JPS63241721A - 磁気記録媒体とその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体とその製造方法

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JPS63241721A
JPS63241721A JP62074886A JP7488687A JPS63241721A JP S63241721 A JPS63241721 A JP S63241721A JP 62074886 A JP62074886 A JP 62074886A JP 7488687 A JP7488687 A JP 7488687A JP S63241721 A JPS63241721 A JP S63241721A
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真二 斉藤
Minoru Kanazawa
實 金澤
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  • Paints Or Removers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、磁気記録媒体に関するものであ1.さらに詳
しくは、少なくとも二層の磁性層を有する、周波数特性
の良好な磁気記録媒体とその製造方法に関するものであ
る。
[発明の背景J 近年、十−ディオ用カセットテープとして、ノイズレベ
ルが低く、しかも周波数特性のバランスが良く、全周波
数帯域において出力の良好な特性を有するテープが要求
されている。最近の音楽ソースは、コンパクトディスク
などデジタル化が進み、超ハイファイ化、極低ノイズな
どが図られているので、オーディオ用カセットテープに
おいても、上記のような要求がますます強くなっている
また、ビデオテープについても、今まで畏−ヒにビデオ
出力の高?、ノイズレベルの低いテープが要求されてい
る。
これらの件部を実現するために1例えば、磁気記録媒体
に使用される磁性粉末として酸化鉄系の磁性粉末を採用
する場合は、平均長軸長の短い磁性粉末を使用すること
によってノイズレベル4・低下させる方法が知られてい
る。しかしながら7この方法は、ノイズレベルを低下さ
せることができるが1周波数特性においてはまだまだ充
分なものとは言えなかった。
この周波数特性を向上させる有力な方法として二層ある
いは三層の磁性層からなる東M+糸の磁気テープが提案
されている9例えば、その一つとして、テープの磁性層
を、下層に比べて上層はど良好な高周波数特性が得られ
るように抗磁力を高く設計して、全周波数帯域に亘って
大きな出力を得る方法がある。しかし各磁性層間がはっ
きり分かれているため、その周波数特性を見ると全周波
数帯域に亘って再生出力が平均化しているとは言えず、
再生出力の中だるみや、部分的な落ちこみが見られる。
また、実際の製造の面から見ても、多層になればなるほ
ど周波数特性は向上するが、多数回の塗布が必要とな1
.コスト高となって好ましくない。
あるいは、他の重層系の例として、前記抗磁力の配慮に
加えて、上層の磁性層にノイズレベルの低下を目的とし
て長軸長の短い磁性粉末を使用し、下層の磁性層に低域
特性の向上を狙って長軸長の長い磁性粉末を使用する方
法がある。
しかしながら、下層の磁性層に長軸長の長い磁性粉末を
使用すると、得られる磁性層表面の平滑性は長軸長の短
い磁性粉末を使用した場合の表面より劣るため、上層の
磁性層を設けた時に下層の悪い表面状態の影響が出て上
層の磁性層も充分な平滑性が得られない、従って1周波
数特性の改善にはある程度の効果はあるが、オーディオ
テープの場合には高域特性が劣化し、またビデオテープ
の場合には感度の低下やノイズの増加によってS/Nが
劣化し、好ましい方法とは言えない。
[発明の目的] 本発明は、全周波数帯域において良好な出力を持つ磁気
テープなどの磁気記録媒体とその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
特に、全周波数帯域において良好な出力を持ち、且つノ
イズレベルが低く、感度の高い磁気テープなどの磁気記
録媒体とその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
[発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体の表面に第一磁性層および第二
磁性層をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、 第二磁性層の抗磁力(HO2)が400〜2000Oe
の範囲内にあ1.且つ第一磁性層の抗磁力(Hc1)と
第二磁性層の抗磁力(HO2)との比(Hc 2 / 
Hc I)が1.0〜2.5の範囲の値をと1. 第二磁性層に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S
2)が、0.35μm以下であ1.且つ第一磁性層に含
有されている磁性粉末の平均長軸長(S1)と第二磁性
層に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S2)との
比(S2/S1)が0.4〜1.0の範囲の値をと1. 且つ、該第一磁性層と該第二磁性層との間に。
0.1〜1−1gmの範囲の厚さの混合域が設けられて
