JPS60166316A - バインダ−および磁気記録材料 - Google Patents

バインダ−および磁気記録材料

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JPS60166316A
JPS60166316A JP59023899A JP2389984A JPS60166316A JP S60166316 A JPS60166316 A JP S60166316A JP 59023899 A JP59023899 A JP 59023899A JP 2389984 A JP2389984 A JP 2389984A JP S60166316 A JPS60166316 A JP S60166316A
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magnetic
compound
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Hajime Akiyama
秋山 一
Mutsuo Saito
斉藤 六雄
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はバインダーおよび磁気記録材料に関する。さら
に詳しくは、微粉末化させ1かつ高磁気特性化された磁
性粉に対して優れた分散性を有し、さらに優れたカレン
ダー性を有する磁気記録拐料用バインダーおよび磁気記
録材料に関するものである。
磁気記録拐料用バインダーとして高分子ポリオールおよ
び低分子ポリオールとポリイソシアネートとからのポリ
ウレタン樹脂が提案されている(特開昭57−6052
9号、同一60580号、同一60581号および同一
60582号各公報9゜ このものは従来用いられてきた比較的粒径の大きな酸化
鉄磁性粉(たとえば粒子長径040〜0.50μ111
、粒子短径005〜010μm)に対して良好な分散性
を示しだが、微粒子酸化鉄磁性粉(たとえば粒子長径0
80μ、粒子短径0.04μm)に対しては必ずしも分
散性は良好と言えない。
本発明者はか\る情況上鋭意検討した結果、本発明に到
達した。すなわち本発明は当量250以上の高分子ポリ
オール(At) 、および必要により当量80〜250
未満の低分子活性水素含有多官能化合物(A2) (但
しくA1)および/または(A2)の少くとも一部は活
性水素含有基を有する変性シリコーンオイル(A3)で
ある。〕ならびに分子中にカルボキシル基および他の活
性水素含有基を有する当量40〜500の化合物(A4
)からなる活性水素含有化合物(4)とポリイソシアネ
ート(Blとからのポリウレタン樹脂(C1からなる磁
気記録拐料用のバインダー(第1発明)ならびに」1記
バインダーと粒径0002〜0.70のサイズ(μm)
を有する磁性粉とを含有させてなる磁気記録材料(第2
発明)である。
本発明における活性水素含有基を有する変性シリコーン
オイル(A3)において、活性水素含有基トしてはヒド
ロキシル基、アミン基(NH,基、Nu基)、およびメ
ルカプト基があげられる。
〔A3〕の当量(活性水素含有基1個当りの分子量)は
通常100〜10,000、好ましくは200〜5,0
00である。当量が10,000を越えるとバインダー
の樹脂強度が不足し、100未満では十分な分散効果を
発揮し得ない。
活性水素含有基を有するシリコーンオイル(A3)とし
てはヒドロキシ変性ポリシロキサン、アミン変性ポリシ
ロキサン、メルカプト変性ポリシロキサンなどがあげら
れる。具体的には下記のとおりである。
〔1〕ヒドロキシ変性ポリシロキサン (11末端シラノールポリシロキサン (イ)末端シラノールポリジメチルシロキサン(ロ)末
端シラノールジフェニルシロキサン1)末端シラノール
ポリジフェニルシロキサン 11)末端ジフェニルシラノールポリジメチル−ジフェ
ニルシロキサン (ハ)ビス(ヒドロキシジメチルシリル)ベンゼン に)ポリジメチルシロキサン−シルフェニレンコポリマ
ー (21末端アルコールポリシロキサン 1〕末端カルビノールポリジメチルシロキサン11)末
端ヒドロキシプロビルボリジメチルンロキサン 111)ポリジメチル−ヒドロキシアルキレンオキシド
メチルシロキサン (1)アミノ変性ポリシロキサン (1)末端アミノプロピルポリジメチルシロキサン(2
)アミノアルキル含有T構造ジメチルシロキサ(3)ビ
