JPS63261530A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS63261530A
JPS63261530A JP9680987A JP9680987A JPS63261530A JP S63261530 A JPS63261530 A JP S63261530A JP 9680987 A JP9680987 A JP 9680987A JP 9680987 A JP9680987 A JP 9680987A JP S63261530 A JPS63261530 A JP S63261530A
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JP
Japan
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group
magnetic layer
magnetic
binder
recording medium
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Pending
Application number
JP9680987A
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English (en)
Inventor
Shinji Saito
真二 斉藤
Chiaki Mizuno
千昭 水野
Toshio Ono
利夫 小野
Hiroshi Ogawa
博 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、非磁性支持体と磁性層からなる磁気記録媒体
に関するものであり、さらに詳しくは、少なくとも二層
の磁性層を有する磁気記録媒体に関するものである。
[発明の背景] 磁気記録媒体は、録音用テープ、ビデオテープあるいは
フロッピーデスクなどとして広く用いられている。磁気
記録媒体は、基本的には、強磁性粉末が結合剤(バイン
ダ)中に分散された磁性層が非磁性支持体上に積層され
てなるものである。
磁気記録媒体は、電磁変換特性、走行耐久性および走行
性能などの諸特性において高いレベルにあることが必要
とされる。すなわち、音楽録音再生用のオーディオテー
プにおいては、より高度の原画再生能力が要求されてい
る。また、ビデオテープについては、原画再生能力が優
れているなど電磁変換特性が優れているものであること
が要求されている。
強磁性粉末を用いた磁気記録媒体の電磁変換特性は、磁
性層における強磁性粉末の分散状態により相当変動する
ことが知られている。すなわち。
電磁変換特性の向上を目的として優れた磁気特性を有す
る強磁性粉末を用いても1分散状態が悪いと、その優れ
た磁気特性が電磁変換特性の向上に反映されない。
磁性層における強磁性粉末の分散状態を改善する方法と
して、従来は、磁性層338I製用の磁性塗料の製造の
際に長時間混線分散を行なう方法などが利用されていた
が、こうした長時間の混線分故により強磁性粉末の磁気
特性が低下するとの問題があるので、最近は、磁性層の
結合剤が強磁性粉末と良好な親和性を有するように、結
合剤を形成する樹脂成分に極性基を導入する方法が提案
されている。
例えば、特開昭59−5424号公報には、磁性層の結
合剤としてスルホン酸金属塩基などの特定の極性基を有
する樹脂を50重量%以上使用する磁気記録媒体の発明
が開示されている。
このように結合剤の形成樹脂成分として極性基を有する
樹脂を用いることによ5、り強磁性金属微粉末が良好に
分散した磁性層を有する磁気記録媒体を得ることができ
、電磁変換特性が向上する。
しかしながら、上記のような極性基を導入した重合体は
本来の重合体(極性基未導入のもの)に比較して硬いた
め、極性基を導入した重合体を結合剤として用いた磁性
層は、その膜質が硬くなる傾向がある。膜質が硬くなっ
た磁性層は、支持体への密着性が不充分になりやすく、
またカレンゲ成形性が劣るため、磁性層の表面の平滑性
が不充分になりやすい9表面平滑性の低下した磁性層を
有する磁気記録媒体は、磁性層内での強磁性粉末の分散
性が良くても、電磁変換特性が低下しやすい。
[発明の目的] 本発明は、電磁変換特性が優れ、且つ耐久性の向上した
オーディオテープ、ビデオテープなどの磁気記録媒体を
提供することにある。
[発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体の表面に、それぞれ強磁性粉末
