JPH01146124A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH01146124A
JPH01146124A JP30403987A JP30403987A JPH01146124A JP H01146124 A JPH01146124 A JP H01146124A JP 30403987 A JP30403987 A JP 30403987A JP 30403987 A JP30403987 A JP 30403987A JP H01146124 A JPH01146124 A JP H01146124A
Authority
JP
Japan
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magnetic
carbon black
magnetic layer
recording medium
alloy powder
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Pending
Application number
JP30403987A
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English (en)
Inventor
Takahiro Mori
孝博 森
Ryosuke Isobe
磯辺 亮介
Noboru Koyama
昇 小山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はたとえばビデオテープ、オーディオテープ等
に用いられる磁気記録媒体に関し、さらに詳しく言うと
、磁性塗料にしたときの塗料粘度の上昇を招くことがな
いとともに、耐久性および走行性に優れ、高密度記録に
適した磁気記録媒体に関する。
[従来の技術およびその問題点] 磁気記録媒体は、基本的には非磁性支持体と強磁性粉末
を含有する磁性層とからなり、非磁性体上に磁性層を設
けることにより構成されている。
そして、一般に磁性層は結合剤に強磁性粉末を分散して
なる。
このような構成からなる磁気記録媒体は、記録再生時に
磁気ヘッドと激しく摺接するので、磁性層に傷かついた
り、磁性層が摩耗したりして、ドロップアウトやヘッド
目詰りを起しやすい。
したがって、表面摩耗抵抗が低く、走行性に優れるとと
もに、磁性粉の粉落ちが少なく耐久性に優れた磁気記録
媒体が望まれている。
磁気記録媒体の走行性および耐久性の向上を図る手段と
しては、従来より磁性層に潤滑剤を含有させることが知
られており、この潤滑剤としてはたとえばブチルステア
レート、ヘキシルステアレート等の脂肪酸エステル、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、オレイン酸
等の脂肪酸、ステアリルアミド、オレイルアミド、ミリ
スチルアミド等の脂肪酸アミド、あるいは脂肪酸変性シ
リコーン、α−オレフィンオキサイド等が用いられてい
る(特開昭59−8131号公報、特開昭61−178
723号公報等参照、)。
ところで、近年、高密度記録化への要請が高まるのに伴
ない、強磁性粉末として従来より使用されてきたγ−F
e、O,等の金属酸化物系の強磁性粉末およびたとえば
コバルト等の他の成分を含有する酸化鉄系強磁性粉末に
代わり、微粉末化することによりさらに高密度記録が可
能な強磁性合金粉末が使用されるにようになってきてい
る。
しかしながら、この強磁性合金粉末は従来より用いられ
てきたγ−Feえ03等の金属酸化物系の強磁性粉末お
よびたとえばコバルト等の他の成分を含有する酸化鉄系
強磁性粉末に比較して粉落ちが発生し易いという欠点を
有している。
したがって1強磁性合金粉末を含有する磁性層に従来と
同様の潤滑剤を用いた場合には、その使用量を増量する
必要があるが、従来の潤滑剤を増量して使用すると、■
走行性は向上するものの耐久性の低下を招き、特に過酷
条件下でのスチルライフが劣化する。■あるいは、その
逆に耐久性は向上するものの走行性の低下を招く、とい
う問題を生じる。
この発明は、前記事情に基いてなされたものである。
この発明の目的は、耐久性および走行性に優れ、高密度
記録に適する磁気記録媒体を提供することにある。
[前記問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決するために、この発明者か鋭意、検討
を重ねた結果、磁性層中に特定の脂肪酸エステルと特定
のカーボンブラックとを含有する磁気記録媒体は、耐久
性および走行性に優れ、高密度記録に適することを見出
してこの発明に到達した。すなわち、この発明の構成は
、非磁性支持体上に強磁性合金粉末と結合剤とを含有す
