JPH0340214A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0340214A
JPH0340214A JP17635089A JP17635089A JPH0340214A JP H0340214 A JPH0340214 A JP H0340214A JP 17635089 A JP17635089 A JP 17635089A JP 17635089 A JP17635089 A JP 17635089A JP H0340214 A JPH0340214 A JP H0340214A
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JP
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magnetic
acid
resin
magnetic layer
abrasive
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JP17635089A
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Yasushi Nakano
寧 中野
Noboru Koyama
昇 小山
Noboru Nakajima
昇 中島
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえばビデオテープ、オーディオテープ等
に用いられる磁気記録媒体に関し、さらに詳細には1強
磁性粉末の分散性が良好であって生産安定性に優れ、し
かも走行耐久性、耐ドロップアウト性および電磁変換特
性に優れ、高密度記録に好適に用いることのできる磁気
記録媒体に関する。
[従来の技術1発明が解決しようとする課題]近年、た
とえばオーディオ分野においてはDAT(デジタルオー
ディオテープレコーダ)が登場し、VTR分野において
は、従来の1/2インチ幅規格に比較して幅の狭い80
幅規格が登場して広く普及しつつある等の事情から、°
磁気記録媒体については高密度記録化への要請が高まる
一方であり、より高性能の磁気記録媒体、すなわち′i
1!磁変換性変換特性走行耐久性に優れた磁気記録媒体
が望まれている。
この要請の下に、11気記録媒体の!磁変換特性の向上
を図ることを目的として、微粒子化された強磁性粉末が
使用されるに至っているのであるが、微粒子化された強
磁性粉末は磁性層中での分散性が悪い。
その結果、微粒子化された強磁性粉末を用いてなる磁気
記録媒体においては、■電磁変換特性が充分に改善され
ないことがある。■充分に分散されなかった強磁性粉末
の粒子の一部が走行中に脱離することがある、■走行中
に脱離した粒子の一部が磁気ヘッドに瞬間的に付着する
。■磁性塗料の円滑な移送が困難になるので、移送経路
内において部分的停滞を生じ易い、■生産安定性の低下
を招く結果、磁性層にした場合のドロップアウトにつな
がる、■したがって、電磁変換特性を低下させる、また
■塗装工程においては、si性塗料を非磁性支持体上に
塗布した後のスムージングを円滑に行なうことができな
いので、磁気記録媒体の1面の平滑性を損なうことにな
り、ヘッド目詰まりやエツジ折れ等が発生し易くなって
走行耐久性が低下する、等の種々の問題点が派生する。
したがって、強磁性粉末の分散性を良好にし、生産安定
性の低下を招くことがなくて走行耐久性および電磁変換
特性に優れた特性を示す磁気記録媒体の登場が待たれて
いるのが実情である。
この発明は、前記事情に基づいてなされたものである。
この発明の目的は1強磁性粉末の分散性が良好であって
生産安定性に優れ、しかも優れた走行耐久性を有すると
ともに、高密度記録に適した高い電磁変換特性を右する
磁気記録媒体を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明者が鋭意、検討を
重ねた結果、I4定の重量平均分子量と転移温度とを有
するポリウレタン樹脂と、ポリ塩化ビニル系樹脂との割
合が特定の範囲にある結合剤と、特定量の磁性体と研磨
剤とを有する磁性層を、特定の平均表面粗さの裏面を有
する非磁性支持体に設けてなる磁気記録媒体は1強磁性
粉末の分散性が良好であるとともに生産安定性に優れ、
しかも走行耐久性、耐ドロップアウト性および電磁変換
特性に優れていて、高密度記録に適することを見出して
この発明に到達した。
すなわち、本発明の構成は、5万〜8万の重量平均分子
量と0〜+lO℃のガラス転移温度を有するポリウレタ
ン樹脂と、ポリ塩化ビニル系樹脂との混合比が50:5
0〜30:70の結合剤よりなり。
磁性体と研磨剤との総量が磁性層の総量の70〜75重
量%である磁性層を裏面の平均表面粗さが0.0IO〜
0.025である非磁性支持体に設けてなることを特徴
とする磁気記録媒体である。
この発明の磁気記録媒体を構成する非磁性支持体と磁性
層とにつき、以下に説明する。
(非磁性支持体) 前記非磁性支持体を形成する素材としては、たとえばポ
