JP5971119B2 - シャッタ装置及び媒体取引装置 - Google Patents

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Description

本発明はシャッタ装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、現金自動取引装置においては、紙幣入出金部において入金用の紙幣を投入するための箱型の紙幣収容部と、当該紙幣収容部を外部に対し開放又は閉鎖するシャッタが設けられており、入金時は当該シャッタを開け、利用者により紙幣収容部に投入された紙幣を現金自動取引装置内に取り込むようにして入金処理を行うようになされている。
紙幣入出金部においては、紙幣収容部を外部に対し閉鎖する際、シャッタをロックすることにより、当該現金自動取引装置内部に収納された現金の盗難を防ぐものがある。
このような紙幣入出金部においては、シャッタ又は当該シャッタと一体となったリンクに直接ロックを掛けるもの(以下では直接ロック方式とも呼ぶ)が提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照)。
図9に示すように、直接ロック方式の紙幣入出金部210は、フレーム87の開口部88と紙幣収容部22との間を前後方向にスライドする板状のシャッタ89と、図中時計回り又は反時計回りに回転する駆動部90と、駆動部90の中心軸から外れた箇所から突出するカム部90Aと、支軸91を中心に図中時計回り又は反時計回りに回動し、後端部がカム部90Aに上方から接するロック機構92とを有している。
シャッタ89を閉鎖する際、紙幣入出金部210は、駆動部90を反時計回りに回転させることにより、カム部90Aを下方へ移動させる。このためロック機構92は支軸91を中心に反時計回りに回動し、前端がシャッタ89の後端に接触する。これによりシャッタ89はロックされ、後方への移動が規制される。
一方シャッタ89を開放させる際、紙幣入出金部210は、駆動部90を時計回りに回転させることにより、カム部90Aを上方へ移動させる。このためロック機構92は支軸91を中心に時計回りに回動し、前端がシャッタ89の後端から下方に外れる。これによりシャッタ89は、ロックが解除され、後方への移動が可能となる。
特開平4−174097号公報 特許第4641776号 特開平9−91487号公報
このように、直接ロック方式の紙幣入出金部は、シャッタ89に直接ロック機構92を接触させてロックを掛けるため、ロック機構92がシャッタ89にロックを掛けるロック係止位置PLを、シャッタ89の近傍(ロック機構92とシャッタ89との接点)に設ける必要がある。
この場合、フレーム87とシャッタ89との隙間から工具を挿入してロック係止を解除されるおそれがあり、セキュリティが保てないおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、セキュリティを高め得るシャッタ装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のシャッタ装置においては、開口を介し外部から取り込んだ媒体を収容する媒体収容部を外部に開放する開放方向及び外部から閉鎖する閉鎖方向にシャッタを移動させる開閉部と、駆動力を有する駆動部と、駆動部及び開閉部に接触して回転することで駆動部の駆動力を開閉部に伝達することにより、開閉部を駆動するギア部と、ギア部に接触し回転を規制することにより、開閉部の動作を規制して閉鎖状態にあるシャッタをロックする一方、ギア部から外れることにより、開閉部を動作可能にしてシャッタのロックを解除するシャッタ施解錠部とを設けるようにした。
このシャッタ装置は、シャッタ自体に接触してロックを掛けるのではなく、シャッタを開閉する開閉部を駆動するギア部に接触してロックを掛けることにより、ロック係止位置を開口から離隔することができる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける受付部と、開口を介し外部から取り込んだ媒体を収容する媒体収容部を外部に開放する開放方向及び外部から閉鎖する閉鎖方向にシャッタを移動させる開閉部と、駆動力を有する駆動部と、駆動部及び開閉部に接触して回転することで駆動部の駆動力を開閉部に伝達することにより、開閉部を駆動するギア部と、ギア部に接触し回転を規制することにより、開閉部の動作を規制して閉鎖状態にあるシャッタをロックする一方、ギア部から外れることにより、開閉部を動作可能にしてシャッタのロックを解除するシャッタ施解錠部と、受付部により受け付け媒体収容部に収容された媒体を搬送する搬送部とを設けるようにした。
この媒体取引装置は、シャッタ自体に接触してロックを掛けるのではなく、シャッタを開閉する開閉部を駆動するギア部に接触してロックを掛けることにより、ロック係止位置を開口から離隔することができる。
本発明によれば、シャッタ自体に接触してロックを掛けるのではなく、シャッタを開閉する開閉部を駆動するギア部に接触してロックを掛けることにより、ロック係止位置を開口から離隔することができる。かくして本発明は、セキュリティを高め得るシャッタ装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣入出金部の構成を示す斜視図である。 ポスト2段ギア、空転ギア、カムギア、ロック部及びロックギアの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による紙幣入出金部の閉鎖状態におけるロック状態を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣入出金部の閉鎖状態におけるロックフリー状態を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣入出金部の開放状態を示す左側面図である。 第2の実施の形態による紙幣入出金部の構成を示す斜視図である。 従来の紙幣入出金部の構成を示す左側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の全体構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体19を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、利用者との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
