JPS6320308A - 保護コロイド系アクリルハイドロゾルの製造方法 - Google Patents

保護コロイド系アクリルハイドロゾルの製造方法

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JPS6320308A
JPS6320308A JP16499986A JP16499986A JPS6320308A JP S6320308 A JPS6320308 A JP S6320308A JP 16499986 A JP16499986 A JP 16499986A JP 16499986 A JP16499986 A JP 16499986A JP S6320308 A JPS6320308 A JP S6320308A
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JP
Japan
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polyvinyl alcohol
weight
hydrosol
protective colloid
acrylic
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JP16499986A
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Yoshikazu Shifuu
志風 嘉一
Kazumasa Onishi
一正 大西
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Hoechst Gosei KK
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Hoechst Gosei KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリビニルアルコール系保護コロイドを乳化剤
とした平均粒子径20〜100nmのアクリル系ハイド
ロゾルの製造方法である。
[従来技術とその欠点] 従来、ポリビニルアルコールやメチルセルロースのごと
き水溶性高分子保護コロイドを用いて、アクリル酸エス
テルおよび/またはメタクリル酸エステルもしくはこれ
らと共重合性の単量体との、高濃度でかつ安定な重合体
分散液を作ることはきわめて困難であり、本発明者らの
知るかぎりでは、わずかに特公昭50−3799号が開
示されているだけである。この方法は、保護コロイドを
用いたアクリル重合系にメタノール、01〜C8の炭化
水素のハロゲン置換体類、C2〜C6のカルボニル類か
ら選んだ1または2以上の溶剤を存在させる方法である
しかし乍ら、この方法でえられたアクリル系重合体分散
液はその粒子径が100〜1000nmときわめて大き
く、浸透性、造膜性、塗膜の透明性、耐水性などが劣る
ので、シーラー、塗料バインダー、水性インキ用バイン
ダー、繊維仕上げ剤などに使用したとき、十分満足でき
る性能を示さなかった。そのため粒子径のオーダーが1
桁下の20〜 loOno+のちの、すなわち、保護コ
ロイドを乳化剤に用いたアクリル系ハイドロゾルが要求
されていた。またこの方法では溶剤としてたとえばメタ
ノールを使用すると、単量体に対して15〜50重量%
もの大量を使用するので、えられた重合体分散液をその
まま使用すると、蒸発するメタノール蒸気の毒性と引火
性が問題点となっていた。
一方、界面活性剤を乳化剤に用いればアクリル系ハイド
ロゾルは容易に作ることができる。
たとえば不飽和カルボン酸を乳化共重合させておいて、
えられた重合体分散液をアルカリで部分的に中和するこ
とにより重合体粒子を一部溶解して、粒子径50〜11
00nのハイドロゾルかえられる。またアニオン性界面
活性剤のごとき乳化力の強い乳化剤を大量に使用するこ
とによっても、粒子径50〜1100nのハイドロゾル
かえられる。
しかし乍ら、このようにしてえられたハイドロゾルは前
者においては水溶性に近いため、また後者においては共
存する大量の界面活性剤のため耐水性がきわめて悪いと
いう欠点があり、前記のごとき耐水性を必要とするよう
な用途などには不適当であった。
[問題解決の手段] 本発明者らは、保護コロイド乳化系で平均粒子径が20
〜1oOr+a+のアクリル系ハイドロゾルをうるため
に種々の保護コロイドについて重合研究を行なった結果
、特定のポリビニルアルコール系保護コロイドを乳化剤
として用いることによって前記課題か解決することを見
出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は平均重合度500以下のポリビニル
アルコール系保護コロイドを使用して、アクリル系単量
体を、所望により10重口%以下の共重合性単量体とと
もに乳化重合することを特徴とする平均粒子径20〜 
loOnmの保護コロイド系アクリルハイドロゾルの製
造方法である。
[LR成の説明コ 本発明で使用するアクリル系単量体としては、アルキル
基の炭素原子が1〜12個のアクリル酸エステルおよび
アルキル基の炭素原子が1〜12個のメタクリル酸エス
テルである。
またこれらと共重合性の単量体としては、スチレン、メ
チルスチレンなどの芳香族ビニル化合物、酢酸ビニル、
α位で分岐した飽和カルボン酸のビニルエステルなどの
