JP2789529B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JP2789529B2 JP2789529B2 JP1315002A JP31500289A JP2789529B2 JP 2789529 B2 JP2789529 B2 JP 2789529B2 JP 1315002 A JP1315002 A JP 1315002A JP 31500289 A JP31500289 A JP 31500289A JP 2789529 B2 JP2789529 B2 JP 2789529B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気記録媒体に関し、さらに詳しく言うと、
摺動ノイズが低く、また、白濁が少ないとともにヘッド
摩耗の度合が小さく、しかも磁性層の接着性が良好であ
り、走行性、耐久性および電磁変換特性に優れた磁気記
録媒体に関する。
摺動ノイズが低く、また、白濁が少ないとともにヘッド
摩耗の度合が小さく、しかも磁性層の接着性が良好であ
り、走行性、耐久性および電磁変換特性に優れた磁気記
録媒体に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] ビデオテープ、オーディオテープ等の磁気記録媒体に
おいては、走行性、耐久性および電磁変換特性のいずれ
にも優れることが要求される。
おいては、走行性、耐久性および電磁変換特性のいずれ
にも優れることが要求される。
そして、この要求を満たすべく従来より種々の試みが
なされている。
なされている。
たとえば、ヘッド白濁を低減する目的で、磁性層のμ
K及びRrmsを規定した磁気記録媒体(特開昭62−185224
号公報参照)、磁性層中に、リン酸基を含有する塩化ビ
ニル系樹脂と官能基を有する結合剤と、平均粒径が0.1
〜0.3μmの範囲にあるアルミナを含有させてなる磁気
記録媒体(特開昭63−268118号公報参照)、あるいは前
記アルミナに代えて平均粒径が20〜120mμの範囲にある
カーボンブラックを含有させてなる磁気記録媒体(特開
昭63−275022号公報参照)などが提案されている。
K及びRrmsを規定した磁気記録媒体(特開昭62−185224
号公報参照)、磁性層中に、リン酸基を含有する塩化ビ
ニル系樹脂と官能基を有する結合剤と、平均粒径が0.1
〜0.3μmの範囲にあるアルミナを含有させてなる磁気
記録媒体(特開昭63−268118号公報参照)、あるいは前
記アルミナに代えて平均粒径が20〜120mμの範囲にある
カーボンブラックを含有させてなる磁気記録媒体(特開
昭63−275022号公報参照)などが提案されている。
しかしながら、磁性層のμK及びRrmsを規定しただけ
では、ヘッド白濁は必ずしも低減されず、却って電磁変
換特性の低下やヘッド摩耗の度合の増大を招いたりする
という問題がある。
では、ヘッド白濁は必ずしも低減されず、却って電磁変
換特性の低下やヘッド摩耗の度合の増大を招いたりする
という問題がある。
また、アルミナを添加することにより、ヘッド白濁を
解消しようとすれば、ヘッド摩耗の度合を増大を避ける
ことができないし、またカーボンブラックを添加するこ
とにより、ヘッド白濁を解消しようとすれば、電磁変換
特性の低下を避けることができないという問題がある。
解消しようとすれば、ヘッド摩耗の度合を増大を避ける
ことができないし、またカーボンブラックを添加するこ
とにより、ヘッド白濁を解消しようとすれば、電磁変換
特性の低下を避けることができないという問題がある。
さらにまた、これらのいずれの手段も磁性粉の表面を
例えばSiO2で処理して分散性を高める場合には適当では
ない。
例えばSiO2で処理して分散性を高める場合には適当では
ない。
一方、摺動ノイズを低減する目的で、たとえば磁性層
中に金属酸化物の水和物を含有させてなる磁気記録媒体
(特開平1−146129〜146131号公報等参照)や、あるい
は磁性層と支持体との接着性を高める目的で、たとえば
水との接触角が特定の値以下であるプラスチックフィル
ムを支持体に用いる磁気記録媒体(特開昭58−77030号
公報等参照)なども提案されている。
中に金属酸化物の水和物を含有させてなる磁気記録媒体
(特開平1−146129〜146131号公報等参照)や、あるい
は磁性層と支持体との接着性を高める目的で、たとえば
水との接触角が特定の値以下であるプラスチックフィル
ムを支持体に用いる磁気記録媒体(特開昭58−77030号
公報等参照)なども提案されている。
しかしながら、磁性層中に金属酸化物の水和物を含有
させてなる磁気記録媒体においては、たとえば研磨剤等
として金属酸化物を磁性層中に添加する場合に、この金
属酸化物が水和物や吸着水を含んだものであると、磁性
層塗布液の分散性が悪化し、電磁変換特性が低下してし
まうという問題がある。また、水との接触角が特定の値
以上であるとプラスチックフィルムを支持体に用いる磁
気記録媒体においては、このプラスチックフィルムの水
との接触角を特定の値以下にするために、たとえば添加
物を加えると、プラスチッフィルムの剛性の低下を招
き、その結果、磁気記録媒体の走行性や耐久性が低下し
てしまうという問題がある。
させてなる磁気記録媒体においては、たとえば研磨剤等
として金属酸化物を磁性層中に添加する場合に、この金
属酸化物が水和物や吸着水を含んだものであると、磁性
層塗布液の分散性が悪化し、電磁変換特性が低下してし
まうという問題がある。また、水との接触角が特定の値
以上であるとプラスチックフィルムを支持体に用いる磁
気記録媒体においては、このプラスチックフィルムの水
との接触角を特定の値以下にするために、たとえば添加
物を加えると、プラスチッフィルムの剛性の低下を招
き、その結果、磁気記録媒体の走行性や耐久性が低下し
てしまうという問題がある。
本発明は、前記の事情に基いてなされたものである。
すなわち、本発明の目的は、摺動ノイズが低く、また
ヘッド白濁が少ないとともにヘッド摩耗の度合が小さ
く、しかも磁性層の接着性が良好であり、走行性、耐久
性および電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を提供する
ことにある。
ヘッド白濁が少ないとともにヘッド摩耗の度合が小さ
く、しかも磁性層の接着性が良好であり、走行性、耐久
性および電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を提供する
ことにある。
[前記課題を解決するための手段] 前記課題を解決するための本発明の構成は、非磁性支
持体上に磁性層を有する磁気記録媒体において、前記磁
性層の表面ウネリ(A)、前記非磁性支持体の磁性層形
成面の表面ウネリ(B)および前記非磁性支持体の磁性
層形成面の平均突起高さ(H)が、それぞれ以下の関
係、 (A)≦0.022μm (B)≦0.020μm 0.91μm≦(H)≦0.2μm を満たすとともに、前記非磁性支持体の磁性層形成面に
おける高さが0.01μm以上である突起の個数が測定長1m
m当り200個以上であり、前記非磁性支持体の磁性層形成
面における高さが0.30μm以上である突起の個数が測定
長400mm当り500個以下であり、前記非磁性支持体の磁性
層形成面における(最大突起高さ)/(平均突起高さ)