る磁性層を設けてなる磁気記録媒体において、前記磁性
層が2−エチルヘキシルパルミテート、2−エチルヘキ
シルミリステートおよび2−エチルヘキシルステアレー
トの3種より選ばれた少なくとも1種の脂肪酸エステル
とブチルステアレートと。
カーボンブラックとを含有し、かつ前記カーボンブラッ
クがBET法による比表面積が15〜80m”/gであ
り、DBP給油量が110〜250rrJLであり、平
均粒径が40〜70mpであることを特徴とする磁気記
録媒体である。
この発明の磁気記録媒体を構成する非磁性支持体と磁性
層とにつき、以下に説明する。
(非磁性支持体) 前記非磁性支持体を形成する素材としては、例えばポリ
エチレンテレフタレートおよびポリエチレン−2,6−
ナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、セルローストリアセテートおよびセ
ルロースダイアセテート等のセルロース誘導体、並びに
ポリカーボネートなどのプラスチックを挙げることがで
きる。さらにCu、  An、 Znなどの全屈、ガラ
ス、いわゆるニューセラミック(例えば窒化ホウ素、炭
化ケイ素等)等の各種セラミックなども使用することか
できる。
前記非磁性支持体の形態については特に制限はなく、テ
ープ状、シート状、カード状、ディスク状、ドラム状等
いずれであってもよく、形態に応じて、また、必要に応
して種々の材料を選択して使用することができる。
これらの支持体の厚みはテープ状あるいはシート状の場
合には1通常、3〜1100B、好ましくは5〜50I
Lmである。また、ディスク状、カート状の場合には1
通常、30〜1100Bである。さらにドラム状の場合
はに円筒状とする等、使用するレコーダーに対応させた
形態とすることかできる。
前記非磁性支持体の磁性層が設けられていない而(′A
面)には、磁気記録媒体の走行性の向上、帯電防止およ
び転写防止などを目的として、バックコート層を設けて
もよい。
また、非磁性支持体の磁性層が設けられる面には、磁性
層と非磁性支持体との接着性の向上等を目的として、中
間層(例えば接着剤層)を設けることもできる。
(磁性層) 前記非磁性支持体上には、前記磁性層が設けられている
前記磁性層は、前記強磁性合金粉末を結合剤中に分散し
てなる層である。
前記強磁性合金粉末としては、たとえばFe−A1合金
粉末、Fe−へ文−P合金粉末、Fe−N1−Go合金
粉末、Fe−Mn−Zn合金粉末、Fe−Ni−Zn合
金粉末。
Fe−Go−Ni−Cr合金粉末、Fe−Go−Ni−
P合金粉末、Co−Ni合金粉末およびGo−P合金粉
末等、Fe、 Xi、Go等の強磁性金属を主成分とす
る強磁性合金粉末などが挙げられる。
前記強磁性合金粉末のBET法による比表面積は35m
”71以上であり、好ましくは45〜80m2/gであ
る。この比表面積が35m”/g未満であると、磁気記
録媒体の電磁変換特性が十分でないことがある。
前記強磁性合金粉末の形状については特に制限はなく、
例えば、針状、球状あるいは楕円体状などのものを使用
することかできる。
上記結合剤には、たとえば従来より磁気記録媒体に用い
られている熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、
電子線照射硬化型樹脂またはこれらの混合物などを使用
することができる。
上記熱可塑性樹脂としては、たとえば塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体
、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸
エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エス
テル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−エ
チレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポリ弗化ビニ
ル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アク
リロニトリル−ブタジェン共重合体、ポリアミド樹脂、
ポリビニルノチラール、セルロース誘導体(セルロース
アセテートブチレート)、セルロースダイアセテート、
セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート
、ニトロセルロース等)、スチレンブタジェン共重合体
、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテルアクリル酸
エステル共重合体、アミノ樹脂および合成ゴム系の熱可
