JPH0393035A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0393035A
JPH0393035A JP23089789A JP23089789A JPH0393035A JP H0393035 A JPH0393035 A JP H0393035A JP 23089789 A JP23089789 A JP 23089789A JP 23089789 A JP23089789 A JP 23089789A JP H0393035 A JPH0393035 A JP H0393035A
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JP
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magnetic
recording medium
acid
polyurethane resin
magnetic recording
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JP23089789A
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Shigeto Goto
成人 後藤
Tsutomu Kenpou
見寳 勉
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえばビデ才テーブ、オーディオテーブ等
に用いられる磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、十
分な出力特性が得られる、電磁変換特性の優れた磁気記
録媒体に関する.[従来の技術、発明が解決しようとす
る課題]近年、たとえばオーディオ分野においてはDA
T(デジタルオーディオテープレコーダ)が登場し、V
TR分野(おいては,従来の1/2インチ幅規格に比較
して幅の狭い8 m m輻規格か登場して広く普及しつ
つある. このような磁気記録媒体については高密度記録化への要
請が高まる一方であり、より高性能の磁気記録媒体、す
なわち電磁変換特性に優れた磁気記録媒体が望まれてい
る. ところで、磁気記録媒体は一般に強磁性粉末を結合剤中
に分散せしめてなる磁性層を非磁性支持体体上に積層し
た構造を有している. 中でも上層と下層とからなるいわゆる重層テープ用では
、上層と下層とで機能分離し、その上層ではビデオ出力
を受け持ち,下層ではクロマ・オーデオ出力を受け持つ
ように設計されている。
しかし,この種の磁性層では通常の結合剤を用いても強
磁性粉を均一に分散させることは難しく、その分散性に
は限界がある. その結果、前記二層構造の磁気記録媒体では、十分な出
力特性が得られなかった. 本発明は、前記事情を改善するためになされたものであ
る. 本発明の目的は、十分な出力特性が得られる,電磁変換
特性の優れた記録媒体を提供することにある. [前記課題を解決するための手段] 本発明は,非磁性支持体上に複数の磁性層を有する磁気
記録媒体において、少なくとも一つの磁性層が、瞼性官
能基の塩を有するポリウレタン系樹脂を含有する磁気記
録媒体である. 以下、本発明をさらに詳細に説明する.(磁性層) 本発明の磁気記録媒体は非磁性支持体上に複数の磁性層
を有するものである.もつともその磁性層は,一般には
上層と下層とからなる2層構造であるのが、ビデオ出力
とクロマ・オーデオ出力とをバランス良く向上させるの
で、好ましい.いずれにせよ、磁性層は強磁性粉末を結
合剤等に分散してなる層である. 一結合剤一 本発明では、前記複数の磁性層のうち少なくともその一
層は,結合剤として陰性官能基の塩を有するポリウレタ
ン系樹脂を含有する. 上記条件を外れる場合、すなわち陰性官能基の塩ヲ持た
ないポリウレタン系樹脂を用いたのでは、十分な出力特
性を持つ磁気記録媒体が得られない. 前記陰性官能基の塩としては,たとえば−So.M.−
OS03M、−COOMおよび0 (ただし式中MとM′はアルカリ金属である.)などが
好ましく,特に−So3Mを有するポリウレタン系樹脂
が好ましい.この樹脂はその一種を単独で使用すること
ができるし,またその二種以上を併用することもできる
. 前記ポリウレタン系樹脂は、磁性層における強磁性粉末
の分散性の向上を図り、高い電磁変換特性を実現する. 陰性官能基の塩を有するポリウレタン系樹脂は、陰性官
能基の塩を有するポリエステルの出発材料である陰性官
