JP3229796B2 - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents
自動販売機の商品収納装置Info
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Description
販売する自動販売機の商品収納装置に関するものであ
る。
として、缶飲料や紙パック飲料を積み重ねて収納するス
タック式のものが知られており、例えば実開昭62−1
05578号公報に開示されている。この商品収納装置
の商品収納ラックは、隔壁を隔てて、左右対称に配設し
た2つの商品収納コラムを有している。各商品収納コラ
ムは、商品を充填するための開口を有し、この開口はコ
ラムドアによって開閉される。コラムドアは、隔壁側に
寄せて配設した上下方向に延びる支軸に回動自在に取り
付けられている。また、2つの商品収納コラムが共有す
る商品払出機構が、隔壁内に収容されており、商品払出
機構は、隔壁に形成した開口から商品収納コラム内に臨
むようになっている。
収納装置では、隔壁側に寄せて配設した支軸が、隔壁の
壁面の延長面に対し見つけ方向内側に配設されているた
め、商品の充填の際に支軸およびコラムドアが邪魔にな
り、商品の充填作業がし難くなる問題があった。すなわ
ち、商品払出機構が隔壁内に収容されているため、商品
の大小に関わらず商品を隔壁側に最大限寄せて収納する
必要がある。したがって、右ききの人が左側の商品収納
コラムに商品を充填する場合は、特に支軸およびコラム
ドアが邪魔になり、作業性が悪化する問題があった。
アが支軸に対して自由に回動できるように構成されてい
るので、商品の充填中、コラムドアが風などの影響で閉
じないように体の一部で支えていなければならず、この
ため充填作業を円滑に行えず、ひいては充填作業効率の
低下を招くという問題もある。
めになされたものであり、コラムドアが商品の充填作業
に邪魔になることがなく、かつコラムドアの幅を狭くす
ることができる自動販売機の商品収納装置を、また、簡
単な構造で、コラムドアを開放位置に確実に保持するこ
とができる自動販売機の商品収納装置を提供することを
その目的としている。
は、互いに隣接し、商品をそれぞれ収納するとともに、
各々の前面に商品を充填するための開口を有する一対の
商品収納コラムと、一対の商品収納コラムの互いに隣接
する側の一方の側壁間に設けられ、販売時に一対の商品
収納コラムの一方から商品を払い出す商品払出機構と、
一対の商品収納コラムの各々の前端部の、一方の側壁の
付近に配置された支軸と、各々の一端部が支軸を中心と
して回動自在に支持され、開口を開閉すると共に、上側
のロック解除位置と下側のロック位置との間で移動自在
の一対のコラムドアと、各商品収納コラムに設けられ、
対応するコラムドアが閉鎖した状態でロック位置に下降
したときに、コラムドアを係止し、閉鎖状態にロックす
る係止部と、一対の商品収納コラムの間に設けられ、ロ
ック解除位置に上昇した状態で開放されたコラムドアを
下方から支持する支持面を有すると共に、支持面に、一
対のコラムドアの閉鎖方向に向かってそれぞれ斜め上が
りに傾斜する一対の傾斜面を形成した単一のドア支持部
材と、を備えていることを特徴とする。
の中央部にそれらに共通の商品払出機構が配置されると
ともに、各コラムドアの支軸もまた、一対の商品収納コ
ラムの中央部に配置されるため、商品を商品払出機構側
に寄せた状態で収納することによって、商品のサイズに
かかわらず、コラムドアの幅が狭くてもこれを適切に押
さえておくことができる。その結果、コラムドアの軽量
化と材料コストの削減を図れるとともに、コラムドアを
閉鎖した状態での開口の開放部分の面積が広くなり、商
品の充填に先立って商品の残量を容易に確認できること
で、充填作業の効率化を図ることができる。
材の支持面に支持されるとともに、この支持面に、一対
のコラムドアの閉鎖方向に向かってそれぞれ斜め上がり
に傾斜する一対の傾斜面が形成されているため、各コラ
ムドアは、閉鎖方向に大きな力を受けない限り、その自
重に抗して傾斜面を上ることがない。すなわち、コラム
ドアは、いったん開放されると、傾斜面によってその開
放方向の分力を受けることにより、開放状態に保持され
る。さらに、このドア支持部材もまた、一対の商品収納
コラムの中央部に配置され、一対のコラムドアに共通の
単一の部品として設けられているので、その分、部品点
数を削減することができる。
持部材は、コラムドアが閉鎖方向に回動する際、ドア支
持部材から外れた直後に係止部に係止されるように、構
成されていることが好ましい。
斜面に抗して閉鎖すると、コラムドアは係止部に自動的
に係止され、閉鎖ロック状態となる。このため、コラム
ドアの閉鎖を簡単かつ確実に行うことができる。
を、図面を参照しながら、詳細に説明する。図1および
図2は、缶飲料や紙パック飲料などを同時に販売可能な
タイプの自動販売機における商品ラックを示している。
両図に示すように、この商品ラック1は、商品Aをロー
ディング(充填)する際に、図外の商品収納庫から引き
出されるタイプのものであり、その上部には周知の引出
機構(図示せず)を備えている。商品ラック1の内部に
は、4個の商品収納コラム2,2,2,2が作り込まれ
ている。この4個の商品収納コラム2,2,2,2は、