この現金自動取引装置1は、キャッシュカードや紙幣、通帳などを取引媒体とし、利用者の操作によって、現金の預け払いや支払い、振り込みなどの処理を行うようになされている。
筐体19は、その前側に利用者が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部分に接客部9が設けられている。
接客部9は、カード入出口2、通帳入出口3、紙幣入出口6、硬貨入出口7、表示操作部8が設けられており、利用者との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされている。
現金自動取引装置1の内部上方には、利用者のキャッシュカードなどを処理するカード処理機(図示せず)と、取引内容などを通帳に記録する通帳処理機(図示せず)が設けられている。
カード処理機は、現金自動取引装置1の前面(利用者に対向する面)に設けられたカード入出口2より取り込まれた利用者のキャッシュカードを処理し、また通帳処理機は、現金自動取引装置1の前面に設けられた通帳入出口3より取り込まれた通帳を処理する。
また現金自動取引装置1の内部には、紙幣を処理する紙幣入出金機4と、硬貨を処理する硬貨入出金機5とが設けられている。
この紙幣入出金機4の上面前方には、現金自動取引装置1の前面に露出する紙幣入出口6が設けられ、この紙幣入出口6を介して紙幣の入出金が行われる。さらに硬貨入出金機5の上面前方には、現金自動取引装置1の前面に露出する硬貨入出口7が設けられ、この硬貨入出口7を介して硬貨の入出金が行われる。
さらに現金自動取引装置1における紙幣入出口6及び硬貨入出口7の手前側には、表示操作部8が設けられている。この表示操作部8は、例えば、表示部としての液晶パネルと、操作部としてのタッチパネルとでなり、各種画面の表示、暗証番号や取引金額の入力などを行うことができるようになされている。
またこの現金自動取引装置1の筐体19内には、全体を制御する制御部(図示せず)が所定箇所に設けられている。
[1−2.紙幣入出金機の構成]
図2に示すように紙幣入出金機4は、入金された紙幣を出金にも利用する所謂リサイクル型の紙幣入出金機であり、その上部に紙幣入出金部10、鑑別部11及び一時保留部12が配置され、その下部に複数の紙幣収納庫13とリジェクト庫14とが配置された構成となっている。
具体的には、紙幣入出金機4上部の前面側に紙幣入出金部10が配置されていて、この紙幣入出金部10に上述した紙幣入出口6が設けられている。
また紙幣入出金機4の上部には、この紙幣入出金部10の後方下寄りの位置に、紙幣の真偽、正損、金種及び搬送状態などを判別する鑑別部11が配置され、さらにこの鑑別部11の後方上寄りの位置に、紙幣を一時的に保管する一時保留部12が配置されている。
さらに紙幣入出金機4の下部には、複数の縦長の紙幣収納庫13が前後方向に並べて配置され、さらに最後尾の紙幣収納庫13の後方にリジェクト庫14が配置されている。
この紙幣入出金機4には、これら紙幣入出金部10、鑑別部11、一時保留部12、複数の紙幣収納庫13及びリジェクト庫14を繋ぐ搬送路15が設けられており、この搬送路15を通って、紙幣が各部に搬送されるようになされている。
このような構成でなる紙幣入出金機4は、入金取引時、利用者が紙幣入出金部10の紙幣入出口6から紙幣を投入すると、これを鑑別部11へ搬送し、鑑別部11により正常紙幣と判別された紙幣は一時保留部12へ搬送して収納する一方、入金に適さない入金リジェクト紙幣と判別された紙幣については紙幣入出金部10に戻して紙幣入出口6から利用者に返却する。
その後、利用者により入金金額が確定されると、一時保留部12に収納している紙幣を鑑別部11へ搬送して金種を鑑別した後、その金種に応じて各紙幣収納庫13へ搬送して保管するようになされている。
一方、出金取引時、紙幣入出金機4は、利用者に出金金額が指定されると、指定された出金金額に応じた紙幣を各紙幣収納庫13から繰り出して鑑別部11へ搬送する。そして紙幣入出金機4は、鑑別部11により正常紙幣と判別された紙幣は紙幣入出金部10へ搬送する一方、出金に適さない出金リジェクト紙幣と判別された紙幣は一時保留部12へ搬送して収納する。
その後、紙幣入出金機4は、一時保留部12に収納している出金リジェクト紙幣を、リジェクト庫14へ搬送して保管する。
[1−3.紙幣入出金部の構成]
図3に外観を示すように、紙幣入出金部10は、箱状のフレーム20を中心に構成されており、当該フレーム20の上方の前部分には、紙幣入出口6が穿設されている。
また紙幣入出口6の下部には、上方が開口する断面コ字形状であり内部に紙幣を収容する紙幣収容部22が設けられている。
紙幣入出口6と紙幣収容部22との間には、略平板状のシャッタ24が当該紙幣入出口6を下側から覆うように設けられている。このシャッタ24は、前後方向に移動することにより、紙幣収容部22を紙幣入出金機4の外部に対し開放又は閉塞させる。
紙幣入出金部10には、シャッタ24を開け閉めするシャッタ開閉機構16と、当該シャッタ24にロックを掛けて施錠する又は外して解錠するシャッタ施解錠機構18とが組み込まれている。
シャッタ開閉機構16は、主にポスト2段ギア32、空転ギア38、ロックギア48、ドライブギア54及びピニオンギア58により構成されている。
シャッタ施解錠機構18は、主にポスト2段ギア32、2段ギア34、カムギア42、ロック部64及びロックギア48により構成されている。
シャッタ24の下面の左右端部には、左右方向に沿って刻設された溝が当該シャッタ24の前端から後端まで前後方向に並んだシャッタラック26が形成されている。
フレーム20には、側面視において時計回り及び反時計回りに駆動力を発生するモータ28が、シャッタ24よりも後方に取り付けられている。
モータ28の左端には、円筒形状でなるモータギア30が側面視において当該モータ28の回転に合わせて回転するよう取り付けられている。
モータギア30の前方には、ポスト2段ギア32が、当該モータギア30と噛み合うように側面視においてポスト2段ギアシャフト36を中心に回転自在にフレーム20に取り付けられている。
図4に示すように、ポスト2段ギア32は、円筒形状でなり外周面にギア歯が形成された大径ポスト2段ギア部32Aと、当該大径ポスト2段ギア部32Aの左側に形成され、大径ポスト2段ギア部32Aよりも直径が小さい円筒形状でなり外周面にギア歯が形成された小径ポスト2段ギア部32Bとから構成されている。
小径ポスト2段ギア部32Bの左側面からは、円筒形状でなるポスト部32Cが左側に向かって突設している。