能基の塩を含有するジカルボン酸と、陰性官能基を含有
しないジカルポン酸と、ジ才一ルとの38の化合物と、
ジイソシアネートとを用いて、縮合反応と付加反応とに
より得ることができる. さらに、ポリウレタン系樹脂を変性して、陰性官能基の
塩を導入する方法も考えられる.すなわち,これらのポ
リウレタン系樹脂と、たとえば C l−CHt  CH*  SOs  M、C l 
− C Hz  C H*  O S Ox  M.C
交一CH.COOM. 0 (ただし、式中、MおよびM′は前記と同じ意味を表わ
す.) 等の分子中に上記の陰性官能基および塩素を含有する化
合物とを脱塩酸反応により縮合させて導入する方法であ
る. 前記ポリウレタン系樹脂を得るために使用される上記カ
ルボン酸成分としては,たとえばテレフタル酸、イソフ
タル酸、オルソフタル酸、1,5−ナックル酸等の芳香
族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−(ヒトロキ
シエトキシ)安息香酸等の芳香族オキシカルボン酸、コ
ハク酸,アジビン酸、アゼライン酸,セバシン酸,トデ
カンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、トリメリッ
ト酸,トリメシン酸、ピロメリット酸等のトリおよびテ
トラカルボン酸などが挙げられる.これらの中でも好ま
しいのは,テレフタル酸,イソフタル酸,アジピン酸、
セバシン酸などである.前記陰性官能基の塩を有するジ
カルボン酸成分としては、たとえば5−ナトリウムスル
フォイソフタル酸、5−カリウムスルフ才イソフタル酸
、2−ナトリウムスJレフ才テレノタJレ酸、2−カリ
ウムスルフ才テレフタル酸などが挙げられる.前記ジオ
ール成分としては、たとえばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1.3ブロバンジ才−ル、1.4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1.6−
ヘキサンジ才一ル、ネオベンチルクリコール、ジエチレ
ングリコール、シブロビレングリコール、2,2.4−
トリメチル1.3−オベンタンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエチレン
才キシド付加物、水素化ビスフェノールAのエチレンオ
キシド付加物、ポリエチレングリコール、ポリブロビレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール、などが
挙げられる.また、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールブロバン、グリセリン、ベンタエリスリトールなど
のトリおよび/またはテトラオールを併用することもて
きる. ポリウレタン系樹脂を得るために使用される前記インシ
アネート成分としては、たとえば4.4−ジフェニルメ
タンジイソシアネート,2.4−トリレンシイソシアネ
ート、2.6−トリレンシイソシアネート,P−フェニ
レンジイソシアネート,シフェニルメタンジイソシアネ
ート、m−フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート
、3.3′−ジメトキシ−4.4′−ビフェニレンジイ
ソシアネート、4,4′−シイソシアネートージフェニ
ルエーテル、1,3−ナフタレンジイソシアネート、p
−キシリレンジイソシアネート,m−キシソレンジイソ
シアネート、1.3−ジイソシアネートメチルシクロヘ
キサン、1,4−シイソシアネートメチルシクロヘキサ
ン、4.4′−ジイソシアネートジシクロヘキサン.4
.4’ −ジイソシアネートジシクロヘキシルメタン、
イソホロンジイソシアネートなどが挙げられ. 前記陰性官能基の金属塩におけるその金属としては、ア
ルカリ金属、とくにナトリウム、カリウム、リチウムか
好ましく、とくにカリウムが溶解性.反応性,収率等の
点で好ましい。
前記陰性官1#.Xの塩としてスルフ才ン酸塩を含む前
記共重合性モノマーとしては、たとえばCL = CH
SO3輩 [ ?I+。− C t{  C H 2 S O x M
CI.−C(CHff)CHffiSO州CH.−CH
CH20(:OCR(CItGOOR)So.緬CHz
=CI{CHzOCHtCH(Of{)CH2SOJC
Il■−C(CH3)COOC2H.SOJC}1.−
C(C}1:l)COOC2H4SO3111C}l.
