JPS6327245Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6327245Y2
JPS6327245Y2 JP1952783U JP1952783U JPS6327245Y2 JP S6327245 Y2 JPS6327245 Y2 JP S6327245Y2 JP 1952783 U JP1952783 U JP 1952783U JP 1952783 U JP1952783 U JP 1952783U JP S6327245 Y2 JPS6327245 Y2 JP S6327245Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
gate
feed roller
paper sheet
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1952783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59126370U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1952783U priority Critical patent/JPS59126370U/ja
Publication of JPS59126370U publication Critical patent/JPS59126370U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6327245Y2 publication Critical patent/JPS6327245Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば紙幣支払機、紙幣分類機、伝
票・カード類計数機等の紙葉類処理機にかゝり、
なかでも整列状態に紙葉類を収納する紙葉類収納
部と、これに収納される最前位の紙葉類に接触し
てこれを蹴り出すキツカー部を周面所定角度領域
に備えるフイードローラと、ゲート部材に対し所
要のゲート間隙を形成して、蹴り出された紙葉類
の1枚のみの通過を許容するゲートローラと、前
記ゲート間隙を通過する紙葉類を搬送する搬送体
を有する搬送路とを具有する紙葉類処理におい
て、紙幣、伝票、カード等の紙葉類を計数、分
類、支払い等の処理を行なうために未処理紙葉類
を収納する紙葉類収納カセツト装置に関する。
(従来の技術) 従来の紙葉類処理機に用いられる紙葉類収納カ
セツトは、紙葉類を収納する収納部のみからな
り、処理機本体側へのカセツト装置時に、収納さ
れている最前位の紙葉類が処理機本体側のフイー
ドローラおよびゲートローラに接触されるように
なつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかして上記カセツトは、これを引き抜くと
き、カセツト内に紙葉類が残つている場合には残
存紙葉類の最前位の紙葉類の先端がゲートローラ
の位置乃至はゲートローラを通過して搬送路内へ
進入しかゝつた状態におかれており、そのためカ
セツトの引き抜きと共に紙葉類がカセツトから引
き抜かれて処理機本体側に噛み込んだ状態で残つ
たり、あるいは紙葉類の先端が引き裂かれて処理
機本体側に残るという問題があつた。
また、処理機本体から引き抜かれたカセツト
は、持ち運びされるため、紙葉類が抜き取られる
ことを防止する必要があり、したがつて最前位の
紙葉類面および紙葉類の繰り出し口が閉鎖される
構成としなければならず、それ故、上記部位を開
閉可能とする大きなシヤツタ、およびこのシヤツ
タを開閉するための複雑な開閉機構を設けなけれ
ばならないという不都合がある。
さりとて、紙葉類収納カセツトに、フイードロ
ーラやゲートローラ、およびこれらの駆動モー
タ、搬送路を設けるようにすれば上記の問題点は
解消し得るが、カセツト自体の重量が非常に大き
くなつて持ち運びが著しく困難になる。また、モ
ータおよびそれに関連する電気部品類が同時に組
み込まれる関係上、カセツトの持ち運びにより電
気系統の故障を起しやすく、さらにカセツトを処
理機本体側に装着する際にカセツト側と処理機本
体側とを電気的に確実な接続させる必要があり、
そのために構成上著しく複雑化するという種々の
欠点がある。
