JPH0830960A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH0830960A JPH0830960A JP16701394A JP16701394A JPH0830960A JP H0830960 A JPH0830960 A JP H0830960A JP 16701394 A JP16701394 A JP 16701394A JP 16701394 A JP16701394 A JP 16701394A JP H0830960 A JPH0830960 A JP H0830960A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- layer
- powder
- magnetic layer
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
磁気記録媒体を提供すること。 【構成】 非磁性支持体1と、少なくとも、該非磁性支
持体1上に設けられた非磁性層2と、該非磁性層2上に
設けられた磁性層3とを具備する磁気記録媒体であっ
て、上記非磁性層2及び上記磁性層3は、それぞれ粉体
を含有しており、上記磁性層3が単位体積あたりに含有
する全粉体の全表面積α1 (全粉体の全表面積/上記磁
性層3の全体積)〔m2/cm3 〕は、130<α1 <18
0であり、上記非磁性層2が単位体積あたりに含有する
全粉体の全表面積α2 (全粉体の全表面積/上記非磁性
層2の全体積)〔m2/cm3 〕は、100<α2 <160
であり、α1 /α2 は、0.8<α1 /α2 <1.3で
あることを特徴とする磁気記録媒体。
Description
特に、出力特性に優れた磁気記録媒体に関する。
ィスク、ドラムあるいはシート等の形態で汎用されてい
る。このような磁気記録媒体は、通常、ポリエステルフ
ィルムのような非磁性支持体上に、磁性粉及び結合剤を
主成分とする磁性塗料を塗布することにより製造されて
いる。そして、特に近年において磁気記録媒体に対しそ
の小型化と共に記録の高密度化が要求されるようにな
り、斯る要求に応えるために、例えば、保磁力や飽和磁
化を向上させる試みや磁性層の厚さを薄くする提案がな
されている。また、上記の要求に加えて、高品質の磁気
記録媒体の要求に応えるために、特に出力特性に優れた
磁気記録媒体が強く望まれている。従って、本発明の目
的は、高密度記録が可能で、特に出力特性に優れた磁気
記録媒体を提供することにある。
した結果、非磁性層及び磁性層にそれぞれ含有される粉
体の表面積及びそれらの比を特定の範囲とした磁気記録
媒体が、上記目的を達成し得ることを知見した。
ので、非磁性支持体と、少なくとも、該磁性支持体上に
設けられた非磁性層と、該非磁性層上に設けられた磁性
層とを具備する磁気記録媒体であって、上記非磁性層及
び上記磁性層は、それぞれ粉体を含有しており、上記磁
性層が単位体積あたりに含有する全粉体の全表面積α 1
(全粉体の全表面積/上記磁性層の全体積)〔m2/c
m3 〕は、130<α1 <180であり、上記非磁性層
が単位体積あたりに含有する全粉体の全表面積α2(全
粉体の全表面積/上記非磁性層の全体積)〔m2/cm3 〕
は、100<α2 <160であり、α1 /α2 は、0.
8<α1 /α2 <1.3である、ことを特徴とする磁気
記録媒体を提供するものである。
に説明する。本発明に係る磁気記録媒体は、図1に示す
ように、非磁性支持体1と、磁性支持体1上に設けられ
た非磁性層2と、非磁性層2上に設けられた磁性層3と
を具備しており、これに必要に応じて、非磁性支持体1
の裏面にバックコート層4が設けられている。
リックス成分又は該マトリックス成分とフィラー成分を
具備するものである。
からなり、該熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレ
フタレート、ポリエチレンビスフェノキシカルボキシレ
ート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン類、セルロースアセテートブチレ
ート、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロ
ース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の
ビニル系樹脂、或いはポリアミド、ポリイミド、ポリカ
ーボネート、ポリスルフォン、ポリエーテル・エーテル
ケトン、ポリウレタン等が用いられる。これらの樹脂成
分は、単独、若しくは併用して使用することもできる。
持体の外表面の表面性及び走行性等を所定のものに制御
するために用いられるものであり、該フィラー成分とし
ては、非磁性層の形成に用いられる後述する非磁性粉体
と同様のものが挙げられるが、その粒径は、好ましくは
0.8μm以下、更に好ましくは0.01〜0.5μm
のものであり、その含有量(配合量)は、好ましくは5
重量%以下、更に好ましくは0.001〜2重量%であ
る。
分の分散性等を向上させるために、該フィラー成分に表
面処理を施してもよい。上記表面処理は、「Characteri
zation of Powder Surfaces 」;Academic Pressに記載
されている方法等と同様の方法により行うことができ、
例えば上記フィラー成分の表面を無機質酸化物で被覆す
る方法が挙げられる。この際、用いることができる上記
