JPH0536302B2 - - Google Patents

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JPH0536302B2
JPH0536302B2 JP3464985A JP3464985A JPH0536302B2 JP H0536302 B2 JPH0536302 B2 JP H0536302B2 JP 3464985 A JP3464985 A JP 3464985A JP 3464985 A JP3464985 A JP 3464985A JP H0536302 B2 JPH0536302 B2 JP H0536302B2
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foil
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Takeshi Sano
Ryoji Hamada
Otohiko Myauchi
Junji Yotsuyanagi
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Showa Denko KK
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は容器特に缶詰容器等の缶様容器を構成
する容器本体に関する。
〔従来の技術〕
従来から缶詰容器として金属缶(ブリキ缶)が
多量に市場に出廻つているが、近時はそれも減少
する傾向にある。これは缶を構成する金属特有の
冷たさ、空缶処理の困難性、フアツシヨン性の欠
如、食品に対する味覚の劣化、臭気の問題などに
基因するとされている。
そこで、他の素材よりなり、上記欠点のない容
器が求められており、Al箔表面にプラスチツク
ス層を有する多層フイルムを使用してなる容器は
この一環をなし、平板状の一枚のフイルム(シー
ト)を成形して食品等の内容物を収納できるよう
な立体形状の容器(容器本体)を形成することが
行われている。
この平板状の多層フイルムから3次元の立体物
である容器本体を成形する従来法の一つに所謂絞
り加工(法)と称される方法がある。この方法は
上記多層フイルムの周端部に支持台にクランプし
ておき、当該フイルムに上方向から圧を加えフイ
ルムを下方向に延伸(引伸)して、内容物を収納
できる深さ部分を有する容器本体を成形する方法
であり、通常プレス冷間圧延により行われてい
る。
しかるに、この方法では多層フイルムを延伸す
ることから、Al箔の厚味が不均一となり、又ピ
ンホールやクラツキングが生じ易く、従つて薄い
Al箔を使用することは困難であり、通常60〜
100μ程度の厚いAl箔を使用せざる得ないという
欠点がある。この事は缶容器の製品コストを高い
ものにしている。又Al箔を延伸する方法である
為、底の深い容器本体を作り難く、底の浅いもの
しか作れないという難点もある。
又容器の厚肉化も難かしく保形性に難点があり
物流上も多くの制限を受ける。
上記の場合において絞り加工をAlシートにつ
いて行いその少なくとも一方の面にプラスチツク
層を形成する方法もある(例えば特開昭58−
149255)が均一なAl箔層を形成することは困難
であり確実なバリヤー性は期待できない。
一方、平板状の多層フイルムから3次元の容器
本体を作る方法として、フイルムを適宜の大きさ
に切断し、これらを接着剤等により連結する方法
もある。しかし、この方法による場合にはフイル
ム切断面すなわち金属及び接着層断面が食品等の
内容物と接触することになり、食品衛生上好まし
くないし、また、レトルト性に劣るという難点が
ある。
更に、一枚のシートの周辺部を折り曲げて全体
を立体化した容器もある(特開昭56−84250)が、
蓋をとりつける技術は開示されていないばかり
か、レトルト等、厳しい条件に耐えられるもので
はなかつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は従来試みられたことのない薄い
Al箔等の金属箔を有する多層プラスチツク基材
により構成された内側層と射出成形された実質的
にリジツトな外側層を有する上蓋シールの可能な
缶様容器の容器本体を提供することにある。又本