いることを特徴とする磁気記録媒体にある。
このような磁気記録媒体は、走行下にある非磁性支持体
の表面に第一磁性層形成用磁性塗料を塗布し、その塗布
層が湿潤状態にあるうちに、その塗布層上に。
抗磁力が、400〜2000Oeのa回内で、かつ第一
磁性層に含有されている磁性粉末の抗磁ハの1.0〜2
.5倍の範囲内の値を有し、そして平均長軸長が0.3
gm以下で、かつ第一磁性層の磁性粉末の平均長軸長の
0.4〜1.0倍の範囲内の値をとる磁性粉末を含む第
二磁性層形成用磁性塗料を塗布し。
次いで、第二磁性層が湿潤状態にあるうちに、走行下に
ある支持体表面に棒状磁石をその一方の極を近接させる
ことによって、各磁性層中の磁性粒子を反転させること
によ1.あるいは第二磁性層形成用磁性塗料を塗布する
際、剪断力を付与しながら塗布することによ1.第一磁
性層と第二磁性層との境界領域に0.1〜1.IILm
の範囲で混合域を形成させることを特徴とする製造方法
を利用することにより有利に製造することができる。
尚、磁性層が湿潤状態にあるとは2m性層中に溶剤を含
んだ状態をいい、特に棒状磁石を磁性層に近づけた時、
磁性層中の磁性粒子が容易に反転等を行ない得る程度の
磁性層の乾燥状態を言う。
[発明の詳細な記述] 本発明の磁気記録媒体は1例えば、以下のようにして製
造される。
非磁性支持体上に、先ず第一磁性層の磁性粉末をバイン
ダー溶液を混練させて得られた磁性塗料を塗布し、第一
磁性層塗膜が湿潤状態にあるうちに、第二磁性層の磁性
粉とバインダー溶液とから得られた磁性塗料を塗布して
第二磁性層塗膜を形成させる。
そして、この第二磁性層塗膜が湿潤状態にあるうちに、
配向磁石等によって塗膜中の磁性粒子の反転を起こさせ
ることによって第一磁性層と第二磁性層との間に混合域
を設ける。あるいは、第二磁性層の磁性塗料を塗布する
際、塗布時の剪断力を利用した1.第一磁性層と第二磁
性層のそれぞれの磁性塗料の粘度を低くすることにより
磁性層の乾燥時に対流を起こさせること等によって第一
磁性層と第二磁性層との間に混合域を設ける。
上記第一磁性層と第二磁性層との間の混合域は、0.1
〜1.IILmの範囲内で設けられることが必要である
前記第一磁性層と第二磁性層との間の混合域が0.1g
m未満では、混合域の長所である層の深さ方向への抗磁
力(Hc)の連続的な変化が少なくな1.周波数特性に
おいて一部に出力の落ち込み現象が生じた1.出力レベ
ルの変動が大きくな1.好ましくない。
一方、混合域が1 、14mを越えると、中間にある混
合域の層が厚すぎて下層で補なうべき周波数帯域の出力
を充分得ることができず好ましくない。
上記磁性層としては、第二磁性層の抗磁力(Hc2)が
400〜2000Oe範囲内にあ1.かつ第一磁性層の
抗磁力(Hc1)とその上に設けられた第二磁性層の抗
磁力(Hc2)が、Hc2/Hc+=1.0〜2.5(
7)範囲内の値をとることが必要である。
上記Hc、/He、が、1.0未満では広帯域にわたり
高出力が得られにくい、またHc2/Hc、が2.5を
越える場合は記録ヘッドを流れる記録電流の差が大きす
ぎるため1周波数特性において歪による中域の落ち込み
現象が顕著になり好ましくない。
さらに第二磁性層(上層)のHcとしては、400Oe
以下では高周波数域の出力が得られにくく、Hcが20
00Oeを越える場合では、従来のヘッドでは十分な消
去ができず好ましくない。
また、第二磁性層に含有されている磁性粉末の平均長軸
長(S2)が、0.35μm以下であ1.かつ第一磁性
層に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S1)と第
二磁性層に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S2
)が、S 2 / S s=0.4〜1.0の範囲内に
あることが必要である。上記S、/S、が1.0を越え
る場合、磁気ヘッド近傍には相対的に粗粒子磁性粉末が
存在する結果となるため、ノイズが大きくなった1.表
面の平滑性が悪くなったりして好ましくない、また、S
2/S、が0.4未満では、第一磁性層に含有されてい
る磁性粉末が相対的に粗くなりすぎ、ノイズが大きくな
るため好ましくない。
さらに、第二磁性層(上層)に使用する平均長軸長S2
は0.351Lm以下であることが必要であ1.0.3
0μm以下がさらに好ましい。
0.35gmを越える場合はノイズが大きく表面の平滑
性も得られにくく好ましくない。
前記混合域を設ける方法の例として、次の四つの方法を
挙げることができる。
1)支持体を走行させながら、第一磁性層(下層)を塗
布した後、湿潤状態にあるうちに第二磁性層(上層)を
塗布し、両塗膜が湿潤状態にあるうちに棒状コバルト磁
石で一回目の配向処理を行なう、この配向処理のための
棒状磁石は、好ましくは磁性層が設けられていない非磁
性支持体面に棒状磁石の一方の極が近接するように垂直
に配置されている。このため、例えばこの棒状磁石の一
方の極がN極であるとすると、磁性層中の磁性粒子のS
極が引きつけられ支持体の走行と共に磁性粒子が反転す
ることにな1.この反転を利用して第一磁性層と第二磁
性層との間の混合域を設けることができる。
?)第一磁性層(下層)を塗布した後、湿潤状態にある
うちに第二磁性層(上層)を塗布し1両塗膜が湿潤状態
にあるうちに、磁性層が設けられていない非磁性支持体
面に、その極が近接するように二本以上の棒状磁石を等