無機質酸化物としては、Al2 O3 、SiO2 、TiO
2 、ZrO2 、SnO2 、Sb2 O3 、ZnO等が挙げ
られ、使用に際しては、単独若しくは2種以上混合して
用いることができる。上記表面処理は、上記の方法以外
に、シランカップリング処理、チタンカップリング処理
及びアルミナカップリング処理等の有機処理により行う
こともできる。
厚さは、1〜300μmである。また、上記非磁性支持
体は、上層及び下層の2層以上の層構造を有し、該上層
と該下層との表面粗さがそれぞれ異なる形態としてもよ
い。
性層は、上記非磁性支持体上に非磁性塗料を塗布して形
成される層である。上記非磁性層を形成する際に用いら
れる上記非磁性塗料は、粉体とバインダと溶剤とからな
る塗料、又は上記バインダと上記溶剤とからなる塗料が
好ましく用いられる。ここで、上記非磁性塗料に用いら
れる上記粉体の比表面積は、好ましくは1〜1000m2
/g 、更に好ましくは5〜800m2/g である。
は、非磁性粉体が挙げられる。上記非磁性粉体として
は、非磁性であれば特に制限されないが、カーボンブラ
ック、グラファイト、酸化チタン、硫酸バリウム、硫化
亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、
酸化カルシウム、酸化マグネシウム、二硫化タングステ
ン、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、二酸化錫、二酸化
珪素、非磁性の酸化クロム、アルミナ、炭化珪素、酸化
セリウム、コランダム、人造ダイヤモンド、非磁性の酸
化鉄、ザクロ石、ガーネット、ケイ石、窒化珪素、炭化
モリブデン、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタ
ン、ケイソウ土、ドロマイト、樹脂性の粉末等が挙げら
れ、中でも、カーボンブラック、酸化チタン、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、アルミナ、非磁性の酸化鉄等が
好ましく用いられる。また、上記非磁性粉体には、該非
磁性粉体の分散性等を向上させるために、該非磁性粉体
に上述の表面処理を施してもよい。
る場合、該非磁性粉体の粒径は、好ましくは0.001
〜3μm、更に好ましくは0.005〜2μm、最も好
ましくは0.005〜1.0μmである。また、上記非
磁性粉体は、上記非磁性塗料を塗布して形成される上記
非磁性層中に、好ましくは5〜99重量%、更に好まし
くは30〜95重量%、最も好ましくは50〜95重量
%含有されるように、上記非磁性塗料中に配合するのが
望ましい。
脂、熱硬化性樹脂、及び反応型樹脂等が挙げられ、使用
に際しては単独又は混合物として用いることができる。
上記バインダとしては、具体的には、塩化ビニル系の樹
脂、ポリエステル、ポリウレタン、ニトロセルロース、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂等が挙げられ、その他に
も、特開昭57−162128号公報の第2頁右上欄1
9行〜第2頁右下欄19行等に記載されている樹脂等が
挙げられる。さらに、上記バインダは各種官能基、極性
基を架橋や分散性向上のために含有していてもよい。上
記バインダの使用量は、上記非磁性粉体100重量部に
対して約5〜100重量部とするのが好ましく、5〜7
0重量部とするのが特に好ましい。
テル系の溶剤、エーテル系の溶剤、芳香族炭化水素系の
溶剤、及び塩素化炭化水素系の溶剤等が挙げられ、具体
的には、特開昭57−162128号公報の第3頁右下
欄17行〜第4頁左下欄10行に記載されている溶剤等
が挙げられる。
剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆剤、防黴剤、及びアミン
化合物や酸無水物等の硬化剤等の通常磁気記録媒体に用
いられている添加剤を、必要に応じて添加することがで
きる。上記添加剤としては、具体的には、特開昭57−
162128号公報の第2頁左上欄6行〜第2頁右上欄
10行及び第3頁左上欄6行〜第3頁右上欄18行等に
記載されている種々の添加剤を挙げることができる。
上記非磁性粉体及び上記バインダを溶剤の一部と共にナ
ウターミキサー等に投入し予備混合して混合物を得、得
られた混合物を連続式加圧ニーダー等により混練し、次
いで、それを溶剤の一部で希釈し、サンドミル等を用い
て分散処理した後、潤滑剤等の添加剤を混合して、濾過
し、更に残りの溶剤及び硬化剤等を混合する方法を挙げ
ることができる。
は、上記非磁性層上に磁性塗料を塗布して形成される層
である。上記磁性層を形成する際に用いられる上記磁性
塗料は、粉体とバインダと溶剤とを主成分とする塗料が
好ましく用いられる。ここで、上記磁性塗料に用いられ
る上記粉体の比表面積は、好ましくは1〜1000m2/
g 、更に好ましくは5〜800m2/g である。上記磁性
塗料に用いられる粉体としては、磁性粉体及びその他の
粉体が挙げられる。上記磁性粉体としては、強磁性酸化
鉄、強磁性二酸化クロム、及び強磁性金属粉末等が挙げ
られる。
≦x≦1.5)にCr、Mn、Co、Ni等の金属を添
加したものを用いることができる。また、上記強磁性二
酸化クロムは、CrO2 又は該CrO2 にNa、K、F
e、Mn等の金属若しくは該金属の酸化物、P等の非金
属元素を添加したものを用いることができる。上記強磁