の比が10以下であることを特徴とする磁気記録媒体であ
る。
持体上に磁性層を有する磁気記録媒体において、前記磁
性層の表面ウネリ(A)、前記非磁性支持体の磁性層形
成面の表面ウネリ(B)および前記非磁性支持体の磁性
層形成面の平均突起高さ(H)が、それぞれ以下の関
係、 (A)≦0.022μm (B)≦0.020μm 0.91μm≦(H)≦0.2μm を満たすとともに、前記非磁性支持体の磁性層形成面に
おける高さが0.01μm以上である突起の個数が測定長1m
m当り200個以上であり、前記非磁性支持体の磁性層形成
面における高さが0.30μm以上である突起の個数が測定
長400mm当り500個以下であり、前記非磁性支持体の磁性
層形成面における(最大突起高さ)/(平均突起高さ)
の比が10以下であることを特徴とする磁気記録媒体であ
る。
本発明の磁気記録媒体は、たとえば第1図に示すよう
に非磁性支持体1と磁性層2とを有し、非磁性支持体2
は磁性層形成面に特定の突起3を有する。
に非磁性支持体1と磁性層2とを有し、非磁性支持体2
は磁性層形成面に特定の突起3を有する。
以下に本発明の磁気記録媒体についてさらに詳しく説
明する。
明する。
−非磁性支持体− 本発明の磁気記録媒体において、磁性層を支持する非
磁性支持体の形成材料としては、たとえばポリエチレン
テレフタレートおよびポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト等のポリエステル類;ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン類;セルローストリアセテートおよびセルロースダ
イアセテート等のセルロース誘導体;ならびにポリカー
ボネート、芳香族ポリアミド、ポリイミドなどのプラス
チックを挙げることができる。さらにCu、Al、Znなどの
金属、ガラス、いわゆるニューセラミック(例えば窒化
ホウ素、炭化ケイ素等)等の各種セラミックなども使用
することができる。
磁性支持体の形成材料としては、たとえばポリエチレン
テレフタレートおよびポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト等のポリエステル類;ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン類;セルローストリアセテートおよびセルロースダ
イアセテート等のセルロース誘導体;ならびにポリカー
ボネート、芳香族ポリアミド、ポリイミドなどのプラス
チックを挙げることができる。さらにCu、Al、Znなどの
金属、ガラス、いわゆるニューセラミック(例えば窒化
ホウ素、炭化ケイ素等)等の各種セラミックなども使用
することができる。
そして、前記プラスチックにより非磁性支持体を形成
する場合には充填材粒子を含有させることが好ましい。
する場合には充填材粒子を含有させることが好ましい。
本発明においては、非磁性支持体の磁性層形成面の表
面ウネリ(B)が、 (B)≦0.020μm なる関係を満たすとともに、磁性層形成面の平均突起高
さ(H)が、 0.01μm≦(H)≦0.2μm なる関係を満たさなければならない。
面ウネリ(B)が、 (B)≦0.020μm なる関係を満たすとともに、磁性層形成面の平均突起高
さ(H)が、 0.01μm≦(H)≦0.2μm なる関係を満たさなければならない。
非磁性支持体の磁性層形成面の表面ウネリ(B)を0.
020μm以下、好ましくは0.018μm以下、さらに好まし
くは0.015μm以下とすることにより、この非磁性支持
体上に形成する磁性層の表面ウネリ(A)を小さくして
電磁変換特性(特にクロマS/N)の向上を図ることがで
きる。
020μm以下、好ましくは0.018μm以下、さらに好まし
くは0.015μm以下とすることにより、この非磁性支持
体上に形成する磁性層の表面ウネリ(A)を小さくして
電磁変換特性(特にクロマS/N)の向上を図ることがで
きる。
非磁性支持体の磁性層形成面の表面ウネリ(B)を0.
020μm以下にするためには、たとえば、非磁性支持体
中に含有させる前記充填材粒子の平均粒径を2μm以
下、好ましくは0.01〜1μmとし、その含有率を2重量
%以下、好ましくは0.01〜1.0重量%とすれば良い。
020μm以下にするためには、たとえば、非磁性支持体
中に含有させる前記充填材粒子の平均粒径を2μm以
下、好ましくは0.01〜1μmとし、その含有率を2重量
%以下、好ましくは0.01〜1.0重量%とすれば良い。
また、前記磁性層形成面における平均突起高さ(H)
を0.01μm以上とすることにより、摺動ノイズを低減さ
せることができるとともに、ヘッド白濁を少なくするこ
とができる。
を0.01μm以上とすることにより、摺動ノイズを低減さ
せることができるとともに、ヘッド白濁を少なくするこ
とができる。
一方、前記磁性層形成面における平均突起高さ(H)
を0.20μm以下とすることにより、磁性層の表面ウネリ
(A)が大きくなるのを回避して電磁変換特性の低下を
防止することができる。すなわち、磁性層形成面におけ
る平均突起高さ(H)が0.20μmを超えると、結果的に
磁性層の表面ウネリ(A)が大きくなるので、電磁変換
特性の低下を招くことになる。
を0.20μm以下とすることにより、磁性層の表面ウネリ
(A)が大きくなるのを回避して電磁変換特性の低下を
防止することができる。すなわち、磁性層形成面におけ
る平均突起高さ(H)が0.20μmを超えると、結果的に
磁性層の表面ウネリ(A)が大きくなるので、電磁変換
特性の低下を招くことになる。
さらに本発明における非磁性支持体においては、前記
磁性層形成面における高さが0.01μm以上である突起の
個数が測定長1mm当り200個以上、好ましくは200個以上2
000個以下であり、前記磁性層形成面における高さが0.3
0m以上である突起の個数が測定長400mm当り500個以下、
好ましくは100個以下であり、前記磁性層形成面におけ
る(最大突起高さ)/(平均突起高さ)の比が10以下、
好ましくは5以下であることが必要である。
磁性層形成面における高さが0.01μm以上である突起の
個数が測定長1mm当り200個以上、好ましくは200個以上2
000個以下であり、前記磁性層形成面における高さが0.3
0m以上である突起の個数が測定長400mm当り500個以下、
好ましくは100個以下であり、前記磁性層形成面におけ
る(最大突起高さ)/(平均突起高さ)の比が10以下、
好ましくは5以下であることが必要である。
前記磁性層形成面における高さが0.01μm以上である
突起の個数を測定長1mm当り200個以上、好ましくは200
個以上2000個以下とすることにより、摺動ノイズが低減
するとともに、たとえば磁性層塗布液の塗布時やカレン
ダー処理時においてウェブが蛇行したりするのを防止す
ることができて、搬送性および走行性の向上した磁気記
録媒体を提供することができる。
突起の個数を測定長1mm当り200個以上、好ましくは200
個以上2000個以下とすることにより、摺動ノイズが低減
するとともに、たとえば磁性層塗布液の塗布時やカレン
ダー処理時においてウェブが蛇行したりするのを防止す
ることができて、搬送性および走行性の向上した磁気記
録媒体を提供することができる。
