JPS63317924A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS63317924A
JPS63317924A JP15417687A JP15417687A JPS63317924A JP S63317924 A JPS63317924 A JP S63317924A JP 15417687 A JP15417687 A JP 15417687A JP 15417687 A JP15417687 A JP 15417687A JP S63317924 A JPS63317924 A JP S63317924A
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JP
Japan
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diisocyanate
polyurethane
binder
magnetic
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP15417687A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
Hiroshi Murata
村田 宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63317924A publication Critical patent/JPS63317924A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業−1−の利用分野) 本発明は磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体に
関するものである。更に詳しくは非磁性支持体」二に設
けた磁性層の結合剤成分として、優れた特性を有するポ
リウレタン・ウレア樹脂を用いた磁気記録媒体に関する
ものである。
(従来の技術) 汎用的磁気記録媒体である磁気テープ、フロッピーディ
スクは、長軸1μm以下の針状磁性粒子を適当な添加剤
(分散剤、潤滑剤、帯電防止剤等)とともに結合剤溶液
中に分散させて磁性塗料を作り、これをポリエチレンテ
レフタレートフィルムに塗布して製造されている。
磁気記録媒体の結合剤に要求される特性としては、磁性
粒子の分散性、充填性、配合性、磁性層の耐久性、耐摩
耗性、耐熱性、平滑性、非磁性支持体との接首性等があ
げられ、結合剤は非常に重要な役割を果している。
近年、磁気記録媒体では、記録密度の向−1−1S/N
比の向−に等のために、磁性層の表面は平滑化している
。(I/滑性が向にする程、走行耐久性、走行性が不利
になり、従来より磁性粒子の結合剤として用いられてい
るアジペートタイプあるいはポリカプロラクトンタイプ
のポリウレタン樹脂とニトロセルロースあるいは塩化ビ
ニル、酢酸ビニル系共重合体との混合系では、ビディオ
テープ、電子計算機用テープ、フロッピーディスク等の
高性能を要求される分野では、要求を満足できなくなり
つつある。
走行耐久性を更に向上させるためにポリウレタン樹脂で
は、ウレタン基濃度を」−げて分子間の相互作用を強め
るとか、あるいは分岐度を1ユげて硬化後の架橋密度を
高める等の方策が用いられている。しかし、これらの方
策による効果では、近年高まりつつある耐久性の向]−
の要求に対しては、不充分であり、かつポリウレタン樹
脂でウレタン基濃度を−1−げると、ガラス転移温度の
上昇かみられ、耐寒性・柔軟性の低下を牛し、また、ポ
リウレタン樹脂の分岐度を」二げると、磁性粉の分散性
が低下し、磁性粉の結合剤としては好ましくない等の他
の問題点を生しる。さらに、ビディオ機器の使用環境の
多様化から、より広い温度範囲において、柔軟性、耐摩
耗性等の特性が要求される。
しかし、これらの要求に対しても従来の結合剤では不充
分である。
(発明の解決しようとする問題点) 磁気記録媒体では、記録密度の向−1−1S/N比の向
上環のため、磁性層表面の)■シ滑性が要求されている
が、・1i−滑性が向−1ニする程、走行耐久性が不利
になり、より耐摩耗性・耐久性の優れた結合剤を求めら
れている。また、ビディオテープはスチル特性の向上、
フロッピーディスクでは、長期信頼性等からも、結合剤
に対しては、同様な要求がある。また、使用環境の多様
化から、広い温度範囲において特性の変化が少ないこと
も要求されている。しかし、従来の結合剤では、これら
のτ求に関しては今た不充分である。
本発明は、耐摩耗性、耐久性の優れた結合剤を見い出し
、より広い温度範囲において走IJ゛耐久+/1の優れ