発明の目的は上記した如き基材を実質的に延伸
(引伸)することなく構成された、上蓋シールの
できる容器本体を提供することにあり、前記した
如く絞り加工による場合にはAl箔が伸び亀裂を
生じ、薄いAl箔を使用できないが、薄いAl箔の
使用を可能とし、Al箔の厚味を最小のものとす
ることができ、又Al箔を引き伸ばすときにはAl
箔の厚味が不均一となるが、これを解消して均一
な厚味のものと成し、かつ底の深い、製造コスト
の安い缶様容器本体を提供することにある。
又本発明の他の目的は、多層プラスチツク基材
の切断面が缶内容物と接触しない、食品衛生上好
ましい缶様容器本体を提供することにある。
更に、本発明の目的は薄肉のAl箔の使用が可
能な結果、完全燃焼が可能で、空缶処理の問題を
解消できる缶様容器本体を提供することにある。
更に、本発明の他の目的はフアツシヨン性に富
み、食品に対する味覚の劣化等の金属缶の欠点を
解消した缶様容器本体を提供することにある。更
に本発明の目的はフランジ部と相対する平面部を
有する蓋体を熱溶融させて接着させ密閉容器とな
すことができ、レトルト処理可能で、ガスバリヤ
ー性に富み、長時間の保存に耐え得る缶様容器本
体を提供することにある。
更に、本発明の目的は缶としての実用的な機能
をもたせ、缶様容器として輸送時、作業時(容器
の積み上げ作業等)容器の変形つぶれ等を防止で
き、かつ、容器の保存性(ガスバリヤー性)、密
封性を向上させた缶様容器本体を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、金属箔層の両面に、熱溶融接着可能
な合成樹脂層を有する少なくとも3層以上の平板
状多層基材が用いられ、底部と該底部周面に立設
する胴壁及び該胴壁部部上端部に外方に延びる、
蓋接着用フランジ部とが形成されてなるコンテナ
の外面には、射出成形による合成樹脂層を有して
なる缶様容器の容器本体において、コンテナの前
記底部と胴壁部及びフランジ部は、該平板状多層
基材が実質的に延伸されることなく形成されてな
り、しかも胴壁部及びフランジ部には底部の周囲
から延びる、適宜間隔をおいて形成された雄、雌
金型を用いて形成された多数のリンクルがある
が、該リンクルを形成する該多層基材の相対する
面間には可及的に広く熱接着され内面の樹脂層が
連続層となり、かつ該胴壁部内面及び該フランジ
部上面のリンクルは平滑化されて成る缶様容器の
容器本体に存する。
〔実施例〕
次に、本発明の代表的な概要を、その実施例を
示す図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明容器本体(丸缶容器本体)の一
例斜視図を示す。
この容器本体の製法例を説明するに、先ず、第
2図に断面を示すような多層基材1を、必要な大
きさに打抜き、第3図に示すような円板2を得
る。
当該多層基材1は、中間層3が40μ未満の金属
箔層で、その片面(上面)に熱溶融接着可能な樹
脂層4が積層され、さらに、その片面(下面)に
も熱溶融接着可能な樹脂層5を有する。
円板2を、それぞれ縦方向溝6及び7がほられ
た雄金型8と雌金型9の間にセツトし、雌金型9
の中空部内に雄金型8を押入し、多層基材の余り
部分を縦方向にリンクル10として吸収すること
により実質的に多層基材を延伸することなくフラ
ンジ部11と胴壁部12と底部13とを有するコ
ンテナ14を成形する(第4図及び第5図)。こ
の場合雄金型8と雌金型9のそれぞれの溝は、互
に噛み合う形で配置されることが望ましい。
当該コンテナ14を、第6図に示すように、射
出成形金型15の雄モールド部分に取り付け、ゲ
ート16を有する金型17を第7図に示すように
型締めし、当該金型17のゲート16から樹脂1
8を射出すると、当該射出樹脂より成る樹脂層1
8とコンテナ14の相対する面(コンテナの外
面)が全面にわたつて溶着され、第8A図に示す
ような一体化した、リジツトな、容器本体19が
形成される。この容器本体19の外観全体図は第
1図に示す通りである。
上記において、射出時、コンテナ14内面(胴
壁部内面及びフランジ部上面)が射出成形時の樹
脂圧により、金型15に押し付けられ、その内面
リンクル10が平滑化されまた、同時に同射出樹
脂による加熱によりリンクルを構成する相対する