塑性樹脂などを挙げることができる。
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
上記熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、たとえば
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル
樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、メタクリ
ル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマーの混合
物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの混
合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール
/高分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシア
ネートの混合物およびポリアミン樹脂などが挙げられる
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
上記電子線照射硬化型樹脂としては、たとえば無水マレ
イン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ、エポキシアク
リルタイプ、ポリエステルアクリルタイプ、ポリエーテ
ルアクリルタイプ、ポリウレタンアクリルタイプ、ポリ
アミドアクリルタイプ等の不飽和プレポリマー:エーテ
ルアクリルタイプ、ウレタンアクリルタイプ、エポキシ
アクリルタイプ、燐酸エステルアクリルタイプ、アリー
ルタイプおよびハイドロカーボンタイプ等の多官tgモ
ノマーなどが挙げられる。
これらは1!!i独で使用しても良いし、2種以上を組
み合せて使用しても良い。
この発明においては、上記の各種樹脂をそのまま使用し
て結合剤としても良いが、さらに、上記の各種樹脂と共
に硬化剤を用いて結合剤としても良い。
上記硬化剤としては、たとえばポリイソシアネート化合
物(例、トリレンジイソシアネート、4.4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサ
ンジイソシアネートおよびこれらのポリイソシアネート
化合物と3価ポリオールとの付加体、ジイソシアネート
の5量体、トリレンジイソシアネート3モルとトリメチ
ロールプロパン1モルの付加体、メタキシリレンジイソ
シアネート3モルとトリメチロールプロパン1モルの付
加体、トリレンジイソシアネートの5¥L体)などが挙
げられる。
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
前記磁性層における前記強磁性合金粉末と上記結合剤(
上記硬化剤を使用する場合には、硬化剤を含む)との配
合割合は、前記強磁性合金粉末100重量部に対して、
通常、結合剤5〜400重量部、好ましくは10〜20
0重量部である。結合剤の配合量が多すぎると、結果的
に強磁性粉末の配合量が低くなり磁気記録媒体の記録密
度が低下することかあり、少なすぎると、磁性層の強度
が低下して磁気記録媒体の走行耐久性が減退することが
ある。
この発明において重要な点の一つは、前記磁性層が、2
−エチルヘキシルパルミテート、2−エチルヘキシルミ
リステートおよび2−エチルヘキシルステアレートの3
種より選ばれた少なくとも1種のIM肋酸エステルとブ
チルステアレートと、カーボンブラックとを含有するこ
とにある。
前記2−エチルヘキシルパルミテート、2−エチルヘキ
シルミリステートおよび2−エチルヘキシルステアレー
トは、それぞれ、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステア
リン酸と2−エチルヘキシルアルコールとを、硫酸、イ
オン交換樹脂などの酸性触媒によりエステル化して得ら
れるものである。
これらの2−エチルヘキシルパルミテート、2−エチル
ヘキシルミリステートおよび2−エチルヘキシルステア
レートは1種単独で使用しても良いし、2種以上を併用
しても良い。
前記ブチルステアレートは、たとえばステアリン酸また
はステアリン酸とパルミチン酸との混合脂肪酸とブチル
アルコールとを硫酸、イオン交換樹脂などの酸性触媒に
よりエステル化して得られるものである。
前記脂肪酸エステルの前記強磁性合金粉末に対する配合
割合は、前記強磁性合金粉末100重量部に対して、通
常、0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜2重量部で