本考案はこれに鑑み、上記従来技術の問題点を
除去することを目的としてなされたもので、カセ
ツトを引抜いたとき残存紙葉類の噛み込みをなく
し、かつ紙葉類抜取り防止用シヤツタおよびその
開閉機構等を設ける必要がなく、カセツトの構成
を簡単にすることができる紙葉類処理機における
紙葉類収納カセツト装置を提供するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術の問題点を解決するため、本考案
は、紙葉類を整列状態に収納する紙葉類収納部
と、これに収納される紙葉類の最前位の紙葉類に
接触してその紙葉類を蹴り出すキツカー部を周面
所定角度領域に有するフイードローラと、ゲート
部材に対しゲート間隙を形成して蹴り出される紙
葉類1枚のみの通過を許容するゲートローラと、
前記ゲート間隙を通過する紙葉類を搬送する搬送
体を備えた搬送路を有する紙葉類処理機におい
て、前記紙葉類収納部、フイードローラ、ゲート
ローラ、このゲートローラ部分を通過する紙葉類
を処理機本体側の搬送路へ送り込む送入搬送路、
送入搬送路に設けられる送入搬送体のそれぞれ
を、処理機本体に対し着脱および持ち運び自在と
した紙葉類収納カセツトの可動枠に設けるととも
に、この可動枠には処理機本体への装着時に該本
体側に設けられた第1の駆動回転体に回転的に連
結されて前記フイードローラおよびゲートローラ
を回転駆動可能とする第1の従動回転体と、同じ
く処理機本体側に設けられた第2の駆動回転体に
回転的に連結されて前記送入搬送体を回転駆動可
能とする第2の従動回転体とを設け、さらにフイ
ードローラのキツカー部が紙葉類に接触しない位
置に位置決めするとともに可動枠引抜き時にフイ
ードローラのキツカー部を紙葉類に接触しない位
置でロツクし、可動枠装着時にロツク解除部材に
よりそのロツクが解除されるロツク機構を具備す
ることを特徴とするものである。
(作用) 上記の構成により、可動枠引抜き時には前記係
合片がカム板の係合部に係合してフイードローラ
のキツカー部およびゲートローラの紙葉類繰り出
し作用を不能にし、可動枠装着時には係合片が本
体側のロツク解除部材により動作されてカム板の
係合部との係合が解かれかつ本体側の第1、第2
の駆動回転体に対応する可動枠側の第1、第2の
従動回転体が回転的に連結され、フイードロー
ラ、ゲートローラ、および送入搬送体を駆動可能
として紙葉類の繰り出しを行なうことができる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説
明する。
図示実施例は紙幣投出機に本考案を適用した場
合を示すもので、第1図は紙幣投出機本体枠1に
紙幣収納カセツト2を装着した状態の側面を示
し、第2図は上記カセツト2を本体枠1から引抜
いた状態の側面を示し、さらに第3図は第2図
−線視断面を示している。
上記紙幣収納カセツト2(以下単にカセツトと
いう)は、可動枠3,3′と、底板4と、前板5
とにより紙幣収納空間が形成されている。
上記空間部の前端正面には、左右一対のフイー
ドローラ6,6が前記前板5に形成された切欠部
5a,5aから一部が空間部内に突出するよう軸
支されている。このフイードローラ6,6は、そ
の周面に摩擦係数の大きい弾性材料によりなるキ
ツカー部6aが植設され、他の周面は金属面の滑
りやすい滑面とされている。
前記フイードローラ6,6に対応する巾方向位
置で、該ローラ6,6より下方部にはゲートロー
ラ7,7と、その外側部にはベルト用プーリー
8,8がそれぞれ軸支されている。
前記底板4の前端は下方へ円弧状に屈曲され、
その先端はさらに前方へ斜め下方に折曲されてい
る。そしてこの底板4の前端部分のゲートローラ
7,7に対向する部分には切欠が形成され、この
切欠には図において反時計方向にのみ回転可能な
自由回転ローラ形式のゲート部材9,9が突出さ
れ、前記ゲートローラ7,7と上記ゲート部材
9,9とで紙幣を1枚のみ通過させるゲート間隙
が形成されている。
前記空間部内には、整列状態で収納される紙幣
群Bの背部をフイードローラ6,6側へ押圧して
付勢し、紙幣群Bの整列姿勢を保つための押圧板
10が設けられている。また空間部の上部には開
閉蓋11が設けられており、この開閉蓋11は紙
幣補充の際に特別のキーによつて開かれ、通常時
は施錠されて開蓋することができないようになつ
ている。
