JPS6327246Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6327246Y2
JPS6327246Y2 JP9333983U JP9333983U JPS6327246Y2 JP S6327246 Y2 JPS6327246 Y2 JP S6327246Y2 JP 9333983 U JP9333983 U JP 9333983U JP 9333983 U JP9333983 U JP 9333983U JP S6327246 Y2 JPS6327246 Y2 JP S6327246Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
cassette
lock release
release bar
pinion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9333983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS605566U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9333983U priority Critical patent/JPS605566U/ja
Publication of JPS605566U publication Critical patent/JPS605566U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6327246Y2 publication Critical patent/JPS6327246Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は貨幣処理機器(こゝで貨幣処理機器と
は、貨幣支払機、貨幣入出金機、両替機、自動販
売機、コインロツカー、バス料金精算機等、紙幣
または硬貨を投出したり受収する機械等を総称す
る。)における貨幣収納カセツト(紙幣または硬
貨の支払い、精算等を行なうために機械側への供
給用として紙幣または硬貨を収納しておく場合、
あるいは機械側へ取り込まれる紙幣または硬貨を
受理収納したり、精算済の紙幣または硬貨を受け
入れ収納する場合等の貨幣収納箱を総称する。)
のロツク制御装置に関する。
(従来の技術) 従来の上記ロツク制御装置は、貨幣処理機器に
設けられるロツク解除バーと、貨幣収納カセツト
側に設けられるロツク機構とで構成され、貨幣収
納カセツトが貨幣処理機器に挿入される際、ロツ
ク解除バーが貨幣収納カセツトのロツク機構中の
ロツク解除用部材に当接してロツク解除用部材を
移動させ、ロツク機構のロツク解除がなされるよ
うになつている。
ロツク機構によりロツクされる対象部分は、貨
幣収納カセツトが紙幣用か硬貨用か、あるいは貨
幣収納カセツトが貨幣供給用の収納か、機器側か
らの貨幣の受理収納か、等により多少異なるもの
の、一般に貨幣の送り出しに使われる貨幣収納カ
セツトの場合はそのロツクの対象は貨幣送出口を
開閉するシヤツターであり、また貨幣送出手段も
貨幣収納カセツトに備える場合は貨幣送出口の開
閉シヤツターまたは貨幣送出手段がロツクの対象
となる。他方、貨幣の受け入れ収納を行なう貨幣
収納カセツトの場合は、貨幣受入口に設けられる
シヤツターがロツクの対象となる。なお貨幣処理
機器から貨幣収納カセツトが引きぬかれたときに
シヤツターとか貨幣送出手段をロツク機構でロツ
クする理由は、カセツト内の収納貨幣をカセツト
運搬者が勝手に取り出せないようにするなどの盗
難の防止のためである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが従来のロツク制御装置では、貨幣収納
カセツトが貨幣処理機器から引き抜かれている状
態においてもロツク解除バーの代りにドライバー
等をカセツトの進入孔へ挿入することによりロツ
ク解除用部材を移動させることができ、シヤツタ
ーや貨幣送出手段のロツクが解かれて貨幣の取出
しができ、貨幣が盗まれやすいものであつた。
本考案は上記の点に鑑み、前記従来の欠点を解
決することを目的としてなされたもので、カセツ
トが引抜かれているときにカセツのシヤツタを開
けることができないようにし、盗難事故を確実に
防ぐことができる貨幣収納カセツトのロツク制御
装置を提供するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、貨幣処
理機器に挿入される貨幣収納カセツトにロツク機
構を、貨幣処理機器にロツク解除バーを備え、貨
幣収納カセツトを貨幣処理機器へ挿入したときに
は前記ロツク解除バーによりロツク機構を作動し
てロツクを解除し、貨幣処理機器からの貨幣の受
入れ収納または貨幣処理機器への収納貨幣の供給
を可能とし、貨幣収納カセツトが貨幣処理機器か
ら引き抜かれたときにはロツク機構のロツク作用
により貨幣収納カセツトから貨幣の取出しを不能
とする貨幣収納カセツトのロツク制御装置におい
て、カセツトの挿入方向にむけて形成されるラツ
ク歯面を備えたロツク解除バーと、ロツク機構中
に設けられ、ロツク解除バーがカセツトの進入孔
内を所定位置まで進入移動する際にその進入移動
に連動されて移動されロツク機構のロツクを解除
するロツク解除用部材と、カセツトの進入孔内部
に設けられロツク解除バーのラツク歯面と噛みあ
い回転されるピニオンと、このピニオンと一体的
