JPS63162477A - 易開封性容器およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は易開封性容器およびその製造方法に関し、更に
詳細には、レトルト殺菌にも耐え得るヒートシール強度
を有しながらしかも容易に開封することのできる易開封
性容器およびその製造方法に関する。

（従来技術およびその問題点） 従来、単層或いは複層（積層）のグラスチックフィルム
乃至はシートを、真空成形、圧空成形、プラグアシスト
成形、プレス成形、張出し成形等の手段で７ランジを備
えたカップの形に絞り成形し、この容器本体の７ランノ
と蓋体との間にヒートシールによる密封部を形成させた
容器は、種々の食品類等を保存するための容器として広
く用いられるに至っている。この７ランジと蓋体とのヒ
ートシール形式にも種々のものがあり、例えばオレフィ
ン樹脂等のヒートシール性樹脂を７ランジ外面及び蓋体
内面の構成材とし、両者のヒートシール強度を１〜４　
ｋｌｉ７１．５　ｃｍの範囲にしたものや、蓋体内面材
として、オレフィン樹脂、ワックス類及び粘着付与剤の
組成物を用いて両者のヒートシール強度を易開封性（ピ
ーラブル）接着と呼ばれる５　０９　／　１．５　ｃｍ
乃至１．５　ｋｇ／　１．５　ｃｍの範囲に調節したも
の等が知られている。

しかしながら、内容物全レトルト殺菌した容器の場合に
は、殺菌後のＴ−ビール強度が２．３に９／１、５　ｃ
ｒｓ巾以上の範囲にあることが義務づけられておシ、前
述した易開封性接着と呼ばれるヒートシール構造では、
この要求を満足させることは到底困難である。レトルト
殺菌用容器の基準を満足するように、ヒートシール部の
Ｔ−ビール強度を２．３ｋｇ／ｌ、５ｃｒｎ巾以上に大
きくした容器は、蓋体を指先で摘んで容器から引き剥が
して開封することが極めて困難になってくる。

従って、レトルト殺菌用容器の基準を満足しながら、同
時に容易に開封することのできる容器が要求されている
。

（発明の目的） 本発明の目的は、上述した従来のヒートシール容器が有
する欠点が有効に解消され、レトルト殺菌にも耐え得る
ヒートシール強度を有しながら、しかも蓋材の開封用摘
み部から蓋材を引き剥がすことによシ容易に開封するこ
とができる易開封性容器およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。

（発明の構成） 本発明は、開口端外周に７ランジ部を備え、且つ少なく
とも７ランジ部表面がヒートシール性樹脂から形成され
ている容器本体と、少なくとも内表面がヒートシール性
樹脂から形成されている蓋材とを、該フランジ部でヒー
トシールして成る容器において、該蓋材が開封用摘み部
を有し、ヒートシール部が該７ランジ部の幅よりも細い
幅で該フランジ部の全周に亘って形成され、且つ少なく
とも該蓋材の摘み部に対応する部分のヒートシール部が
、その外側部分はその内側部分よりも弱い接着強度を有
するように形成されていることを特徴とする易開封性容
器である。

他の本発明は、開口端外周に７ランジ部を備え、且つ少
なくともフランジ部表面がヒートシール性樹脂から形成
されている容器本体と、少なくとも内表面がヒートシー
ル性樹脂から形成されており、開封用摘み部を有する蓋
材とを、該フランジ部において熱板シーラーによりヒー
トシールする易開封性容器の製造方法において、該熱板
シーラーのシールバーの先端が、該７ランジ部の幅より
も細い幅を有し、少なくとも該蓋材の摘み部に対応する
部分において溝部を有し且つ該溝部によって形成される
外側条がその内側条よりも凹んで形成されているシール
バーを使用してヒートシールすることによって、ヒート
シール部が該フランジ部の幅よりも細い幅で該フランジ
部の全周に亘って形成され、且つ、少なくとも該蓋材の
摘み部に対応する部分のヒートシール部が２条から成り
外側条はその内側条よりも弱い接着強度を有するように
形成された易開封性容器を製造することを特徴とする易
開封性容器の製造方法である。