間隔(好ましくは、5〜15cmの間隔)に搬送方向に
並べ、上記磁性層が設けられた非磁性支持体が磁石通過
時に起こる磁性粒子の反転((1)で述べたことと同じ
現象)を二回以上起こさせることによって混合域を設け
る。
その際の棒状磁石の配置は、その磁石の極が全て同極に
1間隔を設けて配置されても良いし、あるいは交互に異
極となるように間隔を設けて配置されても良い。
但し、棒状磁石が、互いに異極となるように配置された
方が、磁性粒子の反転は効率良く起こる。
3)第一磁性層(下層)を塗布した後、湿潤状態にある
うちに第二磁性層(上層)を塗布し、この上層塗布時に
加わる剪断力を利用し混合域を設ける。
剪断力を加える方法として、塗布装置にドクターブレー
ドを使用し、ドクターブレードの塗布面を大きくして剪
断時間を長くした1.ドクターブレードの塗布面に凹部
分を設けて剪断力を変化させた1.あるいはドクターブ
レードに超音波振動を与えて剪断力を変化させたりする
方法等がある。また、上下層の磁性塗料の粘度の差をほ
ぼ50ボイズ以内にして、上層用の塗料の粘度を高く設
定すれば、上層用の塗料の粘度が高ければ高いほど剪断
力が働くので混合域の厚さを大きくとることができる。
従って前記1)〜2)の混合域を設ける方法と上記高粘
度の剪断力を利用する方法を併用することにより混合域
の範囲をある程度自由に設けることができる。
4)第一磁性層(下層)を塗布した後、未乾燥の内に第
二磁性層(上層)を塗布し、塗膜の乾燥時の塗膜内での
対流現象を利用して混合域を設ける。ただしこの場合、
上下層の塗料の粘度を両方共20ボイズ以下程度にする
必要がある。
この混合域を設けた後、磁性層を電磁石(ソレノイド)
中を通し、本配向させることが好ましい、その後、一般
に磁気テープの製造に採用されている。それ自体公知の
方法によって本発明の磁気記録媒体を製造することがで
きる。
本発明に使用される非磁性支持体は、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、 ポリエチレンナフタレートの
ポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類
、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート
等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリアミドイミド、ポリイミドなどの合成樹脂から
なるフィルムもしくはシート;アルミニウム、銅等の非
磁性金属箔;ステンレス箔などの金属箔;紙、セラミッ
クシート等から選ばれる。
本発明の磁気記録媒体における磁性層は強磁性粉末が結
合剤中に分散されてなる層である0本発明に使用される
磁性粉末には特に制限はない、その例としては、γ−F
e 20.、Co含有のγ−Fe2O3、Fe3O4、
Co含有のFe。
04、CrO2、Go−Ni−P合金、Fe−Co−N
i合金、等公知の強磁性粉末を挙げることができる。
本発明で使用される磁性塗料を製造するためのバインダ
ー溶液は、樹脂成分と溶剤、そしてさらに必要に応じて
潤滑剤や研磨剤を含有するバインダー溶液である。
樹脂成分は、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、
または反応型樹脂やこれらの混合物が使用される。樹脂
成分の例としては、塩化ビニル系共重合体(例、塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル拳酢酸ビニルΦ
ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・
アクリル酸共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニル・アクリロニトリル共重合体、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、−803Naまた(t −S
 02N aなどの極性基およびエポキシ基が導入され
た塩化ビニル系共重合体)、ニトロセル【1−ス樹脂な
どのセルロース誘導体、アクリル樹脂、ポリビニルアセ
タール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂
、フェノキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂(例、ポリエス
テルポリウレタン樹1指、−SO,Naまたは一5o2
Naなとの極性基が導入されたポリウレタン系樹脂、ポ
リカーボネートポリウレタン樹脂)を挙げることができ
る。
また、硬化剤を使用する場合、通常は、ポリイソシアネ
ート化合物が用いられる。ポリイソシアネート化合物は
1通常ポリウレタン系樹脂等の硬化剤成分として使用さ
れているもののなかから選択される。
また、電子線照射による硬化処理を行なう場合には1反
応性二重結合を有する化合物(例、ウレタンアクリレー
ト)を使用することができる。
磁性塗料の製造に用いられる溶媒の例としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エ
チルインブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類
;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸グリコー
ルモノエチルエーテル等のエステル類;エーテル、グリ
コールジメチルエーテル、ジオキサン等のグリコールエ
ーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類;メチレンクロライド、エチレンクロライド、
四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、
ジクロルベンゼン等の塩素化M1.化水素等を挙げるこ
とができ、これらの溶媒は単独または混合して用いるこ
とができる。特に好ましくは、ケトン類などの極性溶媒
もしくは極性溶媒を含む溶媒である。
磁性塗料の製造に際しては、磁性粉末をバインダー溶液
とともに均一に混練、分散する。この混練、分散は、二
本ロールミル、三本ロールミル、オープンニーダ−1加
圧ニーグー、連続ニーダ−等を用いて前会散し、次いで
サンドグラインダー、ボールミル等で後分散する方法が
一般に利用される。
磁性塗料中には、公知技術に従って、研磨材、潤滑剤、
分散剤、帯電防止剤、などの各種の添加剤のうち任意の
ものを目的に応じて添加してもよいことは勿論である。
磁性塗料を塗布する方法としては、エアードクターコー
ト、フレードコート、ロッドコート、押出しコート、エ
アナイフコート、スクイズコート、含浸コート、リバー
スロールコート、トランスファーロールコート、グラビ
ヤコート、キスコート、キャストコート、スプレィコー
ト、スピンコードその他の方法が利用でき、これらの具
体的説明は性分書店発行の「コーティング工学」253
〜277頁(昭和46.3.20発行)に詳細に記載さ
れている。
これまでに本発明の磁気記録媒体の製造方法を、上下二
層系について述べてきたが、上記指定の性質を保持する
二層の磁性層を含む限1.磁性層は全体として三層以上
であっても良い。
[発明の効果] 本発明の磁気記録媒体は、前記のようにそれぞれ特定さ
れた性質を有する第一磁性層(下層)と第二磁性層(l
Z層)とが重層され、且つ第一磁性層(下層)と第二磁
性層(上層)との間に、0.1−1.1μmの範囲で混
合域が設けられている。前記に示された方法で設けられ
た混合域は、下層から上層にかけて徐々に下層に近い組
成から上層に近い組成に変化する傾向が電子顕微鏡によ
って観察され、それに伴なう抗磁力(Hc)の連続的な
変化が存在していると考えられる。このことが、全周波
数に亘って高いレベルでの均一な出力を得ることを可能
にしていると言える。
さらに、この混合域を設けることによって、ノイズレ、
ベルの低減、および感度の向上にも効果を上げている。
次に実施例と比較例を示し、本発明を更に具体的に説明
する。各側において、r部Jは特に指定しない限り1重
量部1を意味する。
初めに、オーディオカセットテープ製造の実施例と比較
例を示す。
[実施例1] 第一磁性層用塗料A組成 Co−yFe2oz        100部[X =
1.45 Hc:580Oe。
平均長軸長0.32μm S BET比表面fa: 30rn’/gl塩化ビニル
ー酢酸ビニル共重合体   12部(電気化学■製電化
ビニル100OG)ポリウレタン樹脂        
   6g(大日本インキ化学工業■製 クリスポン?209) オレイン酸             0.5部ミリス
チン酸           2.0部ジメチルポリシ
ロキサン(重合度6G)0.5fiポリイソシアネート
          6部(日本ポリウレタン■製 コロネートL−75) 酢酸ブチル             90部メチルエ
チルケトン         70部シクロヘキサノン
          20部第二磁磁性川 料B組成 Go−yFe、0.       100部[X sl
、45 Hc:830Oe。
平均長軸長0.25μm S BET比表面積: 42rn’/gl塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合体   12部(電気化学■製電化ビ
ニルtoooc)ポリウレタン樹脂         
  6部(大日本インキ化学工業■製 クリスポン7209) カーボンブラック         0.5部α−A見
20 z          O−5部オレイン酸  
           0.5部ミリスチン酸    
        2.0部ジメチルポリシロキサン(重
合度Go) 0 、5部ポリイソシアネート     
      6部(日本ポリウレタン■製 コロネー)L−75) 酢酸ブチル            110部メチルエ
チルケトン         95部シクロヘキサノン
          20部上記二つの?JJ4のそれ
ぞれについて、ポリイソシアネートを除く各成分をボー
ルミルを用いて48時間混線分散させた。混線分散終了
後、除いたポリイソシアネートをボールミル中に添加し
20分間混合した。得られた分散液を1μ↓の平均孔径
を有するフィルターを用いて濾過し、磁性塗料を調製し
た。
得られた第一磁性層用塗料A組成(以下A組成という)
を、乾燥後の厚さが4gmになるように、厚さ12μm
のポリエチレンテレフタレート支持体を60m/分の速
度で走行させながら、支持体の表面にリバースロールを
用いて塗布した後、磁性層が湿潤状態にあるうちに第二
磁性層用塗料B組成(以下B組成という)を乾燥後の厚
さを1.2gmになるようにリバースロールを用いて塗
布し、両磁性層が湿潤状態にあるうちに下記の混合域形