面は可及的に広く熱接着されて、内面の合成樹脂
層が連続となる。第5図ではリンクル10を太線
で示し、第1図では細線でリンクル10を示し、
かかる平滑化の様子を模式的に示してある。平滑
化に際して、胴壁部内面のリンクルの相対する面
間は広く接着され、内面の合成樹脂が連続となる
のでリンクル内に内容物が侵入することがなく、
内容物を取り出し易い。
この容器本体19に、第9A図に断面図を、又
第9B図に全体外観図を示すように、蓋体20
を、ヒートシール等により取り付け、密閉容器2
1として使用できる。これはフランジ部の上面の
平滑化とリンクル部の相対する面間の広い熱接着
により、内容物が洩れることがないようになつて
いるためである。なお、第9B図では、蓋体20
を一部フランジ部から突出させ、イージオープン
可能な落し蓋タイプの丸缶容器としてある。
また、ヒートシール性をより確実にする為に、
第8B図に示すように、容器本体フランジ部にお
いて、多層基材部分14′と射出樹脂部分18′を
設け、2種類のヒートシールを同時に行なえるよ
う工夫し、第9C図に示すように、かかるフラン
ジ構造を有する容器本体19′に蓋体20′をヒー
トシール等により取り付け、より一層密閉機能を
高めた容器21′として使用することも出来る。
ところで、上記例では、丸缶容器(容器本体)
について例示したが、本発明は、上記丸缶容器と
同様に本体のコンテナを成形し、第10図に示す
ような角缶容器本体21″等に適用してもよい。
当該角缶容器本体21″は第10図では四角形
状のものを例示したが、四角以外の例えば五角、
六角形状のものであつてもよい。
次に、本発明容器本体を構成する材料について
説明するのに、多層基材1を構成する金属箔3と
しては各種の金属素材により成るものが使用でき
るが、本発明の前記目的等から特にAl箔が代表
例として例示される。
金属箔3の厚みは100μ未満であればよい。但
し、本発明では延伸過程を経ないので、終始多層
基材特に金属箔の厚みが均一であり、薄肉のもの
の使用も可能な為、主として経済的理由及び易燃
焼性の点から50μ以下が好ましい。例えば7μ厚の
極薄のものでも容器本体を構成できる。
多層基材1の熱溶融可能な樹脂層4,5を構成
する樹脂には各種のものが使用できるが、合成樹
脂例えば高温、高圧でレトルト殺菌する場合に要
求される耐熱性、耐油性、ヒートシール性に秀
れ、かつ、樹脂から食品中への可塑剤、安定剤の
移行がない、エチレンプロピレン共重合体等のポ
リオレフイン系合成樹脂が例示される。
射出樹脂18(18′)には各種のものが使用
できるが、合成樹脂例えばレトルト殺菌時の高温
に対し、秀れた耐熱性を有するポリプロピレン、
エチレンポリプロピレン共重合体等のポリオレフ
イン系合成樹脂が例示される。
本発明においては、射出樹脂に無機質充填剤を
混合してもよい。無機充填剤を混合することによ
り、次のごとき利点が或る。
缶様容器(缶様容器本体)の寸法安定性が向
上し、収縮率が低下し有利となる。
耐熱性が向上し、熱変形温度が上昇し、レト
ルト上有利となる。
燃焼カロリーが低下し、燃焼炉などをいため
ず、空缶処理上有利となる。
剛性をもたせることができ、商品の流通上有
利となる。
熱伝導が良好となり、レトルト上有利とな
る。
コストを低減できる。
無機質充填剤としては、一般に合成樹脂および
ゴムの分野において広く使われているものであれ
ばよい。これらの無機質充填剤としては、食品衛
生性が良く、酸素および水と反応しない無機化合
物であり、混練時および成形時において分解しな
いものが好んで用いられる。該無機質充填剤の例
としては、金属の酸化物、その水和物(水酸化
物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき化合物、
これらの複塩ならびにこれらの混合物に大別され
る。該無機質充填剤の代表例としては、酸化アル
ミニウム(アルミナ)、その水和物、水酸化カル
シウム、酸化マグネシウム(マグネシア)、水酸
化マグネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹およ
び鉛白のごとき鉛の酸化物、炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ホワ
