JPS6396035A - 缶様容器蓋体 - Google Patents

缶様容器蓋体

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JPS6396035A
JPS6396035A JP61239054A JP23905486A JPS6396035A JP S6396035 A JPS6396035 A JP S6396035A JP 61239054 A JP61239054 A JP 61239054A JP 23905486 A JP23905486 A JP 23905486A JP S6396035 A JPS6396035 A JP S6396035A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は飲料缶やスープ化などの缶様容器を構成する蓋
体に関し、さらに詳しくは、合成樹脂を主体とした射出
成形による缶様容器蓋の特に易開口性を目的とした技術
に関する。
〔従来の技術〕
上記のごとき缶様容器類については、従来合成樹脂を主
体とした缶様容器が提案されている(特開昭52−39
489号公報)。
しかしかかる合成樹脂製缶様容器の上布にあたっては充
足すべき様々の問題をかかえており、当該容器の胴部に
は清涼飲料水などがしトルト殺菌を経て充填収納され商
品の物流過程に乗せられるので、レトル)・特性が良好
で、レトルト処理面等熱履歴により成形品が剥離を生じ
ないこと、製品の落下強度が高いこと、食品衛生性に優
れていること、成形性が良好であること、焼却性のある
こと、ガス、バリヤー性に富み、比較的長時間の保存に
耐え得ることなどの要件を充足することが必要で、また
、内容物の摂取のためには開缶性が良好でなければなら
ない。
本発明者らは、かかる合成樹脂製缶様容器特にその蓋体
について従来から鋭意検討を重ねてきた。
当初提案した当該蓋体の一例を第17図および第18図
を参照しつつ説明するに、当該蓋体34は、多層基材5
」二に合成樹脂層35を積層して成る構造のもので、こ
こに、」二記多層基材5は、第18図に例示したように
、中間層がガスバリヤ−性基材特にA見消36で、その
両面に熱溶融可能な合成樹脂層37.38を有して成り
、この多層基材5を射出成形機金型内にあらかじめセッ
トしておき、合成樹脂を射出することにより製せられる
この多層基材5のセット方法としては各種の工夫が必要
で、例えば、成形工程中に多層基材5が動き、位置ずれ
を生じたりするときにはインサート精度の高いものが得
られなかったりするので、本発明者らの鋭意検討による
、射出成形機におけるストリッパープレートにこの多層
基材5を挿入固定する方法が有効となる。また、多層基
材5のAn箔38には薄いものを使用するので、延伸さ
れピンホールを生じたり製品厚味が不均一 になったり
する。そこで、本発明者らの鋭意検討になる、多層基材
5を、それぞれ溝が設けられた又は溝なしの雄金型と雌
金型との間にセットし、この雌金型内部に多層基材5を
スライドさせあらかじめプリフォームしておき、これを
射出成形金型にセラ+−L、、射出成形を行なう方法が
有効となる。
このようにして得られた合成樹脂を主体として成る」−
記射出成形による缶様容器蓋にあっては、多層基材5の
一方の面の合成樹脂層37に、加熱溶融した射出樹脂が
積層されるので、当該射出樹脂層35と一1―記合成樹
脂層37との密着性が良好で、これら多層基材と予じめ
射出成形などで作られた合成樹脂シートとを接着剤を用
いて接着することにより得られたものに比して、レトル
ト処理面等熱履歴により剥離を起こすことが低減され、
また製品落下強度も大で、さらに、接着剤を使用したり
しないので食品衛生性に優れ、また工程も短縮され成形
性が良好である。さらに、薄いAl1箔を使用してもピ
ンホールやクラックを生じたりしないので薄いAn箔の
使用を可能とし、多層基材を使用する場合に大きなウエ
ートを占めるAM箔を、必要なガスバリヤ−性レベルで
の最小厚味に規制することができ、製造コストも安価と
することができ、薄肉のA、 1箔の使用が可能な結果
完全燃焼が可能で、缶公害の問題を解消でき、一方、多
層基材5の他方の面の熱溶融(接合)可能な合成樹脂層
38により、缶様容器の胴部に容易に熱接合することが