ポスト2段ギア32は、大径ポスト2段ギア部32Aがモータギア30と噛合することにより、モータ28からの回転駆動力を伝達される。
またポスト2段ギア32は、大径ポスト2段ギア部32Aよりも直径が小さい小径ポスト2段ギア部32Bを有することにより、当該小径ポスト2段ギア部32Bに噛合する2段ギア34(後述する)へ、モータ28からの回転駆動力を減速して伝達する。以下では外周面にギア歯が形成されたギアの直径をギア径とも呼ぶ。
ポスト2段ギア32の左側には、当該ポスト2段ギア32と同一のポスト2段ギアシャフト36を中心に回転自在な空転ギア38が設けられている。
図4に示したように空転ギア38は、円筒形状でなる大径部38Aと、当該大径部38Aの左側に形成され、大径部38Aよりも直径が小さい円筒形状でなり外周面にギア歯が形成された空転ギア部38Bとから構成されている。
大径部38Aにおける、ポスト2段ギア32のポスト部32Cと対向する右側面には、ポスト2段ギアシャフト36を中心として円弧状長穴部38Cがほぼ半周に亘って円弧状に凹設しており、ポスト部32Cが摺動可能に嵌め込まれている。
円弧状長穴部38Cには、側面視において時計回りの回転方向先端側の閉鎖時当接端面38CBと、反時計回りの回転方向先端側の開放時当接端面38CAとが形成されている。
紙幣入出金部10は、このポスト2段ギア32と空転ギア38とにより、モータ28からの回転がピニオンギア58に伝達するタイミングを遅延させる(詳しくは後述する)。
ポスト2段ギア32の後方下側には、2段ギア34が当該ポスト2段ギア32と噛み合うように側面視において2段ギアシャフト40を中心に回転自在にフレーム20に取り付けられている。
2段ギア34は、円筒形状でなり外周面にギア歯が形成された大径2段ギア部34Aと、当該大径2段ギア部34Aの左側に形成され、大径2段ギア部34Aよりもギア径が小さい円筒形状でなり外周面にギア歯が形成された小径2段ギア部34Bとから構成されている。
2段ギア34は、大径2段ギア部34Aがポスト2段ギア32の小径ポスト2段ギア部32Bと噛合することにより、モータ28からの回転駆動力を伝達される。
また2段ギア34は、大径2段ギア部34Aよりもギア径が小さい小径2段ギア部34Bを有することにより、当該小径2段ギア部34Bに噛合するカムギア42(後述する)へ、モータ28からの回転駆動力を減速して伝達する。
具体的には2段ギア34は、ポスト2段ギア32からの回転を減速し、シャッタ24の1開閉分に相対するカムギア42の回転を1周未満に変換する。このように紙幣入出金部10は、シャッタ24が開放状態から閉鎖状態まで移動する際カムギア42がほぼ1回転するギア比により、シャッタ開閉機構16及びシャッタ施解錠機構18の各種ギアが構成されている。
2段ギア34の後方には、カムギア42が当該2段ギア34と噛み合うように側面視においてカムギアシャフト41を中心に回転自在にフレーム20に取り付けられている。
図4に示すように、カムギア42は、円筒形状でなり外周面にギア歯が形成されたカムギア部43を有している。
カムギア42は、カムギア部43が2段ギア34の小径2段ギア部34Bと噛合することにより、モータ28からの回転駆動力を伝達される。
カムギア部43の左側には、円盤状の底面43Aの外周に沿って左方向に向かって立設する外周壁において、左右方向に沿って刻設された溝が当該外周壁の外周面に形成された操作部44が形成されている。
このため作業員が、保守作業時に操作部44に触れながらカムギア42を回転させることができる。
また操作部44の内周側には、円盤状のカム部45が底面43Aから左方向に向かって立設している。
カム部45には、略円形状の内ほぼ4分の1周がカムギアシャフト41に向かって凹設された解除リンク摺動部46が形成されている。
この解除リンク摺動部46における側面視反時計回りの回転方向先端側には、カム部45の外周面からカムギアシャフト41に向かう平面である逆転防止端面46Aが形成されている。
また操作部44において、カム部45の逆転防止端面46Aと対向する箇所は、カムギアシャフト41に向かって突出する突起部44Aが形成されている。
ところで、空転ギア38(図3)の前方上部には、円筒形状でなるロックギア48が、当該空転ギア38と噛み合うように側面視においてロックギアシャフト52を中心に回転自在に設けられている。ロックギアシャフト52は、その左右両端がフレーム20に固定されている。
図4に示すように、ロックギア48は、円筒形状でなり外周面にギア歯が形成されたロックギア部49と、当該ロックギア部49の側面部に形成されたロック係止部50とから構成されている。
ロックギア48は、ロックギア部49が空転ギア38の空転ギア部38Bと噛合することにより、モータ28からの回転駆動力を伝達される。
またロック係止部50には、ほぼ4分の1周が円弧状に切り欠かれたロック係止摺動部51が刻設されている。
ロック係止摺動部51における側面視反時計回りの回転方向先端側には、ロック係止部50の外周面からロックギアシャフト52の回転中心に向かう平面であるロック端面51Aが形成されている。
ロックギア48の前方上部には、円筒形状でなり外周面にギア歯が形成され、ギア径が当該ロックギア48のロックギア部49よりも小さいドライブギア54が、当該ロックギア48と噛み合うようにドライブギアシャフト56に挿通されて固定され、側面視において当該ドライブギアシャフト56と共に回転するように設けられている。ドライブギアシャフト56は、その左右両端がフレーム20に対し回転可能に固定されている。
ドライブギア54は、ロックギア48のロックギア部49と噛合することにより、モータ28からの回転駆動力を伝達される。
ドライブギアシャフト56の左右両端には、円筒形状でなり外周面にギア歯が形成された、ドライブギア54よりもややギア径が大きいピニオンギア58が、互いのギア歯の位相を合わせるよう固定されている。
ピニオンギア58は、上方のシャッタ24におけるシャッタラック26に噛合することにより、当該ピニオンギア58の回転駆動力を、シャッタ24の前後方向の直線運動に変換して伝達する。
シャッタ24の後端近傍の下方には、フレーム20に固定された開検知センサ60と閉検知センサ62とが設けられている。
開検知センサ60は、シャッタ24が全開になっている状態において、当該シャッタ24に設けられた図示しない開放時遮蔽部の有無を検出することにより開放状態を検知する。
また閉検知センサ62は、シャッタ24が閉鎖している状態において、当該シャッタ24に設けられた図示しない閉鎖時遮蔽部の有無を検出することにより閉鎖状態を検知する。