成条件C&)で磁石上を通過させた。
さらに直流型電磁石により配向させ、乾燥後スーパーカ
レンダー処理を行ない、3.8mm幅にスリットしてオ
ーディオカセットテープを製造した。
混合域形成条件(a条件) 棒状コバルト磁石(3000ガウス)−木を磁性層が設
けられていない支持体面に、その磁石のN極が近接し、
且つ垂直に配置する。
実施例1と以下の実施例、比較例に使用した磁性塗料の
粘度を第1表に示す。
第4表 (上記粘度は、芝浦システム■製円筒型回転粘度計VS
−HXにて測定した7) [実施例2] 実施例1において、混合域形成条件を下記の条件(b)
に変えた以外実施例1と同様にオーディオカセットテー
プを製造した。
混合域形成条件(b条件) 棒状コバルト磁石(3000ガウス)三木を10cm間
隔に、磁性層が設けられていない支持体面に、その極が
近接して、且つその極がN極、S極、N極と交互になる
ように支持体を垂直に配置する。
[実施例3] 実施例1において、B組成の代わりに前記第1表記機の
粘度を宥するB1組成を用いた以外、実施例1と同様に
オーディオカセットテープを製造した。
B1組成はB組成中、メチルエチルケトンを70部、酢
酸ブチルを90部、に変更した以外B組成と同一である
[実施例4] 実施例3において、A組成の代わりに前記第1表記載の
粘度を有するA1組成を用いた以外、実施例3と同様に
オーディオカセットテープを製造した。
A1組成はA411m中、メチルエチルケトンを95部
、酢酸ブチルを105部、に変更した以外A組成と同一
である。
[比較例11 第一磁性層用塗料A!l成(A組成)を、乾燥後の厚さ
が41部mになるように、厚さ127部mのポリエチレ
ンテレフタレート支持体を60m/分の速度で走行させ
ながら、支持体の表面にリバースロールを用いて塗布し
、配向処理し、乾燥後、スーパーカレンダー処理を行な
った後、70℃の乾燥室に24時間放置し磁性層を熱硬
化させた。
得られた第一磁性層上に第二磁性層用塗料B組成(Ba
I2成)を、乾燥後の厚さが1.21部mになるように
リバースロールを用いて塗布し、配向処理、乾燥した後
スーパーカレンダー処理を行ない、3.8mmにスリッ
トしてオーディオカセットテープを製造した。
[比較例2] 実施例1において、混合域形成の処理を行なわなかった
以外は、実施例1と同様にビデオカセットテープを製造
した。
[比較例3] 実施例4において、混合域形成条1件をa条件からb条
件に変えた以外、実施例4と同様にオーディオカセット
テープを製造した。
以上の実施例、比較例において得られたカセットテープ
について、その物性を次のように測定した。
獲U拮 l)上下層の磁性層の厚さおよび上下層混合域の厚さの
測定 a)カセットテープのまわりを硬化型樹脂で固め、ダイ
アモンドカッターにてテープ断面をaS片に切り取1.
これを透過型電子顕微鏡にて断面写真を撮影した。
b)上記と同様に磁性層断面を電界放射型走査式電子顕
微鏡にて断面写真を撮影した。
a)b)二枚の写真よ1.上下層と上下層混合域との界
面の位置を決定することによって上下層の磁性層の厚さ
および上下層混合域の厚さの測定した。
2)周波数特性 一20dBの入力レベルにおける、各周波数(315H
z、500  Hz、1kHz、2kHz、3kHz、
5kHz、10kHz )での出力を測定して315 
Hzの出力レベルをOdBとした時の出力レベルを測定
した。
3)感度(315Hz) 市販のテープデツキ(ナカミチ■製582型)ヲ用いて
、バイポジションにおける富士写真フィルム■製FR−
IIの感度をOdBとしたときの相対値を測定した。
4)10kHzレベル変動 10kHz入力レベルにおいて一20dBで3分間同時
録音し、出力をレコーダーにて記録する。一つのテープ
につき3箇所測定し、それらの出力レベルの変動値を求
める。
前記実施例および比較例において得られた、磁性層の構
成と各磁性層の抗磁力および磁性粒子の平均長軸長等を
第2表に示す。
そして第3表には、各実施例および比較例の前記測定方
法により得られた測定結果を示す。
尚、第2表において、Hc2は第二磁性層の抗磁力、H
c、は第一磁性層の抗磁力、S2は第二磁性層の磁性粒
子の平均長軸長、そしてS、は第一磁性層の磁性粒子の
平均長軸長をそれぞれ表わす。
以下余白 第2表 峠り性−寸」ゾ (ル層) 第二層  1.1 1.1  G、9 0.7 1.2
 1.2 0.6第一層  3.9 3.8 3.8 
3.5 4.1 4.0 3.4混合域  0.1 0
.3 0.6 1.0 0.1) 0.1) 1−2に
農;b(Oe) Hc2   B42 842 842 842 842
 842 842Hc t   590 590 59
0 590 59G  590 590Hc2/Ha、
1−4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1
−4ヱより←隨五(終m) S 20.250.250.250.25  L25 
G、250.25S 、   0.32 (1,320
,320,320,32G、320.32S2/SS 
O,80,80,80,80,8G、8 0.8第3表 (dB) 500Hz  O,00,00,0G、0 −0.2−
0.3 0.01kHz  −0,20,00,0G、
0 −0.5−0.5 0.02kHz  −0,4−
0,20,00,0−1,0−1,00,03kHz 
 −0,20,0+0.1 +(L3 −0.6−0.