可能で、前記An箔の使用などと合わせ、ガスバリヤ−
性に富み、長期間保存可能な缶様容器を構成することが
できる。
しかし、上記のごとき射出同時一体成形では、合成樹脂
層37と射出樹脂層35との密着性が高いために、高開
口性という面では工夫が必要であり、」二記第17〜1
8図に示す実施例では、これら樹脂層37と35との間
に、印刷インキ層などによる易剥離性を目的とした処理
層39を施している。また、蓋34のパネル部40に、
多層基材5が露出した部分であるスコアー部(切欠部)
41を設け、このスコアー部41により、その内側とそ
の外側とを独立させている。すなわち、当該蓋の開口に
ついて説明するに、当該スコアー部41内側に設けられ
た蓋開口のための把手部42を、溝43に指先を挿入し
、矢標で示すように、持」−げすると、当該把手部42
の一部は多層基材5から剥離する。その際、当該多層基
材5と把手部42との間には前記のごとく易剥離性を目
的とした処理層38が介在しているので、剥離が容易で
、把手部42をそのまま持」二げすると、符号44の位
置で、把手部42の先端部が多層基材5の内側にくい込
み、該多層基材5を切断し、把手部42をそのまま引張
ると、スコアー部41に沿って、すなわち、第17図に
例示するところに従うと、鋭角に構成された二辺部分か
ら、次第に1それと連なった%円形部分へと当該多層基
材5が切断され、当該スコアー部41の蓋中心から見て
外側の周端縁内側が開口されるようになっており、かか
るスコアー部41を境にして、その内側とその外側とは
連結されておらず分離しているので開口性の向上に寄与
している。
しかし、十記蓋では、多層基材1表面に把手部42の形
状に合わせて位置決めし、精度よく、易剥離性の処理層
39として印刷インキなどの剥離剤を塗布することは難
しいなどの難点があり、その後の検討により、当該把手
部を蓋本体に後付けにより取着ける方法へと移行させ、
かかる難点を克服するようにした。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、かかる後付けにより把手部を蓋本体に取着する
場合、蓋開[ゴ時に切断するスコアー部における多層基
材には合成樹脂が使用されており、切断しようとすると
きに伸びるという性格があり、易開口性を阻害したりす
ることがあり、特に、例えば冬期において、缶様容器の
胴部内に充填収納されている内容物例えばコーヒーやス
ープなどを熱めた状態で開缶しようとするときに、スコ
アー部における樹脂層が伸び、切断がうまくいかないと
いうことがある。
本発明はかかる問題点を解消し、開口特性の向」二した
缶様容器蓋を提供することを目的とする。
本発明のその他の目的および新規な特徴は本明細書の記
述および添付図面からも明らかとなるであろう。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、缶様容器の胸部と熱接合される蓋体であって
、該胴部側の面に熱溶融接合可能な樹脂層を有するガス
バリアー性基材(多層基材)の前記樹脂層の反対面に、
少なくとも開缶のためのスコアー部を除いて、射出成形
により熱可塑性樹脂または熱可塑性樹脂組成物よりなる
層(射出樹脂層)を積層して成り、かつ、前記胴部へ取
イリするフラップ部と該フラップ部内側のパネル部とを
形成して成るとともに、当該パネル部における前記スコ
アー部の外周端縁により囲包された開口部内の前記射出
樹脂層よりなる把手部数付部に、開缶のための樹脂製把
手部を取着し、該把手部の先端部を当該開口部内に位置
させ、一方、該把手部の他部を当該開口部の外部に位置
させて成ることを特徴とする缶様容器蓋体に存する。
[作用] 本発明による代表的な作用を説明するに、前記のごとき
後付けによる把手部において、そのスコアー部の外周端
縁により囲包された開口部との関係において、当該把手
部の一部(先端部)を当該開口部に位置させ、一方、当
該把手部の残部を当該開口部からはみ出させて外部に位
置させることにより、易開口性を向上させることに成功
した。
すなわち、把手部の全体が開口部内に位置している場合
に比して、その残部が開口部の外部にはみ出している分
、把手部の大きさが大となり、把手部先端部が多層基材
にくい込みし、当該多層基材を切断するに大きな力をか