ところで、カムギア42及びロックギア48の左側には、ロック部64が設けられている。
ロック部64は、上部分の後端において穿設されたシャフト孔部64Dを、円筒形状の回転支点シャフト67に挿通されることにより、当該回転支点シャフト67を支点として側面視において時計回り及び反時計回りに回動する。
ロック部64における前端には、ロック係止突起部64Aが形成されている。このロック係止突起部64Aは、円筒形状であり回転可能なローラ又はベアリング等のロック回転部材65が設けられ、当該ロック回転部材65が、ロックギア48のロック係止摺動部51に入り込んで接触しつつ回転する。
ロック部64における下部分の後端には、ロック解除リンク部64Bが形成されている。このロック解除リンク部64Bは、略円筒形状であり回転可能なローラ又はベアリング等のロック解除回転部材66が設けられ、当該ロック解除回転部材66が、カムギア42の解除リンク摺動部46に入り込んで接触しつつ回転する。
ロック部64における下部分の前端には、前方に向かって突出する遮蔽部64Cが形成されている。
このロック部64の遮蔽部64Cの近傍には、フレーム20に固定されたロック状態検知センサ70が設けられている。ロック状態検知センサ70は、ロック部64の遮蔽部64Cが検出部を遮ったか否かを検出することにより、ロック状態を検知する。
回転支点シャフト67(図3)における、ロック部64の左側には、トーションバースプリングでなるスプリング68における、1本の金属棒の前後方向の中央部分である巻装部68Cが巻装されている。
巻装部68Cからは、トーションバースプリングの一部分である前腕部68Fが前方向へ、後腕部68Rが後ろ方向へそれぞれ延びている。
スプリング68は、前腕部68Fの前端部が自然状態よりも下方向に位置する状態で、ロック部64におけるシャフト孔部64Dとロック係止突起部64Aとの間に穿設されたスプリング孔部64Eに嵌め込まれると共に、後腕部68Rの後端部が自然状態よりも下方向に位置する状態でフレーム20に固定されている。
このためロック部64は、側面視において反時計回りに回動するよう、スプリング68により付勢されている。
紙幣入出金部10においては、これらモータギア30、2段ギア34、カムギア42、ポスト2段ギア32、空転ギア38、ロックギア48、ドライブギア54及びピニオンギア58が、閉鎖状態のロックのガタ量を均一にするために、互いにギア歯の位相が合わさるよう構成されている。
以下では、シャッタ24を開放方向及び閉鎖方向に移動させる機構であるドライブギア54、ドライブギアシャフト56及びピニオンギア58をまとめて開閉部94とも呼び、回転駆動力を有する機構であるモータ28、モータギア30、ポスト2段ギア32、空転ギア38及び2段ギア34をまとめて駆動部96とも呼び、駆動部96及び開閉部94に接触して回転することで駆動部96の駆動力を開閉部94に伝達するカムギア42及びロック部64をまとめてシャッタ施解錠部98とも呼ぶ。
[1−4.動作及び効果]
[1−4−1.閉鎖状態におけるロック状態]
以上の構成において、図5に示すように、閉鎖状態のロック状態においては、ロック部64の遮蔽部64Cがロック状態検知センサ70を遮るよう位置することにより、紙幣入出金部10はロック状態を検知する。
ポスト2段ギア32のポスト部32Cは、空転ギア38の円弧状長穴部38Cの閉鎖時当接端面38CBに当接している。
またロック部64のロック係止突起部64Aが、ロックギア48のロック係止摺動部51のロック端面51Aに当接している。
またロック部64のロック解除リンク部64Bは、カムギア42のカム部45における逆転防止端面46Aに当接しておらず、僅かに離隔している。
このように閉鎖状態においては、カム部45の逆転防止端面46Aが、ロック部64のロック解除リンク部64Bに対し反時計回りの回転方向先端側近傍に位置している。このため逆転防止端面46Aは、閉鎖状態においてカムギア42が時計回りに回転してしまうことを防止できる。
この状態でシャッタ24に対し開放方向(後方)の力が加わると、(すなわち閉鎖状態におけるロック状態において無理矢理シャッタ24を開けられようとすると、)その力はピニオンギア58、ドライブギアシャフト56、ドライブギア54を介しロックギア48を図5中時計回りに回転させようとする。
このときロックギア48は、ロック端面51Aがロック部64のロック係止突起部64Aに当接することにより、時計回りの回転(シャッタ24を開放させる方向の回転)が防止される。
このようにロック状態においては、ロック部64がロックギア48の時計回りの回転を規制することにより、紙幣入出金部10は、シャッタ24が開放されることを防止することができる。
また、閉鎖状態においては、回転支点シャフト67の回転中心とロック係止突起部64Aにおけるロック回転部材65の回転中心とを通る仮想線VL1と、ロック係止摺動部51のロック端面51Aに沿った面とロックギアシャフト52の回転中心とを通る仮想線VL2との角度は、90度となっている。
仮に仮想線VL1と仮想線VL2との角度が90度よりも大きい場合、ロックギア48が図5中時計回りに回転しようとすると、ロック部64のロック係止突起部64Aがロック端面51Aから下方向へ移動してロック係止摺動部51から退避し、ロック状態においてロックが解除されてしまう可能性がある。
一方仮に仮想線VL1と仮想線VL2との角度が90度未満の場合、後述するロックフリー状態に移行する際、ロック部64が図5中時計回りに回動できず、ロックを解除できなくなってしまう可能性がある。
これに対し紙幣入出金部10は、仮想線VL1と仮想線VL2との角度を90度にすることより、閉鎖状態のロック状態においてはシャッタ24が開放されることを防止すると共に、閉鎖状態からシャッタ24を開放させる際は、後述するロックフリー状態に移行することができる。
[1−4−2.閉鎖状態におけるロック状態からロックフリー状態への遷移]
閉鎖状態におけるロック状態からシャッタ24を開放させる際、図6に示すように紙幣入出金部10は制御部の制御に基づきモータ28を時計回りに回転させる。この回転駆動力が順次伝達され、ポスト2段ギア32は反時計回りに、2段ギア34は時計回りにそれぞれ回転し、カムギア42は反時計回りに回転する。
このときロック部64のロック解除リンク部64Bは、カムギア42のカム部45における解除リンク摺動部46に当接しつつ転動した後、カム部45の外周面へ乗り上げることにより、後方に移動し、カムギアシャフト41からの距離(以下ではカム径CRとも呼ぶ)が大きくなる。
