JPS6343578Y2 - - Google Patents
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- JPS6343578Y2 JPS6343578Y2 JP16996183U JP16996183U JPS6343578Y2 JP S6343578 Y2 JPS6343578 Y2 JP S6343578Y2 JP 16996183 U JP16996183 U JP 16996183U JP 16996183 U JP16996183 U JP 16996183U JP S6343578 Y2 JPS6343578 Y2 JP S6343578Y2
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- Japan
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- banknotes
- clamping plate
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- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 14
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、紙幣払出機等の銀行機械に使用され
る紙幣収納箱に関するものである。
る紙幣収納箱に関するものである。
「従来の技術」
一般に、紙幣収納箱は、紙幣払出機等に装着さ
れて、払出機から払出すべき紙幣を貯留するとと
もに、払出機等から取り外したときに紙幣を保管
する金庫としての機能を有している。
れて、払出機から払出すべき紙幣を貯留するとと
もに、払出機等から取り外したときに紙幣を保管
する金庫としての機能を有している。
第1図は前記紙幣収納箱を備えた紙幣払出機の
従来例を示すもので、この紙幣払出機は、機体1
に取り付けた紙幣収納箱2に収納された紙幣3を
繰り出し装置4によつて一枚ずつ繰り出し、この
紙幣3を搬送装置5によつて上方に搬送しつつ判
別し、集積車6を介して一時貯留部7に集積さ
せ、この一時貯留部7に所定枚数の紙幣3が異常
なく送り込まれたことを条件として払出口8から
送り出すようにしたものである。
従来例を示すもので、この紙幣払出機は、機体1
に取り付けた紙幣収納箱2に収納された紙幣3を
繰り出し装置4によつて一枚ずつ繰り出し、この
紙幣3を搬送装置5によつて上方に搬送しつつ判
別し、集積車6を介して一時貯留部7に集積さ
せ、この一時貯留部7に所定枚数の紙幣3が異常
なく送り込まれたことを条件として払出口8から
送り出すようにしたものである。
この紙幣払出機に設けられた紙幣収納箱2は、
紙幣3を集積状態で貯留するもので、紙幣収納箱
2の前面には、紙幣払出機に装着されたことを条
件として収納箱を開口させる前面扉9が設けら
れ、また、収納箱の上面には、紙幣3を箱内に装
填する際に開閉される装填用扉10が設けられて
いる。
紙幣3を集積状態で貯留するもので、紙幣収納箱
2の前面には、紙幣払出機に装着されたことを条
件として収納箱を開口させる前面扉9が設けら
れ、また、収納箱の上面には、紙幣3を箱内に装
填する際に開閉される装填用扉10が設けられて
いる。
そして、この装填用扉10は、例えば、紙幣払
出機の管理責任者が所持する鍵によつてのみ開く
ことができる構造となつている。
出機の管理責任者が所持する鍵によつてのみ開く
ことができる構造となつている。
また、紙幣収納箱2には、集積状態で収納した
紙幣を前面扉9へ向けて押圧する可動挾持板11
が設けられており、この可動挾持板11は、紙幣
収納箱2の前後方向に移動自在に支持されるとと
もに、ばね12によつて、前方へ向けて付勢され
ている。
紙幣を前面扉9へ向けて押圧する可動挾持板11
が設けられており、この可動挾持板11は、紙幣
収納箱2の前後方向に移動自在に支持されるとと
もに、ばね12によつて、前方へ向けて付勢され
ている。
さらに、前記可動挾持板11には、後退防止装
置13が設けられており、この後退防止装置13
は、可動挾持板11の後方への移動を規制するこ
とにより、紙幣収納箱2を運搬する場合などに振