前記可動枠3,3′の下部にはカバー板12が
固定され、また可動枠3,3′の第3図において
両側部にはカバー板13,13が固定され、さら
にこのカバー板13,13の前後端面の開放部分
にもカバー板14,14,14′,14′が固定さ
れている。そして可動枠3,3′の前端面にはカ
バー板12′が固定され、同様に後端面にも図示
しないがカバー板が固定されており、これにより
カセツト2はほヾ密閉状態とされている。
前記フイードローラ6,6、ゲートローラ7,
7、およびプーリー8,8を軸支する軸15,1
6は可動枠3,3′間に掛け渡され、プーリー8,
8は軸16上の軸受17,17を介して支持され
ている。また上記軸15,16の可動枠3′外に
突出する端部にはプーリー18,19が固着さ
れ、これらプーリー18,19とプーリー20と
にベルト21が巻回されている。
上記プーリー20の軸22には、該プーリー2
0の側部に第1の従動回転体としての第1従動ロ
ーラ23が固定されており、このローラ23は本
体枠1側の第1の駆動回転体としての第1駆動ロ
ーラ24に摩擦接触可能に配設されている。したが
つてカセツト2を本体枠1に装着することによ
り、ローラ24,23が摩擦接触し、ローラ24
が回転されると、その回転はローラ23、ベルト
21を通じて軸15,16が回転され、フイード
ローラ6,6およびゲートローラ7,7が回転さ
れる。
前記軸15の可動枠3外に突出する端部にはカ
ム板25が固定されており、このカム板25の外
周には前記フイードローラ6のキツカー部6aが
紙幣群Bと接触しない角度領域に対応する所定角
度領域に係止部としての切欠凹部25aが形成さ
れている。
前記可動枠3の外側面には支軸26が植設さ
れ、この支軸26に係合片としての係レバー27
が揺動可能に支持され、このレバー27の一端の
係合部27aが前記切欠凹部25aに係合し得る
よう係合レバー27の他端と可動枠3との間に引
張りばね28が張装されている。
前記軸16の可動枠3外に突出する端部には制
止カム板29が固定され、このカム板29の周縁
には制止凹部29aが設けられており、この周縁
には可動枠3に支軸30により支持されたレバー
31の一端のカムフオロワ32が接触されてい
る。
この接触はレバー31と可動枠3との間に張装
された捩りばね33によつて行なわれている。
上記カム板25、係合レバー27、引張りばね
28、カム板29、カムフオロワ32などによつ
て本考案におけるロツク機構が構成されている。
前記可動枠3,3′間には軸34が支持され、
この軸34の軸方向におけるプーリー8,8に対
応する位置にプーリー35,35が固定され、前
記プーリー8,8と35,35との間にそれぞれ
ベルト36,36が巻回されている。
さらに可動枠3,3′間には軸37,38が支
持され、これら各軸37,38の軸方向における
プーリー8,8に対応する位置にプーリー39,
39、40,40がそれぞれ固定され、これらプ
ーリー39,40間にはベルト41,41が巻回
されている。なお42,42′はプーリー35,
35、40,40の位置から送り出される紙幣を
ガイドするガイド板である。
前記軸34の可動枠3′外に突出する端部には、
第2の従動回転体としての第2従動ローラ43が
固定されており、この第2従動ローラ43は、カ
セツト2を本体枠1に装着したとき本体枠1に設
けられている第2の駆動回転体としての第2駆動
ローラ44に摩擦接触可能に配設されている。し
たがつて第2駆動ローラ44の回転は第2従動ロ
ーラ43、軸34、プーリー35,35、ベルト
36を通じてプーリー8が回転され、またベルト
36に圧接されるベルト41によりプーリー4
0,40、軸38、プーリー39,39を通じ軸
37が回転される。
以上の構成部材、すなわちプーリー8,8、3
5,35、軸34、ベルト36,36、プーリー
39,39、軸37,38、プーリー40,4
0、ベルト41,41、ガイド板42,42′に
より、紙幣を本体枠1側へ送り込む送入搬送路4
5が構成され、こゝでベルト36,36、41,
41が送入搬送体となる。
本体枠1には、カセツト2の前端に当接してカ
セツト2の装填位置を定めるストツパ46が固定
され、このストツパ46でカセツト2の位置が定
められたのち図示しないロツク機構によりカセツ
ト2を本体枠1に施錠されるようになつている。
上記ストツパ46の上面には、ロツク解除部材