それぞれ隔壁3,3を隔てて隣接する各一対の商品収納
コラム2a,2a,2b,2bから成り、この各一対の
商品収納コラム2,2が隔壁3内に収容した共用の商品
払出機構4により、払出し動作される。
充填するための開口5が形成されると共に、この開口5
を開閉するコラムドア6が設けられている。コラムドア
6は、商品充填時、開口5を開放すると共に、閉時、商
品収納コラム2内に積み重ねた商品Aが開口5側に倒れ
るのを防止する押さえ部材として機能するものである。
各コラムドア6は、商品収納コラム6の前端部に上下方
向に設けられた支軸7により回動自在に支持されると共
に、後述するように、ロック位置とロック解除位置との
間で、支軸7に沿って上下方向に移動自在に構成されて
いる。なお、図2中の符号8は、各種形状の異なる商品
Aを販売できるように、商品収納コラム2内に着脱自在
に設けたコラムアダプタである。
ラム2,2で共用する受け金具9を介して商品ラック1
の天板10に回動自在に支持され、下端部を、商品ラッ
ク1の底板11に回動自在に支持されている。この場合
支軸7は、図2に示すように、隔壁3の壁面3aの延長
面に対し見付け方向外側に配設されている。すなわち、
左右一対の商品収納コラム2,2に対する2本の支軸
7,7は、いずれも隔壁3の両壁面3a,3aを延長し
たその内側に配設されている。
おり、一端が支軸7に固定され斜め内方に延びる斜板部
6aと、この斜板部6aから商品収納コラム2の前面に
平行に延びる平板部6bと、この平板部6bから直角に
外方に延びる突板部6cとによって構成されている。突
板部6cは、コラムドア6を開閉するときの取っ手とな
る部分であり、平板部6bは、商品収納コラム2内の商
品Aを押さえる部分である。
2がねじ止めされており、係合板12の上端部は、屈曲
してフック状に形成されている。これに対応して商品ラ
ック1の天板10には、スリット状の係止孔13が形成
されている。そして、コラムドア6が閉塞した状態でロ
ック位置に下降するのに伴い、係合板12が係止孔13
に係合することによって、コラムドア6が閉塞位置にロ
ックされる。すなわち、コラムドア6は、上昇させてそ
のロックを解いた後、開放され、また閉塞した後、下降
しロックされる。
ラック1の底板11には、開放状態のコラムドア6が支
持されるドア支持部材14が取り付けらている。ドア支
持部材14は、左右のコラムドア6に対し共有の部材で
あり、部材本体14aと、部材本体14aの両端から湾
曲して内側に延びる一対の湾曲部14b,14bとで、
一体に形成されている。各湾曲部14bの上面は、コラ
ムドア6の閉塞方向に上り傾斜の傾斜面14cとなって
おり、支持されたコラムドア6が開放方向に付勢される
ようになっている。したがって、コラムドア6を強制的
に閉塞しない限り、コラムドア6は開放状態を維持する
(図3参照)。
動したコラムドア6がドア支持部材14から外れた直後
に、係合板12が係止孔13に係止されるように、配設
されている。すなわち、コラムドア6を閉塞動作させる
と、コラムドア6はドア支持部材14から外れた直後
に、その係合板12が係止孔13に上方から係合(実際
は、係合板12が天板10上をわずかに滑った後、係
合)し、閉塞ロック状態となる。
左右の商品収納コラム2,2が共有する商品払出機構4
が隔壁3内に設けられており、これに伴い上記のコラム
アダプタ8を利用して、商品Aは隔壁3側に寄せて充填
されている(図2参照)。したがって、コラムドア6の
支軸7を隔壁3側に設けることにより、幅の広い商品A
を収容する場合でも、押さえ部材(転倒防止部材)とし
てのコラムドア6は、比較的幅の狭いものとすることが
できる。これにより、コラムドア6を軽量に構成するこ
とができると共に、コラムドア6が閉塞された状態で、
開口5に広く開放部分が生じ、外部から商品Aの残量な
どを容易に確認することができ、商品Aの充填作業の作
業効率を向上させることができる。しかも、支軸7は、
隔壁3の壁面3aの延長面より見つけ方向外側に位置す
るため、支軸7およびコラムドア6が商品Aを充填する
際の作業の邪魔になることがない。
より、その自重を活用して、開放状態が維持されるた
め、商品Aの充填作業の際にコラムドア6を押さえてお
く必要がなくなり、この点でも充填作業の作業効率を向
上させることができる。また、コラムドア6の閉塞およ
びロックを簡単に行うことができる。しかも、ドア支持
部材14は、左右のコラムドア6で共用できるため、部
品点数を削減することができる。
ることなく、種々の態様で実施することができる。例え
ば、実施形態は、本発明をスタック式の商品収納コラム
に適用したものであるが、本発明は、商品充填用の開口
を有する他の形式の商品収納コラムにも適用可能であ
る。
商品収納装置によれば、コラムドアが商品払出機構側に
取り付けられていても、商品の充填作業に邪魔になるこ
とがない。また、コラムドアを軽量でかつ幅の狭いもの
とすることができ、充填されている商品を見易いものと
することができる。したがって、商品の充填作業の作業
効率を向上させることができる。
置によれば、極めて簡単な構造で、コラムドアを開位置
に確実に保持することができ、商品の充填作業の作業効
率を向上させることができる。
自動販売機の商品ラックの斜視図である。