けることができるし、また、開缶時に把手部の端部を持
ち上げしたときに、把手部と開口部との交点が“てこ″
の役割りを果たし、開口部内に位置している把手部の先
端部が多層基材を切断しやすく、把手部の持ち上げに従
い当該先端部の端縁が開口部内をスライドしていき、そ
の開口が容易となり、比較的弱い力で瞬間的に開缶でき
るようになる。
[実施例] 次に、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第3図は本発明の実施例を示す、把手部先端部の蓋本体
の平面図を示し、また、第4図は第4図B−B線断面図
を示す。
当該蓋本体1′は丸缶蓋で例示しである。
蓋本体1′のフランジ部7の内側の蓋パネル部9の図示
左側には、楕円リンク形状の帯状のスコアー部10が設
けられている。
先の第17図に示すスコアー部10とはその全体形状が
異なっており、スコアー部10の外周端縁10′をこの
ような円形などの曲線形状とすることにより、落缶強度
とイージーオープン性を向上させることができる。
また、スコアー部lOの端部を第3図に示すように、で
きるだけフランジ部7側に近づけて設けることにより、
同様に落缶強度とイージーオープン性を向上させること
ができる。
スコアー部IOの内側には、射出樹脂層6より成る台座
部11を設ける。当該台座部11」二にボス12を立設
する。ボスにも、同様に射出樹脂層6により構成するこ
とができる。台座部12から延在した延在部14には、
ヒンジ部45を、第3図に示すように設けるとよい。当
該ヒンジ部(溝部)45により、後述のように、より一
層開口性を向−1−させることができる。
台座部11と延在部14により囲包された内部(引取部
)16は多層基材5の露出した部分である。
もっとも、当該引取部1Bを射出樹脂層6によりうめて
もよい。
第5図に示すように、当該ボス12を立設した蓋本体1
′に、前述のごとく後付けにより、把手部13を取着す
る。
把手部13は、射出樹脂層6を構成する樹脂と同様の樹
脂により構成されている。
把手部13の蓋本体1′への取着は、把手部13先端部
側に、ポス12が通るような穴を孔設しておき、当該穴
とポス12とを位置合せし、把手部13の当該穴から突
出したボス12部分を、超音波振動により溶融させるこ
とにより行なうことができる。
しかし、これでは把手部13の上面に当該溶融した樹脂
が盛り上り、外観を悪くするので、把手部13の前記穴
の大きさを工夫し、ボス12の把手部13から突出部を
超音波振動により溶融させたときに、当該溶融した樹脂
分が把手部13の穴を充填するようにすると、蓋の外観
を良好にすることができるばかりでなく、より−・層強
固に把手部13を蓋本体1′に取着することができる。
その他、当該ボス方式による把手部の蓋本体への後付け
については、本出願人の先の提案になる取着方法を適用
できる(特願昭61−4237号参照)。
一方、当該把手部13の蓋本体1′への取着については
、図示していないが、本出願人の先の提案になる、当該
台座郡全体形状を凸形に構成し、該凸形形状の台座部の
ヘッド部1−に、に方向に向って鋭利な先端部分を有す
るように構成された樹脂製リブを旧設し、一方、把手部
に、前記台座部のヘッド部形状に対応した四部を設けて
、″!!3該把手部の四部を前記台座部のヘッド部に嵌
合させて、把手部側から超音波振動を与えて前記樹脂製
リブを溶融させて当該把手部の一端部を蓋本体台座部に
取着するようにしてもよい。[昭和61年8月91]出
願特許願(2)、発明の名称「缶様容器蓋体」 第7図および第8図は、他の形態の把手部13を数句け
してなる蓋の平面図(第7図)およびその断面図(第8
図、第7図D−D線に沿う断面図)である。この把手部
13にあっては、円形の穴 130を設け、この穴 1
30よりストロ−を入れ、この穴130より露出した多
層基材IBに突き差しすることにより、ストローによっ
ても缶内容物を摂取できるように構成しである。
本発明の実施例は、既に、第5図および第7図にその例
が示しである。
第3図に示す把手部取着前のスコアー部10と、第5図
および第7図に示す把手部13との関係を見ると、把手
部13の一部(先端部)がスコアー部10の外周端縁1
0′より内側に位置しているが、この把手部13は、次