47が固定されている。このロツク解除部材47
は、装着時におけるカセツト2の前面側に延び、
カセツト2の装着により係合レバー27の支軸2
6より上方部に当接して該レバー27を図におい
て反時計方向に揺動させ、カム板25の切欠凹部
25aに係合していた係合部27aを外し、フイ
ードローラ6,6の回転を可能な状態とするもの
である。なおこの解除手段については適宜な構成
であつてもよい。
なお、本体枠1に設けられる第1駆動ローラ2
4、第2駆動ローラ44はそれぞれ別の駆動モー
タにより回転駆動されるようになつており、各ロ
ーラ24,44の回転速度関係は、フイードロー
ラ6,6の周速よりベルト36,36、41,4
1の周速の方が大きくなるようになされている。
また、フイードローラ6,6により蹴り出され
る紙幣がベルト41,41、36,36を通過し
きつたのち、ベルト36,36、41,41を停
止させる関係上、フイードローラ6,6の停止後
にベルト36,36、41,41が停止されるよ
うになつている。その結果、第1駆動ローラ24
が停止したのち第2駆動ローラ44が停止される
関係になる。この場合、ローラ24,44を別の
モータによらず1個のモータによる駆動とし、各
ローラ24,44の外径を前述の速度関係になる
ように設定し、一方のローラをクラツチにより回
転を制御するようにしてもよい。
前記本体枠1には、カセツト2の送入搬送路4
5への紙幣の進入を検知する投光器48、受光器
49からなる検出手段が設けられ、カセツト22
の挿入装着によつて送入搬送路45の入口部位に
臨む位置に位置されるように配設されている。し
たがつてカセツト2には、上記投光器48が進入
し得る孔(図示せず)、およびガイド板42,4
2′が突出する孔(図示せず)がそれぞれカバー
板12′に形成されており、またカセツト2のカ
バー板12には受光器49の受光孔12aが形成
されている。さらにカセツト2のカバー板14に
は前記ロツク解除部材47の進入孔が、カバー1
4′には第1駆動ローラ24、第2駆動ローラ4
4の進入孔(いずれも図示せず)が形成されてい
る。
前記本体枠1には、送入搬送路45の出口、す
なわちガイド板42,42′の端部に臨む位置に
ローラ50,50が設けられ、このローラ50,
50をベルト51,51を介して回転させる従動
プーリー52,52が設けられている。上記ベル
ト51,51の他端は駆動プーリー53,53に
掛回されている。
また、前記ベルト51,51に圧接するベルト
54,54が設けられ、このベルト54,54は
駆動プーリー55,55、従動プーリー56,5
6、57,57に巻回され、テンシヨンプーリー
58,58により所定のテンシヨンが与えられて
いる。また上記ベルト54,54はプーリー5
7,57により張装され、ベルト51,51,5
4,54は各駆動プーリー53,53,55,5
5で等速度で回転され、本体枠1側の搬送路59
が構成されている。
なお、上記実施例において、カセツト2の引抜
き時、係合レバー27の係合部27aがカム板2
5の切欠凹部25aに係合していることは、カバ
ー14′に形成される第1駆動ローラ24の進入
孔からローラ23を回転させて紙幣が不正に繰り
出されることを防止すると同時に、カセツトの持
ち運び時にフイードローラ6,6が振動等によつ
て回つてしまうことを防止する意味を持つてい
る。
また、カセツト2の制止カム板29は、繰り出
し中のフイードローラ6,6への駆動力伝達が絶
たれる際の慣性による回転をカムフオロワ32と
制止凹部29aとの係合で制止し、キツカー部6
a,6aと紙幣とが接触しない位置でフイードロ
ーラ6,6を停止させる役目を持つものである。
このフイードローラ6,6の駆動力が断たれた
時点では、ベルト36,36、41,41は未だ
回転を続行しているため、プーリー8,8の回転
が軸16の慣性回転をも助長することになり、そ
の制止の意味も兼ねている。なお、フイードロー
ラ6,6が回転駆動されているときでも、制止カ
ム板29とカムフオロワ32とは接触状態にあ
り、その時点においては制止作用をしては好まし
くなく、そのため慣性回転の制止を行なうに必要
な制止凹部29aの深さ、および捩りばね33の
ばね圧が設定される。また、カセツト2の引抜き
時点では、カム板25の切欠凹部25aに係合レ
バー27が係合するようフイードローラ6,6を