に回転され、ロツク解除バーの進入経路から退逃
されるシヤツター部材とを具備してなり、貨幣収
納カセツトの貨幣処理機器への挿入によつてロツ
ク解除バーのラツク歯面によりピニオンを所定角
度回転させ、そのピニオンの回転によつてシヤツ
ター部材をロツク解除バーの進入経路から退逃さ
せてロツク解除バーの進入孔内の所定位置までの
進入を許容し、ロツク解除バーの所定位置への進
入移動によつて直接ロツク解除バーで前記ロツク
解除用部材を連動移動させるかあるいはロツク解
除バーの所定位置への進入移動によつて回転され
るピニオンの回転が伝達される連動部材によつて
前記ロツク解除用部材を連動移動させ、ロツク機
構のロツク解除を行なわせるようにしたことにあ
る。
(作用) 上記の構成により、貨幣収納カセツトの貨幣処
理機器への挿入によつてロツク解除バーのラツク
歯面によりピニオンを所定角度回転させ、そのピ
ニオンの回転によつてシヤツター部材をロツク解
除バーの進入経路から退逃させてロツク解除バー
の進入孔内の所定位置までの進入を許容し、ロツ
ク解除バーの所定位置への進入移動によつて前記
ロツク解除用部材を連動移動させ、ロツク機構の
ロツク解除を行なわせる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
図示実施例は紙幣支払機に用いられる紙幣投出
機に本考案を適用した場合を示すもので、第1図
は紙幣投出機本体枠1に紙幣収納カセツト2を装
着した状態の側面を示し、第2図は上記カセツト
2を本体枠1から引抜いた状態の側面を示し、さ
らに第3図は第2図−線視断面を示してい
る。
上記紙幣収納カセツト2(以下単にカセツトと
いう)は、可動枠3,3′と、底板4と、前板5
とにより貨幣収納空間が形成されている。
上記空間部の前端正面には、左右一対のフイー
ドローラ6,6が前記前板5に形成された切欠部
5a,5aから一部が空間部内に突出するよう軸
支されている。このフイードローラ6,6は、そ
の周面に摩擦係数の大きい弾性材料によりなるキ
ツカー部6aが植設され、他の周面は金属面の滑
りやすい滑面とされている。
前記フイードローラ6,6に対応する巾方向位
置で、該ローラ6,6より下方部にはゲートロー
ラ7,7と、その外側部にはベルト用プーリー
8,8がそれぞれ軸支されている。
前記底板4の前端は下方へ円弧状に屈曲され、
その先端はさらに前方へ斜め下方に折曲されてい
る。そしてこの底板4の前端部分のゲートローラ
7,7に対向する部分には切欠が形成され、この
切欠には図において反時計方向にのみ回転可能な
自由回転ローラ形式のゲート部材9,9が突出さ
れ、前記ゲートローラ7,7と上記ゲート部材
9,9とで紙幣を1枚のみ通過させるゲート間隙
が形成されている。
前記空間部内には、整列状態で収納される紙幣
群Bの背部をフイードローラ6,6側へ押圧して
付勢し、紙幣群Bの整列姿勢を保つための押圧板
10が設けられている。また空間部の上部には開
閉蓋11が設けられており、この開閉蓋11は紙
幣補充の際に特別のキーによつて開かれ、通常時
は施錠されて開蓋することができないようになつ
ている。
前記可動枠3,3′の下部にはカバー板12が
固定され、また可動枠3,3′の第3図において
両側部にはカバー板13,13が固定され、さら
にこのカバー板13,13の前後端面の開放部分
にもカバー板14,14,14′,14′が固定さ
れている。そして可動枠3,3′の前端面にはカ
バー板12′が固定され、同様に後端面にも図示
しないがカバー板が固定されており、これにより
カセツト2はほゞ密閉状態とされている。
前記フイードローラ6,6、ゲートローラ7,
7、およびプーリー8,8を軸支する軸15,1
6は可動枠3,3′間に掛け渡され、プーリー8,
8は軸16上の軸受17,17を介して支持され
ている。また上記軸15,16の可動枠3′外に
突出する端部にはプーリー18,19が固着さ
れ、これらプーリー18,19とプーリー20と
にベルト21が巻回されている。
上記プーリー20の軸22には、該プーリー2
0の側部に第1の従動回転体としての第1従動ロ
ーラ23が固定されており、このローラ23は本
体枠1側の第1の駆動回転体としての第1駆動ロ
ーラ24に摩擦接触可能に配設されている。した
がつてカセツト2を本体枠1に装着することによ
り、ローラ24,23が摩擦接触し、ローラ24
が回転されると、その回転はローラ23、ベルト
21を通じて軸15,16が回転され、フイード
ローラ6,6およびゲートローラ7,7が回転さ
れる。
前記軸15の可動枠3外に突出する端部にはカ
ム板25(第1図および第2図においては一点鎖
線図示、第3図においては実線図示)が固定され
ており、このカム板25の外周には前記フイード
ローラ6のキツカー部6aが紙幣群Bと接触しな
い角度領域に対応する所定角度領域に係止部とし
ての切欠凹部25aが形成されている。
前記可動枠3の外側面には支軸26が植設さ
れ、この支軸26に係合片としての係合レバー2
7が揺動可能に支持され、このレバー27の一端
の係合部27aが前記切欠凹部25aに係合し得
るよう係合レバー27の他端と可動枠3との間に
引張りばね28が張装されている。
前記軸16の可動枠3外に突出する端部には制
止カム板29が固定され、このカム板29の周縁
には制止凹部29aが設けられており、この周縁
には可動枠3に支軸30により支持されたレバー
31の一端のカムフオロワ32が接触されてい