が結合剤中に分散されてなる第一磁性層および第二磁性
層をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、 下側の第一磁性層の結合剤が、水酸基およびカルボキシ
ル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の極性基を
主な極性基として有する重合体を含み、そして 上側の第二磁性層の結合剤が、リン酸エステル基、リン
酸基、スルホン酸基、およびこれらの全屈塩基からなる
群より選ばれる少なくとも一種の極性基を主な極性基と
して有する重合体を含むことを特徴とする磁気記録媒体
にある。
[発明の効果] 本発明は、上記に示したように、少なくとも二層の磁性
層を有する磁気記録媒体であって、下層(第一磁性層)
に支持体との密着性の高い極性基を有する重合体からな
る結合剤を配置し、一方上層(第二磁性層)にはカレン
ダー成形性の高い極性基を有する重合体からなる結合剤
を配装置したため、磁性層中の強磁性粉末の分散性にお
いて優れるのみでなく、磁性層の支持体への密着性とカ
レンダー特性(カレンダー加工により平滑表面を形成す
る性質)において優れたものとなる。
このような構成を持つ磁気記録媒体は電磁変換特性が良
好であり、なおかつ耐久性にも優れている。
そして上記諸性能は、特に、極性基が結合した重合体と
して、塩化ビニル系共重合体を使用した場合、より顕著
になる。
[発明の詳細な記述] 本発明の磁気記録媒体は、基本的には、結合剤中に分散
された強磁性粉末を含む少なくとも二層の磁性層が非磁
性支持体上に設けられた構成を有する。
本発明に使用することができる非磁性支持体としては、
ポリエチレンテレフタレー) (PET)、ポリエチレ
ンナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等
のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セル
ロースジアセテート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミド
などの合成樹脂からなるフィルムもしくはシート:アル
ミニウム、銅等の非磁性金属箔;ステンレス箔などの金
属箔:紙、セラミックシート等から選ばれる。
これらの支持体は、その厚さがlθ〜55ILmの範囲
にあることが望ましい。
本発明の磁気記録媒体の下側の第一磁性層の結合剤は、
水酸基およびカルボキシル基からなる群より選ばれる少
なくとも一種の極性基を主な極性基として有する重合体
を含むものである。この第一磁性層の結合剤は、リン酸
エステル基、リン酸基、スルホン酸基、およびこれらの
金属塩基からなる群より選ばれる極性基を有する重合体
を実質的に含むことのないことが好ましい、これらの極
性基が多量(たとえば、t x t O−6モル/gよ
り多い量)にて第一磁性層の結合剤に含まれた場合には
、磁性層の支持体への密着性が低下する傾向があり、好
ましくない、第一磁性層の結合剤が。
リン酸エステル基、リン酸基、スルホン酸基、およびこ
れらの金属塩基からなる群より選ばれる極性基を含む場
合には、その含有量は、第二磁性層におけるそれらの極
性基の含有量の10モル%以下の量であることが好まし
く、さらに5モル%以下であることが好ましい。
磁性層の上側の第二磁性層の結合剤は、リン酸エステル
基、リン酸基、スルホン酸基、およびこれらの金属塩基
からなる群より選ばれる少なくとも一種の極性基を主な
極性基として有する重合体を含むことを特徴とする。な
お、第二磁性層の結合剤には、カルボキシル基、水酸基
などの極性基が含まれていてもさしつかえない。
各磁性層形成に適した重合体としては、塩化ビニル系共
重合体(例、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体、塩化ビ
ニル・酢酸ビニル・アクリル酸共重合体、塩化ビニル・
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル・アクリロニトリ
ル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体)である。
本発明において、上記極性基を導入する重合体として好
ましいのは、いずれの層でも塩化ビニル系共重合体であ
る。
結合剤成分としては、上記重合体の他、以下のような樹
脂成分を使用することができる。
樹脂成分の例としては、ニトロセルロース樹脂などのセ