ス(アミノプロピルジメチルシリル)ベンゼン (41(N −1−リメトキンシリルプロピル)ポリア
ザミド 〔■〕メルカプI・変性ポリシロキサン(1)メルカプ
トプロピル含有T構造ポリジメチルシロキサン (2)ポリメルカプトプロピルメチルシロキサン変性シ
リコーンオイルの詳細については特願昭58−2277
55号明細書に一般式(1)〜Q4の化合物として記載
されている。好ましいものも記載されている。
本発明における分子中にカルボキシル基および他の活性
水素含有基を有する化合物(A4)において他の活性水
素含有基としてはOf1基、 NH2基、NH基。
SL1基などがあげられる。化合物(八4)の当量〔カ
ルボキシル基以外の活性水素含有基(Of(基、 Nl
i、基。
Nil 7A、 S H基など)1個当りの分子量〕は
通常40〜500である。化合物(A4)としてはオキ
シ酸、アミノ酸、メルカプト酸などがあげられる。この
オキシ酸としては当量が通常40〜400のオキシ酸た
とえば分子中にOH基とC0OH基“をそれぞれ1個ず
つ有するオキシ酸(脂肪族系のものたとえば乳酸;芳香
族系のものたとえばベンジル酸、サリチル酸。
p−オキシ安息香酸、β−オキシナフトエ酸なと)、分
子中にOH基1個と000H基を複数個たとえば2〜4
個有するオキシ酸(脂肪族系のものたとえばリンゴ酸、
クエン酸;芳香族系のものたとえば4−ヒドロキシイソ
フタル酸など)、分子中に01(基2個と0OOH基1
個を有するオキシ酸(脂肪族系のものたとえばジメチロ
ールプロピオン酸(DMPA);芳香族系のものたとえ
ば4.4−ビス(ヒドロキシフェニル)、酪酸、4.4
−ビス(ヒドロキシフェニル)吉草酸など)およびこれ
ら二種以上の混合物があげられる。これらのうち好まし
いものは2個のOH基と1個の000■基を有するオキ
シ酸であり、特に好ましいものはDMPAである。
またアミノ酸としては活性水素含有基(NH2基。
Nu 基)の当量が通常60〜500のアミノ酸たとえ
ば中性アミノ酸(カルボキシル基とアミン基を各1個ず
つ持つアミノ酸たとえばグリシン、アラニン。
チロシン、セリン、ンステインなど)、酸性アミノ酸(
カルボキシル基2個とアミノ基1個を持つアミノ酸たと
えばアスパラギン酸、グルタミン酸など)、塩基性アミ
ノ酸(カルボキシル基1個とアミン基2個を持つアミノ
酸たとえばリジン、オルニチン、アルギニンなど)およ
びこれらの二種以上の混合物があげられる。これらのう
ち好ましいものは中性アミノ酸および塩基性アミノ酸で
あり特に好ましいものは塩基性アミノ酸である。
またメルカプト酸としては活性水素含有基(814基)
の当量が通常40〜400のメルカプト酸たとえばチオ
グリコール酸、チオジグリコール酸、チオジプロピオン
酸などがあげられる。
これらのオキシ酸、アミノ酸、メルカプト酸などは二種
以上混合して使用することもできる。
本発明における高分子ポリオール(A1)としてはポリ
エーテルポリオールおよびポリエステルポリオールがあ
げられる。
(A1)は特願昭58−227755号、同58−28
522号および同58−64290号各明細書に記載さ
れている高分子ポリオールと同様であり、好ましいもの
も同様である。
高分子ポリオール(Aθの当量は通常250〜5,00
0、好ましくは400〜2,000である。当量が25
0未満では得られるポリウレタン樹脂の樹脂膜物性が低
下し耐スクラッチ性が不良となる。また当量が、5.0
00を越えると得られるポリウレタン樹脂の磁性体に対
する分散性および耐摩耗性が低下する。
本発明における必要により用いられる低分子活性水素含
有多官能化合物(A2)としては、低分子ポリオール、
アミノアルコールおよび低分子ポリアミンからなる群よ
り選ばれる化合物があげられる。
(A2)は特願昭58−227755号、同58−28
522号および同58−64290号各明細書に記載さ
れている低分子活性水素含有多官能化合物と同様であり
、好ましいものも同様である。
低分子活性水素含有多官能化合物(A2)の活性水素含
有基(OH基、 NH,基、 NH基、 SI(基など
)当量は通常30〜200好ましくは30〜150であ
る。
本発明においては必要により(AI)および/または(
A2)の一部として式 で示されるスピロ環を有する化合物(As)を使用する
こともできる。このスピロ環を廟する化合物(A5)は
