JPH0440622A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0440622A
JPH0440622A JP14947690A JP14947690A JPH0440622A JP H0440622 A JPH0440622 A JP H0440622A JP 14947690 A JP14947690 A JP 14947690A JP 14947690 A JP14947690 A JP 14947690A JP H0440622 A JPH0440622 A JP H0440622A
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JP14947690A
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Shozo Kikukawa
省三 菊川
Hidenori Murata
秀紀 村田
Katsuyuki Takeda
竹田 克之
Isamu Michihashi
勇 道端
Nobuyuki Sekiguchi
関口 伸之
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気記録媒体に関する。さらに詳しく言うと、
高画質で画像を再生することかできる優れた磁気特性お
よび耐久性を有する磁気記録媒体に関する。
[従来技術と発明か解決しようとする課題]一般に、た
とえば磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁気
記録媒体は、磁性粉、バインダー樹脂等からなる磁性塗
料を支持体上に塗布、乾燥することによって製造される
そして、近年においてはたとえば高画質および/または
高音質ての記録、再生を行なうことのてきる、いわゆる
磁気特性の優れた磁気記録媒体か望まれている。
高い磁気特性を持たせるには磁性層における最大磁束密
度を大きくするのか良く、そのために磁性粉の配合量を
多くすれば良い、しかしながら、そうすると磁性層の耐
久性か悪化すると言う新たな問題点か発生する。
また、耐久性のある磁気記録媒体においては磁気特性か
向上しないと言う問題もあり、磁気特性と耐久性とは互
いに相反する性質として認識され、この両方の特性を共
に満たす磁気記録媒体はいまたないと言っても過言ては
ない。
本発明の目的は、磁気特性および耐久性共に優れた磁気
記録媒体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するための本発明は、非磁性支持体上に
、飽和磁束密度か3,000ガウス以上であると共にヤ
ング率が700 k g/mm”以上である磁性層を備
えてなることを特徴とする磁気記録媒体である。
本発明で重要なことは、非磁性支持体上に形成された磁
性層の飽和磁束密度が3.00(]ガウス以上、好まし
くは3,200〜:l、500ガウスてあり、磁性層の
ヤング率が700kg/mm2以上、好ましくは800
〜1,000 kg/ms”である。
磁性層の飽和磁束密度およびヤング率が前記範囲内にあ
るとき、そのような磁性層を有する磁気記録媒体は磁気
特性および耐久性か共に優れ、バランスの取れたものに
なる。一方、磁性層のヤング率が前記範囲内にあっても
飽和磁束密度が前記範囲を外れていたり、飽和磁束密度
が前記範囲内にあってもヤング率が前記範囲を外れてい
ると、磁気特性および耐久性が共に低下する。
ここで、磁性層の飽和磁束密度は、たとえば振動試料型
磁力計により測定することができる。
磁性層のヤング率は、動的弾性率てあり、非共振強制振
動法により測定することかてきる。なお、さらに詳細な
測定法は後述する実施例により明らかになる。
このような特性を有する磁性層は、以下の強磁性粉末と
結合剤とを適宜に選択することにより形成することかで
きる。
一強磁性金属磁性粉一 前記強磁性粉末としては、Fe、Ni、Coをはじめ、
Fe−AM系、Fe−An−Ni系、Fe−Al−Co
系、Fe−Ni−5i系、Fe−AM−Zn系、Fe−
Ni−Co系、Fe−M n −Z n系、Fe−Ni
系、F e −N i −A n系、Fe−Ni−Zn
系、Fe−Ni−Mn系、Fe−Co−N1−P系、C
o−Ni系、Fe、Ni、Co等を主成分とするメタル
磁性粉等の強磁性粉か挙げられる。
なかでも、耐蝕性および分散性の点て特にFe−AM、
F e −A l −N i 、 F e −A 文−
Z n、Fe−AM−Co、Fe−Ni、Fe−Ni 
−Al、Fe−Ni−Zn、Fe−N1−Al−3i−