る。この接触はレバー31と可動枠3との間に張
装された捩りばね33によつて行なわれている。
前記可動枠3,3′間には軸34が支持され、
この軸34の軸方向におけるプーリー8,8に対
応する位置にプーリー35,35が固定され、前
記プーリー8,8と35,35との間にそれぞれ
ベルト36,36が巻回されている。
さらに可動枠3,3′間には軸37,38が支
持され、これら各軸37,38の軸方向における
プーリー8,8に対応する位置にプーリー39,
39,40,40がそれぞれ固定され、これらプ
ーリー39,40間にはベルト41,41が巻回
されている。なお42,42′はプーリー35,
35,40,40の位置から送り出される紙幣を
ガイドするガイド板である。
前記軸34の可動枠3′外に突出する端部には、
第2の従動回転体としての第2従動ローラ43が
固定されており、この第2従動ローラ43は、カ
セツト2を本体枠1に装着したとき本体枠1に設
けられている第2の駆動回転体としての第2駆動
ローラ44に摩擦接触可能に配設されている。し
たがつて第2駆動ローラ44の回転は第2従動ロ
ーラ43、軸34、プーリー35,35、ベルト
36を通じてプーリー8が回転され、またベルト
36に圧接されるベルト41によりプーリー4
0,40、軸38、プーリー39,39を通じ軸
37が回転される。
以上の構成部材、すなわちプーリー8,8,3
5,35、軸34、ベルト36,36、プーリー
39,39、軸37,38、プーリー40,4
0、ベルト41,41、ガイド板42,42′に
より、紙幣を本体枠1側へ送り込む送入搬送路4
5が構成され、こゝでベルト36,36,41,
41が送入搬送体となる。
本体枠1には、カセツト2の前端に当接してカ
セツト2の装填位置を定めるストツパ46が固定
され、このストツパ46でカセツト2の位置が定
められたのち図示しない施錠機構によりカセツト
2を本体枠1に施錠されるようになつている。
上記ストツパ46の側面には、ロツク解除部材
60(第1図乃至第3図においては図示せず。詳
細は後述する。)が固定されている。このロツク
解除部材60は、装着時におけるカセツト2の前
面側に延び、カセツト2の装着により係合レバー
27の支軸26より下方部に当接して該レバー2
7を図において時計方向に揺動させ、カム板25
の切欠凹部25aに係合していた係合部27aを
外し、フイードローラ6,6の回転を可能な状態
とするものである。なおこの解除手段Aの詳細に
ついては後述する。
なお、本体枠1に設けられる第1駆動ローラ2
4、第2駆動ローラ44はそれぞれ別の駆動モー
タにより回転駆動されるようになつており、各ロ
ーラ24,44の回転速度関係は、フイードロー
ラ6,6の周速よりベルト36,36,41,4
1の周速の方が大きくなるようになされている。
また、フイードローラ6,6により送り出される
紙幣がベルト41,41,36,36を通過しき
つたのち、ベルト36,36,41,41を停止
させる関係上、フイードローラ6,6の停止後に
ベルト36,36,41,41が停止されるよう
になつている。その結果、第1駆動ローラ24が
停止したのち第2駆動ローラ44が停止される関
係になる。この場合、ローラ24,44を別のモ
ータによらず1個のモータによる駆動とし、各ロ
ーラ24,44の外径を前述の速度関係になるよ
うに設定し、一方のローラをクラツチにより回転
を制御するようにしてもよい。
前記本体枠1には、送入搬送路45のガイド板
42,42′に対向するガイド板47,47′が設
けられ、またカセツト2の送入搬送路45への紙
幣の進入を検知する投光器48、受光器49から
なる検出手段が設けられ、カセツト2の挿入装着
によつて送入搬送路45の入口部位に臨む位置に
位置されるように配設されている。したがつてカ
セツト2には、上記投光器48が進入し得る孔
(図示せず)がそれぞれカバー板12′に形成され
ており、またカセツト2のカバー板12には受光
器49の受光孔12aが形成されている。さらに
カセツト2のカバー板14には前記ロツク解除部
材60の進入孔14a(第1図乃至第3図では図
示せず。第4図a参照。詳細は後述する。)が、
カバー板14′には第1駆動ローラ24、第2駆
動ローラ44の進入孔(いずれも図示せず)が形
成されている。
前記本体枠1には、送入搬送路45の出口、す
なわちガイド板42,42′の端部に臨む位置に
前述のガイド板47,47′が設けられ、ガイド
板47′の下方にはローラ50,50が設けられ、
このローラ50,50をベルト51,51を介し
て回転させる従動プーリー52,52が設けられ
ている。上記ベルト51,51の他端は駆動プー
リー53,53に掛回されている。
また、前記ベルト51,51に圧接するベルト
54,54が設けられ、このベルト54,54は
駆動プーリー55,55、従動プーリー56,5
6,57,57に巻回され、テンシヨンプーリー
58,58により所定のテンシヨンが与えられて
いる。またベルト51,51,54,54は各駆
動プーリー53,53,55,55で等速度で回
転され、本体枠1側の搬送路59が構成されてい
る。
なお、上記実施例において、カセツト2の引抜
き時、係合レバー27の係合部27aがカム板2
5の切欠凹部25aに係合していることは、カバ
ー14′に形成される第1駆動ローラ24の進入
孔からローラ23を回転させて紙幣が不正に繰り
出されることを防止すると同時に、カセツトの持
ち運び時にフイードローラ6,6が振動等によつ