リエチレンテレフタレートおよびポリエチレン−2,6
−ナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等
のポリオレフィン類、セルローストリアセテートおよび
セルロースダイアセテート等のセルロース誘導体、なら
びにポリカーボネートなどのプラスチックを挙げること
ができる。さらにCu、  An、Znなどの金属、ガ
ラス、いわゆるニューセラミック(例えば窒化ホウ素、
炭化ケイ素等)等の各種セラミックなどをも使用するこ
とができる。
前記非磁性支持体の形態については特に制限はなく、テ
ープ状、シート状、カード状、ディスク状、ドラム状等
いずれであってもよく、形態に応じて、また、必要に応
じて種々の材料を選択して使用することができる。
これらの支持体の厚みはテープ状あるいはシート状の場
合には、通常、3〜100μm、好ましくは3〜507
1mである。また、ディスク状、カード状の場合には1
通常、30〜100μmである。さらにドラム状の場合
は円筒状にする等、使用するレコーダーに対応させた形
態にすることができる。
前記非磁性支持体の磁性層が設けられていない面(裏面
)には、磁気記録媒体の走行性の向上、帯電防止および
転写防止などを目的として、バックコート層を設けても
よい。
また、非磁性支持体の磁性層が設けられる面には、磁性
層と非磁性支持体との接着性の向上等を目的として、中
Yu1層(例えば接着剤層)を設けることもできる。
(磁性層) 前記非磁性支持体上には、磁性層が設けられている。
磁性層は、強磁性粉末を結合剤中に分散してなる層であ
る。
前記強磁性粉末としては、たとえばγ−Fe203、F
ezO4,Go吸着形酸化鉄、Co固溶形酸化鉄等の酸
化鉄磁性粉、Fe、 Xi、 Co、 Fe−N1−G
o合金、 Fe−Mn−Zn合金、Fe”Ni−Zn合
金、 Fe−Go−)li−Cr合金、Fe−Go−X
i−P合金、Go−N i合金等、を主成分とするメタ
ル磁性粉、CrO2、Fe4N、 BaO−8Fe20
3等のその他の磁性粉などが挙げられる。
これらの中でも、好ましいのはγ−Fe2O3,Co含
含酸酸化鉄よびGr203 である。
前記強磁性粉末の形状については特に制限はなく、例え
ば、針状、球状あるいは楕円体状などのものを使用する
ことができる。
本発明の磁気記録媒体においては、前記結合剤は、ポリ
ウレタン樹脂[以下、樹脂Aと言う、]とポリ塩化ビニ
ル系樹脂【以下、樹脂Bと言う、]とを含有する。
前記樹脂Aは、前記範囲の重量平均分子量と前記範囲の
ガラス転移温度とを有するとともに、前記混合割合で前
記樹脂Bとの併用および前記磁性体と研磨剤との総量が
前記範囲内にある磁性層とあいまって磁性層における前
記強磁性粉末の分散性の向上を図り、高い電磁変換特性
を実現する作用を有する。
前記樹脂Aを構成する樹脂は、種々の方法により得るこ
とができる。たとえば、ポリエステルとジカルボン酸と
ジオールとの3種類の化合物とジイソシアネートとを用
いて、縮合反応と付加反応とにより得ることができる。
さらに、ポリウレタン樹脂を変性して、極性基を導入し
てもよい。
前記ポリウレタン樹脂を得るために使用される上記カル
ボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オ
ルソフタル酸、l、5−ナフタル酸等の芳香族ジカルボ
ン酸;p−オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ
)安息香酸等の芳香族オキシカルボン酸;コハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカル
ボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、トリメリット酸、トリ
メシン酸、ピロメリット酸等のトリおよびテトラカルボ
ン酸などが挙げられる。
これらの中でも、好ましいのはテレフタル酸、イソフタ
ル酸、アジピン酸、セバシン酸である。
前記スルフォン酸金属塩基を含有するジカルボン酸成分
としては、たとえば5−ナトリウムスルフォイソフタル
酸、5−カリウムスルフォイソフタル酸、2−ナトリウ
ムスルフォテレフタル酸、2−カリウムスルフォテレフ
タル酸などが挙げられる。
前記ジオール成分としては、たとえばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、l、3−プロパンジオール
、1.4−ブタンジオール、1,5−ベンタンジオール
、1.6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール
、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、 
2,2.4− )リメチル=1.3−ネオベンタンジオ
ール、1.4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェ
ノールAのエチレンオキシド付加物、水素化ビスフェノ
ールAのエチレンオキシド付加物、ポリエチレングリコ
ールポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコールなどが挙げられる。また、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリ
スリトールなどのトリおよび/またはテトラオールを併
用することもできる。
ポリウレタン樹脂を得るために使用される前記イソシア
ネート成分としては、たとえば4.4−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、 2.4− )リレンジイソシア
ネート、2.8−)リレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート、m−フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシ7ネー
ト、3゜3′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニレンジ
インシアネー)、4.4′−ジイソシアネート−ジフェ
ニルエーテル、1.3−ナフタレンジイソシアネート、
p−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイ
ンシアネート、1.3−ジイソシアネートメチルシクロ
ヘキサン、l、4−ジイソシアネートメチルシクロヘキ
サン、4.4′−ジイソシアネートジシクロヘキサン、
4.4′−ジイソシアネートジシクロヘキシルメタン、
イソホロンジインシアネートなどが挙げられる。
また、樹脂Bとしては、たとえば塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコー
ル共重合体、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル−ビニル
アルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイ
ン酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−
プロピオン酸ビニル−マレイン酸ビニル−ビニルアルコ
ール共ffi合体、塩化ビニル−アクリルグリシデルエ
ーテル−(2−アクリルアミド−2−メチルプロパン酸
カリウム)−(アリル−2−ヒドロキシプロピルエーテ
ル)共重合体などを挙げることができる。
これらの共重合体に含まれているビニルアルコール性O
H基と、前記のCCl−CH2CH2SO3、CI −
CH2CH20S03 M等の塩素を含むスルフォン酸
金属塩の塩素とを、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルフオキシド等の極性溶媒中で、たとえばピリジン、ピ
コリン、トリエチルアミン等のアミン塩、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド等のエポキシ化合物等の
脱塩酸剤の存在下で、脱塩酸反応生成物を使用してもよ
い。
前記塩化ビニル系共重合体は、塩化ビニル七ノマー、ス
ルフォン酸もしくはリン酸のアルカリ塩を含有した共重
合性モノマーおよび必要に応じて他の共重合性七ノマー
を共重合することによって得ることができる。この共重
合体はビニル合成によるものであるので合成が容易であ
り、かつ共重合成分を種々選ぶことができ、共重合体の
特性を最適に調整することができる。
また、必要に応じて共重合させる共重合性七ノマーとし
ては、たとえば種々のビニルエステル、塩化ビニリデン
、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、
アクリル酸、メタクリル酸1種々のアクリル酸エステル
、メタクリル酸エステル、エチレン、プロピレン、イソ
ブチン、ブタジェン、イソプレン、ビニルエーテル、ア
リールエーテル、アリールエステル、アクリルアミド、
メタクリルアミド、マレイン酸、マレイン酸エステルな
どが挙げられる。
この発明における前記結合剤は乳化重合、溶液重合、懸
濁重合、塊状重合等の重合法により重合される。いずれ
の方法においても、必要に応じて分子量調節剤1重合開
始剤、七ノマーの分割添加あるいは連続添加などの公知
の技術を応用することができる。
前記塩化ビニル系共重合体は、さらにエポキシ基または
水酸基を含有していることが好ましい。
前記樹脂Aの分子量は50,000〜80,000であ
る。
この分子量が80,000を超えると、分散性が劣化し
、電磁変換特性のS/Nが低下し、この発明の目的が達
成できなくなることがある。一方、分子量が50,00
0未満であると、塗膜の物性、特に結合剤の結着力が低
下し、ドロップアウトの増加を招くことがある。
また、前記樹脂Aは、ガラス転移温度が0〜+ 10℃
の範囲内にあることが望ましい、ガラス転移温度が0℃
未満であると、磁性層の剛性が低下し、走行性能の劣化
を招くことがある。一方、ガラス転移温度が+10℃を
越えると、剛性は向上するものの、ポリウレタン樹脂本