（発明の好適実施態様） 本発明を添付する図面について説明する。

第１図は、本発明の容器の一実施例の平面図であシ、第
２図は第１図のＡ−Ａ線断面図であシ、第３図は、第１
図における蓋材の摘み部の部分拡大図である。第４図は
、本発明の容器の他の実施例の蓋材の摘み部の部分拡大
平面図である。第５図は、本発明の容器のさらに他の実
施例の容器本体の７ラング部の蓋材の摘み部に対応する
部分の拡大断面図である。第６図は、第１〜３図に示す
容器を製造するために使用される１例のシールバーの、
蓋材の摘み部に対応する部分の先端部の拡大断面図であ
る。

第７図は、本発明の製造方法において使用されるシール
バーの蓋材の摘み部に対応する部分の圧着面を示す部分
平面図であり、第８図は、第７図のＢ−Ｂ線拡大断面図
である。

第１乃至３図において、容器本体１は、金属および／ま
たは熱可塑性樹脂から成る無継目の一体構造のものとし
て形成されており、周状側壁部２、周状側壁部２の下端
に連らなる底部３及び周状側壁部２の上方開口端に連ら
なるヒートシール用７ランジ部４から成っており、少な
くとも７ランノ部４の蓋材５とのヒートシール面がヒー
トシール性樹脂から形成されている。

上記のように開口端外周に７ランノ部４を備えたカップ
状乃至トレイ状の容器本体１は、金属および／または熱
可塑性樹脂から成るフィルム乃至シートを、例えば真空
成形、圧空成形、プレス成形、プラグアシスト成形、張
出し成形等の手段で絞シ成形することによって形成され
る。この場合、フランジ部４の厚みと底部３及び周状側
壁部２の厚みとは同一であってもよいし、また周状側壁
部２が軸方向に延伸されて薄肉化されていてもよい。

容器本体１は第１図に示す円形状以外に多角形状や楕円
形状のものであってもよい。

容器本体１を形成させるために使用される金属および／
または熱可塑性樹脂のフィルム乃至シートは、金属また
は熱可塑性樹脂の単独、金属の片面または両面に熱可塑
性樹脂層が積層された積層物、２種類以上の熱可塑性樹
脂の積層物、例えば、少なくとも耐湿性を有する熱可塑
性樹脂層を内・外表面層としガスバリヤ−性熱可塑性樹
脂を中間層とする３層以上の積層物、上記積層物におい
て金属と熱可塑性樹脂との間および異種の熱可塑性樹脂
の間に接着剤層を設けた積層物等のフィルム乃至シート
である。

上記金属としては、アルミニウム箔、鋼箔、鉄、箔、ブ
リキ箔等が使用され、これらの金属箔は、メッキ処理、
化成処理、化学処理等のそれ自体公知の表面処理が行わ
れていてもよい。

上記各種熱可塑性樹脂としては、従来容器材料として公
知の熱可塑性樹脂を特に限定することなく使用できる。

例えば、耐湿性を有する熱可塑性樹脂としては、ポリエ
チレン、Ｉリプロピレン、エチレンーグロピレン共重合
体等のプリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、
Ｉリプチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル
等を例示することができ、ガスバリヤ−性熱可塑性樹脂
としては、エチレンビニルアルコール共重合体、塩化ビ
ニリデン系樹脂、ハイニトリル樹脂、ナイロン系樹脂等
を例示することができる。

また、前記接着剤としては、金属と熱可塑性樹脂との接
着および異種の熱可塑性樹脂の接着のために使用される
公知の接着剤を特に限定することなく使用することがで
き、そのような接着剤として有機酸または酸無水物変性
オレフィン樹脂、コポリエステル系接着剤樹脂、工４キ
シ変性熱可塑性接着剤樹脂、ウレタン系接着剤樹脂等を
例示することができる。

容器本体１においてフランジ部４の蓋材５とのヒートシ
ール面に形成させるヒートシール性樹脂としては、それ
自体公知のヒートシール性樹脂を特に限定することなく
使用することができる。該ヒートシール性樹脂の好適な
例は、前記の耐湿性を有する熱可塑性樹脂である。該ヒ
ートシール性樹脂は少なくとも上記７ラング部４のヒー
トシール面に形成させることが必要であシ、７ランノ部
４のヒートシール面にのみ容器本体１を成形する前また
は成形した後でヒートシール性樹脂層を形成させてもよ
いが、該ヒートシール性樹脂の好適例が耐湿性を有する
熱可塑性樹脂であることから、容器本体１の容器内側表
面となる表面に前記耐湿性を有する熱可塑性樹脂層が形
成された金属および／または熱可塑性樹脂層を含む積層
体を使用して容器本体１を成形し、それに伴なって形成
される７ラング部上表面の耐湿性を有する熱可塑性樹脂
層をヒートシール性樹脂層とすることもでき、工業的に
容易に形成できる点で後者の方が好ましい。