Zn、Fe−N1−An−3i −Mnの系のメタル磁
性粉か好ましい。
こうしたメタル磁性粉は飽和磁化、保磁力か大きく、高
密度記録に優れている。
この強磁性粉末は、そのσ値か120〜140e m 
u / g、特に125〜135 e m u / g
 テあるのが好ましい0強磁性粉末のσ値か前記範囲内
にあると、残留磁束密度が高く、出力か高くなって好ま
しく、逆に+20emu/g未満であると残留磁束密度
か低く、十分な出力が出なくなり、 140e m u
 / gを越えると、磁性粉の耐蝕性が急速に悪化して
好ましくないことかある。
また、比表面積(BET値)が40m2/g以上のメタ
ル磁性粉を用いると、高密度記録に有利てあり、S/N
比等に優れた磁気記録媒体を構成することかできる。
また、前記磁性粉の形状については、微細なものてあれ
ば特に制限はなく、例えば、針状、球状あるいは楕円体
状などのものをいずれも使用することができる。もっと
も、低周波信号の記録に好ましいのは、針状の磁性粉で
ある。
磁性粉の配合量は、磁性層におけるバインダ樹脂に対し
て、通常300〜700重量%、好ましくは400〜6
00重量%である。
一結合剤一 磁性層を形成することのてきる結合剤としては、たとえ
ば従来より磁気記録媒体に用いられている熱可塑性樹脂
、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂ま
たはこれらの混合物などを使用することかてきる。
上記熱可塑性樹脂としては、たとえば塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体
、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸
エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エス
テル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−エ
チレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポリ弗化ビニ
ル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アク
リロニトリル−ブタジェン共重合体、ポリアミド樹脂、
ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロース
アセテートブチレート)、セルロースダイアセテート、
セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート
、ニトロセルロース等)、スチレンブタジェン共重合体
、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテルアクリル酸
エステル共重合体、アミノ樹脂および合成ゴム系の熱可
塑性樹脂などを挙げることかできる。
これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合わせて使用しても良い。
上記熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、たとえば
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル
樹脂とインシアネートプレポリマーの混合物、メタクリ
ル酸塩共重合体とシイソシアネートプレボリマーの混合
物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートとの
混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコー
ル/高分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシ
アネートの混合物およびポリアミン樹脂などが挙げられ
る。
これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合せて使用しても良い。
上記電子線照射硬化型樹脂としては、たとえば無水マレ
イン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ、エポキシアク
リルタイプ、ポリエステルアクリルタイプ、ポリエーテ
ルアクリルタイプ、ポリウレタンアクリルタイプ、ポリ
アミドアクリルタイプ等の不飽和プレポリマー;エーテ
ルアクリルタイプ、ウレタンアクリルタイプ、エポキシ