7 +0.15 kHz  0.0 +0.3 +0.
4 +0.3 −0.3−0.3 +0.310  k
Hz    +0.7  +0.7  +0.8  +
0.7   +0.8  +0.7  +0.7!If
t(dB) (315Hz)   +0.6  +0.4  +0.
4  +0.2   +O,Ili  +0.6 −0
.3(10kHz)  0.6 0.4  (L3 0
.3 0.4 0−9 0.2以上の結果よ1.混合域
を設けた実施例1〜4については1周波数特性も全周波
数に亘って出力の低下がほとんど無く、また感度も高く
良好である。
混合域を設けなかった比較例1〜2は1周波数特性にお
いて、中周波数帯域(1kHz〜3kHz)で出力の落
ち込み現象が見られる。
また、比較例3のように混合域を厚くしすぎると感度が
低下し好ましくない。
以下余白 次に、ビデオカセットテープ製造の実施例と比較例を示
す。
[実施例5] 第−磁 層 塗料C組成 Co−yFe2oz        100部[X 1
111.45 Hc:6500s。
平均長軸長0.32μm S BET比表面W1 : 30trf/gl塩化ビニ
ル・酢酸ビニル・ 無水マレイン酸共重合体       12部(組成比
87:8:5  重合度400)ポリウレタン樹脂  
         6部(大日本インキ化学工業■製 クリスポン7209) ステアリン酸           3.0部ステアリ
ン酸ブチル        t−o部ポリイソシアネー
ト          6部(日本ポリウレタン■製 コロネートL−75) 酢酸ブチル             90部メチルエ
チルケトン         70部シクロヘキサノン
          20部第二磁性層用捨料り組成 Co−yFe2oz        100部[x=1
.45 Hc:900Oe。
平均長軸長0.25部m S BET比表面積: 42rn”/g]塩化ビニル会
酢酸ビニルe 無水マレイン酸共重合体       12部(組成比
87 : 8 : 5  重合度400)ポリウレタン
樹脂           6部(大日本インキ化学工
業■製 クリスポン7209) カーボンブラック          1.0部a−A
JL203         3.0部ステアリン酸 
          3.0部ステアリン酸ブチル  
      1.0部ポリイソシアネート      
    6部(日本ポリウレタン■製 コロネー)L−75) 酢酸ブチル            105部メチルエ
チルケトン         95部シクロヘキサノン
          20部上記二つの塗料のそれぞれ
について、ポリイソシアネートを除く各成分をボールミ
ルを用いて48時間混線分散させた。混線分散終了後、
除いたポリイソシアネートをボールミル中に添加し。
20分間混合した。得られた分散液をIILmの平均孔
径を有するフィルターを用いて濾過し、磁性塗料を調製
した。
得られた第一磁性層用塗料C組成(以下C組成という)
を、乾燥後の厚さが3μmになるように、厚さ14IL
mのポリエチレンテレフタレート支持体を60m/分の
速度で走行させながら、支持体の表面にリバースロール
を用いて塗布した後、磁性層が湿潤状態にあるうちに第
二磁性層用塗料り組成(以下DtA成という)を乾燥後
の厚さを1.oμmになるようにリバースロールを用い
て塗布し、青磁性層が湿潤状態にあるうちに下記の混合
域形成条件(a)で磁石上を通過させた。
さらに直流型電磁石により配向させ、乾燥後スーパーカ
レンダー処理を行ない、172インチ幅にスリットして
ビデオカセットテープを製造した。
混合域形成条件(a条件) 棒状コバルト磁石(3000ガウス)−木を磁性層が設
けられていない支持体面に、その磁石のN極が近接し、
且つ垂直に配δする。
実施例5と以下の実施例、比較例に使用した磁性塗料の
粘度を第4表に示す。
第4表 (上記粘度は、芝浦システム■製円筒型回転粘度計VS
−Hlにて測定した。) [実施例6] 実施例5において、混合域形成条件を下記の条件(b)
に変えた以外実施例5と同様にビデオカセットテープを
製造した。
混合域形成条件(b条件) 棒状コバルト磁石(3000ガウス)三本を10cm1
lil隔に、磁性層が設けられていない支持体面に、そ
の極が近接して、且つその極がN極。