て回つてしまうことを防止する意味を持つてい
る。
また、カセツト2の制止カム板29は、繰り出
し中のフイードローラ6,6への駆動伝達が絶た
れる際の慣性による回転をカムフオロワ32と制
止凹部29aとの係合で制止し、キツカー部6
a,6aと紙幣とが接触しない位置でフイードロ
ーラ6,6を停止させる役目を持つものである。
このフイードローラ6,6の駆動力が断たれた時
点では、ベルト36,36,41,41は未だ回
転を続行しているため、プーリー8,8の回転が
軸16の慣性回転をも助長することになり、その
制止の意味も兼ねている。なお、フイードローラ
6,6が回転駆動されているときでも、制止カム
板29とカムフオロワ32とは接触状態にあり、
その時点においては制止作用をしては好ましくな
く、そのため慣性回転の制止を行なうに必要な制
止凹部29aの深さ、および捩りばね33のばね
圧が設定される。また、カセツト2の引抜き時点
では、カム板25の切欠凹部25aに係合レバー
27が係合するようフイードローラ6,6を停止
させる関係上、制止カム板29の制止凹部29a
とカムフオロワ32とが係合するとき、カム板2
5の切欠凹部25aに係合レバー27の係合部2
7aが対向する位置関係になつている(第2図参
照)。
つぎにロツク解除手段Aの詳細について第4図
aにより説明する。ストツパ46の側面に固定さ
れる本体枠1側のロツク解除部材60は、その先
端に係合レバー27の被接触部27bに接触する
当接部60aが、下面にはラツク歯60bが形成
されている。カセツト2のカバー板14には前記
ロツク解除部材60の進入孔14aが形成されて
いる。この進入孔14aはカバー板14に形成さ
れる孔と、そのカバー板14の内面に固定される
孔形成部材14b,14cにより形成され、進入
孔14aの形状は、進入始端から内部にむかつて
傾斜状に狭まり、途中から前記ロツク解除部材6
0よりやや大なる寸法で水平方向にむかう角孔形
状となつている。そしてその角孔を形成する孔形
成部材14a,14cの傾斜状縁と水平縁との交
差部位は阻止部14b′,14c′とされてドライバ
ー等の偽棒Cの挿入時に後述の阻止作用をなす。
この進入孔14aのカセツト2の内部位置に
は、回転自在に支持される軸62に固定されかつ
ロツク解除部材60のラツク歯60bと噛み合う
ピニオン歯を周面に備えたピニオン61が設けら
れている。。この軸62にはシヤツターレバー6
3が固定され、第4図aにおいてそのレバー60
の先端は側方へ折り曲げられ、その折り曲げられ
た部位はほゞ垂直方向に延びるシヤツター部63
aと、ほゞ水平方向に延びる阻止部63bと、
ほゞ垂直方向へ延びる最先端の位置決め部63c
とが形成されている。シヤツター部63aは、ラ
ツク歯60bが形成されていない偽棒C(例えば
ドライバー等)が挿入された場合、その偽棒Cの
先端に当接しその偽棒Cの先端が係合レバー27
の被接触部27bに当接することを阻止する。ま
た阻止部63bは、孔形成部材14b,14cの
阻止部14b′,14c′およびピニオン61の周面
と協働して偽棒Cがシヤツター部63aに当接し
てシヤツターレバー63を回転させようとする場
合偽棒Cによるシヤツターレバー63の回転を阻
止する役目をする。さらにシヤツターレバー63
は、その基端部位(軸62近傍部位)とカセツト
2の枠板(図示せず)間に引張ばね64が張設さ
れていて、ピニオン61、シヤツターレバー63
に時計方向への回転が与えられており、孔形成部
材14の内端に固定されるストツパーピン65に
シヤツターレバー63の前記位置決め部63cが
当接することによりシヤツターレバー63の位置
決めがなされる。
それ故第4図dに示すように、カセツト2が本
体枠1から抜かれている状態で作業者等が悪意で
ドライバー等の偽棒Cをカセツト2の進入孔14
aへ挿入すると、偽棒Cにはラツク歯が形成され
ていないためピニオン61は反時計方向へは回転
されず、偽棒Cの先端はシヤツターレバー63の
シヤツター部63aに当接する。偽棒Cをさらに
進入させるとシヤツター部63aが偽棒Cで押さ
れることからシヤツターレバー63、ピニオン6
1、軸62は反時計方向にわずか回転されるが、
偽棒Cは孔形成部材14b,14cの阻止部14
b′,14c′、ピニオン61の周面、シヤツターレ
バー63の阻止部63bに規制された方向へしか
進入させられず、したがつてシヤツターレバー6
3に対してはそれ以上反時計方向への回転を与え
ることができ、係合レバー27の揺動を行なえな
い。
カセツト2を本体枠1へ挿入する場合は、ロツ
ク解除部材60がカセツト2の進入孔14aに進
入し、前記部材60のラツク歯60bがピニオン
61のピニオン歯に噛合う(第4図aの直後位
置)。カセツト2をさらに本体枠1へ挿入すると、
前記部材60のラツク歯60bがピニオン歯と噛
み合つている関係上ピニオン61を反時計方向に
回転させ、軸62を介してシヤツターレバー63
も反時計方向へ回転され、シヤツター部63a、
阻止部63b、位置決め部63cはいずれもロツ
ク解除部材60の進入経路から退逃する(第4図
b図示)。
カセツト2を本体枠1へさらに挿入すると、カ
セツト2がストツパ46に当接する寸前位置にお
いてロツク解除部材60の先端の当接部60aが
係合レバー27の被接触部27bに当接し、係合
レバー27を引張ばね28に抗して支軸26を中
心に時計方向に回転させ、係合レバー27の係合
部27aをカム板25の切欠凹部25aから退逃
させる。ピニオン61はそのとき前記部材60の