蓋材５は、金属および／または熱可塑性樹脂から成るフ
ィルム乃至シートから形成され、容器本体１０７ランジ
部４の外周にほぼ一致する大きさを有し、且つ、開封用
摘み部６を有する形状で、少なくとも内表面がヒートシ
ール性樹脂から形成されている。開封用摘み部６は略三
角形状であシその中央部に切れ目７が形成されている。

摘み部６は第１図および第３図に示すような形状に限定
されるものではなく、切れ目７は存在していなくてもよ
く、また略四角形、略台形、略半円形、双山形その他任
意の形状であってよく、その中央部に切れ目があっても
、なくてもよく、蓋材５を容器本体１から引剥がすため
に摘むことのできる形状と大きさであればよい。

蓋材５を形成させるために使用される金属および／また
は熱可塑性樹脂から成るフィルム乃至シートは、前記し
た容器本体１ｔ−形成させるために使用されるフィルム
乃至シートと同様のものである。同一容器において、容
器本体１と蓋材５とは同一材料であってもよく、また異
なった材料であってもよい。

容器本体ｌ゛と蓋材５とは、容器本体１の７ラング部４
においてヒートシールされて内容物を密封している。

ヒートシール部８は、７ラング部４の幅よりも細い幅で
７ラング部４の全周に亘って形成されており、且つ少な
くとも該蓋材５の摘み部６に対応する部分のヒートシー
ル部８の外側部分９はヒートシール部の内側部分よりも
弱い接着強度を有するように形成されている。ヒートシ
ール部８の強度は、本発明の容器がレトルト殺菌処理を
必要とする内容物の容器である場合は、レトルト殺菌後
のＴ−ビール強度が２．３に９／１．５１巾以上の強度
を有することが必要である。外側部分９の接着強度は、
摘み部６を指で摘んで蓋材５を引剥がす際にその初期引
剥がしが容易になるように、Ｔ−ビール強度が２　ｋｇ
　／　１．５　ｃｍ幅以下であって、且つヒートシール
部の内側部分の強度の３０乃至８０％の強度であること
が好ましい。

ヒートシール部８は、第３図に示すように７ラング部４
のほぼ中央部に形成されていてもよいが、７２ンゾ部４
の内側または外側に偏９て形成されていてもよい。ヒー
トシール部の幅は、容器の大キサ、ヒートシール性樹脂
の種類、ヒートシール方法その他の条件によって変わる
ので一律に定めることはできないが、所望するヒートシ
ール強度に応じて実験的に適宜定めることができる。一
般に０．５乃至２ｗｍの範囲であることが好ましい。

また、部分９０大きさも上記各種条件によって変わるの
で一律に定めることはできないが、周辺長さが全周に亘
っても、摘み部に対応する部分だけでもよく、幅がヒー
トシール部８０幅の３０乃至８０％であることが好まし
い。

本発明の容器の他の実施例として、蓋材５の摘み部６に
対応するヒートシール部８の部分を第４図に示すように
形成することもできる。第４図において、摘み部６に対
応するヒートシール部は、内側ヒートシール条１０と外
側ヒートシール条１１との２条からなり、内側ヒートシ
ール条１０の接着強度は２．３　ｋｇ／　１．５　ｃｍ
以上の接着強度を有し、外側ヒートシール条１１の接着
強度は内側ヒートシール条の接着強度よりも弱い接着強
度を有するように形成されている。外側ヒートシール条
１１の接着強度は、前記第３図における外側部分９の接
着強度と同様であり、外側ヒートシール条１１の大きさ
は、容器の大きさ、ヒートシール性樹脂の種類、ヒート
シール方法その他の条件によって変わるので一律に定め
ることはできないが、一般に、周辺長さが全周に亘りて
も、摘み部に対応する部分だけでもよく、幅が他の部分
のヒートシール部８の幅の５０乃至１００％であること
が好ましいＯ 本発明の容器のさらに他の実施例として、摘み部６に対
応する部分の容器本体１の７ラング部４が第５図に示す
ように形成されている容器本体ｌを使用して製造した容
器を例示することができる。