S極、N極と交互になるように支持体を垂直に配置する
[実施例7] 実施例5において、D組成の代わりに前記第4表記載の
粘度を有するD1m戊を用いた以外、実施例5と同様に
ビデオカセットテープを製造した。
Di組成は1.illl中成中チルエチルケトンを70
部、酢酸ブチルを90部、に変更した以外り組成と同一
である。
[実施例8] 実施例7において、Cm成の代わりに前記第4表記載の
粘度を有するCI組成を用いた以外、実施例7と同様に
ビデオカセットテープを製造した。
C1,ll成はC組成中、メチルエチルケトンを95部
、酢酸ブチルを105部、に変更した以外CmEl成と
同一である。
[比較例4] 第一磁性層用塗料Cm成(Cm成)を、乾燥後の厚さが
3μmになるように、厚さ14gmのポリエチレンテレ
フタレート支持体を60m/分の速度で走行させながら
、支持体の表面にリバースロールを用いて塗布し、配向
処理し、乾燥後、スーパーカレンダー処理を行なった後
、70℃の乾燥室に24時間放置し磁性層を熱硬化させ
た。
得られた第一磁性層上に第二磁性層用塗料り組成(D組
成)を、乾燥後の厚さが1.OILmになるようにリバ
ースロールを用いて塗布し、配向処理、乾燥した後スー
パーカレンダー処理を行ない、172インチにスリット
してビデオカセットテープを製造した。
[比較例5] 実施例5において、混合域形成の処理を行なわなかった
以外は、実施例5と同様にビデオカセットテープを製造
した。
[比較例6] 実施例8において、混合域形成条件をa条件からb条件
に変えた以外、実施例8と同様にビデオカセットテープ
を製造した。
以上の実施例、比較例において得られたビデオカセット
テープについて、その物性を次のように測定した。
1定方墨 1)上下層の磁性層の厚さおよび上下層混合域の厚さの
測定については、前記オーディオカセットテープの測定
方法で述べた。
2)ビデオ出力およびC/N ビデオ出力は富士写真フィルム■製VH3型ビデオカセ
ットテープスーバHGを0dEIとした時の相対値を示
した。
C/Nは、4 MHzの出力と4 MHzからIMHz
mれた周波数とのノイズの比を示した。
3)消去率 消去率=e、−e2 e、:規定入力で記録し、再生出力を1/3オクターブ
フイルターを通した後に得られる出力。
C2:規定入力で記録したテープを規定消去電流で消去
した後、1/3オクターブフイルターを通した後に得ら
れる再生出力。
以上により求めた。
4)表面粗さくRa) JIS  BO601の5項で定義される中心線平均粗
さである。この時のカットオフ値は、0.25mmであ
る。
前記実施例および比較例において得られた。磁性層の構
成と各磁性層の抗磁力および磁性粒子の平均長軸長等を
第5表に示す。
そして第6表には、各実施例および比較例の前記測定方
法により得られた測定結果を示す。
尚、第5表において、He2は第二磁性層の抗磁力、H
c、は第一磁性層の抗磁力、S2は第二磁性層の磁性粒
子の平均長軸長、そしてS、は第一磁性層の磁性粒子の
平均長軸長を□それぞれ表わす。
以下余白 第5表 5678  45G 偵り性−野」ゾ (終腫) 第二層  1.0 0.9 0.7 0.5 1.0 
1.1 0.4第一層  2.9 2.8 2.7 2
.5 3.0 3.0 2.4混合域  0.1 0.
3 0.6 1.0 0.1ン0.1) 1.2Iu(
Oe ) Hc292G  920 920 920 920 9
20 920Hc、   667 667 667 6
67 6G7 667 667Hc2/Ha、1.4 
1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4平均
長軸長(終m) S 20.250.250.250.25 0.250
.250.25S 、    0.320.320.3
20.32 0.320.320.32S2/S、  
0.8 0.8 0−8 0.8 0.8 0.8 0
.8第6表 5678  45G 粗さ くRa)  6.3 5.4 5.0 4.8 8.5
 7.9 4.8(XIO−’μm) e 9’ * tk!h力 629 kHz  +1.7 +2.0 +2.4 +
2.5  +1.1 +1.3 +1.94 MHz 
 +2.8 +3.3 +3.4 +3.0  +2.