−C:HCOOC4H.SO.口CI{t−CHCON
HILC(CHff)オCH.S02Mただし、式中の
Mは前記に同じ.] などが挙げられる. また、リン酸塩としては C}1ffi−C}ICHfOCH.C}1(OH)C
llffi−0−PO3MIY’(:Hl−CHCON
I{C((:Hユ)CHt−(1−POJ’Y”Ctl
z−CHCLO(CHtCHJ)−PO3M’X”〔た
だし,前記スルフ才ン酸塩およびリン酸塩において、M
’はアルカリ金属を表わし、y+は水素、M+、および
CHI−C:ILcI{20CH,CH(OR)Cut
−のいずれかを表わし XIは ?びOM’のいずれかを表わし、x2はCL−CI{C
I1■一〇−(CLCLO).− , O HおよびO
M’のいずれかを表わす.また、mおよびnは1〜l0
0の整数である.コ また、必要に応じて共重合させる共重合性七ノマーとし
ては、たとえば種々のビニルエステル,塩化ビニリデン
、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、
アクリル酸、メタクリル酸、種々のアクリル酸エステル
,メタクリル酸エステル、エチレン、プロピレン、イソ
ブテン、ブタジエン、イソブレン、ビニルエーテル、ア
リールエーテル、アリールエーテル、アリールエステル
、アクリルアミド、メタクリルアミド,マレイン酸エス
テルなどが挙げられる. 前記ポリウレタン系樹脂は乳化重合、溶液重合、懸濁重
合、塊状重合等の重合法により重合される. いずれの方法においても、必要に応じて分子量調節剤,
重合開始剤、モノマーの分割添加あるいは連続添加など
の公知の技術を応用することができる. 前記ポリウレタン系樹脂の分子量は、好ましくは2,0
00〜70,000、特に4,000〜50,000で
ある.この分子量が70,000を越えると、磁性塗料
の粘度が許容範囲を越えて多くなり、本発明の目的が達
成不可能になることがある. 一方,分子量か2,000未満であると、磁性塗料を非
磁性支持体上に塗布してから硬化剤を用いて硬化させる
段階で、未反応部分が生じ、低分子量威分が残存するこ
とになって塗膜の物性を劣化させることかある. ポリウレタン系樹脂の配合割合は、強磁性粉末100重
量部に対して通常、5〜40重量部、好まし〈はlO〜
30重量部である. この配合割合を前記範囲内にすることによって磁性層に
おける強磁性粉末の分散状態を良好なものにしつつ,分
散速度の向上を図ることができる。
本発明においては、結合剤中に前記ポリウレタン系樹脂
とともにポリイソシアネート系硬化剤を添加することに
より,磁性層の耐久性の向上を図ることができる. このポリイソシアネート系硬化剤としては、たとえばト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート,ヘキサンジイソシアネート等の2官能イソシア
ネート,コロネートL[商品名二日本ポリウレタン工業
(株)製]、デスモジュールし(商品名;バイエル社製
)等の3官能インシアネート、または両末端にイシシア
ネート基を含有するウレタンブレボリマーなどの従来か
ら硬化剤として使用されているものや、また硬化剤とし
て使用可能であるポリイソシアネートを使用することが
できる. 前記硬化剤の使用量は通常、全結合剤の5〜80重量%
である. 磁性層における強磁性粉末と前記結合剤との配合割合は
,強磁性粉末100重量部に対し通常,結合剤1〜20
0重量部、好ましくは1〜50重量部である. 結合剤の配合量が多すぎると、結果的に強磁性粉末の配
合量が少なくなり、磁気記録媒体の記録密度が低下する
ことがあり、結合剤の配合量が少なすぎると、磁性層の
強度が低下して 磁気記録媒体の走行耐久性が減退する
ことがある.強磁性粉末一 強磁性粉末としては、たとえばCo被着γ一FeJ3粉
末、 Co被着Fe30.粉末, Co被着FeOx(
4/3 <x <3/2)粉末、Fe−A5L金属粉末
. Fe−Xi金属粉末、Fe−^交一Mi金属粉末、
Fe−A交−P金属粉末. Fe−Ni−A文金属粉末
、Fe−Xi−Sj−^1 −Mn金属粉末, Ni−
Co金属粉末、FeJn−Zn金属粉末、Fe−Ni−
Zn金属粉末. Fe−Co−Ni−Cr金属粉末、F
e−Co−Ni−P金属粉末, Go−Ni金属粉末お
よびGo−P金属粉末などが挙げられる. これらの中でも、好ましいのはCo被着γ一Fe,03
粉末である. また、抗磁力(Hc)の点からすると、好ましくは50
0エルステッド以上、特に600エルステッド以上の強
磁性粉末が望ましく、前述した各金属粉末はこれらの抗
磁力の条件を満たす.また、この強磁性粉末の比表面積
は,好ましくはBET値で25m”/g以上、特に30
 〜film 2/ gであるのが好ましい.強磁性粉
末の比表面積が前記範囲内にあると,全周波数帯域でバ
ランスのとれた出力、S/N特性を得ることができる。
なお,前記強磁性粉末の形状については,特に制限はな
く,例えば,針状、柱状あるいは楕円体状などのものを
使用することができる.少なくとも前記強磁性粉末およ
び前記結合剤を含有する磁性層において、前記強磁性粉
末の平均充填率(磁性層の単位体積中に存在する強磁性
粉末の平均重量)は、好ましくは2 g / c m 
2以上、特に好ましくは前記非磁性支持体側の面から深
さIgmまでの範囲において3〜5g/cm’である.