ラツク歯60bでさらに回転されており、ピニオ
ン61、軸63、シヤツターレバー63はさらに
反時計方向へ回転される(第4図c図示)。その
第4図c位置からほんのわずかカセツト2を挿入
すると、カセツト2がストツパ46で位置決めさ
れ、カセツト2側の第1従動ローラ23、第2従
動ローラ43が第1駆動ローラ24、第2駆動ロ
ーラ44に圧接される。そのとき係合レバー27
は軸26を中心に第4図cからほんのわずか反時
計方向へ揺動されてその係合部27aがカム板2
5の切欠凹部25aから退逃され、カム板25の
回転を拘束しない位置に位置されており、またピ
ニオン61、シヤツターレバー63も第4図cの
状態からほんのわずか反時計方向へ回転された位
置にあり、ラツク歯60bとピニオン61の噛み
合い状態によりピニオン61、軸62、シヤツタ
ーレバー63の位置決めがなされている。そして
スタート釦操作により第1および第2駆動ローラ
24,44の回転が第1、第2従動ローラ23,
43に伝達され、カセツト2からの紙幣の送り出
しが行なわれる。
またカセツト2を本体枠1から引き抜く場合
は、カセツト2がストツパ46から離れ、その際
第1、第2従動ローラ23,43が第1および第
2駆動ローラ24,44から離れる。カセツト2
をさらに本体枠1から引き抜いていくと、第4図
cの状態を経て第4図bの状態となり、ロツク解
除部材60の当接部60aが係合レバー27の被
接触部27bから離れ、係合レバー27は引張ば
ね28により支軸26を中心に反時計方向に回転
され、係合部27aがカム板25の切欠凹部25
aと接触して止められる。ピニオン61、軸6
2、シヤツターレバー63はロツク解除部材60
のラツク歯60bにより時計方向に回転されてお
り、第4図bの状態から第4図aの状態の寸前の
位置までカセツト2が引き抜かれたとき、ロツク
解除部材60のラツク歯60bがピニオン61か
ら外れ、その結果ピニオン61、軸62、シヤツ
ターレバー63は引張ばね65により時計方向に
ほんのわずか回転され、ストツパーピン64にシ
ヤツターレバー63の位置決め部63cが当接
し、シヤツターレバー63、軸62、ピニオン6
1の位置決めがなされる(第4図a図示)。カセ
ツト2が本体枠1から完全に引き抜かれた後もシ
ヤツターレバー63、軸62、ピニオン61は第
4図a状態であり、カム板25の切欠凹部25a
には係合レバー27の係合部27aが係合してい
るので、フイードローラ6,6等は切欠凹部25
aの範囲内でしか回転できず、紙幣の抜き取り等
が防止される。
つぎに上記実施例の全体の作用を説明する。
カセツト2の引抜き状態において開閉蓋11を
特別のキーにより開蓋し、紙幣群Bを整列収納し
たのち開閉蓋11を閉じて施錠し、紙幣投出機本
体枠1の場所へ持参のうえ、本体枠1に挿入す
る。
カセツト2を本体枠1に挿入すると、カセツト
2の前端がストツパ46に当接して位置が定めら
れ、図示しない施錠機構により本体枠1に施錠さ
れる。このカセツト2の挿入階階において、投光
器48とロツク解除部材60がカセツト2の進入
孔14a内に進入し、前記部材60のラツク歯6
0bでピニオン61,軸62、シヤツターレバー
63が反時計方向に回転され、シヤツターレバー
63のシヤツター部63aおよび阻止部63bが
ロツク解除部材60の進入経路から退逃された後
ロツク解除部材60の先端の当接部60aが係合
レバー27に当接して引張りばね28に抗し係合
レバー27が図において時計方向に揺動され、係
合レバー27の係合部27aとカム板25の切欠
凹部25aとの係合が解かれる(第4図c図示)。
さらにカセツト2を挿入してゆくと、第1駆動
ローラ24、第2駆動ローラ44がともにカセツ
ト2内に一部進入し、第1駆動ローラ24に第1
従動ローラ23が、第2駆動ローラ44に第2従
動ローラ43がそれぞれ圧接される。このとき投
光器48、受光器49も送入搬送路45の入口部
位に臨んで位置される。
紙幣の繰り出し指令により第1駆動ローラ2
4、第2駆動ローラ44、駆動プーリー53,5
3,55,55が回転駆動され、フイードローラ
6,6、ゲートローラ7,7は同周速度で回転さ
れ、またベルト36,36,41,41はそれよ
り速い周速度で回転され、さらにローラ50,5
0、ベルト51,51,54,54もベルト3
6,36,41,41と同周速度に設定されてい
るのでその速度で駆動される。
フイードローラ6,6が図において反時計方向
に回動してそのキツカー部6a,6aが整列収納
される最前位の紙幣B′に接触することにより、
その紙幣は下方へ蹴り出され、ゲートローラ7,
7とゲート部材9,9とにより1枚に分離されて
送り出される。1枚に分離された紙幣のみがベル
ト36,36と41,41との間にくわえ込ま
れ、そのくわえ込みの時点で投光器48、受光器
49が紙幣の到来を検出し、その検出信号が計数
信号として使用される。
前記のようにベルト36,36,41,41間
にくわえ込まれた紙幣は、ガイド板42,42′
にガイドされて本体枠1側の搬送路59へ送り込
まれ、紙幣投出機の投出口へ送られる。
こうして所定枚数目の紙幣の先端が投光器4
8、受光器49により検出されると、第1駆動ロ
ーラ24の回転が停止され、フイードローラ6,
6、ゲートローラ7,7は慣性回転するが、制止
カム板29の制止凹部29aとカムフオロワ32
とにより第2図の位置で制止される。このときフ
イードローラ6,6のキツカー部6a,6aは紙
幣とは接触しない位置におかれており、またカム