ビニルエステル類、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸などの不飽和カルボン酸、アクリロニトリル、アク
リルアミドおよびN−メチロールアクリルアミド、グリ
シジルメタクリレート、2ヒドロキシアルキルアクリレ
ート、エチレングリコールジメタクリレートなどの官能
性単量体、その他エチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ンなどがある。
然して、これら共重合性の単量体の使用量はアクリル系
単量体に対して10重量%以下である。
10重−%を超えると、粒子径が100rvより太き(
なり、白色のエマルジョンとなってしまう。
これらの単量体のとくに好ましい組合せとしては、アク
リル酸ブチル−メタクリル酸メチル−アクリル酸、アク
リル酸ブチル−アクリル酸2エチルヘキシル−スチレン
−アクリル酸などである。
また不飽和カルボン酸を併用すると、ハイドロゾルの安
定性が向上するばかりでなく、粒子径を小さくする効果
がある。
本発明で使用するポリビニルアルコール系保護コロイド
としては、ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポ
リビニルアルコール、ブチラール化ポリビニルアルコー
ル、チオール化ポリビニルアルコールなどのうち、ポリ
ビニルアルコールの重合度が500以下のものである。
重合度が500を超えると、微粒子径のものかえられず
、従って目的とするアクリル系ハイドロゾルかえられな
い。ポリビニルアルコールのケン化度についてはとくに
限定する必要はない。従って完全ケン化物でも部分ケン
化物でもよい。
前記のポリビニルアルコール系保護コロイドの中、とく
にアセトアセチル化ポリビニルアルコールを用いると、
耐水性がさらにすぐれたアクリル系ハイドロゾルかえら
れる。
このように本発明によれば、界面活性剤系の乳化剤を全
く使用しなくても、保護コロイドのみでアクリル系ハイ
ドロゾルかえられる。
勿論、ポリビニルアルコール系保mコロイドとともに、
アニオン性界面活性剤や非イオン性界面活性剤を併用で
きる。とくに非イオン性界面活性剤が適当であり、就中
ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルやポリオ
キシエチレンとポリオキシプロピレンのブロックポリマ
ーのうち、HLBが15〜18程度のものが好適である
本発明で使用する重合開始剤としては、過硫酸カリウム
、過硫酸アンモニウムなどの過酸化物およびこれらと還
元剤とを組合せたレドックス重合開始剤が用いられる。
また過酸化水素とL−アスコルビン酸を含むレドックス
重合開始剤も好適に用いられる。
次に本発明における重合方法について説明する。すなわ
ち、前記の平均重合度500以下のポリビニルアルコー
ル系保護コロイドを用いて、前記のアクリル系単量体を
、所望により共重合性単量体とともに乳化重合するので
あるが、単量体の仕込方法は回分方式でも、連続装入方
式でも、また一部を先に仕込んで重合したのち残部を連
続的に装入する方式でもよい。連続的に装入する単量体
は純粋のままでもよいが、水と乳化剤を用いて単量体乳
化液として装入してもよい。また使用する重合開始剤の
種類によって、高温重合でもレドックス重合でもよい。
このような重合方法によると平均重合度500〜300
のポリビニルアルコール系保護コロイドを用いた場合、
濃度が約20重量%以下のアクリル系ハイドロゾルかえ
られるが、さらに濃度を約20重量%以上、たとえば4
0重量%前後のハイドロゾルをうるためには重合系に連
鎖移動剤を存在させる必要がある。それはアクリル系単
量体と平均重合度500〜300のポリビニルアルコー
ル系保護コロイドとの親和性が悪いため、高濃度になる
と凝集するので連鎖移動剤を加えて親和性を改善しなけ
れば重合反応が安定に進行しないからである。
用いられる連鎖移動剤としては、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール類、四塩化炭素、モノクロロメタン
、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、ト
リクロロエチレン、パークロロエチレン、ターシャリ−
ブチルクロライドなどの1〜8個の炭素原子を有する炭
化水素のハロゲン置換体類、アセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、アセトアル
デヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド
、フルフラール、ベンズアルデヒドなどの2〜8個の炭
素原子を有するカルボニル類、ドデシルメルカプタン、
ラウリルメルカプタン、ノルマルブチルメルカプタン、
2−エチルへキシルチオグリコレート、トリクロロブロ
モメタン、チオグリコール酸オクチルなどのメルカプタ
ン類の1種以上が使用できる。
その使用割合は連鎖移動剤の種類によって異なるので一
律には規定できないが、代表的なものについて説明する
と、メタノールを使用する場合は単量体に対して5〜7
重量%、アセトアルデヒドを使用する場合は0.01〜
2重量%が適当である。
しかし乍ら、平均重合度が300未満のポリビニルアル