アクリルタイプ、燐酸エステルアクリルタイプ、アリー
ルタイプおよびハイドロカーボンタイプ等の多官能上ツ
マ−などが挙げられる。
これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合せて使用しても良い。
この発明においては、上記の各種樹脂をそのまま使用し
て結合剤としても良いが、さらに、上記の各種樹脂と共
に硬化剤を用いて結合剤としても良い。
上記硬化剤としては、たとえばポリイソシアネート化合
物(例、トリレンジイソシアネート、4.4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサ
ンジイソシアネートおよびこれらのポリイソシアネート
化合物と3価ポリオールとの付加体、ジイソシアネート
の5量体、トリレンジイソシアネート3モルとトリメチ
ロールプロパン1モルとの付加体、メタキシリレンジイ
ソシアネート3モルとトリメチロールプロパン1モルと
の付加体、トリレンジイソシアネートの5量体)などが
挙げられる。
これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合せて使用しても良い。
前記各種の結合剤の中でも熱可塑性樹脂か好ましく、さ
らに官能基を有する熱可塑性樹脂が好ましい。
前記官能基としては、−303M’  −0SO,M’
  −COOM’ OM’    0M2 \  / および −P=0 (たたし、式中、Mlは水素原子、またはアルカリ金属
てあり、M2およびM″′は、それぞれ水素原子、アル
カリ金属およびアルキル基のいずれかである。またM2
とM3とは、互いに異なっていても良いし、同してあっ
ても良い、) を挙げることかできる。
前記各種の結合剤の中ても、好適な結合剤としては、ス
ルホン酸基を含有するポリウレタン樹脂とスルホン酸基
を含有する塩化ビニール系樹脂との混合物を挙げること
かてき、さらにこれらの樹脂は、その平均分子量か10
,000〜20o、oooであることか好ましい。
また、この磁性層における結合剤の配合量は、磁性層全
体に対して通常10〜20重量%てあり、好ましくは1
2〜17重量%である。
この磁性層に含有させることのできる添加剤としては1
分散剤、可便剤等を挙げることがてきる。
前記分散剤として、たとえばレシチン、脂肪酸、アミン
化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸アミド、高級ア
ルコール、ポリエチレンオキサイド、スルホコハク酸、
スルホコハク酸エステル、公知の界面活性剤等およびこ
れらの塩、陰性有機基(例えば−COOH5−PO,H
)重合体分散剤の塩などを磁性層に添加することかでき
る。
これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組み
合せて使用しても良い。
前記分散剤の中でも、レシチンが好適である。
前記分散剤の添加量は磁性粉100重量部に対して、通
常、10重量部以下、好ましくは3重量部以下とするこ
とがてきる。
また、前記可塑剤として脂肪酸エステルを磁性層に添加
することかできる。この脂肪酸エステルとしては、たと
えばオレイルオレート、オレイルステアレート、イソセ
チルステアート、ジオレイルマレエート、ブチルステア
レート、ブチルパルミテート、ブチルミリステート、オ
クチルミリステート、オクチルパルミテート、アミルス
テアレート、アミルパルミテート、ステアリルステアレ
ート、アミルパルミテート、ステアリルステアレート、
ラウリルオレート、オクチルオレート、イソブチルオレ
ート、エチルオレート、イントリデシルオレート、2−
エチルへキシルステアレート、2−エチルヘキシルミリ
ステート、エチルステアレート、2−エチルへキシルパ
ルミテート、イソプロピルパルミテート、イソプロピル
ミリステート、ブチルラウレート、セチル−2−エチル
へキサレート、ジオレイルアジペート、ジエチルアジペ
ート、ジイソブチルアジペート、ジイソデシルアジベー
トなどが挙げられる。これらの中でも、特に好ましいの
はブチルステアレート、ブチルパルミテートである。前
記種々の脂肪酸エステルは一種単独で使用しても良いし
、二種以上を混合して使用しても良い。
前記脂肪酸エステルの添加量は、前記磁性粉100重量
部に対して、通常、0.5〜10重量部、好ましくは、
1〜5重量部とすることができる。
このように脂肪酸等の分散剤や脂肪酸エステル等の可塑
剤の添加量を少なくすると、特に高温高湿下における磁
気記録媒体の走行耐久性を向上させることかてきる。