た磁気記録媒体を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、磁性粒子の結合剤成分として、芳香族
アミノ基と脂肪族あるいは脂環族イソシアネートとの反
応によるウレア基を分子中に導入したポリウレタン・ウ
レア樹脂を使用することにより達成できる。
すなわち本発明は以下の通りである。
強磁性粉末を結合剤中に含有させた磁性塗料を非磁性支
持体に塗布した磁気記録媒体において、該結合剤の成分
として、分子量500以」−5,000未満のポリエス
テルジオール(a)、分子量500未満の1級または/
および2級の芳香族ジアミン(b)、有機ジイソシアネ
ート(c)および必要により、」−記芳香族ジアミン以
外の分子量500未満の鎖延長剤(d)を下記の割合で
反応させ、かつ」1記有機ジイソシアネートの85重眼
%以−1−が脂肪族または/および脂環族ジイソシアネ
一トであるポリウレタン・ウレア樹脂を含むことを特徴
とする磁気記録媒体。
0.8< (a+b+d)/c≦1(当量比)0.15
≦b / a≦5     (当量比)本発明で用いる
ポリウレタン・ウレア樹脂の製造において使用されるポ
リエステルジオールは、分子量が500〜5,000の
範囲にあり、ポリエステルジオールのカルボン酸成分と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸
、1.5−ナフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、p−
オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸
などの芳香族オキシカルボン酸、コハク酸、アジピン酸
、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸な
どの脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
、水添化2,6−ナフタレンジカルボン酸等の脂環族ジ
カルボン酸などを挙げることができる。
また、ポリエステルジオールのグリコール成分としては
、エチレングリコール、プロピレングリフール、1,3
−プロパンジオール、■、4−ブ6一 タンジオール、1.5−ベンタンジオール、3−メチル
−1,5−ベンタンジオール、■、6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ジ工千レンゲリコール、
ジプロピレングリコール、2゜2.4−トリメチル−1
,3−ベンタンジオール、ンクロヘキサンジメタノール
、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物および
プロピレンオキサイド付加物、水添化ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイ
ド付加物、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコールなどが挙げら
れる。
十、記以外のポリエステルジオールのジカルボン酸成分
としては、スルホン酸金属塩を含有するジカルボン酸あ
るいはグリコール、下記一般式(I)〜(Vl)で表わ
される酸性リン化合物の金属塩ノ、(を含有するジカル
ボン酸あるいはグリコールを挙げることができ、スルホ
ン酸金属塩基や酸性リン化合物の金属塩基は、磁性粉子
の分散性を著しく改善するのに有効である。
スルホン酸金属塩基を含有するポリエステルジオールの
原料としては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5
−カリウムスルホイソフタル酸、ナトリウムスルホテレ
フタル酸、2−ナトリウムスルホ−1,4−ブタンジオ
ール、2,5−ジメチル−3−ナトリウム2,5−ヘキ
サンジオール等があげられる。
X−R,−Y R2−P            (I)□ 0M X−R,−Y 、  I R2−P=O(II) 0M R+  X 「 R20−P=O(III) ― 0M X−R,、−P−R4−Y      (V)0M II R20−P−R,−X        (Vl)ポリエ
ステルジオールとしては、他にε−カプロラクトン、δ
−バレロラクトン等のラクトン類を開環手合してtυら
れるラクトン系ポリエステルジオール類があげられる。
ポリエステルジオールは分子量500〜5.000もの
を用いる。分子量500未満ではウレタン基濃度が大き
くなり、溶剤溶解性が低下する。また、分子量が5,0
00を昆えるとウレタン基濃度が低下し、ポリウレタン
樹脂に時打な強靭性、耐摩耗性等が悪化する。
本発明で用いるポリウレタン・ウレア樹脂の製造時に使