動などによつて可動挾持板11が緩んで紙幣3が
倒れたり姿勢が乱れたりする現象を防止してい
る。
置13が設けられており、この後退防止装置13
は、可動挾持板11の後方への移動を規制するこ
とにより、紙幣収納箱2を運搬する場合などに振
動などによつて可動挾持板11が緩んで紙幣3が
倒れたり姿勢が乱れたりする現象を防止してい
る。
このような後退防止装置13として、例えば、
実公昭56−29307号公報に記載された「紙葉類収
納金庫の紙幣後退防止装置」があり、この「紙葉
類収納金庫の紙幣後退防止装置」は、紙幣収納箱
2の長さ方向に沿つて設けた鋸歯状のラチエツト
板に係止板を係合させるようにしたいわゆるラチ
エツト機構によつて可動挾持板の後方への移動を
規制している。
実公昭56−29307号公報に記載された「紙葉類収
納金庫の紙幣後退防止装置」があり、この「紙葉
類収納金庫の紙幣後退防止装置」は、紙幣収納箱
2の長さ方向に沿つて設けた鋸歯状のラチエツト
板に係止板を係合させるようにしたいわゆるラチ
エツト機構によつて可動挾持板の後方への移動を
規制している。
「考案が解決しようとする課題」
ところで、前記ラチエツト機構では、ラチエツ
ト板の鋸歯のピツチごとに可動挾持板がロツクさ
れるから、紙幣の減少に対応して可動挾持板のロ
ツクを細かく働かせるためには鋸歯のピツチを細
かくすることが望ましいが、単純に鋸歯のピツチ
を細かくすると、鋸歯の強度が不十分になつた
り、ラチエツト板と係止板との係合が不確実にな
るという問題がある。
ト板の鋸歯のピツチごとに可動挾持板がロツクさ
れるから、紙幣の減少に対応して可動挾持板のロ
ツクを細かく働かせるためには鋸歯のピツチを細
かくすることが望ましいが、単純に鋸歯のピツチ
を細かくすると、鋸歯の強度が不十分になつた
り、ラチエツト板と係止板との係合が不確実にな
るという問題がある。
本考案は、前記の事情に鑑てなされたもので、
可動挾持板のロツクを細かく行うことが可能であ
るとともに、鋸歯の強度を低下させることがな
く、さらに、ラチエツト板と係合部との係合を確
実にすることが可能な紙幣収納箱を提供すること
を目的とする。
可動挾持板のロツクを細かく行うことが可能であ
るとともに、鋸歯の強度を低下させることがな
く、さらに、ラチエツト板と係合部との係合を確
実にすることが可能な紙幣収納箱を提供すること
を目的とする。
「課題を解決するための手段」
上記目的を達成するため、本考案は、紙幣払出
機等に脱着可能に取り付けられて紙幣を集積状態
で収納するとともに、集積方向前方から紙幣払出
機内に紙幣を送り出す紙幣収納箱において、該紙
幣収納箱の外観をなす収納ケースの内部に紙幣の
集積方向に沿つて移動して紙幣を前方へ押圧する
可動挾持板を設け、収納ケースの底部に、可動挾
持板の移動方向に沿つてかつ互いに平行に一対の
鋸歯状のラチエツト板を設け、前記可動挾持板
に、ラチエツト板とそれぞれ係合して可動挾持板
の後方への移動を規制する係合部材を設けてな
り、前記一対のラチエツト板は、その鋸歯を互い
に半ピツチずらして配置された構成としてなるも
のである。
機等に脱着可能に取り付けられて紙幣を集積状態
で収納するとともに、集積方向前方から紙幣払出
機内に紙幣を送り出す紙幣収納箱において、該紙
幣収納箱の外観をなす収納ケースの内部に紙幣の
集積方向に沿つて移動して紙幣を前方へ押圧する
可動挾持板を設け、収納ケースの底部に、可動挾
持板の移動方向に沿つてかつ互いに平行に一対の
鋸歯状のラチエツト板を設け、前記可動挾持板
に、ラチエツト板とそれぞれ係合して可動挾持板
の後方への移動を規制する係合部材を設けてな
り、前記一対のラチエツト板は、その鋸歯を互い
に半ピツチずらして配置された構成としてなるも
のである。
「作用」
上記構成であると、ピツチの大きいラチエツト
板は、機械的強度が高いため、可動挾持板に作用
する力に耐えて確実にこれを支持することがで
き、また、両ラチエツト板がその鋸歯のピツチを
ずらして配置されているから、両方のラチエツト
板の鋸歯に交互に係合部を係合させることによつ
て、ひとつのラチエツト板におけるピツチの半分
のピツチで可動挾持板を固定することができる。
板は、機械的強度が高いため、可動挾持板に作用
する力に耐えて確実にこれを支持することがで
き、また、両ラチエツト板がその鋸歯のピツチを