態で示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに隣接し、商品をそれぞれ収納する
とともに、各々の前面に商品を充填するための開口を有
する一対の商品収納コラムと、当該一対の商品収納コラムの互いに隣接する側の一方の
側壁間に設けられ、販売時に前記一対の商品収納コラム
の一方から商品を払い出す商品払出機構と、 前記一対の商品収納コラムの各々の前端部の、前記一方
の側壁の付近に配置された支軸と、 各々の一端部が前記支軸を中心として回動自在に支持さ
れ、前記開口を開閉すると共に、上側のロック解除位置
と下側のロック位置との間で移動自在の一対のコラムド
アと、 前記各商品収納コラムに設けられ、対応する前記コラム
ドアが閉鎖した状態で前記ロック位置に下降したとき
に、前記コラムドアを係止し、閉鎖状態にロックする係
止部と、 前記一対の商品収納コラムの間に設けられ、前記ロック
解除位置に上昇した状態で開放された前記コラムドアを
下方から支持する支持面を有すると共に、当該支持面
に、前記一対のコラムドアの閉鎖方向に向かってそれぞ
れ斜め上がりに傾斜する一対の傾斜面を形成した単一の
ドア支持部材と、 を備えている ことを特徴とする自動販売機の商品収納装
置。 - 【請求項2】 前記ドア支持部材は、前記コラムドアが
閉鎖方向に回動する際、前記ドア支持部材から外れた直
後に前記係止部に係止されるように、構成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35398595A JP3229796B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 自動販売機の商品収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35398595A JP3229796B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 自動販売機の商品収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09185759A JPH09185759A (ja) | 1997-07-15 |
JP3229796B2 true JP3229796B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=18434551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35398595A Expired - Fee Related JP3229796B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 自動販売機の商品収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229796B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2753701C2 (ru) * | 2019-07-10 | 2021-08-19 | Общество с ограниченной ответственностью "ЛУКОЙЛ-Нижегороднефтеоргсинтез" (ООО "ЛУКОЙЛ-Нижегороднефтеоргсинтез") | Бензин специальный для первой заправки автомобилей |
KR102633043B1 (ko) * | 2021-11-16 | 2024-02-02 | 박미영 | 마스크용 부착장치 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100624706B1 (ko) * | 2006-03-23 | 2006-09-15 | 이종균 | 페트병 자동판매기용 랙크 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35398595A patent/JP3229796B2/ja not_active Expired - Fee Related
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RU2753701C2 (ru) * | 2019-07-10 | 2021-08-19 | Общество с ограниченной ответственностью "ЛУКОЙЛ-Нижегороднефтеоргсинтез" (ООО "ЛУКОЙЛ-Нижегороднефтеоргсинтез") | Бензин специальный для первой заправки автомобилей |
KR102633043B1 (ko) * | 2021-11-16 | 2024-02-02 | 박미영 | 마스크용 부착장치 |
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JPH09185759A (ja) | 1997-07-15 |
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