用される芳香族ジアミンは、1級又は2級のアミン基を
有するもので、たとえば、下記の一般式(■)〜(■)
で示されるもの等があげられる。
R1 」1記以外の芳香族ジアミンとしては、1.5−ナフタ
レンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、p−アミ
ノジフェニルアミン、m−アミノジフェニルアミン、1
.4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、9.9
−ビス(4−アミノフェニル)アントラセン等が挙げら
れる。
芳香族ジアミンは、分子量500未満のものを使用する
。分子量か500を越えると、ウレア基濃度が低下し、
強靭性、耐摩耗性等が低下し、本発明の効果がみられな
い。
本発明で用いるポリウレタン・ウレア樹脂の製造時に使
用される有機ジイソシアネートは、脂肪族ジイソシアネ
ートあるいは脂環族ジイソシアネートを85重量%以に
の割合で用いる。
脂肪族ジイソシアネートあるいは脂環族ジイソシアネー
トとしては、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネー1−1I)−キシリレンジイソ
シアネート、m−キシリレンジイソシアネート、■、4
ジイソシアネートメチルシクロヘキサン、1,3−ジイ
ソシアネートメチルシクロヘキサン、4.4’ −ジイ
ソシアネートメチルシクロヘキサン、イソホロンジイソ
シアネート等があげられる。
脂肪族あるいは脂環族ンイソシアネート以外の何機ジイ
ソシアネートとしては、2.4−)リレンジイソシアネ
ー)、2.8−)リレンジイソシアネート、p−フェニ
レンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、2,6−ナフ
タレンジイソシアネート、2,4−ナフタレンジイソシ
アネート等の芳香族ジイソシアネートがあげられる。
脂肪族ジイソシアネートあるいは脂環族ジイソシアネー
トの割合が85重量%未満では、芳香族ジアミンの使用
量にもよるが、溶剤溶解性が低下し、高粘度になったり
、あるいは不溶分が発生する。
本発明で用いるポリウレタン・ウレア樹脂の製造時に必
要により用いられる分子量500未満の鎖延長剤は、樹
脂中のウレタン基あるいはウレア基濃度を調整し、ポリ
ウレタン樹脂に特有な強靭性を付与する効果があり、具
体的な化合物としてはエチレングリコール、1.3−プ
ロピレングリコール、■、4−テトラメチレングリコー
ル、16−ヘキサンンオール、シクロヘキサンジメタノ
−ル、キシリレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ビスフェノールAのエチレン
オキサイド付加物、プロピレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、3−メチル−1,5−ベンタンジオール、
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物等のグ
リコール類、モノエタノールアミン、N−メチルエタノ
ールアミン等のアミノアルコール、エチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、ピペラ
ジン等のジアミン等があげられる。
上記以外の鎖延長剤としては、トリメチロールプロパン
、グリセリン、ジェタノールアミン、トリエタノールア
ミン等の三官能成分を性能が損なわれない範囲で使用し
てもよい。
鎖延長剤の分子量は500未満のものを用いる。
分子はが500を越えると、ウレタン基あるいはウレア
基の濃度が低下し、ポリウレタン樹脂に特有な強靭性、
耐摩耗性が悪くなる。
本発明で用いるポリウレタン・ウレア樹脂を製造する際
、有機ジイソシアネートと他の原料の当量比は、 0.8< (a十り+d)/c≦1の範囲にある。
この比率により得られるポリウレタン樹脂の分子量が決
まる。
芳香族ジアミンとポリエステルジオールの比率は当量比
で0.15≦b/a≦5の範囲にある。
b/aが0.15未満では耐摩耗性、強靭性が極端に低
下し、芳香族ジアミンを用いる効果がみられない。また
5を越えると溶剤溶解i11が非常に悪(なる。好まし
い範囲は0.25≦1)/a≦3である。
本発明で用いるポリウレタン・ウレア樹脂は、全成分を
同時に反応させるワンジュツト法、ポリエステルジオー
ルをまず有機シイソンアネートト反応させ、得られるイ
ンシアネート基末端プレポリマーを鎖延長剤で高分子化
するプレポリマー法のいずれの方法でも製造できるが、
芳香族ジアミンと有機ジイソシアネートだけの反応物は
溶剤溶解性が劣るため、プレポリマー法が望ましい。特