第にスコアー部10の外側に位置するようになっている
ことが判る。
第1図に、スコアー部10と把手部13との関係をさら
に詳細に説明しである。
同第1図に示すように、斜線で示した把手部13の先端
部+3Aは、スコアー部10の外周端縁10′より内側
に位置し、把手部10と当該外周端縁10′との交点X
を境にして、把手部13の同様に斜線で示した他部13
Bはスコアー部10の外周端縁10′の外側に位置して
いる。
第2図により、当該蓋の開缶について説明する。
把手部13の上記他部13Bの端部を、第2図矢標に持
ち」−げすると、当該把手部13の先端部13Aがスコ
アー部10の多層基材5を切断する。把手部13の他部
13の端部をさらに持ち上げすると、交点Xでの把手部
13と蓋本体1間での“てこの原理゛′により当該先端
部13Aは多層基材5を突き破って沈み込み、また、当
該先端部+3Aは、スコアー部10の外周端縁10′内
側にあるので、横力向矢標で示すように、当該スコアー
部10外周端縁10′と接触しつつ、当該外周端縁10
′に沿い、スライドする。
」−記開缶に際し、把手部10の大きさが全体に大きく
構成してあり、また、前記交点Xによる′てこの原理パ
により、さらに、先端部13Aがスコアー部10の外周
端縁10′の内側内をスライドするようになっているの
で、先端部13Aが多層基材5を切断すると、その切断
に伴なう勢いにより、いつきに蓋を開缶することができ
、特に、冬季高温に缶が熱せられたときに、開缶が容易
になる。
そして、かかる場合、前記ヒンジ部45を設けておくこ
とにより、当該ヒンジ部45で延在部14が折曲げされ
、把手部13の先端部]、3Aの多層基材5の突き差し
、破断がより一層良好になる。
さらに、把手部13の開口始端については、第17図に
示すような鋭利な先端とせずに、第1図、第5図および
第7図に示すように、丸味を帯びた先端とすることによ
り、より一層把手部による開口が容易となる。−見、第
17図に示すような、鋭利な先端とした方が開缶が良好
なように考えがちであるが、これは逆で、丸味を帯びた
先端部をもつように把手部13の開口始端部を構成する
とよいことが本発明者らの検討により判明した。
この理由は、定かでないが、鋭利な先端な場合には、多
層基材5における合成樹脂層に伸びを生じ、スコアー部
を変形させ、そのために、多層基材の円滑な切断を妨げ
るのに対し、丸味を帯びた先端部をもつようにすると、
これがなく、スコアー部IOを変形させずに破断てきる
からと考えられる。
さらに、第6図に示すように、把手部13の持ち上げ側
端部裏面を、延在部14上に、突設した突起部46に取
付けするとよい。
把手部13の上面から超音波振動を与えることにより、
当該突起部46に把手部13の持ち上げ側端部を、蓋本
体から浮き上らさせずに、取付しておくことができる。
このように、把手部13の一端部をポス12の立設など
により超音波溶着する一方、把手部13の他端部を上記
のように、取付けしておくと、切断に加わる力の増加に
より、より一層開缶が良好になるし、一方、把手部13
の他端部が蓋本体から浮き上っていると、購売者が把手
部をいたずらしたりすることが防止され、(初期の状態
にあるかのチェック機能がある )、さらに、輸送中の
把手部と他物との接触による)・ラブルをも解消できる
第9図は、蓋開缶径の当該蓋体lの平面図で、同図に示
すように、スコアー部10の外周端縁10′の内側が開
缶される。同図にて、15は当該開缶による開口部であ
る。
wS10図は第9図E−E線断面図である。
第11図は第7図に示す蓋体lを、胴部8に取イ」けし
、さらに、この胴部8の底に底蓋1″を取付けして缶様
容器を構成してなる例を示す。
底蓋l″も、上Nlと同様に、木発明者らの先の提案に
なる多層基材を射出成形機の金型にセットしておき、こ
れに樹脂を射出する一体同時成形により製造することが
できる。
次に、本発明缶様容器蓋の製法例を説明する。
第12図に示すように、多層基材5を、ガイド部材(ス
トリッパープレート)17内に挿入する。これは、ロボ
ットの移動シリンダー18に多層基材5を吸着しつつ行
えばよい。第13図に示すようにストリッパープレート
17内に多層基材5を固定して位置ずれを防止しつつ、
第14図に示すように、影線めを行う。この型締めによ