ずらして配置されているから、両方のラチエツト
板の鋸歯に交互に係合部を係合させることによつ
て、ひとつのラチエツト板におけるピツチの半分
のピツチで可動挾持板を固定することができる。
「実施例」
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、図中従来例と共通の部分には同一符号
を付し説明を簡略化する。
る。なお、図中従来例と共通の部分には同一符号
を付し説明を簡略化する。
第2図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、図中符号20は紙幣収納箱の外観をなす
収納ケースである。
もので、図中符号20は紙幣収納箱の外観をなす
収納ケースである。
この収納ケース20は、第2図に示すように紙
幣3を集積状態で収納するもので、紙幣払出機の
機内で開口させられる開口部21と、紙幣の装填
のために開口させられる開口部22とを有してい
る。収納ケース20の底部には、紙幣の集積方向
(以下前後方向という)に沿つてガイド軸23が
設けられており、該ガイド軸23は、可動挾持板
11と一体のスライドブロツク24を軸方向に移
動自在に支持している。
幣3を集積状態で収納するもので、紙幣払出機の
機内で開口させられる開口部21と、紙幣の装填
のために開口させられる開口部22とを有してい
る。収納ケース20の底部には、紙幣の集積方向
(以下前後方向という)に沿つてガイド軸23が
設けられており、該ガイド軸23は、可動挾持板
11と一体のスライドブロツク24を軸方向に移
動自在に支持している。
このスライドブロツク24には、前記ガイド軸
23と直交する如く水平に設けた軸25を中心と
して揺動自在にストツプレバー26,26が設け
られている。前記軸25,25には、前記ガイド
軸23の両側に平行に設けたラチエツト板27,
27とそれぞれ係合してスライドブロツク24の
後方への移動を規制するとともに、前記ストツプ
レバー26,26とも係合せしめられて前記ラチ
エツト板27,27との係合が解除せしめられる
ピン等の係合部材28が、前記軸25,25の軸
線と平行にかつ先端を反対方向に向けて設けられ
ている。また、これらの係合部材28は、ねじり
ばね29によつてこれらの係合部材28が通常鋸
歯状ストツパ27に係合する方向(第2図反時計
方向)に付勢されている。
23と直交する如く水平に設けた軸25を中心と
して揺動自在にストツプレバー26,26が設け
られている。前記軸25,25には、前記ガイド
軸23の両側に平行に設けたラチエツト板27,
27とそれぞれ係合してスライドブロツク24の
後方への移動を規制するとともに、前記ストツプ
レバー26,26とも係合せしめられて前記ラチ
エツト板27,27との係合が解除せしめられる
ピン等の係合部材28が、前記軸25,25の軸
線と平行にかつ先端を反対方向に向けて設けられ
ている。また、これらの係合部材28は、ねじり
ばね29によつてこれらの係合部材28が通常鋸
歯状ストツパ27に係合する方向(第2図反時計
方向)に付勢されている。
なお、ラチエツト板27,27は、互いに半ピ
ツチずつ歯の位置をずらして配置されており、こ
れにより、両側の係合部材28,28に交互に係
合して、歯のピツチの1/2のピツチでスライドブ
ロツク24をロツクすることができる。なお第2
図符号26aは、ストツプレバー26,26を一
体に連結する連結板である。
ツチずつ歯の位置をずらして配置されており、こ
れにより、両側の係合部材28,28に交互に係
合して、歯のピツチの1/2のピツチでスライドブ
ロツク24をロツクすることができる。なお第2
図符号26aは、ストツプレバー26,26を一
体に連結する連結板である。
さらに、スライドブロツク24は、引張りばね
30によつて前方(開口部21側)へ付勢されて
おり、この引張りばね30は、その一端部が収納
ケース20の一部に固着されるとともに、プーリ
31を介してUターンさせられて、スライドブロ
ツク24の軸25に連結されている。
30によつて前方(開口部21側)へ付勢されて
おり、この引張りばね30は、その一端部が収納
ケース20の一部に固着されるとともに、プーリ
31を介してUターンさせられて、スライドブロ
ツク24の軸25に連結されている。