に有機ジイソシアネートの一部に芳香族ジイソシアネー
トを用いる場合はプレポリマー法が好ましい。
芳香族ジアミンとポリエステルジオールの当ffi比1
)/aが2を大きく起える場合は、プレポリマー法で有
機ジイソシアネートと芳香族ジアミンを分割して仕込む
方法により、汎用有機溶剤に可溶なポリウレタン・ウレ
ア樹脂が得られる。この場合、分割する比率は、芳香族
ジアミンを仕込む際の仕込み量は、残存するインシアネ
ート基の2倍当屯以下、有機ジイソシアネートを仕込む
場合は、残存する芳香族アミノ基の2倍以上が好ましい
反応方法は原料を溶融状態で行なう方法、溶液中で溶解
して行なう方法があげられる。
反応触媒としてオクチル酸第−・錫、ジブチル錫ジラウ
レート、トリエチルアミン等を用いてもよい。また紫外
線吸収剤、加水分解防1に剤、酸化防止剤等を熱可塑性
ポリウレタン・ウレア樹脂の製造前、製造中、あるいは
製造後に添加してもよい。
本発明においては、本発明のポリウレタン・ウレア樹脂
以外に、可撓性の調節、耐寒性、耐熱性の向上等の目的
のために、他の樹脂を添加するか、および/またはポリ
ウレタン・ウレア樹脂と反応して架橋する化合物を混合
することが望ましい。
他の樹脂としては塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂
、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、
ポリビニルブチラール、アクリロニトリル・ブタジェン
系重合体等が挙げられる。一方ポリウレタン・ウレア樹
脂と架橋する化合物としては、ポリイソシアネート化合
物、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、酸無水物
等があり、特にこれらの中でポリイソシアネート化合物
が好ましい。本発明で用いるポリウレタン・ウレア樹脂
が芳香族アミノ基末端の場合には、ポリイソシアネート
化合物との活性が高く、また、末端が水酸基の場合でも
芳香族アミン基とイソンアネート基の反応によるウレア
基は、ポリイソシアネート化合物とビューレット結合を
形成する。本発明で用いるポリウレタン会ウレア樹脂は
ポリイソシアネート化合物を用いることにより、従来の
ポリウレタン樹脂よりも架橋度が高くなる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層↓こ使用される強磁性磁
性粒子としては、γ−Fe2O3、γ−Fe2O3とF
e3O4の混晶、コバルトを被着したγ−Fe2o3又
はF e 20,4 、バリウムフェライト、およびF
e−Co、Fe−Go−Ni等の強磁性合金粉末などを
あげることができる。
本発明の磁気記録媒体には、必要に応じてジブチルフタ
レート、トリフェニルホスフェートのような可塑剤、ジ
オクチルスルホ・ナトリウムサクシネート、t−ブチル
フェノール・ポリエチレンエーテル、エチルナフタレン
スルホン酸ソーダ、ジラウリルサクシネート、ステアリ
ン酸亜鉛、大豆油レシチン、シリコーンオイルのような
潤滑剤や種々の帯電防止剤を添加することもできる。
(作用) 本発明の磁気記録媒体で、磁性粒子の結合剤として用い
られるポリウレタン・ウレア樹脂は、刀香族アミノ基と
イソシアネート基の反応により得られるウレア結合を有
するものであり、該ウレア結合は、ウレタン結合よりも
水素結合力が強く、そのため分子間相互作用が強くなり
、耐摩耗性、強靭性が向1−する。また、硬化剤として
ポリイソンアネートを用いた場合、従来のポリウレタン
樹脂よりも硬化性に優れる。これらの特性により本発明
の磁気記録媒体は走行耐久性、耐摩耗性等が向」ニする
また、本発明で用いるポリウレタン・ウレア樹脂はガラ
ス転移温度以上での弾性率の低ドが、グリコールを鎖延
長剤とする従来のポリウレタン樹脂に比べ小さいため、
本発明の磁気記録媒体は広い温度範囲で特性を保持する
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に例示する。
実施例に、中に部とあるのは重量部を示す。
なお、以下のポリウレタン・ウレア樹脂の合成例に使用
したポリエステルジオールであるポリエステル(△)〜
(D+の組成および分子量は以下のとおりである。
ポリエステル(A):アジピン酸15−ナトリウムスル
ホイソフタル酸//1.6 一ヘキサンジオール/ネオペ ンチルグリコール(98/2 //70/30モル比)、分子 量2.000 ポリエステル(B):テレフタル酸/イソフタル酸15
−ナトリウムスルホイソ フタル酸//エチレングリコー ル/ネオペンチルグリコール 50モル比)、 分子量1.500 ポリエステル(c):ポリカプロラクトン、分子量2.
