JPS60192718A - 水性樹脂分散体の製造方法 - Google Patents

水性樹脂分散体の製造方法

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JPS60192718A
JPS60192718A JP59049767A JP4976784A JPS60192718A JP S60192718 A JPS60192718 A JP S60192718A JP 59049767 A JP59049767 A JP 59049767A JP 4976784 A JP4976784 A JP 4976784A JP S60192718 A JPS60192718 A JP S60192718A
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unsaturated monomer
aqueous resin
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茂 高野
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富岡 黎三郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多段乳化重合法によ)機械適性、塗工作業性に
優れる水性樹脂分散体を安定して製造する方法に関する
従来より高固型分化及び流動性の改良1粒子径および粒
子径分布のコントロール並びに乾燥皮膜の諸性質の改良
等を目的として、多段乳化重合法により水性樹脂分散体
を製造する事は公知である。
しかしながら、従来の方法で機械適性、塗工作業性に優
れる大粒子径でかつ粒子径分布の狭いものを製造しよう
とすると、種となる1段目の水性樹脂分散体が2段目で
添加されたα、β−エチレン性不飽和単量体を吸収して
膨潤状態となり、凝集しやすく、安定した状態で工業的
に大量生産しにくいという問題があった。これを安定化
する手段として多量の乳化剤を使用する方法があるが、
仁の方法では粒子径の肥大化は図れず、又皮膜の耐水性
も悪くなるため当初の目的を十分に達し得ないという欠
点があった。
本発明者等は、上記の如き問題点を改良すべく鋭意研究
した結果、多価ビニル化合物および/又は多価アリル化
合物とスルホン酸置換基を有するα、β−エチレン性不
飽和単量体とを、水溶性α、β−エチレン性不飽和単量
体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とからな
る主成分中に添加し、乳化重合して得られた水性樹脂分
散体を種として用いると、粒子径が大きくかつ粒子径分
布の狭い水性樹脂分散体が得られることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、水溶性α、β−エチレン性不飽和単
」1(1体(〕1.ン 1〜1Dコ11(]]喝−ヒ%
多価ビニル化合物および/又は多価アリル化合物tB)
0.1〜5重量%。
スルホン酸置換基を有するα、β−エチレン性不飽和単
量体(C)0.1〜3重量%。
並びに共重合可能なその他のα、β−エチレン性不飽和
単量体(Dl 82〜98.8重量% を水中でラジカル生成触媒の存在下に乳化重合せしめて
得られた水性樹脂分散体を種として、さらにα、β−エ
チレン性不飽和単量体を乳化重合せしめることを特徴と
する水性樹脂分散体の製造方法を提供するものである。
本発明で用いられる水溶性α、β−エチレン性不飽和単
量体体)とは、該単量体自身が水溶性であり、かつその
単独重合体が水溶性となる単量体である。なかでも好ま
しいものとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、ジメ
チルアミノメチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
多価ビニル化合物および/又は多価アリル化合物(B)
としては、多価ビニル化合物としてジビニル化合物、ト
リメタクリレート化合物が挙げられ、多価アリル化合物
としてジアリル化合物、トリアリル化合物が挙げられる
。なかでも好ましいものとしては、例えばジビニルベン
ゼン、エチレングリコールジメタクリレート、1,6−
ブチレンジメタクリレート、トリエチレングリコールジ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート、ジアリルフタレート等が挙げられる。