また、可動挾持板11の下端には、収納ケース
20の底板32の上を転動するローラ33,33
が設けられており、このローラ33は、可動挾持
板11のガイド軸23を中心とする回転を規制し
て移動時の安定性を高めている。
20の底板32の上を転動するローラ33,33
が設けられており、このローラ33は、可動挾持
板11のガイド軸23を中心とする回転を規制し
て移動時の安定性を高めている。
さらに、収納ケース20の後端には、可動挾持
板11を開口部21から大きく離間した位置で固
定するロツク装置34が設けられている。このロ
ツク装置34は収納ケース20に上下動自在に支
持されかつ引張りばね35によつて上方へ向けて
付勢されたフツク36を、可動挾持板11の後面
に設けた係合板37の係合孔38に係合させるよ
うにした構造となつている。
板11を開口部21から大きく離間した位置で固
定するロツク装置34が設けられている。このロ
ツク装置34は収納ケース20に上下動自在に支
持されかつ引張りばね35によつて上方へ向けて
付勢されたフツク36を、可動挾持板11の後面
に設けた係合板37の係合孔38に係合させるよ
うにした構造となつている。
そして、前記ロツク装置34によつて、第2図
鎖線で示す如く収納ケース20の後端に固定され
た位置が、可動挾持板11の後退限界位置となつ
ている。そして、この限界位置にある可動挾持板
11から前方へ若干離間した位置の底板32の上
には、紙幣3の装填限界を示す表示部39が設け
られており、この一実施例では、底板32に描か
れた限界ラインによつて装填限界が表示されてい
る。
鎖線で示す如く収納ケース20の後端に固定され
た位置が、可動挾持板11の後退限界位置となつ
ている。そして、この限界位置にある可動挾持板
11から前方へ若干離間した位置の底板32の上
には、紙幣3の装填限界を示す表示部39が設け
られており、この一実施例では、底板32に描か
れた限界ラインによつて装填限界が表示されてい
る。
また、収納ケース20の開口部22を開閉する
装填用扉10の内面には、可動挾持板11が特定
の位置にあるときにこれに当接して装填用扉10
の下降を規制する扉ストツパー40が設けられて
いる。すなわち、この扉ストツパー40は、例え
ば第2図鎖線で示す如くロツク装置34によつて
固定された位置(後退限界位置)の可動挾持板1
1あるいは、前述の表示部39を越えて紙幣3を
収納することによつてロツク位置から前方へ若干
離れた位置で停止させられた可動挾持板11の上
端に当接して装填用扉10の下降を規制すること
ができる。
装填用扉10の内面には、可動挾持板11が特定
の位置にあるときにこれに当接して装填用扉10
の下降を規制する扉ストツパー40が設けられて
いる。すなわち、この扉ストツパー40は、例え
ば第2図鎖線で示す如くロツク装置34によつて
固定された位置(後退限界位置)の可動挾持板1
1あるいは、前述の表示部39を越えて紙幣3を
収納することによつてロツク位置から前方へ若干
離れた位置で停止させられた可動挾持板11の上
端に当接して装填用扉10の下降を規制すること
ができる。
なお、第2図ないし第5図符号41は、紙幣収
納箱の運搬に際して利用される把手、符号42
は、紙幣収納箱の紙幣払出機への挿入、引出しに
利用される把手である。
納箱の運搬に際して利用される把手、符号42
は、紙幣収納箱の紙幣払出機への挿入、引出しに
利用される把手である。
このように構成された紙幣収納箱に紙幣を装填
する手順を以下に説明する。
する手順を以下に説明する。
S1:装填用扉10を開くとともに、連結板26
aを手指で操作して第2図時計方向に回
動させて係合部材28とラチエツト板2
7との係合を解きながら、可動挾持板1
1を開口部21から大きく離間させ、そ
の後連結板26aから手を放して、係合
部材28とストツパー27とを係合させ
る。(すなわち、可動挾持板11を収納
ケース20の後端へ寄せてロツクする。) S2:可動挾持板11を後端側に寄せて行くと、
フツク36が係合板37によつて徐々に
押し下げられて、係合孔38の上方まで
よせられた時点で係合孔38に係合し、
これにより、可動挾持板11が後退限界
位置にロツクされる。
aを手指で操作して第2図時計方向に回
動させて係合部材28とラチエツト板2
7との係合を解きながら、可動挾持板1