000 ポリエステル+Di :イソフタル酸/オルソフタル酸
//ネオペンチルグリコール /シクロヘキサンジメタノー ル(80/20//70/30 モル比)、分子量4,500 ポリウレタン・ウレア樹脂の合成例1 部度計、撹拌機、還流式冷却管を具備した反応容器中に
、前記のポリエステルジオールであるポリエステルfA
l 100部とトルエン61部を仕込み、このポリエス
テルfA+を溶解後、インホロンジイソシアネート21
部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレー)0.05部
を加え、95℃で2時間反応させた後、4.4’ −ジ
アミノジフェニルメタン10部を加え30分後、シクロ
へキサノン245部を加え、更に90°Cで8時間反応
させ、ポリウレタン・ウレア溶液を得た。得られたポリ
ウレタン・ウレア溶液の溶液粘度は、25°Cで230
ポイズの黄褐色の粘稠な溶液であった。また樹脂の分子
量は、ゲル浸透クロマトグラフィによる測定では、標準
ポリスチレン換算で45,000、末端アミン基は比色
分析による分析では、40当け7106gであった。
ポリウレタン・ウレア樹脂の合成例2 合成例1で使用した反応容器に、前記のポリエステル樹
脂fA1100部とトルエン182部を仕込ミ、ポリエ
ステル樹脂を溶解後、ヘキサメチレンジイソシアネート
18部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレー)0.0
5部を加え、95℃で2時間反応させた後、m−フェニ
レンジアミン12部、シクロへキサノン182部を加え
、2時間反応させた後、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト18部を加え、2時間反応させた後、更にm−フェニ
レンジアミン8部を加え、更に8時間反応させた。得ら
れたポリウレタン・ウレア溶液の粘度は25℃で18ポ
イズの褐色の粘稠な溶液であった。また樹脂の分子量は
8.5001末端アミノJ+HF度ハ210 当L)/
 10’ gテアツタ。
ポリウレタン・ウレア樹脂の合成例3 合成例1と同様にして、ポリエステル樹脂(Δ)、10
0部、トルエン152部、インホロンジシイソシアネー
ト22.5部および反応触媒としてジブチル錫ジウレレ
ート0.1部とからイソシアネート末端プレポリマーを
得た後、4,4′−ジアミノジフェニルメタン5部、メ
チルエチルケトン152部を加え、80℃て2時間反応
させた後、ネオペンチルグリコール3部を加え、史に8
0″Cて15時間反応させた。得られたポリウレタン・
ウレア樹脂は250°Cでの溶液粘度か68ボイスの黄
褐色の粘稠な溶液であった。また樹脂の分子量は18,
000末端アミノ基濃度は2.1当量/10’gであっ
た。
ポリウレタン・ウレア樹脂の合成例4 合成例1と同様にして、ポリエステル樹脂(Δ)100
部、トルエン162部、イソホロンジイソシアネート2
5部および反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.
05部とからインシアネート末端プレポリマーを得た後
、4.4’ −ジアミノジフェニルエーテル5部、メチ
ルエチルケトン162部を加え、80°Cて2時間反応
させた後、4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト3.6部を加え、1時間反応させた後、ネオペンチル
グリコール5部を加え、80℃で6時間反応させてポリ
ウレタン・ウレア溶液を得た。マリられたポリウレタン
・ウレア溶液は、25℃での溶液粘度は350ポイスの
黄褐色の粘稠な溶液であった。樹脂の分子!aは34,
000.末端アミノ基は1.5当量/106gであった
ポリウレタン・ウレア樹脂の合成例5 合成例1と同様にして、ポリエステル樹脂(Δ)100
部、トルエン158部、ネオペンチルグリコール5部お
よび反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.05部
とからインシアネート末端プレポリマーを得た後、4.