板25の切欠凹部25aが係合レバー27の係合
部27aと対向する位置関係に停止される。但し
この段階では、係止レバー27の係合部27aは
カム板25の切欠凹部25aには係合していない
状態におかれている。
一方、ベルト36,36,41,41は未だ駆
動されており、所定枚数目の紙幣が送入搬送路4
5を脱出して搬送路59へ送り込まれた段階で第
2駆動ローラ44の駆動が断たれ、慣性による回
転を継続したのちやがてベルト36,36,4
1,41も停止する。そして紙幣投出機の投出口
への紙幣の搬送が済むと、ベルト51,51,5
4,54も停止される。
紙幣を補充するために、本体枠1からカセツト
2を引き抜くと、ロツク解除部材60と係合レバ
ー27との接触が解かれるので、係合レバー27
はばね28の作用により図において反時計方向に
揺動し、その係合部27aがカム板25の切欠凹
部25aに落ち込み、これにより上記切欠凹部2
5aの角度範囲内でしかフイードローラ6,6は
回転し得ない状態となる。そのためキツカー部6
a,6aが紙幣に接触することはなく、カセツト
2内に残存している紙幣、または新たに補充され
る紙幣の不正抜き取りは不可能となる。
なお上記実施例において、フイードローラ6,
6を2個用いた場合について示したが、これは対
象となる紙葉類の大きさや性状に応じて適宜選択
されてよく、またゲート部材の構成もローラ構造
のものについて示したが、板状のものであつても
よい。さらにゲートローラ7とローラ形式のゲー
ト部材9との周面を巾方向に波形状となるようそ
の周方向に溝部を形成し、ゲートローラ7の周面
とゲート部材9の周面とが噛み合う形状として、
その噛み合い間隙を紙葉類のゲート間隙とするよ
うにしてもよい。そして送入搬送体45はベルト
36,36,41,41で構成した場合について
示したが、これはローラ列により構成することも
でき、さらに第1、第2の駆動回転体および従動
回転体は、摩擦接触によるローラとした場合につ
いて示したが、これはギヤ構造としてもよい。
第5図は解除手段Aの変形例を示すもので、こ
の例ではロツク解除部材60はラツク歯60bを
備えるが、当接部60aは備えず、軸62には当
接レバー60′aが固定されており、ロツク解除
部材60のラツク歯60bで回転されるピニオン
61により当接レバー60′aとシヤツターレバ
ー63の両方を回転させ、当接レバー60′aで
係合レバー27の係合部27aをカム板25の切
欠凹部25aから退逃させるようになされたもの
である。
第6図は紙幣カセツト2としてではなく硬貨収
納カセツト2′に解除手段Aを適用した実施例で、
コインロツカー66に投入される硬貨の集金硬貨
カセツトとして使用される。硬貨収納カセツト
2′には、前述の解除手段としてコインロツカー
66側にロツク解除部材60が設けられ、当接部
60a、ラツク歯60bが形成され、またピニオ
ン61、軸62、シヤツターレバー63、引張ば
ね64が設けられることは前記紙幣カセツト2と
変りはない。この例では、係合レバー27、カム
板25に代えて移動部材67が設けられ、この部
材67はロツク解除部材60の当接部60aが当
接する被当接部67a、ガイドピン68が挿入さ
れる長孔67b、移動部材67の先端下面に形成
される傾斜カム面67c、水平カム面67dが形
成され、またその下面のばね掛け部67eには移
動部材67を右方へ付勢する引張ばね69が掛け
られている。この部材67の傾斜カム面67cに
は係合レバー70に固定されたピン71が接触
し、この係合レバー70は支軸72を中心に揺動
し、一端に掛けられた引張ばね73で反時計方向
へ付勢され、レバー70の他端にはカセツト2′
の硬貨受入口74を開閉するシヤツター75の切
欠孔75aへ進入する係合部70aが形成されて
いる。そしてシヤツター75の下面にはピン76
が下方へ向けて植設され、シヤツター閉方向へ引
張ばね77が掛けられている。このピン76は部
材60により移動部材67が左方へ移動される際
その被当接部67aで押されてシヤツター75を
左方へ移動させ、カセツト2′の硬貨受入口74
を開放する。まず持ち運び時に硬貨受入口74が
閉じられていたカセツト2′をコインロツカー6
6に挿入すると、ロツク解除部材60が進入孔1
4aに進入され、ラツク歯60bによりピニオン
61、軸62、シヤツターレバー63が反時計方
向に回転されて部材60の進入経路から退逃さ
れ、部材60の先端の当接部60aがまず移動部
材67の被当接部67aに当接し、ばね69に抗
して部材67を左方へ移動する。そのときピン7
1が部材67の傾斜カム面67cにより押され、
係合レバー70はばね73に抗して軸72を中心
に反時計方向へ回動される。シヤツター75を硬
貨受入口74の閉鎖位置でロツクするためシヤツ
ター75の切欠孔75に進入していた係合レバー
70の係合部70aはそのレバー70の反時計方
向への揺動により切欠孔75から退逃し、カセツ
ト2′の引き続いての挿入とともにレバー70の
ピン71が移動部材67の水平カム面67dと接
触し、レバー70の揺動は停止される。移動部材
67はロツク解除部材60でさらに左方へ押動さ
れ、被係合部67aがシヤツター75のピン76
に当接するとシヤツター65も移動部材67とと
もに左方へ移動されてカセツト2′の硬貨受入口
74が開放される。そしてシヤツター75が完全
に開放されたときコインロツカー66のストツパ
ー46にカセツト2′が当接し、位置決めされる。