スルホン酸置換基を有するα、β−エチレン性不飽和単
−i体telトしては、ビニルベンゼンスルホン酸の如
キビニル芳香族スルホン酸、ビニルスルホン酸、(メタ
)アクリル酸−2−スルホエチル、(メタ)アクリル酸
−2−スルホプロピルの如きα−メチレンカルボン酸の
スルホアルキルエステル及びこれ等のアンモニウム塩或
いは金属塩等が挙げられる。又、次の一般式(1)また
は(2)で示されるアリル基又はメタアリル基を含有す
るスルホン酸及びこれ等のアンモニウム塩或いは金属塩
が挙げられる。
(式中%RIは水素又はメチル基、R7はアルキル基、
シクロアルキル基、オキシアルキル基、Aは炭素数2〜
4のアルキレン基、nはO又は正の整数、M、はアルカ
リ金属又はアルカリ土類金属、アンモニウム、有機アミ
ン塩基又は有機第4級アンモニウム塩基を意味する。)
一般式(1)および(2)で示される化合物の具体例と
しては、例えば fr、C−C00C+t)bs ■ KO35−CH−COOCH,CH=CH,、H,C−
(’OOC,,H,。
Na03S CHCoo(CHzCH20)t6cHv
cH=cHt、HC−C00C1tHas NaO,5−CH−Coo(CH,CH,CH,O)、
oCH2CH=CH,、等が挙げられる。
共重合可能なその他のα、β−エチレン性不飽和単量体
(旬としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(
メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート
、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のアル
キルエステル類、好ましくは炭素数1〜8のアルキルエ
ステル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ノ5−サ
チツク酸(第3級カルポー4>ビニル等のビニルエステ
ル類、アクリロニ) IJル、N−ビニルピロリドン等
の含窒素ビニル化合物、スチレン、α−スチレン、ビニ
ルトルエン等の芳香族不飽和単量体等が挙げられる。
これら囚−(D+の単量体の使用量は、その合計を10
0重量%とじた場合、通常、水溶性α、β−エチレン性
不飽和単量体(A)1〜10M量%、多価ビニル化合物
および/又は多価アリル化合物(BIo、1〜5重針%
、スルホン酸置換基を有するα、β−エチレン性不飽和
単量体(C)0.1〜3重量%、共重合可能なその他の
α、β−エチレン性不飽和単量体(D182〜988重
量%の割合である。
上記した不飽和単量体囚の使用量が1重f%未満あるい
は10重t%を越える場合、化合物(Blあるいは不飽
和単量体(Qの使用tが0. I Ju景%未満の場合
には凝集物が生成し、水性樹脂分散体が安定して製造で
きず、化合物(Blが5重量%あるいは不飽和単量体(
C)が3重量%を越えると安定した製造ができないばか
りか、大粒子径で粒子径分布の狭い水性樹脂分散体が得
られにくくなる。
本発明で実施する第1段目の乳化重合では、さらに必要
に応じてt−ドデシルメルカプタン、ラウリルメルカプ
タン等の有機チオール化合物、クロロホルム、四塩化炭
素等の有機ハロゲン化合物などの如き公知慣用の連鎖移
動剤を用いて分子量を調節する事もでき、又場合によっ
てはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルカリ
ールポリエーテルの硫酸塩などの如き陰イオン性乳化剤
;ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル、ポリ
オキシエチレンーボリブロビレンブロック共重合体など
の如き非イオン性乳化剤ニラウリルピリジニウムクロラ
イド、セチルトリメチルアンモニウムブロマイドなどの
如き陽イオン性乳化剤等も使用できるが、熱論上記した
如き公知慣用の乳化剤を一切使用せずに行う事もできる
乳化重合するに際して通常使用するラジカル生成触媒と
しては、過醇化水素、過硫酸アンモン、過硫酸カリウム
、t−ブチルハイドロパーオキサイドなどの如き公知慣
用のものが使用でき、さらにかかる重合開始剤とアスコ
ルビン酸または亜硫酸塩などの如き公知の還元物質との
組合せによるレドックス開始剤の形で用いる事もできる
。又、重合温度としては好ましくは50〜90℃なる範
囲が良く、樹脂固型分としては3〜70重i%、好まし
くは5〜50重量%が良い。尚、第1段目の乳化重合に