性金属粉末は、金属分が70重量%以上であり、金属分
の80重量%以上が少なくとも一種の強磁性金属(例え
ば、Fe,Co,Ni等)である強磁性金属粉末が挙げ
られる。該強磁性金属粉末の具体例としては、例えば、
Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Al、Fe−Ni−A
l、Co−Ni、Fe−Co−Ni、Fe−Ni−Al
−Zn、Fe−Al−Si等が挙げられる。
稀土類元素や遷移金属元素を含有せしめることもでき
る。また、上記磁性粉体としては、微小平板上のバリウ
ムフェライト及びそのFe原子の一部がTi、Co、Z
n、V等の原子で置換された磁性粉等も用いることがで
きる。また、上記その他の粉体としては、上記非磁性粉
体と同じものを適宜選択して用いることができる。ま
た、上記粉体は、上記磁性塗料を塗布して形成される上
記磁性層中に、好ましくは5〜99重量%、更に好まし
くは30〜95重量%、最も好ましくは50〜95重量
%含有されるように配合するのが望ましい。尚、上記磁
性粉末は、該磁性粉末の分散性等を向上させるために、
上述の表面処理を施してもよい。
記溶剤は、上記非磁性塗料に用いられる上記バインダ及
び上記溶剤と同様のものを用いることができる。また、
上記バインダの使用量は、上記磁性粉体100重量部に
対して約5〜100重量部とするのが好ましく、5〜7
0重量部とするのが特に好ましい。また、上記磁性塗料
には、上記非磁性塗料に用いられる上記添加剤を添加す
ることもできる。
記磁性粉体及び上記バインダを溶剤の一部と共にナウタ
ーミキサー等に投入し予備混合して混合物を得、得られ
た混合物を連続式加圧ニーダー等により混練し、次い
で、溶剤の一部で希釈し、サンドミル等を用いて分散処
理した後、潤滑剤等の添加剤を混合して、濾過し、更に
ポリイソシアネート、酸無水物及びアミン化合物等の硬
化剤や残りの溶剤を混合する方法等を挙げることができ
る。本発明に係る磁気記録媒体において、上記磁性層の
乾燥厚みは、好ましくは0.05〜1.5μm、更に好
ましくは0.05〜1.2μm、最も好ましくは0.1
〜1μmであり、上記非磁性層の乾燥厚みは、好ましく
は0.5〜4μm、更に好ましくは0.5〜3.5μ
m、最も好ましくは0.5〜3μmである。
は、上記磁性層が単位体積あたりに含有する全粉体の全
表面積α1 〔m2/cm3 〕は、130<α1 <180、好
ましくは135<α1 <180、更に好ましくは135
<α1 <175であり、上記非磁性層が単位体積あたり
に含有する全粉体の全表面積α2 〔m2/cm3 〕は、10
0<α2 <160、好ましくは105<α2 <160、
更に好ましくは105<α2 <155であり、α1 /α
2 は、0.8<α1 /α2 <1.3、好ましくは0.8
5<α1 /α2 <1.3、更に好ましくは0.85<α
1 /α2 <1.25である。上記α1 ,α2 及びα1 /
α2 が上記範囲外であると、表面性が悪化し出力が低下
する。
法の概略を述べる。まず、上記非磁性支持体上に上記非
磁性塗料と上記磁性塗料とを非磁性層及び磁性層の乾燥
厚みがそれぞれ前記の厚みとなるようにウエット・オン
・ウエット方式により同時重層塗布を行い、非磁性層及
び磁性層の塗膜を形成する。次いで、該塗膜に対して、
磁場配向処理を行った後、乾燥処理を行い巻き取る。こ
の後、必要に応じてカレンダー処理を行った後、更に必
要に応じてバックコート層を形成する。次いで、必要に
応じて、例えば、磁気テープを得る場合には、40〜7
0℃下にて、6〜72時間エージング処理し、所望の幅
にスリットする。
883号公報の第42欄31行〜第43欄31行等に記
載されており、上記非磁性層を形成する上記非磁性塗料
が乾燥する前に上記磁性層を形成する上記磁性塗料を塗
布する方法であって、上記非磁性層と上記磁性層との境
界面が滑らかになると共に磁性層の表面性も良好になる
ため、ドロップアウトが少なく、高密度記録に対応でき
且つ塗膜(磁性層及び非磁性層)の耐久性にも優れた磁
気記録媒体が得られる。
が乾燥する前に行われ、例えば、本発明の磁気記録媒体
が磁気テープの場合には、上記磁性塗料の塗布面に対し
て平行方向に約500Oe以上、好ましくは約1000
〜10000Oeの磁界を印加する方法や、磁性塗料が
湿潤状態のうちに1000〜10000Oeのソレノイ
ド等の中を通過させる方法等により行うことができる。
に加熱された気体の供給により行うことができ、この
際、気体の温度とその供給量を制御することにより塗膜
の乾燥程度を制御することができる。
ル及びコットンロール若しくは合成樹脂ロール、メタル
ロール及びメタルロール等の2本のロールの間を通すス
ーパーカレンダー法等により行うことができる。また、
上記カレンダー処理の条件は、60〜140℃、100
〜500kg/cmとすることができる。
コート層は、上記非磁性支持体の裏面(上記非磁性層及
び上記磁性層を設けていない側の面)に設けられるもの
であり、通常バックコート層の形成に用いられているバ
ックコート塗料を上記非磁性支持体上に塗布することに
より得られるものである。上記バックコート塗料は、上
記非磁性塗料において詳述した上記非磁性粉体、バイン
ダー、分散剤、潤滑剤、硬化剤及び溶剤等を適宜選択し
て混合することにより得られるものである。上記バック
コート塗料は、通常公知のバックコート塗料の製造方法
により調製することができる。
は、必要に応じ、磁性層表面の研磨やクリーニング工程