一磁性層一 この磁性層は前記結合剤と前記強磁性粉末とから形成さ
れる。
この磁性層中における前記強磁性粉末の配合量は、磁性
層全体に対して通常60〜80重量%、好ましくは70
〜75重量%である0強磁性粉末の含有量が前記60重
量%未満では、たとえば高画質の画像が再生の繰返しに
より次第に劣化することかあるので好ましくない。
また前記結合剤の配合割合は、磁性層全体に対して通常
10〜20重量%、好ましくは12〜17重量%である
。結合剤の配合割合か前記10重量%未満であると磁性
層のヤング率が低下するし、また20重量%を越えると
飽和磁束密度の低下を生じて好ましくない。
本発明においては本発明の目的を阻害しない範囲でこの
磁性層中に、潤滑剤(例えばシリコーンオイル、グラフ
ァイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭素
原子数12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばステアリン
酸)と炭素原子数か3〜26個の一価のアルコールから
なる脂肪酸エステル等)等を添加してよい。
また、非磁性研磨材粒子も添加して良く、これにはアル
ミナ(α−A120z(コランダム)等)人造コランダ
ム、溶融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、ダイヤモ
ンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリー(主成分
:コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。
この研磨材の含有量は磁性粉に対して20重量部以下か
好ましく、またその平均粒子系は0.5 pm以下かよ
く1、特に0.4gm以下か好ましい。
また、この磁性層には帯電防止剤としてカーボンブラッ
クを配合しても良い。磁性層にカーボブラックを配合す
ることにより、磁性層の表面電気抵抗を十分に低下でき
、磁性層におけるメタル磁性粉の充填密度や分散性か向
上するとともに、帯電電荷の放電時のノイズの発生、塵
埃付着によるドロップアウトを防止することかできる。
このカーボンブラックとしては、例えばコロンビアカー
ボン日本社のコンダクテックス(Conductex)
975 (比表面積250 m ” / g、粒径24
mp)。
コンダクテックス900(比面積125 m2/ g、
粒径27m終)、コンダクテックス40−220  (
粒径20mIL)、コンダクテックスSC(粒径20m
g)、キャボット社製のパルカン((:abot Vu
lcan) X C−72(比表面積254 m2/ 
g 、粒径30mJL)、パルカンP(粒径20mIL
)、ラーベン1040.420、ブラックパールズ20
00 (粒径15m終)、三菱化成−製の#44等の導
電性カーボンブラックが挙げられる。
このカーボンブラックはその吸油量が90m!(DBP
)/ 100 g以上であるとストラフチャー構造をと
り易く、より高い導電性を示すので望ましい。
一非磁性支持体一 磁気記録媒体における非磁性支持体の形成材料としては
、たとえばポリエチレンテレフタレートおよびポリエチ
レン−2,6−ナフタレート等のポリエステル類;ポリ
プロピレン等のポリオレフィン類;セルローストリアセ
テートおよびセルロースダイアセテート等のセルロース
誘導体;ならびにポリカーボネートなどのプラスチック
を挙げることがてきる。さらにCu、An、Znなどの
金属、ガラス、いわゆるニューセラミック(例えば窒化
ホウ素、炭化ケイ素等)等の各種セラミックなども使用
することができる。
非磁性支持体の形態については特に制限はなく、テープ
状、シート状、カード状、ディスク状、ドラム状等いず
れてあってもよく、形態に応じて、また、必要に応して
種々の材料を選択して使用することがてきる。
支持体の厚みはテープ状あるいはシート状の場合には、
通常、3〜100μm、好ましくは5〜50Bmである
。また、ディスク状、カート状の場合には、通常、30
〜100gmである。さらにドラム状の場合には円筒状
とする等、使用するレコーダーに対応させた形態とする
ことがてきる。
非磁性支持体における前記磁性層か設けられていない面
(裏面)には、磁気記録媒体の走行性の向上、帯電防止
および転写防止などを目的として、バックコート層を設
けてもよい。
また、非磁性支持体における前記磁性層か設けられる面
には、磁性層と非磁性支持体との接着性の向上等を目的
として、中間層(例えば接着剤層)を設けることもてき
る。
さらに、前記非磁性支持体と磁性層の間に、前記結合剤