ルロース誘導体、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、フェ
ノキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂(例、ポリエステルポ
リウレタン樹脂、−5OコNaまたは一5o、Naなど
の極性基が導入されたポリウレタン系樹脂、ポリカーボ
ネートポリウレタン樹脂)を挙げることができる。これ
らは、単独でも組み合わせでも使用することができる。
また、硬化剤を使用する場合、通常は、ポリイソシアネ
ート化合物が用いられる。ポリイソシアネート化合物は
1通常ポリウレタン系樹脂等の硬他剤成分として使用さ
れているもののなかから選択される。
また、電子線照射による硬化処理を行なう場合には、反
応性二重結合を有する化合物(例、ウレタンアクリレー
ト)を使用することができる。
本発明においては、樹脂成分として塩化ビニル系共重合
体のような硬度の高い樹脂とポリウレタン系樹脂のよう
な柔軟性を有する樹脂とを組合わせて使用することが好
ましい。
塩化ビニル系共重合体のような硬度の高い樹脂とポリウ
レタン系樹脂のような柔軟性を有する樹脂とを組合わせ
て使用する場合、前者と後者との配合重量比は通常は9
:l〜5:5の範囲内(好ましくは9:1〜6:4)と
する、そして、硬化剤を使用する場合には、通常、上記
樹脂成分と硬化剤との配合重量比は、9:l〜5:5(
好ましくは9:l〜6:4)の範囲内に設定される。
一般に、強磁性粉末として、強磁性金属微粉末のような
硬度の低いものを使用する場合には。
γ−Fe20=などの硬度の高いものを用いる場合より
も多量の結合剤を使用する。そして、この場合、通常は
、ポリウレタン系樹脂のように柔軟性を有する樹脂の使
用量を増加させる。
こうしたポリウレタン系樹脂の使用量の増加によって結
合剤が軟化する傾向があるので、通常は、ポリイソシア
ネート化合物のような硬化剤を増量して結合剤の硬度を
維持する方法が利用されている。
樹脂成分として、ポリウレタン系樹脂を使用し硬化剤と
してポリイソシアネート化合物を使用する場合、ポリウ
レタン系樹脂とポリイソシアネート化合物との配合重量
比は、通常t:O,S〜1:2(好ましくはl : 1
=l :1.5)の範囲内に設定される。このようにす
ることにより硬度の低い強磁性金属微粉末を使用した場
合にも、ポリウレタン系樹脂を使用することに伴なう結
合剤の軟化を有効に防止することができるようになる。
樹脂成分と硬化剤との合計の重量は、強磁性粉末100
重量部に対して、通常5〜40重量部(10〜20重量
部)の範囲内にあることが好ま′しい。
本発明で用いる強磁性粉末の例としては、γ−Fe20
.のような金属酸化物系の強磁性粉末、コバルト等の他
の成分を含有するγ−Fe、O。
のような異種金属・金属酸化物系の強磁性粉末、および
鉄、コバルトあるいはニッケルなどの強磁性金属を含む
強磁性金属微粉末を挙げることができる。
強磁性金属微粉末を使用する場合には、鉄、コバルトあ
るいはニッケルを含む強磁性金属微粉末であって、その
比表面積が42m’/g以上(特に好ましくは45m″
/g以上)の強磁性金属微粉末であることが好ましい。
この強磁性金属微粉末の例としては1強磁性金属微粉末
中の金属分が75重量%以上であり。
そして金属分の80重量%以上が少なくとも一種類の強
磁性金属あるいは合金(例、Fe、Co、Ni、Fe−
Co、Fe−Ni、Co−Ni、Co−N1−Fe) 
であり、該金属分(7)20重量%以下の範囲内で他の
成分(例、An、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、M
n、Cu、Zn、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、
Sb、B、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、
P。
La、Ce、Pr、Nd、Te、Bi)を含むことのあ
る′合金を挙げることができる。また、上記強磁性金属
分が少量の水、水酸化物または酸化物を含むものなどで
あってもよい。
これらの強磁性粉末の製法は既に公知であり、本発明で
用いる強磁性粉末についても公知の方法に従って製造す
ることができる。
強磁性粉末の形状に特に制限はないが、通常は針状、粒
状、サイコロ状、米粒状および板状のものなどが使用さ
れる。特に針状の強磁性粉末を使用することが好ましい
上記の樹脂成分、硬化剤および強磁性粉末を、通常磁性
塗料の調製の際に使用されている溶剤(例、メチルエチ