り、平板状(二次元形状)の多層基材5は第14図に示
すようにその端部が金型(コア型、受型)19内で折曲
げされ、樹脂流入路20およびゲート21を有する金型
(キャビティ型、射出型)22の当該ゲート21より溶
融樹脂がコア型19とキャビティ型20で形成されるキ
ャブティ(型内空間)23内に射出され、第4図および
第6図に示すように、多層基材5表面に上記溶融樹脂よ
りなるプラスチック層6が積層され、この射出成形時に
、スコアー部10や台座部(タブ数句部) IIや延在
部(取外し部)14や31引取部16やポス12を同時
に成型することができる。
従来、前述のごとく、かかる缶様容器を構成する蓋(特
に」−蓋)は、一般に、両面に熱融着性樹脂を有するA
n箔と、予じめ射出成形により作られた樹脂シートとを
、接着剤を様いて後接着することによりられていたが、
この方法では■工程数が増え、コストアップになること
■レトルト処理等熱履歴により成形品が剥離を起すこと
■作られた製品の落下強度が劣ること■接着剤を使用す
るので食品衛生上問題があること等各種の難点があった
すなわち、当該生様容器(蓋)の−に市にあたっては、
コストの而もさることながら、胴部に飲料などの内容物
を充填後にレトルト処理が行われた場合そのし)・ルト
特性が良いことや製品が落下した場合それに酎え得るだ
けの強度をもつことや缶内容物が食品である場合食品衛
生上問題がないことなど、各種の、生様容器を構成する
蓋として具備すべき事項が多々あり、さらに、飲むなど
缶内容物の摂取、取り出しなどのためには開缶(開口)
が容易であることが要求される。
本発明者らは、先に、前述のごとく、上記のごとき後接
着による成形方法に代えて、射出同時成形(一体成形)
により蓋を得ることを検討したが、成形工程中に多層基
材5が動き位置ずれを生じ、多層基材5と射出樹脂層6
とのインサート精度に問題があり、単に、平板状の多層
基材5を成形金型のコアー型の形状に予じめ沿わせてセ
ットするなどの従来の一般的射出成形方法ではインサー
ト精度の低いものしか得られないなど所望の生様容器蓋
をなかなか得ることができなかったが、」−記のように
、ストリッパープレート等のガイド部材17内に、多層
基材5を挿入固定する方法により、上記インサート成形
における困難性を排除することに成功し、これによりレ
トルト特性が良好であるなどのL記した各種要件を備え
た生様容器蓋を得ることができた。
本発明の生様容器蓋■は上記のように得ることができる
が、本発明ではかかる射出成形蓋におけるその後の研究
により前述のごとく次のようにするとさらに良いことが
判った。これを第15図〜第16図により説明する。
第15[ilに示すような円盤状の多層基材5を、それ
ぞれ縦方向溝24および25がほられた雄金型28と雌
金型27の間にセットし、雌金型27の中空部内にtt
it金型26を押入し、多層基材の余り部分を縦方向に
リンクル28として吸収することにより実質的に多層基
材5を延伸することなくフランジ部29と胴壁部30と
底部31とを有するコンテナ様のプリフォームされた多
層基材32とする。
このプリフォームされた多層基材32を、射出成形金型
33内にセットし、射出樹脂6を射出する。
射出時、当該多層基材32が射出成形の樹脂圧により当
該金型33に押し付けられ、当該リンクル28が平滑化
される。
これにより、第12〜14図で示すフラットインサート
成形方法の場合に生ずる、多層基材に生ずる不規則な大
きな皺を防止し、当該生様容器蓋1のフラップ部7を生
様容器の胴部8へ高周波誘導加熱により溶着する場合、
シーミング不良が生じたりすることを防止することがで
き、また、局部的な加熱による多層基材5のガスバリヤ
−性基材(An箔)2の切断を防止でき、さらに、実質
的に延伸することなくプリフォームするので、薄肉A文
治が使用でき、得られた成形品における当該A文治も均
一な厚味となるなどの利点を奏することができる。
この場合、雄金型26と雌金型27の両方に、溝(24
)、(25)を設けずに、平滑な表面として、同様にプ
リフォームしてもよい。
同様にフラットインサート成形における不規則な大きな
皺の発生を防止するなどの効果を奏することができる。
本発明に使用されるガスバリアー性基材2の例としては
、金属箔の他下記のシート、フィルムなどが挙げられる