おける不飽和単量体の転化率は高いことが好ましいが、
転化率が60重量%以上であれば未反応の不飽和単量体
(Al−(DJは第2段目以降の反応で消費されるので
特に問題とはならない。
上記の如く反応せしめて得られた種となる水性樹脂分散
体は、所望に応じてpHが調節され、引き続き2段目以
降の重合反応が行われるが、熱論一旦冷却した後取り出
したものを使用しても良い。その際、種となる水性樹脂
分散体の使用量は、2段目以降で重合せしめるその他の
α、β−エチレン性不飽和単坩体100重量部に対し、
通常0.2〜30重量部(固型分M*)である。2段目
以降で使用するその他のα、β−エチレン性不飽和単景
体及びラジカル生成触媒としては、種となる水性樹脂分
散体を製造する際に使用する不飽和単量体囚81がいず
れも使用できるが、粒子径分布をよシ狭いものにするた
めには不飽和単量体(C)はできるだけ使用しないこと
が好ましい。さらに必要に応じて分子量を調節する目的
で前記した如くの公知慣用の連鎖移動剤も用いることが
できる。
又、乳化剤についても種となる水性樹脂分散体を製造す
る際に使用できる公知慣用の乳化剤すべてが使用できる
が、熱論、乳化剤を一切使用せずに行う事もでき、大粒
子径でかつ粒子径分布の狭いものを得る目的からすれば
、2段目以降の反応においては乳化剤は少量又は不存在
下で重合せしめる事が好ましい。2段目以降で反応せし
めるその他のα、β−エチレン性不飽和単量体の添加方
法は、連続滴下しても良く、多段階に分割添加しても良
い。2段目以降の反応温度は30〜90℃なる範囲が好
ましく、又最終的に得られる合成樹脂水分散体の固型分
は50〜65重量%となる様にするのが良い。
かくして得られた合成樹脂水分散体は、そのままで繊維
加工用、塗料用、接着剤用等の主剤として使用できるが
、その際必要に応じて公知慣用の安定剤、増粘剤、顔料
、充填剤、可塑剤、濡れ剤、消泡剤などを適量添加して
もよい。
以下に本発明を実施例および比較例を挙げて具体的に説
明する。尚、例中の部および%は特にことわシのないか
ぎシ重量基準である。
実施例1 攪拌機、コンデンサー、温度計および滴下漏斗を取り付
けた反応容器に脱イオン水1400部、ポリオキシエチ
レンノニルフェノールエーテル1.5部を添加し、攪拌
しなから内温を80℃に昇温した。さらに容器内に窒素
ガスを送入した後、アクリル酸1部、アクリルアミド0
.5部、ジビニルベンゼン0.5 部、スチレンスルホ
ン酸ノー10.5部。
スチレン15部、エチルアクリレ−)32.5部、及び
過硫酸アンモニウム2部を仕込んだ。その後同温度に1
時間保持して第1段目の反応を終えた。重合転化率は9
2%であった。次いで25%アンモニア水5部を注入し
た後、同温度にてアクリル酸30部、スチレン300部
、エチルアクリレート670部、t−ドデシルメルカプ
タン0.5部の混合物および過硫酸アンモニウム3部と
脱イオン水100部との混合物を各別に約3時間かけて
注入し、さらに同温度に1時間保持してから冷却して目
的とする水性値崩分散体を得た。樹脂固型分は40.8
%、粘度は150epsであった。
比較例1 ジビニルベンゼンおよびスチレンスルホン酸ソーダの添
加を省略し、エチルアクリレートの添加量を55.5部
に変更した以外は実施例1と同様にして第1段目の反応
を終えた。重合転化率は95%であった。次いで実施例
1と同様にして第2段目の反応を行い、比較対象用の水
性樹脂分散体を得た。樹脂固型分は394%、粘度は1
40ePlであった。
実施例2 実施例1と同様の反応容器に脱イオン水1470部、ポ
リオキシエチレンノニルフェノールエーテル2部を添加
シ、攪拌しなから内温を80℃に昇温した。さらに容器
内に窒素ガスを送入した後、メタクリル酸2部、アクリ
ルアミド1部、ジアリルフタレート1部、化学式”’ 
”0c”” で表すされる化合物2部、NaO,5−C
)t−COOCH,CH=CH。
メチルメタクリレート10部、メチルアクリレート20
部、エチルアクリレート64部および過硫酸アンモニウ
ム2部を仕込んだ。その後、同温度に1時間保持して第
1段目の反応を終えた。重合転化率は95%であった。
次いで25%アンモニア水5部を注入した後、同温度に
てメタクリル酸30部、メチルメタクリレート100部
、メチルアクリレート200部、エチルアクリレート6
70部、t−ドデシルメルカプタン0.5部の混合物お
よび過硫酸アンモニウム3部と脱イオン水100部との
混合物を各別に6分割し、それぞれその1分割分を30