ルケトン、ジオキサン、シクロヘキサノン、酢酸エチル
)と共に混線分散して磁性塗料とする。混線分散は通常
の方法に従って行なうことができる。
なお、磁性塗料中は、上記成分以外に、研磨材(例、a
−A l 203、Cr203)、帯電防止剤(例、カ
ーボンブラック)、潤滑剤(例、脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、シリコーンオイル)、分散剤など通常使用されてい
る添加剤あるいは充填材(剤)を含むものであってもよ
いことは勿論である。
磁性層の塗設は、以上の材料により調製した磁性塗料を
非磁性支持体上に塗布する1通常の方法に従って行なう
ことができる。たとえば、先ず第一磁性層用の樹脂成分
および強磁性粉末並びに所望により配合される一研磨材
および硬化剤などの磁性層形J&酸成分溶剤と共に混線
分散して磁性塗料を調製する。そして第二磁性層用につ
いても同様に行なう、この磁性塗料を非磁性支持体上に
塗布する方法を利用して、先ず第一磁性層を形成させ、
次いでその上に第二磁性層を形成させる。
塗布の方法はリバースロールを用いる方法などの通常の
塗布法を利用して行なうことができる。
磁性塗料の塗布層は、得られた磁気記録媒体の各磁性層
の厚さが通常0.5〜lOBmの範囲内となるように塗
布される。
本発明で用いる非磁性支持体の磁性塗料が塗布されてい
ない面にバック層(バッキング層)が設けられていても
よい0通常バック層は、非磁性支持体の磁性塗料が塗布
されていない面に、研磨材、帯電防止剤などの粒状成分
と結合剤とが有機溶剤に分散してなるバック層形成塗料
を塗布して設けられた層である。
なお、非磁性支持体の磁性塗料およびバック層形成塗料
の塗設面に接着剤層が付設されていてもよい。
通常、塗布された磁性塗料の塗布層は、磁性塗料の塗布
層中に含まれる強磁性粉末を配向させる処理、すなわち
磁場配向処理を施した後、乾燥される。
このようにして乾燥された後、塗布層に表面平滑化処理
を施す0表面平滑化処理には、たとえばスーパーカレン
ダロールなどが利用される0表面平滑化処理を行なうこ
とにより、乾燥時の溶剤の除去によって生じた空孔が消
滅し磁性層中の強磁性粉末の充填率が向上するので、電
磁変換特性の高い磁気記録媒体を得ることができる。
このようにして硬化処理された積層体を次に所望の形状
に裁断する。
裁断はスリッターなどの通常の裁断機などを使用して通
常の条件で行なうことができる。
次に実施例と比較例を示し、本発明を更に具体的に説明
する。6例において、1部」は特に指定しない限りr重
量部Jを意味する。
[実施例1] 第一磁性層用塗料 Co−yFe203       100部[llc:
6500e、 crsニア4 emu/gS RET比
表面積:30ゴ/gl カルボキシ基含有塩化ビニル・ 酢酸ビニル共重合体        12部(カルボキ
シ基含有量5 x 10−’モル/g重合度400) ポリエステルポリウレタン樹脂     6部(大日本
インキ化学工業■製 クリスボン7209) ステアリン酸             3部ブチルス
テアレート           1部α−A l 2
03          3部ポリイソシアネート  
        6部(日本ポリウレタンl111J コロネートL−75) 酢酸ブチル             300g1第二
磁性層用塗料 Co−yFe203        100部[+1c
ニア50 0e、  σs:7コ emu/gS BE
T比表面a : 40rn’/glリン酸エステル基含
有塩化ビニル・ 酢酸ビニル共重合体        12部(リン酸基
含有量1 x 1G−’モル/g重合度400) ポリエステルポリウレタン樹脂     6ai(大日
本インキ化学工業■製 クリスボン7209) ステアリン酸             3部ブチルス
テアレート          1部α −A  IL
 、Oコ                     
        3 部ポリイソシアネート     
     6部(日本ポリウレタン■製 コロネートL−75) 酢酸ブチル            300部上記二つ
の塗料のそれぞれについて、ポリイソシアネートを除く
各成分をサンドミルな用いて混線分散させた。漉線分散
終了後、除いたポリイソシアネートをボールミル中に添
加し、20分間混合した。得られた分散液をIJLmの
平均孔径な有するフィルターを用いて濾過し、第一磁性
層形成用および第二磁性層形成用の磁性塗料をそれぞれ
調製した。
得られた第一磁性層用塗料を、乾燥後の厚さが3.0部