コール系保護コロイドを用いると、アクリル系単量体と
の親和性が改善されるためと考えられるが、連鎖移動剤
を使用しなくても高濃度のハイドロゾルかえられる。こ
のように、本発明の方法によれば、ポリビニルアルコー
ル系保護コロイドを乳化剤とする平均粒子径20〜11
00n、濃度約40重量%の安定なアクリル系ハイドロ
ゾルかえられるのである。
本発明の方法によってえられたアクリル系ハイドロゾル
は、粒子径がきわめて小さく透明性がすぐれており、ま
た成膜性がよく可撓性に富んでいる。界面活性剤系のア
クリル系ハイドロゾルに比べて乾燥皮膜の強伸度が大き
く、耐水性がすぐれ、またメタノール、アセトン、トル
エンなどの溶剤に対する耐溶剤性がすぐれているので、
各種シーラー、塗料バインダー、インキバインダー、紙
コーテイング剤、繊維仕上剤などの用途に好適である。
[実施例] 次に実施例と比較例をあげて本発明を説明する。
実施例1 温度計、攪拌機、還流冷却器および滴下ロートを備えた
内容H500m1の四ツ目フラスコ中で次の組成の溶液
を調製し、窒素置換を約15分間行なった。
ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均型  15重量部合度30
0) メタノール          7  //脱イオン水
         155  ll別の容器に次の組成
の混合単量体溶液を調製し、約15分間窒素置換を行な
った。
メタクリル酸メチル      55重量部アクリル酸
ブチル       45〃ついで前記の四ツロフラス
コを内温50℃に加熱し、1096過酸化水素水溶液2
.0重量部と10%し一アスコルビン酸水溶液2.0重
量部を添加し、先に用意した混合単量体溶液の10重量
部を添加して初期重合を行ない、ついで残りの混合単量
体溶液を約3時間にわたって滴下した。その間において
、10%過酸化水素水溶液3.0重量部とlO%L−ア
スコルビン酸水溶液3,0重量部を滴下中及び滴下終了
後に分割して添加した。滴下終了後、さらに約1時間内
温を50〜60℃に保って攪拌をつづけ、重合反応を完
結したのち冷却し、10%アンモニア水でpH7,5に
中和した。
えられた重合液は凝固物がなく、固形分濃度42重量%
、粘度9.000cPの半透明のハイドロゾルであった
。このハイドロゾルの平均粒子径は濁度法によって測定
したところ70nmであった。
このハイドロゾルを平滑なガラス板上に塗布厚0.5m
mになるように塗布し、40℃で8時間乾燥したところ
、きわめて透明な皮膜となった。またその皮膜を引っ張
ったところ強靭であった。
またその皮膜を20℃の水中に24時間浸漬したところ
、殆んど白化せずすぐれた耐水性を示した。
またその皮膜をメタノール中に浸漬したところ、膨潤お
よび溶解が少なく、対溶剤性が良好であった。
実施例2 実施例1と同様にして内容量500m1の四ツ目フラス
コ中で次の組成の溶液を調整し、窒素置換を約15分間
行なった。
アセトアセチル化ポリビニル アルコール (ケン化度99モル%、平均型  10重量部合度50
0、アセトアセチル 化度5モル%) メタノール          5 //アセトアルデ
ヒド      1.0  /l脱イオン水     
    170〃別の容器に次の組成の混合単量体溶液
を調製し、約15分間窒素置換を行なった。
メタクリル酸メチル      35重量部アクリル酸
ブチル       22/lアクリル酸2エチルヘキ
シル  23//スチレン            6
 〃アクリル酸          1.5  ”つい
で前記の四ツロフラスコを内温50℃に加熱し、10%
過酸化水素水溶液2,0重量部と10%L−アスコルビ
ン酸水溶液2.0重量部を添加し、先に用意した混合単
量体溶液の10重量部を添加して初期重合を行ない、つ
いで残りの混合単量体溶液を約3時間にわたって滴下し
た。その間において、10%過酸化水素水溶液3.0重
量部と10%I、−アスコルビン酸水溶液3.0重量部
を滴下中および滴下終了後に分割して添加した。滴下終
了後、さらに約1時間内温を50〜60℃に保って攪拌
をつづけ、重合反応を完結したのち冷却し、10%アン
モニア水でpH8,0に中和し、/%イドロゾルをえた
えられたハイドロゾルは凝固物がなく、固形分濃度35
重量%、粘度8.0ODcP 、平均粒子径40nm 
(濁度法)の半透明液体であった。この/%イドロゾル
を用いて実施例1と同様にして皮膜を作成し、その性状
を調べた。その皮膜はきわめて透明であり、その皮膜を
引っ張ったところきわめて強靭であった。またその皮膜
を20℃の水中に24時間浸漬したところ、全く白化せ
ずきわめてすぐれた耐水性を示した。またその皮膜をメ
タノール中に浸漬したところ、膨潤および溶解が少な(
、耐溶剤性が良好であった。
実施例3 実施例1と同様にして内容量 500m1の四ツ目フラ
スコ中で次の組成の溶液を調製し、窒素置換を約15分
間行なった。
ポリビニルアルコール (ケン化度99モル%、平均重  17重量部会度50
0) メタノール          7 〃脱イオン水  
       100  “別の容器に次の組成の混合
単量体の乳化液を調製し、約15分間窒素置換を行なっ
た。
メタクリル酸メチル      50重量部アクリル酸
ブチル       50〃イタコン酸       
  1.5  //ニッサンブロノン 2081)3.