そのときコインロツカー66の硬貨放出シユート
78とカセツト2′の開放された硬貨受入口74
とが合致される。そしてコインロツカー66の使
用とともにシユート78から落下してくる硬貨
は、硬貨受入口74からカセツト2′内へ落下さ
れ、受入収納される。カセツト2′をコインロツ
カーから引き抜くと、ロツク解除部材60が進入
孔14から退出し、その結果シヤツター75、移
動部材67とも右方へ移動され、その途中でピン
71が水平カム面67dから傾斜カム面67cと
の接触位置へ変化し、係合レバー70の係合部7
0aがシヤツター75の切欠穴75aへ進入し、
シヤツター75は移動阻止される。これによりカ
セツト2′の硬貨受入口74はシヤツター75で
閉じられ、管理者用キーで係合レバー70を作動
させるか管理者用キーで硬貨取出用開閉蓋を開く
場合でなければカセツト2′からの硬貨取出しは
できない。シヤツター75の停止後、移動部材7
5はさらに右方へ移動され、ピン68で長孔67
bの左端と係合した時点でその移動部材67は停
止され、さらにカセツト2′を引き抜くとラツク
歯60bとピニオン61とがはずれ、ピニオン6
1、軸62、シヤツターレバー63は第6図示の
状態となり、その状態を経てカセツト2′がコイ
ンロツカーから完全に引き抜かれる。
以上の各実施例の構成部材を本考案の構成要素
と対応させると、第1実施例におけるロツク解除
バーはロツク解除バー60、ピニオンはピニオン
61、シヤツター部材はシヤツターレバー63、
ロツク機構はカム板25および支軸26、係合レ
バー27、引張ばね27、ロツク解除用部材は係
合レバー27で、ロツク用部材と共用されてい
る。第2実施例(第5図参照)においては、ピニ
オンの回転が伝達される連動部材として当接レバ
ー60′aが設けられ、この当接レバー60′aで
ロツク解除用部材としての係合レバー27を移動
させている。第3実施例(第6図参照)ではロツ
ク機構は移動部材67、ピン68、引張ばね6
9、係合レバー70、ピン71、軸72、引張ば
ね73、シヤツター75の切欠孔75a、ピン7
6、引張ばね77により構成され、ロツク解除用
部材は移動部材77である。
〔考案の効果〕 本考案は上記のように構成したので、貨幣収納
カセツトが貨幣処理機器から抜かれている場合に
はロツク対象物(シヤツター、貨幣送出手段等)
は確実にロツク機構でロツクされており、ドライ
バー等をカセツトの進入孔へ挿入してもシヤツタ
ー部材で所定位置までの挿入が行なえず、それ故
ロツク機構のロツク解除が行なえず、貨幣の抜き
取り等の盗難の防止が確実に果される優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を紙幣投出機に適用した場合の
カセツト装着状態を示す側面図、第2図は紙幣収
納カセツト引き抜き状態のカセツトの側面図、第
3図は第2図−線における断面図、第4図a
〜cはカセツトの挿入時の作用図、第4図dはカ
セツトの引き抜き時におけるドライバー等偽棒C
の挿入状態図、第5図、第6図は他の実施例を示
す説明図である。 2……紙幣収納カセツト、60……ロツク解除
バー、61……ピニオン、63……シヤツター部
材としてのシヤツターレバー、25,26,2
7,28……ロツク機構、27……ロツク解除用
部材としての係合レバー、60′a……連動部材
としての当接レバー、67,68,69,70,
71,72,73,75a,76,77……ロツ
ク機構、67……ロツク解除用部材としての移動
部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貨幣処理機器に挿入される貨幣収納カセツトに
    ロツク機構を、貨幣処理機器にロツク解除バーを
    備え、貨幣収納カセツトを貨幣処理機器へ挿入し
    たときには前記ロツク解除バーによりロツク機構
    を作動してロツクを解除し、貨幣処理機器からの
    貨幣の受入れ収納または貨幣処理機器への収納貨
    幣の供給を可能とし、貨幣収納カセツトが貨幣処
    理機器から引き抜かれたときにはロツク機構のロ
    ツク作用により貨幣収納カセツトからの貨幣の取
    出しを不能とする貨幣収納カセツトのロツク制御
    装置において、カセツトの挿入方向にむけて形成
    されるラツク歯面を備えたロツク解除バーと、ロ
    ツク機構中に設けられ、ロツク解除バーがカセツ
    トの進入孔内を所定位置まで進入移動する際にそ
    の進入移動に連動されて移動されロツク機構のロ
    ツクを解除するロツク解除用部材と、カセツトの
    進入孔内部に設けられロツク解除バーのラツク歯
    面と噛みあい回転されるピニオンと、このピニオ
    ンと一体的に回転され、ロツク解除バーの進入経
    路から退逃されるシヤツター部材とを具備してな
    り、貨幣収納カセツトの貨幣処理機器への挿入に
    よつてロツク解除バーのラツク歯面によりピニオ
    ンを所定角度回転させ、そのピニオンの回転によ
    つてシヤツター部材をロツク解除バーの進入経路
    から退逃させてロツク解除バーの進入孔内の所定
    位置までの進入を許容し、ロツク解除バーの所定
    位置への進入移動によつて直接ロツク解除バーで
    前記ロツク解除用部材を連動移動させるかあるい
    はロツク解除バーの所定位置への進入移動によつ
    て回転されるピニオンの回転が伝達される連動部
    材によつて前記ロツク解除用部材を連動移動さ