イトカーボン、アスベスト、マイカ、タルク、ガ
ラス繊維、ガラス粉末、ガラスビーズ、クレー、
ケイソウ土、シリカ、ワラストナイト、酸化鉄、
酸化アンモチン、酸化チタン(チタニア)、リト
ポン、軽石粉、硫酸アルミニウム(石膏など)、
ケイサンジルコニウム、酸化ジルコニウム、炭酸
バリウム、ドロマイト、二硫化モリブデンおよび
砂鉄があげられる。これらの無機質充填剤のう
ち、粉末状のものはその径が20ミクロン以下(好
適には1ミクロン以下)のものが好ましい。また
繊維状のものでは、径が1〜500ミクロン(好適
には1〜300ミクロン)であり、長さが0.1〜6mm
(好適には0.1〜5mm)のものが望ましい。さら
に、平板状のものは径が30ミクロン以下(好適に
は10ミクロン以下)のものが好ましい。これらの
無機充填剤のうち、特に平板状(フレーク状)の
ものおよび粉末状のものが好適である。
その他射出樹脂に各種添加剤を添加してもよ
い。
次に、密閉容器を構成する場合の蓋20(2
0′)の例としては、中間層を金属箔とし、この
金属箔の一面(容器本体側)に容器本体19(1
9′)の射出樹脂18(18′)や多層基材1の一
方の樹脂層4とヒートシール等が可能で容器本体
から使用時に剥離できるような樹脂層を有する少
なくとも2層の多層基材が挙げられる。
該金属箔には前記金属箔3と同様のものが使用
でき、Al箔が例示される。また、当該樹脂層を
構成する樹脂には、例えば前記のレトルト殺菌時
に秀れた耐熱性を有するエチレンプロプレン共重
合体等のオレフイン系合成樹脂を使用するとよ
い。
上記蓋体20(20′)の好ましい例としては、
中間層を金属箔とし、その片面(容器本体取付
側)に上記ポリオレフイン系合成樹脂を有し、他
方の面(外面)に例えばポリエステルより成る樹
脂層を有するサンドイツチ構造のものがあげられ
る。
また、蓋体20(20′)としては、本出願人
の出願に係る特願昭58−90750号、特願昭58−
104185号および特願昭59−146943号、同59−
146944号明細書などに記載の、例えば第11図に
平面図を、第12図に第11図 X−X′線断面図を示すような、イージーオープ
ン可能な容器蓋を使用してもよい。 この容器蓋
22は、例えば、前記多層基材1と同様の構成に
なる基材23上に、樹脂18と同様の樹脂24を
射出して成り、切欠部25を介して開封部26と
外周部27とが分離しており、また、プルトツプ
部28の裏面と前記基材23表面とが接する部分
の全体に又は部分的に、当該プルトツプ部の易剥
離性を目的とした処理層29が形成され、溝30
に指を入れ、プルトツプ部28を持ち上げること
により、プルトツプ部28は基材23から容易に
剥離され、31の位置でプルトツプ部28は内側
にくい込み、当該基材23に穴をあけ、切欠部2
5に沿つて当該容器蓋が容易に開封されるように
なつている。
本発明においては、第13図に示すように、多
層基材1の余り部分32をコーナー部のみに折り
込んで、角缶容器本体コンテナとしてもよい。
〔発明の効果〕
(1) 本発明によれば例えば第4図にも示すよう
に、雄雌金型間に多層基材をセツトし、一方の
金型の中空部内に、当該多層基材をスライドさ
せ、従来の絞り加工とは異なり、実質的に延伸
することなく、平板状の多層基材を立体形状の
コンテナとするので、例えば40μ未満という従
来試みられたことのない薄いAl箔等の金属箔
を有する多層プラスチツク基材により構成され
た容器本体を提供することができた。
すなわち、従来の延伸による場合、薄いAl
箔を使用するとピンホールやクラツクを生じる
が、本発明によれば、かかる問題を生ぜず、薄
いAl箔の使用を可能とし、Al箔の厚みを最小
のものとすることができた。
しかも、Al箔引き伸ばしによるときは、Al
箔の厚みが不均一となり易いが、本発明では均
一な厚みの金属箔(Al箔)を有する有機本体
となすことができた。
これにより、多層基材を使用する場合に大き
なウエートを占める金属箔を、必要なバリヤー
性レベルでの最小厚みに規制することができ、
製造コストも安価なものとするとができた。ま
た、薄肉のAl箔の使用が可能な結果、完全燃
焼が可能で、空缶処理の問題を解消できた。
(2) 本発明によれば、平板状の多層基材から立体