4’ −ジアミノジフェニルメタン5部、メチルエチル
ケトン158部を加え、80°Cて6時間反応させた。
得られたポリウレタン・ウレア樹脂溶液は25℃での溶
液粘度は39ポイズの褐色の溶液であった。樹脂の分子
量は14,000、末端アミン基濃度は130当量/i
o6gであった。
なお、表−1に、各ポリウレタン・ウレア樹脂の合成例
1〜5の原料組成、得られた樹脂の溶液特性および樹脂
特性についてまとめた。
ポリウレタン・ウレア樹脂の合成例6〜10および比較
合成例1〜10 合成例1と同様にして、表−2および表−3に示した原
料組成と反応手順により、合成例6〜10および比較合
成例1〜10のポリウレタン・ウレア樹脂を得た。これ
らの得られた樹脂の溶液特性および樹脂特性について表
−2および表−3に示した。
以下余白′ 実施例1 下記の配合割合の組成物をボールミルに入れて48時間
分散してから、ポリイソシアネート化合物、コロネート
EH(ロ本ポリウレタン工業1a製)を硬化剤として5
部加え、更に1時間混合して磁性塗料を得た。これを厚
み12μのポリエチレンテレフタレートフィルム−1−
に、乾燥後の厚みが4μになるように、2,000ガラ
スの磁場を印加しつつ塗布した。50″012日間放置
後、1/2インチ[1]にスリットし、磁気テープを得
た。
合成例1で得られたポリウレタン・ウレア樹脂病/&′
(固形分濃度30%)        50部塩ビ酢ビ
系樹脂溶液         50部(固形分30%、
MEK/)ルエン溶液)コバルト被着γ−Fe203 (BET45イ/g)120部 オリーブ浦              1部シクロへ
キサノン          50部トルエン    
          100部MEK        
      50部得られた磁気テープの一10°Cl
2O°Cおよび50℃での100回走行後の磁性層の摩
耗状態及びスチル特性を表−4に示す。なお、スチル特
性は、記録画像が完全に消失するまでの時間を測定した
。また、磁性層の60度光沢を測定した。
実施例2〜11および比較例1〜10 実施例1で用いたポリウレタン番ウレア樹脂の代わりに
表−4に記載した樹脂を用いて、実施例1と同様にして
実施例2〜11および比較例1〜10の磁気テープを得
た。各々の評価結果を表−4に示す。なお、結合剤と磁
性粒子の重!■比は1/4であり、実施例9と比較例6
.9および10においては磁性粒子をレシチン5部で処
理した後に分散して磁性塗料を得た。
表−4および5において、ポリウレタン樹脂溶液と配合
した他の樹脂は以下のものを示す。
*5:塩ビ・酢ビ系樹脂・・・U、C,C,社製VAG
HJ 零〇:硝化綿・・・ダイセル社製 R81/2*7:ア
ジペートタイプポリウレタン・・・ロ木ポリウレタン社
製「ニッポー+72304J以下余白 比較例6および7から明らかなように、芳香族ジアミン
の量がポリエステルジオールに対して当用比で5を越え
る場合、あるいは芳香族ジイソシアネートの割合が増え
た場合には、溶液粘度が高(なり、磁性粒子の分散が困
難になり、磁性層の平滑性が低下する。
また、ポリウレタン・ウレア樹脂の分子量が低すぎる場
合でも、比較例5でみられるように、走行耐久性が低下
する。
以」―のことから、芳香族ジアミン量及びポリウレタン
・ウレア樹脂の分子量には本発明で記載した範囲が、磁
性層の結合剤として最適であることが明らかである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、鎖延長剤として芳香族
ジアミンを用い、かつ該芳香族ジアミンの使用量を特定
化したポリウレタン・ウレア樹脂は、耐摩耗性、強靭性
に優れ、かつポリイソシアネートとの反応による硬化性
にも優れるため、本発明のポリウレタン・ウレア樹脂を
磁性粒子の結合剤として使用した磁気テープ、磁気ディ
スク等の磁気記録媒体は走行耐久性、耐摩耗性等が優れ
たものとなるのみならす、広い温度範囲にわたってこれ
らの各種特性を保持できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 強磁性粉末を結合剤中に含有させた磁性塗料を、非磁性
    支持体上に塗布した磁気記録媒体において、該結合剤の
    成分として、分子量500以上5000未満のポリエス
    テルジオール(a)、分子量500未満の1級または/
    および2級の芳香族ジアミン(b)、有機ジイソシアネ
    ート(c)および必要により、上記芳香族ジアミン以外
    の分子量500未満の二官能鎖延長剤(d)を下記の割
    合で反応させ、かつ上記有機ジイソシアネートの85重
    量%以上が脂肪族または/および脂環族ジイソシアネー
    トであるポリウレタン・ウレア樹脂を含むことを特徴と
    する磁気記録媒体。 0.8<(a+b+d)/c≦1(当量比) 0.15≦b/a≦5(当量比)
JP15417687A 1987-06-19 1987-06-19 磁気記録媒体 Pending JPS63317924A (ja)

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Citations (6)

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