特願昭58−22775’5号明細書に記載されている
スピロ環を有する化合物と同様であり、好ましいものも
同様である。
活性水素含有化合物内において、(A)中の(A3)の
量は通常001〜lO当量チ、好ましくは0502〜5
当量係である。(A3)が0.01当量チ未満では分散
性を高める効果は低下し、10当量チより多いと、バイ
ンダー強度の低下やベースフィルムに対する接着性の低
下をきたす。
(A)中O(A4)の量は通常O1〜30当量%(カル
ボキシル基を除いた当量チをいう。以下同様)であり、
好ましくは05〜20当凧チである。(八4)の量が0
1当ffi%未満では分散性を高める効果は低下し、3
0当量チより多いと磁性塗料粘度が高くなりすぎ、塗布
が困難となる。
(A)中の(A1)の量は通常5〜80当量チ、好まし
くは10〜60当量係である。(A1)が5当量係未満
の場合、生成ウレタン樹脂のフィルム強度が低下し基材
フィルムに対する密着性が低下する。一方、(A1)が
80当i%を越えると磁性粉の分散性が低下する。
(Al中の(A2)の量は通常0〜90当量チ、好まし
くは20〜80当量チである。(A2)が90当量チを
越えると生成ウレタン樹脂が硬くもろくなり、耐スクラ
ッチ性が低下する。
(A)中の(A5)の爪は通常0〜45当量チ、好まし
くは5〜80当量チである@ (A)中の(Aa) 、 (A4)および(A、)の合
計量は通常0.1〜55当量チ、好ましくは0,2〜4
0当量チである。
(A8)と(A、)の合計量と(A4)の当量比は通常
100:5〜100 : 10000 好ましくはZo
o:10〜100 : 5000である。
(A3)と(A、)の当量比は通常100 : O〜1
00 : 10000、好ましくは100 : 100
〜100 : 5000である。
活性水素含不化合物(A)の平均の当量は通常io。
〜2.000 、好ましくは200〜1,500である
。(〜の当量が100未満の場合には生成ポリウレタン
樹脂が皮膜形成能の乏しいもろい樹脂となり、磁気記録
材料用バインダーとして十分でない。一方当量が2.0
00を越えると生成ポリウレタン樹脂のフィルム強度が
不十分となり、耐摩耗性、面Jスクラッチ性、耐加水分
解性などが低下する。
本発明におけるポリイソシアネ−1−(Blとしては、
芳香族系ポリイソシアネートだとえは芳香族ポリイソン
ア不一+−、芳香族ポリイソシアネートの多量体および
ポリオールと芳香族ポリイソシアネー1−とのNCO末
端ウレタンプレポリマーがあげられる。
また非芳香族系ポリイソシアネートたとえは脂肪族ジイ
ソシアネ−1・脂環式ジイソシアネ−1・非芳香族系ポ
リイソシアネートの三重体およびポリオールと非芳香族
系ポリイソシアネートとのNCOの末端ウレタンプレポ
リマーも使用できる。
これらの詳細および好ましいものは特願昭58−227
755号、同58−28522号および同58−642
90号各明細書に記載されている。
(Alと(13)を反応させるにさいし、その(I3)
と(A)の当量比は通常06〜1.5、好ましくは08
〜12である。
当量比が0.6未満および15ヲ越えると(局と(13
1との反応により得られるポリウレタン樹脂の分子量が
低くなり分散性が低下し、まだ磁気記録材料の耐スクラ
ッチ性、朗摩耗性、耐加水分解性などが低下し易い。
上記反応はイソシアネート基に対して不活性な溶媒の存
在下または不存在下に行うことができる。
この溶媒としてはエステル系溶媒(酢酸エチル。
l¥I;酸ブチルなど)、エーテル系溶媒(ジオキサン
テトラヒドロフランなど)、ケトン系溶媒(シクロヘキ
サノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
など)、芳香族炭化水素溶媒(トルエン、キシレンな、
ど)およびこれらの二種以上の混合溶媒があげられる。
反応方法としては(〜と(B)とを一括して反応容器に
仕込み反応させる方法、(A)と(Blとを分割して多
段反応をさせる方法、およびあらかじめ混合した(A)
 ト(Blを加熱烙れたコンティニュアスニーダ−中を
通過させ反応させる方法があげられる。また(Nに関し
ては(A4) 、 (A2)と(A3) (A4)およ
び必要により(A5)を一括して反応させる、または任
意の順序で反応させる〔たとえば(4) 、 (A2)
を先に反応させたのち(As) 、(A+)および必要