mになるように、厚さ154mのポリエチレンテレフタ
レート支持体を60m/分の速度で走行させながら、支
持体の表面にリバースロールな用いて塗布した。その後
、第二磁性層用塗料を乾燥後の厚さが1.0ルmになる
ようにリバースロールな用いて塗布し、磁性層が湿潤状
態にあるうちに上記磁石により配向させ、乾燥後スーパ
ーカレンダー処理を行ない、l/2インチ幅にスリット
し、ビデオテープを製造した。
[実施例2] 第二磁性層用塗料のリン酸基含有塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体を、リン酸エステル基含有塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体(リン酸エステル基含有量I X 1G
−’モル/g、重合度400)に変えた以外は実施例1
と同様にして、ビデオテープを製造した。
[実施例4] 第二磁性層用塗料のリン酸基含有塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体12部を、スルホン酸Na基含有塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体(スルホン酸Na基含有量lXl
0−’モル/g、重合度400)14部に変えた以外は
実施例1と同様にして、ビデオテープを製造した。
[実施例5] 第二磁性層用塗料のリン酸基含有塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体12部を、スルホン酸Na基含有塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体(スルホン酸Na基含有量1xl
O−’モル/g、重合度400)10部に変えた以外は
実施例1と同様にして、ビデオテープを製造した。
[比較例1] 第一磁性層用塗料のみを乾燥後の厚さが4.0gmにな
るように支持体上に塗布しで、単層型の磁性層を形成し
た以外は実施例1と同様にして、ビデオテープを製造し
た。
[比較例2] 第二磁性層用塗料のみを乾燥後の厚さが4.0gmにな
るように支持体上に塗布して、単層型の磁性層を形成し
た以外は実施例1と同様にして、ビデオテープを製造し
た。
[比較例3] 第二磁性層用塗料のみを乾燥後の厚さが4.OILmに
なるように支持体上に塗布して、単層型の磁性層を形成
した以外は実施例2と同様にして、ビデオテープを製造
した。
[比較例4] 第二磁性層用塗料のみを乾燥後の厚さか4.0μmにな
るように支持体上に塗布して、単層型の磁性層を形成し
た以外は実施例3と同様にして、ビデオテープを製造し
た。
[比較例5] 第二磁性層用塗料を下側に、乾燥後の厚さか3.04m
になるように、そして第一磁性層用塗料を上側に、乾燥
後の厚さが1.opmになるように支持体上に塗布して
、磁性層を形成した以外は実施例1と同様にして、ビデ
オテープを製造した。
[比較例6] 第二磁性層用塗料を下側に、乾燥後の厚さが3.0gm
になるように、そして第一磁性層用捨料を上側に、乾燥
後の厚さが1.071mになるように支持体上にPIi
布して、磁性層を形成した以外は実に例2と同様にして
、ビデオテープを製造した。
[比較例7] 第二磁性層用塗料を下側に、乾燥後の厚さが3、OIL
mになるように、そして第−磁性層用塗料を上側に、乾
燥後の厚さが1.oILmになるように支持体上に塗布
して、磁性層を形成した以外は実施例3と同様にして、
ビデオテープを製造した。
[ビデオテープの評価] 以上の実施例と比較例で得られたビデオテープについて
、その特性を次のように測定した。そして、その結果を
第1表に示す。
測定方法 1 ) Y −S/N比 ノイズメータ(2測11製、925R)を用いてビデオ
テープの輝度信号のS/N比を測定した。
第1表に記した値は、比較例1で作成したビデオテープ
の輝度信号のS/N比をOdBとしたときの相対値であ
る。測定にあたり、バイパスフィルタ1okHzとロー
パスフィルタ1okHzを用いた。なお、測定に用いた
ビデオテープレコーダは市販品である。
2)スチルライフ 市販のVHS型ビデオテープレコーダーを用いて、スチ
ルモードでビデオ出力が6dB劣化するまでの時間を調
べた。
3)密着性 磁性層と支持体との密着力をT剥離試験により調べた。
第1表に剥離に必要とした力(重量)を記載する。
第1表 Y−3/N比 スチルライフ  密着、性実施例1 1
.0dB   100分   180g実施例2 1.