停止させる関係上、制止カム板29の制止凹部2
9aとカムフオロワ32とが係合するとき、カム
板25の切欠凹部25aに係合レバー27の係合
部27aが対向する位置関係になつている(第2
図参照)。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
カセツト2の引抜き状態において開閉蓋11を
特別のキーにより開蓋し、紙幣群Bを整列収納し
たのち開閉蓋11を閉じて旋錠し、紙幣投出機本
体枠1の場所へ持参のうえ、本体枠1に挿入す
る。
カセツト2を本体枠1に挿入すると、カセツト
2の前端がストツパ46に当接して位置が定めら
れ、図示しないロツク機構により本体枠1にロツ
クされる。このカセツト2の挿入段階において、
投光器48とロツク解除部材47がカセツト2内
に進入し、ロツク解除部材47の先端は係合レバ
ー27に当接して引張りばね28に抗し係合レバ
ー27が図において反時計方向に揺動され、カム
板25の切欠凹部25aとの係合が解かれる。
さらにカセツト2を挿入してゆくと、第1駆動
ローラ24、第2駆動ローラ44がともにカセツ
ト2内に一部進入し、第1駆動ローラ24に第1
従動ローラ23が、第2駆動ローラ44に第2従
動ローラ43がそれぞれ圧接される。このとき投
光器48、受光器49も送入搬送路45の入口部
位に臨んで位置される。
紙幣の繰り出し指令により第1駆動ローラ2
4、第2駆動ローラ44、駆動プーリー53,5
3、55,55が回転駆動され、フイードローラ
6,6、ゲートローラ7,7は同周速度で回転さ
れ、またベルト36,36,41,41はそれよ
り速い周速度で回転され、さらにローラ50,5
0、ベルト51,51、54,54もベルト3
6,36、41,41と同周速度に設定されてい
るのでその速度で駆動される。
フイードローラ6,6が図において反時計方向
に回動してそのキツカー部6a,6aが整列収納
される最前位の紙幣B′に接触することにより、
その紙幣は下方へ蹴り出され、ゲートローラ7,
7とゲート部材9,9とにより1枚に分離されて
送り出される。1枚に分離された紙幣のみがベル
ト36,36と41,41との間にくわえ込ま
れ、そのくわえ込みの時点で投光器48、受光器
49が紙幣の到来を検出し、その検出信号が計数
信号として使用される。
前記のようにベルト36,36、41,41間
にくわえ込まれた紙幣は、カイド板42,42′
にガイドされて本体枠1側の搬送路59へ送り込
まれ、紙幣投出機の投出口へ送られる。
こうして所定枚数目の紙幣の先端が投光器4
8、受光器49により検出されると、第1駆動ロ
ーラ24の回転が停止され、フイードローラ6,
6、ゲートローラ7,7は慣性回転するが、制止
カム板29の制止凹部29aとカムフオロワ32
とにより第2図の位置で制止される。このときフ
イードローラ6,6のキツカー部6a,6aは紙
幣とは接触しない位置におかれており、またカム
板の切欠凹部25aが係合レバー27の係合部2
7aと対向する位置関係に停止される。但しこの
段階では、係止レバー27の係合部27aはカム
板25の切欠凹部25aには係合していない状態
におかれている。
一方、ベルト36,36、41,41は未だ駆
動されており、所定枚数目の紙幣が送入搬送路4
5を脱出して搬送路59へ送り込まれた段階で第
2駆動ローラ44の駆動が断たれ、慣性による回
転を継続したのちやがてベルト36,36、4
1,41も停止する。そして紙幣投出機の投出口
への紙幣の搬送が済むと、ベルト51,51、5
4,54も停止される。
紙幣を補充するために、本体枠1からカセツト
2を引き抜くと、ロツク解除部材47と係合レバ
ー27との接触が解かれるので、、係合レバー2
7はばね28の作用により図において時計方向に
揺動し、その係合部27aがカム板25の切欠凹
部25aに落ち込み、これにより上記切欠凹部2
5aの角度範囲内でしかフイードローラ6,6は
回転し得ない状態となる。そのためキツカー部6
a,6aが紙幣に接触することはなく、カセツト
2内に残存している紙幣、または新たに補充され
る紙幣の不正抜き取りは不可能となる。
なお上記実施例において、フイードローラ6,
6を2個用いた場合について示したが、これは対
象となる紙葉類の大きさや性状に応じて適宜選択
されてよく、またゲート部分の構成もローラ構造
のものについて示したが、板状のものであつても