と前記カーボンブラックとを混合して導電性層を設ける
こともてきる。導電性層を設けることにより、磁性層の
表面電気抵抗を十分に低下させることかでき、磁性層に
おける磁性粉の充填密度や分散性か向上するとともに、
帯電電荷の放電時のノイズの発生、塵埃付着によるドロ
ップアウトを防止することかできる。
導電性層は、更に潤滑剤等を含有していてもよい、この
層のカーボンブラックは平均粒径10〜50mμ(好ま
しくは20〜40mJL)、添加量は結合剤100重量
部に対して10〜300重量部(更には50〜150重
を部)かよい。
非磁性支持体と磁性層の間に非磁性層を介在させること
もてきる。この非磁性層は前記結合剤を使用して形成さ
れ、この非磁性層を介して磁性層の非磁性支持体に対す
る接着性を向上させることかてきる。このために、媒体
材料のスリッティング等によって磁性層−非磁性支持体
間の剥離で磁性粉か剥落することを防止することかてき
、また磁気記録媒体の走行時における粉落ちも十分に防
止することができるのて、ドロップアウトを激減させ、
前記の表面性の向上と併せて媒体の性能を大きく向上さ
せることかできる。
一磁気記録媒体の製造 本発明の磁気記録媒体は、前記磁性粉、結合剤等を含有
する磁性層用組成物を溶媒に混線分散して磁性塗料を調
製した後、この磁性塗料を前記非磁性支持体上に塗布お
よび乾燥することにより製造することかできる。
磁性層用組成物の混線・分散に使用する溶媒としては、
たとえばアセトン、メチルエチルヶトン(MEK) 、
メチルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロヘキ
サノン等のケトン系:メタノール、エタノール、プロパ
ツールおよびブタノール等のアルコール系:酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸プロピル
およびエチレングリコールモノアセテート等のエステル
系ニジエチレングリコールジメチルエーテル、2−エト
キシエタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル系;ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳
香族炭化水素:メチレンクロライト、エチレンクロライ
ド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリ
ンおよびジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素など
を使用することがてきる。
磁性層用組成物の混線にあたっては、前記磁性粉および
その他の磁性塗料成分(以下、これらを原料と呼ぶこと
がある。)を、同時にまたは順次に混線機に投入する。
混線分散にあたっては、各種の混線機を使用することが
できる。この混線機としては、たとえば二本ロールミル
、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、サイトグ
ラインダー、Sqegvariアトライター、高速イン
ペラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、デ
イスパーニーダ−1高速ミキサー、ホモジナイザー、超
音波分散機などが挙げられる。
このようにして調製した磁性塗料は、公知の方法により
、非磁性支持体上に塗布される。
本発明において利用することのてきる塗布方法としては
、たとえばグラビアロールコーティング、マイヤーバー
コーティング、ドクターブレードコーティング、リバー
スロールコーティング、デイツプコーティング、エアー
ナイフコーティング、カレンダーコーティング、スキー
ズコーティング、キスコーティングおよびファンティン
コーティングなどが挙げられる。
磁性塗料を非磁性支持体の表面に塗布した後は、一般に
、未乾燥の状態にある塗膜に磁場配向処理を施し、さら
にスーパーカレンターロールなどを用いて表面平滑化処
理を施すと、原反を得ることかてきる。
こうして、磁性塗料を非磁性支持体上に塗布した後、未
乾燥の状態て、必要により磁場配向処理を行ない、さら
に、通常はスーパーカレンダーロールなどを用いて表面
平滑化処理を行なう。
次いて、所望の形状に裁断することにより、磁気記録媒
体を得ることかてきる。
次に、本発明の磁気記録媒体の好適な製造例を、図面を
示しながらさらに具体的に説明する。
即ち、本発明は、前記結合剤と加圧コーターを組合せて
、磁性層における磁性粉の分散を良好にするとともに、
磁性粉の密度を高くすることかてきる。