来の接着力が低下し、磁性層の剥離が起き易く、ドロッ
プアウトを増加させることがある。
本発明において、結合剤は前記樹脂Aと樹脂Bとを含有
する。
前記樹脂Aと樹脂Bとの配合割合は、好ましくは50:
5Q〜3Q:?Qであり、特に好ましくは、45:55
〜35:85である。
これらの配合割合をそれぞれ前記の範囲内にすることに
より、磁性層における前記強磁性粉末の分散状態を良好
なものにしつつ1分散速度の向上を図ることができる。
この発明においては、結合剤中に前記樹脂とともにポリ
イソシアネート系硬化剤を添加することにより、Tm性
層の耐久性の向上を図ることができる。
前記ポリイソシフネート系硬化剤としては、たとえばト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート、ヘキサンジインシアネート等の2官能インシア
ネート、コロネー)L(商品名;日本ポリウレタン工業
■製)、デスモジュールL(商品名;バイエル社製)等
の3官能インシアネート、または両末端にインシアネー
ト基を含有するウレタンプレポリマーなどの従来から硬
化剤として使用されているものや、また硬化剤として使
用可能であるポリインシアネートであるものをいずれも
使用することができる。
前記硬化剤の使用量は、通常、全結合剤量の5〜80重
量部である。
磁性層における前記強磁性粉末と前記結合剤との配合割
合は、前記強磁性粉末100重量部に対して1通常、結
合剤1〜200重量部、好ましくは1〜50重量部であ
る。
本発明の場合には、前記強磁性粉末と研磨剤との粒量を
、荊記磁性塗料の総量の70〜75重量%とした。
結合剤の配合量が多すぎると、結果的に強磁性粉末の配
合量が低くなり磁気記録媒体の記録密度が低下すること
があり、少なすぎると、磁性層の強度が低下して磁気記
録媒体の走行耐久性が減退することがある。
この発明の磁気記録媒体においては、磁性層中に、さら
に、潤滑剤、研磨剤および帯電防止剤等を含有していて
も良い。
前記潤滑剤としては、たとえばカーボンブラック、グラ
ファイト、カーボンブラックグラフトポリマー、二硫化
モリブデン、および二硫化タングステン等の固体a滑剤
、シリコンオイル、変性シリコン化合物、炭素原子数1
2〜16の一塩基性脂肪酸と、この脂肪酸の炭素原子数
と合計して炭素原子数が21〜23個になる一価のアル
コールとからなる脂肪酸エステル(いわゆるロウ)およ
び炭素数12〜22の脂肪酸などが挙げられる。
これらの中でも、好ましいのはカーボンブラック、変性
シリコン化合物、脂肪酸および脂肪酸エステルである。
これらは1種単独で使用しても良いし、2種以上を組み
合せて使用しても良い。
前記潤滑剤の使用量は前記強磁性粉末100重量部に対
し、て5通常、 0.05〜lO重量部である。
前記研磨剤としては、たとλば酸化アルミニウム、酸化
チタン(〒io、 Ti02)、酸化ケイ素(SiO1
Si02) 、窒化ケイ素、酸化クロムおよび炭化ホウ
素の無機粉末並びにベンゾグアナミン樹脂粉末。
メラミン樹脂粉末およびフタロシアニン化合物粉末等の
酸槽粉末が挙げられる。
前記研磨剤の平均粒子径は 通常、0.1〜1,0糾m
の範囲内にある。
また、前記研磨剤の配合量は、前記強磁性粉末100重
量部に対して、通常、0.5〜20重星部の範囲内にあ
る。
前記帯電防止剤としては、介とえばカーボンブラック、
グラファイト、酸化錫−酸化アンチモン系化合物、酸化
錫−酸化チタン−酸化アンチモン系化合物、カーボンブ
ラックグラフトポリマー等の導電性粉末;サポニンなど
の天然界面活性剤;−フルキレンオヤサイド系、グリセ
リン系、グリシドール系等のノこオン界面活性M:高級
アルキルアミン類、第4級ピリジン、その他の複素環類
ホスホニウムおよびスルホニウム類等のカチオン界面活
性剤:カルポン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基
、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤
ニアミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコール
の硫酸および燐酸エステル類等の両性界面活性剤などが
挙げられる。
これらは1種単独で使用しても良いし、2s以上をMl
み合せて使用しても良い。
前記帯電防止剤の配合液は、前記強磁性粉末100虫亀
部に対して、通常、0,5〜20重量部である。
なお、前記潤滑剤、帯電防止剤等は、単独の作用のみを
有するものではなく、例えば、=−・の化合物が潤滑剤
および帯電防止剤として1作用する場合がある。
したがって、この発明における上述の分類は。
主な作用を示したものであり、分類された化合物の作用
が分類に示を作用によって、限定されるものではない。
次に、この発明の磁気記録媒体を製造する方法について
説明する。
(製造方法) この発明の磁気記録媒体は、前記強磁性粉末。
結合剤などの磁性層形成成分を溶媒に混線分散して磁性
塗料を調製した後、得られた磁性塗料を前記非磁性支持