0 −’脱イオン水         70  ”■)
ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンのブロック
ポリマーでHLB−18の非イオン性乳化剤(日本油脂
■製) ついで前記四ツロフラスコを内温50℃に加熱し、10
%過酸化水素水溶液2.0重量部と10%L−アスコル
ビン酸水溶液2.0重量部を添加し、先に用意した混合
単量体の乳化液を約3時間にわたって滴下した。その間
において、10%過酸化水素水溶液3.0重量部と10
%し一アスコルビン酸水溶液3.0ffiffi部を滴
下中および滴下終了後に分割して添加した。滴下終了後
、さらに約1時間内温を50〜60℃に保って攪拌をつ
づけ、重合反応を完結したのち冷却し、10%アンモニ
ア水でpH8,0に中和し、ハイドロゾルをえた。
えられたハイドロゾルは凝固物がなく、固形分濃度35
重量%、粘度8,000cP、平均粒子径40nm+ 
(濁度法)の半透明液体であった。このノ1イドロゾル
を用いて実施例1と同様にして皮膜を作成し、その性状
を調べた。その皮膜はきわめて透明であり、かつ強靭で
あった。またその皮膜を20℃の水中に24時間浸漬し
たところ、殆んど白化せずすぐれた耐水性を示した。ま
たその皮膜をメタノール中に浸漬したところ、膨潤およ
び溶解が少なく、耐溶剤性が良好であった。
実施例4 実施例1と同様にして内容H500m1の四ツ目フラス
コ中で次の組成の溶液を調製し、窒素置換を約15分間
行なった。
ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均重  20重量部会度30
0) メタノール          6 〃脱イオン水  
       170〃別の容器に次の組成の混合単量
体溶液を調製し、約15分間窒素置換を行なった。
アクリル酸ブチル       45重量部メタクリル
酸メチル      45〃アクリル酸       
   2.O〃ついで前記の四ツロフラスコを内温70
℃に加熱し、12%過硫酸カリウム 2.0重量部を添
加し、前記の混合単量体溶液を約3時間にわたって滴下
した。その間において、12%過硫酸カリウム3.0重
量部を滴下中および滴下終了後に分割して添加した。滴
下終了後、さらに約1時間内温を70〜80℃に保って
攪拌をつづけ、重合反応を完結したのち冷却し、10%
アンモニア水でpH8,0に中和してハイドロゾルをえ
た。
えられたハイドロゾルは凝固物がなく、固形分濃度38
重量96、粘度350cP、平均粒子径50nm(濁度
法)の半透明液体であった。このハイドロゾルを用いて
実施例1と同様にして皮膜を作成し、その性状を調べた
。その皮膜はきわめて透明であり、その皮膜を引っ張っ
たところきわめて強靭であった。
またその皮膜を20℃の水中に24時間浸漬したところ
、全く白化せずきわめてすぐれた耐水性を示した。また
その皮膜をメタノール中に浸漬したところ、膨潤および
溶解が少なく、耐溶剤性が良好であった。
実施例5 実施例1と同様にして内容ffi 500m1の四ツロ
フラスコ中で次の組成の溶液を調製し、窒素置換を約1
5分間行なった。
ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均重  15重量部会度30
0) 脱イオン水         170〃別の容器に次の
組成の混合単量体を調製し、約15分間窒素置換を行な
った。
アクリル酸ブチル       20重量部メタクリル
酸メチル      20〃アクリル酸       
   2.0〃ついで前記の四ツロフラスコを内温70
℃に加熱し、12%過硫酸カリウム2.0重量部を添加
し、前記の混合単量体溶液の10重量部を添加して初期
重合を行ない、ついで残りの混合単量体溶液を2時間3
0分にわたって滴下した。その間において、12%過硫
酸カリウム3.0重量部を滴下中および滴下終了後に分
割して添加した。滴下終了後、さらに約1時間内7Rを
70〜80℃に保って攪拌をつづけ、重合反応を完結し
たのち冷却し、10%アンモニア水でp)l 7.5に
中和してハイドロゾルをえた。
えられたハイドロゾルは凝固物がなく、固形分濃度20