また、前記磁性層形成面における高さが0.30μm以上
である突起の個数を測定長400mm当り500個以下、好まし
くは100個以下とすることにより、磁性層の表面ウネリ
(A)が増大するのを回避することが可能になり、電磁
変換特性の低下を防止することができる。
である突起の個数を測定長400mm当り500個以下、好まし
くは100個以下とすることにより、磁性層の表面ウネリ
(A)が増大するのを回避することが可能になり、電磁
変換特性の低下を防止することができる。
さらに、前記磁性層形成面における(最大突起高さ)
/(平均突起高さ)の比を10以下、好ましくは5以下と
することにより、ヘッド摩耗の度合を小さくすることが
できる。
/(平均突起高さ)の比を10以下、好ましくは5以下と
することにより、ヘッド摩耗の度合を小さくすることが
できる。
本発明においては、磁性層形成面に多数の突起を有す
る非磁性支持体を用いることにより、非磁性支持体と磁
性層との有効接着面積が増大し、非磁性支持体と磁性層
との接着性を高めることができる。
る非磁性支持体を用いることにより、非磁性支持体と磁
性層との有効接着面積が増大し、非磁性支持体と磁性層
との接着性を高めることができる。
非磁性支持体の前記磁性層形成面における前記の突起
は、たとえば、非磁性支持体の平滑でウネリのない前記
磁性層形成面に、粒径ができるだけ均一であるとともに
できるだけ球状に近い形状の粒子を0.1〜10重量%、好
ましくは0.1〜5重量%の割合で含有してなり、平均膜
厚が0.01〜1μm、好ましくは0.01〜0.5μmである突
起層を積層すればよい。ここで、この突起層は、前記の
粒子がポリマーでくるまれていれば、必ずしも膜を形成
するものである必要はなく、たとえば網目状であっても
良い。また、このような突起層を積層せずに、非磁性支
持体における前記裏面に機械的に凹凸を形成することに
よっても前記の突起を形成することができる。
は、たとえば、非磁性支持体の平滑でウネリのない前記
磁性層形成面に、粒径ができるだけ均一であるとともに
できるだけ球状に近い形状の粒子を0.1〜10重量%、好
ましくは0.1〜5重量%の割合で含有してなり、平均膜
厚が0.01〜1μm、好ましくは0.01〜0.5μmである突
起層を積層すればよい。ここで、この突起層は、前記の
粒子がポリマーでくるまれていれば、必ずしも膜を形成
するものである必要はなく、たとえば網目状であっても
良い。また、このような突起層を積層せずに、非磁性支
持体における前記裏面に機械的に凹凸を形成することに
よっても前記の突起を形成することができる。
非磁性支持体の形態については、磁性層形成面の表面
ウネリが前記の範囲にあるとともに磁性層形成面に前述
の突起を有していれば、特に制限はなく、テープ状、シ
ート状、カード状、ディスク状、ドラム状等いずれかで
あってもよい。
ウネリが前記の範囲にあるとともに磁性層形成面に前述
の突起を有していれば、特に制限はなく、テープ状、シ
ート状、カード状、ディスク状、ドラム状等いずれかで
あってもよい。
非磁性支持体の厚みはテープ状あるいはシート状の場
合には、通常、3〜150μm、好ましくは4〜100μmで
ある。また、ディスク状、カード状の場合には、通常、
30〜100μmである。さらにドラム状の場合には円筒状
とする等、使用するレコーダーに対応させた形態とする
ことができる。
合には、通常、3〜150μm、好ましくは4〜100μmで
ある。また、ディスク状、カード状の場合には、通常、
30〜100μmである。さらにドラム状の場合には円筒状
とする等、使用するレコーダーに対応させた形態とする
ことができる。
非磁性支持体における裏面(前記磁性層形成面とは反
対側の面)には、磁気記録媒体の走行性の向上、帯電防
止および転写防止などを目的として、所望によりバック
コート層を設けてもよい。
対側の面)には、磁気記録媒体の走行性の向上、帯電防
止および転写防止などを目的として、所望によりバック
コート層を設けてもよい。
また、非磁性支持体における前記磁性層形成面には、
磁性層と非磁性支持体との接着性の向上等を目的とし
て、中間層(例えば易接着層)を設けることもできる。
磁性層と非磁性支持体との接着性の向上等を目的とし
て、中間層(例えば易接着層)を設けることもできる。
すなわち、本発明においては、易接着層を設けること
により磁性層と非磁性支持体との接着性をさらに高める
ことができる。
により磁性層と非磁性支持体との接着性をさらに高める
ことができる。
−磁性層− 前記非磁性支持体上に、直接にあるいは適当な中間層
を介して形成される磁性層は、鏡磁性粉末を結合剤中に
分散して形成される。
を介して形成される磁性層は、鏡磁性粉末を結合剤中に
分散して形成される。
そして、本発明においては、磁性層の表面ウネリ
(A)が0.022μm以下、好ましくは0.020μm以下、さ
らに好ましくは0.018μm以下であることが必要であ
る。
(A)が0.022μm以下、好ましくは0.020μm以下、さ
らに好ましくは0.018μm以下であることが必要であ
る。
磁性層の表面ウネリ(A)を0.022μm以下にするこ
とにより、電磁変換特性(特にクロマS/N)の向上を図
ることができる。
とにより、電磁変換特性(特にクロマS/N)の向上を図
ることができる。
磁性層の表面ウネリ(A)を0.022μm以下にするた
めには、たとえば、磁性層を形成する磁性塗料を前記非
磁性支持体上に塗布した後、たとえばスーパーカレンダ
ーロールなどを用いて表面平滑化処理を行なったり、粒
径の小さい強磁性粉末を用いたりすれば良い。また、た
とえば、前記結合剤に官能基を有する樹脂を用いたり、
加圧ニーダー等の剪断力の高い装置を使用したりして強
磁性粉末の分散性の向上を図ることによっても、磁性層
の表面ウネリ(A)を0.022μm以下にすることができ
る。
めには、たとえば、磁性層を形成する磁性塗料を前記非
磁性支持体上に塗布した後、たとえばスーパーカレンダ
ーロールなどを用いて表面平滑化処理を行なったり、粒
径の小さい強磁性粉末を用いたりすれば良い。また、た
とえば、前記結合剤に官能基を有する樹脂を用いたり、
加圧ニーダー等の剪断力の高い装置を使用したりして強
磁性粉末の分散性の向上を図ることによっても、磁性層
の表面ウネリ(A)を0.022μm以下にすることができ
る。
次いで、磁性層を形成する強磁性粉末および結合剤等
について説明する。
について説明する。
−強磁性粉末− 前記強磁性粉末としては、たとえばCo含有γ−Fe2O3
粉末、Co含有Fe3O4粉末、Co含有FeOx(4/3<x<3/2)
粉末等の酸化鉄磁性粉;Fe粉末、Ni粉末、Co粉末、FeN粉
末、Ba−フェライト粉末、Fe−Al合金粉末、Fe−Ni合金
粉末、Fe−Al−Ni合金粉末、Fe−Al−P合金粉末、Fe−
Ni−Si−Al合金粉末、Fe−Ni−Si−Al−Mn合金粉末、Ni
−Co合金粉末、Fe−Mn−Zn合金粉末、Fe−Ni−Zn合金粉
末、Fe−Co−Ni−Cr合金粉末、Fe−Co−Ni−P合金粉
末、Co−Ni合金粉末およびCo−P合金粉末等の強磁性合
金粉末などが挙げられる。
粉末、Co含有Fe3O4粉末、Co含有FeOx(4/3<x<3/2)
粉末等の酸化鉄磁性粉;Fe粉末、Ni粉末、Co粉末、FeN粉
末、Ba−フェライト粉末、Fe−Al合金粉末、Fe−Ni合金
粉末、Fe−Al−Ni合金粉末、Fe−Al−P合金粉末、Fe−
Ni−Si−Al合金粉末、Fe−Ni−Si−Al−Mn合金粉末、Ni
−Co合金粉末、Fe−Mn−Zn合金粉末、Fe−Ni−Zn合金粉
末、Fe−Co−Ni−Cr合金粉末、Fe−Co−Ni−P合金粉
末、Co−Ni合金粉末およびCo−P合金粉末等の強磁性合
金粉末などが挙げられる。
これらの中でも、好ましいのはCo含有γ−Fe2O3粉
末、Fe粉末、FeN粉末、Ba−フェライト粉末である。
末、Fe粉末、FeN粉末、Ba−フェライト粉末である。
前記強磁性粉末の形状は針状であるのが好ましいが、
球状、楕円体状あるいは板状などの形状であっても良
い。
球状、楕円体状あるいは板状などの形状であっても良
い。
前記強磁性粉末の比表面積(BET法による)は、通
常、25m2/g以上、好ましくは30〜80m2/gである。
常、25m2/g以上、好ましくは30〜80m2/gである。
前記強磁性粉末の保磁力は、500〜2,000エルステッ
ド、好ましくは600〜1,700エルステッドである。
ド、好ましくは600〜1,700エルステッドである。
また強磁性粉末の平均長軸長は、通常、0.1〜0.4μ
m、特に0.15〜0.30μmである。この平均長軸長が0.1
μm未満であると、良好な分散性を得ることが困難にな
ることがある。一方、0.4μmを超えると、電磁変換特
性の低下を招くことがある。
m、特に0.15〜0.30μmである。この平均長軸長が0.1
μm未満であると、良好な分散性を得ることが困難にな
ることがある。一方、0.4μmを超えると、電磁変換特
性の低下を招くことがある。
−結合剤、その他の成分− 前記結合剤(バインダー)としては、一般的に言う
と、平均分子量が約10,000〜200,000の範囲内にある樹
脂を用いることができる。
と、平均分子量が約10,000〜200,000の範囲内にある樹
脂を用いることができる。
具体的には、たとえばウレタンポリマー、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(例:セルロースアセテートブチレート、セルロー
スダイアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロ
セルロース等)、スチレンブタジエン共重合体、ポリエ
ステル樹脂、各種の合成ゴム系バインダー、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル
樹脂とイソシアネートプレポリマーとの混合物、ポリエ
ステルポリオールとポリイソシアネートとの混合物、尿
素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコールと高分子
量ジオール化合物との混合物およびこれらの混合物など
が挙げられる。
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(例:セルロースアセテートブチレート、セルロー
スダイアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロ
セルロース等)、スチレンブタジエン共重合体、ポリエ
ステル樹脂、各種の合成ゴム系バインダー、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル
樹脂とイソシアネートプレポリマーとの混合物、ポリエ
ステルポリオールとポリイソシアネートとの混合物、尿
素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコールと高分子
量ジオール化合物との混合物およびこれらの混合物など
が挙げられる。
本発明においては、これらの樹脂とともにあるいは単
独で陰性官能基を有する樹脂を好適に用いることもでき
る。
独で陰性官能基を有する樹脂を好適に用いることもでき
る。
この陰性官能基を有する樹脂としては、 −SO3M1、OSO2M1、 −OSO3M1、 (ただし、式中、M1は水素原子、アルカリ金属であり、
M2およびM3は、それぞれ水素原子、アルカリ金属および
アルキル基のいずれかである。またM2とM3とは、互いに
異なっていても良いし、同じであっても良い。) などが挙げられる。
M2およびM3は、それぞれ水素原子、アルカリ金属および
アルキル基のいずれかである。またM2とM3とは、互いに
異なっていても良いし、同じであっても良い。) などが挙げられる。
前記陰性官能基を有する樹脂は、たとえば、塩化ビニ
ル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などの
樹脂を変性して、前記陰性官能基を導入することにより
得ることができる。
ル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などの
樹脂を変性して、前記陰性官能基を導入することにより
得ることができる。
前記陰性官能基を有する樹脂における陰性官能基量
は、0.01〜10.0mg/gであるのが望ましい。
は、0.01〜10.0mg/gであるのが望ましい。
この陰性官能基量が前記範囲にあると、強磁性粉末の
分散性が向上し、その結果、磁気記録媒体の出力が大き
くなり、走行安定性も向上する。
分散性が向上し、その結果、磁気記録媒体の出力が大き
くなり、走行安定性も向上する。
逆に前記範囲を外れると、これらの効果が充分に奏さ
れないことがある。
れないことがある。
前記陰性官能基を有する樹脂を用いる場合、その配合
量は、前記強磁性粉末100重量部に対して、通常、2〜5
0重量部、好ましくは5〜40重量部である。
量は、前記強磁性粉末100重量部に対して、通常、2〜5
0重量部、好ましくは5〜40重量部である。
この配合割合が2重量部未満であると、前記陰性官能
基を有する樹脂を配合した場合に奏されるべき所期の効
果が充分に奏されないことがある。一方、50重量部より
多くすると、摺動ノイズやヘッド白濁の劣化を招くこと
がある。
基を有する樹脂を配合した場合に奏されるべき所期の効
果が充分に奏されないことがある。一方、50重量部より
多くすると、摺動ノイズやヘッド白濁の劣化を招くこと
がある。
本発明においては、前記陰性官能基を有する樹脂とと
もにポリイソシアナート系硬化剤をへ併用することによ
り、磁性層の耐久性の向上を図ることもできる。
もにポリイソシアナート系硬化剤をへ併用することによ
り、磁性層の耐久性の向上を図ることもできる。
このポリイソシアナート系硬化剤としては、たとえば
トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシ
アナート、ヘキサンジイソシアナート等の2官能イソシ
アナート、コロネートL(商品名;日本ポリウレタン工
業(株)製)、デスモジュールL(商品名;バイエル社
製)等の3官能イソシアナート、または両末端にイソシ
アナート基を含有するウレタンプレポリマーなどの従来
から硬化剤として使用されているものや、また硬化剤と
して使用可能であるポリイソシアナートであるものをい
ずれも使用することができる。
トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシ
アナート、ヘキサンジイソシアナート等の2官能イソシ
アナート、コロネートL(商品名;日本ポリウレタン工
業(株)製)、デスモジュールL(商品名;バイエル社
製)等の3官能イソシアナート、または両末端にイソシ
アナート基を含有するウレタンプレポリマーなどの従来
から硬化剤として使用されているものや、また硬化剤と
して使用可能であるポリイソシアナートであるものをい
ずれも使用することができる。
前記硬化剤の使用量は、通常、全結合剤量の5〜80重
量部である。
量部である。
本発明では、前記各種の結合剤の外に任意成分である
分散剤として、たとえばレシチン、リン酸エステル、脂
肪酸、アミン化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸ア
ミド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド、スル
ホコハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性
剤等およびこれらの塩、陰性有機基(例えば−COOH、−
PO3H)重合体分散剤の塩などを用いることができる。
分散剤として、たとえばレシチン、リン酸エステル、脂
肪酸、アミン化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸ア
ミド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド、スル
ホコハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性
剤等およびこれらの塩、陰性有機基(例えば−COOH、−
PO3H)重合体分散剤の塩などを用いることができる。
これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組
み合せて使用しても良い。
み合せて使用しても良い。
また、本発明では、任意成分である可塑剤として脂肪
酸エステルを用いることができる。この脂肪酸エステル
としては、たとえばオレイルオレート、オレイルステア
レート、イソセチルステアレート、ジオレイルマレエー
ト、ブチルステアレート、ブチルパルミテート、ブチル
ミリステート、オクチルミリステート、オクチルパルミ
テート、アルミステアレート、アミルパルミテート、ス
テアリルステアレート、ラウリルオレート、オクチルオ
レート、イソブチルオレート、エチルオレート、イソト
リデシルオレート、ブトキシエチルパルミテート、ブト
キシエチルステアレート、2−エチルヘキシルステアレ
ート、2−エチルヘキシルミリステート、エチルステア
レート、2−エチルヘキシルパルミテート、イソプロピ
ルパルミテート、イソプロピルミリステート、イソオク
チルパルミテート、イソオクチルミリステート、ブチル
ラウレート、セチル−2−エチルヘキサレート、ジオレ
イルアジペート、ジエチルアジペート、ジイソブチルア
ジペート、ジイソデシルアジペートなどが挙げられる。
これらの中でも、特に好ましいのはブチルステアレー
ト、ブチルパルミテート、ブトキシエチルパルミテー
ト、ブトキシエチルステアレート、イソオクチルパルミ
テート、イソオクチルミリステートとである。
酸エステルを用いることができる。この脂肪酸エステル
としては、たとえばオレイルオレート、オレイルステア
レート、イソセチルステアレート、ジオレイルマレエー
ト、ブチルステアレート、ブチルパルミテート、ブチル
ミリステート、オクチルミリステート、オクチルパルミ
テート、アルミステアレート、アミルパルミテート、ス
テアリルステアレート、ラウリルオレート、オクチルオ
レート、イソブチルオレート、エチルオレート、イソト
リデシルオレート、ブトキシエチルパルミテート、ブト
キシエチルステアレート、2−エチルヘキシルステアレ
ート、2−エチルヘキシルミリステート、エチルステア
レート、2−エチルヘキシルパルミテート、イソプロピ
ルパルミテート、イソプロピルミリステート、イソオク
チルパルミテート、イソオクチルミリステート、ブチル
ラウレート、セチル−2−エチルヘキサレート、ジオレ
イルアジペート、ジエチルアジペート、ジイソブチルア
ジペート、ジイソデシルアジペートなどが挙げられる。
これらの中でも、特に好ましいのはブチルステアレー
ト、ブチルパルミテート、ブトキシエチルパルミテー
ト、ブトキシエチルステアレート、イソオクチルパルミ
テート、イソオクチルミリステートとである。
前記種々の脂肪酸エステルは一種単独で使用しても良
いし、二種以上を混合して使用しても良い。
いし、二種以上を混合して使用しても良い。
このようにレシチン等の分散剤や脂肪酸エステル等の
可塑剤の添加量を少なくすると、特に高温高湿下におけ
る磁気記録媒体の走行耐久性を向上させることができ
る。
可塑剤の添加量を少なくすると、特に高温高湿下におけ
る磁気記録媒体の走行耐久性を向上させることができ
る。
本発明の磁気記録媒体における磁性層は、潤滑剤を含
有していてもよい。
有していてもよい。
潤滑剤としては、たとえば脂肪酸、シリコーン系潤滑
剤、脂肪酸変性シリコーン系潤滑剤、フッ素系潤滑剤、
流動パラフィン、スクワラン、カーボンブラック、グラ
ファイト、カーボンブラックグラフトポリマー、二硫化
モリブデン、二硫化タングステンなどが挙げられる。
剤、脂肪酸変性シリコーン系潤滑剤、フッ素系潤滑剤、
流動パラフィン、スクワラン、カーボンブラック、グラ
ファイト、カーボンブラックグラフトポリマー、二硫化
モリブデン、二硫化タングステンなどが挙げられる。
これらは一種単独で使用しても良いし、二種以上を組
み合わせて使用しても良い。
み合わせて使用しても良い。
本発明においては前記潤滑剤の中でも、脂肪酸を好適
に用いることができる。
に用いることができる。
前記脂肪酸としては、たとえばカプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、リノレン酸、
リノール酸、オレイン酸、エライジン酸、ベヘン酸、マ
ロン酸、コハク酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,12−ド
デカンジカルボン酸、オクタンジカルボン酸などが挙げ
られる。
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、リノレン酸、
リノール酸、オレイン酸、エライジン酸、ベヘン酸、マ
ロン酸、コハク酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,12−ド
デカンジカルボン酸、オクタンジカルボン酸などが挙げ
られる。
これらの中でも、特に好ましいのはミリスチン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸である。
レイン酸、ステアリン酸である。
前記潤滑剤の配合割合は、前記強磁性粉末100重量部
に対して、通常、20重量部以下、好ましくは10重量部以
下である。この配合割合が20重量部を超えると、ブルー
ミングやブリードアウトが生じ易くなることがある。
に対して、通常、20重量部以下、好ましくは10重量部以
下である。この配合割合が20重量部を超えると、ブルー
ミングやブリードアウトが生じ易くなることがある。
本発明においては、磁性層が平均粒径10〜100mμのカ
ーボンブラックを含有することが好ましい。磁性層が平
均粒径10〜100mμ、好ましくは20〜30mμのカーボンブ
ラックを含有することにより、本発明の磁気記録媒体に
おける向上した電磁変換特性の低下を招かないで走行耐
久性をさらに向上させることができる。ただし、カーボ
ンブラックの平均粒径が10mμ未満であると、走行耐久
性に劣ることがある。一方、カーボンブラックの平均粒
径が100mμを超えると、添加量を多くした場合に電磁変
換特性の低下を招くことがある。
ーボンブラックを含有することが好ましい。磁性層が平
均粒径10〜100mμ、好ましくは20〜30mμのカーボンブ
ラックを含有することにより、本発明の磁気記録媒体に
おける向上した電磁変換特性の低下を招かないで走行耐
久性をさらに向上させることができる。ただし、カーボ
ンブラックの平均粒径が10mμ未満であると、走行耐久
性に劣ることがある。一方、カーボンブラックの平均粒
径が100mμを超えると、添加量を多くした場合に電磁変
換特性の低下を招くことがある。
また、前記の効果を充分に奏するための前記カーボン
ブラックの配合割合は、前記強磁性粉末100重量部に対
して5重量部以下、好ましくは3重量部以下である。た
だし、磁性層を複数層設ける場合の下層についてはこの
限りではない。
ブラックの配合割合は、前記強磁性粉末100重量部に対
して5重量部以下、好ましくは3重量部以下である。た
だし、磁性層を複数層設ける場合の下層についてはこの
限りではない。
磁性層は、前記の種々の成分の他にさらに研磨剤、帯
電防止剤を含有していてもよい。
電防止剤を含有していてもよい。
なお、前記帯電防止剤あるいは前述の分散剤等は、単
独の作用のみを有するものではなく、たとえば、一の化
合物が潤滑剤および帯電防止剤として作用する場合があ
る。
独の作用のみを有するものではなく、たとえば、一の化
合物が潤滑剤および帯電防止剤として作用する場合があ
る。
したがって、この発明における前述の分類は主な作用
を示したものであり、分類された化合物の作用が分類に
示す作用によって限定されるものではない。
を示したものであり、分類された化合物の作用が分類に
示す作用によって限定されるものではない。
また、本発明においては、たとえば特性の異なる複数
の磁性層を積層することにより、磁性層を多層構成とす
ることもできる。
の磁性層を積層することにより、磁性層を多層構成とす
ることもできる。
−磁気記録媒体の製造方法− 本発明の磁気記録媒体は、一般的に言うと、前記強磁
性粉末、たとえば陰性官能基を有する塩化ビニル系樹脂
などの結合剤およびその他の磁性層形成成分を溶媒に混
練分散して磁性塗料を調製した後、この磁性塗料を前記
非磁性支持体上に塗布し、および乾燥することにより製
造することができる。
性粉末、たとえば陰性官能基を有する塩化ビニル系樹脂
などの結合剤およびその他の磁性層形成成分を溶媒に混
練分散して磁性塗料を調製した後、この磁性塗料を前記
非磁性支持体上に塗布し、および乾燥することにより製
造することができる。
磁性層形成成分の混練・分散に使用する溶媒として
は、たとえばアセトン、メチルエチルケトン(MEK)、
メチルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロヘキサノ
ン等のケトン系:メタノール、エタノール、プロパノー
ルおよびブタノール等のアルコール系;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸プロピルおよ
びエチレングリコールモノアセテート等のエステル系;
ジエチレングリコールジメチルエーテル、2−エトキシ
エタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル系;ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳香族
炭化水素;メチレンクロライド、エチレンクロライド、
四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリンお
よびジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素などを使
用することができる。
は、たとえばアセトン、メチルエチルケトン(MEK)、
メチルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロヘキサノ
ン等のケトン系:メタノール、エタノール、プロパノー
ルおよびブタノール等のアルコール系;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸プロピルおよ
びエチレングリコールモノアセテート等のエステル系;
ジエチレングリコールジメチルエーテル、2−エトキシ
エタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル系;ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳香族
炭化水素;メチレンクロライド、エチレンクロライド、
四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリンお
よびジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素などを使
用することができる。
磁性層形成成分の組成混練にあたっては、前記強磁性
粉末およびその他の磁性塗料成分を、同時にまたは個々
に順次混練機に投入する。たとえば、まず分散剤を含む
溶液中に前記強磁性粉末を加え、所定時間混練した後、
残りの各成分を加えて、さらに混練を続けて磁性塗料と
する。
粉末およびその他の磁性塗料成分を、同時にまたは個々
に順次混練機に投入する。たとえば、まず分散剤を含む
溶液中に前記強磁性粉末を加え、所定時間混練した後、
残りの各成分を加えて、さらに混練を続けて磁性塗料と
する。
混練分散にあたっては、各種の混練機を使用すること
ができる。この混練機としては、たとえば二本ロールミ
ル、三本ロールミル、加圧ニーダー、連続ニーダー、オ
ープンニーダー、ボールミル、ペブルミル、サイドグラ
インダー、Sqegvariアトライター、高速インペラー分散
機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパーニ
ーダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機
などが挙げられる。
ができる。この混練機としては、たとえば二本ロールミ
ル、三本ロールミル、加圧ニーダー、連続ニーダー、オ
ープンニーダー、ボールミル、ペブルミル、サイドグラ
インダー、Sqegvariアトライター、高速インペラー分散
機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパーニ
ーダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機
などが挙げられる。
磁性塗料の塗布に利用することのできる塗布方法とし
ては、たとえばグラビアロールコーティング、マイヤー
バーコーティング、ドクタープレードコーティング、リ
バースロールコーティング、ディップコーティング、エ
アーナイフコーティング、カレンダーコーティング、ス
キーズコーティング、キスコーティング、エクストルー
ジョンコーティングおよびファンティンコーティングな
どが挙げられる。
ては、たとえばグラビアロールコーティング、マイヤー
バーコーティング、ドクタープレードコーティング、リ
バースロールコーティング、ディップコーティング、エ
アーナイフコーティング、カレンダーコーティング、ス
キーズコーティング、キスコーティング、エクストルー
ジョンコーティングおよびファンティンコーティングな
どが挙げられる。
このようにして塗布された前記磁性層の厚みは乾燥厚
で、通常、0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmであ
る。
で、通常、0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmであ
る。
こうして、磁性層形成成分を塗布した後、未乾燥の状
態で、必要により磁場配向処理を行ない、さらに、たと
えばスーパーカレンダーロールなどを用いて表面平滑化
処理を行なう。
態で、必要により磁場配向処理を行ない、さらに、たと
えばスーパーカレンダーロールなどを用いて表面平滑化
処理を行なう。
次いで、所望の形状に裁断することにより、磁気記録
媒体を得ることができる。
媒体を得ることができる。
本発明の磁気記録媒体は、たとえば長尺状に裁断する
ことにより、ビデオテープ、オーディオテープ等の磁気
テープとして、あるいは円盤状に裁断することにより、
フロッピーディスク等として使用することができる。さ
らに、通常の磁気記録媒体と同様に、カード状、円筒状
などの形態でも使用することができる。
ことにより、ビデオテープ、オーディオテープ等の磁気
テープとして、あるいは円盤状に裁断することにより、
フロッピーディスク等として使用することができる。さ
らに、通常の磁気記録媒体と同様に、カード状、円筒状
などの形態でも使用することができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例および比較例を示し、本発明に
ついてさらに具体的に説明する。なお、以下に記載する
実施例および比較例において、「部」は「重量部」を表
わすものとする。
ついてさらに具体的に説明する。なお、以下に記載する
実施例および比較例において、「部」は「重量部」を表
わすものとする。
(実施例1) 以下に示す組成の磁性層組成物をサンドミルを用いて
3時間混合分散することにより分散液とした後、この分
散液にポリイソシアネート化合物5部を添加して混合
し、磁性塗料を調製した。
3時間混合分散することにより分散液とした後、この分
散液にポリイソシアネート化合物5部を添加して混合
し、磁性塗料を調製した。
磁性層組成物 Co含有γ−Fe2O3強磁性微粉末 100 部 [保磁力(Hc)900 Oe] SiO2 0.64 部 Al2O3 0.057部 スルホン酸カリウム含有塩ビ樹脂 15 部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 7 部 ステアリン酸 1 部 ブチルステアレート 1 部 メチルエチルケトン 125 部 トルエン 125 部 カーボンブラック 5 部 (平均粒径20mμ) 得られた磁性塗料を、厚みが15μmであるとともに第
1表に示す表面ウネリ(B)ならびに第1表に示す高さ
および個数の突起を磁性層形成面に有するポリエチレン
テレフタレート非磁性支持体上に塗布した。
1表に示す表面ウネリ(B)ならびに第1表に示す高さ
および個数の突起を磁性層形成面に有するポリエチレン
テレフタレート非磁性支持体上に塗布した。
次いで、加熱下に溶剤を除去した後、スーパーカレン
ダーにかけて、温度60〜80℃、圧力100〜300kg/cm2の条
件で表面平滑化処理を行なって磁性層の表面ウネリ
(A)を0.012μmとし、所定の幅に裁断してビデオテ
ープを作製した。
ダーにかけて、温度60〜80℃、圧力100〜300kg/cm2の条
件で表面平滑化処理を行なって磁性層の表面ウネリ
(A)を0.012μmとし、所定の幅に裁断してビデオテ
ープを作製した。
このビデオテープにつき、非磁性支持体および磁性層
の性状ならびに諸特性を測定した。
の性状ならびに諸特性を測定した。
結果を第1表に示す。
なお、種々の性状および特性は次のようにして測定し
た。
た。
(a)磁性層の表面ウネリ(A)および非磁性支持体の
磁性層形成面のウネリ(B); タリーステップ表面粗さ計(テイラーホブソン社製)
を使用し、以下の測定条件でろ波中心線平均ウネリを求
めた。
磁性層形成面のウネリ(B); タリーステップ表面粗さ計(テイラーホブソン社製)
を使用し、以下の測定条件でろ波中心線平均ウネリを求
めた。
測定長:1mm 触針速度:0.1mm/秒 カットオフ:2Hz (b)非磁性支持体の磁性層形成面における突起個数お
よび突起高さ; タリーステップ表面粗さ計(テイラーホブソン社製)
により表面粗さ曲線を求め、この曲線をピークとして認
識されるもの(ピークカウント値を超える突起)につい
て、平均線からの高さを測定し、0.010μm以上のもの
および0.30μm以上の突起の個数を、以下の条件で測定
した。
よび突起高さ; タリーステップ表面粗さ計(テイラーホブソン社製)
により表面粗さ曲線を求め、この曲線をピークとして認
識されるもの(ピークカウント値を超える突起)につい
て、平均線からの高さを測定し、0.010μm以上のもの
および0.30μm以上の突起の個数を、以下の条件で測定
した。
測定長:1mm カットオフ:0.33Hz (ハイパスフィルター) ピークカウント値:0.005μm なお、0.30μm以上の高さの突起は頻度が小さいの
で、上記測定を400回繰り返して個数を求めた。
で、上記測定を400回繰り返して個数を求めた。
(c)クロマS/N; カラービデオノイズメーター(シバソク社製、「925D
/1」)を用い、日本ビクター社製「HR−S7000」型デッ
キによりリファレンステープに対する値(dB)を求め
た。
/1」)を用い、日本ビクター社製「HR−S7000」型デッ
キによりリファレンステープに対する値(dB)を求め
た。
各信号の周波数は次の通りである。
クロマ−S/N:629KHz (d)ヘッド摩耗量; 日本ビクター社製「HR−S5000」型デッキを用い、温
度40℃、湿度80%の条件下でテープの全長繰り返し走行
を100時間行ない、走行前後でのヘッドの摩耗量を測定
した。
度40℃、湿度80%の条件下でテープの全長繰り返し走行
を100時間行ない、走行前後でのヘッドの摩耗量を測定
した。
(e)ヘッド白濁; イ)温度20℃、湿度65%で6MHzの信号を10分間記録し、
再生を3回繰り返した。
再生を3回繰り返した。
ロ)温度20℃、湿度65%で8MHzの信号を2分間記録し、
再生出力をスペクトラムアナライザで測定した(測定値
A)。
再生出力をスペクトラムアナライザで測定した(測定値
A)。
ハ)温度20℃、湿度20%でテープを全長走行させた。
ニ)温度20℃、湿度20%で8MHzの信号を2分間記録し、
再生出力をスペクトラムアナライザで測定した(測定値
B)。
再生出力をスペクトラムアナライザで測定した(測定値
B)。
ホ)前記測定値Aと測定値Bとの差(A−B)を求めて
出力低下を評価した。
出力低下を評価した。
また、ヘッドの観察を行ない、次の3段階に評価し
た。
た。
○:ヘッドのガラス部に白濁が見られない。
△:ヘッドのガラス部の約半分に白濁が見られる。
×:ヘッドのガラス部の全面に白濁が見られる。
(f)摺動ノイズ; (イ)テープを走行させずに再生を行ない、システムノ
イズをスペクトラムアナライザで測定した。
イズをスペクトラムアナライザで測定した。
(ロ)サンプルテープを1分間ずつ10回再生を行ない、
摺動ノイズをスペクトラムアナライザで測定した。
摺動ノイズをスペクトラムアナライザで測定した。
(ハ)8MHz付近のノイズレベルについてシステムノイズ
を基準(0dB)として10パスのノイズの値を平均値とし
て読み取った。
を基準(0dB)として10パスのノイズの値を平均値とし
て読み取った。
なお、測定条件は次の通りであった。温度20℃、湿度
10%、 使用デッキ:日本ビクター社製「HR−S7000」 (g)磁性層接着レベル; 以下の3項目について、独自の限度見本にしたがって
5段階評価により採点し(磁性層が完全に残っているも
の5点、磁性層が全くないもの1点、以下同様)、各試
験結果の評価点の合計(15点満点)により評価した。
10%、 使用デッキ:日本ビクター社製「HR−S7000」 (g)磁性層接着レベル; 以下の3項目について、独自の限度見本にしたがって
5段階評価により採点し(磁性層が完全に残っているも
の5点、磁性層が全くないもの1点、以下同様)、各試
験結果の評価点の合計(15点満点)により評価した。
テープ剥離試験 磁性面に貼り付けた粘着テープを剥がしたときに非磁
性支持体面に上に残っている磁性層の量を評価した。
性支持体面に上に残っている磁性層の量を評価した。
もみ試験 テープの一部を手でもみ、その後、非磁性支持体面に
上に残っている磁性層の量を評価した。
上に残っている磁性層の量を評価した。
折り試験 テープの巾方向に折目を付け、折目部分の磁性層の量
を評価した。
を評価した。
(実施例2〜5、比較例1〜10) 前記実施例1において、非磁性支持体および/または
磁性層の性状を第1表に示すように代えたほかは、前記
実施例1と同様にしてビデオテープを作製し、得られた
ビデオテープの諸特性を測定した。
磁性層の性状を第1表に示すように代えたほかは、前記
実施例1と同様にしてビデオテープを作製し、得られた
ビデオテープの諸特性を測定した。
結果を第1表に示す。
(評価) 第1表から明らかなように、本発明の磁気記録媒体
は、ヘッド摩耗量および摺動ノイズが低減しているとと
もにヘッド白濁がなく、しかも非磁性支持体と磁性層と
の接着性が高い。
は、ヘッド摩耗量および摺動ノイズが低減しているとと
もにヘッド白濁がなく、しかも非磁性支持体と磁性層と
の接着性が高い。
[発明の効果] 本発明によれば、特定の表面ウネリおよび突起を有す
る支持体と、特定の表面ウネリを有する磁性層とを有す
るので、ヘッド白濁がないとともに摺動ノイズが小さ
く、しかもヘッド摩耗の度合が小さくて、また非磁性支
持体と磁性層との接着性が高く、走行性、耐久性および
電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を提供することがで
きる。
る支持体と、特定の表面ウネリを有する磁性層とを有す
るので、ヘッド白濁がないとともに摺動ノイズが小さ
く、しかもヘッド摩耗の度合が小さくて、また非磁性支
持体と磁性層との接着性が高く、走行性、耐久性および
電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を提供することがで
きる。
第1図は、本発明の磁気記録媒体を模式的に示す説明図
である。 1……非磁性支持体、2……磁性層、3……突起
である。 1……非磁性支持体、2……磁性層、3……突起
Claims (1)
- 【請求項1】非磁性支持体上に磁性層を有する磁気記録
媒体において、前記磁性層の表面ウネリ(A)、前記非
磁性支持体の磁性層形成面の表面ウネリ(B)および前
記非磁性支持体の磁性層形成面の平均突起高さ(H)
が、それぞれ以下の関係、 (A)≦0.022μm (B)≦0.020μm 0.01μm≦(H)≦0.2μm を満たすとともに、前記非磁性支持体の磁性層形成面に
おける高さが0.01μm以上である突起の個数が測定長1m
m当り200個以上であり、前記非磁性支持体の磁性層形成
面における高さが0.30μm以上である突起の個数が測定
長400mm当り500個以下であり、前記非磁性支持体の磁性
層形成面における(最大突起高さ)/(平均突起高さ)
の比が10以下であることを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1315002A JP2789529B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 磁気記録媒体 |
US07/619,890 US5116658A (en) | 1989-12-04 | 1990-11-29 | Magnetic recording medium |
EP19900313081 EP0431858A3 (en) | 1989-12-04 | 1990-12-03 | Magnetic recording medium |
KR1019900019854A KR910013082A (ko) | 1989-12-04 | 1990-12-04 | 자기 기록 매체(磁氣記錄媒體) |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1315002A JP2789529B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03176808A JPH03176808A (ja) | 1991-07-31 |
JP2789529B2 true JP2789529B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=18060231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1315002A Expired - Fee Related JP2789529B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789529B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63202451A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-22 | 東レ株式会社 | 易接着性ポリエチレンテレフタレ−トフイルム |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP1315002A patent/JP2789529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03176808A (ja) | 1991-07-31 |
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