このためロック部64は、回転支点シャフト67を中心として、スプリング68(図3)の付勢力に逆らって時計回りに回動する。
これによりロック部64のロック係止突起部64Aは、ロックギア48のロック端面51Aから下方向へ移動し、ロック係止摺動部51から退避する。
このときロック部64の遮蔽部64Cがロック状態検知センサ70よりも後方下側へ移動することにより、紙幣入出金部10はロックが解除されたロックフリー状態を検知する。
[1−4−3.閉鎖状態におけるロックフリー状態から開放状態への遷移]
図6に示した閉鎖状態のロックフリー状態から、モータ28がさらに時計回りに回転することによりポスト2段ギア32が反時計回りに回転すると、当該ポスト2段ギア32におけるポスト部32Cが、空転ギア38の円弧状長穴部38Cに沿って移動して開放時当接端面38CAに当接する。
このためポスト部32Cが円弧状長穴部38Cの開放時当接端面38CAを反時計回りに押すことにより、ポスト2段ギア32から空転ギア38へ回転駆動力が伝達される。
空転ギア38が反時計回りに回転すると、ロック部64のロック係止突起部64Aが外れたロックギア48が時計回りに回転する。
ロックギア48が時計回りに回転すると、この回転駆動力が順次伝達され、ドライブギア54、ドライブギアシャフト56及びピニオンギア58が反時計回りにそれぞれ回転することにより、シャッタ24が開放方向に移動し、図7に示すようにシャッタ24が開放状態になる。
開放状態においては、カムギア42の突起部44Aが、ロック部64のロック解除リンク部64Bに対し時計回りの回転方向先端側近傍に位置している。このため突起部44Aは、閉鎖状態から開放状態に遷移する際にロック解除リンク部64Bが解除リンク摺動部46に入り込んでしまうことを防止できる。
これにより紙幣入出金部10は、カムギア42の1回転以上の回転を防止し、2段ギア34、カムギア42、ポスト2段ギア32、空転ギア38、ロックギア48、ドライブギア54及びピニオンギア58のギア歯の位相がずれないようにすることができる。
[1−4−4.開放状態から閉鎖状態への遷移]
開放状態においては、ロック部64のロック係止突起部64Aがロックギア48のロック端面51Aよりも下側に位置することによりロック係止部50から退避し、紙幣入出金部10はロックフリー状態となっている。
開放状態からシャッタ24を閉鎖させる際、紙幣入出金部10は制御部の制御に基づきモータ28を反時計回りに回転させる。この回転駆動力が順次伝達され、ポスト2段ギア32は時計回りに、2段ギア34は反時計回りにそれぞれ回転し、カムギア42は時計回りに回転する。
このときロック部64は、ロック解除リンク部64Bをカム径CRが一定のままカムギア42のカム部45の外周面に沿って転動させることにより、ロック係止突起部64Aがロックギア48のロック係止摺動部51から退避した状態を維持する。
またこのときポスト2段ギア32におけるポスト部32Cが、空転ギア38の円弧状長穴部38Cに沿って移動し、所定の角度以上時計回りに回転すると、閉鎖時当接端面38CBに当接する。
このためポスト部32Cが円弧状長穴部38Cの閉鎖時当接端面38CBを時計回りに押すことにより、ポスト2段ギア32から空転ギア38へ回転駆動力が伝達される。
空転ギア38が時計回りに回転すると、この回転駆動力が順次伝達され、ロックギア48は反時計回りに、ドライブギア54、ドライブギアシャフト56及びピニオンギア58は時計回りにそれぞれ回転することにより、シャッタ24が閉鎖方向(前方)に移動し始める。
引き続きモータ28が反時計回りに回転することにより、ロック部64のロック解除リンク部64Bが、カム部45の外周面と解除リンク摺動部46との境目に位置するまで(すなわちカム径CRが小さくなり始めるまで)カムギア42が時計回りに回転する。
このときロック部64は、ロック係止突起部64Aをロックギア48のロック係止部50の外周面に沿って転動させることにより、ロック係止突起部64Aがロックギア48のロック係止摺動部51から退避した状態を維持する。
この状態においては、ロック部64の遮蔽部64Cがロック状態検知センサ70よりも後方下側へ位置しているままであるため、紙幣入出金部10はロックフリー状態を検知する。
シャッタ24が完全に閉じる閉鎖状態になる直前に、ロック部64のロック係止突起部64Aが、反時計回りに回転するロックギア48のロック係止摺動部51のロック端面51Aに当接しつつ転がり、ロック係止摺動部51に入り込む。
このためロック部64は、回転支点シャフト67を中心として、スプリング68の付勢力により反時計回りに回動する。
これによりロック部64のロック係止突起部64Aが、ロックギア48のロック係止部50のロック端面51Aに当接し、図5に示したようにロック状態となる。
このときロック解除リンク部64Bは、カムギア42のカム部45における逆転防止端面46Aから僅かに離隔して位置している。
またこのときロック部64の遮蔽部64Cが前方上側へ移動してロック状態検知センサ70を遮るよう位置することにより、紙幣入出金部10はロック状態を検知する。
このように紙幣入出金部10は、同一の駆動源であるモータ28から、シャッタ開閉機構16及びシャッタ施解錠機構18に駆動力を伝達し、シャッタ24を開け閉めすると共に、当該シャッタ24の施錠及び解錠を行うようにした。
[1−4−5.効果]
以上の構成において、紙幣入出金部10は、シャッタ24に直接接触してロックするのではなく、シャッタ24の開閉駆動を行うドライブギア54、ドライブギアシャフト56及びピニオンギア58に対し回転駆動力を伝達するロックギア48の回転をロック部64で規制することにより、シャッタ24をロックするようにした。
このため紙幣入出金部10は、シャッタ24にロックを掛けるロック係止位置PL(ロック部64とロックギア48との接点)を、従来の紙幣入出金部210(図9)に比べ、紙幣入出口6及びシャッタ24から離隔することができる。
これにより紙幣入出金部10は、シャッタ24とフレーム20との間に外部から工具を挿入してロック係止位置PLへアクセスすることを困難にでき、外部から解錠しにくくし、不正解錠行為を防ぐことができる。
また紙幣入出金部10は、カムギア42に操作部44を設けることにより、保守作業時に作業員が当該操作部44に触れながらカムギア42を回転させ、シャッタ24のロックを手動で解除及び施錠することができる。