により(A5)を反応させる、まだはその逆〕方法があ
げられる。
反応温度は通常40〜180℃、好ましくは60〜80
゛Cである。反応においては、反応を促進させるため通
常のウレタン反応において用いられる触媒たとえは錫系
触媒(トリメチルチノラウレー1−.トリメチルチノヒ
ド口キサイド、ジメチルチンジラウレ−1・、ジブチル
チノジラウレ−1・、スタナスオクトエートなど)、鉛
系触媒(レッドオレー1−。
レッド2−エチルへキソエ−1・など)など11[する
こともできる。
量は通常5チ以下である。Fe1中のケイ素含有量は通
常0.05〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量
%である。
(A)と03)を反応させてなるポリウレタン樹脂(C
1は磁気記録相料用バインダーとして用いられるが、必
要により、磁気記@拐料用として通常使用されている他
の高分子材料を併用することができる。
この高分子材料としてはポリ塩化ビニル系ポリウル タン系、ブタジェン系、アクリル系、ニトロセルロース
、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂などがあげられる。こ
れらの高分子材料の詳細については特願昭58−285
22号明細書および特願昭58−64290号明細書に
記載されている。
本発明の磁俄記録材料用バインダムはこれと磁1!Jユ
体を含有させることにより磁気記録桐料(以下磁1生塗
料ということがある)とすることができる。
この磁性体としては、酸化鉄たとえばr−Fe20s(
r−ヘマタイl゛) 、 cro3(三酸化クロム)お
よび合金系の磁性体、たとえばCO−と−Fe203(
コバルトフェライトまたはコバルトドープr−酸化鉄)
おJ−びFe−Co−0r 、また純鉄14eがあげら
れる。
磁性体は磁性粉でありその形状としては粒状。
板状および針状である。磁性体のサイズ(μ111)の
−例を示せば径が(1,01〜080たとえば長径0.
2〜07゜短径0.02〜01である。本発明において
はとくに最近のより一層微粉末化された(−Fe203
(たとえば粒子長径約032〜025μmとくに028
μm) +粒子短径0.04〜002μn】とくに0.
08μm)に対して有用である。
磁性塗料にはポリウレタン樹脂を架橋させるため架橋剤
を用いることができる。この架橋剤としてはNCO含有
化合物および活性水素含有化合物があげられる。NCO
含有化合物としてはポリインシアイ;−+−C変性M、
DI (ミ!IオネートME・保土谷化学製) 、 8
.8’−ジメトキシ−4,4′−ジイソシアネー]・な
ど〕およびNCO末端プレポリマー〔ポリイソンア不一
ト(TL)I 、 MDIなど)とポリオール(低分子
ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポ
リオールなど)とのNCO末端プレポリマーたとエバデ
スモジュールL(バイエル5I!り。
コロネー1− L (日本ポリウレタン製)など〕があ
けられる。また活性水素含有化合物としてはポリアミン
〔トリレンジアミン(TDA)、 4.4’−ジアミノ
ジフェニルメタン(MDA)、 4.4’−ジアミノ−
3゜3′−ジクロロジフェニルメタンなど〕およびポリ
オール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ールなと)があけられる。
架橋剤の添加量はポリウレタス樹脂に対し通常0〜25
重量%、好ましくは2〜15i量チである。
25重量%を越えるとフィルムの可撓性が低下し易い。
その他必要により分散剤(レシチン、アニオン。
ノニオン、カチオン界面活性剤たとえはドデ/ルベンゼ
ンスルホン酸ソーダなど)および潤滑剤(高級脂肪酸エ
ステルたとえばステアリン酸ブチル)を加えることもで
きる。
磁性塗料には粘度調整のため溶媒が用いられる。
この溶媒としてはポリウレタン樹脂生成反応の個所で記
載しだのと同様の溶媒すなわちエステル系溶媒(酢酸エ
チル、酢酸ブチルなど)、エーテル系溶媒(ジオキサン
、テトラヒドロフランなど)。
ケトン系溶媒(シクロヘキサノン、メチルエチルケトン 炭化水素溶媒(トルエン、キシレンなど)およびこれら
の混合溶媒を用いることができる。これらのうち好まし
いものはケトン系と芳香族炭化水素系の混合溶媒である
磁性塗料中のポリウレタン樹脂(C)の含有量(よ塗料