1を開口部21から大きく離間させ、そ
の後連結板26aから手を放して、係合
部材28とストツパー27とを係合させ
る。(すなわち、可動挾持板11を収納
ケース20の後端へ寄せてロツクする。) S2:可動挾持板11を後端側に寄せて行くと、
フツク36が係合板37によつて徐々に
押し下げられて、係合孔38の上方まで
よせられた時点で係合孔38に係合し、
これにより、可動挾持板11が後退限界
位置にロツクされる。
S3:可動挾持板11をロツクした状態で収納ケ
ース20に紙幣3を表示部39まで装填
する。(もちろん、必要に応じて表示部
39の手前まで装填してもよい) S4:ロツク装置34を操作してフツク36を強
制的に押し下げてロツクを解除すると、
引張りばね30の張力によつて可動挾持
板11が前方へスライドし、紙幣3の紙
面に接触して停止する。
ース20に紙幣3を表示部39まで装填
する。(もちろん、必要に応じて表示部
39の手前まで装填してもよい) S4:ロツク装置34を操作してフツク36を強
制的に押し下げてロツクを解除すると、
引張りばね30の張力によつて可動挾持
板11が前方へスライドし、紙幣3の紙
面に接触して停止する。
上記S4において、ロツクの解除を忘れた場合、
あるいは、表示部39を越えて過剰枚数の紙幣3
が詰め込まれた場合には、可動挾持板11が、ロ
ツク位置、もしくはロツク位置から前方に若干離
間した限界位置付近にあるため、装填用扉10を
閉じて行くと扉ストツパー40が可動挾持板11
の上端に当接し、装填用扉10を閉じることがで
きなくなる。したがつて、可動挾持板11をロツ
クしたまま、あるいは紙幣を過剰に詰め込んだま
ま装填用扉を閉じるといつた誤操作が防止され
る。
あるいは、表示部39を越えて過剰枚数の紙幣3
が詰め込まれた場合には、可動挾持板11が、ロ
ツク位置、もしくはロツク位置から前方に若干離
間した限界位置付近にあるため、装填用扉10を
閉じて行くと扉ストツパー40が可動挾持板11
の上端に当接し、装填用扉10を閉じることがで
きなくなる。したがつて、可動挾持板11をロツ
クしたまま、あるいは紙幣を過剰に詰め込んだま
ま装填用扉を閉じるといつた誤操作が防止され
る。
また、紙幣収納箱2の運搬等に際して振動、あ
るいは紙幣収納箱2の姿勢の変化によつて可動挾
持板11が戻ろうとすることがあるが、このよう
な場合、係合部材28がラチエツト板27の垂直
な係止面27aに係止されて可動挾持板11の後
方への移動が規制される。一方、紙幣収納箱2を
本体に装填して、紙幣3を順次繰り出して行く
と、係合部材28がラチエツト板27の傾斜面2
7bにより押し下げられ、ストツプレバー26が
揺動を繰り返しつつ係止面27aに一つずつ係合
して可動挾持板11が前方へ移動して行く。した
がつて、可動挾持板11を後方への移動を規制し
つつ前方へ送ることができる。
るいは紙幣収納箱2の姿勢の変化によつて可動挾
持板11が戻ろうとすることがあるが、このよう
な場合、係合部材28がラチエツト板27の垂直
な係止面27aに係止されて可動挾持板11の後
方への移動が規制される。一方、紙幣収納箱2を
本体に装填して、紙幣3を順次繰り出して行く
と、係合部材28がラチエツト板27の傾斜面2
7bにより押し下げられ、ストツプレバー26が
揺動を繰り返しつつ係止面27aに一つずつ係合
して可動挾持板11が前方へ移動して行く。した
がつて、可動挾持板11を後方への移動を規制し
つつ前方へ送ることができる。
なお、前記一実施例では係合部としてピンを使
用したが係合部の構造はこれに限定されるもので
はなく、例えば、板状であつてもよい。
用したが係合部の構造はこれに限定されるもので
はなく、例えば、板状であつてもよい。
「考案の効果」
以上の説明で明らかなように、本考案は、収納
ケースの底部に、可動挾持板に設けた一対の係合
部材とそれぞれ係合する一対のラチエツト板を設
け、これらのラチエツト板の鋸歯のピツチを互い
にを半ピツチずらしたことを特徴とするもので、
これらのラチエツト板の鋸歯に係合部材を交互に
係合させることにより、各ラチエツト板の鋸歯の
ピツチの半分のピツチで可動挾持板をロツクする
ことができ、したがつて、ラチエツト板の鋸歯の
強度、あるいはラチエツト板と係合部との係合の
確実さを損なうことなく、可動挾持板の細かいロ