以上の構成によれば、紙幣入出金部10は、紙幣入出口6を介し外部から取り込んだ紙幣を収容する紙幣収容部22を外部に開放する開放方向及び外部から閉鎖する閉鎖方向にシャッタ24を移動させる開閉部94と、駆動力を有する駆動部96と、駆動部96及び開閉部94に接触して回転することで駆動部96の駆動力を開閉部94に伝達することにより、開閉部94を駆動するギア部としてのロックギア48と、ギア部に接触しギア部の回転を規制することにより、開閉部94の動作を規制しシャッタ24が移動しないようロックする一方、ギア部から外れギア部の回転を開放することにより、開閉部94を移動させシャッタ24を移動させるようロックを解除するシャッタ施解錠部98とを設けるようにした。
このため紙幣入出金部10は、シャッタ24自体に接触してロックを掛けるのではなく、シャッタ24を開閉するピニオンギア58を駆動するロックギア48に接触してロックを掛けることにより、ロック係止位置PLをシャッタ24から離隔し外部から解錠しにくくすることができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態による現金自動取引装置1は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、図3との対応部分に同一符号を付した図8に示すように、紙幣入出金部110が紙幣入出金部10と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−1.紙幣入出金部の構成]
紙幣入出金部110は、紙幣入出金部10と比べて、開閉部194が開閉部94と異なっている。開閉部194は、ドライブギア54、ドライブギアシャフト74、ドライブプーリ78、ベルト76及び従動プーリ80により構成されている。
紙幣入出金部110におけるロックギア48の前方上部には、円筒形状でなり外周面にギア歯が形成されたドライブギア54が、当該ロックギア48と噛み合うように側面視においてドライブギアシャフト74に挿通されて固定され、当該ドライブギアシャフト74と共に回転するように設けられている。ドライブギアシャフト74は、その左右両端がフレーム20に対し回転可能に固定されている。
ドライブギア54は、ロックギア48のロックギア部49と噛合することにより、モータ28からの回転駆動力を伝達される。
ドライブギアシャフト74の左右両端には、円筒形状でなり外周面にベルト歯が形成されたドライブプーリ78が、互いのベルト歯の位相を合わせるよう当該ドライブギアシャフト74に固定されている。
ドライブプーリ78の前方には、円筒形状でなり外周面にベルト歯が形成された従動プーリ80が、左右方向に延設するシャフト(図示せず)を中心に回転自在に設けられている。
ドライブプーリ78及び従動プーリ80の外周面には、当該ドライブプーリ78のベルト歯及び従動プーリ80のベルト歯と噛み合うベルト歯が内周面に形成された、無端ベルトでなるベルト76が架設されている。
これにより、ドライブプーリ78が回転すると、この駆動力がベルト76を介して従動プーリ80に伝達し、当該従動プーリ80が回転する。
シャッタ124における左右後端部には、下方へ突出するシャッタリンク部82が形成され、当該シャッタリンク部82は、ベルト76の上半分の所定位置に固定されている。
またシャッタ124における前端部の左右側面からは、円筒形状のガイドローラ84が、左方向及び右方向にそれぞれ突出して設けられている。
シャッタ124の左右両側には、前後方向に沿う溝部が形成されたスライドガイド86がフレーム20に固定されて設けられている。図8においてスライドガイド86は一部省略して図示している。
シャッタ124は、ガイドローラ84がスライドガイド86の溝部に対し摺動可能に嵌め込まれていることにより、当該スライドガイド86に沿って前後方向に移動可能に構成されている。
[2−2.動作及び効果]
以上の構成において、閉鎖状態(ロック状態)からシャッタ124を開放させる際、紙幣入出金部110は、制御部の制御に基づきモータ28を側面視時計回りに回転させる。
この回転による駆動力は、紙幣入出金部10と同様にポスト2段ギア32、2段ギア34及びカムギア42を順次伝達することにより、紙幣入出金部110はロックフリー状態となる。
閉鎖状態のロックフリー状態からモータ28がさらに時計回りに回転すると、この駆動力は、ポスト2段ギア32、空転ギア38、ロックギア48、ドライブギア54及びドライブギアシャフト74を順次伝達することにより、ドライブプーリ78を反時計回りに回転させる。
このためベルト76及び従動プーリ80が反時計回りに回転することにより、当該ベルト76に固定されたシャッタ124が開放方向に移動し、紙幣入出金部110は開放状態になる。
一方、開放状態からシャッタ124を閉鎖させる際、紙幣入出金部110は制御部の制御に基づきモータ28を側面視反時計回りに回転させる。
この回転による駆動力は、ポスト2段ギア32、空転ギア38、ロックギア48、ドライブギア54及びドライブギアシャフト74を順次伝達することにより、ドライブプーリ78を時計回りに回転させる。
このためベルト76及び従動プーリ80が時計回りに回転することにより、当該ベルト76に固定されたシャッタ124が閉鎖方向に移動し、紙幣入出金部110は閉鎖状態になる。
このときモータ28の駆動力が紙幣入出金部10と同様にポスト2段ギア32、2段ギア34及びカムギア42を順次伝達することにより、紙幣入出金部110はロック状態となる。
このように紙幣入出金部110は、モータ28からの回転駆動力を用いて、ドライブプーリ78及び従動プーリ80を回転させることによりベルト76を回転させ、当該ベルト76に固定されたシャッタ124を開閉させるようにした。
これにより紙幣入出金部110は、紙幣入出金部10のようにシャッタ24のシャッタラック26を用いてシャッタ24を開閉させる場合のみならず、ベルト76とドライブプーリ78及び従動プーリ80を用いてシャッタ124を開閉する機構においても、シャッタ124とフレーム20との間に外部から工具を挿入してロック係止位置PLへアクセスすることを困難にでき、外部から解錠しにくくして不正解錠行為を防ぐことができる。
[3.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、同一の駆動源であるモータ28から、シャッタ開閉機構16及びシャッタ施解錠機構18に駆動力を伝達し、シャッタ24を開け閉めすると共に、当該シャッタ24の施錠及び解錠を行う場合について述べた。
本発明はこれに限らず、シャッタ開閉機構16に駆動力を伝達するモータと、シャッタ施解錠機構18に駆動力を伝達するモータとを別々に設けても良い。