形状のコンテナとする際、どうしても余りが出
てしまうが、これをリンクル(ひだ、しわ)と
しそのまま、当該リンクルを有するコンテナ
を、射出成形に移す。したがつて、実質的に多
層基材を延伸しないで済むし、このリンクル
は、コンテナ内面(胴壁部内面及びフランジ部
上面)が金型面に、射出樹脂圧により押圧され
且つ、該樹脂の熱により加熱されるので、コン
テナ内面の凹凸のリンクルは平坦化され、凸部
がつぶされ、平滑化されるとともに、リンクル
を形成する多層基材の相対する面間は広く熱接
着され、内面の合成樹脂層が連続となる。この
ような樹脂の射出により、従来のごとくフイル
ムを適宜の大きさに切断し、これらを接着剤等
により連接して容器本体を形成する場合と異な
り、切断面が缶内容物と接触せず、食品衛生上
好ましいものを得ることができた。また、射出
成形によるもので、射出樹脂がコンテナ外面と
密着し、一体のものとなるので、容器本体とし
て強度の高いものが得られ、したがつて、容器
輸送時や作業時(容器としての積み上げ作業
等)、変形、つぶれ等を防止でき、実用的な機
能をもたせることができた。また、密着性が強
い等からレトルト処理も可能である。
(3) 本発明容器本体は、ポリオレフイン系合成樹
脂が外面に存在するのでヒートシール性が良
く、適宜材料の蓋体をヒートシール等により容
易にしかもフランジ部が平滑化されているので
完全に取付けることができ、密閉容器とするこ
とができ、レトルト処理が可能で、ガスバリヤ
ー性も良く、長時間の保存に耐え得る缶様容器
として缶詰容器、スープ缶、各種飲料缶等の広
範囲の用途に使用できる。
(4) 本発明によれば、多層基材表面が樹脂層であ
るので食品に対する味覚の劣化等の金属缶の欠
点を解消した缶様容器本体を提供できた。ま
た、各種樹脂およびデザインの選択により、フ
アツシヨン性に富ませることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す容器本体の斜視
図、第2図は本発明に使用される多層基材の構成
例を示す断面図、第3図は同多層基材(円板)の
斜視図、第4図は本発明に係るコンテナ形成工程
説明図、第5図は本発明に係る容器に使用される
リンクルを有するコンテナの斜視図、第6図は当
該コンテナの金型への取付図、第7図は射出工程
の説明図、第8A及び8B図は本発明実施例を示
す容器本体の断面図、第9A図は当該容器本体へ
蓋体を取付けて成る断面図、第9B図はイージー
オープン可能な丸缶容器の斜視図、第9C図は容
器本体への蓋体を取付けて成る断面図、第10図
は本発明の他の実施例を示すコンテナの斜視図、
第11図は蓋体の他の例を示す平面図、第12図
は第11図のX−X′断面図、第13図は本発明
の変形例を示す斜視図である。 1……多層基材、3……金属箔層、4……樹脂
層、5……樹脂層、10……リンクル、11……
フランジ部、13……底部、14,14′……コ
ンテナ、18,18′……射出樹脂、19,1
9′……容器本体、20,20′……蓋体、12…
…胴壁部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属箔層の両面に、熱溶融接着可能な合成樹
    脂層を有する少なくとも3層以上の平板状多層基
    材が用いられ、底部と該底部周面に立設する胴壁
    部及び該胴壁部上端部に外方に延びる、蓋接着用
    フランジ部とが形成されてなるコンテナの外面に
    は、射出成形による合成樹脂層を有してなる缶様
    容器の容器本体において、コンテナの前記底部と
    胴壁部及びフランジ部は、該平板状多層基材が実
    質的に延伸されることなく形成されてなり、しか
    も胴壁部及びフランジ部には底部の周囲から延び
    る、適宜間隔を置いて形成され、雄、雌金型を用
    いて形成された多数のリンクルがあるが、該リン
    クルを形成する該多層基材の相対する面間は可及
    的に広く熱接着されて、内面の合成樹脂層が連続
    層となり、かつ該胴壁部内面及び該フランジ部上
    面のリンクルは平滑化されてなることを特徴とす
    る缶様容器の容器本体。
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