よい。さらにゲートローラ7とローラ形式のゲー
ト部材9との周面を巾方向に波形状となるようそ
の周方向に溝部を形成し、ゲートローラ7の周面
とゲート部材9の周面とが噛み合う形状として、
その噛み合い間隙を紙葉類のゲート間隙とするよ
うにしてもよい。そして送入搬送体45はベルト
36,36、41,41で構成した場合について
示したが、これはローラ列により構成することも
でき、さらに第1、第2の駆動回転体および従動
回転体は、摩擦接触によるローラとした場合につ
いて示したが、これはギヤ構造としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案による紙葉類収納カ
セツト装置は、本体枠からカセツトを引き抜いた
とき、残存紙葉類が本体側に噛み込んだ状態とな
るようなことが皆無となり、またカセツトを引き
抜いたのちにカセツト内の紙葉類を取り出すこと
が不可となるので、従来のようにカセツトに特別
の抜き取り防止用シヤツタやそのシヤツタ開閉機
構を設ける必要がなく、カセツトの構成を著しく
簡単にすることができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を紙幣投出機に適用した場合の
カセツト装着状態を示す側面図、第2図は同引き
抜いた状態時のカセツトの側面図、第3図は第2
図−線における断面図である。 1……紙幣投出機本体枠、2……カセツト、
3,3′……可動枠、6……フイードローラ、6
a……キツカー部、7……ゲートローラ、9……
ゲート部材、10……押圧板、11……開閉蓋、
23……第1従動ローラ、24……第1駆動ロー
ラ、25……ロツク機構を構成するカム板、25
a……切欠凹部、27……ロツク機構を構成する
係合レバー、43……第2従動ローラ、44……
第2駆動ローラ、45……送入搬送路、47……
ロツク解除部材、59……搬送路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 紙葉類を整列状態に収納する紙葉類収納部
    と、これに収納される紙葉類の最前位の紙葉類
    に接触してその紙葉類を蹴り出すキツカー部を
    周面所定角度領域に有するフイードローラと、
    ゲート部材に対しゲート間隙を形成して蹴り出
    される紙葉類1枚のみの通過を許容するゲート
    ローラと、前記ゲート間隙を通過する紙葉類を
    搬送する搬送体を備えた搬送路を有する紙葉類
    処理機において、前記紙葉類収納部、フイード
    ローラ、ゲートローラ、このゲートローラ部分
    を通過する紙葉類を処理機本体側の搬送路へ送
    り込む送入搬送路、送入搬送路に設けられる送
    入搬送体のそれぞれを、処理機本体に対し着脱
    および持ち運び自在とした紙葉類収納カセツト
    の可動枠に設けるとともに、この可動枠には処
    理機本体への装着時に該本体側に設けられた第
    1の駆動回転体に回転的に連結されて前記フイ
    ードローラおよびゲートローラを回転駆動可能
    とする第1の従動回転体と、同じく処理機本体
    側に設けられた第2の駆動回転体に回転的に連
    結されて前記送入搬送体を回転駆動可能とする
    第2の従動回転体とを設け、さらにフイードロ
    ーラのキツカー部が紙葉類に接触しない位置に
    位置決めするとともに可動枠引抜き時にフイー
    ドローラのキツカー部を紙葉類に接触しない位
    置でロツクし、可動枠装着時にロツク解除部材
    によりそのロツクが解除されるロツク機構を具
    備することを特徴とする紙葉類処理機における
    紙葉類収納カセツト装置。 2 前記ロツク機構は、前記第1の従動回転体か
    らフイードローラおよびゲートローラに至る駆
    動系統中に設けられ、該フイードローラと等角
    度回転するカム板と、このカム板に設けられ、
    前記フイードローラのキツカー部が紙葉類に接
    触しない位置に位置決めする係止部と、前記可
    動枠に設けられ、このカム板の係止部に係合し
    得る係合片とを有してなり、可動枠引抜き時に
    は前記係合片がカム枠の係合部に係合するよう
    配設してフイードローラのキツカー部およびゲ
    ートローラの紙葉類繰り出し作用を不能に形成