特に,前記非磁性支持体側の面から深さ1.rnまでの
範囲における前記強磁性粉末の平均充填率を前記範囲と
することにより,たとえばカラー信号のような長波長側
の信号の再生出力の向上を図ることができる. 一他の威分一 本発明においては、特に2層構造の磁性層を有する磁気
記録媒体の場合、下層中にモース硬度6以上の非磁性粉
末が強磁牲粉に対するamで上層の1/2以下含有され
でいると、クロマ・オーデオ出力が向−ヒするので,好
ましい. 前記非磁性粉末としては潤滑剤、研磨剤および帯電防止
剤等を挙げることがでる. 前記潤滑剤としては,たとえばカーボンブラック、グラ
ファイト,カーボンブラックグラフトボリマー、二硫化
モリブデン,および二硫化タングステン等の固体潤滑剤
が挙げられる. これらの中でも、好ましいのはカーボンブラックである
. これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合せて使用しても良い. 前記潤滑剤の使用量は前記強磁性粉末100重量部に対
して,通常. 0.05〜10重量部である。
前記研磨剤としては、たとえば酸化アルミニウム、酸化
チタン(TiO、Tilt )、酸化ケイ素(SiO、
Sing) ,窒化ケイ素,酸化クロムおよび炭化ホウ
素の無機粉末並びにペンゾグアナミン樹脂粉末、メラミ
ン樹脂粉末およびフタロシアニン化合物粉末等の有機粉
末が挙げられる. 前記研磨剤の平均粒子径は、通常、07l〜l.OuL
mの範囲内にある. また、前記研磨剤の配合量は,前記強磁性粉末100重
量部に対して、通常、0.5〜20屯量部の範囲内にあ
る. 前記帯電防止剤としては、たとえばカーボンブラック,
グラファイト,酸化錫一酸化アンチモン系化合物、酸化
錫一酸化チタン一酸化アンチモン系化合物、カーボンブ
ラックグラフトボリマー等の導電性粉末などが挙げられ
る. これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合せて使用しても良い. 前記帯電防止剤の配合量は、前記強磁性粉末100重量
部に対して、通常、0.5〜20重量部である。
なお、前記潤滑剤,帯電防止剤等は、単独の作用のみを
有するものではなく、例えば、一つの化合物か潤滑剤お
よび帯電防止剤として作用する場合かある. −磁性層の厚み一 以」二の構成からなる磁性層の厚みは、通常,4gm以
下、好ましくは34m以下である.この厚みか4uLm
を超えると、本発明の磁気記録媒体と磁気ヘッドとの密
着性の劣化を招いて、結果的に出力の低下を招くことが
ある. (非磁性支持体) 前記非磁性支持体を形成する素材としては,たとえばポ
リエチレンテレフタレートおよびポリエチレン−2,6
−ナフタレート等のポリエステル類、ボリプロビレン等
のポリオレフィン類,セルローストリアセテートおよび
セルロースダイアセテート等のセルロース誘導体,なら
びにボリアミト、ボリカーボネートなどのプラスチック
を挙げることかできる.さらにCu,  An, Zn
などの金属,ガラス,いわゆるニューセラミック(例え
ば窒化ホウ素、炭化ケイ素等)等の各種セラミックなど
をも使用することができる。
前記非磁性支持体の形態Cついては特に制限はなく、テ
ープ状、シート状、カード状、ディスク状、ドラム状等
いずれであってもよく、形態に応じて、また、必要に応
じて種々の材料を選択して使用することができる. これらの支持体の厚みはテープ状あるいはシート状の場
合には,好ましくは3〜100μm、特に好ましくは3
〜50pmである.また、ディスク状,カート状の場合
には、好ましくは30〜100gmである.さらにドラ
ム状の場合は円筒状にする等,使用するレコーダーに対
応させた形態にすることができる. 前記非磁性支持体の磁性層が設けられていない面(裏面
〉には、磁気記録媒体の走行性の向上、帯電防止および
転写防止などを目的として、バックコート層を設けても
よい. また,非磁性支持体の磁性層が設けられる面には、磁性
層と非磁性支持体との接着性の向上等を目的として、中
間層(例えば接着剤層)を設けることもできる. (磁気記録媒体の製造方法) 本発明の磁気記録媒体は、前記強磁性粉末、前記結合剤
などの磁性層形成或分を溶媒に混練分散して磁性塗料を
調製した後,この磁性塗料を前記非磁性支持体上に塗布
および乾燥することにより製造することができる. 磁性層形威成分の混線・分散に使用する溶媒としては、
たとえばアセトン、メチルエチルケトン(MEK) .
メチルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロヘキ
サノン等のケトン系:メタノール、エタノール,プロバ
ノールおよびブタノール等のアルコール系:酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸ブチル,乳酸エチル、酢酸プロビル
およびエチレングリコールモノアセテート等のエステル
系:ジエチレングリコールジメチルエーテル,2−エト
キシエタノール,テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル系:ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳
香族炭化水素:メチレンクロライト、エチレンクロライ
ト、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒトリ
ンおよびジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素など
を使用することができる. 磁性塗料成分の混線にあたっては、前記強磁性粉末およ
びその他の磁性塗料或分を、同時にまたは個々に順次混
線機に投入する.たとえば、まず分散剤を含む溶液中に
前記磁性粉を加え、所定時間混練した後、残りの各成分
を加えて、さらに混線を続けて磁性塗料とする. 混線分散にあたっては、各種の混練機を使用することが
できる.この混練機としては、たとえば二木ロールミル
、三木ロールミル、ボールミル、ベブルミル、サイトグ
ラインダー、S(Iegvariアトライター、高速イ
ンベラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル,
ディスバーニーダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、
超音波分散機などが挙げられる. なお、前記強磁性粉末の混線分散には、分散剤を使用す
ることかできる. この分散剤としては,たとえばレシチン,リン酸エステ
ル、アミン化合物、アルキルサルフエート、脂肪酸アミ
ド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド,スJレ
フ才コハク酸、スJレフ才コハク酸エステル、公知の界
面活性剤等およびこれらの塩、陰性有機基(例えば−C
OOH . −PO3H)重合体分散剤の塩などが挙げ
られる. これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合せて使用しても良い. 前記分散剤の添加量は,前記強磁性粉末100重量部に
対して、通常,1〜20重量部である.このようにして
調製した磁性層形或成分の塗布液は,公知の方法により
,非磁性支持体上に塗布される. 本発明において利用することのできる塗布方法としては
、たとえばグラビアロールコーティング、ナイフコーテ
ィング、ワイヤーバーコーティング、トクターブレート
コーティング,リバースロールコーティング、ディップ
コーティング、エアーナイフコーティング、カレンダー
コーティング,スキーズコーティング,キスコーティン
グおよびファンテインコーティングなどが挙げられる. このようにして、塗布された前記磁性層の厚みは,通常
、乾燥厚で1〜10Bmである.また,支持体の保護、
帯電防止および走行性の向上のために前記支持体の裏面
にバックコーティングを行なってもよい. こうして、磁性層形威威分を塗布した後、未乾燥の状態
で,必要により磁場配向処理を行ない,さらに、通常は
スーパーカレンダーロールなどを用いて表面平滑化処理
を行なう. 次いで、所望の形状に裁断することにより、磁気記録媒
体を得ることができる. 本発明の磁気記録媒体は、たとえば長尺状に裁断すれば
ビデオテーブ、オーディオテープ等の磁気テープとして
、あるいは円盤状に裁断すればフロッピーディスク等と
して使用することができる6さらに、通常の磁気記録媒
体と同様に、力一ト状、円筒状などの形態でも使用する
ことができる. [実施例コ 次に,この発明の実施例および比較例を示し,本発明に
ついてさらに具体的に説明する.なお、以下に記載する
実施例および比較例において、「部」は「重量部」を表
わすものとする.(実施例l) 以下に示す組威の下層組rrt物および上層組威物をそ
れぞれ二−ダー、サントミルを用いて充分混練すること
により磁性塗料を調製した。
上豊虹五仝 Co−y−Fez C)+ a性粉末−−=100部C
BET値SOm ” / g ) ポリウレタン樹脂C−SO.基のNa 塩含有、下層用結合剤、UR8300 東洋紡(株)製] ・・・・・・・  5部(X  A
 x z o ff(平均粒径0.2 pot) ・・
6部カーボンブラック(平均粒径40m g )・0.