体上に塗布および乾燥することにより製造することがで
きる。
磁性層形成成分の混線・分散に使用する溶媒としては、
たとえばアセトン、メチルエチルケトン(MEK) 、
  メチルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロ
ヘキサノン等のケトン系:メタノール、エタノール、プ
ロパノールおよびブタノール等のアルコール系:酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸工1ル、酢酸プロ
ピルおよびエチレングリコールモノアセテート等のエス
テル系;ジエチレングリコールジメチルエーテル、2−
エトキシエタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル系:ベンゼン、トルエンおよびキシレン等
の芳香族炭化水素:メチレンクロライド、エチレンクロ
ライド、四塩化炭素、クロロホルムエチレンクロルヒド
リンおよびジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素な
どを使用することができる。
磁性塗料成分の混線にあたっては、前記強磁性粉末およ
びその他の磁性塗料成分を2同時にまたは個々に順次混
線機に投入する。たとえば、まず分散剤を含む溶液中に
前記磁性粉を加え、所定時間混練した後、残りの各成分
を加えて、さらに混練を続けて磁性塗料とする。
混線分散にあたっては、各種の混線機を使用することが
できる。この混線機としては、たとえば二本ロールミル
、二本[1−ルミ側5ボールミル、ペブルミル、サイド
グラインダー、Sqegvariアトライター、高速イ
ンペラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル2
デイスパーニーグー、高速ミキサー、ホモジナイザー、
超音波分散機などが挙げられる。
なお、前記強磁性粉末の混線分散には1分散剤を使用す
ることができる。
前記分散剤としては、たとえばレシチン、リン酸エステ
ル、アミン化合物、アルキルサルフェート、脂肪酸アミ
ド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイド、スルホ
コハク酸、スルホコハク酸エステル、公知の界面活性剤
等およびこれらの塩、陰性有機基(例えば−COD)l
 、 −PO3H)重合体分散剤の塩などが挙げられる
これらは゛1種単独で使用しても良いし、2種以上を組
み合せて使用しても良い。
前記分散剤の添加量は、前記強磁性粉末100重巽部に
対して、通常、1〜20重量部である。
このようにして調製した磁性層形1&成分の塗布液は、
公知の方法により、非磁性支持体上に塗布される。
この発明において利用することのできる塗布方法どして
は、たとえばグラビアロールコーティング、ナイフコー
ティング、ツイヤ−パーコーティング、ドクターブレー
ドコーティング、リバースロールコーティング、デイツ
プコーティング、エアーナイフコーティング、力1/ン
ダーコーティング、スキーズコーティング、キスコーテ
ィングおよびファンティンコーティングなどが挙げられ
る。
このようにして、塗布された前記磁性層の厚みは5通常
、乾燥厚で1〜10gmである。
磁性層は1通常支持体上に、 1層形成されるが、高密
度化のために2層以上形成させることもある。
また3支持体の保護、帯電防止および走行性の向上のた
めに前記支持体の裏面にバックコーティングを行なって
もよい。
こうして1m性層形!#、IO#:、分を塗布した後、
未乾燥の状態で、必要により磁場配向処理を行ない、さ
らに、通常はスーパーカl/ンダーロールなどを用いて
表面平滑化処理を行なう。
次いで、所望の形状に裁断することにより、磁気記録媒
体を得ることができる。
この発明の磁気記録媒体は、たとえば長尺状に裁断する
ことにより、ビデオテープ、オーディオテープ等のfa
気テープとして4あるいは円盤状に裁断することにより
、フロッピーディスク等として使用することができる。
さらに、通常の磁気記録媒体と同様に、カード状1円筒
状などの形悪でも使用することができる。
[実施例J 次に、この発明の実施例および比較例を示し、この発明
についてさらに具体的に説明する。なお、以下に記載す
る実施例および比較例において、1部」は1重量部」を
表わすものとする。
(実施例1) 以下に示す組成の磁性層組成物をボールミルを用いて、
48時間混合分散することにより分散液とした後、(粘
度は50〜1004イi)、この分散液にさらに溶剤を
加えて粘度をlO〜2oボイズとし、ポリイソシアネー
ト化合物〔商品名「コロネートL」:日本ポリウレタン
■製]5部を添加して混合15.磁性塗料を調製した。
なお、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、両樹
脂の混合比1m性層中の磁性体と研磨剤との重量%、表
面粗さにつき、第1表に示した。
CO含有酸化鉄系強磁性粉末   100  部[保磁
率: 7000e。
平均長軸長0.2 #Lml ポリウレタン樹脂         22  部ポリ塩