その場合、ポスト2段ギア32、2段ギア34及び空転ギア38を省略して、モータギア30をロックギア48に接触させると共に、モータ28とは別のモータによりカムギア42のカムギアシャフト41を回転させる。
例えばシャッタを開放させる際は、シャッタ施解錠機構18のカムギア42を駆動するモータの回転を開始させた所定時間経過後にシャッタ開閉機構16のロックギア48を駆動するモータの回転を開始させることにより、ロックを解除した後にシャッタを開放するようにすれば良い。
また上述した実施の形態においては、モータギア30、ポスト2段ギア32、2段ギア34を介し、モータ28の回転駆動力をカムギア42に伝達するようにした。
本発明はこれに限らず、モータギア30又はポスト2段ギア32にカムギア42を接触させ、当該モータギア30又はポスト2段ギア32から、モータ28の回転駆動力をカムギア42に伝達するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣入出口6の下側(フレーム20の内側)から当該紙幣入出口6を覆うようにシャッタ24を配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣入出口6の上側(フレーム20の外側)から当該紙幣入出口6を覆うようにシャッタを配置し、フレーム20の外側をスライド移動させるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、シャッタ24及び124を略平板状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、シャッタを湾曲形状としても良い。要は紙幣入出金部10の紙幣入出口6の形状に対応した形状であれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ドライブギア54、ドライブギアシャフト56、ピニオンギア58を省略してロックギア48のロックギア48をシャッタ24のシャッタラック26に噛合させることによりシャッタ24を開閉しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ロックギア48を回転させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、ロックギア48を前後方向に往復移動させても良く、要は空転ギア38からの回転をシャッタ24に伝達するよう移動すると共に、ロックを掛ける際はロック部64に係止されて移動が規制されれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、ロックギア48のロックギア部49のギア径をドライブギア54のギア径よりも小さくし、ドライブギア54に対するロックギア48のギア比を小さくすることにより、閉鎖状態にあるシャッタ24を開けるよう開放方向に力を掛けられた際、シャッタ24を開けにくくするようにしても良い。この場合、ロック部64がロックギア48を抑える力を小さくすることができる。
さらに上述した実施の形態においては、利用者との取引内容に応じて紙幣を入金させ、また利用者へ紙幣を出金する現金自動取引装置1の紙幣入出金部10に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣を入金させる入金専用の紙幣入金部や、紙幣を出金する出金専用の紙幣出金部等、種々の装置に対し本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金自動取引装置1の紙幣入出金部10に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、現金自動取引装置1の硬貨入出金機5における硬貨入出金部に対し本発明を適用しても良い。
また利用者との取引内容に応じて硬貨を入金させ、また利用者へ硬貨を出金する硬貨入出金部に限らず、硬貨を入金させる入金専用の硬貨入金部や、硬貨を出金する出金専用の硬貨出金部等、種々の装置に対し本発明を適用しても良い。
要は、媒体を収容する媒体収容部を外部に開放する開放方向及び外部から閉鎖する閉鎖方向に移動するシャッタを開閉駆動すると共に施錠及び解錠する装置であれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、利用者との取引内容に応じて紙幣等の現金を入金させ、また利用者へ現金を出金する現金自動取引装置1の紙幣入出金部10及び110に本発明を適用したが、本発明はこれに限らず、紙葉状の媒体を投入させ、また排出する機構を有する種々の装置に適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、媒体として紙幣について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体であれば良い。
さらに本発明は、上述した第1の実施の形態と第2の実施の形態と他の実施の形態とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、開閉部としての開閉部94又は194と、駆動部としての駆動部96と、ギア部としてのロックギア48と、シャッタ施解錠部としてのシャッタ施解錠部98とによって、シャッタ装置としての紙幣入出金部10又は110を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる開閉部と、駆動部と、ギア部と、シャッタ施解錠部とによってシャッタ装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、受付部としての接客部9と、開閉部としての開閉部94又は194と、駆動部としての駆動部96と、ギア部としてのロックギア48と、シャッタ施解錠部としてのシャッタ施解錠部98と、搬送部としての搬送路15とによって、媒体取引装置としての現金自動取引装置1を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる受付部と、開閉部と、駆動部と、ギア部と、シャッタ施解錠部と、搬送部とによって媒体取引装置を構成しても良い。
本発明は、現金自動取引装置等に設けられ利用者が入金する紙幣が投入されると共に、利用者へ出金する紙幣が排出される紙幣入出金部等に利用できる。