第1図は前記加圧コーターの一態様を示す断面図である
。加圧コーターIOはエクストルージョン方式の押出し
コーターとして構成されていて、強磁性粉末と結合剤と
からなる磁性層形、成材料2か混線加圧されて液溜り部
3からスリット4を通して押し出され、非磁性支持体l
上に塗布される。
この場合、たとえば第1図に拡大して図示するように、
フロントエツジ面5の下流端Eにおける接線見に対し、
バックェツジ面6の一部が第1図左方へと突出している
のて、中間エツジ面7に沿って送られてきた非磁性支持
体lか下流端Eに及ぼす力は、バックェツジ面6の方へ
と磁性層形成材料を分散させるものと考えられる。従っ
て、積層した磁性層を容易に形成することかてきると共
に非磁性支持体1の走行性もよくなる。
以上のようにして加圧コーターを用いることにより分散
性結合剤と組合せて、磁性層における飽和磁束密度か大
きく、高画質の耐久性を有する磁気記録媒体か得られる
本発明の磁気記録媒体は、たとえば長尺状に裁断するこ
とにより、ビデオテープ、オーディオテープ等の磁気テ
ープとして、あるいは円盤状に裁断することにより、フ
ロッピーディスク等として使用することかてきる。さら
に、通常の磁気記録媒体と同様に、カート状、円筒状な
どの形態でも使用することかできる。
[実施例] 次に本発明の一実施例を示して本発明をさらに具体的に
説明する。
(実施例1) 官能基を有する高分散性バインダーを用いて十分に混練
した。得られた混線物をデイシルバーに移し、シクロへ
キサノン90重量部、メチルエチルケトン90重量部、
トルエン90重量部を添加、稀釈し、十分に攪拌した0
次いで、これをサンドミルにより分散した。この分散物
を濾過し、塗布直前にポリイソシアネート化合物(コロ
ネートし、日本ポリウレタン■製)5部を添加し、混合
して磁性塗料を得た。
磁l」[料m分 Fe−A文系強磁性合金粉末 (A交含有率 24重量%、 比表面積: 47m ’ / g、 抗磁力()I c ) : 12,500e )100
重量部 ポリウレタン樹脂 (東洋紡■製、U R−8,20G、 −SO3H基含有樹脂) ・・・・・・10重量部 塩化ビニル系共重合体 (日本ゼオン■製、M R110、 −5O,H基含有樹脂) ・・・・・・10重量部 酸化クロム(Cr20:+) (平均粒径: 0.38井m) ・・・・・・10重量部 カーボンブラック (平均粒子径:55nm、 BET比表面積:32m2/g。
DBP吸油量: 180 mjl/100 g )・・
・・・ 0.5重量% オレイン酸   ・・・・・・1重量部ブチルステアレ
ート・・・・・1重量部得られた磁性塗料を濾過して分
散不良成分を除去し、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(厚さ:1.5gm)の両面に、それぞれ乾燥厚か
3.5gmになるようにリバースロールコータ−を用い
て塗布し、加熱下に溶剤を除去した後、カレンダー処理
を行ない、次いで、ポリイソシアネート化合物のための
加熱硬化を行なった。
加熱硬化後、直径2インチの円盤状に打ち抜き、カセッ
トに収容して電子スチルビデオフロッピーを製造した。
この電子スチルビデオフロッピーについて下記の測定を
行ない、結果を下記第1表に示した。
測定方法は以下の通りである。
<RF比出力 ソニー■製M V R−5500を用いて、7MHzの
正弦波信号を記録し、再生RF出力を測定した。この実
施例1における再生RF出力を0.0dBとし、以下の
実施例および比較例における再生RF出力をその相対値
で示した。
再生RF出力の値か大きい程良好な電子スチルビデオフ
ロッピーであることを示す。
〈ノイズレベル〉 輛アトハンチスト製のスペクトラムアナライザーを使用
して、再生RF出力における6MHzのノイズレベルを
測定した。測定したノイズレベルを、実施例1における
電子スチルビデフロッピーのノイズレベルを0.0dB
としたときの相対値として、各実施例および比較例にお
けるノイズレベルを示した。
ノイズレベルの値か小さい程良好な電子スチルビデオフ
ロウピーであることを示す。
〈表面電気比抵抗〉 10mm幅の電極を10m m離してその間に測定試料
を挟み、表面電気比抵抗を測定した。
値が大きい程表面電気比抵抗か大きいことを示す。
〈磁気特性の測定法〉 一東英工業製の振動試料型磁力計VSM−■を使用して
測定した。最大磁場として10kOeをかけて最大磁束
密度、残留磁束密度、抗磁力を測定した。
〈磁性層のヤング率〉 磁性層のヤング率は、非共振強制振動法により動的ヤン
グ率を′測定して求めた。具体的には、■オリエンチッ