第５図において、フランジ部４のヒートシール面には、
ヒートシール性樹脂層１２が形成され、内側ヒートシー
ル凸条１３と外側ヒートシール凸条１４とが肉盛シされ
て形成されており、外側ヒートシール凸条１４の肉盛シ
厚みｔは内側ヒートシール凸条１３の肉盛り厚みＴより
も小さく形成されている。摘み部に対応する部分以外の
ヒートシール部（図示せず）は、内側ヒートシール凸条
１３の肉盛シ厚みＴと同じ厚みで、内側ヒートシール凸
条１３の内側辺と外側ヒートシール凸条工４の外側辺と
の間の長さＡの幅でフランジ部４の全周に亘って形成さ
れている。外側ヒートシール凸条１４の周辺長さおよび
幅は、第４図において説明した外側ヒートシール条１１
のそれらと同様であることが好ましい。第５図に示すよ
うな構造の容器本体と蓋材とを通常の熱板シーラーを使
用してヒートシールすることによって、本発明の易開封
性容器を製造することができる。

本発明の容器においては、容器本体ｌのフラング部４を
蓋材５の摘み部６に対応する部分において広幅に形成さ
せ、摘み部６に対応する周辺のヒートシール部をほぼ直
線状の外側に張り出す山型に形成させることもできる。

本発明の容器は、前記構造の容器本体と蓋材とを使用し
、熱板シーラーを使用して容器本体の７ランノ部におい
て前記形状のヒートシール部が形成されるようにヒート
シールすることによって製造される。上記形状のヒート
シール部を形成させるためには、熱板シーラーのシール
バーとして、例えば、第３図に示すような構造のヒート
シール部を形成させるためには、第６図に示す如き先端
形状を有するシールバー２０を使用すればよく、また第
４図に示すような構造のヒートシール部を形成させるた
めには、第５図に示すような７ラング部を有する容器本
体と平滑なヒートシール面を有する蓋材とを使用した場
合は先端が平滑であるシールバーを使用するか、または
、後述する本発明の易開封性容器の製造方法において使
用されるシールバーを使用すればよい。

ヒートシール部の他の部分よりも弱い接着強度を有する
外側部分を、蓋材５の摘み部６に対応する部位に形成さ
せるためには、摘み部６を利用して位置決めすればよく
容易に行うことができる。

ヒートシールの条件は、ヒートシール性樹脂の種類、容
器本体および蓋材の材料、厚み等によって変わるが、所
望の接着強度を有するように適宜実験的に決定すること
ができる。

本発明の易開封性容器の製造方法は、第１乃至３図にお
いて詳述したような容器本体と蓋材とを、第７図および
第８図に示す如き先端形状のシールバーを有する熱板シ
ーラーを使用して容器本体のフラング部においてヒート
シールして、第４図に示す如き易開封性容器を製造する
方法である。

第７図および第８図において、シールバー２１の先端部
は、容器のシール面に対応した全体形状を有し、その幅
は容器のフランジ部の幅よりも細く、少くとも蓋材の摘
み部に対応する部分において溝部２２を有し、溝部２２
によりて内側条２３と外側条２４とが形成され、内側条
２３の先端面は他の部分と同一平面をなしており、外側
条２４の先端面は他の部分よりも凹んで形成されている
。

かかる形状のシールバーを有する熱板シーラーを使用し
、平滑なシール面を有する７ランノ部を備えた容器本体
と、平滑なシール面を有する蓋材とを通常の方法によっ
てヒートシールすると、外側条２４によって圧着された
部分のヒートシール部の接着強度が他の部分のヒートシ
ール部の接着強度よりも弱くなるように形成されたヒー
トシール部を有する容器を容易に製造することができる
。

この方法において、外側条２４が蓋材５の摘み部６に対
応する位置に設定するためには、摘み部６を利用して位
置決めすればよい。また、ヒートシール条件は、ヒート
シール性樹脂の種類、容器本体および蓋材の材料、厚み
等によって変わるが、シールバー２１の外側条２４に対
応する部分以外の接着強度が所望の接着強度を有するよ
うに適宜実験的に決定することができる。また、外側条
２４のその内側条よりも凹ませる大きさは、上記種々の
条件によって変わるので、−律に定めることはできない
が、実験的に容易に定めることができる。