回量%、粘度100cP 、平均粒子径80nm(濁度
法)q′)半透明液体であった。この/%イドロゾルを
用いて実施例1と同様にして皮膜を作成し、その性状を
調べた。その皮膜はきわめて透明であり、またきわめて
強靭であった。またその皮膜を20℃の水中に24時間
浸漬したところ、全く白化せずきわめてすぐれた耐水性
を示した。
またその皮膜をメタノールに浸漬したところ、膨潤およ
び溶解が少なく、耐溶剤性か良好であった。
実施例6 実施例1と同様にして内容量500m1の四ツロフラス
コ中で次の組成の溶液を調製し、窒素置換を約15分間
行なった。
ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均重  20重量部会度50
) 脱イオン水         170〃別の容器に次の
組成の混合単量体を調製し、約15分間窒素置換を行な
った。
メタクリル酸メチル      50重量部アクリル酸
ブチル       50〃アクリル酸       
   1.5〃ついで前記の四ツロフラスコを内温70
”Cに加熱し、12%過硫酸カリウム2.0重量部を添
加し、前記の混合単量体溶液の10重量部を添加して初
期重合を行ない、ついで残りの混合単量体溶液を約3時
間にわたって滴下した。その間において、12%過硫酸
カリウム3.0重量部を滴下中および滴下終了後に分割
して添加した。滴下終了後、さらに約1時間内温を70
〜80℃に保って攪拌をつづけ、重合反応を完結したの
ち冷却し、10%アンモニア水でpi17.5に中和し
てハイドロゾルをえた。
えられたハイドロゾルは凝固物がな(、固形分濃度40
重−%、粘度200cP 、平均粒子径50nm(濁度
法)の半透明液体であった。
このようにメタノールのごとき連鎖移動剤を使用しなく
ても、40回量%という高濃度のハイドロゾルかえられ
たのは、平均重合度が50というきわめて小さいポリビ
ニルアルコールを乳化剤として使用したためである。こ
のハイドロゾルを用いて実施例1と同様にして皮膜を作
成し、その性状を調べた。その結果、その皮膜はきわめ
て透明で、かつ強靭であった。またその皮膜を20℃の
水中に24時間浸漬したところ、白化せずきわめてすぐ
れた耐水性を示した。またその皮膜をメタノール中に浸
漬したところ、膨潤および溶解が少な(、耐溶剤性が良
好であった。
比較例1 実施例1において、保護コロイドに用いたケン化度88
モル%、平均重合度300のポリビニルアルコール15
重量部の代りに、ケン化度88モル%、平均重合度10
00のポリビニルアルコール15重量部を用いた以外は
実施例1と全く同様にして乳化重合を行なった。
えられた重合液は平均粒子径200na+ (濁度法)
の白色のエマルジョンであり、平均粒子径20〜110
0nのハイドロゾルはえられなかった。
比較例2 実施例2において、保護コロイドに用いたケン化度99
モル%、平均重合度500、アセトアセチル化度5モル
%のアセトアセチル化ポリビニルアルコール10重量部
の代りに、ケン化度99モル%、平均重合11jlj 
1000、アセトアセチル化度5モル%のアセトアセチ
ル化ポリビニルアルコール10重量部を用いた以外は実
施例2と全く同様にして乳化重合を行なった。
えられた重合液は平均粒子径500nmの白色のエマル
ジョンであり、ハイドロゾルはえられなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平均重合度500以下のポリビニルアルコール系保
    護コロイドを使用して、アクリル系単量体を、所望によ
    り10重量%以下の共重合性単量体とともに乳化重合す
    ることを特徴とする平均粒子径20〜100nmの保護
    コロイド系アクリルハイドロゾルの製造方法。
JP16499986A 1986-07-14 1986-07-14 保護コロイド系アクリルハイドロゾルの製造方法 Pending JPS6320308A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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