    し、可動枠装着時には係合片が本体側のロツク
    解除部材により動作されてカム板の係合部との
    係合が解かれかつ本体側の第1、第2の駆動回
    転体に対応する可動枠側の第1、第2の従動回
    転体が回転的に連結され、フイードローラ、ゲ
    ートローラ、および送入搬送体を駆動可能とし
    て紙葉類の繰り出しが行なわれるようにしたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の紙葉類処理機における紙葉類収納カセ
    ツト装置。
JP1952783U 1983-02-15 1983-02-15 紙葉類処理機における紙葉類収納カセツト装置 Granted JPS59126370U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1952783U JPS59126370U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 紙葉類処理機における紙葉類収納カセツト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1952783U JPS59126370U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 紙葉類処理機における紙葉類収納カセツト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59126370U JPS59126370U (ja) 1984-08-25
JPS6327245Y2 true JPS6327245Y2 (ja) 1988-07-22

Family

ID=30150671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1952783U Granted JPS59126370U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 紙葉類処理機における紙葉類収納カセツト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59126370U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59126370U (ja) 1984-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5927936A (en) Bill handling machine
JP3779076B2 (ja) 紙幣処理装置
US5897114A (en) Bill handling machine
EP0793201B1 (en) Bill handling machine
US4603847A (en) Bank note processing machine equipped with a cassette for accommodating bank notes
US5813825A (en) Bill handling machine
JPS6327245Y2 (ja)
JPS6327246Y2 (ja)
JPH0256356A (ja) 紙幣一括払出装置
JP2587519B2 (ja) 紙幣出金機のリジェクト機構
JPH1131250A (ja) 紙幣鑑別装置
JP3314999B2 (ja) 硬貨一括投入装置
JPS6382238A (ja) 紙葉類取込み装置
JP2588308B2 (ja) 紙幣取り込み装置
KR102037404B1 (ko) 지폐계수기의 덮개 개폐구조
JP2698057B2 (ja) 紙葉類搬送装置
JP2605216Y2 (ja) 紙幣識別機
GB2196323A (en) Sheet feeding apparatus
JPH0449725Y2 (ja)
JP2518574Y2 (ja) 紙弊搬送装置における紙弊取出し装置
JPH11134469A (ja) 紙葉類計数処理装置
JP2558983Y2 (ja) 紙幣取扱装置
JPH0745811Y2 (ja) 紙幣識別装置
JPS62196234A (ja) 紙葉類処理装置
JP4427136B2 (ja) 硬貨保留機構及び硬貨処理装置