金属箔の代表例としてはアルミニウム箔(以下中にアル
ミ箔という)が挙げられ、本発明は、特に、このアルミ
箔をガスバリヤ−性基材2として成る生様容器蓋に係る
ものである。その他ガスバリヤー性基材2の例としては
、エチレン酩酊ビニル共重合体のケン化物、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等のシー
ト、フィルム等が挙げられる。
本発明に係る生様容器蓋1は、前述のように、このガス
バリアー性基材2を有する多層基材5を切断し開口する
ようになっており、その易開封性や、製品とした場合の
落下強度、破缶強度、成形時の破断強度との関連などか
ら、当該アルミ箔などのガスバリアー性基材2の厚みは
50μ以下好ましくは9〜30.であることが望ましい
また、このような厚みとすることにより、完全焼却が可
能となり、また、焼却カロリーも5000〜8000 
Kca文/kgに低下させ、缶公害の問題に対処できる
多層基材5は、このガスバリアー性基材2の両面に熱溶
融可能な樹脂層(以下第1の樹脂層という)3.4を有
する。
本発明に係る生様容器蓋は、前述のように、生様容器の
胴部8に取付けられる。この胴部8も同様の樹脂層表面
を有するようなものが使用される。
蓋の胴部8に対する取付側の第1の樹脂層を内層4とし
、一方、当該多層基材5」−に射出成形などにより積層
される樹脂層(以下第2の樹脂層という)6と熱融着さ
れる側の第1の樹脂層を外層3とすると、本発明に係る
多層基材5としては、上記実施例に示すように、内外層
3.4が形成されていることが好ましい。この外層3の
存在により、上記第2の樹脂層6との熱融着によって、
密着性の高い蓋を形成することができる。もっとも、外
層3を省略することもできる。
上記第1の樹脂層3,4を構成する樹脂としては、熱に
より溶融する樹脂、代表的には熱可塑性樹脂が使用され
る。
内外層3.4とも同一の樹脂により構成されていてもよ
いし、異なった樹脂により構成されていてもよい。
第1の樹脂層3,4をガスバリアー性基材2に形成する
場合、接着剤あるいはフィルム状のホットメルト接着剤
などの接着剤樹脂層を介して又は介さずに形成すること
ができる。
第1の樹脂層3.4の厚みは、前述のガスバリアー性基
材2と同様の理由から片面で100井以下であることが
好ましい。
本発明に使用される」−記射出樹脂6には各種のものが
使用できるが、合成樹脂例えばレトルト殺菌時の高温に
対し、秀れた耐熱性を有するポリプロピレン、エチレン
ポリプロプレン共重合体等のポリオレフィン系合成樹脂
が例示される。
射出樹脂に無機質充填剤を混合してもよい。無機質充填
剤を混合することにより、次のごとき利点がある。
■ 生様容器の寸法安定性が向上し、収縮率が低下し有
利となる。
■ 耐熱性が向にし、熱変形温度が上昇し、レトルト」
−有利となる。
■ 燃焼カロリーが低下し、燃焼炉などをいためず、公
害防止上有利となる。
■ 剛性をもたせることができ、商品の流通上有利とな
る。
■ 熱伝導が良好となり、レトルト上有利となる。
■ コストを低減できる。
無機質充填剤としては、一般に合成樹脂およびゴムの分
野において広く使われているものであればよい。これら
の無機質充填剤としては、食品衛生性が良く、酸素およ
び水と反応しない無機化合物であり、混練時および成形
時において分解しないものが好んで用いられる。該無機
質充填剤の例としては、金属の酸化物、その水和物(水
酸化物)、硫酸塩、炭耐塩、ケイ酸塩のごとき化合物、
これらの複塩ならびにこれらの混合物に大別される。該
無機質充填材の代表例としては、醇化アルミニウム(ア
ルミナ)、その水和物、水酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム(マグネシア)、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛
(亜鉛華)、鉛丹および鉛白のごとき鉛の酸化物、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウ
ム、ホワイトカーボン、アスベスト、マイカ、タルク、
カラスw!tm、ガラス粉末、ガラスピーズ、クレー、
ケイソウ士、シリカ、ワラストナイト、酸化鉄、酸化ア