の重量に基づいて通常5重量−以上、好ましくは10〜
401凰チである。(qを5重量%以上含ませることに
より本発明の目的を十分をと達成することができる。
磁性塗料中の磁性体の量は通常80〜80重量%である
磁性塗料を製造する水沫として番よ〕(インタ゛−。
溶媒および磁性体を必要により予じめプレミキサiなど
で混合したのち混合分散機(ボールミルど)で分散させ
、許過する方法があげられる。
この磁性塗料は磁気記録媒体用支持体フィルムに適用さ
れ、磁気記録媒体(磁気テープなど)を作成することが
できる。この支持体フィルムとしては、紙,セロハン、
アセテ−1− 、 ホ!Jエステル( PET ) 、
強化ポリエステル、ポリイミドなどのフィルムがあげら
れる。これらのフィルムのうちよく用いられるのはポリ
エステルフィルムである。
磁性塗料を支持体フィルムに適用する場合、塗布厚は通
常数μから数十μである。適用法としてはドクターブレ
ード法,転写印刷法(4グラビア法。
リバースロール法など)などの塗布法があげラレる。
磁性塗料を塗布されたフィルムは以後たとえば配向,乾
燥,表面加工,切断,巻取りなどの工程を経て磁気記録
媒体とされる。
磁気記録媒体は支持体フィルムと磁性層(磁性体バイン
ダー)からなるものが一般的であるが、支持体フィルム
と磁性層の間に中間層(下塗層)を設けたもの、支持体
フィルムの両面に磁性層を有するもの、磁気特性の異な
る磁性層を重視したもの、磁性層の上に保護層を設けた
ものなどもある。
本発明の磁気記録飼料用バインダーおよび磁気記録飼料
はポリウレタン樹脂(qを含有するものであり、特に微
粉末化された高磁性r−酸化鉄(7−Fc2 03など
)の分散性がきわめて良好である。また記録飼料は耐摩
耗性および制スクラッチ性のすぐれた磁気フィルムを与
える。またバインダーのハエフィルムに対する密着性も
良好で1磁気塗料の安定性も艮く〜磁気記録材料用バイ
ンダーおよび磁気記録飼料としてすぐれた効果を奏する
本発明のバインダーおよび材料はたとえばオーディオテ
ープ、ビデオテープ、コンピュータテープ、データレコ
ーダテープ、ビデオシート、磁気ディスク、fH気カー
ド用の磁気記録飼料用バインダーおよび磁気記録材料と
して有用である。
以下実施例により本発明をさらに説明するが本発明はこ
れに限定されるものではない。実施例中の部は重量部を
示す。なお実施例中におけるバインダー、磁性塗料およ
び磁気フィルムは特にことわらない限り下記の方法によ
った。
(1) バインダー 下記のような方法でポリウレタン樹脂を製造しこれをバ
インダーとした。
温度計,攪拌装置,チッソ流入管および還流冷却器を装
備した反応容器中に、活性水素含有化合物(A)、ポリ
イソシアネート(B)および溶剤を仕込み〜濃度50%
で反応させた。反応温度は(B)がMDIおよびTDI
の場合は60〜80℃、IPDIの場合は90〜120
℃であった。反応時間は約12時間であった。ただし1
実施例では溶剤を省略して各成分のモル比で示した。
従ってOHVおよびNCO %の値は固形分100%換
算のものである。
(2)磁気記録飼料(磁性塗料) r−Fe20B磁性粉,バインダー〔ポリウレタン樹脂
(q〕,併用樹脂,分散剤などの添加剤および溶剤を用
い以下の処方でまだ以下に述べる手順で混合分散させて
磁性塗料(qを作成した。
0プレミツクス i”e2o3磁性粉(粒子長径0.80 I’m +短
径0、04 pm ) Zoo部 レシチン 2部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 75部 シクロヘキサノン 25部 上記処方で混合分散をプレミキサ−(ボールミル)を用
いて10時間行いプレミックスを得た。
0磁性塗料 上記プレミックスに樹脂その他を加えて下記処方で混合
分散させ磁性塗料を得た。
プレミックス 262部 ポリウレタン樹脂(q 80部 ニトロセルロース(ダイセル製セルライン)6部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部 ノニオン系界面活性剤(サンノプコ製テンロア0)1部 混合分散はボールミル中で10〜80時間行い、一定時
間ごとに磁性塗料(rJを取出して評価した。
(3) 磁気フィルム 作成した磁性塗料を15μmのポリエステルフィルム上
にバーコーターを用いて固形分の塗布厚が5〜6μとな