化ビニル系樹脂       15  部酸化アルミニ
ウム          5 部カーボンブラック(4
0m、μ)0.3  部ミリスチン酸        
    1 部ステアリン酸           0
.5 部ステアリン酸ブチル        0.5 
部メチルエチルケトン        適 量トルエン
             適 量得られた磁性塗料を
、乾燥厚が3.mになるように厚み10.mのポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に塗布した。
次いで、加熱下に溶剤を除去した後、スーパーカレンダ
ーにかけて表面平滑化処理を行い、8思−輻にi&断し
て8■ビデオ用テープを作製した。
この8■ビデオ用テープにつき、緒特性を測定した。
結果を第2表に示す。
なお、それぞれの特性は次のようにして測定した。
塗料粘度;B型回転粘度計(4号ローター)を用いて3
0回転の条件下に測定した。
ドロップアウト、VTRドロップアウトカウンター(シ
バソク社製)を使用して。
走行前、後のドロップアウト数を測 定1.た。
カッター使用長;一定長のテープを細切りした時のスリ
シト@iや 全長繰り返し走行特性二〇本ビクタ・−社製)11?−
87000を用いて、作成したビデオテープを100時
間走行せしめ、エツ ジ折れの有無を観察することにより 評価した。
ヤング率;プラスチックフィルムの引張試験の時の、荷
重と延びの比から求めた。
電磁変換特性; FiF出カニ100%ホワイト信号における再生時の出
力を、実施例1のテープを基 準テープにして、実施例1のテープ と比較して求めた。
ルミーS/N 、ノイズメーター(シバソク社製)を使
用し、実施例1のテープを 基準にして、実施例1のテープとの 比較において、100%ホワイト信号 における試料のS/Nの差を求め た。
(実施例2〜4および比較例1〜1(1)前記実施例1
において、実施例1で調製した磁性塗料における強磁性
粉末と研磨剤との総量および/または樹脂Aの重量平均
分子量とガラス転移温度および樹脂Aと樹脂Bの混合比
に代えて、第2表に示した強磁性粉末と研磨剤との1!
敬および/または樹脂Aの重量平均分子量とガラス転移
温度および樹脂Aと樹脂Bとの混合比を用いて磁性塗料
を調製し、非磁性支持体の裏面の平均表面粗さを変化さ
せた他は、前記実施例1と同様にしてビデオテープを作
製し、得られたビデオテープについて緒特性を測定した
それぞれの磁性塗料の配合組成を第1表に示し、評価結
果を第2表に示す。
(評価) 第2表から明らかなように、この発明の磁気記録媒体は
、常温におけるドロップアウト走行性、カッター使用長
、および全長繰り返し走行特性に優れ、しかも比較例の
磁気記録媒体に比較して電磁変換特性および走行耐久性
が向上していることを確認した。
[発明の効果] この発明によると。
(1)  特定の重量平均分子量および特定のガラス転
移温度を有するポリウレタン樹脂とポリ塩化ビニル糸樹
脂とが特定の混合比で含有された結合剤を磁性体と研磨
剤との総量に対して特定の範囲内で用いてなるので、強
磁性粉末の分散性に優れ。
(2)  非磁性支持体の裏面の平均表面粗さが特定の
範囲内に雑持されているので、得られた磁性記録媒体が
ドロップアウト特性およびカッター使用長特性にも優れ
(3)  40℃、80%RHでの全長繰り返し走行性
にも優れ、 (0しかも、良好な電磁変換特性を有するので高密度記
録に好適に利用することができる。
等の利点を有する磁気記録媒体を提供することができる

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量平均分子量が5万〜8万であると共に、ガラ
    ス転移温度が0〜+10℃であるポリウレタン樹脂と、
    ポリ塩化ビニル系樹脂との混合比が50:50〜30:
    70である結合剤よりなり、磁性体と研磨剤との総量が
    磁性層総量の70〜75重量%を占める磁性層を裏面が
    0.010〜0.025の平均表面粗さを有する非磁性
    支持体に設けてなることを特徴とする磁気記録媒体。
JP17635089A 1989-07-06 1989-07-06 磁気記録媒体 Pending JPH0340214A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0344819A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
KR100494723B1 (ko) * 2002-10-31 2005-06-13 현대자동차주식회사 도어 프레임 몰딩 장착구조

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JPH0344819A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
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