分ごとに多段添加し、全量添加した後、さらに同温度に
1時間保持してから冷却して目的とする水性樹脂分散体
を得た。樹脂固型分は41.9%、粘度は、120ep
aであった。
比較例2 ルC−COOC1,H,。
ジアリルフタレートおよび化学式Na03S −CH−
Co。0い□=CH。
で表わされる化合物の添加を省略し、エチルアクリレー
トの添加量を67部に変更した以外は実施例2と同様に
して第1段目の反応を終えた。重合転化率は90%であ
った。
次いで実施例2と同様にして第2段目以降の反応を行い
、比較始象用の水性樹脂分散体を得た。樹脂固型分は4
0.3%、粘度は12ocpsであった。
比較例3 ジアクリル7タレートの添加を省略し、エチルアクリレ
ートの添加量を65部に変更した以外は実施例2と同様
にして第1段目の反応を終えた。重合転化率は93%で
あった。次いで実施例2と同様にして第2段目以降の反
応を行い、比較対象用の水性樹脂分散体を得た。樹脂固
型分は41.3%、粘度はj5Qcpsであった。
比較例4 搗C−C00CttHta 化学式Nap、 S−CH−6゜。。□、CH=CH,
で表わされる化合物の添加を省略し、エチルアクリレー
トの添加量を66部に変更した以外は実施例2と同様に
して第1段目の反応を終えた。重合転化率は90%であ
った。次いで実施例2と同様にして第2段目以降の反応
を行い、比較対象用の水性樹脂分散体を得た。樹脂固型
分は41.0%、粘度は120eplであった。
比較例5 ジアリルフタレートの添加量を6部、化学式論量を5部
、エチルアクリレートの添加量を56に変更した以外は
実施例2と同様にして第1段目の反応を終えた。
重合転化率は96%であった。次いで実施例2と同様に
して第2段目以降の反応を行い、比較対象用の水性樹脂
分散体を得た。樹脂固型分は419%、粘度は1,0O
Ocpsであった。
実施例3 実施例1と同様の反応容器に脱イオン水1370部、5
%F@C1,・6H,0水溶液5部、ピロ亜硫酸す) 
IJウム2部を添加し、攪拌しなから内温を60℃に昇
温した。さらに容器内に窒素ガスを送入した後、メタク
リル酸2部、アクリルアミド1部、ジアリルフタレート
1部、化学式メチルメタクリレート10部、メチルアク
リレート20部、エチルアクリレート64部、および過
硫酸アンモニウム2部を仕込んだ。その後同温度に1時
間保持して第1段目の反応を終えた。重合転化率は91
%であった。次いで25%アンモニア水5部を注入した
後、同温度にてメタクリル酸30部、メチルメタクリレ
ート1oom、メチルアクリレート200部、エチルア
クリレート670部、t−ドデシルメルカプタン0.5
部の混合物、過硫酸アンモニウム6部と脱イオン水10
0部との混合物、およびピロ亜硫酸ナトリウム3部と脱
イオン水の100部との混合物を各別に約3時間かけて
注入し、さらに同温度に1時間保持してから冷却して目
的とする水性樹脂分散体を得た。樹脂固型分は40.8
%、粘度は150er+sであった。
実施例1〜6および比較例1〜5で得られた水性樹脂分
散体の凝集物生成量および粒子径(平均粒子径、粒子径
の変動係数)を測定した。結果を表−1に示す。尚、測
定は下記の如く行った。
(11凝集物生成艦の測定:水性樹脂分散体中の凝集物
を200メツシユの金網を篩分けした後、乾燥し、全固
型分重量に対する割合を算出するつ (21粒子径の測定二日本電子社製透過型電子顕微鏡1
’JEM−3030B型スーパースコープ」にて測定し
表−1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水溶性α、β−エチレン性不飽和単量体(N1〜10i
    量%、 多価ビニル化合物および/又は多価アリル化合物TBI
    O11〜5重量%、 スルホン酸置換基を有するα、β−エチレン性不飽和単
    量体(CI Q、 1〜31景%。 並びに共重合可能なその他のα、β−エチレン性不飽和
    単量体(DI 82〜98.8重量% を水中でラジカル生成触媒の存在下に乳化重合せしめて
    得られた水性樹脂分1に体を種として、さらにα、β−
    エチレン性不飽和単量体を乳化重合せしめることを特徴
    とする水性樹脂分散体の製造方法。
JP59049767A 1984-03-15 1984-03-15 水性樹脂分散体の製造方法 Granted JPS60192718A (ja)

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