ク製のパイブロンDDV−IIEA型を使用し、振動周
波数11Hzにて温度を30〜120℃に変化させて測
定をした。先ず、フロッピーディスク自体のヤング率を
測定し、次に磁性層を溶剤で剥離して非磁性支持体のヤ
ング率を測定した。フロッピーディスクおよび非磁性支
持体の測定値から磁性層の動的ヤング率を求めた。
〈走行耐久性〉 日立制作所■製vx−soを用いて、予め画像信号を2
5トラツツクに記録した電子スチルビデオフロッピーの
スチルモードでの再生を連続して行ない、再生か3dB
低下するまての時間を測定した。
(実施例2) オーブンニーダーを加圧ニーダに代えた他は前記実施例
Iと同様に実施して電子スチルビデオフロッピーを製造
した。そして、この電子スチルビデオフロッピーについ
て前記実施例1と同様の測定を行った。
結果を第1表に示す。
(比較例1) 前記実施例1において、官能基を有する分散性結合剤の
代わりに、陰性官能基を有さない通常の結合剤を使用し
、また磁性粉の添加量を実施例1における量の10%増
しにし、またオープンニーダの代わりに加圧ニーダを使
用した他は前記実施例1と同様に実施して電子スチルビ
デオフロッピーを製造した。そして、この電子スチルビ
デオフロッピーについて前記実施例1と同様の測定を行
った。
結果を第1表に示す。
(比較例2) 前記実施例1と同し処方であるが、磁性粉の添加量を1
0%増しにし、オーブンニーダを使用せずにサントミル
だけで分散した他は前記実施例と同様に実施して電子ス
チルビデオフロッピーを製造した。そして、この電子ス
チルビデオフロッピーについて前記実施例1と同様の測
定を行った。
結果を第1表に示す。
(比較例3) 前記実施例1と同じ処方て、陰性官能基を有さない通常
の結合剤を使用し、オープンニーダて混練後、サンドミ
ルで分散した。
結果を第1表に示す。
(比較例4) 前記実施例1と同じ処方で、陰性官能基を有さない通常
の結合剤を使用し、オーブンニーダな通さずに直接サン
ドミルで分散した。
結果を第1表に示す。
第1表 [発明の効果] 本発明の磁気記録媒体は、磁性層の飽和磁束密度か大き
く、かつ抗磁力も高い。
しかも強磁性金属粉末の含有量が高く、均一に分散され
ており、ビデオなどの録画に使用する場合には高画質の
画像の耐久性がある。また機械的強度も備えて損傷する
ことが少い。特にディスクに用いるときは、内周側ての
高域出力低下、解像度の低下が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は加圧コーターの一態様を示す断面図である。 l・・・非磁性支持体、2・・・磁性層、3・・・磁性
層形成材料溜り部、4・・・スリット、10・・・加圧
コーター第1 図 手続補正書 ■、事件の表示 平成2年特許願第149476号 3、補正をする者               −事
件との関係  特許出願人 住所    東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名称
    (127)コニカ株式会社代表者 来由 高範 4、代理人 住所 氏名 東京都新宿区西新宿七丁目18番20号日生ビル6階

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に、飽和磁束密度が 3,000ガウス以上であると共にヤング率が700k
    g/mm^2以上である磁性層を備えてなることを特徴
    とする磁気記録媒体。
JP14947690A 1990-06-06 1990-06-06 磁気記録媒体 Pending JPH0440622A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6525821B1 (en) 1997-06-11 2003-02-25 Ut-Battelle, L.L.C. Acquisition and replay systems for direct-to-digital holography and holovision

Cited By (4)

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US7298532B2 (en) 1997-06-11 2007-11-20 Ut-Battelle Llc Single beam write and/or replay of spatial heterodyne holograms

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