1dB   100分   180g実施例3 1.3
dB   100分   180g実施例4 1.0d
B   120分以上 180g実施例5 1.0dB
    80分   180g比較例1 0.0dB 
   60分   180g比較例2 0.5dB  
 100分   180g比較例3 0.5dB   
100分   180g比較例4 0.6dB   1
00分   180g比較例5 −0.3dB    
−30g比較例6−0.4dB    −40g比較例
7−0.5dB    −30g[実施例8] 第二磁性層用塗料のリン酸基含有塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体を、リン酸基・水酸基含有塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体(リン酸基含有量I X 10′″4モ
ル/g、水酸基含有量0.5 x 10−’モル/g、
重合度400)に変えた以外は実施例1と同様にして、
ビデオテープを製造した。
[実施例9] 第二磁性層用塗料のリン酸エステル基含有塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合体を、リン酸エステル基・水酸基含有
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(リン酸エステルノ人
含有121′cI X 10−’モル/g、水酸ス(含
有量0.5 x lO−’モル/g、重合度400)に
変えた以外は実施例2と同様にして、ビデオテープを製
造した。
[実施例101 第二磁性層用塗料のスルホン酸Na基含有Ill化ビニ
ル・酢酸ビニル共重合体を、スルホン酸Na基・水酸)
^含有塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(スルホン酸N
a′)!含有量1 x 10−’モル/g、水酸基含有
量0.5 X 10−’モル/g、重合度400)に変
えた以外は実施例3と同様にして、ビデオテープを製造
した。
[実施例11] 第二磁性・層用捨料のスルホン酸Na基含有塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体を、スルホン酸Na基・カルボキ
シル基含有塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体くスルホン
酸Na基含有量t x to−’モル/g、カルボキシ
ル基含有量o、s x to−’モル/g、重合度40
0)に変えた以外は実施例3と同様にして、ビデオテー
プを製造した。
[実施例12] 第一磁性層用塗料のカルボキシルノ^含有11!化ビニ
ル・酢酸ビニル共重合体を、水酸基含有Iu化ヒビニル
酢酸ビニル共重合体(水酸基含有量5×lロ一4モル/
g、重合度400)に変えた以外は実施例1と同様にし
て、ビデオテープを製造した。
[実施例13] 第一磁性層用塗料のカルボキシル基含有塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体を、水酸基含有塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体(水酸基含有1.′L5×10−4モル/g
、重合Jバ400)に変えた以外は実施例2と同様にし
て、ビデオテープを製造した。
[実施例14] 第−磁性層用塗ネ1のカルボキシル基含有塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合体を、水酸基含有11!化ビニル・酢
酸ビニル共重合体(水酸基含有f@k S X1O−4
モル/g、重合度400)に変えた以外は実施例3と同
様にして、ビデオテープを32造した。
[ビデオテープの評価] 以」;の実施例で得られたビデオテープについて、その
特性を前述の方法により測定した。その結果を第2表に
示す。
第2表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体の表面に、それぞれ強磁性粉末が結合
    剤中に分散されてなる第一磁性層および第二磁性層をこ
    の順に設けてなる磁気記録媒体において、 下側の第一磁性層の結合剤が、水酸基およびカルボキシ
    ル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の極性基を
    主な極性基として有する重合体を含み、そして 上側の第二磁性層の結合剤が、リン酸エステル基、リン
    酸基、スルホン酸基、およびこれらの金属塩基からなる
    群より選ばれる少なくとも一種の極性基を主な極性基と
    して有する重合体を含むことを特徴とする磁気記録媒体
    。 2、第一磁性層の結合剤が、リン酸エステル基、リン酸
    基、スルホン酸基、およびこれらの金属塩基からなる群
    より選ばれる極性基を有する重合体を実質的に含むこと
    のないことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁
    気記録媒体。 3、第一磁性層の結合剤が、リン酸エステル基、リン酸
    基、スルホン酸基、およびこれらの金属塩基からなる群
    より選ばれる極性基を、第二磁性層におけるそれらの極
    性基の含有量の10モル%以下の量にて含むことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 4、第一磁性層の極性基を有する重合体が、塩化ビニル
    系共重合体であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の磁気記録媒体。 5、第二磁性層の極性基を有する重合体が、塩化ビニル
    ・酢酸ビニル系共重合体であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 6、第一磁性層の結合剤がポリウレタン樹脂を含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体
    。 7、第二磁性層の結合剤がポリウレタン樹脂を含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0393035A (ja) * 1989-09-05 1991-04-18 Konica Corp 磁気記録媒体
WO1994009491A1 (en) * 1992-10-16 1994-04-28 Tdk Corporation Magnetic recording medium and production method thereof

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