ツクを実現することができるという効果を奏す
る。
ケースの底部に、可動挾持板に設けた一対の係合
部材とそれぞれ係合する一対のラチエツト板を設
け、これらのラチエツト板の鋸歯のピツチを互い
にを半ピツチずらしたことを特徴とするもので、
これらのラチエツト板の鋸歯に係合部材を交互に
係合させることにより、各ラチエツト板の鋸歯の
ピツチの半分のピツチで可動挾持板をロツクする
ことができ、したがつて、ラチエツト板の鋸歯の
強度、あるいはラチエツト板と係合部との係合の
確実さを損なうことなく、可動挾持板の細かいロ
ツクを実現することができるという効果を奏す
る。
第1図は従来の紙幣収納箱を備えた紙幣払出機
の側面図、第2図ないし第5図は本考案の一実施
例を示すもので、第2図は側面図、第3図は第2
図の−線に沿う矢視図、第4図は第2図の
−線に沿う矢視図、第5図は第2の−線に
沿う矢視図である。 1……機体、2……紙幣収納箱、9……全面
扉、10……装填用扉、11……可動挾持板、2
0……収納ケース、27……ラチエツト板、28
……係合部。
の側面図、第2図ないし第5図は本考案の一実施
例を示すもので、第2図は側面図、第3図は第2
図の−線に沿う矢視図、第4図は第2図の
−線に沿う矢視図、第5図は第2の−線に
沿う矢視図である。 1……機体、2……紙幣収納箱、9……全面
扉、10……装填用扉、11……可動挾持板、2
0……収納ケース、27……ラチエツト板、28
……係合部。
Claims (1)
- 紙幣払出機等に脱着可能に取り付けられて紙幣
を集積状態で収納するとともに、集積方向前方か
ら紙幣払出機内に紙幣を送り出す紙幣収納箱にお
いて、該紙幣収納箱の外観をなす収納ケースの内
部に紙幣の集積方向に沿つて移動して紙幣を前方
へ押圧する可動挾持板を設け、収納ケースの底部
に、可動挾持板の移動方向に沿つてかつ互いに平
行に一対の鋸歯状のラチエツト板を設け、前記可
動挾持板に、ラチエツト板とそれぞれ係合して可
動挾持板の後方への移動を規制する係合部材を設
けてなり、前記一対のラチエツト板は、その鋸歯
を互いに半ピツチずらして配置されたことを特徴
とする紙幣収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16996183U JPS6082364U (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 紙幣収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16996183U JPS6082364U (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 紙幣収納箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6082364U JPS6082364U (ja) | 1985-06-07 |
JPS6343578Y2 true JPS6343578Y2 (ja) | 1988-11-14 |
Family
ID=30371171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16996183U Granted JPS6082364U (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 紙幣収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6082364U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2677611B2 (ja) * | 1988-06-23 | 1997-11-17 | 株式会社東芝 | 紙葉類収容装置 |
-
1983
- 1983-11-01 JP JP16996183U patent/JPS6082364U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6082364U (ja) | 1985-06-07 |
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