ある。この配合割合が0.1重量部未満であると、充分
な耐久性の向上が図れないことかある。一方、5重量部
を超えると、磁性テープにした場合の粉落ちが多くなっ
たり、摩擦係数が高くなって例えばビデオデツキでの走
行中に回転へウド等の摺動部材に張りつき易くなること
がある。
前記カーボンブラックは、BET法による比表面積か1
5〜80m 2/ gであり、DBP給油量が110〜
250m交であり、平均粒径が40〜70m棒である。
前記比表面積が前記範囲を外れると、潤滑特性か充分に
向上しないことかある。
前記DBP給油量が110 m見未満であると、耐久性
の向上が充分に図れないとともに磁気記録媒体の電磁変
換特性の低下を招くことがある。−方、250m愛を超
えると、磁性塗料にしたときの塗料の粘度が増大し、前
記強磁性合金粉末の分散性の低下を招くことがある。
前記平均粒径が40〜70mILの範囲を外れると、前
記カーボンブラックの固体潤滑剤としての機能が損なわ
れ、磁気記録媒体の走行耐久性の低下を招くことがある
前記カーボンブラックの前記強磁性合金粉末に対する配
合割合は1強磁性合金粉末100重量部に対して、通常
、0.1〜lO重量部、好ましくは0.1〜6重量部で
ある。この配合割合か0.1重量部未満であると、磁性
層の潤滑特性が充分に向上しないことがある。一方、 
10重量部を超えると磁性層の電磁変換特性の低下を招
くことかある。
前記ブチルステアレートとこの発明で使用する2−エチ
ルヘキシルパルミテート、2−エチルヘキシルミリステ
ートおよび2−エチルヘキシルステアレートの3種より
選ばれた少なくとも1種の脂肪酸エステルとの配合比は
、(ブチルステアレート):(ブチルステアレート以外
の脂肪酸エステル)との重量比で、通常、95:5〜5
:95、好ましくは80:20〜20:80で、ある、
前記ブチルステアレートとブチルステアレート以外の脂
肪酸エステルとの配合比かこの範囲を外れると、低温低
湿条件下もしくは高温高湿条件下での耐久性が充分に向
上しないことがある。
前記磁性層には、前記強磁性合金粉末、結合剤、脂肪酸
エステルおよびカーボンブラックの他に、研磨剤3よび
帯電防止剤を配合することができる。
上記研磨剤としては、たとえば酸化アルミニウム、酸化
チタン(TiOlTie、 )、酸化ケイ素(Sin。
5102)、窒化ケイ素、酸化クロムおよび炭化ホウ素
等の無機粉末並びにベンゾグアナミン樹脂粉末、メラミ
ン樹脂粉末およびフタロシアニン化合物粉末等の有機粉
末が挙げられる。
上記研磨剤の平均粒子径は、通常、0.1〜1.0pm
である。
また、これらの研磨剤の配合量は、前記強磁性合金粉末
100重量部に対して1通常、0.5〜20重量部であ
る。
一ヒ記帯電防止剤としては、たとえばグラファイト、カ
ーボンブラック、酸化錫−酸化アンチモン系化合物、酸
化錫−醸化チタン−酸化アンチモン系化合物、カーボン
ブラックグラフトポリマー等の導電性粉末;サポニンな
どの天然界面活性剤:アルキレンオキサイド系、グリセ
リン系、グリシドール系等のノニオン界面活性剤:高級
アルキルアミン類、第4級とリジン、その他の複素環類
、ホスホニウムおよびスルホニウム類等のカチオン界面
活性剤:カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル
基、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性
剤ニアミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコー
ルの硫酸および燐酸エステル類等の両性界面活性剤など
が挙げられる。
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
上記帯電防止剤の配合量は、前記強磁性合金粉末100
重量部に対して、通常、0.5〜20重量部である。
なお、上記帯電防止剤あるいは後述の分散剤等は、単独
の作用のみを有するものではなく、たとえば、−の化合
物が潤滑剤および帯電防止剤として作用する場合がある
したかって、この発明における上述の分類は主な作用を
示したものであり、分類された化合物の作用が分類に示
す作用によって限定されるものではない。
以上の構成からなる前記磁性層の恒磁力は、通常、10
000 e以上、好ましくは14000 e以上である
次に、この発明の磁気記録媒体を製造する方法について
説明する。
(製造方法) この発明の磁気記録媒体は、前記強磁性合金粉末、結合
剤などの磁性層形成成分を溶媒に混線分散して磁性塗料
を調製した後、得られた磁性塗料を前記非磁性支持体上
に塗布および乾燥することにより製造することができる
磁性層形成成分の混練・分散に使用する溶媒としては、
たとえばアセトン、メチルエチルケトン(MEK) 、
メチルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロヘキ
サノン等のケトン系:メタノール、エタノール、プロパ
ツールおよびブタノール等のアルコール系;酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸プロピル
およびエチレングリコールモノアセテート等のエステル
系;ジエチレングリコールジメチルエーテル、2−エト
キシエタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル系:ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳
香族炭化水素;メチレンクロライド、エチレンクロライ
ド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリ
ンおよびジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素など
を使用することができる。
磁性塗料成分の組成混練にあたっては、前記強磁性合金
粉末およびその他の磁性塗料成分を、同時にまたは個々
に順次混線機に投入する。たとえば、まず分散剤を含む
溶液中に前記磁性粉を加え、所定時間混練した後、残り
の各成分を加えて、ざらに混練を続けて磁性塗料とする
混線分散にあたっては、各種の混線機を使用することが
できる。この混線機としては、たとえば二本ロールミル
、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、サイドグ
ラインダー、Sqegvariアトライター、高速イン
ペラー分P!l111、高速ストーンミル、高速度衝撃
ミル、デイスパーニーダ−1高速ミキサー、ホモジナイ
ザー、超音波分散機などが挙げられる。
なお、前記強磁性合金粉末の混線分散には、分散剤を使
用することができる。
上記分散剤としては、たとえばレシチン、燐酸酸エステ
ル、アミン化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸アミ
ド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド、スルホ
コハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性剤
等およびこれらの塩、陰性有機基(例えば−Coo)l
 、 −PO3H)重合体分散剤の塩などが挙げられる
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
上記分散剤の添加量は、前記強磁性合金粉末100重量
部に対して、通常、1〜20重量部である。
このようにして調製した磁性層形成成分の塗布液は、公
知の方法により、非磁性支持体上に塗布される。
この発明において利用することのできる塗布方法として
は、たとえばグラビアロールコーティング、マイヤーバ
ーコーティング、ドクターブレードコーティング、リバ
ースロールコーティング、デイツプコーティング、エア
ーナイフコーティング、カレンダーコーティング、スキ
ーズコーティング、キスコーティングおよびファンティ
ンコーティングなどが挙げられる。
このようにして、塗布された前記磁性層の厚みは1通常
、乾燥厚で1〜201Lmである。
こうして、磁性層形成成分を塗布した後、未乾燥の状態
で、必要により磁場配向処理を行ない。
さらに、通常はスーパーカレンダーロールなどを用いて
表面平滑化処理を行なう。
次いで、所望の形状に裁断することにより、磁気記録媒
体を得ることができる。
この発明の磁気記録媒体は、たとえば長尺状に裁断する
ことにより、ビデオテープ、オーディオテープ等の磁気
テープとして、あるいは円盤状に裁断することにより、
フロッピーディスク等として使用することができる。さ
らに1通常の磁気記録媒体と同様に、カード状1円筒状
などの形態でも使用することができる。
[実施例] 次に、この発明の実施例および比較例を示し、この発明
についてさらに具体的に説明する。なお、以下に記載す
る実施例および比較例において、「部」は「重量部」を
表わすものとする。
(実施例1) 以下に示す組成の磁性層組成物と多官涜イソシアネート
3重量部とな混合分散して磁性塗料を調製した。
Fe−A交系強磁性合金粉末      100部[比
表面積40寵”/g(BET値)]塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体  13部ポリウレタン樹脂      
    7部α−A文20□        5部 ミリスチン酸            1部ブチルステ