等の仕上げ工程を施すこともできる。また、上記非磁性
塗料及び上記磁性塗料の塗布は、通常公知の逐次重層塗
布方法により行うこともできる。
具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるも
のではない。
バックコート塗料の調製〕それぞれ、下記の各塗料の配
合のうち、ポリイソシアネート、脂肪酸、脂肪酸エステ
ルを除く成分を溶剤の一部と共にナウターミキサーに投
入し予備混合して混合物を得、得られた混合物を連続式
加圧ニーダーにより混練した。次いで、それぞれ、溶剤
の一部で希釈し、サンドミルにて分散処理した後、脂肪
酸および脂肪酸エステルを混合して、濾過し、更に残り
の溶剤及びポリイソシアネートを混合して、磁性塗料A
〜F、非磁性塗料G〜M及びバックコート塗料をそれぞ
れ得た。
の配合は、それぞれ下記〔表1〕に示す配合とした。
ン2、アルミナ、バインダー、潤滑剤及び溶剤は、それ
ぞれ、下記の通りである。 ・メタル粉;鉄を主体とする針状金属磁性粉(Fe:A
l:Ca:Si:Ni:Co=85:2:1:1:3:
8,保磁力1860Oe,飽和磁化137emu/g,
平均長軸長0.1μm,比表面積60m2/g) ・カーボン1;比表面積200m2/g ・カーボン2;比表面積1000m2/g ・アルミナ;平均粒径0.3μm,比表面積11m2/g ・バインダー;スルホン酸基含有塩化ビニル系樹脂(ス
ルホン酸基含有量1.5×10-4eq/g)、スルホン
酸基含有ポリウレタン(GPC数平均分子量2500
0,スルホン酸基含有量1.9×10-4eq/g)、及
びポリイソシアネート〔日本ポリウレタン工業(株)
製、商品名「コロネートL」〕〔重量比10:10:
4〕 ・潤滑剤;n−ブチルステアレート及びステアリン酸
(重量比1:1) ・溶剤;メチルエチルケトン、トルエン及びシクロヘキ
サノン(重量比1:1:1)
〜Mの配合は、それぞれ下記〔表2〕に示す配合とし
た。
ーボン1、カーボン2、アルミナ、バインダー、潤滑剤
及び溶剤は、それぞれ、下記の通りである。 ・α−Fe2 O 3;平均長軸長0.07μm,比表面積
39m2/g ・TiO2 ;ルチル型,,平均粒径0.03μm,比表
面積41m2/g ・カーボン1;〔表1〕のカーボン1と同じ ・カーボン2;〔表2〕のカーボン2と同じ ・アルミナ;平均粒径0.3μm,比表面積11m2/g ・バインダー;スルホン酸基含有塩化ビニル系樹脂(ス
ルホン酸基含有量1.5×10-4eq/g)、スルホン
酸基含有ポリウレタン(GPC数平均分子量2500
0,スルホン酸基含有量1.9×10-4eq/g)、及
びポリイソシアネート〔日本ポリウレタン工業(株)
製、商品名「コロネートL」〕〔重量比10:10:
4〕 ・潤滑剤;n−ブチルステアレート及びステアリン酸
(重量比1:1) ・溶剤;メチルエチルケトン、トルエン及びシクロヘキ
サノン(重量比1:1:1)
リエチレンテレフタレートフィルム、膜厚10μm)の
表面上に上記非磁性塗料Gと上記磁性塗料Aとを乾燥厚
みが、それぞれ2.5μm及び0.3μmとなるよう
に、ウエット・オン・ウエット方式により同時重層塗布
を行い、非磁性層及び磁性層の塗膜を形成した。次い
で、塗膜が湿潤状態のうちに5000Oeのソレノイド
中を通過させて磁場配向処理を行い、80℃にて乾燥処
理を行った後巻き取った。次いで、85℃、350kg
/cmの条件でカレンダー処理を行い、非磁性層及び磁
性層を形成した後、上記磁性支持体の裏面上にバックコ
ート塗料を乾燥厚さが0.5μmになるよう塗布し、9
0℃にて乾燥処理を行った後、巻き取った。その後、5
0℃下にて、16時間エージング処理し、3.81mm幅
にスリットして、3.81mm幅の磁気テープを得た。得
られた磁気テープについて、下記測定方法に従って、出
力(4.7MHz)を測定した。その結果を〔表3〕に
示す。
に装填し、試験用DATテープカセットを得た。得られ
た試験用DATテープカセットをMediaLogic
製、商品名「Tape Evaluator Mode
l 4500」に装填して、上記磁気テープに4.7M
Hzの信号を記録し、これを再生した際の出力(再生出
力)を測定した。尚、4.7MHzの記録波長は0.6
7μmであった。
び非磁性塗料として〔表1〕に示す磁性塗料及び表2に
示す非磁性塗料をそれぞれ用いた以外は、実施例1と同
様にして得られた磁気テープを、実施例1の方法に準じ
て評価した。その結果を〔表3〕に示す。
能で、特に出力特性に優れたものである。
す概略断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 非磁性支持体と、少なくとも、該磁性支
持体上に設けられた非磁性層と、該非磁性層上に設けら
れた磁性層とを具備する磁気記録媒体であって、 上記非磁性層及び上記磁性層は、それぞれ粉体を含有し
ており、 上記磁性層が単位体積あたりに含有する全粉体の全表面
積α1 (全粉体の全表面積/上記磁性層の全体積)〔m2
/cm3 〕は、130<α1 <180であり、 上記非磁性層が単位体積あたりに含有する全粉体の全表
面積α2 (全粉体の全表面積/上記非磁性層の全体積)
〔m2/cm3 〕は、100<α2 <160であり、 α1 /α2 は、0.8<α1 /α2 <1.3である、こ
とを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167013A JP3024908B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167013A JP3024908B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0830960A true JPH0830960A (ja) | 1996-02-02 |
JP3024908B2 JP3024908B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15841773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6167013A Expired - Fee Related JP3024908B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024908B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001073297A (ja) | 1999-08-31 | 2001-03-21 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | 印刷紙用サイズ剤組成物 |
JP2004029416A (ja) | 2002-06-26 | 2004-01-29 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 光走査装置 |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP6167013A patent/JP3024908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3024908B2 (ja) | 2000-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08180378A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP3024908B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0963039A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP3111841B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP3975367B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0817042A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2790994B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2820913B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0855325A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH11120540A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0845065A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0845057A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH11126325A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0836734A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0817045A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0855324A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0817043A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0817044A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0855332A (ja) | 磁気テープ | |
JPH08161729A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH11120539A (ja) | バックコート層付き支持体及び磁気記録媒体の製造方法 | |
JPH11144228A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH08180377A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0817041A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH1027330A (ja) | 磁気記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |