JP2831753B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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Description
電磁変換特性に優れるとともに、走行性、耐久性が良好
であり、しかも製造工程中やデッキ内走行時に支持体面
の削れのない磁気記録媒体に関する。
おいては、電磁変換特性、走行性および耐久性のいずれ
にも優れることが要求される。
なされている。
向上させることを目的として、支持体の磁性層形成面の
表面粗さRa(M)を0.03μm以下とし、磁性層形成面と
は反対側の面の表面粗さRa(B)を0.02〜0.1μmとす
るとともに、支持体の磁性層形成面の表面粗さRa(M)
と磁性層形成面とは反対側の面表面粗さRa(B)とが、
常に、 Ra(M)<Ra(B) なる関係を満たす磁気記録媒体が提案されている(特開
昭60−93626号公報参照)。
換特性が低下し、また支持体の磁性層形成面とは反対側
の面に高い突起を設けることによって磁性層形成面とは
反対側の面を粗くすると、巻き取り時に、突起が磁性層
表面に転写して磁性表面を粗らしたり、あるいは製造工
程内を搬送中に高い突起部分が削られてしまうことに伴
ないドロップアウトを招く原因となったり、さらにはデ
ッキ内走行中に高い突起部分が削り取られてこの部分に
含まれているフィラーが支持体表面を傷つけノイズの原
因となったりする等の理由により、支持体の磁性層側表
面粗さを単に小さくしても電磁変換特性が向上するとは
限らない。
に、支持体の磁性層形成面の表面粗さを磁性層形成面と
は反対側の面の表面粗さよりも大きくしてなる磁気記録
媒体を提案されている(特開昭57−150130号公報参
照)。
を極めて平滑にすると、磁性層の塗設工程やカレンダー
工程において蛇行したりハリツキを起したりする等して
搬送トラブルを招きやすい。
る。
ともに、走行性、耐久性が良好であり、しかも製造工程
中やデッキ内走行時に支持体面の削れのない磁気記録媒
体を提供することにある。
持体上に磁性層を有する磁気記録媒体において、前記磁
性層の表面ウネリ(A)、前記非磁性支持体の磁性層形
成面の表面ウネリ(B)および前記非磁性支持体の磁性
層形成面とは反対側の面の平均突起高さ(H)が、それ
ぞれ以下の関係、 (A)≦0.022μm (B)≦0.020μm 0.01μm≦(H)≦0.2μm を満たすとともに、前記非磁性支持体の磁性層形成面と
は反対側の面における高さが0.01μm以上である突起の
個数が測定長1mm当り200個以上であり、前記非磁性支持
体の磁性層形成面とは反対側の面における高さが0.30μ
m以上である突起の個数が測定長400mm当り500個以下で
あり、前記非磁性支持体の磁性層形成面とは反対側の面
における(最大突起高さ)/(平均突起高さ)の比が5
以下であることを特徴とする磁気記録媒体である。
に非磁性支持体1と磁性層2とを有し、非磁性支持体2
は磁性層形成面とは反対側の面に特定の突起3を有す
る。
明する。
磁性支持体の形成材料としては、たとえばポリエチレン
テレフタレートおよびポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト等のポリエステル類;ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン類;セルローストリアセテートおよびセルロースダ
イアセテート等のセルロース誘導体;ならびにポリカー
ボネート、芳香族ポリアミド、ポリイミドなどのプラス
チックを挙げることができる。さらにCu、Al、Znなどの
金属、ガラス、いわゆるニューセラミック(例えば窒化
ホウ素、炭化ケイ素等)等の各種セラミックなども使用
することができる。
する場合には充填材粒子を含有させることが好ましい。
面ウネリ(B)が、 (B)≦0.020μm なる関係を満たすとともに、磁性層形成面とは反対側の
面(以下、この面を裏面と称することがある。)の平均
突起高さ(H)が、 0.01μm≦(H)≦0.2μm なる関係を満たさなければならない。
020μm以下、好ましくは0.018μm以下、さらに好まし
くは0.015μm以下とすることにより、この非磁性支持
体上に形成する磁性層の表面ウネリ(A)を小さくして
電磁変換特性(特にクロマS/N)の向上を図ることがで
きる。
020μm以下にするためには、たとえば、非磁性支持体
中に含有させる前記充填材粒子の平均粒径を2μm以
下、好ましくは0.01〜1μmとし、その含有率を2重量
%以下、好ましくは0.01〜1.0重量%とすれば良い。
m以上とすることにより、たとえば磁性層の塗設工程や
カレンダー工程における蛇行やハリツキの発生を防止し
て走行性の向上を図ることができるとともに、耐久性の
向上を図ることができる。
m以下とすることにより、従来から知られているように
磁気記録媒体を巻いた状態にした場合に、非磁性支持体
の表面に存在する突起が磁性層表面を粗すのを防止し、
また、走行中に削り取られた突起の断片による非磁性支
持体の裏面に傷が付けられるのが防止され、結果として
電磁変換特性の向上を図ることができる。別の見方をす
ると、前記各フィルムの面Iにおける平均突起高さ
(H)が0.20μmを超えると、結果的に、巻回状態にあ
る磁気記録媒体において、磁性層の表面が非磁性支持体
の裏面にある突起によって傷がつき、また、走行中に突
起が削られて生じる断片あるいはフィラーにより非磁性
支持体の裏面に傷がつき、最終的に電磁変換特性の低下
を招くことになる。
裏面における高さが0.01μm以上である突起の個数が測
定長1mm当り200個以上、好ましくは200個以上2000個以
下であり、前記裏面における高さが0.30μm以上である
突起の個数が測定長400mm当り500個以下、好ましくは10
0個以下であり、前記裏面における(最大突起高さ)/
(平均突起高さ)の比が10以下、好ましくは5以下であ
ることが必要である。
数を測定長1mm当り200個以上、好ましくは200個以上200
0個以下とすることにより、走行性に優れるとともに磁
性層の表面に傷がつきにくくて耐久性の向上した磁気記
録媒体を提供することができる。ここで走行性に優れる
とは、従来から公知の磁気記録再生装置例えばテープデ
ッキにおける磁気記録体の走行路に配置されたガイドピ
ンにより、磁気記録媒体がエッジダメージを受けること
なく走行することができることを含む。
起の個数を測定長400mm当たり500個以下、好ましくは10
0個以下にすると、走行性の向上、走行中に発生する非
磁性支持体の裏面での傷つき発生の防止を図り、最終的
に電磁変換特性の向上を図ることができる。
突起高さ)の比を5以下とすることにより、向上した電
磁変換特性の低下を招かずに走行性および耐久性の向上
を図ることができる。
えば、非磁性支持体の平滑でウネリのない前記裏面に、
粒径ができるだけ均一であるとともにできるだけ球状に
近い形状の粒子を0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重
量%の割合で含有してなり、平均膜厚が0.01〜1μm、
好ましくは0.01〜0.5μmである突起層を積層すればよ
い。ここで、この突起層は、前記の粒子がポリマーでく
るまれていれば、必ずしも膜を形成するものである必要
はなく、たとえば網目状であっても良い。また、このよ
うな突起層を積層せずに、非磁性支持体における前記裏
面に機械的に凹凸を形成することによっても前記の突起
を形成することができる。
ウネリが前記の範囲にあるとともに磁性層形成面とは反
対側の面に前述の突起を有していれば特に制限はなく、
テープ状、シート状、カード状、ディスク状、ドラム状
等いずれであってもよい。
合には、通常、3〜150μm、好ましくは4〜100μmで
ある。また、ディスク状、カード状の場合には、通常、
30〜100μmである。さらにドラム状の場合には円滑状
とする等、使用するレコーダーに対応させた形態とする
ことができる。
走行性の向上、帯電防止および転写防止などを目的とし
て、所望によりバックコート層を設けてもよい。ただ
し、本発明においては、バックコート層を設けなくても
良好な電磁変換特性、走行性および耐久性が得られるの
で、通常はバックコート層を設ける必要はない。
磁性層と非磁性支持体との接着性の向上等を目的とし
て、中間層(例えば接着剤層)を設けることもできる。
を介して形成される磁性層は、強磁性粉末を結合剤中に
分散して形成される。
(A)が0.022μm以下、好ましくは0.020μm以下、さ
らに好ましくは0.018μm以下であることが必要であ
る。
とにより、電磁変換特性(特にクロマS/N)の向上を図
ることができる。
めには、たとえば、磁性層を形成する磁性塗料を前記非
磁性支持体上に塗布した後、たとえばスーパーカレンダ
ーロールなどを用いて表面平滑化処理を行なったり、粒
径の小さい強磁性粉末を用いたりすれば良い。また、た
とえば、前記結合剤に官能基を有する樹脂を用いたり、
加圧ニーダー等の剪断力の高い装置を使用したりして強
磁性粉末の分散性の向上を図ることによっても、磁性層
の表面ウネリ(A)を0.022μm以下にすることができ
る。
について説明する。
粉末、Co含有Fe3O4粉末、Co含有FeOx(4/3<x<3/2)
粉末等の酸化鉄磁性粉;Fe粉末、Ni粉末、Co粉末、FeN粉
末、Ba−フェライト粉末、Fe−Al合金粉末、Fe−Ni合金
粉末、Fe−Al−Ni合金粉末、Fe−Al−P合金粉末、Fe−
Ni−Si−Al合金粉末、Fe−Ni−Si−Al−Mn合金粉末、Ni
−Co合金粉末、Fe−Mn−Zn合金粉末、Fe−Ni−Zn合金粉
末、Fe−Co−Ni−Cr合金粉末、Fe−Co−Ni−P合金粉
末、Co−Ni合金粉末およびCo−P合金粉末等の強磁性金
属粉末あるいは強磁性合金粉末などが挙げられる。
末、Fe粉末、FeN粉末である。
球状、楕円体状あるいは板状などの形状であっても良
い。
常、25m2/g以上、好ましくは30〜80m2/gである。
ド、好ましくは600〜1,700エルステッドである。
m、特に0.15〜0.30μmである。この平均長軸長が0.1
μm未満であると、良好な分散性を得ることが困難にな
ることがある。一方、0.4μmを超えると、電磁変換特
性の低下を招くことがある。
と、平均分子量が約10,000〜200,000の範囲内にある樹
脂を用いることができる。
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(例:セルロースアセテートブチレート、セルロー
スダイアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロ
セルロース等)、スチレンブタジエン共重合体、ポリエ
ステル樹脂、各種の合成ゴム系バインダー、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル
樹脂とイソシアネートプレポリマーとの混合物、ポリエ
ステルポリオールとポリイソシアネートとの混合物、尿
素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコールと高分子
量ジオール化合物との混合物およびこれらの混合物など
が挙げられる。
独で陰性官能基を有する樹脂を好適に用いることもでき
る。
M2およびM3は、それぞれ水素原子、アルカリ金属および
アルキル基のいずれかである。またM2とM3とは、互いに
異なっていても良いし、同じであっても良い。) のうちの少なくともいずれかを有する樹脂などが挙げら
れる。
ル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などの
樹脂を変性して、前記陰性官能基を導入することにより
得ることができる。
は、0.01〜10.0mg/gであるのが望ましい。
分散性が向上し、その結果、磁気記録媒体の出力が大き
くなり、走行安定性も向上する。
れないことがある。
量は、前記強磁性粉末100重量部に対して、通常、2〜5
0重量部、好ましくは5〜40重量部である。
基を有する樹脂を配合した場合に奏されるべき所期の効
果が充分に奏されないことがある。50重量部より多くす
ると、摺動ノイズやヘッド白濁の劣化を招くことがあ
る。
もにポリイソシアナート系硬化剤を併用することによ
り、磁性奏の耐久性の向上を図ることもできる。
トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシ
アナート、ヘキサンジイソシアナート等の2官能イソシ
アナート、コロネートL(商品名;日本ポリウレタン工
業(株)製)、デスモジュールL(商品名;バイエル社
製)等の3官能イソシアネート、または両末端にイソシ
アナート基を含有するウレタンプレポリマーなどの従来
から硬化剤として使用されているものや、また硬化剤と
して使用可能であるポリイソシアナートであるものをい
ずれも使用することができる。
量部である。
分散剤として、たとえばレシチン、リン酸エステル、脂
肪酸、アミン化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸ア
ミド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド、スル
ホコハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性
剤等およびこれらの塩、陰性有機基(例えば−COOH、−
PO3H)重合体分散剤の塩などを用いることができる。
み合せて使用しても良い。
酸エステルを用いることができる。この脂肪酸エステル
としては、たとえばオレイルオレート、オレイルステア
レート、イソセチルステアレート、ジオレイルマレエー
ト、ブチルステアレート、ブチルパルミテート、ブチル
ミリステート、オクチルミリステート、オクチルパルミ
テート、アミルステアレート、アミルパルミテート、ス
テアリルステアレート、ラウリルオレート、オクチルオ
レート、イソブチルオレート、エチルオレート、イソト
リデシルオレート、ブトキシエチルパルミテート、ブト
キシエチルステアレート、2−エチルヘキシルステアレ
ート、2−エチルヘキシルミリステート、エチルステア
レート、2−エチルヘキシルパルミテート、イソプロピ
ルパルミテート、イソプロピルミリステート、イソオク
チルパルミテート、イソオクチルミリステート、ブチル
ラウレート、セチル−2−エチルヘキサレート、ジオレ
イルアジペート、ジエチルアジペート、ジイソブチルア
ジペート、ジイソデシルアジペートなどが挙げられる。
これらの中でも、特に好ましいのはブチルステアレー
ト、ブチルパルミテート、ブトキシエチルパルミテー
ト、ブトキシエチルステアレート、イソオクチルパルミ
テート、イソオクチルミリステートである。
いし、二種以上を混合して使用しても良い。
可塑剤の添加量を少なくすると、特に高温高湿下におけ
る磁気記録媒体の走行耐久性を向上させることができ
る。
有していてもよい。
剤、脂肪酸変性シリコーン系潤滑剤、フッ素系潤滑剤、
流動パラフィン、スクワラン、カーボンブラック、グラ
ファイト、カーボンブラックグラフトポリマー、二硫化
モリブデン、二硫化タングステンなどが挙げられる。
み合わせて使用しても良い。
に用いることができる。
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、リノレン酸、
リノール酸、オレイン酸、エライジン酸、ベヘン酸、マ
ロン酸、コハク酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,12−ド
デカンジカルボン酸、オクタンジカルボン酸などが挙げ
られる。
レイン酸、ステアリン酸である。
に対して、通常、20重量部以下、好ましくは10重量部以
下である。この配合割合は20重量部を超えると、ブルー
ミングやブリードアウトが生じ易くなることがある。
ーボンブラックを含有していても良い。磁性層が平均粒
径10〜100mμ、好ましくは20〜30mμのカーボンブラッ
クを含有することにより、本発明の磁気記録媒体におけ
る向上した電磁変換特性の低下を招かないで走行耐久性
をさらに向上させることができる。ただし、カーボンブ
ラックの平均粒径が10mμ未満であると、走行耐久性に
劣ることがある。一方、カーボンブラックの平均粒径が
100mμを超えると、添加量を多くした場合に電磁変換特
性の低下を招くことがある。
ブラックの配合割合は、前記強磁性粉末100重量部に対
して5重量部以下、好ましくは3重量部以下である。た
だし、磁性層を複数層設ける場合の下層については、こ
の限りではない。
電防止剤を含有していてもよい。
独の作用のみを有するものではなく、たとえば、一の化
合物が潤滑剤および帯電防止剤として作用する場合があ
る。
を示したものであり、分類された化合物の作用が分類に
示す作用によって限定されるものではない。
の磁性層を積層することにより、磁性層を多層構成とす
ることもできる。
性粉末、たとえば陰性官能基を有する塩化ビニル系樹脂
などの結合剤およびその他の磁性層形成成分を溶媒に混
練分散して磁性塗料を調製した後、この磁性塗料を前記
非磁性支持体上に塗布し、および乾燥することにより製
造することができる。
は、たとえばアセトン、メチルエチルケトン(MEK)、
メチルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロヘキサノ
ン等のケトン系:メタノール、エタノール、プロパノー
ルおよびブタノール等のアルコール系;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸プロピルおよ
びエチレングリコールモノアセテート等のエステル系;
ジエチレングリコールジメチルエーテル、2−エトキシ
エタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル系;ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳香族
炭化水素;メチレンクロライド、エチレンクロライド、
四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリンお
よびジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素などを使
用することができる。
粉末およびその他の磁性塗料成分を、同時にまたは個々
に順次混練機に投入する。たとえば、まず分散剤を含む
溶液中に前記強磁性粉末を加え、所定時間混練した後、
残りの各成分を加えて、さらに混練を続けて磁性塗料と
する。
ができる。この混練機としては、たとえば二本ロールミ
ル、三本ロールミル、加圧ニーダー、連続ニーダー、オ
ープンニーダー、ボールミル、ペブルミル、サイドグラ
インダー、Sqegvariアトライター、高速インペラー分散
機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパーニ
ーダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機
などが挙げられる。
ては、たとえばグラビアロールコーティング、マイヤー
バーコーティング、ドクタープレードコーティング、リ
バースロールコーティング、ディップコーティング、エ
アーナイフコーティング、カレンダーコーティング、ス
キーズコーティング、キスコーティング、エクストルー
ジョンコーティングおよびファンティンコーティングな
どが挙げられる。
で、通常、0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmであ
る。
態で、必要により磁場配向処理を行ない、さらに、たと
えばスーパーカレンダーロールなどを用いて表面平滑化
処理を行なう。
媒体を得ることができる。
ことにより、ビテオテープ、オーディオテープ等の磁気
テープとして、あるいは円盤状に裁断することにより、
フロッピーディスク等として使用することができる。さ
らに、通常の磁気記録媒体と同様に、カード状、円筒状
などの形態でも使用することができる。
ついてさらに具体的に説明する。なお、以下に記載する
実施例および比較例において、「部」は「重量部」を表
わすものとする。
3時間混合分散することにより分散液とした後、この分
散液にポリイソシアネート化合物5部を添加して混合
し、磁性塗料を調製した。
1表に示す表面ウネリ(B)ならびに第1表に示す高さ
および個数の突起を裏面に有するポリエチレンテレフタ
レート非磁性支持体上に塗布した。
ダーにかけて、温度60〜80℃、圧力100〜300kg/cm2の条
件で表面平滑化処理を行なって磁性層の表面ウネリ
(A)を0.010μmとし、所定の幅に裁断してビデオテ
ープを作製した。
の性状ならびに諸特性を測定した。
た。
磁性層形成面とは反対側の面の表面ウネリ(B); タリーステップ表面粗さ計(テイラーボブソン社製)
を使用し、以下の測定条件でろ波中心線平均ウネリを求
めた。
の面における突起個数および突起高さ; タリーステップ表面粗さ計(テイラーボブソン社製)
により表面粗さ曲線を求め、この曲線をピークとして認
識されるもの(ピークカウント値を超える突起)につい
て、平均線からの高さを測定し、0.010μm以上のもの
および0.30μm以上の突起の個数を、以下の条件で測定
した。
で、上記測定を400回繰り返して個数を求めた。
/1」)を用い、日本ビクター社製「HR−S7000」型デッ
キによりリファレンステープに対する値(dB)を求め
た。
温度40℃、湿度80%の条件下で、テープの全長繰り返し
走行を100時間行ない、テープのエッジダメージについ
て次の3段階に評価した。
ビデオテープを先頭から5分間、400回繰り返して走行
させ、走行後における裏面のキズを観察することによ
り、次の4段階に評価した。
いレベル。
る。
磁性層の性状を第1表に示すように代えたほかは、前記
実施例1と同様にしてビデオテープを作製し、得られた
ビデオテープの諸特性を測定した。
は、クロマS/Nが向上しているとともに、走行耐久性に
も優れ、しかも非磁性支持体面にキズの発生がない。
する支持体と、特定の表面ウネリを有する磁性層とを有
するので、電磁変換特性を向上させることができるとと
もに、この向上した電磁変換特性の低下を招かないで、
走行性および耐久性を向上させることが可能であり、電
磁変換特性に優れるとともに、走行性、耐久性が良好で
あり、しかも製造工程中やデッキ内走行時に支持体面の
削れのない磁気記録媒体を提供することができる。
である。 1……非磁性支持体、2……磁性層、3……突起
Claims (1)
- 【請求項1】単層の非磁性支持体上に磁性層を有する磁
気記録媒体において、前記磁性層の表面ウネリ(A)、
前記非磁性支持体における磁性層形成面側の表面ウネリ
(B)および前記非磁性支持体における前記磁性層形成
面とは反対側の面の平均突起高さ(H)が、それぞれ以
下の関係、 (A)≦0.022μm (B)≦0.020μm 0.01μm≦(H)≦0.2μm を満たすとともに、前記非磁性支持体の前記磁性層形成
面とは反対側にの面における高さが0.01μm以上である
突起の個数が測定長1mm当り200個以上であり、前記非磁
性支持体の磁性層形成面とは反対側の面における高さが
0.30μm以上である突起の個数が測定長40mm当り500個
以下であり、前記非磁性支持体の磁性層形成面とは反対
側の面における(最大突起高さ)/(平均突起高さ)の
比が5以下であることを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (4)
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Family Applications (1)
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JP31500189A Expired - Fee Related JP2831753B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 磁気記録媒体 |
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Legal Events
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