（発明の効果） 本発明の容器は、レトルト殺菌処理にも耐え得るように
、レトルト殺菌処理後のヒートシール部のＴ−ビール強
度が２．３ゆ／　１．５　ｃｍ幅以上の強度を有してい
る。そして、指によって蓋材を引剥がすためには、普通
の人にとりでは２．３　ｋｇ／　１．　Ｓ　ｃｒｒｒ幅
が限度であるといわれ、ヒート、シール部がこれよシ大
きいＴ−ビール強度を有する容器を開封するのは極めて
困難である。

しかしながら、本発明の容器においては、ヒートシール
部が前記のような特定形状を有しているため、ヒートシ
ール部がレトルト殺菌処理に充分耐え得る大きい強度を
有しているにもかかわらず、蓋材の開封用摘み部を指で
摘んで引剥がす際、比較的弱い力で蓋材の初期引剥がし
を行うことができ、ひとたび蓋材の引剥がしが開始され
るとその後は他のヒートシール部も容易に引剥がして開
封することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の容器の１実施例の平面図であシ、第２
図は第１図のＡ−Ａ線断面図であシ、第３図は第１図に
おける蓋材の摘み部の部分拡大図であシ、第４図は本発
明の容器の他の実施例の蓋材の摘み部の部分拡大平面図
であり、第５図は本発明の容器のさらに他の実施例の容
器本体のフランジ部の蓋材の摘み部に対応する部分の拡
大断面図であシ、第６図は第１図に示す容器を製造する
ために使用される１例のシールバーの、蓋材の摘み部に
対応する部分の先端部の拡大断面図であり、第７図は本
発明の製造方法において使用されるシールバーの蓋材の
摘み部に対応する部分の圧着面を示す部分平面図であり
、第８図は第７図のＢ−Ｂ線拡大断面図である。 ｌは容器本体、２は周状側壁部、３は底部、４はフラン
ジ部、５は蓋材、６は摘み部、８はヒートシール部、９
はヒートシール部の外側部分、１０は内側ヒートシール
条、１１は外側ヒートシール条、１２はヒートシール性
樹脂層、１３は内側ヒートシール凸条、１４は外側ヒー
トシール凸条、２０はシールバー、２１はシールバー、
２２は溝部、２３は内側条、２４は外側条である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）開口端外周にフランジ部を備え、且つ少なくとも
   フランジ部表面がヒートシール性樹脂から形成されてい
   る容器本体と、少なくとも内表面がヒートシール性樹脂
   から形成されている蓋材とを、該フランジ部でヒートシ
   ールして成る容器において、該蓋材が開封用摘み部を有
   し、ヒートシール部が該フランジ部の幅よりも細い幅で
   該フランジ部の全周に亘って形成され、且つ少なくとも
   該蓋材の摘み部に対応する部分のヒートシール部が、外
   側部分はその内側部分よりも弱い接着強度を有するよう
   に形成されていることを特徴とする易開封性容器。
2. （２）該ヒートシール部が、該フランジ部の幅よりも細
   い幅で該フランジ部の全周に亘って形成され、且つ、少
   なくとも該蓋材の摘み部に対応する部分のヒートシール
   部が２条から成り外側条はその内側条よりも弱い接着強
   度を有するように形成されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の易開封性容器。
3. （３）該フランジ部表面に、肉盛りされたヒートシール
   部が、該フランジ部の幅よりも細い幅で該フランジ部の
   全周に亘って形成され、且つ、少なくとも該蓋材の摘み
   部に対応する部分において２条から成り外側条の肉盛り
   厚みはその内側条よりも小さく形成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の易開封性容器。
4. （４）開口端外周にフランジ部を備え、且つ少なくとも
   フランジ部表面がヒートシール性樹脂から形成されてい
   る容器本体と、少なくとも内表面がヒートシール性樹脂
   から形成されており、開封用摘み部を有する蓋材とを、
   該フランジ部において熱板シーラーによりヒートシール
   する易開封性容器の製造方法において、該熱板シーラー
   のシールバーの先端が、該フランジ部の幅よりも細い幅
   を有し、少なくとも該蓋材の摘み部に対応する部分にお
   いて溝部を有し且つ該溝部によって形成される外側条が
   その内側条よりも凹んで形成されているシールバーを使
   用してヒートシールすることによって、ヒートシール部
   が該フランジ部の幅よりも細い幅で該フランジ部の全周
   に亘って形成され、且つ、少なくとも該蓋材の摘み部に
   対応する部分のヒートシール部が２条から成り外側条は
   その内側条よりも弱い接着強度を有するように形成され
   た易開封性容器を製造することを特徴とする易開封性容
   器の製造方法。