    せ、ロツク機構のロツク解除を行なわせるように
    した貨幣収納カセツトのロツク制御装置。
JP9333983U 1983-06-20 1983-06-20 貨幣収納カセツトのロツク制御装置 Granted JPS605566U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9333983U JPS605566U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 貨幣収納カセツトのロツク制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9333983U JPS605566U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 貨幣収納カセツトのロツク制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS605566U JPS605566U (ja) 1985-01-16
JPS6327246Y2 true JPS6327246Y2 (ja) 1988-07-22

Family

ID=30224101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9333983U Granted JPS605566U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 貨幣収納カセツトのロツク制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS605566U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147495A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 沖電気工業株式会社 媒体収納庫、及び、媒体取扱装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525020Y2 (ja) * 1986-12-01 1993-06-24
DE3706829A1 (de) * 1987-03-03 1988-09-15 Nixdorf Computer Ag Ausgabeeinheit fuer wertscheine
JP5097483B2 (ja) * 2007-09-05 2012-12-12 ローレル機械株式会社 紙幣処理機
JP6606829B2 (ja) * 2015-02-05 2019-11-20 沖電気工業株式会社 媒体収納庫及び媒体取引装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147495A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 沖電気工業株式会社 媒体収納庫、及び、媒体取扱装置
JP2016173719A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 沖電気工業株式会社 媒体収納庫、及び、媒体取扱装置
US10169945B2 (en) 2015-03-17 2019-01-01 Oki Electric Industry Co., Ltd. Medium storage box and medium handling device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS605566U (ja) 1985-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5836577A (en) Bill handling machine
US5897114A (en) Bill handling machine
US5927936A (en) Bill handling machine
JP5971119B2 (ja) シャッタ装置及び媒体取引装置
US8100251B2 (en) Bill handling device
JPH02308387A (ja) 紙幣貯留装置
JPS6327246Y2 (ja)
JPH034957B2 (ja)
US5813825A (en) Bill handling machine
JP6317560B2 (ja) 硬貨処理装置
JPS6327245Y2 (ja)
JPH1131250A (ja) 紙幣鑑別装置
JPS6230137Y2 (ja)
JP2606484Y2 (ja) 硬貨投出機
JP2506079B2 (ja) 硬貨入金機の計数処理方法
JP2000293732A (ja) 紙幣処理装置
JPS6327247Y2 (ja)
JPS62274390A (ja) 入出金口のシヤツタ装置
JPS6382238A (ja) 紙葉類取込み装置
JP2696143B2 (ja) メダル販売機用防犯装置
JP3258101B2 (ja) 紙幣束収納投出装置における紙幣束収納カセット装置
JP3027865B2 (ja) 紙幣処理装置の一時保留部の開閉扉ロック構造
JPH0525017Y2 (ja)
JP3490199B2 (ja) 紙幣出金機
EP0385653A1 (en) Article handling apparatus