アレート        0.5部2−エチルヘキシル
ミリステート  0.5部レシチン         
     3部カーボンブラック          
1部[比表面積35膳”/g(BET値)、平均粒子径
=53謹 終、DBP給油量:180■立/long 
  ]シシフへキサノン         130部ト
ルエン              70部得られた磁
性塗料を、厚み1Gpmのポリエチレンテレフタレート
非磁性支持体上に塗布した後。
磁性塗料が未乾燥の状態で磁場配向処理を行い、さらに
乾爆を行なってからスーパーカレンダーにかけて表面平
滑化処理を行い、乾燥厚3ILmの磁性層を形成した。
次に、下記の組成からなるバックコート塗料組成物をボ
ーミルで5時間分散処理し、上記の磁性層を有する支持
体の裏面に乾燥厚が0.51Lmとなるように塗布乾燥
してバックコート層を形成し。
広幅の磁気テープを作製した。
カーボンブラック         50部ニトロセル
ロース         20部ポリウレタン樹脂  
        20部ポリイソシアネート     
    10部メチルエチルケトン        2
00部トルエン             200部得
られた広幅の磁気テープを8ms幅に裁断して81膳ビ
デオ用テープにした。
この8■ビデオ用テープにつき、諸性性を測定した。
結果を第1表に示す。
なお、それぞれの特性については次のようにして測定し
た。
S擦係数:走行性試験機[横浜システム輛製]を使用し
、4mrlφクロムピ ンに対する1tiJII係数を測定した。
スチル耐久性;温度5℃、湿度30%および温度40℃
、湿度80%のそれぞれの条 件下で、8■1ビデオテープレコー ダー[ソニー■製、 rEVS−700,]を使用して
、スチルモードでの再 主出力が初期値に比較して2.0dB 低下するまでの時間を分単位て測 定した。
全長録画・再生テスト:温度5℃、湿度30%および温
度40℃、湿度80%のそれ ぞれの条件下で、8■ビデオテー プレコーダー[ソニー■製、rEVS−700、]を使
用して、8mmビデオ用テープの全長にわたって録画お
よ び再生を繰り返し、ヘッドの目詰 りが発生するまでの走行回数を測 定した。なお、走行回数は録画お よび再生で1回とした。
(実施例2) 前記実施例1において、2・−エチルヘキシルミリステ
ートに代えて、2−エチルヘキシルパルミテートを使用
したほかは、前記実施例1と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(実施例3) 前記実施例1において、2−エチルヘキシルミリステー
トに代えて、2−エチルヘキシルステアレートを使用し
たほかは、前記実施例1と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(実施例4) 前記実施例1において、2−エチルヘキシルミリステー
ト0.5部に代えて、2−エチルヘキシルミリステート
0.3部と2−エチルヘキシルパルミテート0.2部と
を使用したほかは、前記実施例1と同様にして実施した
結果を第1表に示す。
(実施例5) 前記実施例1において、ブチルステアレートの使用量を
O,S ?!&から0.3部に代えるとともに、2−エ
チルヘキシルミリステートの使用量を0.5部から0.
7部に代えたほかは、前記実施例1と同様にして実施し
た。
結果を第1表に示す。
(実施例6) 前記実施例1において、ブチルステアレートの使用量を
0.5部から0.7部に代えるともに、2−エチルヘキ
シルミリステートの使用量を0.5部から0.3部に代
えたほかは、前記実施例1と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(比較例1) 重犯実施例1において、ブチルステアレートの使用量を
0.5部から1部に代えるとともに、2−エチルヘキシ
ルミリステートを使用しなかつたはかは、前記実施例1
と同様にして8mmビデオ用テープを作製し、この81
■ビデオ用テープについて諸特性を測定した。
結果を第1表に示す。
(比較例2) 前記比較例1において、プチルエテアレートに代えて、
2−エチルヘキシルミリステートを使用したほかは、前
記比較例1と同様にして8mmビデオ用テープを作製し
、この81ビデオ用テープについて諸特性を測定した。
結果を第1表に示す。
(比較例3) 前記比較例2において、2−エチルヘキシルミリステー
トの使用量をtfiか62部に代えたほかは、前記比較
例2と同様にして8■ビデオ用テープを作製し、この8
鳳■ビデオ用テープについて諸特性を測定した。
結果を第1表に示す。
(比較例4) 重犯実施例1において、BET法による比表面積か35