るように塗布し、直ちにこれ66、oooエルステッド
の平行磁場を通して磁場配向させた。次いで70〜80
°Cの循風乾燥機中に約30分放負して溶剤を除去した
。この状態でカレンダーにかけ、表面を平滑にした(カ
レンダー回数1〜6回)、さらにこれを40〜50°C
の恒温槽内に40時間静置して磁性層を硬化させ磁気フ
ィルム(E)を得た。
実施例1 ゛平均分子量1,000ポリカプロラクトンポリオール
1モル、末端ンラノールポリジフェニルシロキサン(分
子量1200 ) 0.05モル、ネオペンチルグリコ
ール1モル、ジメチロールプロピオン酸05モルおよび
トリメチロールプロパン0.5モルの混合物とTD I
 3.2モルを反応させてわずかに末端OH基を有する
ポリウレタン樹脂(C,) (OHV 7.7)を得た
。この(C+)をバインダーとして使用し、磁性塗料(
Dl)を作成した。さらにこの塗料(Dl)をポリエス
テルフィルム上に塗布・乾燥・硬化して磁気フィルム(
Et)を得た。
実施例2 平均分子量2.000のポリテトラメチレングリコール
1モル、ビス(アミノプロピルジメチル)シロキサン ジメチロールプロピオン酸1モル、l、4−ブタンジオ
ール1モル、スピログリコール1モルの混合物とI−I
DI 4.95モルを反応させてわずかに末端OIl基
を有するポリウレタン樹脂(02)(OHV s、s 
)を得た。
この(C2)をバインダーとして使用し、磁性塗料(D
2)および磁気フィルム(E2)を作成した。
実施例8 平均分子量2.500のアジピン酸と1.4−ブタンジ
オールのポリエステルポリオール1モル、1.4−ブタ
ンジオール2モル、ジメチロールプロピオン酸1モル、
末端カルビノールボリジメチルシロキザン(分子量2.
400 ) 0.1モル、の混合物とMDI4モルを反
応させてわずかに末端OH基を有するポリウレタン樹脂
(Gs) (OHV 8.1 )を得た。この(C3)
を用い、磁性塗料(D、)および磁気フィルム(E3)
を作成しだ・比較例1 平均分子量1.000のポリテトラメチレングリコール
1モル、14−ブタンジオール2モルおよびトリメチロ
ールプロパン、9.4モルの混合物とMDI3.5 モ
ルとを反応させわずかに末端OH基を有するポリウレタ
:/ IIM脂((3’+)(OHV6.2) ヲmf
c。この(C10)を用い、磁性塗料(Dへ)および磁
気フィルム(都)を作成した。
試験例1 実施例1〜8および比較例1で得られた磁気テープにつ
いて磁性粉末の分散状態を顕微鏡で観察した結果を以下
に示す。このとき顕微鏡の観察は倍率500倍でテープ
表面の平滑性の度合を目視により観察して、平滑性のよ
い、非常によく磁性粉の分散されだ5から、平滑性の悪
い磁性粉の分散の悪いlまで5段階に分けて評価を行っ
た。結果を表−1に示す。
表−1 さらに、実施例1〜3および比較例1により得られた磁
気テープEt〜E3およびB/、の磁性塗膜面をカレン
ダーにかけて表面加工したときの光沢度を調べた。ただ
しこの時〜塗料の分散時間は20時間とした。光沢度の
良いものほど分散性が優れていると云える。結果を表−
2に示す。測定機は日本重色工業■製デジタル変角光沢
計VC−ID型を用いた。測定角度75°の正反射率を
標準カラス板の反射率を100とした場合の各試料の反
射率相対値(チ)で表示している。
表−2 試験例2 実施例1〜8および、比較例1により得られた磁気フィ
ルムE1〜E3およびB/、に)いて、塗料分散時間を
40時間、カレンダー回数を6回に固定し、以下の試験
を行った。
(1) 磁性塗料の沈降係数測定 磁性塗料(Q 2 gをメチルエチルケトン/トルエン
−1/1混合溶液で希釈し、これを目盛付き試験管に移
し、タッチミキサーで1分間再分散した後静置して、磁
性粉の沈降速度を測定した。
全液量中の1/2まで沈降する時間を測定し、塗料の安
定性を分散性の目安とした。この時間が短かすぎても長
すぎても良好な分散をしているとは言えない。
(11) 角型比B r / Bmの測定坂出製作所の
B−Hカーフ川・レーサーを使用し磁気フィルムE1〜
E3 、 ”+の配向方向の飽和磁束密度Bmと残留磁
束密度Brを測定し、両者の比B rlJ3 mをめた
。これが1に近いほど磁気特性の良いテープと言える。
(Il+1 密着性 磁気フィルムE1〜E3 + ””l をセロテープは
ぐりテストを実施した。ポリエステルフィルムから磁性