ンチモン、酸化チタン(チタニア)、リトポン、軽石粉
、硫酸アルミニウム(石膏など)ケイサンジルコニウム
、酸化ジルコニウム、炭酸バリウム、ドロマイト、二硫
化モリブデンおよび砂鉄があげられる。これらの無機質
充填剤のうち、粉末状のものはその径が20ミクロン以
下(好適には10ミクロン以下)のものが好ましい。ま
たui状のものでは径が1〜500 ミクロン(好適に
は 1〜300 ミクロン)であり、長さが0.1〜6
mm(好適には0.1〜5 mm)のものが望ましい。
さらに、平板状のものは径が30ミクロン以下(好適に
は10ミクロン以下)のものが好ましい。これらの無機
質充填材のうち、特に平板状(フレーク状)のものおよ
び粉末状のものが好適である。
その他射出樹脂に顔料など各種添加剤を添加してもよい
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとうりであ
る。すなわち、 (1)本発明によれば、良好な開口適性を備えた生様容
器蓋を得ることができた。
(2)本発明によればその他射出同時成形品などである
ことから、レトルト特性か良いこと、食品衛生性に優れ
ていること、比較的低コストでできること、缶公害の問
題を解消できること、ファツション性に富ますことがで
きること、ガスバリヤ−性が良いことなど各種の利点を
も備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する要部説明図、第2図は
本発明の詳細な説明する要部説明図、第3図は本発明の
実施例を示す容器蓋の把手部取付前平面図、第4図は第
3図B−B線拡大断面図、第5図は第3図に示す蓋に把
手部を取付してなる平面図、第6図は第5図C−C線拡
大断面図、第7図は本発明の他の実施例を示す容器蓋の
平面図、第8図は第7図D−D線拡大断面図、第9図は
蓋開口径平面図、第10図は同E−E線断面図、第11
図は生様容器の一例斜視図、第12図〜第16図はそれ
ぞれ蓋成形下程の説明図、第17図は従来例を示す平面
図、第18図は第17図A−A線断面図である。 図において、 1・・・蓋体 2・・會ガスバリアー性基材 3・・・熱溶融可能な樹脂層 4・拳・熱溶融可能な樹脂層 5・・φ多層基材 6・・・射出樹脂層 7−・97977部 8・・・胴部 9・争・パネル部 10・・やスコアー部 10・・・外周端縁 13・・・把手部 15・・・開口部 45・・・ヒンジ部 46・・・突起部 第1図 第3図 第4図 第5図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 缶様容器の胴部と熱接合される蓋体であって、該胴部側
    の面に熱溶融接合可能な樹脂層を有するガスバリアー性
    基材(以下多層基材という)の前記樹脂層の反対面に、
    少なくとも開缶のためのスコアー部を除いて、射出成形
    により熱可塑性樹脂または熱可塑性樹脂組成物よりなる
    層(以下射出樹脂層という)を積層して成り、かつ、前
    記胴部へ取付するフラップ部と該フラップ部内側のパネ
    ル部とを形成して成るとともに、当該パネル部における
    前記スコアー部の外周端縁により囲包された開口部内の
    前記射出樹脂層よりなる把手部取付部に、開缶のための
    樹脂製把手部を取着し、該把手部の先端部を当該開口部
    内に位置させ、一方、該把手部の他部を当該開口部の外
    部に位置させて成ることを特徴とする缶様容器蓋体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01308743A (ja) * 1988-05-30 1989-12-13 Showa Denko Kk 缶容器蓋

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931542U (ja) * 1982-08-24 1984-02-27 山水電気株式会社 車輌用オ−デイオボ−ド取付装置
JPS6023154A (ja) * 1983-07-11 1985-02-05 昭和電工株式会社 易開封性容器蓋

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