m2/gてあり、平均粒子径が53mμであり、かつD
BP給油量が180m見ハ[lOgであるカーボンブラ
ックに代えて、BET法による比表面積か140127
gてあり、平均粒子径か19mJLであり、かつDBP
給油量か114tJL /100gであるカーボンブラ
ックを使用したほかは、前記実施例1と同様にして81
ビデオ用テープを作製し、この8■ビデオ用テープにつ
いて諸特性を測定した。
結果を第1表に示す。
(比較例5) 前記比較例4において、ブチルステアレートの使用量を
0.5部から1部に代えるとともに、2−エチルヘキシ
ルミリステートを使用しなかったほかは、前記比較例4
と同様にして8■ビデオ用テープを作製し、この8部膳
ビデオ用テープについて諸特性を測定した。
結果を第1表に示す。
(本質、以下余白) (評価) 以北の実施例および比較例から以下のことを確認した。
■  実施例1〜6のようにこの発明で使用される範囲
のカーボンブラックと、ブチルステアレートと、2−エ
チルヘキシルパルミテート。
2−エチルヘキシルミリステートおよび2−エチルヘキ
シルステアレートの3種のうちの少なくとも1種を含有
したテープは、摩擦係数が低く、また、低温低湿、高温
高湿といった過酷な条件下でも優れたスチル耐久性およ
び走行耐久性を示す。
■  使用する脂肪酸エステルをブチルステアレートの
みとした場合には、逆に、高温高湿下ての耐久性が不良
となり、また、ビデオテープレコーダの停止状態から、
録画あるいは再生状態に移行するときにテープとヘッド
ドラムとの間に張りつきを起こしやすくなる。
■  ブチルステアレートと2−エチルヘキシルミリス
テートとを併用した場合ても、使用するカーボンブラッ
クかこの発明で使用されるカーボンブラックの範囲を逸
脱した場合には、摩擦係数の上昇を招き、スチル耐久性
、走行耐久性がともに不良となる。
■  この発明で使用される範囲を逸脱したカーボンブ
ラックを使用するとともに脂肪酸エステルとしてブチル
ステアレートのみを使用した場合には、a!擦係数が極
端に高くなり、スチル耐久性および走行耐久性の悪化か
著しい。
[発明の効果] この発明によると、 (1)  強磁性合金粉末の分散性の低下を招くことな
く良好な潤滑特性をもたらす特定の脂肪酸エステルと特
定のカーボンブラックとを磁性層中に含有するのて、摩
擦係数を小さくすることができ、スチルライフが良好で
あるとともに、所謂瞬間ヘット目詰まりやドロップアウ
トが起きにくく、(2)シたかって、耐久性および走行
性に優れ、高密度記録用の磁気記録媒体として好適に利
用することができる、 等の種々の利点を有する磁気記録媒体を提供することが
てきる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に強磁性合金粉末と結合剤とを含
    有する磁性層を設けてなる磁気記録媒体において、前記
    磁性層が2−エチルヘキシルパルミテート、2−エチル
    ヘキシルミリステートおよび2−エチルヘキシルステア
    レートの3種より選ばれた少なくとも1種の脂肪酸エス
    テルとブチルステアレートと、カーボンブラックとを含
    有し、かつ前記カーボンブラックがBET法による比表
    面積が15〜80m^2/gであり、DBP給油量が1
    10〜250mlであり、平均粒径が40〜70mμで
    あることを特徴とする磁気記録媒体。
JP30403987A 1987-12-01 1987-12-01 磁気記録媒体 Pending JPH01146124A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5776596A (en) * 1995-11-22 1998-07-07 Kao Corporation Magnetic recording medium having a magnetic layer and intermediate layer each containing a specified fatty acid and fatty acid ester

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US5776596A (en) * 1995-11-22 1998-07-07 Kao Corporation Magnetic recording medium having a magnetic layer and intermediate layer each containing a specified fatty acid and fatty acid ester

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