層がはくすしなければ良である。
(1v) 耐スクラッチ性 磁気フィルムE1〜”’3 + E;の耐スクラッチテ
ストの結果を示す。測定機は東洋精機■製の鉛筆硬度試
験機を用いた。測定値は各試料の磁性塗膜がベースフィ
ルム表面からはがれる鉛筆の硬度で表示した。
表 −8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1当量250以上の高分子ポリオール(A、)、および
    必要により当量30〜250未満の低分子活性水素含有
    多官能化合物(A2) (但しくA1)および/または
    (A2)の少くとも一部は活性水素含有基を有する変性
    /リコーンオイル(A3)である。〕ならびに分子中に
    カルボキシル基および他の活性水素含有基を有する当量
    40〜500の化合物(A4〕からなる活性水素含有化
    合物(川とポリイソシアネート(B)とからのポリウレ
    タン樹脂(C)からなる磁気記録材料用のバインダー。 2、 (131と(A)の当量比が06〜1.5である
    特許請求の範囲第1項記載のバインダー。 2、 ((E)の数平均分子量が5.000〜150.
    000である特許請求の範囲第1項記載のバインダー。 3、 (A、)の活性水素含有基が、 OH基、 NH
    2基)N11基およびSH基からなる群より選ばれる基
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載のバイン
    ダー。 4、 (A4)が、当量ioo〜10,000の変性ポ
    リシロキサンである特許請求の範囲第1項〜第8項のい
    ずれか記載のバインダー。 5、(0)中のケイ素含有量が0゜05〜80重量%で
    ある特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか記載のバ
    インダー。 6、 (4)の他の活性水素含有基が、OH基、 NH
    2基。 N1(iおよびSI(基からなる群より選ばれる基であ
    る特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか記載のバイ
    ンダー。 7、 (A4)がオキシ酸、アミノ酸およびメルカプト
    酸からなる群より選ばれる化合物である特許請求の範囲
    第1項〜第6項のいずれか記載のバインダー 〇 8(A4)が(A)中に0.1〜80当量チ存在する特
    許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか記載のバインダ
    ー。 90)中のカルボキシル基含有量がO1〜15当量/ 
    10’j9である特許請求の範囲第1項〜第8項のいず
    れか記載のバインダー。 10、当量250以」−の高分子、ポリオール(A1)
    および必要により当量30〜250未満の低分子活性水
    素含有多官能化合物(AJ (但しくA1)および/ま
    たは(A2)の少くとも一部は活性水素含有基を有する
    変性シリコーンオイル(A3)である。〕ならびに分子
    中にカルボキシル基および他の活性水素含有基を有する
    当量40〜500の化合物(A4)からなる活性水素含
    有化合物(Alとポリイソシアネート(B)とからのポ
    リウレタン樹脂(qからなる磁気記録拐料用の)くイン
    ダーと粒径0.01−0.80のサイズ(μm)を有す
    る磁性粉とを含有させてなる磁気記録材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63277222A (ja) * 1987-02-16 1988-11-15 Sanyo Chem Ind Ltd 硬化性組成物
JPS63317924A (ja) * 1987-06-19 1988-12-26 Toyobo Co Ltd 磁気記録媒体
JP2007154134A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Showa Denko Kk 熱硬化性樹脂組成物、熱可塑性樹脂溶液および皮膜形成材料ならびにこれらの硬化物

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