8部プチルステアレート    ・・・・・・1部3一
官能イソシアネート(コロネートL)5部塩化ビニル系
樹脂[スルホン酸カリウム含有、MRIIO.日本ゼ才
ン(株)]・・10部ステアリン酸・・・・・・・・・
・・・・1部ミリスチン酸・・・・・・・・・・・  
1部シクロヘキサノン・・・・・−・・・ 150部メ
チルエチルケトン・・・・・・・・  50部トルエン
・・・・・・・・        50部上層組成物 Co−y−Fe20z強磁性粉末 (BET値38m2/g)    − −  100部
ポリウレタン樹脂[−So’基の Na塩含有、上層用結合剤,   ・・・5部U R 
− 8300、東洋紡(株)製]その他の或分の種類お
よび配合量については下層組威物と同じ. 得られた下層磁性塗料を厚み14pmのポリエチレンテ
レフタレート製フィルムに塗布した後,下層磁性塗料が
未乾燥の状態で上層磁性塗料を塗布した. 次いで磁場
配向処理を行ない、さらに乾燥後,スーパーカレンダ処
理を行なって厚み0.5p−mの下層と厚み 2.5A
Lmの上層を形成した.得られた磁気テープ用フイルム
をビデオ用テープにして諸特性を測定した. その結果を第一表に示す. なお、諸特性は次ぎのようにして測定した.(イ)RF
一出力、ルミーS/N、クロマーS/N、クロマー出力
: カラービデオノイズメーター「シバソク9z5D/IJ
を用い、日本ビクター社製rHR− S 7000Jの
デッキでリファレンステーブに対する値(dB)で表わ
した. RF一出力:      6MHz ルミーS/N:      6MHz クロv − S / N :   629 MHzクロ
マー出力:    629MHZ (ロ)HiHi−オーディオ出力: 日本ビクター社製rBR−3711 4のデッキを用い
、リファレンステーブ(コニカ社製)に対する値(dB
)で表わした.この出力信号の周波数は1.7MIIz
であった.(ハ)リニアオーディオ出力・ 日本ビクター社製rBR−S711 Jのデッキを用い
、リファレンステープ(コニカ社製)に対する値(dB
)で表わした。この出力信号の周波数はIK}Iz″r
!あった.(実施例2) 下層用結合剤としてグッドリッチ社製ポリウレタン樹脂
「エスタン5701F Jを用いたことを除いて、実施
例1と同じようにして磁気テープ用フィルムを製造し、
諸特性を測定した. その結果を第一表に示す. (実施例3) 下層に添加するAn.O,の添加量を1%,カーボンブ
ラックの添加量を0,2%(いずれも強磁性粉に対する
重量%で)としたこと以外は実施例lと同様にして、磁
気テープ用フィルムを製造し、諸特性を測定した。
その結果を第一表に示す. (比較例l) 上層用および下層用結合剤としてグッドリッチ社製ポリ
ウレタン樹脂「エスタン5701F Jを用いたこと以
外は,実施例1と同様にして磁気フィルムを製造し、諸
特性を測定した. その結果を第一表に示す. (比較例2) 下層に添加するA文203の添加量を4%、カーボンブ
ラックの添加量を0.5%くいずれも強磁性粉に対する
重量%〉としたこと以外は比較例1と同様にして磁気テ
ープ用フィルムを製造し、諸特性を測定した. その結果を第1表に示す. (以下,余白) (評価) 第1表から明らかなように、本発明の実施例の磁気記録
媒体は結合剤として特定のポリウレタンを使用するので
、特定しないポリウレタンを用いた比較例の磁気記録媒
体にくらべ、強磁性粉末の分散性か効果的に改善され,
出力特性と電磁変換特性において優れていることが認め
られた。
[発明の効果] 本発明によると、結合剤ヒして特定のボリウレンを用い
るので、強磁性粉末の分散性が効果的に改善され.した
がって出力特性の高い、優れた電磁変換特性を有する磁
気記録媒体を提供することができる.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に複数の磁性層を有する磁気記録
    媒体において、少なくとも一つの磁性層が、陰性官能基
    の塩を有するポリウレタン系樹脂を含有することを特徴
    とする磁気記録媒体。
  2. (2)前記複数の磁性層が上層と下層とからなる請求項
    1記載の磁気記録媒体。
JP23089789A 1989-09-05 1989-09-05 磁気記録媒体 Pending JPH0393035A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63261530A (ja) * 1987-04-20 1988-10-28 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63261530A (ja) * 1987-04-20 1988-10-28 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

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