
のうち、特に平板状頁フレーク状）のものおよび粉末状
のものが好適である。

本発明に使用されるシール部材１の摘成断面例′ｅ第１
０図に示す。

本発明シール部材１は、当該シール部材１を剥離し、蓋
を開封できるような剛性を備えているものであれば、各
種のものが使用でき、特に制限はないが、第１０図にも
示すような、金属箔１８を有し、この両面に樹脂層１９
．２０が積層されたようなものが好オしい。金Ｊｉ４箔
１８の例としては、前記基材１５と同様のものがあげら
れる。

樹脂層２０が、射出樹脂２と接着される場合、浩該樹脂
層２０を、例えばポリプロピレンとポリエチ□レン５０
：５０の比率から成る樹脂によ多構成すると、イージオ
ーブンの蓋を得ることができる。樹脂層１９は例えばポ
リエステルフイルムによ多構成される。

粘着剤１２を使用する場合、ｕｆｌ！ｌＩ着剤には、粘
着テープに使用されているような、シール部材１を樹脂
ＮＩ２に貼着後、蓋開対峙には該シール部材１を剥離で
きるような、例えば感圧性の粘着剤が使用される。この
粘着剤１２には、食品衛生性やレトル１件の良好なもの
が使用される。

本発明において、キャップ１１を取り付ける場合、当該
キャップ１１は例えば樹脂により構成する。そして、更
にキャップとして、スクリューキャップを用いると筒い
密着性を確保出来、圧力容器として用いることが出来る
。

〔発明の効果〕

（１）　本発明によれば、多層基材の断面を射出成形材
料により被覆するようにしたので、開口断面が缶内容物
と接触することのない、食品衛生性の筒い母機谷器着が
得られた。

（２）本発明によれば、従来の如く開口を正確に位置合
せして貼着するようなことを要せず、また、従来の如く
打抜きによる開口部の設置を袈せずして、開口を有する
多層基材を金型にインサートしておきそれに樹脂を射出
する、射出成形によればよいので、高い生産性と精度の
良い開口部をもつ母機容器蓋が得られた。

（３）本発明母機谷器蓋は、前述実絢例でも説明したよ
うに、金型々どに工夫をこらし、射出樹脂が多層基材端
部首でゆきわたるようにしたので、ガスバリヤ−性が高
く、水分の侵入等を阻止し、母機容器、特に、食品谷Ｄ
（缶）として優れたものとすることができた。

（４）本発明によれば、シール部材に加えてキャップを
取り付けることも可能で、ビール容器等の圧力容器とし
て使用できた。

（５）本発明皆様容器蓋は、缶切シ等の補助道具なくし
て容易に開封できる、イージーオープンの母機容器蓋で
あった。

（６）　　本発明は射出成形によるので、多層基材と射
出成形材料との密着性が艮く、レトルト特性や缶の落缶
強度の高い母機容器とするととができた。

（７）　　本発明容器は、多層基材中の金Ｉ１４箔特に
ＡＪ箔を薄くでき、かつ樹脂を使用しているので、コス
トも安く、完全焼却も可能であった。

（８）本発明によれば、従来のＡ／　　缶などと異なシ
、缶内容物の味覚も艮いものであった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明皆様容器蓋の実画例會示す断面図、第
２図は本発明成形工程を説明する、型締め前の説明図、
第３図は同型締め後の説明図、第４図は本発明皆様容器
蓋の他の実施例を示す断面図、第５図は本発明皆様容器
蓋の他の実施例金示す平面図、第６図は第５図１−１線
断面図、第７図は本発明皆様容器蓋の他の実施例を示す
平面図、第８図は第７図厘−電線断面図、第９図は本発
明に係る母機容器の一例を示す斜視図、第１０図はシー
ル部材の一例を示す要部断面図である。１・・・シール部材２・・・射出成形材料３・・・多層基材４・・・開口５・・・金型６　・・・　　１９・・・多層基材（断面）１１・・・キャップ１３・・・胴部１５・・・基材１６・・・熱溶融可能な樹脂層１７　・・・

Claims

【特許請求の範囲】

　熱溶融可能な樹脂層を両面又は片面に有する酸素、水
蒸気等不透過性の金属箔、シート、フィルム等の基材（
以下多層基材という）を射出成形金型内に固定し、多層
基材上に熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂組成物（以下射
出成形材料という）を射出して成る、缶様容器の胴部に
取り付ける蓋において、缶様容器内の内容物を当該容器
外に取り出すことができるとともに、多層基材の断面が
前記内容物と接触しないよう当該断面を前記射出成形材
料により被覆してなる開口を有し、かつ、前記開口をシ
ール部材により被覆して成るか、又は当該シール部材に
加えてキャップを取り付けして成ることを特徴とする缶
様容器蓋。