2 +2.3 +2.4C/N  +2.5+3,2◆
3.2÷2.7  ◆2.0 +2.1+2.0消去率 (dB)   l1i9  G8 69 67  70
 69 68以上の結果よ1.混合域を設けた実施例5
〜8については、ビデオ出力が優れたものであ1.C/
Nも良好である。
混合域を設けなかった比較例4〜5は、ビデオ出力、C
/N共に実施例より劣っている。
また、比較例6のように混合域を厚くしすぎると比較例
4〜5と同様、ビデオ出力、C/N共に低下する傾向に
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体の表面に第一磁性層および第二磁性層
    をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、 第二磁性層の抗磁力(Hc_2)が400〜2000O
    eの範囲内にあり、且つ第一磁性層の抗磁力(Hc_1
    )と第二磁性層の抗磁力(Hc_2)との比(Hc_2
    /Hc_1)が1.0〜2.5の範囲の値をとり、 第二磁性層に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S
    _2)が、0.35μm以下であり、且つ第一磁性層に
    含有されている磁性粉末の平均長軸長(S_1)と第二
    磁性層に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S_2
    )との比(S_2/S_1)が0.4〜1.0の範囲の
    値をとり、 且つ、該第一磁性層と該第二磁性層との間に、0.1〜
    1.1μmの範囲の厚さの混合域が設けられていること
    を特徴とする磁気記録媒体。 2、第一磁性層と第二磁性層との間の混合域の厚さが、
    0.3〜1.0μmの範囲内にあることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 3、第一磁性層の抗磁力(Hc_1)が、300〜14
    00Oe範囲内にあり、且つ平均長軸長(S_1)が0
    .6μm以下であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の磁気記録媒体。 4、第二磁性層の抗磁力(Hc_2)が、400〜18
    00Oe範囲内にあり、且つ第一磁性層の抗磁力(Hc
    _1)と第二磁性層の抗磁力(Hc_2)との比(Hc
    _2/Hc_1)が1.0〜2.0の範囲の値をとるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒
    体。 5、第二磁性層に含有されている磁性粉末の平均長軸長
    (S_2)が、0.3μm以下であり、且つ第一磁性層
    に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S_1)と第
    二磁性層に含有されている磁性粉末の平均長軸長(S_
    2)の比(S_2/S_1)が0.4〜0.9の範囲の
    値をとることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    磁気記録媒体。 6、走行下にある非磁性支持体の表面に第一磁性層形成
    用磁性塗料を塗布し、その塗布層が湿潤状態にあるうち
    に、その塗布層上に、 抗磁力が、400〜2000Oeの範囲内で、かつ第一
    磁性層に含有されている磁性粉末の抗磁力の1.0〜2
    .5倍の範囲内の値を有し、そして平均長軸長が0.3
    μm以下で、かつ第一磁性層の磁性粉末の平均長軸長の
    0.4〜1.0倍の範囲内の値をとる磁性粉末を含む第
    二磁性層形成用磁性塗料を塗布し、 次いで、第二磁性層が湿潤状態にあるうちに、走行下に
    ある支持体表面に棒状磁石をその一方の極を近接させる
    ことにより、各磁性層中の磁性粒子を反転させることに
    より、第一磁性層と第二磁性層との境界領域に0.1〜
    1.1μmの範囲で混合域を形成させることを特徴とす
    る磁気記録媒体の製造方法。 7、棒状磁石を、非磁性支持体の走行方向に沿って一本
    用いることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の磁
    気記録媒体の製造方法。 8、棒状磁石を、非磁性支持体の走行方向に沿って二本
    以上用い、かつ互いに隣接する棒状磁石が互いに極性に
    関して反対の方向に配置されることを特徴とする特許請
    求の範囲第6項記載の磁気記録媒体の製造方法。 9、棒状磁石を、非磁性支持体の走行方向に沿って二本
    以上用い、かつ互いに隣接する棒状磁石が互いに極性に
    関して同一の方向に配置されることを特徴とする特許請
    求の範囲第6項記載の磁気記録媒体の製造方法。 10、走行下にある非磁性支持体の表面に第一磁性層形
    成用磁性塗料を塗布し、その塗布層が湿潤状態にあるう
    ちに、その塗布層上に、 抗磁力が、400〜2000Oeの範囲内で、かつ第一
    磁性層に含有されている磁性粉末の抗磁力の1.0〜2
    .5倍の範囲内の値を有し、そして平均長軸長が0.3
    μm以下で、かつ第一磁性層の磁性粉末の平均長軸長の
    0.4〜1.0倍の範囲内の値をとる磁性粉末を含む第
    二磁性層形成用磁性塗料を剪断力を付与しながら塗布す
    ることにより、第二磁性層を形成すると同時に、第一磁
    性層と第二磁性層との境界領域に0.1〜1.1μmの
    範囲で混合域を形成させることを特徴とする磁気記録媒
    体の製造方法。 11、第二磁性層を塗布する際の剪断力が、塗布面に凹
    部を設けたドクターブレードによって付与されることを
    特徴とする特許請求の範囲第10項記載の磁気記録媒体
    の製造方法。
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