1……現金自動取引装置、2……カード入出口、3……通帳入出口、4……紙幣入出金機、5……硬貨入出金機、6……紙幣入出口、7……硬貨入出口、8……表示操作部、9……接客部、10、110、210……紙幣入出金部、11……鑑別部、12……一時保留部、13……紙幣収納庫、14……リジェクト庫、15……搬送路、16……シャッタ開閉機構、18……シャッタ施解錠機構、19……筐体、20……フレーム、22……紙幣収容部、24、124……シャッタ、26……シャッタラック、28……モータ、30……モータギア、32……ポスト2段ギア、32A……大径ポスト2段ギア部、32B……小径ポスト2段ギア部、32C……ポスト部、34……2段ギア、34A……大径2段ギア部、34B……小径2段ギア部、36……ポスト2段ギアシャフト、38……空転ギア、38A……大径部、38B……空転ギア部、38C……円弧状長穴部、38CA……開放時当接端面、38CB……閉鎖時当接端面、40……2段ギアシャフト、41……カムギアシャフト、42……カムギア、43……カムギア部、43A……底面、44……操作部、44A……突起部、45……カム部、46……解除リンク摺動部、46A……逆転防止端面、48……ロックギア、49……ロックギア部、50……ロック係止部、51……ロック係止摺動部、51A……ロック端面、52……ロックギアシャフト、54……ドライブギア、56……ドライブギアシャフト、58……ピニオンギア、60……開検知センサ、62……閉検知センサ、64……ロック部、64A……ロック係止突起部、64B……ロック解除リンク部、64C……遮蔽部、64D……シャフト孔部、64E……スプリング孔部、65……ロック回転部材、66……ロック解除回転部材、67……回転支点シャフト、68……スプリング、68C……巻装部、68F……前腕部、68R……後腕部、70……ロック状態検知センサ、74……ドライブギアシャフト、76……ベルト、78……ドライブプーリ、80……従動プーリ、82……シャッタリンク部、84……ガイドローラ、86……スライドガイド、87……フレーム、88……開口部、89……シャッタ、90……駆動部、90A……カム部、91……支軸、92……ロック機構、94、194……開閉部、96……駆動部、98……シャッタ施解錠部、PL……ロック係止位置、CR……カム径。

Claims (11)

  1. 開口を介し外部から取り込んだ媒体を収容する媒体収容部を外部に開放する開放方向及び外部から閉鎖する閉鎖方向にシャッタを移動させる開閉部と、
    駆動力を有する駆動部と、
    上記駆動部及び上記開閉部に接触して回転することで上記駆動部の駆動力を上記開閉部に伝達することにより、上記開閉部を駆動するギア部と、
    上記ギア部に接触し回転を規制することにより、上記開閉部の動作を規制して閉鎖状態にある上記シャッタをロックする一方、上記ギア部から外れることにより、上記開閉部を動作可能にして上記シャッタのロックを解除するシャッタ施解錠部と
    を有するシャッタ装置。
  2. 上記シャッタ施解錠部は、上記駆動部からの駆動力が伝達されることにより、上記ギア部に接触する又は外れるよう移動する
    請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 上記シャッタ施解錠部は、
    上記駆動部から駆動力を伝達され回転するカムギアと、
    一部が上記カムギアに接触し他の一部が上記ギア部に係止することにより上記ギア部の回転を規制する一方、上記カムギアの回転に応じて回動し上記ギア部から上記他の一部が外れることにより上記ギア部を回転可能にさせるロック部と
    を有する請求項2に記載のシャッタ装置。
  4. 上記ギア部は、略円筒形状でなり外周面の一部が凹設されたロック係止部を有するロックギアでなり、
    上記ロック部は、転動するロック回転部材が上記ロックギアにおける上記ロック係止部に係止することにより、上記ロックギアの回転を規制する
    請求項3に記載のシャッタ装置。
  5. 上記カムギアは、略円形でなり外周面の一部が内周に向かって凹設された解除リンク摺動部が形成されたカム部を有し、
    上記ロック部は、上記解除リンク摺動部に接触し転動可能なロック解除回転部材が、上記カムギアの回転に伴い上記カム部の外周面へ移動することにより回動し、上記ロック回転部材が上記ロックギアにおける上記ロック係止部から外れることにより、上記ロックギアを回転可能にする
    請求項4に記載のシャッタ装置。
  6. 上記駆動部は、回転可能な複数のギアを有し、上記シャッタが開放状態から閉鎖状態まで移動する際、上記カムギアがほぼ1回転するギア比で構成されている
    請求項5に記載のシャッタ装置。
  7. 上記シャッタにおいて上記開閉部と対向する箇所にはラックが形成され、
    上記開閉部は、外周面にギア歯が形成されたピニオンギアでなり、上記シャッタの上記ラックに噛合して回転することにより、上記シャッタを移動させる
    請求項3に記載のシャッタ装置。
  8. 上記開閉部は、回転可能な複数のプーリと、上記シャッタの移動方向に沿って延設するよう当該プーリに架設され上記シャッタが固定された無端ベルトとからなり、当該プーリの回転に伴って当該無端ベルトが回転することにより、上記シャッタを移動させる
    請求項3に記載のシャッタ装置。
  9. 上記カムギアには、当該カムギアを手動で回転させる操作部が形成されている
    請求項3に記載のシャッタ装置。
  10. 上記シャッタ施解錠部は、上記駆動部からの駆動力が伝達されず、上記駆動部において駆動力を発生する駆動源とは別の、上記シャッタ施解錠部を駆動する施解錠駆動部から駆動力を伝達される
    請求項1に記載のシャッタ装置。
  11. 紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける受付部と、
    開口を介し外部から取り込んだ媒体を収容する媒体収容部を外部に開放する開放方向及び外部から閉鎖する閉鎖方向にシャッタを移動させる開閉部と、
    駆動力を有する駆動部と、
    上記駆動部及び上記開閉部に接触して回転することで上記駆動部の駆動力を上記開閉部に伝達することにより、上記開閉部を駆動するギア部と、
    上記ギア部に接触し回転を規制することにより、上記開閉部の動作を規制して閉鎖状態にある上記シャッタをロックする一方、上記ギア部から外れることにより、上記開閉部を動作可能にして上記シャッタのロックを解除するシャッタ施解錠部と、
    上記受付部により受け付け上記媒体収容部に収容された上記媒体を搬送する搬送部と
    を有する媒体取引装置。
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